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パーソナリティ研究 2004 第13 巻 第1 号 79–90

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問題と目的

社会文化的要因の影響 わが国の摂食障害(eating disorders)に関する 論文(石川・岩田・平野,1960 ;下坂,1961) が提出されて以来,その疾患の急激な増加が認め ら れ ( 北 村 ・ 藤 本 ・ 井 上 ・ 豊 永 ・ 窪 田 ・ 館 , 1985;中井,2001),現在では極めてポピュラー な疾患であるといわれている(野中・小島,1999). 摂食障害は,不食を前面に呈する神経性無食欲症 と過食を呈する神経性過食症および非定型的な症 例群を含む障害である.この障害は男性よりも女 性に圧倒的に多く見られ,DSM-Ⅳ-PC(武市・佐 藤,1998)では,摂食障害の 90% は女性と記載さ れている.また西欧社会に多く,発展途上国では まれな病気であることもしばしば指摘されること である.このことから,摂食障害の発症と社会文 化的影響について言及した研究は多い.例えば, Schwartz, Thompson & Johnson(1985)は,摂食 障害を種々の危険要因,例えば,育児環境の欠 損,特定の家族相互作用パターン,何らかの内分 泌的な素因,社会文化的要因などの要因が,その 発症に影響を及ぼし,それぞれの要因が複雑にか らみ合って生じる疾患であると述べている.そし て,それぞれの要因の相対的な優劣は,今後の研 究課題としながらも,社会現象の影響は,摂食障 害の病因の重要な一部となっているだけではなく, 発生率増加の説明に一役を担っているとして,社 会文化的要因の重要性を唱えている. また西園(1989)は,Schwartz et al.(1985)の 述べている risk factor model(危険因子モデル), すなわち,生物発生的な脆弱性や人生初期の外傷 体験といった個人内要因,家族の影響,社会文化 的背景が相互に関連しあって症状を呈するという © 日本パーソナリティ心理学会 2004

摂食障害傾向における個人的・社会文化的影響の検討

1)

齊 藤 千 鶴

白百合女子大学 本研究は,摂食障害傾向に及ぼす個人内要因と社会文化的要因を包括的に検討することを目的とした. 321名の青年期と成人期の女性に,社会的変数としてやせ志向文化への態度と性役割観に関する尺度を,個 人内変数として自尊感情と相互依存的自己概念に関する尺度を提示し,回答してもらった.その結果,“社 会文化的な規範に過剰に適応しようとする自己理解が,自らの自尊感情を低下させて,摂食障害傾向を形成 するであろう”という仮説モデルが支持された.これらの結果により,摂食障害がやせ志向文化と性別役割 という社会文化的影響を受けることが明らかにされ,またその影響を受けやすくする個人の特性の一部を示 すことができたといえよう. キーワード:摂食障害,社会文化的影響,過剰適応 1)本論文の作成にあたり,多数の方のご協力を頂きま した.質問紙調査に参加してくださった学生・社会 人の皆様に深くお礼を申し上げます.さらに,ご指 導いただきました文京学院大学柏木惠子教授,なら びに現指導教官である白百合女子大学五十嵐一枝教 授には,暖かく建設的なご意見を頂きました.ここ に心より厚く感謝申し上げます.

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モデルを支持しつつも,母子関係の根本に問題が ある者と比較すると,病態としては軽症に属する ことが推測されると述べ,その根本には母子相互 作用の結果,生じる人格の問題といった個人内変 数を重視する立場を取っている. どのような立場から摂食障害への社会文化的影 響を論じるにせよ,摂食障害の発症に社会文化的 な影響を抜きに捉えることは出来ないであろう. そこで本研究では,摂食障害傾向に及ぼす社会 文化的要因および,その影響を受けやすくする個 人内要因を包括的に検討することを目的とする. やせ志向文化と社会化のエージェント これまで摂食障害に影響を及ぼす社会的要因と して,主にやせ志向文化とその文化を伝達する社 会化のエージェントに関するもの,および発症率 が女性に多いという理由から女性役割に関するも のが具体的に言及されることが多い. “今日テレビや雑誌を見ていて‘痩せる’とい うメッセージにでくわさないことは,まずありえ ない.春になるとダイエットの記事が花開くよう に現れ,水着の季節に備えるようあせらせる(Pp. 50).”と Boskind-White & White(1983)が述べて いるように,雑誌記事や広告やテレビといったマ スメディアによる“やせ志向文化”(田中,2001) の流布が社会文化的影響として第一に取り上げる こ と が で き る . Silverstein, Perdue & Peterson (1986)は,過去の米国のタレントの体型と現在 のタレントの体型の比較,及びメディアに登場す る男性と女性の体型の比較することで,①メディ アに描かれた現代女性の体型が男性のそれよりも 痩せていること,②現在,メディアによって提示 されている体型の基準が,過去のそれよりもさら に痩せていること,③以上の二つの事実が,一部 の限られたマスメディアによってのみ報道されて いるのではなく,多くの主要なマスメディアにお いても適用される,という 3 点を証明したことに よって近年の摂食障害の増加にマスメディアが加 担していることを明らかにしている.またこのよ うなマスメディアによる影響は女性たちの身体像 のゆがみを大きくしているという指摘もある.例 えば竹内・早野・堀・向井・藤波(1993)の研究 によれば,中学生を対象に,実際の身長,体重, 自分の身長において適当と思う体重・なりたい体 重をたずね,さらに,最近の中学・高校生向け芸 能雑誌中のアイドルタレントの身長と体重,およ び身長−体重の関連から,中学生と比較したとこ ろ,男子においては,適当と思う体重となりたい 体重が一致していたが,女子の場合,なりたい体 重が適当と思う体重を下回っており,女性アイド ルタレントの体重に接近していたという. 一方,やせ志向文化はマスメディアによっての み個人に伝達されるものではないという指摘もあ る.社会化のエージェントである親やきょうだい, 友人などの身近な他者から体重や体型について言 及されたことから摂食障害が始まったとするクラ イエントの報告はよく知られていることである. Levine, Smolak, Moodey, Shuman & Hessen(1994) の研究では,社会化のエージェント自身がやせ志 向文化に参加していることが,女子高校生のダイ エット行動を予測する変数であったと報告してい る.また Mukai(1996)は思春期の女子の役割モ デルとして,社会化エージェントとしての母親と 友人の重要性を指摘している. これら研究から,現代社会には,やせ志向文化 が存在し,マスメディアや個人をとりまく他者に よってそれが個人へ伝達され,個人のやせ志向を 強めていることが具体的に明らかにされたといえ るであろう. 女性役割 その一方,摂食障害に与える社会文化的要因と して,やせ志向文化にとどまらず,女性役割につ いても言及されることが多い.それは,摂食障害 の発症の 90% を女性が占めるという理由からであ り,歴史的に見れば,わが国での摂食障害に関す る論文が提出された当初より関連が指摘されてき た要因である(下坂,1961).

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1960年代からこれまでの摂食障害と女性役割に 関する論考を概観すると,以下の 3 つの指摘に分 けることができる. それは,(a)社会情勢の中で,性別にもとづく 役割分業が薄れ,女性の役割が矛盾に満ち変化が 激しい(西園,1989)ために,母性の発達が阻害 (馬場,1987)され,女性らしさの希薄化という 社会文化的要因を問題とする指摘,(b)男性役割 が社会から期待される役割と個人が望む役割像と の間に矛盾が少ないのに対して,女性役割はその ずれが生じやすく(伊藤,1978 ;福富,1983), 女子がジェンダー 藤を抱きやすいゆえ,摂食障 害の発症の遠因になっているのではないかとする 指摘(田子・岩脇,1997),(c)現代社会に存在 する女性役割をむしろ過剰に受け入れた結果,自 己主張する力や問題を率直な形で処理する力が欠 如してしまい,社会が要請する女性像に過剰適応 して,摂食障害を発症させる(以下“過剰適応 説”とする)という指摘(Boskind-White & White, 1983),である. これら女性役割をめぐる指摘は,(a)が社会情 勢の変化の中で,性別にもとづく役割分業が薄れ たこと,あるべき伝統的な女性像を獲得できない という意味で,社会における伝統的な女性役割規 範の流動化現象を問題視しているのに対し,(b) は男性役割特性が,社会から期待される役割と個 人が望む役割像との間に矛盾が少ないのに対して, 女性役割はそのずれが生じやすく,女性に矛盾を 感じさせ, 藤を生じさせるというジェンダー研 究の知見を取り入れ,社会における女性に規定さ れた伝統的な性役割に問題があるとする立場であ る.(c)は,(b)と同じく女性に規定された性別 役割というものを批判的に捉えているが,女性役 割特性の 藤というよりその過剰な受け入れ,つ まり,社会・文化の規定する価値規範に過剰適応 してしまったと捉える立場である.この(c)の 指摘は,社会からの圧力を受けつつも,ある個人 が,社会の望むように行動してしまった結果とい うように,個人内の要因も問題にしている立場と いえるだろう. 言い換えれば,女性役割をめぐる議論は,(a) と(b)は,社会文化的に規定された女性役割, つまり,社会の価値規範が流動化してしまったこ とであったり,逆に強く規定されてしまっている ことであったりとその社会規範を問題視している 立場であるのに対し,(c)は社会に規定された文 化や価値と,個人内の変数の両方を問題にしてい ると捉えることができるであろう. これらの女性役割をめぐる議論を明らかにする ため,齊藤(1999)は,大学生・社会人を対象に 性役割分業に対する意識を検討し,やせを希求す る女性がより伝統的な女性役割を望み,かつ,性 役割観と性役割期待の認識に差が認められないと いう結果を得ている.これは,(a)のような伝統 的な女性役割を獲得できていないとか(b)ジェ ンダーの 藤を強く抱いているというよりも(c) 女性らしい伝統的な役割分業を肯定し,女性らし くあるべきとした文化に規定された行動にのっ とった結果,やせ希求行動が強くみられたと考え られる.つまり,Boskind-White & White(1983) が述べたような,社会化の過程を通じて“女らし い”心理的特長や行動パターンを学習した結果, 自己主張する力や問題を率直な形で処理する力が 欠如し,社会が要請する女性像に過剰に適応して しまった人たちであると推測される. 以上のことをまとめると,現代社会には,女性 役割という性別に基づく役割分業が文化として存 在し,摂食障害を形成する要因である可能性を示 すものであり,その女性役割をある個人が個人内 の特性を媒介して取り入れ,摂食障害傾向を形成 するものといえよう. 個人内変数 それでは,社会文化的な要因と関連する個人内 要因とは,どのような要因が考えられるのであろ うか. これまで,摂食障害との関連が実証的に検討さ

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れた変数として無力感や公的自己意識,自尊感情 などがある. 例えば,鈴木・伊藤(2001)は,小学生・中学 生・高校生・大学生の女子を対象に,女性性受容 と摂食障害傾向とを媒介する一要因として自尊感 情をとりあげ,小学生を除く,中学生以上におい て,自尊感情が摂食障害傾向を媒介する要因であ り,自尊感情が低いことが摂食障害傾向を予測す るということを明らかにしている.田子・岩脇 (1997)は,女子大学生の場合,無力感が,“やせ に対する執着”“内部刺激意識”“身体満足度” “満足感の異常”など摂食障害患者が示す臨床症 状を予測する変数であることを報告している.神 村・坂野(1992)も専門学校や短期大学,4 年制 大学に在学する女子学生を対象にして,否定的な 信念や公的自己意識の強さ,自己主張の困難さな どが肥満恐怖や食行動異常などの摂食障害傾向と 関連があることを報告している.また,斉藤・溝 上(1994)は,大学生女子を対象に,自己評定に よる身体満足度と食行動,自己評価や対人不安傾 向との関連を検討し,その結果,食事に対するこ だわりや嘔吐などの摂食障害の徴候が身体不満足 群において高く,自己評価や自己受容度について は低く,また対人不安傾向が強いことを明らかに している. これら性格特徴や認知スタイルに関する個人内 変数は,摂食障害患者が示す臨床特徴と合致した ものではあるが,これらの変数を並列的に検討さ れた研究は見当たらず,個人内の変数としてどの 変数がもっとも影響が強いのかということは明ら かにされていない. し か し , 齊 藤 ( 1999) の 研 究 で 支 持 さ れ た Boskind-White & White(1983)の過剰適応説や, あるいは,おおむね臨床研究から報告されている よい子願望,すなわち,両親からの愛情を失うの ではないかと恐れて,両親の期待に沿いたいとい う願望(Bruch, 1978)を検討する際には,他者や 社会文化に対して,あわせていこうとする自己認 知についても検討する必要があるのではないだろ うか. 木内(1995)が作成した独立・相互依存的自己 理解尺度は,Markus & Kitayama(1991)により提 出された独立的自己理解と相互依存的自己理解と いう二つの構成概念を尺度化したものである.木 内は独立的自己概念を①自己を特定の他者から分 離された,自律的,個別的存在と理解すること, かつ②自己をその固有な内的な属性が実現される ように行動が組織され,制御されるような行動主 体(単独的主体)として理解されることとし,相 互依存的自己理解を①自己を特定の他者や特定の 社会的文脈と連結した共生的存在とすること,か つ②上記のような特定の社会文脈における他者と の関係が維持され,実現されるように行動が組織 され,制御されるような行動主体(関与的主体) として自己を理解することとしている. 本研究においては,社会が要請する女性像に過 剰に適応してしまった人たちが摂食障害を引き起 こしているとの立場(Boskind-White & White, 1983) から,相互依存的自己理解,すなわち,自己を社 会的文脈と連結された共生的存在として理解し, 社会が要請する価値規範に過剰に適応しようする 傾向が強いといった個人的特性が存在すると仮定 する. さらに,本研究においては,自尊感情について も取り上げる.摂食障害の女性がよい子でありた い(Bruch, 1978),他人から好かれたい,よい評 価を得たい(Boskind-White & White, 1983)と強 く願った結果,社会が要請する女性像に過剰に適 応してしまった人たちであるとするのならば,他 者によってのみ評価される自尊感情は,低下する ものといえるのではないだろうか. 以上のことをふまえて,本研究では,摂食障害 の発症に影響を及ぼす社会文化的要因として,や せ志向文化と性別役割という 2 つの変数を想定す る.そして,この社会文化的要因を内在化させる ような個人内要因として,相互依存的自己理解と

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自尊感情を想定し,社会文化的要因が個人内要因 を媒介して,摂食障害傾向を形成するものと考え る. 仮説モデルは次のとおりである.“やせ志向や 性別役割といった社会文化的な規範に過剰に適応 しようとする自己理解が,自らの自尊感情を低下 させて,摂食障害傾向を形成するであろう”.

対 象 大学・専門学校に在籍する学生および社会人 女性(年齢 18–34 歳)321 名を対象とした.今回 の調査では,摂食障害と診断された女性を対象に 含めなかった.それは,ダイエット志向が高じて 発症する摂食障害(粟生,1998 ;筒井,1999)の 存在が指摘されており,一般女子と摂食障害患者 は連続線上にある(鈴木・伊藤,2001)ものと捉 え,一般女性のみの調査であっても,摂食障害を 理解するために有益だと思われる. 学生には授業中に配布して,翌週回収し,社会 人 は 依 頼 者 に 一 括 配 布 ・ 回 収 し た ( 回 収 率 40.2%). 測定尺度

摂食障害傾向の測定尺度 Eating Disorder In-ventory-2(以下,EDI と略す)は,Garner, Olm-sted & Polivy(1983)によって,異常な食行動と それに固有の心理的特徴を包括的かつ多次元的に 評価することを目的として作成された.すでに邦 訳版はいくつか検討されているが,本研究にあ たっては綾瀬(1997)を採用した.各項目につい て,“いつもある”(6 点)から“まったくない” (1 点)の 6 件法で回答を求めた. 個人の自己概念の測定尺度 個人の自己概念を はかるものとして,Rosenberg(1965)の Self-Es-teem Scale(以下,SES とする)と木内(1995) の独立・相互依存的自己理解尺度(a scale for in-dependent and interin-dependent construal of the self)を採用した.ただし,独立・相互依存的自 己理解尺度は,独立的自己理解にもとづく行動と 相互依存的自己理解にもとづく行動を対にした反 転項目より成立している.そのため,相互依存的 自己理解(以下,INTDP と略す)にあたる 16 項 目のみを採用した.SES および INTDP の各項目に ついて,“あてはまる”(4 点)から“あてはまら ない”(1 点)の 4 件法で回答を求めた. 社会文化的要因の測定尺度 社会文化的要因を 測る尺度として,やせ志向文化における体型への 態度と性役割分業に対する意識の尺度を採用し た.やせ志向文化における体型への態度は Hein-berg, Thompson & Stormer(1995)が作成した So-ciocultural Attitudes Towards Appearance Ques-tionnaire(以下,SATAQ とする)を採用した.こ れは,女性たち自身が社会的に是認された美の基 準をどのように認知・受容しているのかという点 から尺度化されたものである.全 14 項目の和訳 にあたっては,心理学を専攻し英語が堪能な者に より,意味内容の適否が吟味され,適切と判断さ れた訳を利用した.各項目について,“あてはま る”(5 点)から“あてはまらない”(1 点)の 5 件 法で回答を求めた. 性役割分業に対する意識は平等主義的性役割態 度スケール(鈴木,1987 ;以下,SESRA と略す) を採用した.これは性役割に対する態度を平等主 義的―伝統主義的という観点から捉える尺度であ り,他の社会的態度や実際の行動との関連を検討 する際に特に有効であるとみなされている(上瀬, 1994).今回の研究にあたっては,全 40 項目のう ち,17 項目,すなわち第一因子の負荷量の.50 以上の項目を採用した.各項目について,“あて はまる”(4 点)から“あてはまらない”(1 点)の 4件法で回答を求めた. なおこれら 5 尺度の項目内容は尺度一覧として 付表に示した.

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測定尺度

EDI Wells, Coope, Gabb & Pears(1985)の採 点様式にのっとり,16 点の合計得点(逆転項目 については,得点を反転した)をそれぞれの因子 について求め,分析の対象とした.EDI に含まれ る 91 項目に対し,Cronbach の a 係数を求めたと ころ a.93 であり,十分な内的一貫性が確認され た. SES 全尺度項目は,各項目 14 点の得点を 合計(逆転項目については,得点を反転)し,分 析の対象とした.主成分分析を行った結果,固有 値の大きさは,第一固有値から順に 4.90, 1.18 と な っ た . 寄 与 率 は 第 一 因 子 か ら 順 に 4 8 . 9 8 , 11.81%であった.固有値の低下のパターンと因子 の解釈可能性から,1 因子構造と判断した.主成 分分析結果において因子負荷量が.40 に満たない 1項目を分析の対象から除外し,全 9 項目とした. Cronbachの a 係数を求めたところ.88 という値が 得られ,16 項目による尺度が内的一貫性を有して いることが確認された. INTDP INTDPにあたる 16 項目は, 各項目 14 点の得点を合計し,分析の対象とした.主成 分分析を行った結果,固有値の大きさは第一固有 値から順に 5.71, 1.62, 1.17, 1.10 となった.第一因 子の寄与率は 35.66% であったが,第 1 因子の負 荷量がいずれも.40 を満たし,固有値の低下のパ ターンと因子の解釈可能性から,1 因子構造と判 断した.Cronbach の a 係数を求めたところ.88 と いう値が得られ,16 項目による尺度が内的一貫性 を有していることが確認された. SATAQ 全 14 項目に対し,各項目 15 点の得 点を合計し,原著に従い主因子法による因子分析 を行った結果,固有値の大きさは第一固有値から 順に 4.31, 1.51 となった.また寄与率は第一因子 から順に 30.78, 10.75% であった.因子負荷量が .40に満たない項目を除くと第 2 因子が 3 項目と なってしまうため,再度主成分分析を行った.第 一固有値が 4.82 であり,第一寄与率は 34.43% で あった.固有値の低下のパターンと因子の解釈可 能性から,1 因子構造と判断し,因子負荷量が .40に満たない 1 項目を除き,全 13 項目として Cronbachの a 係数を求めたところ.85 という値が 得られ,13 項目による尺度が内的一貫性を有して いることが確認された. SESRA 全 17 項目は,各項目 14 点の得点を 合計し,分析の対象とした.主成分分析を行った 結果,固有値の大きさは,第一固有値が 5.74 とな り,寄与率は第一因子において,33.74% であっ た.固有値の低下のパターンと因子の解釈可能性 から,1 因子構造と判断した.因子負荷量が.40 に 満たない 1 項目を除いた.Cronbach の a 係数を 求めたところ.87 という値が得られ,16 項目によ る尺度が内的一貫性を有していることが確認され た. やせ志向傾向について 今回対象となった学生および社会人は, 22.41 歳 (SD4.51),平均身長 158.18 cm(SD5.34),平 均体重 50.24 kg(SD6.75)であった(Table 1). さ ら に 身 長 と 体 重 か ら 体 脂 肪 を 反 映 す る BMI (Body Mass Index ;体重÷身長2

)を算出したと ころ,平均 BMI 20.13(SD2.52)という結果が得 られた.日本肥満学会による肥満の判定基準によ れば,BMI は 18.5 未満が“やせ”,18.5 以上から 25未満が“標準”,25 以上が“肥満”とされてい る.今回の対象者は,標準の範囲内であった. BMIを基準に対象をやせ・標準・肥満にわけたと ころ,有効パーセントで,25.1%, 70.7%, 4.2% で Table 1 対象者の属性 全体 学生 社会人 平均 SD 平均 SD 平均 SD 年齢 22.41 4.51 20.64 3.54 26.89 3.48 身長 158.18 5.34 158.23 5.56 158.05 4.78 体重 50.24 6.75 50.51 7.39 49.63 5.01 BMI 20.13 2.52 20.22 2.72 19.92 2.02

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あった. さらに,EDI と EDI の下位次元であるやせ願 望・体型不満を BMI 指数で比較した(Table 2). そ の 結 果 , 3 群 に お け る 平 均 の 差 が 認 め ら れ (EDI ; F (2, 223)7.20, p.001,やせ願望; F(2, 247)15.79, p.001,体型不満; F(2, 247)40.51, p.001),BMI 基準のやせ群は,標準群に比べて, EDI,やせ願望,体型不満いずれにおいても,有 意に得点が低かった(p.01).また,肥満群にお いては,体型不満について,やせ群,標準群に比 べて有意に高い得点を示し(p.01),本研究の対 象群は,おおむね BMI 指数に応じてやせ願望が強 くなり,体型不満が大きくなることが明らかに なった. 各尺度間の相関係数

EDI・ SES ・ INTDP ・ SATAQ ・ SESRA,各尺 度 間 の 相 関 を 検 討 し た ( Table 3). そ の 結 果 , EDI,SES,INTDP,SATAQ は,尺度得点間におい ても有意な相関関係が認められた(r0.330.65, p.001).その一方で,SESRA に関しては,EDI と SES においては有意な相関関係が認められな かったが,INTDP と SATAQ において有意な相関が 認められた(r0.17, p.01, r0.12, p.05). パス解析 摂食障害傾向に影響を及ぼす個人・社会文化的 影響を検討するため,EDI 全体を最終目的変数, INTDPと SES の二つを媒介変数,SATAQ と SESRA を説明変数としたパス解析を行った.その結果, SATAQ( b.34, p.001) と SESRA( b.13, p.05) が INTDP に影響をおよぼし, INTDP (b.21, p.001)が SES に影響を及ぼし,SES (b.50, p.001)が EDI に影響を及ぼしていた (R2.53, p.001)(Figure 1).

個人内変数と社会文化的変数との関連 これまで,摂食障害傾向に対する社会文化的な 影響について論じられることは多く,その影響は 重要なものと捉えられてきた.しかし,実証的な 形で検討される場合には,やせ志向文化及びその 社会化のエージェントに関する研究が多数を占め ており,社会文化的要因と個人内の要因を包括的 に検討した研究は見られなかった. 本研究においては,社会文化的変数として,や せ志向と性別役割を,また個人内の変数として, 相互依存的自己理解と自尊感情をとりあげ,モデ Table 3 尺度得点間の相関

EDI SES INTDP SATAQ SESRA EDI — SES 0.65∗∗∗ — INTDP 0.35∗∗∗ 0.33∗∗∗ — SATAQ 0.54∗∗∗ 0.36∗∗∗ 0.36∗∗∗ — SESRA 0.02 0.10 0.17∗∗ 0.12∗ — ∗∗ p.05, ∗∗ p.01, ∗∗∗ p.001

注.EDI 摂食障害傾向,SES 自尊感情,INTDP 相互依存的 自己理解,SATAQ やせ志向文化に対する態度,SESRA 性別 役割に対する態度を示す. Table 2 BMIによるやせ志向の比較 BMI やせ 標準 肥満 F (2, 249) 多重比較注 EDI 263.65 290.51 271.38 7.20 ab∗∗ (SD ) 46.47 49.10 29.75 やせ願望 19.28 25.22 24.56 15.79 ab∗∗∗ (SD ) 7.41 7.36 4.88 体型不満 33.25 43.24 50.11 40.51 ab∗∗∗ bc∗∗ . (SD ) 9.58 7.84 5.46 ac∗∗∗ 注.a やせ群,b 標準群,c 肥満群 ∗∗ p.01, ∗∗∗ p.001

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ルを構築して,実証的に検討を加えた.その結果, “やせ志向や性別役割といった社会文化的な規範 に過剰に適応しようとする自己理解が,自らの自 尊感情を低下させて,摂食障害傾向を形成するで あろう”という仮説モデルが支持されることが明 らかとなった. これは,摂食障害が,育児環境や家族の相互作 用パターン,内分泌的な素因といった数ある病因 の最終的な共通経路(Schwartz et al., 1985)であ り,その中でも,社会文化的な要因が摂食障害を 検討するうえで,重要な一要因であることを実証 的に示すことが出来たといえよう. また,社会文化的な要因が相互依存的自己理解 や自尊感情といった個人内の要因を媒介して,摂 食障害傾向を形作ることを明らかに出来たことは, 同じ文化圏におりながら,全ての人が等しく,著 しいやせ志向を追求したり,身体イメージを歪め たり,摂食行動に問題を示すわけではない(田中, 2001;種田,1991; Vanderlinden, Norré & Van-dereycken, 1989)ことの理由となるであろう.す なわち,やせ志向文化や性別役割といった社会文 化的価値や規範が存在する文化であっても,摂食 障害傾向を示す人もいれば,そのような傾向を全 く見せない人もいる.その意味では,個人の特性 を抜きに,その社会文化的に規定された価値規範 のみを問題視することはできないといえるであろ う.これまで数多くの臨床研究や実証研究が示し てきた個人内要因や社会化のエージェントに関す る個人外の媒介要因,社会文化的要因といった, さまざまな要因を複合的に包括的に検討すること で,摂食障害という疾患の全体像を明らかにする ことが出来るのではないだろうか. 個人内要因についての検討

本研究は Boskind-White & White(1983)の“過 剰適応説”の立場から,個人内要因と社会文化的 要因を検討した.今回は,個人内要因として,自 尊感情と相互依存的自己理解をとりあげ,相互依 存的自己理解が自尊感情に影響を及ぼすという仮 説が支持された. 相互依存的自己理解は,独立的自己理解ととも に,個人の中にその両方が含まれ,その 2 つの自 己に関する知識の表象の相対的な優位性で,社会 的な行動の個人差を生じさせるものとされている (木内,1995).また,独立的・相互依存的自己理 解という概念は,どちらの側面が優位に表現され るのかどうかという点での優劣は言及されていな い.しかし,木内(1995)において,女性のほう が男性よりも相互依存的自己理解が有意であった ことや,青年期の女子において,自己評価や自尊 感情が低くなるとの結果(伊藤,1988)から,相 互依存的自己理解の程度が強まることは,独立的 自己理解が強まるよりも,自尊感情を低下に導く ことは十分考えられるのではないだろうか.すな わち,よい子でありたい,他人から好かれたい, Figure 1 EDIにおける社会文化的要因と個人内要因の関連

注.EDI 摂食障害傾向,SES 自尊感情,INTDP 相互依存的自己理解,SATAQ やせ志向文化に対する態度,SESRA 性別役割 に対する態度を示す.

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よい評価を得たい(Boskind-White & White, 1983) と強く願った結果,社会が要請する女性像に過剰 に適応してしまった人たちが,他者による評価の みを自尊感情の糧とするならば,その感情は低下 し,摂食障害を形成する一要因となるのではない であろうか. しかし,個人内の要因として,自尊感情と相互 依存的自己理解で十分であるとはいえないのかも しれない.神村・坂野(1992)が個人内変数とし て検討した否定的な信念や公的自己意識の強さと いった要因は,人から自分がどのようにみられて いるのかという個人の特性を示す指標であり,他 者からの評価をおそれるばかりに,やせ志向文化 に対して,よい子でありたい,他人から好かれた いとする態度が形成されるということが出来るの かもしれない. さらに,この相互依存的自己理解が自尊感情に 影響を及ぼすという順序性の意味について考察を 加えたい. それは,これら自己に関する二つの尺度,自尊 感情尺度と相互依存的自己理解尺度の性質の違い がその順序性を決定付けたのではないと考えられ た.すなわち,自尊感情は,自己全体への感情的 評価の測定尺度であり,他者との比較をして優劣 を感じることではなく,自らの価値や能力に関す る感覚を測定するために作成された尺度である. 一方,相互依存的自己理解尺度は,他者や特定の 社会的文脈と連結した共生的存在として自己を組 織し,制御するような行動主体として概念化され た尺度である.いいかえるならば,前者が自己に 対する感情面を取り上げているのに対し,後者が 行動面から自己理解を測るという性質を持ってい るためであり,相互依存的自己理解に基づく行動 が,自己に対する感情面に影響を及ぼしていると 考えることができるだろう. 臨床サンプルの適応可能性と限界点 今回の対象はあくまでも健全に学校生活や社会 生活を営んでいると思われる青年期・成人期女性 であった.また,BMI の程度が減るほど,摂食障 害傾向も減少するという結果は,自らの体型に応 じたやせ願望や体型不満であると考えられ,あく なき,やせ願望を抱くとされる摂食障害患者に直 接あてはめることはできないかもしれない.しか し,摂食障害傾向(Garner & Garfinkle, 1979)の 概念は,臨床上の特徴から導き出されたものであ る.ダイエット志向が高じて発症する摂食障害 (粟生,1998;筒井; 1999)の存在を考えれば, 一般女子のサンプルが摂食障害患者との連続線上 にあると捉えることができる.したがって,本研 究の結果から,臨床サンプルにおいても,社会的 文化的要因が個人内の要因を媒介して発症に影響 することが考えられる. しかし,ダイエット志向といった社会的な影響 を受けないで発症する中核的な摂食障害の存在 ( Andersen, 1985) も 一 方 で 指 摘 さ れ て お り , また,西園(1989)も,社会文化的な要因が強く 影響して発症する摂食障害は軽症に属するとの見 解を示していることから,やせ志向や性別役割と いった社会文化的な影響をより強く受けているの は,むしろ健常群の中に存在する摂食傾向の強い 女性たちといえるのかもしれない. 摂食障害という発症に至る様々な要因の相対的 重要性を摂食障害患者間で比較することで,この 点をより明確にすることができるであろう.

今後の課題

今回は,Boskind-White & White(1983)の“過 剰適応説”にのっとり,社会文化的変数として, やせ志向文化と性別役割を,個人内変数として自 尊感情と相互依存的自己理解をとりあげ,包括的 なモデルとして実証的に検討した. しかし,社会文化的変数として,母親や友人と いった社会化のエージェントが社会と個人を結ぶ 重要な媒介要因として大きな役割を担っているこ とが明らかとなっている.包括的なモデルとして 検討する際には,個人を取り巻く社会規範や文化

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だけではなく,個人を取り巻く他者がどのような 影響を担って,摂食障害を生じさせているのかに ついても,検討する必要があると思われる. また個人の要因として,これまで,実証研究と して検討されてきた無力感や公的自己意識といっ た他のパーソナリティ要因も考慮に入れて検討し ていくべきだと思われた. 引用文献

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― 2003. 8. 18 受稿,2004. 6. 15 受理―

A Comprehensive Study of Personal and Sociocultural

Factors in Eating Disorders

Cizuru S

AITO Shirayuri College

THEJAPANESEJOURNAL OFPERSONALITY2004, Vol. 13 NO. 1, 79–90

The purpose of this study was to make a comprehensive investigation of the personality and sociocultural factors that affect eating disorders. A total of 321 adolescent and young adult females completed a ques-tionnaire which included questions about thinness-oriented culture and sense of gender roles in order to ex-amine sociocultural factors. Also, for analysis of personality factors, the questionnaire asked about self-es-teem and interdependent self-concept. Results of the questionnaire supported the following hypotheses: In-terdependent self-contrual with excessive emphasis on adjusting oneself to the sociocultural standards low-ered self-esteem and tended to cause eating disorder symptoms. These results also supported the notion that sociocultural factors such as thinness-oriented culture and gender roles affected eating disorder symptoms, and that personality factors that would make the person vulnerable to the effects of sociocultural factors could also be examined empirically.

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Eating Disorder Inventory-2(EDI ;綾瀬,1997 より抜粋) 2 わたしのお腹は大きすぎると思う 4 私は気持ちが動揺すると食べるようだ 5 私はお腹に詰め込むように食べる方だ 11 食べ過ぎた後は,悪いことをしたと感じる 19 自分の体の形に満足している 25 私は体重のことを大げさに考えすぎる 32 やせたいという考えに気をとられている 40 自分のお腹がすいているのか,いないのかわからなく なることがある 53 体重を減らすために,食べたものを吐き出してみよう と考える 注.項目数は 91 項目,番号は原尺度の項目番号を意味する. 相互依存的自己理解尺度(INTDP ;木内,1995 より抜粋) 1 まわりの人の意見にあわせる 2 協調性を尊重する 3 まわりの人の期待にそうように,自分の考え方もあわ せることが多い 4 まわりの人にあわせた態度をとる 5 どのようにしたら,まわりの人から期待された役割を 果たせるかを第一に考える 8 まわりの人が自分に望むことをする 9 自分の才能を発揮することよりは,まわりの人から期 待された役目を果たす 11 まわりの人と利害の対立は避けることが多い 12 まわりの人がどのように思うかを考えて,自分の意見 を言う 13 まわりの人の価値判断を考慮に入れて行動する 注.項目数は 16 項目,番号は原尺度の項目番号を意味する. 平等主義的性役割態度スケール(SESRA;鈴木,1987 より抜粋) 1 女性は必ずしも結婚しなくてもよい 2 専業主婦として,趣味,レジャー,スポーツなどを楽 しむ生活の方が,共働きする生活より幸せである 3 女性は家事や育児をしなければならないから,フルタ イムで働くよりパートタイムで働いた方がよい 4 働く主婦は,夫の良きパートナーとなって夫婦間の理 解を深めることが出来る 5 男女の関係は平等であるべきだ 6 よい夫とは妻の自己実現に協力し自由を認める男性で ある 7 経済的に必要性がなくても,女性も働いた方がよい 8 女性であるという理由だけで仕事上のチャンスを奪っ てはいけない 10 女性は結婚して子どもが生まれたら仕事を辞め,末っ 子が小学校に入学するころに再就職するのが望ましい 13 男の子は男らしく,女の子は女らしく育てることが非 常に大切である 注.項目数は 17 項目,番号は原尺度の項目番号を意味する. Sociocultural Attitudes Towards Appearance Questionnaire (SATAQ ; Heinberg et al., 1995)

1 テレビ番組や映画に出てくる女性の体型を目標として 2 服は,スリムなモデルが着た方が,似合うと思う 3 やせた女性が出ているミュージックビデオをみると, やせたいと思う 4 雑誌に出てくるモデルのようになりたいとは思わない 5 雑誌やテレビに出てくる人と自分の体型を比較しがち である 6 一般に,「太っている=外見的な魅力が少ない」とは, いいきれない 7 スリムな女性が映っている写真を見ると,やせたいと 思う 8 われわれの社会で生きていくなら,外見的魅力がある ことは大変重要である 9 今の社会で成功したいなら,容姿を磨くことは重要で ある 10 もっとやせたら,見た目がよくなるとは,大方の人は, 考えていないと思う 11 人は,あなたがやせれば,より服が似合うと,考える と思う 12 今日の社会では,外見的な魅力はそれほど重要ではな いと思う 13 水着を着るモデルの様に,やせたいと思う 14 ファッション雑誌の中に出てくるモデルと自分をよく 比較する 自尊感情尺度(SES ; Rosenberg, 1965) 1 少なくとも人並みには,価値のある人間である 2 いろいろなよい資質をもっている 3 敗北者だと思うことがよくある 4 ものごとを人並みには,うまくやれる 5 自分には,自慢できるところがあまりない 6 自分に対して肯定的である 7 だいたいにおいて,自分に満足している 8 もっと自分自身を尊敬できるようになりたい 9 自分は全くだめな人間だと思うことがある 10 なにかにつけて,自分は役に立たない人間だと思う 付表 尺度一覧

参照

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