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1. 今月のトピック 和製 Google は生まれるか 日本の産業界には新興企業が少ない また新興企業を育てる環境がないと言われて久しい 新興企業の多寡を計る指標としては開業率があるが 日本の開業率は 1990 年以降 5% 前後で推移しており 開業率が最も高かったバブル期では 7% 強という水準で

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丸紅経済研究所

Japan’s Economic Outlook 2013 年 10 月

今月のトピック「和製 Google は生まれるか」

2013/10/15 12Q4 13Q1 13Q2 13/6 13/7 13/8 13/9 実質GDP(前期比) 1.1% 4.1% 3.8% 景気動向指数(2010=100) 101.7 104 106.5 106.6 107.7 107.6 景気ウォッチャー調査(50以上で良化) 41.6 53.3 55.1 53 52.3 51.2 52.8 鉱工業生産指数(前期比/前月比) ▲1.9% 0.6% 1.4% ▲3.1% 3.4% ▲0.7% 実質輸出(前期比/前月比) ▲4.2% 1.5% 3.6% 2.0% ▲4.9% 6.4% 資本財総供給(前期比/前月比) ▲1.2% 6.3% ▲4.3% ▲4.0% 5.8% 機械受注(前期比/前月比) ▲0.8% ▲0.0% ▲2.7% ▲0.0% 5.4% 消費総合指数(前期比/前月比) 0.5% 1.0% 0.4% ▲0.7% ▲0.0% 0.1% 現金給与総額(前期比/前年比) ▲1.4% ▲0.6% 0.2% 0.6% ▲0.1% ▲0.6% 完全失業率 4.2% 4.2% 4.0% 3.9% 3.8% 4.1% 有効求人倍率 0.82倍 0.85倍 0.90倍 0.92倍 0.94倍 0.95倍 消費者物価指数(前期比/前年比) ▲0.2% ▲0.6% ▲0.3% 0.2% 0.7% 0.9% 月   次 四 半 期 GDP・ 景況感 生産・ 企業活動 消費・所得 【景況感】 ・・・・・・・・・・・・・ 【生産・企業活動】 ・・・・・・ 【消費・所得】 ・・・・・・・・・・ 【物 価】 ・・・・・・・・・・・・・ ○ 足元の景気は、持ち直しの動きが続いているが、先月に引き続きやや弱めの指標が目立っている。 ○ 持ち直しを先導してきた個人消費は足元では一服感がみられる。企業部門では生産がやや悪化。設 備投資には持ち直しの動きが見られ始めた。 ○ 輸出は中国向けを中心にアジア向けに復調の兆しがあり、米国向けは引き続き堅調。 ○ 先行きについては、米国金融政策の出口戦略や減速傾向の新興国経済などの海外要因によって日 本経済が大きく影響を受ける可能性がある点には引き続き注意が必要。

景気動向のポイント

主要経済指標

景気ウォッチャー調査は 6 か月ぶりに上昇 生産はやや悪化、輸出は改善 消費はほぼ横ばい、失業率はやや悪化 エネルギー、公共サービス関連が上昇

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1.今月のトピック「和製 Google は生まれるか」

日本の産業界には新興企業が少ない、また新興企業を育てる環境がないと言われて久しい。 新興企業の多寡を計る指標としては開業率があるが、日本の開業率は 1990 年以降 5%前後で推 移しており、開業率が最も高かったバブル期では 7%強という水準であった。一方、米国の開 業率は常に 10%以上で推移しているため、米国と比べると日本の開業率は低いといえる。 (資料)中小企業庁 一般に、開業率が高い米国では、新興企業が育ちやすくかつその中から米国を代表するよう な企業が台頭することも珍しくないとされる。安倍政権の第三の矢である「成長戦略」の中で も「開業率を欧州並みの 10%を目指す」との指針が打ち出されており、日本においても米国の ような有力な新興企業が多く誕生することが期待されている。では実際に、どの程度の新興企 業が台頭しているのか、日米の有力企業を比較してみよう。 図表 2 は、日本と米国の時価総額 TOP20 を表にしたものである。さらに、それぞれの企業に ついて、90 年代初頭の 3 年間と最近の 3 年間の純利益を比較している。 1975 年以降に設立された企業をみてみると、日本は「ソフトバンク」の 1 社のみであるのに 対して、米国は「Apple」「Google」「Microsoft」「オラクル」「Amazon.com」の 5 社もランクイ ンしており、うち 3 社は TOP5 に名を連ねている。とりわけ「Google」は、1998 年に設立され、 表中の日米企業の中で最も若い企業であるが、創業わずか 15 年の間に純利益が約 1 兆円に達 するなど、驚異的な成長を果たしている。それ以外の新興企業の純利益の伸びも目を見張るも のがある。開業率の高さが有力な新興企業の創出につながることの一つの傍証といえる。 有力な新興企業の増加は、生産性の向上、雇用創出など、経済活性化につながるため、日本 図表 1 日米開業率推移 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 日本 アメリカ (%)

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Marubeni Research Institute 2013/10/15 の経済成長を促す手法として開業率の引き上げは一つの有力なツールといえる。 一方で、成長戦略の目標を達成する上では課題も多い。ベンチャー企業育成に即した規制改 革が必要なほか、米国に比べて未熟なベンチャー企業の資金調達環境も整える必要がある。ま た、現状のように労働市場の流動性が低いままでは、そもそもリスクをとって起業するインセ ンティブが高まりにくいと考えられるため、労働市場改革も一体となって進めることが期待さ れる。こうした課題を克服した先に、開業率 10%の達成、ひいては和製 Apple や Google の誕 生が展望できるのではないだろうか。

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4 図表 2 時価総額 TOP20 および純利益比較 (資料)Bloomberg ※為替レートは 1 ドル=100 円で計算。シャドーは 1975 年以降に設立された企業 (単位:億円) (単位:億円) 順位 会社名 90年代初頭( 3年平均) 最近( 3年平均) 1 トヨタ自動車 2,819 ⇒ 5,513 2 ソフトバンク 56 ⇒ 2,643 3 三菱UFJ FG 1,768 ⇒ 6,459 4 日本たばこ産業 670 ⇒ 3,026 5 本田技研工業 402 ⇒ 3,709 6 日本電信電話 1,361 ⇒ 5,005 7 NTTドコモ 1,180 ⇒ 4,833 8 三井住友FG 1,116 ⇒ 5,731 9 みずほFG 1,489 ⇒ 4,861 10 KDDI 182 ⇒ 2,451 11 日産自動車 ▲ 139 ⇒ 3,344 12 キヤノン 292 ⇒ 2,399 13 デンソー 355 ⇒ 1,380 14 三菱地所 300 ⇒ 554 15 ファナック 195 ⇒ 1,265 16 ファーストリテイリング 20 ⇒ 625 17 武田薬品工業 421 ⇒ 1,678 18 東日本旅客鉄道 597 ⇒ 1,201 19 三菱商事 333 ⇒ 4,252 20 新日鐵住金 87 ⇒ 90 順位 会社名 90年代初頭( 3年平均) 最近( 3年平均) 1 Apple 438 ⇒ 27,223 2 エクソン・モービル 5,127 ⇒ 38,800 3 Google ▲ 5 ⇒ 9,660 4 バークシャー・ハサウェイ 414 ⇒ 12,682 5 Microsoft 708 ⇒ 20,664 6 ジョンソン&ジョンソン 1,211 ⇒ 11,286 7 ゼネラル・エレクトリック 3,888 ⇒ 13,145 8 ウォルマート・ストアーズ 1,631 ⇒ 16,362 9 シェブロン 1,673 ⇒ 24,033 10 ウェルズ・ファーゴ 2,238 ⇒ 15,709 11 P&G 996 ⇒ 11,332 12 IBM ▲ 602 ⇒ 15,764 13 JPモルガン・チェース 5,806 ⇒ 19,210 14 ファイザー 778 ⇒ 10,945 15 AT&T 917 ⇒ 10,357 16 コカコーラ 1,555 ⇒ 9,804 17 オラクル 49 ⇒ 9,818 18 バンク・オブ・アメリカ 5,834 ⇒ 1,132 19 シティグループ 6,401 ⇒ 9,737 20 Amazon.com ▲ 12 ⇒ 581

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Marubeni Research Institute 2013/10/15

2.主要指標の動き

(1)GDP・景況感

①実質GDP

○ 9 月 9 日に発表された 4-6 月期の実質 GDP 成長率 2 次速報値は前期比年率+3.8%となり、1 次速報値同+2.6%から大きく上方修正された。1-3 月期の実質 GDP 成長率も同+4.1%(1 次速 報値同+3.8%)に上方修正された。大きく上方修正された要因としては、設備投資が同+5.1% と 1 次速報値同▲0.4%から大幅に引き上げられたためである。また、公共投資についても同 +12.7%と 1 次速報値同+7.3%から大幅に引き上げられた。 ソース 12 年 10-12 月 13 年 1-3 月 13 年 4-6 月 13 年 7-9 月 13 年 10-12 月 14 年 1-3 月 2012 年 2013 年 2014 年 市場コンセンサス(2013/9) +1.1 +4.1 +3.8 +3.3 +3.8 +4.5 +2.0 +1.7 +1.7 IMF(2013/10) ― ― ― +2.0 +1.2 ※四半期は前期比年率、暦年は前年比。共通部分は実績。市場コンセンサスは ESP フォーキャスト調査の平均値。 -20 -18 -16 -14 -12 -10 -8 -6 -4 -2 0 2 4 6 8 10 12 14 05Q 1 05Q 2 05Q 3 05Q 4 06Q 1 06Q 2 06Q 3 06Q 4 07Q 1 07Q 2 07Q 3 07Q 4 08Q 1 08Q 2 08Q 3 08Q 4 09Q 1 09Q 2 09Q 3 09Q 4 10Q 1 10Q 2 10Q 3 10Q 4 11Q 1 11Q 2 11Q 3 11Q 4 12Q 1 12Q 2 12Q 3 12Q 4 13Q 1 13Q 2 その他 公的需要 純輸出 在庫増減 住宅投資 設備投資 個人消費 実質GDP (季調済、前期比年率寄与度、%) (資料)内閣府 (単位:億円) (単位:億円)

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②景気動向指数(CI)

○ 8 月の景気動向指数は、一致指数が 107.6(7 月 107.7)と、2 か月ぶりに低下した。内訳をみ ると、生産指数、鉱工業生産財出荷指数、投資財出荷指数などの項目でマイナス寄与となっ た。先行指数は 106.5(7 月 107.9)と、2 か月ぶりに低下した。

③景気ウォッチャー調査(DI)

○ 9 月の景気ウォッチャー調査の現状判断 DI は 52.8(8 月 51.2)と、6 か月ぶりに上昇した。 指数を構成する家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべての DI で上昇した。家計動向 関連 DI は、コンビニや飲食で客足の鈍化がみられたものの、新型車、高額品の販売に加え、 消費税引上げ前の駆込み需要もあって、住宅関連が好調であった。企業動向関連 DI は、受注 や生産の増加がみられたことから上昇した。雇用関連 DI は、建設業等で求人が増加したこと から上昇した。 76 80 84 88 92 96 100 104 108 112 116 120 1 2/ 8 1 2/ 1 0 1 2/ 1 2 1 3/ 2 1 3/ 4 1 3/ 6 1 3/ 8 (2010=100) (資料)内閣府 76 80 84 88 92 96 100 104 108 112 116 120 0 0Q 1 0 0Q 3 0 1Q 1 0 1Q 3 0 2Q 1 0 2Q 3 0 3Q 1 0 3Q 3 0 4Q 1 0 4Q 3 0 5Q 1 0 5Q 3 0 6Q 1 0 6Q 3 0 7Q 1 0 7Q 3 0 8Q 1 0 8Q 3 0 9Q 1 0 9Q 3 1 0Q 1 1 0Q 3 1 1Q 1 1 1Q 3 1 2Q 1 1 2Q 3 1 3Q 1 先行指数 一致指数 (2010=100) (資料)内閣府 10 20 30 40 50 60 0 1Q 1 0 1Q 3 0 2Q 1 0 2Q 3 0 3Q 1 0 3Q 3 0 4Q 1 0 4Q 3 0 5Q 1 0 5Q 3 0 6Q 1 0 6Q 3 0 7Q 1 0 7Q 3 0 8Q 1 0 8Q 3 0 9Q 1 0 9Q 3 1 0Q 1 1 0Q 3 1 1Q 1 1 1Q 3 1 2Q 1 1 2Q 3 1 3Q 1 (50以上は良化、50以下は悪化) (資料)内閣府 10 20 30 40 50 60 1 2/ 9 1 2/ 1 1 1 3/ 1 1 3/ 3 1 3/ 5 1 3/ 7 1 3/ 9 (50以上は良化、50以下は悪化) (資料)内閣府

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Marubeni Research Institute 2013/10/15

(2)生産・企業活動

①鉱工業生産指数

○ 8 月の鉱工業生産指数は前月比▲0.7%(7 月同+3.4%)と、2 か月ぶりに低下した。全体を押 し下げた業種は、はん用・生産用・業務用機械工業(同▲2.4%)、輸送機械工業(同▲0.9%)、 電子部品・デバイス工業(同▲3.4%)等であった。先行きの生産予測調査では、9 月が前月 比+5.2%、10 月が同+2.5%の上昇と予測されている。

②実質輸出

○ 8 月の実質輸出は前月比+6.4%(7 月同▲4.9%)と、2 か月ぶりに上昇した。中国向け、米国 向けが下げ止まったことが背景。 75 80 85 90 95 100 105 110 115 120 0 3Q 1 0 3Q 3 0 4Q1 04Q 3 0 5Q 1 0 5Q 3 0 6Q 1 0 6Q 3 0 7Q 1 0 7Q 3 0 8Q 1 0 8Q 3 0 9Q 1 0 9Q 3 1 0Q 1 1 0Q3 11Q 1 1 1Q 3 1 2Q 1 1 2Q 3 1 3Q 1 (2010=100) (資料)経済産業省 75 80 85 90 95 100 105 110 115 120 1 2/ 8 1 2/ 1 0 1 2/ 1 2 1 3/ 2 1 3/ 4 1 3/ 6 1 3/ 8 (2010=100) (資料)経済産業省 60 70 80 90 100 110 120 0 0Q 1 0 0Q 3 0 1Q 1 0 1Q 3 0 2Q 1 0 2Q 3 0 3Q 1 0 3Q 3 0 4Q1 04Q 3 0 5Q 1 0 5Q 3 0 6Q 1 0 6Q 3 0 7Q 1 0 7Q3 08Q 1 0 8Q 3 0 9Q 1 0 9Q 3 1 0Q 1 1 0Q 3 1 1Q 1 1 1Q 3 1 2Q 1 1 2Q 3 1 3Q 1 (2010=100) (資料)日本銀行 60 70 80 90 100 110 120 1 2/ 8 1 2/ 1 0 1 2/ 1 2 1 3/ 2 1 3/ 4 1 3/ 6 1 3/ 8 (2010=100) (資料)日本銀行

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③資本財総供給(設備投資の一致指標)

○ 7 月の資本財総供給は、前月比+5.8%(6 月▲4.0%)となり、資本財総供給(除く輸送機械) は同+7.8%(6 月同▲8.3%)となった。

④機械受注(設備投資の先行指標)

○ 8 月の機械受注(民需<除く船舶・電力>)は、前月比+5.4%(7 月 0.0%)となり、3 か月ぶ りに上昇した。受注額は、リーマンショック後では最大となり、4 年 11 か月ぶりの高水準と なった。内閣府は、機械受注の判断を 2 か月ぶりに上方修正し、「緩やかに持ち直している」 から「持ち直している」に変更した。 75 80 85 90 95 100 105 110 115 120 125 130 135 140 0 6Q 1 0 6Q 3 0 7Q 1 0 7Q 3 0 8Q 1 0 8Q 3 0 9Q 1 0 9Q 3 1 0Q1 10Q 3 1 1Q 1 1 1Q 3 1 2Q 1 1 2Q 3 1 3Q 1 (2005=100) (資料)経済産業省 75 80 85 90 95 100 105 110 115 120 125 130 135 140 1 2/ 7 1 2/ 9 1 2/ 1 1 1 3/ 1 1 3/ 3 1 3/ 5 1 3/ 7 (2005=100) (資料)経済産業省 1.8 2.1 2.4 2.7 3.0 3.3 0 6Q 1 0 6Q 3 0 7Q 1 0 7Q 3 0 8Q 1 0 8Q 3 0 9Q 1 0 9Q3 10Q 1 1 0Q 3 1 1Q 1 1 1Q 3 1 2Q 1 1 2Q 3 1 3Q 1 (兆円) (資料)内閣府 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 1 2/ 8 1 2/ 1 0 1 2/ 1 2 1 3/ 2 1 3/ 4 1 3/ 6 1 3/ 8 (兆円) (資料)内閣府

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Marubeni Research Institute 2013/10/15

(3)消費・所得

①名目賃金(現金給与総額)

○ 8 月の現金給与総額は前年比▲0.6%(7 月同▲0.1%)と、2 か月連続でマイナスとなった。 内訳をみると、基本給などの所定内給与は同▲0.4%(7 月同▲0.9%)、残業代などの所定外 給与が同+3.1%(7 月同+2.5%)、特別に支払われた給与(賞与等)が同▲9.4%(7 月同+1.4%) となった。

②消費総合指数

○ 8 月の消費総合指数は、前月比+0.1%(7 月 0.0%)と、3 か月連続でほぼ横ばいであった。既 往の株高による資産効果等により、消費者マインドが良化していることを背景に個人消費の 改善傾向が続いていたが、ごく足元では一服感がみられる。 -6 -4 -2 0 2 0 0Q 1 0 0Q 3 0 1Q 1 0 1Q 3 0 2Q 1 0 2Q 3 0 3Q 1 0 3Q 3 0 4Q 1 0 4Q 3 0 5Q 1 0 5Q3 06Q 1 0 6Q 3 0 7Q 1 0 7Q 3 0 8Q 1 0 8Q 3 0 9Q 1 0 9Q 3 1 0Q 1 1 0Q 3 1 1Q1 11Q 3 1 2Q 1 1 2Q 3 1 3Q 1 特別給与 所定外給与 所定内給与 現金給与総額 (前年比、%) (資料)厚生労働省 -4 -3 -2 -1 0 1 2 1 2/ 8 1 2/ 1 0 1 2/ 1 2 1 3/ 2 1 3/ 4 1 3/ 6 1 3/ 8 (前年比、%) (前年比、%) (資料)厚生労働省 92 94 96 98 100 102 104 106 108 110 0 0Q 1 0 0Q 3 0 1Q 1 0 1Q3 02Q 1 0 2Q 3 0 3Q 1 0 3Q 3 0 4Q1 04Q 3 0 5Q 1 0 5Q 3 0 6Q 1 0 6Q 3 0 7Q 1 0 7Q 3 0 8Q 1 0 8Q 3 0 9Q 1 0 9Q 3 1 0Q 1 1 0Q 3 1 1Q 1 1 1Q 3 1 2Q 1 1 2Q 3 1 3Q 1 (2005=100) 92 94 96 98 100 102 104 106 108 110 1 2/ 8 1 2/ 1 0 1 2/ 1 2 1 3/ 2 1 3/ 4 1 3/ 6 1 3/ 8 (2005=100)

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③完全失業率

○ 8 月の完全失業率は 4.1%(7 月 3.8%)と前月から悪化し、3 か月ぶりに 4%台となった。失業 者は前月差+21 万人(272 万人)、就業者数は前月差▲3 万人(6,300 万人)となった。非労働 力人口が 15 万人減少しており、景気回復を背景に、職探しや転職に動いた人が増えたことで 失業率が悪化したとみられる。 (注)2011 年 3 月~8 月分の失業率は東日本大震災の影響により調査実施が困難であった被災 3 県(岩手県、 宮城県、福島県)を推計した補完推計値。

④有効求人倍率

○ 8 月の有効求人倍率は 0.95 倍(7 月 0.94 倍)と、6 か月連続で上昇し、2008 年 5 月以来の高 水準となった。新規求人倍率は 8 月 1.47 倍(7 月 1.46 倍)と、2 か月ぶりに上昇した。新規 求人数については、前月比▲1.0%(7 月 0.0%)となった。 3.6 3.8 4.0 4.2 4.4 4.6 4.8 5.0 5.2 5.4 5.6 0 0Q 1 0 0Q 3 0 1Q 1 0 1Q 3 0 2Q 1 0 2Q3 03Q 1 0 3Q 3 0 4Q 1 0 4Q 3 0 5Q 1 0 5Q 3 0 6Q 1 0 6Q 3 0 7Q 1 0 7Q 3 0 8Q 1 0 8Q 3 0 9Q 1 0 9Q 3 1 0Q 1 1 0Q 3 1 1Q1 11Q 3 1 2Q 1 1 2Q 3 1 3Q 1 (%) (資料)総務省 3.6 3.8 4.0 4.2 4.4 4.6 4.8 5.0 5.2 5.4 5.6 1 2/ 8 1 2/ 1 0 1 2/ 1 2 1 3/ 2 1 3/ 4 1 3/ 6 1 3/ 8 (%) (資料)総務省 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 0 0Q 1 0 0Q 3 0 1Q 1 0 1Q 3 0 2Q 1 0 2Q 3 0 3Q 1 0 3Q 3 0 4Q 1 0 4Q 3 0 5Q 1 0 5Q 3 0 6Q 1 0 6Q 3 0 7Q 1 0 7Q 3 0 8Q 1 0 8Q 3 0 9Q1 09Q 3 1 0Q 1 1 0Q 3 1 1Q 1 1 1Q 3 1 2Q 1 1 2Q 3 1 3Q 1 (倍) (資料)厚生労働省 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 1 2/ 8 1 2/ 1 0 1 2/ 1 2 1 3/ 2 1 3/ 4 1 3/ 6 1 3/ 8 (倍) (資料)厚生労働省

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Marubeni Research Institute 2013/10/15

(4)物価

①企業物価指数

○ 8 月の企業物価指数は、前年比+2.4%(7 月同 2.3%)と 5 か月連続でプラスとなった。内訳 をみると、電気・都市ガス・水道(同+8.5%)、化学製品(同+4.9%)、食料品・飲料・たばこ・ 飼料(同+1.5%)等が上昇した。一方、輸送用機器(同▲1.3%)、鉄鋼(同▲0.8%)などが 低下した。

②消費者物価指数

○ 8 月の消費者物価指数(CPI)は前年比+0.9%(7 月同+0.7%)となり、3 か月連続でプラスと なった。先月と同様、円安を背景に電気代やガソリン代が上昇し、全体を押し上げた。また、 食料・エネルギーを除くコアコア CPI は同▲0.1%(7 月同▲0.1%)となった。 -10.0 -8.0 -6.0 -4.0 -2.0 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 0 0Q 1 0 0Q 3 0 1Q 1 0 1Q 3 0 2Q 1 0 2Q 3 0 3Q 1 0 3Q 3 0 4Q 1 0 4Q 3 0 5Q 1 0 5Q 3 0 6Q 1 0 6Q 3 0 7Q 1 0 7Q 3 0 8Q 1 0 8Q 3 0 9Q 1 0 9Q 3 1 0Q 1 1 0Q 3 1 1Q 1 1 1Q3 12Q 1 1 2Q 3 1 3Q 1 (前年比、%) (資料)日本銀行 -10.0 -8.0 -6.0 -4.0 -2.0 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 1 2/ 8 1 2/ 1 0 1 2/ 1 2 1 3/ 2 1 3/ 4 1 3/ 6 1 3/ 8 (前年比、%) (資料)日本銀行 -3.0 -2.5 -2.0 -1.5 -1.0 -0.5 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 0Q 1 0Q 3 1Q 1 1Q 3 2Q 1 2Q 3 3Q 1 3Q 3 4Q 1 4Q 3 5Q 1 5Q3 6Q 1 6Q 3 7Q 1 7Q 3 8Q 1 8Q 3 9Q 1 9Q 3 0Q 1 0Q 3 1Q1 1Q 3 2Q 1 2Q 3 3Q 1 総合 除く食料・エネルギー (前年比、%) -3.0 -2.5 -2.0 -1.5 -1.0 -0.5 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 1 2/ 8 2/ 1 0 2/ 1 2 1 3/ 2 1 3/ 4 1 3/ 6 1 3/ 8 (前年比、%)

(12)

12 担当 経済調査チーム T E L : 03-3282-7681 E-mail: TOKB4A1@marubeni.com WEB http://intra.marubeni.co.jp/B4A0/index.htm (注記) ・ 本稿に掲載されている情報および判断は、丸紅経済研究所により作成されたものです。丸紅経済研究所は、見解または情報の変更に際して、それを読 者に通知する義務を負わないものとします。 ・ 本稿は公開情報に基づいて作成されています。その情報の正確性あるいは完全性について何ら表明するものではありません。本稿に従って決断した行為に 起因する利害得失はその行為者自身に帰するものとします。

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