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指定通所リハビリテーションの手引き 目次 基準に関する条例等一覧 1 Ⅰ 通所リハビリテーションの概要 1 通所リハビリテーションとは 2 2 みなし指定の取扱い 2 Ⅱ 通所リハビリテーションの人員基準 1 介護老人保健施設 病院の場合 3 2 診療所の場合 3 Ⅲ 通所リハビリテーションの設備基

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平成28年度

指定通所リハビリテーションの手引き

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指定通所リハビリテーションの手引き 目次 基準に関する条例等一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 Ⅰ 通所リハビリテーションの概要 1 通所リハビリテーションとは ・・・・・・・・・・・・・・・・・2 2 みなし指定の取扱い ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 Ⅱ 通所リハビリテーションの人員基準 1 介護老人保健施設、病院の場合・・・・・・・・・・・・・・・・・3 2 診療所の場合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 Ⅲ 通所リハビリテーションの設備基準 1 専用の部屋等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 2 消火設備、機械及び器具・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 Ⅳ 通所リハビリテーションの運営基準 1 内容及び手続の説明及び同意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・9 2 サービス提供の記録 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 3 利用料等の受領及び費用の徴収に係る留意事項・・・・・・・・・・9 4 通所リハビリテーション計画の作成・・・・・・・・・・・・・・・10 5 記録の整備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 Ⅴ 報酬関係 1 事業所の規模区分 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 2 所要時間による区分の取扱い ・・・・・・・・・・・・・・・・・11 3 定員超過利用の減算 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 4 人員基準欠如による減算 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 5 延長サービスを行った場合の加算 ・・・・・・・・・・・・・・・13 6 入浴介助加算 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 7 リハビリテーションマネジメント加算 ・・・・・・・・・・・・・14 8 短期集中リハビリテーション実施加算 ・・・・・・・・・・・・・15 9 認知症短期集中リハビリテーション実施加算 ・・・・・・・・・・16 10 生活行為向上リハビリテーション実施加算・・・・・・・・・・・・16 11 若年性認知症利用者受入加算・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 12 栄養改善加算、口腔機能向上加算・・・・・・・・・・・・・・・・17

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13 運動機能向上加算 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 14 重度療養管理加算 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 15 中重度ケア体制加算 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 16 同一の建物に居住する利用者等に対する減算・・・・・・・・・・・18 17 送迎を行わない場合の減算 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 18 社会参加支援加算・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 19 選択的サービス複数実施加算 ・・・・・・・・・・・・・・・・・19 20 事業所評価加算 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 21 サービス提供体制強化加算 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 22 介護職員処遇改善加算 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20

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1 基準に関する条例等一覧 【人員・設備・運営】 条 例 施行規則 要 綱 介護保険法に基づく指定居宅サ ービス等の事業の従業者、設備及 び運営の基準に関する条例 (平成 24 年長野県条例第 51 号) 介護保険法に基づく指定居宅サー ビス等の事業の従業者、設備及運 営の基準に関する条例施行規則 (平成 25 年長野県規則第 22 号) 長野県指定居宅サービス 及び指定介護予防サービ ス等の事業の従業者、設備 及び運営の基準に関する 要綱(25 健長介第 147 号) 介護保険法に基づく指定介護予 防サービス等の事業の従業者、設 備及び運営並びに指定介護予防 サービス等に係る介護予防のた めの効果的な支援の方法の基準 に関する条例(平成 24 年長野県 条例第 52 号) 介護保険法に基づく指定介護予防 サービス等の事業の従業者、設備 及び運営並びに指定介護予防サー ビス等に係る介護予防のための効 果的な支援の方法の基準に関する 条例施行規則(平成 25 年長野県規 則第 23 号) 【介護報酬の算定】 基準省令 解釈通知 指定居宅サービスに要する費用の額の 算定に関する基準 (平成 12 年厚生省告示第 19 号) 指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関 する基準(訪問通所サービス、居宅療養管理指導 及び福祉用具貸与に係る部分)及び指定居宅介 護支援に要する費用の額の算定に関する基準の 制定に伴う実施上の留意事項について (平成 12 年老企第 36 号) 指定介護予防サービスに要する費用の 額の算定に関する基準 (平成 18 年厚生省告示第 127 号) 指定介護予防サービスに要する費用の額の算定 に関する基準の制定に伴う実施上の留意事項 について (平成 18 年老計発第 0317001 号) 県ホームページ掲載 ホーム > 健康・福祉 > 高齢者福祉 > 介護保険 > 介護保険法・老人福祉法等に基づく指定居宅サー ビス等の事業の従業者、設備及び運営の基準に係る条例、施行規則及び要綱一覧 http://www.pref.nagano.lg.jp/kaigo-shien/kenko/koureisha/kaigo/jorei.html 【その他法令等の表記】 法:介護保険法(平成 9 年 12 月 27 日法律第 123 号) 則:介護保険法施行規則(平成 11 年 3 月 31 日厚生省令第 36 号) 青本・・・・・ 平成 27 年4月版 介護報酬の解釈1(単位数表編) 赤本・・・・・ 平成 27 年4月版 介護報酬の解釈2(指定基準編) 緑本・・・・・ 平成 27 年4月版 介護報酬の解釈3(Q&A・法令編)

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2 Ⅰ 通所リハビリテーションの概要 1 通所リハビリテーションとは【基本方針:条例第 116 条】 「指定居宅サービスに該当する通所リハビリテーション(以下この章において「指定通所リハ ビリテーション」という。)の事業は、要介護状態となった場合においても、その利用者が可能 な限りその居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、理 学療法、作業療法その他必要なリハビリテーションを行うことにより、利用者の心身の機能の維 持回復を図るものでなければならない。」とされています。 2 みなし指定の取扱い【事業者の指定の特例:法第 71 条・72 条、則第 127 条・128 条】 健康保険法による保険医療機関・保険薬局の指定、介護保険法による介護老人保健施設の開設 許可があったときは、特例として、一定の在宅サービスについて指定居宅サービス事業者・指定 介護予防サービス事業者の指定があったとみなされます。 ただし、もとの指定・許可が取り消された場合には、みなし指定も効力を失います。 法律 事業者 指定の特例(介護予防を含む) 健康保険法 ・保険医療機関 (病院・診療所) 居宅療養管理指導、訪問看護、訪問リハビリ テーション、通所リハビリテーション ・保険薬局 居宅療養管理指導 介護保険法 ・介護老人保健施設 短期入所療養介護、通所リハビリテーション ・介護療養型医療施設 短期入所療養介護

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3 Ⅱ 通所リハビリテーションの人員基準について 【従業者:条例第 117 条、施行規則第 41 条、要綱第 28】 1 介護老人保健施設、病院の場合 (1) 医師 専任の常勤医師が1人以上勤務していること。 なお、指定通所リハビリテーションを行う介護老人保健施設であって、病院又は診療所(医師に ついて介護老人保健施設の人員基準を満たす余力がある場合に限る。)と併設されているものにつ いては、当該病院又は診療所の常勤医師との兼務で差し支えないものであること。 専任の常勤医師が、休暇や出張等により不在の場合は、代替の専任の医師の配置及び専任の常勤 医師との緊急時の連絡体制を整えておくことが必要。 ×医師が不在の日がある。 ×介護老人保健施設・病院において、非常勤医師のみで常勤医師が配置されていない。 ×医師や理学療法士等について、勤務状況(時間)を確認できる書類がない。 (2) 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護職員、介護職員 指定通所リハビリテーションの単位ごとに、その提供を行う時間帯を通じて専ら当該指定通所リ ハビリテーションの提供に当たる者が、利用者の数が 10 人以下の場合は1人、利用者の数が 10 人を超える場合は利用者の数を 10 で除した数以上確保されていること。 例えば、利用者の数が 35 人の場合は、35÷10=3.5 → 4人以上の配置が必要。またサービス提 供時間帯を通じて通所リハビリ以外の職務に従事しないこと。 (3) 理学療法士等((2)に掲げる人員のうち、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士) 専らリハビリテーションの提供に当たる者が、利用者が 100 人又はその端数を増すごとに1以上 確保されていること。 営業日ごとに、リハビリテーションを提供する時間帯において、理学療法士等を配置すること。 ※リハビリテーションを提供する時間帯≠サービス提供時間帯 ※リハビリテーションとは、個別リハだけではない。 2 診療所の場合 (1) 医師 イ 利用者の数が同時に 10 人を超える場合 ・専任の常勤医師が1人以上勤務していること。 ロ 利用者の数が同時に 10 人以下の場合 ・専任の医師が1人勤務していること。 ・利用者数は、専任の医師1人に対し1日 48 人以内であること。 専任の(常勤)医師が不在の場合の取扱いは、介護老人保健施設・病院の場合と同様である。

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4 (2) 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護職員、介護職員 ・指定通所リハビリテーションの単位ごとに、その提供を行う時間帯を通じて専ら当該指定通所リ ハビリテーションの提供に当たる者が、利用者の数が 10 人以下の場合は1人、10 人を超える場合 は利用者の数を 10 で除した数以上確保されていること。 (3) (2)に掲げる人員のうち、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、経験を有する看護師 ・常勤換算方法で 0.1 以上確保されること。 例えば、常勤の従業者の勤務時間が週 40 時間である場合、1週あたり、 40×0.1=4時間の勤務を、サービス提供時間帯に行う必要がある。 注1 指定通所リハビリテーションの単位とは、同時に、一体的に提供される指定通所リハビリテー ションをいうものであることから、例えば、次のような場合は、2単位として扱われ、それぞれ の単位ごとに必要な従業者を確保する必要がある。 ・同時に一定の距離を置いた2つの場所で行われ、これらのサービス提供が一体的に行われている といえない場合。 ・午前と午後で別の利用者に対して指定通所リハビリテーションを提供する場合 注2 従事者1人が1日に行うことのできる指定通所リハビリテーションは、2単位までとする。た だし、1時間から2時間までの通所リハビリテーションについては、0.5 単位として扱う。 注3 所要時間1時間から2時間の通所リハビリテーションを行う場合であって、定期的に適切な研 修を修了している看護師、准看護師、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師がリハビリテーション を提供する場合は、これらの者を当該単位における理学療法士等として計算することができる。 この場合における「研修」とは、運動器リハビリテーションに関する理論、評価法等に関する基 本的内容を含む研修会であって、関係学会等により開催されているものを指す。具体的には、日本 運動器リハビリテーション学会の行う運動器リハビリテーションセラピスト研修、全国病院理学療 法協会の行う運動療法機能訓練技能講習会が該当する。 注4 「経験を有する看護師」とは、診療報酬の算定方法に定める重度認知症患者デイケア、精神科 デイケア、脳血管疾患等リハビリテーション料、運動器リハビリテーション料に係る施設基準の届 出を行った保険医療機関等又は「指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準」(平成 12 年厚生省告示第 19 号)に定める指定通所リハビリテーションに係る施設基準の届出を行った指 定通所リハビリテーション事業所、「指定介護予防サービスに要する費用の額の算定に関する基準」 (平成 18 年厚生労働省告示第 127 号)に定める指定介護予防通所リハビリテーションに係る施設 基準の届出を行った指定介護予防通所リハビリテーション事業所、「厚生労働大臣が定める特定診 療費に係る指導管理等及び単位数」(平成 12 年厚生省告示第 30 号)に定める理学療法、作業療法 に係る施設基準の届出を行った介護保険施設において、それらに1年以上従事した者をいう。

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5 <通所リハビリテーションの人員基準> 職種名 配置要件 ① 管理者 事業所ごと 常勤であること ② 管理代行者 必要な場合に、管理者が選任することができる ・医師 ・理学療法士 ・作業療法士 ・専ら指定通所リハビリテーションの提供にあたる看護師 * 指揮命令系統を明確にしておくこと ③ 医師 1人以上 専任の常勤医師であること ④ ☆理学療法士 ☆作業療法士 ☆言語聴覚士 看護師 准看護師 介護職員 単位ごと 以下の要件を、ともに満たすこと 要件1 【利用者が 10 人以下の場合】 サービス提供時間帯を通じて、専従する④の従業者が1 以上確保されること 【利用者が 10 を超える場合】 サービス提供時間帯を通じて、専従する④の従業者が利 用者の数を 10 で除した数以上確保されること 例)利用者が 15 人の場合専従する従業者は、 1.5 人以上 要件2 うち☆の療法士が、リハビリテーションの提供時間帯に 利用者が 100 又はその端数を増す毎に1以上配置され ること。 * 営業日ごとに配置。 例)利用者が 150 人の場合 療法士は、1.5 人ではなく、2 人以上 事業所が診療所の場合 要件1は上記と同じ 要件2 うち☆の療法士あるいは経験を有する看護師が、常勤換 算方法で 0.1 以上配置されていること。 * 営業日ごとに 0.1 以上配置するのが望ましい。 * 経験を有する看護師とは、P4の注4参照

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6 25 健長介第 618 号 平成 26 年(2014 年)2月 26 日 指定通所リハビリテーション事業所設置者 様 (介護老人保健施設) 長野県健康福祉部 健康長寿課介護支援室長 指定通所リハビリテーションの人員及び運営の基準について(通知) 指定通所リハビリテーションの事業は、「介護保険法に基づく指定居宅サービス等の事業の従 業者、設備及び運営の基準に関する条例(平成24年長野県条例第51号)(以下「条例」という。)」、 「介護保険法に基づく指定居宅サービス等の事業の従業者、設備及び運営の基準に関する条例施 行規則(平成25年長野県規則第22号)(以下「規則」という。)」及び「長野県指定居宅サービス 及び指定介護予防サービス等の事業の従業者、設備及び運営の基準に関する要綱(25健長介第144 号)(以下「要綱」という。)に基づき、実施されているところですが、指定更新審査及び実地指 導等において、下記の基準が遵守されていない事例がありました。 つきましては、貴事業所の人員配置等を再度確認いただきますようお願いします。 なお、これらの要件を満たさないことにより人員基準欠如に該当し、介護給付費の減算を行っ ていただく必要がある場合もあります。適正なサービス提供を確保するため、未然の防止を図る よう努めてください。 記 1 医師の配置について 指定通所リハビリテーションの実施に当たっては、専任の常勤医師が1人以上勤務している こと。ただし、介護老人保健施設であって病院又は診療所(医師について介護老人保健施設の 人員基準を満たす余力がある場合に限る。)と併設されているものについては、当該病院又は 診療所との兼務をすることは可。 【条例第 117 条第1項(1)、規則第 41 条第1項(1)、要綱第 28(1)①】 常勤医師の勤務がない事業所があったため、常勤医師を配置すること。 常勤医師とは、少なくとも1人の医師の勤務時間がその事業所で定められている常勤の勤務 時間に達している場合を言う。(常勤の勤務時間が 32 時間未満の場合は 32 時間を基本とする。) 2 理学療法士等の配置について 理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士(以下「理学療法士等」という。)がリハビリテー ションを提供する時間帯において、利用者が 100 人又はその端数を増すごとに1人以上配置す ること 【条例第 117 条第1項(2)、規則第 41 条第1項(2)イ、要綱第 28(1)②】

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7 指定通所リハビリテーションの営業日に(特に土・日に営業している場合に注意が必要。) 理学療法士等の配置がなされていない事例が見受けられたため、サービス提供単位ごとに必ず 理学療法士等を配置し、リハビリテーションの提供を行うこと。 3 勤務表の作成及びサービス提供単位について 利用者に対し適切な指定通所リハビリテーションを提供できるよう、指定通所リハビリテー ション事業所ごとに全ての従業者について勤務体制を定めておくこと。 【条例第 125 条で準用する第 91 条第1項、要綱第 30(6)②】 介護老人保健施設と兼務している職員について、介護老人保健施設又は通所リハビリテーシ ョン事業所いずれのサービス提供に当たっているのかわからない勤務表が多数見受けられた ので、それぞれのサービスごと勤務する時間が明らかになるよう、作成すること。 また、通所リハビリテーションを複数のサービス提供単位で運営している場合は、単位ごと の配置がわかるように作成すること。 同一の場所で同一の職員により一体的にサービス提供が行われているにもかかわらず、単 に定員数だけで単位を分けている事例が見受けられたため、実態に合わせたサービス提供単 位となるよう速やかに運営規程等の変更手続きを行うこと。 なお、一の事業所で複数のサービス提供単位を持つ場合とは、次のような例を言う。 <複数単位の例> ・指定通所リハビリテーションが同時に一定の距離を置いた2つの場所で行われ、これら のサービス提供が一体的に行われているといえない場合 ・午前と午後とで利用者を入れ替え、別の利用者に対して指定通所リハビリテーションを 行う場合 介護支援室サービス係 室長 宮下 朋子 担当 竹入 由香 電話 026-235-7121 FAX 026-235-7394 E-mail kaigo-shien@pref.nagano.lg.jp

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8 Ⅲ 通所リハビリテーションの設備基準について 【設備:条例第 118 条、施行規則第 42 条、要綱第 29】 1 専用の部屋等 指定通所リハビリテーションを行うにふさわしい専用の部屋等であって、3平方メートルに利用 定員を乗じた面積以上のものを有すること。 内装等には、木材を利用するよう努めなければならない。内装等の木材は、県産材の利用に努め ること。【長野県独自基準】 2 消火設備、器械及び器具 消火設備その他の非常災害に際して必要な設備並びに指定通所リハビリテーションを行うため に必要な専用の機械及び器具を備えること。 注1 事業所ごとに備える設備については、専ら当該事業の用に供するものでなければならないこと としているが、病院、診療所、介護老人保健施設が互いに併設される場合(同一敷地内にある場 合、又は公道をはさんで隣接している場合をいう。)であって、そのうちの複数の施設において、 指定通所リハビリテーション事業を行う場合で、次の条件に適合するときは、それぞれの指定通 所リハビリテーションを行うためのスペースが同一の部屋等であっても差し支えないものとす る。 ① 当該部屋等において、それぞれの指定通所リハビリテーションを行うためのスペース が 明確に区分されていること。 ② それぞれの指定通所リハビリテーションを行うためのスペースが、3平方メートルに利用定 員を乗じた面積以上であるものを有すること。ただし、介護老人保健施設の場合は、当該専用 の部屋等の面積に利用者用に確保されている食堂(リハビリテーションに供用されるものに限 る。)の面積を加えるものとすること。 注2 保険医療機関が医療保険の脳血管疾患等リハビリテーション、運動器リハビリテーション又は 呼吸器リハビリテーションの届出を行っており、当該保険医療機関において、1時間以上2時間未 満の指定通所リハビリテーションを実施する際には、指定通所リハビリテーションの利用者に対す るサービス提供に支障が生じない場合に限り、同一のスペースにおいて行うことも差し支えない (必要な機器及び器具の利用についても同様)。 この場合の指定通所リハビリテーションを行うために必要なスペースは、3平方メートルに指定 通所リハビリテーションの利用定員と医療保険のリハビリテーションを受ける患者の数を乗じた 面積以上とする。

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9 Ⅳ 通所リハビリテーションの運営基準 【条例第 119 条~、施行規則第 43 条~、要綱第 30~】 以下に記載以外の基本事項については、介護老人保健施設資料も参照 1 内容及び手続きの説明及び同意 介護保険のサービスは、利用者及びその家族に十分な説明を行い、重要事項を記載した文書(重 要事項説明書)を交付し、文書による同意を得たうえで開始すること * 重要事項説明書に記載すべき事項 ① 運営規程の概要 ②利用料 ③ 当該通所リハビリテーション事業所に勤務する従業員の体制 ④ 事故発生時の対応 ⑤ 苦情処理の体制 ⑥ その他(秘密保持、衛生管理等) 2 サービス提供の記録 利用者がサービスの利用状況や、支給限度額の残高を把握できるようにするため、通所リハビリ テーションの提供日、内容等を記録しなければならない * 介護報酬算定の根拠となる実際のサービス提供時間、送迎の時間、通所リハビリテーション に従事した職員の氏名、職種名、配置時間等を明確にしておくこと。 3 利用料等の受領及び費用の徴収に係る留意事項 利用者から徴収することができる利用料及び費用は以下の通り ① 利用料 提供したサービスが法定代理受領サービスである場合…介護報酬告示上の額の1割 法定代理受領サービス以外である場合…介護報酬告示上の額(10 割) ② 通常の実施地域以外に居住する利用者の送迎費用(実施地域を越えた地点から起算) ③ 時間延長料金 ④ 食費 ⑤ おむつ代 ⑥ その他の日常生活費 ・ 利用者の希望によって、身の回り品として日常生活に必要なものを事業者が提供する場合 に係る費用 ・利用者の希望によって、教養娯楽として日常生活に必要なものを事業者が提供する場合に係 る費用 * 上記以外の費用の支払を受けることはできない。 * 上記料金であっても徴収をするためには、運営規程に金額を明記し、重要事項を説明する際に 利用者又はその家族に対して具体的に説明し、同意を得ておかなければならない。 * 上記料金の支払いを受けた場合には、利用者に対して通所リハビリテーションの利用回数、費 用区分等を明確にした領収書を交付しなければならない。 ・口座引き落としの場合にも必要。 ・利用料が医療費控除の対象となる場合もあるため、医療費控除が受けられる領収書を発行す

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10 る必要がある。 *介護予防通所リハビリテーションでは、③を徴収できない。 *その他の日常生活費については、「通所介護等における日常生活に要する費用の取扱について(平 成 12 年 3 月 30 日老企第 54 号)」を参照(赤本P1,212) 4 通所リハビリテーション計画の作成 全ての利用者について、居宅サービス計画に沿った通所リハビリテーション計画を作成し、その 内容を利用者・家族に説明し、同意を得た上で交付すること。 * 通所リハビリテーション計画に記載すべき事項 ① リハビリテーションの目標 ② 目標を達成するための具体的なサービス内容 等 * 診療又は運動機能検査、作業能力検査等を基に、多職種共同で個々の利用者ごとに作成する。 * 交付した通所リハビリテーション計画は、完結の日から2年間保存しなければならない。 * 通所リハビリテーション計画に沿ったサービスの実施状況及びその評価を診療記録に記載する。 5 記録の整備 通所リハビリテーション事業所は、以下の記録を整備しておかなければならない。 ① 従業者、設備、備品及び会計に関する諸記録 ② 利用者に対する通所リハビリテーションの提供に関する記録 ・通所リハビリテーション計画 ・具体的なサービスの内容等の記録(診療記録を含む) ・利用者に関する市町村への通知に関する記録 ・利用者からの苦情の内容等の記録 ・事故の状況及び事故に際して採った処置についての記録 * 上記の記録は、その完結の日から2年間保存(苦情及び事故関係の記録は5年間)保存しなけ ればならない。

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11 Ⅴ報酬関係 1事業所の規模区分 通常規模事業所 ・・・前年度の1月当たりの平均利用延人員数が 750 人以内 大規模事業所(Ⅰ) ・・ 前年度の1月当たりの平均利用延人員数が 751 人以上 900 人以内 大規模事業所(Ⅱ) ・・ 前年度の1月当たりの平均利用延人員数が 901 人以上 ・事業所規模の算定については、前年4月から当年2月までの利用者数について確認し、現在届け出 ている事業所規模と変わる場合は、体制届出が必要となります。(例年3月 15 日まで) ※事業所規模については、実際の「平均利用延人員数に基づいて適切に請求を行われているか国の 会計検査の検査対象となっており、介護保険適正化システムにより、請求件数と規模の区分が一致 しない場合は抽出されるので留意すること。 ・定員規模別の報酬の基礎となる平均利用延人員の算定の際には、介護予防の利用者数を含む。(介 護予防サービスの指定を併せて受け一体的に事業を実施している場合。) <平均利用延人員数の計算方法> ① 各月(歴月)ごとに利用延人員数を算出する。 ② 毎日事業を実施した月においては、当該月の利用延人員数にのみ7分の6を乗じる。 (小数点第3位を四捨五入) ③ ②で算出した各月(歴月)ごとの利用延人員数を合算する。 ④ ③で合算した利用延人員数を、サービス提供月数で割る。 ※②を除き、計算の課程で発生した小数点の端数処理は行わないこと。 ・ 前年度の実績が6月に満たない事業者(新規、再開含む。)又は ・ 前年度の実績(前年度の4月から2月まで)が6月以上あり、年度が変わる際 (4月1日)に定員を 25%以上変更して事業を行う事業者においては、当該年度に係る平均利用延 人員数の算出に当たり、便宜上、岡山市に届け出た当該事業所の利用定員の 90%に予定される1月 当たりの営業日数を乗じて得た数とする。従って、年度の途中での事業所規模に関する体制の変更は 生じない。 ※毎年度末、「通所リハビリテーション事業所規模区分確認書」を必ず作成し、平均利用延人員を確 認してください。 ※県ホームページ掲載場所 ホーム > 県政情報・統計 > 組織・行財政 > 組織・職員 > 長野県の組織一覧(本庁) > 介護支援課紹介 > 介護給付費の算定に係る届出様式関係 別紙 13-4 http://www.pref.nagano.lg.jp/kaigo-shien/kenko/koureisha/service/jigyosha/h24-02/sante.html 2 所要時間による区分の取扱い ・所要時間による区分については、現に要した時間ではなく、通所リハビリテーション計画に位置づ けられた内容の通所リハビリテーションを行うための標準的な時間によることとしている。 ・通所サービスのサービス提供時間帯における併設医療機関の受診は、緊急やむを得ない場合を除い て認められない。 ・緊急やむを得ない場合において併設医療機関を受診した場合は、併設医療機関における保険請求が 優先され、通所サービスについては変更後の所要時間に応じた所定単位数を算定しなければならない

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12 3 定員超過利用減算 ・月平均の利用者の数が、運営規程に定められている利用定員を超えた場合は減算する。 ・この場合の利用者の数は、1月間(歴月)の利用者の数の平均を用いる。この場合、1月間の利用 者の数の平均は、当該月におけるサービス提供日ごとの同時にサービスの提供を受けた者の最大数の 合計を、当該月におけるサービス提供日数で除して得た数とする。この平均利用者数の算定に当たっ ては、小数点以下を切り上げるものとする。 ・月平均で定員超過があれば、その翌月から定員超過利用が解消されるに至った月まで、利用者全員 について、減算される(所定単位数に 100 分の 70 を乗じて得た単位数を算定する。 4 人員基準欠如減算 (1)常勤医師について(診療所であって、利用者の数が同時に 10 人以下の場合を除く。) 専任の常勤医師が1人以上いない場合は、その翌月から人員基準欠如が解消されるに至った 月まで、利用者全員について所定単位数が減算されます。※1 (2)医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護職員及び介護職員の配置数について ① 人員基準上必要とされる員数から一割を超えて減少した場合にはその翌月から人員基準欠如 が解消されるに至った月まで、利用者全員について所定単位数が減算されます。 一割を超えて減少した場合とは、具体的には次の場合で、月単位で計算します。 【医師:上記1に該当する場合を除く】※2 サービス提供日に専任の医師が勤務した日 サービス提供日 【従事者】 (理学療法士、作業療法士若しくは言語聴覚士又は看護師、准看護師若しくは介護職員) 営業日のサービス提供時間中における従事者が実際に勤務した時間の合計 各営業日における従事すべき従事者数×サービス提供時間の合計 【理学療法士等(老健・病院の場合)】 (従事者のうち理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士)※3 営業日のリハビリテーションを提供する時間帯に配置された理学療法士等の延べ人数 各営業日における従事すべき理学療法士等の人数の合計 【理学療法士等(診療所の場合)】 (従事者のうち理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士、経験看護師)※3 歴月における理学療法士等の勤務延時間数 歴月における常勤の職員が勤務する時間 ② には一割の範囲内で減少した場合 、その翌々月から人員基準欠如が解消されるに至った月まで、 利用者全員について所定単位数が減算されます。(ただし、翌月の末日において人員基準を満たすに 至っている場合を除く。) < 0.9 < 0.9 < 0.9 < 0.09

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13 一割の範囲内で減少した場合とは、具体的には次の場合で、月単位で計算します。 【医師:上記1に該当する場合を除く】※2 サービス提供日に専任の医師が勤務した日 サービス提供日 【従事者】(理学療法士、作業療法士若しくは言語聴覚士又は看護師、准看護師若しくは介護職員) 営業日のサービス提供時間中における従事者が実際に勤務した時間の合計 各営業日における従事すべき従事者数×サービス提供時間の合計 【理学療法士等(老健・病院の場合)】(従事者のうち理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士)※3 営業日のリハビリテーションを提供する時間帯に配置された理学療法士等の延べ人数 各営業日における従事すべき理学療法士等の人数の合計 【理学療法士等(診療所の場合)】 (従事者のうち理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士、経験看護師)※3 歴月における理学療法士等の勤務延時間数 歴月における常勤の職員が勤務する時間 ※1 介護老人保健施設であって、病院又は診療所(医師について介護老人保健施設の人員基準を満 たす余力がある場合に限る。)と併設されているものについては、当該病院又は診療所の常勤医師 との兼務で差し支えないものであること。 ※2 通所リハビリテーションの専任の常勤医師について、労働基準法に基づく就業規則に定められた有給休 暇を取得することが可能。ただし、休暇の間について、代替の専任の医師の配置及び専任の常勤 医師との緊急時の連絡体制を整えておくことが必要。(計画的な医学的管理を行う専任の常勤医師 又は代替の専任の医師が通所リハビリテーション事業所か併設医療機関内に勤務していることが必要) ※3 所要時間1時間から2時間の通所リハビリテーションを行う場合であって、定期的に適切な研修を修了 している看護師、准看護師、柔道整復師又はあん摩マッサージ指圧師がリハビリテーションを提供する場 合は、これらの者を当該単位における理学療法士等として計算することができる。 5 6時間以上8時間未満の通所リハビリテーションの前後に連続して延長サービスを行った場合の 加算(延長加算)の取扱 【8時間以上9時間未満 :50 単位/日 9時間以上 10 時間未満: 100 単位/日】 通所リハビリテーションと延長サービスを通算した時間が8時間以上の部分について算定される。 6 入浴介助加算 【50 単位/日】 入浴介助加算は、通所リハビリテーション計画上、入浴の提供が位置づけられている場合に、利 用者側の事情により、入浴を実施しなかった場合については、当該加算を算定できない。 なお、部分浴や清拭は算定の対象とならない。 0.9≦ <1.0 0.9≦ <1.0 0.9≦ <1.0 0.09≦ <0.1

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14 7 リハビリテーションマネジメント加算 【加算(Ⅰ):230 単位/月 加算(Ⅱ)(1):1020 単位/月 加算(Ⅱ)(2):700 単位/月】 ・指定通所リハビリテーション事業所の医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士その他の職種 のものが共同し、継続的にリハビリテーションの質を管理した場合は、リハビリテーションマネジ メント加算として、次に掲げる区分にお維持一月につき単位数を所定の単位数に加算する。 ・リハビリテーションマネジメント加算(Ⅰ) (1) 通所リハビリテーション計画の進捗状況を定期的に評価し、必要に応じて当該計画の見 直しをしていること。 (2) 事業所の理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士が、介護支援専門員を通じてその他の 指定居宅サービス事業の従業者にリハビリテーションの観点から、日常生活の留意点や介護 上の工夫を伝達していること。 (3) 新規に通所リハビリテーション計画を作成した利用者に対して、指定通所リハビリテー ションの実施を開始した日から起算して1月以内に、当該利用者の居宅を訪問し、診療、検 査等を行っていること。 ・リハビリテーションマネジメント加算(Ⅱ) (1) リハビリテーション会議を開催し、利用者の状況等に関する情報を共有するとともに、 会議の内容を記録すること。 (2) リハビリテーション計画について、医師が利用者又は家族に対して説明し、利用者の同 意を得ること。 (3) リハビリテーション計画の同意を得た日の属する月から起算して、6月以内の場合は1 月に1度以上、6月を超えた場合は3月に1度以上、リハビリテーション会議を開催し、計 画の見直しを行うこと。 (4) 事業所の理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士は、介護支援専門員に対して必要な情 報提供を行うこと。 (5) 以下のいずれかに適合すること。 (一) 事業所の理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士が、居宅サービス計画に位置付け られたサービス事業所の従業員と利用者の居宅を訪問し、リハビリテーションに関する 専門的な見地からの指導・助言を行うこと。 (二) 事業所の理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士が利用者の居宅を訪問し、リハビ リテーションに関する専門的な見地からの指導・助言を行うこと。 (6) (1)から(5)までに適合することを確認し、記録すること。 ※1 利用者の同意を得た日とは、本加算を取得するにあたって、初めてリハビリテーション計画 を作成して同意を得られた日であり、見直しの同意とは異なる。 ※2 リハビリテーションマネジメント加算(Ⅱ)(1)を取得後は、リハビリテーションマネジメン ト加算(Ⅱ)(2)を算定するものとする。ただし、当該期間後(6カ月を超えた期間)であって も、リハビリテーション会議を開催意思、利用者の状態の変化に応じて計画を見直していく必 要性が高いことを、利用者若しくは家族並びに構成員が同意した場合はリハビリテーションマ ネジメント加算(Ⅱ)(1)を再算定することができる。

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15 ※「リハビリテーション会議」に係る介護報酬Q&A (問) リハビリテーション会議への参加はだれでもよいのか。 (答) 利用者及びその家族を基本としつつ、医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護支援専門 員、居宅サービス計画に位置付けたサービス提供事業所担当者その他の関係者が構成員となって実施 する必要がある。 (問) 介護支援専門員が開催する「サービス担当者会議」に参加し、リハビリテーション会議同等の構成 員の参加とリハビリテーション計画に関する検討が行われた場合は、リハビリテーション会議を開催 したものと考えてよいのか。 (答) サービス担当者会議からの一連の流れで、リハビリテーション会議と同様の構成員によって、リハ ビリテーションに関する専門的な見地から利用者の状況等に関する情報を共有した場合は、リハビリ テーション会議を行ったとして差し支えない。 (問) リハビリテーション会議を欠席した構成員がいる場合、サービス担当者会議と同様に照会という形 をとるのか。 (答) 照会は不要だが、会議を欠席した居宅サービス等の担当者等には、速やかに情報の共有を図ること が必要である。 8 短期集中個別リハビリテーション実施加算 【110 単位/日】 ・退院(所)日又は認定日から起算して、3月以内の期間に、1週につきおおむね2日以上、1日 あたり 40 分以上の個別リハビリテーションを行う必要があること。 ※「退院(所)日」とは、「利用者がリハビリテーションを必要とする状態の原因となった疾患等 の治療等のために入院若しくは入所した病院若しくは診療所若しくは介護保険施設から退院若 しくは退所した日」のこと。 ※「認定日」とは、「介護保険法第 19 条第1項に規定する要介護認定の効力が生じた日(当該利用 者が新たに要介護認定を受けた者である場合に限る。)」のこと。 → つまり、要介護認定の有効期間初日のこと。 ・リハビリテーションマネジメント加算を算定していない場合は、算定しない。 ・「短期集中リハビリテーション実施加算」及び「生活行為向上リハビリテーション実施加算」を 算定している場合は算定しない。 ※「短期集中リハビリテーション実施加算」に係る介護報酬Q&A (問) 通所リハビリテーションの提供時間中にリハビリテーション会議を開催する場合、当該会議に 要する時間は人員基準の算定に含めてよいか。

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16 (答) 人員基準の算定に含めることができる。会議の実施場所が事業所外の場合は、提供時間帯を通 じて専ら当該通所リハビリテーションの提供に当たる従業員が確保されている、又は、専らリハ ビリテーションの提供に当たるPT、OT、STが1以上確保され、従業者以外の人員が会議に 参加する場合は含めなくてよい。 9 認知症短期集中リハビリテーション実施加算 【認知症短期集中リハビリテーション実施加算(Ⅰ):240 単位/日 認知症短期集中リハビリテーション実施加算(Ⅱ):1920 単位/月】 ・認知症短期集中リハビリテーション実施加算(Ⅰ) (1) 退院(所)日又は通所開始日から起算して3カ月以内の期間に算定 (2)1週間に2日を限度として、20 分以上の個別リハビリテーションを実施する (3) リハビリテーションマネジメント加算(Ⅰ)又は(Ⅱ)を算定していない場合は、算定しない。 ・認知症短期集中リハビリテーション実施加算(Ⅱ) (1) 退院(所)日又は通所開始日の属する月から起算して3カ月以内の期間に算定 (2) 1月に4回以上リハビリテーションを実施すること (3) 必要な事項の記載された通所リハビリテーション計画を作成し、それに基づいたリハビリテ ーションを実施すること。また、計画の作成にあたっては、利用者の居宅を訪問し、利用者の応 用的動作能力等を評価し、結果を利用者と家族に伝達すること (4) リハビリテーションマネジメント加算(Ⅱ)を算定していない場合は、算定しない。 ・当該リハビリテーションに関わる医師は精神科医師又は神経内科医師を除き、認知症に対するリ ハビリテーションに関する研修を修了していること。 具体的には、 ①全国老人保健施設協会が主催する「認知症短期集中リハビリテーション研修」 ②日本慢性期医療協会等が主催する「認知症短期集中リハビリテーション医師研修会」 ③都道府県等が実施する「認知症サポート医養成研修」 ・「短期集中リハビリテーション実施加算」及び「生活行為向上リハビリテーション実施加算」を 算定している場合は算定しない。 ・利用者が過去3カ月の間に本加算を算定した場合には算定できない。 10 生活行為向上リハビリテーション実施加算 【利用開始日から3月以内:2000 単位/月 利用開始日から3月以上、6月以内:1000 単位/月】 ・生活行為の内容の充実を図るための専門的な知識・経験を有する作業療法士又は生活行為の内容 の充実を図るための研修を修了した理学療法士若しくは言語聴覚士を配置すること。 ・必要な事項を定めたリハビリテーション実施計画に基づき、リハビリテーションを提供すること。 ・計画で定めた通所リハビリテーションの実施期間中に、リハビリテーションの提供を終了した日 前1月以内に、リハビリテーション会議を開催し、目標の達成状況を報告すること。 ・生活行為リハビリテーションの提供の終了後、同一の利用者に対して、引き続きリハビリテーシ ョンを提供するにあたっては、通所リハビリテーション計画の作成にあたり、その内容について 利用者又はその家族に対し、生活行為リハビリテーションの提供の終了日の属する月の翌月から 6カ月に限り、所定単位数から 100 分の 15/日が減算されることを説明し同意を得なければなら

(20)

17 ない。 ・「短期集中リハビリテーション実施加算」及び「認知症短期集中リハビリテーション実施加算」 を算定している場合は算定しない。 ・ リハビリテーションマネジメント加算(Ⅱ)を算定していない場合は、算定しない。 11 若年性認知症利用者受入加算【60 単位/日】 ・受け入れた若年性認知症利用者ごとに個別の担当者を定め、その者を中心に、当該利用者の特性 やニーズに応じたサービス提供を行うこと。 ・若年性認知症利用者とは、初老期における認知症によって要介護者となった者で、65 歳の誕生 日の前々日までが同加算の算定対象である。 12 栄養改善加算、口腔機能向上加算【150 単位/回 (1月に2回を限度)】 【予防:150 単位/月】 ・居宅サービスにおける栄養ケア・マネジメント等に関する事務処理手順及び様式例の提示につい て ・口腔機能向上加算等に関する事務処理手順及び様式例の提示について「緑本P804」を参照 ・定員超過又は人員欠如減算の期間は算定できない。 13 運動器機能向上加算(介護予防のみ)【225 単位/月】 ・利用者ごとのニーズを実現するための長期目標及び長期目標を達成するための短期目標設定する こと。長期目標及び短期目標については、介護予防サービス計画と整合が図れたものとすること。 ・利用者に係る長期目標及び短期目標を踏まえ、当該利用者ごとに、実施する運動の種類、実施期 間、実施頻度、1回当たりの実施時間、実施形態等を記載した運動器機能向上計画を作成するこ と。 ・利用者の短期目標に応じて、概ね1月間ごとに、利用者の当該短期目標の達成度と客観的な運動 器の機能の状況についてモニタリングを行うとともに、必要に応じて、運動器機能向上計画の修 正を行うこと。 ・実施期間終了後に、長期目標の達成度及び運動器の機能の状況について、事後アセスメントを実 施し、その結果を利用者に係る介護予防支援事業者に報告すること。 ・定員超過又は人員欠如減算の期間は算定できない。 14 重度療養管理加算【100 単位/日】 ①要介護4又は要介護5に該当する者であって、 ②厚生労働大臣が定める状態である利用者に対して、計画的な医学的管理を継続的に行い通所リハ ビリテーションを行った場合に算定する。 <厚生労働大臣が定める状態> イ 常時頻回の喀痰吸引を実施している状態 ロ 呼吸障害等により人工呼吸器を使用している状態 ハ 中心静脈注射を実施している状態

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18 ニ 人工腎臓を実施しており、かつ、重篤な合併症を有する状態 ホ 重篤な心機能障害、呼吸障害等により常時モニター測定を実施している状態 ヘ 膀胱または直腸の機能障害の程度が身体障害者障害程度等級表の4級以上に該当し、かつ、ス トーマの処置を実施している状態 ト 経鼻胃管や胃瘻等の経腸栄養が行われている状態 チ 褥瘡に対する治療を実施している状態 リ 気管切開が行われている状態 ※ 留意事項通知(青本P309)により、さらに詳細に規定されているので注意すること。通知に定 められた状態でなければ算定不可。 ・利用者に対する計画的な医学的管理の内容等を診療録に記録しておくこと。 15 中重度ケア体制加算【20 単位/日】 ・基準に定められる員数に加え、歴月ごとに看護職員又は介護職員を常勤換算方法で 1 以上確保す ること。 ・前年度又は算定日が属する月の前3月間の利用者数の総数のうち、要介護度区分が要介護度3を 超える者の割合が 100 分の 30 以上であること。なお、前年度の実績が6月に満たない事業所につ いては、加算の算定ができない。 ・サービスを提供する時間帯を通じて、専らサービスの提供に当たる看護職員を1名以上配置して いること。この職員については他の職務との兼務は認められない。 ・中重度ケア体制加算については、事業所を利用する利用者全員に算定することができる。 16 同一の建物に居住する利用者等に対する減算 ・事業所と同一建物に居住する利用者又は同一建物から通う利用者に、通所リハビリテーションを 行った場合は、1日につき 94 単位を所定単位数から減算する。介護予防の場合は1月につき要支 援1の場合は 376 単位、要支援2の場合は 752 単位を減算する。 ・例えば、自宅から事業所へ通い、同一建物に宿泊する場合、この日は減算の対象とならないが、 同一建物に宿泊した者が事業所へ通い、自宅に帰る場合、この日は減算の対象となる。 → 短期入所生活介護事業所が同一建物にある場合は注意が必要。 17 送迎を行わない場合の減算 ・利用者に対して、居宅と事業所の間の送迎を行わない場合には、片道につき 47 単位を減算する。 18 社会参加支援加算【12 単位/日】 ・評価対象期間内に指定通所リハビリテーションの提供を終了した者のうち、指定通所介護他及び 「その他社会参加に資する取組」(医療機関への入院、施設系サービスへの入所、指定訪問リハビ リテーション、指定認知症対応型共同生活介護等は除く)(以下「指定通所介護等」)を実施した 者の割合が 100 分の5を超えること。 ・評価対象期間内に指定通所リハビリテーションの提供を終了した日から起算して、14 日以上 44 日以内に、事業所の従業者が終了者への居宅訪問等により、指定通所介護等の利用が訪問日から 起算して3月以上継続することを確認し、記録すること ・12 を事業所の利用者の平均利用月数で除して得た数が 100 分の 25 以上であること

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19 19 選択的サービス複数実施加算(Ⅰ)、(Ⅱ)(介護予防のみ) 【加算(Ⅰ)480 単位/月・加算(Ⅱ)700 単位/月】 ・当該加算は、選択的サービス(運動器機能向上サービス、栄養改善サービス又は口腔機能向上サ ービス)のうち複数のサービスを組み合わせて実施することにより、要支援者の心身機能の改善効 果を高め、介護予防に資するサービスを効果的に提供することを目的とするもの。 ・複数の種類の選択的サービスを組み合わせて実施するに当たって、各選択的サービスを担当する 専門の職種が相互に連携を図り、より効果的なサービスの提供方法等について検討すること。 20 事業所評価加算(介護予防のみ)【120 単位/月】 評価対象期間(前年1月~12 月)の属する年度の次の年度内に限る ・算定のための基準 ① 介護予防通所リハビリテーションの利用実人員数が 10 人以上で、選択的サービス実施率が 60% 以上であり、評価基準値が 0.7 以上であること。 ② 価基準値 要支援状態区分の維持者数+ 改善者数× 2 評価対象期間内に運動器機能向上サービス、栄養改善サービス又は口腔機能 向上サービスを3月以上利用し、その後に更新・変更認定を受けた者の数 ※ 介護給付費算定に係る体制等状況一覧表の「事業所評価加算〔申出〕の有無」の欄が、「あり」 となっている事業所に対して、「事業所評価加算算定基準判定結果通知書」を平成 26 年2月に 送付している。 ※ 基準に適合し、算定可能と判定された事業所は、平成 26 年度において事業所評価加算が算定で きる。基準に適合せず、算定不可と判定された事業所は、平成 26 年度は算定できない。 ※ 事業所評価加算については、平成 26 年度から新たに算定可能、あるいは算定不可となった事業 所においても、体制届の提出は不要。 ※ 新たに事業所評価加算の〔申出〕を行う場合は、毎年 10 月 15 日までに加算に係る体制届を提 出すること。 21 サービス提供体制強化加算(加算Ⅰ、加算Ⅱ) 【加算(Ⅰ)イ:18 単位/回、<予防> 72(144)単位/月 加算(Ⅰ)ロ:12 単位/回、<予防> 48(96)単位/月 加算(Ⅱ) : 6単位/回、<予防> 24(48)単位/月】 ・加算Ⅰ・・・介護職員の総数のうち、介護福祉士の割合が 100 分の 40 以上であること。 ・加算Ⅱ・・・利用者に直接提供する職員(理学療法士等、看護職員又は介護職員)のうち、勤続年 数が3年以上の者の占める割合が 100 分の 30 以上であること。 ・定員超過又は人員欠如減算の期間は算定できない。 ・職員の割合の算出に当たっては、常勤換算方法により算出した前年度(3月を除く)の平均を用 いることとする。ただし、前年度の実績が6月に満たない事業所(新たに事業を開始し、又は再 開した事業所を含む。)については、届出日の属する月の前3月について、常勤換算方法により 算出した平均を用いることとする。 ・勤続年数の算定に当たっては、当該事業所における勤続年数に加え、同一法人の経営する他の介 ≧0.7

(23)

20 護サービス事業所、病院、社会福祉施設等においてサービスを直接提供する職員として勤務した 年数を含めることができるものとする。 22 介護職員処遇改善 【介護職員処遇改善加算(Ⅰ):介護報酬総単位数の 1000 分の 59 相当の単位数 介護職員処遇改善加算(Ⅱ):介護報酬総単位数の 1000 分の 33 相当の単位数 介護職員処遇改善加算(Ⅲ):介護職員処遇改善加算(Ⅱ)により算定した単位数の 100 分の 90 相当の単位数 介護職員処遇改善加算(Ⅳ):介護職員処遇改善加算(Ⅱ)により算定した単位数の 100 分の 80 相当の単位数 平成 23 年度まで実施されていた介護職員処遇改善交付金による賃金改善の効果を継続する観点 から、当該交付金を円滑に介護報酬に移行することを目的とし創設したもの。

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