8、条件表:推奨条件との比較
18/
工具
メーカー
ドリル仕様 速度
(m/min)
送り量
(mm/rev)
ステップフィード
有無 クーラント
(Mpa)圧 加工
本数 生産性
(予測)
日立 15WHMB0100-TH
① 推奨条件 30.0 0.02 1.5Mpa以下:1D 1.5Mpa以上
実験条件 30.0 0.02~
0.04
無 0.7~7.0 16 2倍
30WHMB0100-TH
② 推奨条件 30.0 0.02 1.5Mpa以下:1D 1.5Mpa以上
実験条件 30.0 0.02~
0.03
無 0.7~7.0 16 1.5倍
不二越 AQDEXOH15D0100
③ 推奨条件 25.0 0.01 1.5Mpa以下:
0.1~0.5D
1.5Mpa以上
実験条件 30.0 0.02 無 0.7~7.0 16 2.4倍
AQDEXOH20D0100
④ 推奨条件 20.0 0.01 1.5Mpa以下:
0.1~0.5D
1.5Mpa以上
実験条件 30.0 0.02 無 0.7~7.0 16 3.0倍
・予測:
生産性2~3倍
、周速:30m/min、16本穴あけ評価(切りくず、刃先写真比較)
8、実験での条件表案
19/
実
験
工具
メーカー
ドリル仕様 速度
(m/min)
送り量
(mm/rev)
加工径
加工長
(mm)
クーラン
ト圧
(Mpa)
ステップ
フィード 止まり
穴数
(本)
備考
ドリル
交換
スタブドリル 5.0 0.08 Φ1.0×2.0 0.7
① 日立 15WHMB0100-TH 30.0 0.02 Φ1.0×10.0 0.7 無 16 交換
② ↑ ↑ ↑ ↑ 3.0 ↑ ↑ ↑
③ ↑ ↑ ↑ ↑ 7.0 ↑ ↑ ↑
④ ↑ ↑ 0.04 ↑ ↑ ↑ ↑ 交換
⑤ 30WHMB0100-TH ↑ 0.03 Φ1.0×20.0 ↑ ↑ ↑ 交換
⑥ ↑ ↑ 0.02 ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
⑦ 不二越 AQDEXOH15D0100 ↑ ↑ ↑ 0.7 ↑ ↑ 交換
⑧ ↑ ↑ ↑ ↑ 3.0 ↑ ↑ ↑
⑨ ↑ ↑ ↑ ↑ 7.0 ↑ ↑ ↑
⑩ AQDEXOH20D0100 ↑ ↑ Φ1.0×15.0 ↑ ↑ ↑ 交換
⑪ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
・周速:30m/min、各条件毎に16本穴あけ評価(切りくず、刃先写真比較)
8、実験条件と結果
21/
工具
メーカー
ドリル仕様 速度
(m/min)
送り量
(mm/rev)
加工径
加工長
(mm)
クーラ
ント圧
(Mpa)
ステップ
フィード 加工
穴数
(本)
備考
スタブドリル 5.0 0.08 Φ1.0×2.0 0.7
① 日立 15WHMB0100-TH 30.0 0.02 Φ1.0×10.0 0.7 無 16〇
② ↑(同一) ↑ ↑ ↑ 3.0 ↑ ↑○
③ ↑(同一) ↑ ↑ ↑ 7.0 ↑ ↑○
④ ↑(交換) ↑ 0.04 ↑ ↑ ↑ ↑○
⑤ 30WHMB0100-TH ↑ 0.03 Φ1.0×20.0 ↑ ↑ 5× 折損
⑥ ↑ ↑ 0.02 ↑ ↑ ↑ 16○
⑦ 不二越 AQDEXOH15D0100 ↑ ↑ ↑ 0.7 ↑ ↑○
⑧ ↑(同一) ↑ ↑ ↑ 3.0 ↑ ↑○
⑨ ↑(同一) ↑ ↑ ↑ 7.0 ↑ ↑○
⑩ AQDEXOH20D0100 ↑ ↑ Φ1.0×15.0 ↑ ↑ 1× 折損
⑪ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ 16〇
・速度:30m/min、クーラント圧と送り量で比較した
8、クーラント圧比較:日立(速度30m/min、送り0.02㎜/rev)
0.7Mpa(深さ10㎜)
3.0Mpa(深さ10㎜)
7.0Mpa
切
り
く
ず
穴
入
口
穴
断
面
22/
・切りくずが
細かくなる
・クーラント
圧効果:大
全て良好
・深さ10mm
・パイロット穴
2.0㎜
・ノンステップ加工
・全て曲り無し
連続:長い
細かく
8、クーラント圧比較:不二越(速度30m/min、送り0.02/rev)
0.7Mpa
3.0Mpa
7.0Mpa
切
り
く
ず
穴
入
口
穴
断
面
23/
・切りくずが
細かくなる
・クーラント
圧効果:大
全て良好
・深さ10mm
・パイロット穴
2.0㎜
・
ノンステップ
加工
・全て曲り無し
微細化
8、考察2:穴の観察評価(
クーラント圧7.0Mpa、速度30m/min)
25/
送り
mm/
min
穴入口
穴断面
日立
15D
16穴
0.04
日立
30D
5穴
折損
0.03
日立
30D
16穴
0.02
不二
越
20D
16穴
0.02
<観察結果>
クーラント圧の差
異に関係なく
・曲り無し
8、クーラント圧7.0Mpa、速度30m/min:刃先の評価
26/
メー
カー
送り
mm/
min
切りくず 穴入口 外観 すくい面側 マージン側 刃先 刃先2
日立
15D
16穴
0.04
日立
30D
5穴
折損
0.03
5穴折損
日立
30D
16穴
0.02
不二
越
20D
16穴
0.02
未測定
切りくず詰まり
8、狙い:高圧クーラントによる生産性向上
28/
工具
メーカー ドリル仕様
周速
(m/rev)
送り量
(mm/rev)
ステップフィード
有無
クーラント
圧
(Mpa)
加工
本数
生産性
(予測)
日立 15WHMB0100-TH
① 推奨条件 30.0 0.02 有(1.5Mpa以下)
0.7
実験条件 30.0 0.02~0.04 無 0.7~7.0 16 2倍
30WHMB0100-TH
② 推奨条件 30.0 0.02 有(1.5Mpa以下)
0.7
実験条件 30.0 0.02~0.03 無 0.7~7.0 16 1.5倍
不二越 AQDEXOH15D0100
③ 推奨条件 25.0 0.01 有(1.5Mpa以下)
0.7
実験条件 30.0 0.02 無 0.7~7.0 16 2.0倍
AQDEXOH20D0100
④ 推奨条件 20.0 0.01 有(1.5Mpa以下)
0.7
実験条件 30.0 0.02 無 0.7~7.0 16 2.0倍
・予測:
生産性2倍
、周速:30m/min、16本穴あけ評価(切りくず、刃先写真比較)
8、考察4:推奨条件との生産性比較実績
29/
工具
メーカー ドリル仕様
周速
(m/rev)
送り量
(mm/rev)
ステップ
フィード
有無
クーラント
圧(Mpa)
ステップ時
間(sec)
加工時間
(sec/本)
生産性
予測(倍)
1 日立 15WHMB0100-TH 30.0 0.02 有 0.7 1D 11.53
推奨条件 30.0 0.02 無 7.0 - 4.18 2.75
実験条件 30.0 0.04 無 7.0 無 (2.09) △5.5
30WHMB0100-TH
推奨条件 30.0 0.02 無 0.7 1D (34.59)
実験条件 30.0 0.03 無 7.0 - (8.36) ×(4.1)
実験条件
30.0 0.02 無 7.0 無 (12.54) (2.75倍)
2 不二
越
AQDEXOH15D0100
推奨条件 25.0 0.01 無 0.7 0.1~0.5D
(10.3)
実験条件 30.0 0.02 無 7.0 無 (3.75) (2.75)
AQDEXOH20D0100
推奨条件 20.0 0.01 無 0.7 0.1~0.5D
20.6
実験条件 30.0 0.02 無 7.0 無 7.5 2.75
実績
折損/5本
・実績:ステップフィード無:11.53sec/有→4.18sec/無、10㎜当り ⇒
生産性:
2.75倍
A実験
B実験
C実験
8、考察4:日立 送り量2~3倍・A、B実験
①16穴加工OK
②切りくずも同等の大きさ
③切りくずの排出
30/
0.02㎜/rev
0.04㎜/rev
①切りくず詰りが確認出来た
②更に穴あけすると折損の可能性有
③穴入口にバリを確認、穴径拡大の
懸念あり
15D:◎
15D:△
評価:
30D:折損×
0.03㎜/rev
ドリル仕様 周速
(m/rev)
送り量
(mm/rev)
ステップ
フィード
クーラント圧
(Mpa)
生産性
(予測)
日 推奨条件 30.0 0.02 有(1D) 1.5以下
立 実験推奨条件 30.0 0.02 無 7.0 2.75倍
9、成果1:生産性向上・推奨条件比
33/
・
生産性評価
周速:30m/min、16本穴あけ評価(切りくず、刃先写真比較)
①高圧クーラント効果:7Mpaの圧力で切りくずの微細化、詰り防止が可能
②ステップフィード無しで穴あけ可能—生産性効果:2.75倍
実験により明らかになった。
メーカー ドリル仕様 周速
(m/rev)
送り量
(mm/rev)
ステップフィード クーラント圧
(Mpa)
生産性
(予測)
日立:15、30D
メーカー推奨条件 30.0 0.02 有(1D)
1.5以下
WHMB0100-TH
実験推奨条件 30.0 0.02 無 7.0 2.75倍
メーカー ドリル仕様 周速
(m/rev)
送り量
(mm/rev)
ステップフィード クーラント圧
(Mpa)
生産性
(予測)
不二越:15、20D
メーカー推奨条件 30.0 0.01 有(0.1~0.5D)
1.5以下
AQDEXOH20D0100 実験推奨条件 30.0 0.02 無 7.0 2.75倍
・工具メーカー比較
①不二越 20D 30m/min 送り0.02㎜/rev ノンステップ加工で1本目折損
2本目は支障なく穴あけが出来た
→1/2本の折損を踏まえると、日立ツールに優位性があると考えられる。
ダブルマージン構造による工具剛性及び直進性が高いことが影響している
9、標準化:高圧クーラントの導入に向けて
①クーラント効果:切りくず
35/
0.02㎜/rev
0.04㎜/rev
15D:△~○
評価:
30D:折損×
0.03㎜/rev
0.7Mpa-0.02㎜/rev
高圧クーラント7.0Mpa
15D:×
15D:◎
<例1> クーラント圧:
7.0Mpa⇒15Mpa
切りくずの状態予測
:③⇒② に細かくなる?
高圧クーラント化に向けて:<生産性向上>
1
2
3
周速
(m/rev)
送り量
(mm/rev)
ステップ
フィード
クーラント圧
(Mpa) 切りくず予測
日
実績 30.0 0.04 無 7.0 ③
立
予測 30.0 0.04 無 15.0 ②
生産性向上・求められる品質を踏まえ重要な設備仕様・選択項目の一つ!