1-1
学校教育系施設
(1)
施設の概要
①
施設一覧
小学校が 21 校、中学校が 10 校あります。 平成 29 年度には義務教育学校(南松尾はつが野学園)が開校予定であり、南松尾小中学 校が新校へ移転統合します。 学校の多くは、建設後 30 年以上経過しており、50 年を超える学校もあります。 (平成 28 年 4 月時点) 施設名 棟数 延べ床面積 (㎡) 建築年 経過年 和泉中学校 16 8,471 昭和 36 年 55 年 石尾中学校 15 9,516 昭和 37 年 54 年 南池田小学校 8 5,095 昭和 38 年 53 年 伯太小学校 13 5,963 昭和 39 年 52 年 槙尾中学校 10 4,517 昭和 39 年 52 年 北池田小学校 16 6,765 昭和 40 年 51 年 北松尾小学校 12 7,359 昭和 41 年 50 年 信太小学校 10 6,715 昭和 41 年 50 年 幸小学校 10 10,225 昭和 43 年 48 年 南松尾中学校 14 2,865 昭和 44 年 47 年 信太中学校 22 10,857 昭和 44 年 47 年 黒鳥小学校 8 4,538 昭和 45 年 46 年 芦部小学校 12 5,080 昭和 45 年 46 年 国府小学校 11 8,435 昭和 46 年 45 年 鶴山台南小学校 15 6,559 昭和 46 年 45 年 南横山小学校 8 2,022 昭和 46 年 45 年 鶴山台北小学校 12 5,917 昭和 48 年 43 年 緑ケ丘小学校 12 5,983 昭和 48 年 43 年 和気小学校 17 6,247 昭和 48 年 43 年 郷荘中学校 11 7,713 昭和 48 年 43 年 横山小学校 9 4,642 昭和 48 年 43 年 富秋中学校 18 12,252 昭和 51 年 40 年 光明台南小学校 14 5,543 昭和 53 年 38 年 光明台中学校 23 7,311 昭和 53 年 38 年資料3-4
施設名 棟数 延べ床面積 (㎡) 建築年 経過年 池上小学校 8 5,410 昭和 55 年 36 年 南池田中学校 15 8,105 昭和 58 年 33 年 光明台北小学校 12 6,364 昭和 60 年 31 年 いぶき野小学校 15 7,683 平成 4 年 24 年 北池田中学校 20 8,816 平成 4 年 24 年 青葉はつが野小学校 12 10,565 平成 18 年 10 年 合計 403 212,643
②
配置
北西部 北西部 北西部 北西部地域地域地域 地域 北部 北部 北部 北部地域地域地域 地域 中 中 中 中部部部地域部地域地域地域 南部 南部 南部 南部地域地域地域 地域 地理院地図を一部加工して作成③
児童・生徒数及び学級数
学級数が 11 学級以下の小規模校が 9 校(小学校 6 校、中学校 3 校)あります。南横山小 学校については、小規模特認校(※1)の指定をしています。 (学級数は、普通学級数) 中学校 児童数 学級数 小学校 児童数 学級数 和泉中学校 916 25 国府小学校 984 27 伯太小学校 513 16 黒鳥小学校 421 13 郷荘中学校 695 19 和気小学校 707 20 芦部小学校 664 19 石尾中学校 810 22 緑ヶ丘小学校 744 20 北松尾小学校 779 23 北池田中学校 873 23 北池田小学校 755 23 いぶき野小学校 759 23 南池田中学校 700 19 南池田小学校 521 16 青葉はつが野小学校 1,281 34 南松尾中学校 54 3 南松尾小学校 92 6 槇尾中学校 174 6 横山小学校 178 7 南横山小学校 86 6 富秋中学校 248 7 池上小学校 222 8 幸小学校 125 6 信太中学校 632 17 信太小学校 509 16 鶴山台北小学校 359 12 鶴山台南小学校 256 9 光明台中学校 633 17 光明台北小学校 714 20 光明台南小学校 528 18 合計 5,735 158 合計 11,197 342 (平成 28 年 5 月時点) ※1 小規模特認校とは、特色ある教育環境の中で、子どもを学ばせたい、学びたいという保護 者や児童に、一定の条件のもと、特別に他の校区からの入学・転学を認められた学校です。 南横山小学校は、「豊かな自然に恵まれた環境と少人数」を特色としています。(2)
学校教育系施設の基本的な考え方
①
学級数の推移
昭和 60 年と平成 28 年を比べると、人口の急増に比べて、児童・生徒数は、減少傾向に あります。和泉市においても、全国と同様に少子化の傾向にはあり、トリヴェール和泉等の 開発により、その減少傾向が他市と比べると抑制されていると考えられます。 ■これまでの人口推移と児童・生徒数推移 S60 H1 H10 H20 H25 H28 人口 137,399 146,287 169,686 181,741 187,303 186,552 児童数 13,878 12,187 11,608 12,990 11,828 11,197 生徒数 7,600 7,144 5,640 5,536 6,053 5,735 平成 28 年 5 月 1 日時点の住民登録情報に基づく、学年進行等に伴う場合の平成 33 年時 点での学級数の推移見込みは、以下のとおりです。 学級数は、1 学年で 40 人程度減少しないと学級数の減少につながらないので、全体的な 児童・生徒数の減少が即時に学級数の減少につながる状況にはありません。また、開発が行 われた地域には、未就学児をもつ世帯が多く転入するため、転入の数年後に学級数が増加す る傾向にあります。 近年、既に実施された開発等の影響を受けて、平成 33 年まで学級数が増加する見込みの 学校もありますが、市全体的として減少傾向にあります。平成 33 年における学級数見込み が 11 学級以下の小規模校は、小学校が 1 校増加して 10 校(小学校 7 校、中学校 3 校)と なる見込みです。その他、12 学級の学校が 2 校あるので、今後さらなる小規模校の増加が 見込まれます。 なお、トリヴェール和泉の開発に伴う、分譲、入居は不確定な部分が多いため、平成 29 年 4 月開校予定の「南松尾はつが野学園」の数字的な推計は整理していませんが、現在の南 松尾中学校校区の児童・生徒数に相当数が加算される見込みです。■将来の学級数(H33 推計値) 中学校 学級数 小学校 学級数 H28 H33 H28 H33 和泉中学校 25 23 国府小学校 27 24 伯太小学校 16 20 黒鳥小学校 13 17 郷荘中学校 19 17 和気小学校 20 20 芦部小学校 19 20 石尾中学校 22 20 緑ヶ丘小学校 20 20 北松尾小学校 23 24 北池田中学校 23 19 北池田小学校 23 22 いぶき野小学校 23 25 南池田中学校 19 24 南池田小学校 16 15 青葉はつが野小学校 34 35 南松尾中学校 3 3 南松尾小学校 6 6 槇尾中学校 6 5 横山小学校 7 6 南横山小学校 6 6 富秋中学校 7 5 池上小学校 8 8 幸小学校 6 6 信太中学校 17 14 信太小学校 16 12 鶴山台北小学校 12 11 鶴山台南小学校 9 11 光明台中学校 17 18 光明台北小学校 20 22 光明台南小学校 18 12 (平成 28 年 5 月時点) 平成 29 年 4 月には、南松尾小中学校は、「南松尾はつが野学園」に移転統合 「南松尾はつが野学園」の児童・生徒数は、南松尾小中学校の児童・生徒数に、 はつが野四~六丁目の開発に伴う児童・生徒数が加算される見込み。
■中学校区別の学級数の推移 下図では中学校校区ごとに、横軸に中学校校区内における2つの小学校の学級数合計(小 学校が3校ある場合は小さい方の2校)、縦軸に中学校校区内における小中学校の学級数合 計を図化しています。 数字上だけでいえば、横軸の学級数が小さければ、小学校間における統合の検討余地が大 きくなり、縦軸の学級数が小さければ、小中学校間における統合(施設一体型小中一貫校) の検討余地が大きくなるものです。なお、和泉中学校校区、信太中学校校区においては、中 学校校区に3つの小学校があり、図中では2校の合計になっています。 和泉 郷荘 石尾 北池田 南池田 南松尾 槇尾 富秋 信太 光明台
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
0 10 20 30 40 50 60 H28 H33 学級数(中学校+小学校全体)■築年数と学級数の関係 横軸の築年数の状況から、築年数がかなり進んでいることが確認できます。築年数が進ん でいても、学級数が多い小中学校が数多くあります。 (小学校) (中学校) 国府 伯太 黒鳥 和気 芦部 緑ケ丘 北松尾 北池田 いぶき野 南池田 青葉はつが野 南松尾 横山 南横山 池上 幸 信太 鶴山台北 鶴山台南 光明台北 光明台南 5 10 15 20 25 30 35 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 H28 H33 (学級数) (築年数) 和泉 郷荘 石尾 北池田 南池田 槇尾 富秋 信太 光明台 5 10 15 20 25 30 H28 H33 (学級数)
②
現状と課題
項 目 内 容 1.数量 ・平成 28 年度においては、小学校 21 校、中学校 10 校であるが、平成 29 年 度は、義務教育学校(南松尾はつが野学園)が開校し、南松尾小中学校の 移転統合がなされ、学校施設としては、1箇所減となります。 ・学校適正配置については、良好な教育環境の確保、子ども達の将来を見据 えた教育環境確保を念頭に、適正配置を検討していく必要があります。 ・学校の建替え等に際しては、児童・生徒数の減少傾向に伴い、必要面積の 整理を行うだけではなく、教育面における必要面積の確保も必要です。 2.品質 ・築 45 年を経過している学校が多くあり、施設・設備面での機能が低下して いる状況にあり、安全確認・安全確保に努めることが重要であります。 ・学校校舎の耐震化については、平成 25 年度に 100%を達成しています。 非構造部材の耐震化について対策を講じていく必要があります。 ・和式トイレをはじめとして、空調の未設置、バリアフリー対策等時代のニ ーズに対応した施設整備が求められています。 3.コスト ・老朽化が進んでおり、修繕等維持補修に多くの経費を要しています。 ・設備機器について、新規更新を行うことにより、ランニングコストの低減 及び環境への負荷軽減が期待されます。■小学校 ※ABC ※試算条件 ■中学校 ※ABC ※試算条件 小学校のコストの ABCは平成 26 試算条件はP3 中学校のコストの ABCは平成 26 試算条件はP3 コストの概要 26 年度の実績値 3-8 コストの概要 26 年度の実績値 3-8 実績値 実績値 ( ( (単位:千円) (単位:千円) ) )