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共同海損の成立(三)-香川大学学術情報リポジトリ

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Academic year: 2021

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(1)

五 共同海損縛蔑の緒鼎 共同海損行馬に因って醸されたる犠牲並に安房せられたる費用は、規定月優に依って共同海揖々寄である。然 を陸揚して要するその陸揚。倉入・碍積込の狸用は如何。 能ならすして単に選撰的にのみ救助の可能なる場令、委究せられたる財産の損脊は如何。 政りたる損害は共同梅損ならすとするも、航海の退社 に因る拭寄、並に満場相場の欒勤に因る損啓は如何。 ︵七ニ.︶ 把二 共同海相の成立

共同溢∵損の成立

に誓書慧警パ㌍ル童謡の腐敗

︵三︶

■ノ

武 三

潮 二.■i−

(2)

共同梅摂行馬ノ直接ノ結果クル損害、損失叉ハ費用二眼り、共同梅損卜認ム。

航海ノ遅延二園す賠舶叉ハ積荷二生ジクル損害損失、並三岡一ノ原図ヨリ生ジクル間接ノ損害、殊二滞船料

及ビ市債ノ轡動三国ル損失ノ如キモノハ、共同海揖クルコトヲ得ズ。

この規定の第一項に倣り前記︵この投荷に際して賠舷を毀損したる損害、並に︵二︶の避難港に於ける諸費用は 何れも共同海損行馬の直接の結英たる損害、損失又は費用に屈するものとして、共同晦損の取扱を受ける1按ず

るに、これ等の損害及び費用は船長が共同海損行馬を決意するに際して、投荷及び帆桔の切断の損育と共に預期

したるものであり、その限に於て救助の犠牲である。

一船舶は航路中岩礁に衝突して船底に破孔を生じたるに於て、避難港に入津せんとする。途上、浸水甚だしく

沈没の危険あれぼ故意に躇瀬に莱揚げて之を防ぎ、直ちに積荷を他胎に積移して目的地に輯逢せしめ、船舶のみ

は避難港に於て修持せられた。船舶の損寄は解礁に因つて生じたるものであ少、任意の生硬に因つて損害を被ら

なかったから、その修繕費の畢猫海損たることに就ては何等の疑を生ぜす。唯、修繕中の碇泊の諸費用に就て寧

を生じた。礪過大審院は、鍵難港入津は任意の座礁後に於ては船舶の畢猫の安全のためにのみ行はれたるもので

ぁゎ、共同の安全のために為されたるにあらざるを理由として、共同海損の取扱を認めなかった。按ずるに、積

弟五懸 濁一箪 叫九二四年ヨーク・アントワープ規定C條は、先の如く規定した。 C、 條 ︵l七二︶一七こ

(3)

︵三︶の垂乗せられたる財産の損寄に就ては、C備に於て明かでなく、各国の箆棒規定並に箪詮に於ても殆び窺

奥図に於ける共同海税法の大家ラウンズは、救助費の取扱を諭するに際し、船舶が大海の暗礁に乗り揚げ危険

共同海拐の成立

(4)

欝志撃 昇一班 ︵七四︶ 七凶 の磯風浪和ぎて、常初の預期に反して終舶も亦離礁するを得たとせよ。との場合、積荷の救助は多少とも船舶の 離礁を容易ならしめたるところありとするも、その主たる勤撥は常該積荷の救助にありたるものなるを以て、惑 溺の之券塘サる姦せす。胎舶の琵費用も亦船舶の還負塘ねるべきもの冨る︵﹁。W。球︼諦e。蔓㌢。 接するに、積荷の革狗救助に際して船舶の救助の見込なか牒しならば、船舶の委棄は救助の犠牲ではない。若し 賠舶の救助を犠牲に供して行はれたるものならば、船舶の損寄乃至は離礁費用は朗謂救助の犠牲であり、積荷の 救助讐共に共同渥損と認むペきで雪︵関配軋㌍ニ夢二琵稿蒜晦慧芸誓覧買7必ずしも、主食 る動磯が積荷のみの救助に透りしや、或は賠舶及び積荷の両者の保存に診りしやを療準として、共同海損の成否 に係らしむべきでない。而して、之に関学して兜に詳述したるところの、共同海損行焉は共同の保存を目的とす るものにあらすして、従って船舶又は積荷の全部犠牲を即せずとの論語を、鼓に回想すべきで′ある。 英国の箪者の所謂共同安全主義や、普通に謂ふところの北ハ閲利率ま轟に於ては、船舶及び積荷の共同の危険乃 至は両者の共同の湛上胃瞼が終焉するならば、則ち共同渥損は成立するに至らずとなすものなれば、斯くの如き ドh′∵ 立場からは右の所詮憂到底理解することを村ない。背くこの二箇Ⅵ猫断論を粟てゝ獣想するときに、始めて之を 理解し得ペく、ヘツクの犠牲主義こそ共同振絞制度の本旨に通することを首肯すべし。因に我国に於ける一部の 車者の所詮に綻へぼ、共同安全主義は狭きに失し共同利益立論は床きに過ぎ、ヘツクの犠牲主義は正に折琴李義 であるj見る淀ども、蛋姦富ものではないこと是指貫して苧︵配監翫針揖納琴二墓照甘 /

(5)

︵四︶の航韓中速延宜周って生摩る損害、又は損失湛就ては、︼−従妹英樹の悦例に依ると欧洲大陸詔圃▲の見解に依 この規定は英因海上保険法五五條二況b癖とも﹁致し、英闊に於ては或は能認すべ 仙船舶は共同海損たる損嘗の修紆のた牒に避難港に於て碇泊し、嘩王は傭船契約に於けるneSSerC訂useてふ﹂ ﹃斯くの加き場合に於て醜聞の損失は航握闘係濱の絶ての者に勤し七北嶺のものせあり、絶ての者は航梅の遅延 横間母指の成立 爪克滋︶ 克五

(6)

第五螢 第−渋 ︵空ハ︶ 七六

デマレー汐 この判決、並に時間の経過に因つて海上危険周餞の絶ての財産に勤して叫様に生ずべき損害、殊に滞船料、積

荷の到達の遅延に因つて生する金利の技官、及び市債下落の損審等の共同梅損たるペからざることは、之を理解

L得る。然し、同じ航海の遅延に因つて生する損寄なれども左の如き損害に就て、共同捧損の取扱む認めざる英

国の判例は之む理解し得ない。

志郎は家畜を積載して避難港に入少、修絆せらる。家畜の所有者はその間に於て飼料を聾し、その損害が避

難港入津なる共同渥損行為の直接の絶果なりやの係争となつ莞B普当判事は之を否認し、斯くの如き揖欝は航 海の遅延に讐て生ずるもゐで雷、共同梅警棒成せすと空風量?諸。指郎㍑郎−﹄紺青。。y︶。

接するに、英園に於ては胎員の給料及び食料並に駄科は常に共同海損たることを得ず。且つ避難港に於ける積

荷の倉敷料は胎舶の入津の目的が共同海損たる損寄の修繕にあらざる限り積荷の畢猫負培の費用であり、共同渥

損にあらネ︵招㍍rパ・甜㌍詣㌻︶。而して、これ等の費用は航海の遅延に因って寄るもので雷、之真

岡海技と認めざることを是認する限少、同じく航路の遅短に因つて生する積荷の腐敗の損音量ハ樹海損と目すぺ

からざるや普然である。同様に積荷の倉敷料を共同梅損と認めざる限り、之と略同左性質を有すべき家畜の飼

料の共同鯨損たらざるや富ふを侠たない。若し盲共同梅損として取故ふならば、他のものも亦同様に取扱ふペ

きものである。而してこれ等級ての損音叉は費用盟ハ同海技として取扱ふを以て至嘗とするものな少とは雄も、

英国の右の判例が倉敷料との均衡を保って飼料の共同海損たらざることを判決したるは、この意味に於て苧じて

(7)

首骨し得るものがある。 然るに、叫九二四年ヨーク・アントワープ規定に於ては、この均衡をすらも有しない。同規定に於ては、∴方に 航海の遅薙に因つて生ずる損害を共同梅損と認めず、となすの矛盾を敢てしてゐる︵Rule︹・︶。殊に、同規定が航 抑々積荷の中には果物及び肉類の如く腐敗しやすきものあり。この種の積荷は航海の遅延に因つて直接に毀損 せらるべき性質のものである。而して、往時の帆胎時代に於ては、航海は風の順逆潮流の関係等に依って長短常 き時代に於て、謂はゞ通常の事故たる航海の遅延に因って生ずべき積荷の腐敗の如き損寄が積荷の特殊なる性質 入津の如き共同梅損行籍の結果生じたるときと錐も、この種の損審は共同海損たるべからざるものとせられた。 共同韓握の成立 ︵七セ︶ 七七

(8)

第茸ノ巻賂︼ 班 忘八W セÅ 釆事と見るペからざるものとな㊤、疲意に之を遽起せしむる乙とは非常の性質を有する顔崖であると思はれる虻 発して然らば、船舶が共同の衰全のために避雉港に大津しねる結放とし.て、航海が著しく遅延し積荷が腐敗しね る佐於ては∵共同海扱行慧直接の結髪る拭番屋るべき患せある︵謂空。積荷の腐敗が避難港入津の如 き非常の事態の、結凝生じたるとき.にも、尚且つ痕殊の積荷の固有の性質虻由来するものなるの理由に基をヾ共庸 醇撃こしての取扱を香認するは﹂との種の積荷に封してあ敦セに酷である。 尤も、こゐ種の損害を共同海損として他の積荷にも分培せしむるときは、斯の如き腐敗し得ペき積荷の船積の ために﹂それだけ共同海損の分括を重からしめるの結果となる。然し、この事賢は必すしも共同海損の成立を否 認すべき理由とならない。蓋し、彼の甲板積々荷に於ても、その甲板積が遥賃の低静なる積荷の利益のためにせ られ・たるにあらずして、二仮に承認せられたる商慣習に依るときには、投荷の損寄と雌も共同囁損と認められる ︵R。空・︶。甲板疏々荷がそれ白鰭特殊なる性質を有し、他の積荷に比し甚だしぐ危険なる由稜方法に依れる理由 のみによつて、共同海技としての取扱が否認せられざるに想到せぼ、積荷の腐敗の損害に就て為同様に1積荷の 特殊なる性質に由来するものなるの撹由のみたよつて、共・同港損としての取故を香嘉すペきでない。如ち積荷の 腐敗が航海の■遅延の結果でるり、、避難超人津の如き共同梅損行爵の常時預期せられたるものならばゾその階数は 共同梅漬行馬の直接の結果たる⑬のであり、⊥九二閤年規定を離れて考ぶるならば、共同拓損とLて取扱つ・てこ 孟ハ同海技の本旨に適するものである︵閏。㌍︶。囚に、俳困に於ては、船舶が週雛港忙於て碇泊申、航海の著し

(9)

我商法六草庵ほ、共観梅掘に踊すろ規定ほ船舶が不可抗力l︰困り密航港又は駄海の途中lこ於て碇泊をな†圭めに要す る設用−こ準用すろ旨ね規定し、喘団商彗ハ三五條の規足に相督する。聾者の謂ふミ、ろの準共同海損亡ほ則ち=れである。 而して、;クの利金衝突主義の翫鮎よりするならば、=の杵の時務ほ常然に共同時務の範閏に恩し得べきものであり、 ;ク托三〇八質以下及望三二貫以下に於て詳論Lてゐろ。溶稿の党松¢ためにほ必ずや之にも論及すべきものならん も、商工揮臍研㌍警壷第四妨に於て署述し㍗れげ、滋に=ほ削除してねく︵昭利三串九月†四日欄空 文献!藤本博士紫共同浮揚朋輩 柑溜保険金集、共同晦接講義要領及び悔上保険講義要領

Heck−Das Rmcht der GrOSSeエ望ere㌻−招戸

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(10)

第五馨 弟 ︼ 兢 乃udO−︻−↓heYOrk・>コぎerp、Ru−esこ紀ムー﹁○コdOコこ拾の● BisshOP−Geコeralきe−a笥aコdtheYOrk・ココt完rPR仁一eSこりNム.﹁○コdOコー一浩u. ↓he富erコatiOコa−﹁aw訝sOCiat⋮On、RepOrtOftheuurdCOnfereコCeこ心N△−﹁○コdOコ︼Ⅶ鰐〆 〓aralaヨb蔓s、﹁eSぎa−ies︹○ヨヨuコ2Sこ.apres−esRe爪音sd、YOrketdゴコVerSde−冶♪Parisこ紀m. 瀬戸攣二次拳士稿一九こ四年制淀ヨーク・アジトy−プ規定の遜傑解説ミ批列豊明大輔争論叢撃右筆一統 ︵昭和二年五月︶以下 拙稿共同浮握成立¢場合−商工経済研究第三容第三鰐︵昭和三年七月︶及び第四抗︵昭和三年十月︶ ︵入○︶ 八〇

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