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(Microsoft PowerPoint - \203R\203s\201[ \201` 2.pptx)

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(1)

④ 食品や物質のリスクは

(2)

毒性学の基礎となる言葉

パラケルスス

Paracelsus(1493/4-1541) スイスの医師、毒性学の祖

"All substances are poisons; there

is none which is not a poison. The

right dose differentiates a poison

and a remedy."

全ての物質は毒

であり、

毒性のないものはない。た

用量のみ

が毒と薬を分

ける

(3)

不安になることはない

• 重要なのは摂取する「

• 含まれる「

量(濃度)

• 量が少なければ悪い影響はでない

• 人には解毒機能、排泄機能がある

• 昔から人は害が少ないものを選択したり、安全に食

べられる方法を見つけてきた(淘汰されている)

• 人はリスクと上手に付き合っている

リスク リスク リスク リスクはははは ゼロ ゼロ ゼロ ゼロ リスク リスク リスク リスク あり あり あり あり

低い

低い

高い

高い

絶対に危険

絶対に安全

有害なものは何

も入っていない

より

より

より

より低

低くなるように

くなるように

くなるように

くなるように

食品安全 食品安全 食品安全 食品安全のののの保証保証保証保証

(4)

実際にリスクが高いものは?

リスク リスクリスク リスク あり あり あり あり

低い

低い

高い

高い

絶対に危険

より

より

より

より低

低くなるように

くなるように

くなるように

くなるように

(5)

実際にリスクが高いものは?

食品安全(Food Safety)

とは、意図された用途

で、作ったり、食べたりした場合に、その食品が

消費者へ

害を与えない

害を与えない

という保証」

(6)

実際に食中毒を引き起こしているのは?

平成22年度患者数の割合

(計1,254名)

*「化学物質」の大部分はヒスタミン *「その他」の大部分は寄生虫

(7)

実際のリスクに基づくと

リスク

リスクリスクリスクリスクありありありあり

低い

低い

高い

高い

絶対に危険

 微生物による汚染

 ウイルスによる汚染

 自然毒

(フグ、貝毒、キノコ、

高等植物等)

(8)

消費者の不安

食品安全委員会「リスク認知の形成要因等に関する調査報告書

全国の20歳以上の男女2,000人を対象としたインターネットによるアンケート調査 調査実施期間:2008年10月29日~10月31日

「あなたは次にあげる事柄について、どの程度不安を感じますか?」

とても不安、不安を感じる どちらとも言えない、不安を感じない、よくわからない

不安を

感じる

不安を

感じない

(9)

実際のリスクに基づくと

リスク

リスクリスクリスクリスクありありありあり

低い

低い

高い

高い

絶対に危険

 微生物による汚染

 ウイルスによる汚染

 自然毒

(フグ、貝毒、キノコ、

高等植物等)

 食品添加物

 残留農薬

(意図的犯罪は別)

でも でも でも でも、、、、消費者消費者消費者消費者のののの皆皆皆皆さんさんさんさん が がが が不安不安不安なのはこっち不安なのはこっちなのはこっち?なのはこっち??? でも でも でも でも、、、、消費者消費者消費者消費者のののの皆皆皆皆さんさんさんさん が がが が不安不安不安なのはこっち不安なのはこっちなのはこっち?なのはこっち???

(10)

食品添加物や残留農薬は不安?

• 合成されたものは化学構造や性質が明らか

• 質(信頼性)の高い安全性試験

が行われている

• 意図的に使用されるので

コントロール

できる、

つまり

安全な品質や量を分かって使用

している

(製品の規格や使用量、濃度、回数、期間など

の使用基準)

• 毒性が強いものは排除されてきた

• 基本的に

実質的ゼロリスク

で管理されている

(リスクは非常に低いところにある)

(11)

食品添加物の安全性試験

• 反復投与毒性試験(28日間・90日間・1年間)

• 繁殖試験

• 催奇形性試験

• 発がん性試験

• 抗原性試験

• 変異原性試験

• 一般薬理試験

(12)

農薬の安全性試験

• ヒトへの影響

急性経口毒性試験・急性経皮毒性試験・急性吸入毒性試験・皮膚刺激性

試験・眼刺激性試験・皮膚感作性試験・急性神経毒性試験・急性遅発性

神経毒性試験・90日間反復経口投与毒性試験・21日間反復経皮投与毒

性試験・90日間反復吸入毒性試験・反復経口投与神経毒性試験・28日

間反復投与遅発性神経毒性試験・1年間反復経口投与毒性試験・発が

ん性試験・繁殖毒性試験・催奇形性試験・変異原性試験・生体機能への

影響に関する試験・動物体内運命に関する試験

• 環境影響関連

植物体内運命に関する試験・土壌中運命に関する試験・水中運命に関す

る試験・水産動植物への影響に関する試験・水産動植物以外の有用生

物への影響に関する試験・有効成分の性状、安定性、分解性等に関す

る試験・水質汚濁性に関する試験・環境中予測濃度算定に関する試験・

農作物への残留性に関する試験・土壌への残留性に関する試験

発がん試験1つでも、かなり大雑把に見積もって1億円 程度の費用

がかかる

1種類の農薬申請のために必要な試験経費は数十億とも言われる

(13)

残留農薬

残留農薬

残留農薬

残留農薬や

や食品添加物

食品添加物

食品添加物

食品添加物の

のADI設定方法

設定方法

設定方法

設定方法

実際

実際

実際

実際の

の暴露量

暴露量

暴露量

暴露量

入 入入 入っていてもっていてもっていても健康っていても健康健康に健康にに影響に影響影響影響がでるがでる量がでるがでる量量とはほど量とはほどとはほど遠とはほど遠遠遠いいいい 例 例例 例::::平成平成平成平成16年度食品中年度食品中年度食品中年度食品中のののの残留農薬一日摂取量調査残留農薬一日摂取量調査残留農薬一日摂取量調査残留農薬一日摂取量調査 ADI比比比比 0.027~~~~17.3%

暴露量

暴露量

暴露量

暴露量

((

(投与量

投与量

投与量)

投与量

))

無毒性量

無毒性量

無毒性量

無毒性量×

×

×1/100

×

(ADI : 1日許容摂取量

日許容摂取量

日許容摂取量

日許容摂取量)

無毒性量

無毒性量

無毒性量

無毒性量

((

(NOAEL))))

概念図

規制値規制値規制値は規制値ははは、、あらゆる、、あらゆるあらゆるあらゆる食食食食 品 品 品 品にににに由来由来由来由来するするするする摂取量摂取量摂取量が摂取量ががが ADIをを超をを超超えないよう超えないようえないようえないよう設定設定設定設定 規制値 規制値 規制値 規制値はははは、、、、あらゆるあらゆるあらゆるあらゆる食食食食 品 品 品 品にににに由来由来由来由来するするするする摂取量摂取量摂取量が摂取量ががが ADIをを超をを超超えないよう超えないようえないようえないよう設定設定設定設定

(14)

実際のリスクに基づくと

リスク

低い

低い

高い

高い

絶対に危険

 微生物による汚染

 ウイルスによる汚染

 自然毒

(フグ、貝毒、キノコ、

高等植物等)

 いわゆる健康食品

 食品添加物

 残留農薬

かなり低く管理されている

(意図的犯罪は別)

(15)

消費者の不安

食品安全委員会「リスク認知の形成要因等に関する調査報告書

全国の20歳以上の男女2,000人を対象としたインターネットによるアンケート調査 調査実施期間:2008年10月29日~10月31日

「あなたは次にあげる事柄について、どの程度不安を感じますか?」

とても不安、不安を感じる どちらとも言えない、不安を感じない、よくわからない

不安を

感じない

(16)

いわゆる健康食品

• 普通の食品のことを呼ぶ場合もあるが、サプリメ

ントと称してカプセル・錠剤・粉末・濃縮エキスな

ど形態は様々

• 明確な薬事法違反(病気の治療や予防効果をう

たう)や違反すれすれのものが多い

• 医薬品成分やその類似物質、使用禁止となった

医薬品成分の含有

• 鉛や水銀などの重金属汚染

• 長期間・大量摂取

しやすい

• 従来とは異なる方法で摂取

• 実際に健康被害は起きている

(17)

出典:NAS, Nutritional Risk Assessment: Perspectives, Methods, and Data Challenges, Workshop Summary 2007

リスク リスクリスク リスク リスク リスクリスク リスク 不足 不足 不足 不足 過剰過剰過剰過剰 過剰 過剰 過剰 過剰 摂取量 摂取量 摂取量 摂取量 摂取量 摂取量 摂取量 摂取量 栄養物質 栄養物質栄養物質 栄養物質 非栄養物質 非栄養物質非栄養物質 非栄養物質

「栄養物質と非栄養物質の摂取量とリスクの関係の比較」

体に必要な栄養素でも多量摂取は危険な場合がある

(18)

体に必要な栄養素でも

多量摂取は危険な場合がある

東京電力福島第一原子力発電所の事故後、

次のようなうわさが広まった

ヨウ素サプリメントを摂取しよう

ヨウ素を多く含む昆布を沢山食べよう

ヨードチンキを飲むといい

正しいリスクを知らないことによる危険性

(19)
(20)

食の安心とは何だろう?

安心

•消費者など受け取る側の一種の

気持ち

の問題

•食品への

心配

不安

が取り除かれてい

る状態

でも、食の世界で

特に定義はされていない

(21)

不安を感じるようになった理由は何ですか?

(食品安全委員会「リスク認知の形成要因等に関する調査報告書;複数回答)

つまり、

(22)

負の悪循環

モラル モラルモラル モラルのののの 問題発生 問題発生問題発生 問題発生 信頼 信頼 信頼 信頼できできできでき ない ない ない ない 過度 過度過度 過度なななな 反応 反応反応 反応 よくわから よくわからよくわから よくわから ない ない ない ない,,,, イメージ イメージ イメージ イメージ

(23)

イメージが不安を増幅する例

写真や映像から受ける印象が強い

何か事件が起きると最悪のケースを説明に使用

最悪のケースを思い起こさせる

いつまでも強いイメージが残る

リスクで考えると量が全く違うのだけれど…

例えば、

メチル水銀 → 水俣病

カドミウム → イタイイタイ病

ヒ素 → 森永ヒ素ミルク事件

放射線 → 原爆による被害

(24)

平成21年度輸入食品監視統計

国名 国名 国名 国名 輸入輸入輸入輸入・・・・届出数届出数届出数届出数 量 量 量 量((((件件件件)))) 検査数量検査数量(検査数量検査数量((件(件)件件))) 違反数量違反数量違反数量違反数量((((件件件件)))) 違反率 違反率 違反率 違反率 (%) (%)(%) (%)* 大韓民国 122,671 7,817 36 0.46 中華人民共和国 539,069 110,916 387 0.35 タイ 139,896 16,118 118 0.73 フランス 166,894 6,805 34 0.50 アメリカ合衆国 198,297 20,793 187 0.90 イタリア 78,252 5,749 60 1.04 オーストラリア 64,175 1,953 13 0.67 * 違反件数/検査件数×100 食品等 (食品、添加物、器具、容器包装または乳幼児用おもちゃ) 届出件数は計1,821,269件、届出重量は計30,604,854トン

(25)

輸入食品が国内で流通するまで

事前相談

事前相談

事前相談

事前相談

貨物貨物貨物貨物のののの到着到着到着到着 食品等輸入届出食品等輸入届出*食品等輸入届出食品等輸入届出 *食品等輸入届出書 *その他の関係書類 原材料、成分又は製造工程等に関する説明書 衛生証明書(食肉等) 試験成績書(自主検査等)

審査

審査

審査

審査

モニタリング

モニタリング

モニタリング

モニタリング検査

検査

検査

検査

命令検査

命令検査

命令検査

命令検査

(違反の蓋然性等) 又は

行政検査

行政検査

行政検査

行政検査

(初回輸入時等)

不合格

不合格

不合格

不合格

廃棄、積み戻し

合格

合格

合格

合格

通関手続・国内流通へ

要検査

要検査

要検査

要検査

検査不要

検査不要

検査不要

検査不要

出典:(厚生労働省)輸入食品の監視について http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/tp0130-1.html

(26)

輸入食品の安全性確保

• 食品等事業者(輸入者も)は、自らの責任においてそれ

らの安全性を確保するため、販売食品等の安全性の

確保に係る知識及び技術の習得、販売食品等の原材

料の安全性の確保、販売食品等の自主検査の実施そ

の他の必要な措置を講ずるよう努めなければならない

(食品衛生法第3条)

• 輸入者を含む食品等事業者には安全な物を輸入する

第一義的責任

がある(食品安全基本法第8条)

• 輸入加工食品の自主管理に関する指針

(輸入者自身に

よる、輸出国段階での管理強化を目的としたガイドライン)

• 届出制度(食品衛生法第27条)

• 検査による監視体制

• 海外情報の収集と対策

(27)

どうしたら心配や不安をなくせるか?

もちろん、ない方がいいのだけれど・・・、

•心配や不安はどうしても生じる

•みんなが持っている感情

では、どうするか? ---> 日頃の積み重ね

•なくならないなら、減らす努力をしよう

•科学的な根拠を知る、示す(知識を増やす)

•色々な人の意見を聞く

•信頼を築く

不安にさせるのは一瞬

信頼(安心)を得るには時間がかかる

(28)
(29)
(30)
(31)

今日の話のポイント!

① 問題の本質は「安心」と「安全」のどちら

にあるか考えて欲しい

② 安全は科学的、安心は心理的

③ ゼロリスクはあり得ないので、人はリス

クと上手に付き合っている

④ 食品や物質によるリスクは量の問題

⑤ 安心を得るためには皆さんの日々の努

力が必要

① 問題の本質は「安心」と「安全」のどちら

にあるか考えて欲しい

② 安全は科学的、安心は心理的

③ ゼロリスクはあり得ないので、人はリス

クと上手に付き合っている

④ 食品や物質によるリスクは量の問題

⑤ 安心を得るためには皆さんの日々の努

力が必要

(32)

(1)医薬品・医療機器分野 (2)食品分野 (3)生活関連分野 (4)生物系分野 (5)安全情報関連分野 食品に関する分野 (2)食品分野→ 食品中の残留農薬や動物用医薬品、食品添加物等の分析法に関 する研究、容器包装や食品添加物等の安全性に関する研究を化学的なアプローチ で行っています。食中毒菌やウイルス、カビ毒などの微生物関連の研究も行ってい ます。 (4)生物系分野→ 食品、食品添加物、農薬等の安全性について、実験動物や組織、 細胞等を用いた生物学的なアプローチで試験を行っています。また、安全性の試験 方法や評価方法の検討もしています。 (5)安全情報関連分野→ 食品の安全性に関わる国内外の情報を収集し、分析する 研究を行っています。食品添加物、農薬に関するデーターベースも作成しています。 「食品安全情報」の発行も業務の1つです。

医薬品、食品、家庭用品、医療機器、

環境に関する分野で厚生行政の科学

的な面を支援

医薬品、食品、家庭用品、医療機器、

環境に関する分野で厚生行政の科学

的な面を支援

(33)

「食品安全情報」について

• 海外の食品安全情報を紹介

• 安全情報部の業務として二

週間に一回発行

• 微生物と化学物質の2部構

• 化学物質については農薬・

添加物・汚染物質・遺伝子

組換え食品・アレルギーなど

が守備範囲

• リスク管理機関(基本的に厚

生労働省)への情報提供と

いう意味合いが強い

http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html

参照

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