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家財保険の家財の新価の目安 ( 例 ) 単位 : 万円 ( 出典 : 損害保険ジャパン平成 24 年 7 月現在 ) 世帯主の年齢 大人 2 名 大人 2 名大人 2 名大人 2 名子供 1 名子供 2 名子供 3 名 独身 25 歳前後 歳前後

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Academic year: 2021

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損害の種類 住宅総合保険 住宅火災保険 火災 ○ ○ 落雷 ○ ○ ガス爆発などの破裂・爆発 ○ ○ 風災・ひょう災・雪災 ○(※1) ○(※1) 水災 ○(※2) × 自動車の飛び込みなどによ る飛来・落下・衝突 ○ × 給排水設備の事故などによ る水濡れ ○ × 騒じょうなどによる暴行・破 壊 ○ × 盗難 ○ × (※1)風災の場合の補償は損害額が 20 万円以上の場 合に限る(※2)水災は床上浸水または保険価額の 30% 以上の損害を受けた場合が対象となる 住宅火災保険と住宅総合保険の補償

今月の話題

火災保険・地震保険の

アドバイスのポイント

住宅ローン借入時には、ほとんどの場合、火災保険の付保が義務付けられているが、 詳しい内容となると、損害保険会社任せになってしまうのが実態だ。現在、火災保険 にはどのような商品があるのか、アドバイスの際の留意点は何か。また、原則付帯が 義務付けられている地震保険についても、提案時の注意について解説する。 一般社団法人 金融検定協会 試験部 佐藤 潤実

火災保険は多様化

かつて住宅の火災保険は、住宅火災保険と、住宅総合保険が一般的であった。主な補償 範囲は、右下図の通り。建物への補償と家財への補償の両方、あるいはどちらか一方だけ でも加入できる。また、両方とも地震保険を付帯 することができる。 しかし、「現在では、ほとんどの損害保険 会社で、様々な災害の補償に対応できる独 自商品が開発され、金融機関に提供されて います」とは、ファイナンシャルプランナ ーの平野敦之氏。また、従来の火災保険は、 おおむね住宅取得時の時価を基準として保 険金額を設定していたため、保険金だけで は、自宅の再築や修理にかかる費用を賄う ことは難しかったが、最近の独自商品は再 取得価額を基準に保険金額が設定されてい るため、その保険金額の範囲内で実際の損 害額が補償されるものが多くなった。

(2)

大人2名

大人2名

子供1名

大人2名

子供2名

大人2名

子供3名

独身

25歳前後

540

620

700

800

30歳前後

730

830

890

990

35歳前後

1,040

1,130

1,190

1,310

40歳前後

1,260

1,360

1,440

1,540

45歳前後

1,440

1,540

1,600

1,710

50歳前後

(含以上)

1,530

1,620

1,680

1,790

家族構成

310

家財保険の家財の新価の目安(例)単位:万円 (出典:損害保険ジャパン 平成 24 年7月現在) また、「火災保険に加入す る際に、質権設定をしている かどうかも確認しましょう」 と、前述・平野氏。火災保険 の質権設定とは、万が一、住 宅が火災にあって住宅ロー ンだけが残ってしまうこと がないよう、支払われる火災 保険金を優先的に残りの住宅ローンの支払いに使われるようにしておくことで、建物の代 わりに加入した火災保険そのものを担保にとり、火災保険金が支払われた場合、住宅ロー ンへの支払いが最優先になるようにするが、質権設定を行うと、質権設定をした金融機関 の同意なしに火災保険の解約ができなくなるという問題もある。 ただし、「直接的ではないが、抵当権の物上代位の目的となる債権が譲渡され対抗要件が 具備された後においても、抵当権者が物上代位権を行使することができるのかどうかとい う点について平成 10 年に最高裁は、抵当権者は、物上代位の目的債権が譲渡され第3者に 対する対抗要件が備えられた後においても、自ら目的債権を差し押さえて物上代位権を行 使することができると判断しました(最高裁第 2 小法廷平成 10 年1月 30 日判決金融法務事 情 1508 号 67 頁)。この判決があってからは、建物に抵当権設定登記をしておけば、その後 火災保険に第三者が質権を設定をしても、抵当権に基づく物上代位のほうが優先するとい う考え方が有力になっており、この判決や、実際に火災保険の質権を行使して回収を図る という事例はそれほど多くないことなどもあって、火災保険に質権設定をしない金融機関 が増えています」(北川・江木法律事務所 弁護士 江木大輔氏)。もっとも、火災保険に 質権を設定する意味としては、契約者による自由な火災保険の解約を防止するという意味 もあるので、この点を重視している金融機関もある。 建物だけに保険をかけるか、それとも家財にもかけるかという点にも考慮しなければな らない。損害保険各社では、左上図のように、顧客の年齢や家族構成などを元に、家財保 険の保険金額の目安を設定している。「契約時に、こうした目安表をお客様にご案内すると 『思っている以上に家財は高額』とみなさんおっしゃります。「室内には、ソファやベッド (布団)、チェスト、食器棚などの家具や、テレビ・冷蔵庫・電子レンジなどの家電、本、 アクセサリー、服やバッグなどに加え、洋服(スーツなど)や下着、靴や靴下なども家財 に含まれます。火災や水災の被害にあったとき、このような家財も被害を受け、買い替え が必要になることが予想されます。家財の買い替えに必要となる費用(これを家財の新価

(3)

地 震保険の損害の認定基準 地 震保険の契約状況の推移 出典:日本地震再保険「日本地震再保険の現状 2012」 家  財 主要構造部の損害額 焼失、流失した床面積 (一部損は床上浸水等) 家財の損害額 全損 建物の時価の 50%以上 建物の延床面積の 70%以上 家財の時価の 80%以上 半損 建物の時価の 20%以上50%未満 建物の延床面積の 20%以上70%未満 家財の時価の 30%以上80%未満 一部損 建物の時価の 3%以上20%未満 建物が床上浸水または 地盤面から45㎝を越える 浸水を受け損害が生じた 場合で、全損・半損に至 らない場合 家財の時価の 10%以上30%未満 建  物 損害の程度 06年度 07年度 08年度 09年度 10年度 契約件数 (単位:千件) 世帯加入率(単位:%) 20.8 21.4 22.4 23.0 23.7 地震保険付帯率 (単位:%) 48.1 10,775 11,217 11,841 12,275 12,747 41.7 44.0 45.0 46.5 といいます)は、意外に高額です」とは、損害保険ジャパン 個人商品業務部 個人火災 グループ 課長代理 岩下昭人氏。借入者の属性や返済計画に応じて必要な補償を提案す るのがアドバイザーにとっての第一の役割であるが、いつ起こるか分からない災害への備 えも、返済計画の要素に加えておきたい。 また、火災保険契約時の説明については、「問題となる事例としては、保険事故が発生し た場合に火災保険・地震保険でカバーされないことが後になって分かってトラブルになる ということだと思いますから、保険契約の締結に際しては、顧客かがどんなリスクを心配 しているのかを聴き取り、それに応じた補償がカバーされているのかどうかを説明すると いうことが大切ではないでしょうか。」(前述・江木氏)。細かい特約一つをとっても、水災 危険担保特約の詳細な説明まではしていなかったことについて説明義務違反が問題とされ た事例もある(東京地裁平成 16 年 3 月 30 日、請求棄却)もあることから、おざなりかつ 曖昧な説明は絶対に避けるべきであろう。

地震保険加入時のアドバイス

火災保険を契約する際に、付帯して加入するのが地震保険だ。地震保険とは、居住用 の建物や家財が、地震、噴火、またはこれらによる津波によって損害があったときに補 償される保険であり、火災保険に加入しているだけでは、これらの損害に対して保険金 は、支払われない。保険金の支払いを補償する再保険制度は、政府、損害保険会社、日 本地震再保険の三者で組まれている。1964 年に新潟地震が発生したのを機に、66 年に 「 地 震 保 険 に 関 す る 法 律」が制定され、同時に 地震保険が発足。その後 加入率は横ばい状態で あったが、95 年 1 月の 阪神・淡路大震災を機に 契約件数が上昇、その後 も芸予地震、福岡西方沖 地震、新潟中越地震など の各地で発生した地震に より契約件数は伸び、さ らに今回の東日本大震災 を経て契約件数は急激に

(4)

伸びている。 過去5年の推移は前頁表の通りで、地震保険付帯率は 2010 年度現在で 48.1%に至っ ている。「特に東日本大震災後は、地震への備えとして地震保険への問い合わせも増え ており、また火災保険だけ契約していても、後から地震保険も付帯することができるこ とから、直近での地震保険契約件数は 14 百万件を突破し、契約付帯率は 50%を超えて います。」とは、日本地震再保険 管理部 部長代理 鹿野広幸氏。 地震保険の損害認定は、全損・半損・一部損の3段階に分類され、全損は保険金額の 100%、半損は 50%、一部損は5%が支払われる。損害の認定基準は、右図の通り。 地震保険は加入が義務付けられていないので、損害保険会社や金融機関は、地震保険 が付帯されたプランを顧客に提案することはできても、加入を強要することはできない。 ただし「個別具体的な事情によっては説明義務が発生する場合もあると考えられ、顧客 が地震保険に加入したいという希望を持っていることを伝えていたのに説明しないな どいう場合などは問題が生じると思います」(前述・江木氏)と考えられる。 また、地震保険については、昨年、財務省にて「地震保険制度に関するプロジェクト チーム」が発足し、12 回に亘って会議が開催され、報告書が作成された。これまでも、 地震保険については損害認定の範囲や商品性について、大きな震災があった際には見直 しが行われてきたことから、今後商品性や損害認定の範囲、総支払限度額等について見 直しが図られるとみられる。

「転ばぬ先の杖」としての備えを

住宅ローンを返済中の顧客に、契約している火災保険の内容を聞かれて、詳細に答え られる人は少ないだろう。住宅ローンは長期に亘り返済していくが、火災保険は契約期 間中にかかる保険料を一括で支払わなければならない。加えて、契約時に当っては、実 際にはローン商品の説明だけでも多くの時間を費やしてしまう。そのため、諸経費の中 身、火災保険や地震保険に至ると「『詳しくは、保険会社のパンフレットをご確認くだ さい』の一言で済ませたくなる」(地域金融機関担当者)「自行の商品の説明や、金利変 動のリスクを説明するだけで1時間以上かかるのに、保険の説明までは手が回らない」 (大手金融機関担当者)といった現場の声も少なくない。一方、住宅ローンに加えて保 険金などをはじめ諸費用を支払う顧客からすれば、一括で支払う、しかも個人の裁量で 少しでも自己負担を軽減できるのであれば、「いつ起こるか分からない災害についての 補償は必要最低限で済ませて、返済の負担を軽減し、資金を他の用途に充てたい」と考 えてしまいがちである。 しかし、ある日突然火災や水災、地震等で自宅や家財一切を失うと、着の身着のま

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まで一から住宅を取得し、生活を立て直さなければならない。東日本大震災のように被 害が広範囲に亘れば、被害は自宅周辺の地域経済にまで及び、生活費を稼ぐのは容易で はない。

転ばぬ先の杖として、自宅を失った当面の生活に目処を立てられるよう、また必要以 上にリスクを背負わないよう、保険内容は契約前から十分に吟味する必要がある。

参照

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