医療を通じた社会貢献 ～テルモ株式会社のご紹介

医療を通じた社会貢献

テルモ株式会社のご紹介

テルモ株式会社

本日のご説明内容

１．会社概要

２．テルモの強み

３．株主還元方針

１．会社概要

医師らが発起人となって設立された企業

1921年（大正10年）

テルモは、第一次世界大戦の影響で輸入が

途絶えた体温計を国産化するために、北里

柴三郎博士をはじめとする医師らが発起人

となり、1921年に設立されました

社名の由来

「体温計」を意味するドイツ語から命名

“

Thermometer

”

(テルモメーター)

国産体温計の標準器

北里柴三郎博士（1853～1931）

● 破傷風毒素の免疫抗体を

発見し、血清療法を確立

● ペスト菌を発見し、伝染予防に尽力

● 「日本の近代医学の父」と呼ばれる

企業理念

_{：医療を通じて社会に貢献する}

医療を通じた社会貢献の歩み

1921-

60-70’s

80’s

90’s

00’s

2015

国民衛生の

基盤づくり支援

患者さんの身体的負担の軽減

医療現場の感染対策

患者さんにやさしい治療

環境に配慮した製品づくり

水銀体温計

使い切り注射器

血液バッグ

プレフィルドシリンジ

（薬剤充填済み注射器）

未開通投与防止

機構付 輸液バッグ

ガイドワイヤー

動脈フィルター

内蔵型人工肺

血管拡張カテーテル

脳動脈瘤

治療用コイル

塩ビ不使用輸液バッグ

脱水銀 電子血圧計

血液自動製剤

システム

遠心型血液成分

分離装置

手首の動脈を介した

カテーテル治療 (TRI)

医療事故･ミスへの対策

経済的･効率的な医療の支援

薬剤溶出型

冠動脈ステント

インスリン用

注射針

埋込型左心

補助人工心臓

末梢動脈

治療用ステント

47%

33%

20%

各事業領域における社会貢献

売上高構成比

2015/3期

4,895

億円

心臓血管

カンパニー

ホスピタル

カンパニー

血液システム

カンパニー

心臓や血管の病気に対する

外科手術・カテーテル治療で、

先端医療に貢献。

高品質で効率良く採血･製剤化し

輸血医療を支えるとともに、

血液の病気を抱える患者さんの

治療に貢献。

病院のベッドサイドや、

自宅での治療に使われる機器で、

安全性と使いやすさを追求。

心臓血管カンパニー

血液システムカンパニー

ホスピタルカンパニー

■成長機会：低侵襲治療の全身への広がり

■成長機会：輸血需要、血液治療への対応

■成長機会：医療安全・業務改善ニーズの高まり

入院日数

治療のための傷

痛み

副作用

高い

低い

患者さんに

「やさしい」

社会に

「やさしい」

心臓血管：低侵襲治療

大きい

小さい

大きい

小さい

多い・重い

少ない・軽い

長い

短い

冠動脈バイパス手術（外科手術）

血管の

詰まり

バイパス

血管

バイパス

血管

血液の流れをバイパス

カテーテル治療

（経皮的冠動脈ステント留置術）

手首の動脈からカテーテルを挿入

バルーンカテーテル

薬剤溶出型ステント

（Drug Eluting Stent）

低侵襲治療の全身への拡大

末梢動脈治療用ステント

脳動脈瘤塞栓用コイル

末梢動脈疾患

脳卒中

腹部大動脈瘤

腹部大動脈瘤治療用

ステントグラフト

外科的クリッピング術

（’80年代から）

（’90年代以降）

血管内治療

脳血管疾患：コイル予防治療で社会的負担を軽減

 1/3は社会復帰困難

 寝たきり37%

 家族負担大

（注）

医療費： 平成24年度 国民医療費の概況

リハビリ期間：厚生労働省算定目安

高額な医療費

 医療費：約1.8兆円

 リハビリ期間：180日

健康寿命を阻害

片麻痺、言語障害

摂食障害・・・

主な後遺症

疾患別 医科診療医療費

1. 悪性新生物（がん） 約3.3兆円

2. 高血圧性疾患

約1.9兆円

3. 脳血管疾患

約1.8兆円

4. 心疾患

約1.7兆円

安全な輸液システム

疼痛緩和

セーフティー

シリンジ

ナノパス３４Ｇ

ケモセーフ

ＨＲジョイント

針刺し事故 ･医療ミス防止、安全作業

業務改善

痛みの少ない治療、早期退院

サーフローV3

プレフィルド

シリンジ

ホスピタル:

医療安全、業務改善、痛みの少ない治療への貢献

抗がん剤曝露から看護師を守る

抗がん剤曝露対策の通知

厚生労働省 2014年5月29日

閉鎖式接続器具等を活用、

作業など対策を徹底

調剤・投与時におこる曝露

溶解

混注

運搬

投与

「調剤から投与、廃棄まで！」

ケモセーフ

電子カルテ端末

体温

血圧

パルスオキシメータ

血糖

通信機能付き

バイタルサイン測定器

電子カルテに

測定値を反映

測定値

（+時刻）

送信

通信方式： NFC

HRジョイント

測定値をダイレクトに電子カルテへ

痛みの低減を追求した世界最細の注射針

先端部の直径

0.18 mm

径の

小さい針

径の

大きい針

皮膚

痛点

一枚の板から

丸めて加工

痛点に当たる確率を下げられる

突き刺すのではなく

「小さく切る」針先形状

糖尿病治療などの自己注射に

使われるペン型注射器用の針

ナノパス

累計販売本数10億本突破

血液：効率良く安全に必要な血液成分を採取

①血液採取

②取込み､遠心､分離

③必要な成分

のみ取込み

④不要な成分

を戻す

少ないドナーで､効率よく、希少な血小板を採血

1ドナーあたり

15分

×

1ドナーあたり

40分

×

全血採血

成分採血

血小板

血小板を

製剤課で製造

製造作業

不要

血小板

成分採血システム「トリマ ・アクセル」

再生医療への取り組み

筋芽

細胞

心臓に

シート状にして

貼付

＋

2015年 承認*

*条件及び期限付承認

患者さんの大腿部

より筋肉組織を採取

日本発、世界初の心不全治療用再生医療製品「ハートシート」

２．テルモの強み

持続的かつ収益性のある成長を実現

0

200

400

600

800

1,000

1,200

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

FY90 FY92 FY94 FY96 FY98 FY00 FY02 FY04 FY06 FY08 FY10 FY12 FY14

売上高

営業利益

営業利益（のれん等償却除く）

売上高（億円）

売上高 6%/年

営業利益* 13%/年

営業利益（億円）

*のれん等償却除く

-200%

0%

200%

400%

600%

800%

1000%

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

201

1

2012

2013

2014

2015

2016

テルモ

日経平均

株価の推移（1995年～現在）

2016年2月5日 上場来高値更新* 4,190円

（*株式分割考慮後の実質ベース）

156兆円

ヘルスケア市場

医療機器市場

39兆円

米国

_40%

医薬品

75% (年平均 5-6%)

（データ: Espicom 2014）

欧州

26%

新興国他

25%

（データ： IMS 2014）

医療機器

25%

今後5年間で 年平均+6～7%成長の見込み

日本

9%

（1ドル=120円換算）

グローバル医療機器市場：今後も成長の見通し

日本

37％

欧州

21％

米州

26％

アジア他

11％

中国

5％

2015/3期

4,895

億円

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

FY04

FY06

FY08

FY10

FY12

FY14

海外売上高

（年平均+13%）

国内売上高

（年平均+2%）

（億円）

2004年度

38%

海外売上比率

2014年度

63%

海外市場における高い売上成長率

医療を支える基盤製品で高いシェア

●血管造影用ガイドワイヤー

●イントロデューサーキット

●成分採血システム

●血管造影用ガイドワイヤー

●イントロデューサーキット

●大動脈用人工血管

●成分採血システム

国内の主要な

高シェア製品

海外の主要な

トップシェア

製品

欧州

米州

約

6

割

約

6

割

約

6

割

約

5

割

約

5

割

約

7

割

注射器

注射針

輸液ポンプ

血液バッグ

人工肺

ガイドワイヤー

研究開発のグローバル化

TCVS社

（人工心肺）

研究開発センター

バスクテック

（胸部・腹部ステント

グラフト）

マイクロベンション社

（脳コイル・ペリフェラル）

テルモメディカル社

（カテーテル）

テルモBCT

（血液システム）

日米欧の３極体制

南カリフォルニアにカテーテル事業の新たな

開発拠点設置を決定（2017年度 稼働予定）

＜主な研究開発拠点＞

グローバル生産体制の構築

日本は高度技術を集積、マザー工場と位置付ける

アジアを中心に量産技術を移管

（世界の生産センターへ）

高度技術に特化

甲府工場

富士宮工場

愛鷹工場

山口工場

量産技術を移管

（海外生産比率：45%）

アジアを世界の

生産センターへ

2015年3月期

最先端の医療技術の修得をサポート

模擬病院を使った看護師、チーム医療のスキル向上

X線造影室

ICUを再現

模擬居宅

20

24

28

32

32

32

34

39

44

58

30.5

38

14.7% 15.0% 15.1% 14.5%

16.7%

14.9%

20.0%

30.6%

25.9%

32.3%

30.1%

28.7%

0

10

20

30

40

50

60

70

2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015

一株当たり配当金

配当性向

 安定的に配当を増加、中長期的に配当性向30%を目標

 2014年3月 普通株式1株を2株に分割し、投資単位金額を引き下げ

 2016年2月4日 自己株式取得を公表（上限 500億円）

株主還元について

*2012年度は米国子会社の再編に伴う法人税等の減少分を除く

(17.8%)

（円）

_{一株当たり配当と配当性向の推移}

見通し

*

（年度）

テルモ製品 優待販売

血圧計、アップウォーク等を市価よりも安価で販売

 施設見学会

テルモメディカルプラネックスにご招待

医療者向け医療技術修得プログラムの体験等を実施

株主優待について

おことわり

テルモの開示資料に記載されている業績見通し等の将来に関

する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的である

と判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現

を約束する趣旨のものではありません。様々な要因により、

実際の業績等が変動する可能性があることをご承知おきくだ

さい。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモ

の事業領域を取り巻く経済情勢、為替レートの変動、競争状

況などがあります。