• 検索結果がありません。

船荷証券原本と引換えずに運送品を引渡すこと(空渡)に関する法規制 利用統計を見る

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "船荷証券原本と引換えずに運送品を引渡すこと(空渡)に関する法規制 利用統計を見る"

Copied!
31
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

船荷証券原本と引換えずに運送品を引渡すこと(空

渡)に関する法規制

著者名(日)

何 麗新, 劉 永光[共訳], 李 秀文[共訳], 遠藤 喜

佳[監修]

雑誌名

東洋法学

53

2

ページ

281-310

発行年

2009-12-22

URL

http://id.nii.ac.jp/1060/00000717/

(2)

︽特別寄稿︾

船荷証券原本と引換えずに運送品を引渡すこと︵空渡︶に関する法規制

東洋法学 第53巻第2号(2009年12月)

七六五四三二一

目 次 はじめに 船荷証券原本との引換えによる運送品引渡しの法的価値の承認 船荷証券原本と引換えずに運送品を引渡すことに関する責任体系の改善 船荷証券原本と引換えずに運送品を引渡すことに関する責任の例外は厳格に定める 運送品の受取り保証状の相対的な有効性を認める 船荷証券原本と引換えずに運送品を引渡したことに対する賠償請求の実現 おわりに

麗 新

劉永光、李秀文共訳

     遠藤喜佳監修

281

(3)

 ﹁要旨﹂ 船荷証券原本と引換えずに運送品の引渡しに応ずることは、船荷証券の信用システムを損ない、国際貿 易と海運秩序にも影響を及ぼす。従って、原本との引換えによる引渡しの法的価値を認め、そのための法規制を強 化することが望ましい。すなわち、海上運送人が主要な責任主体であることを確認し、船荷証券原本と引換えずに 運送品を引渡した場合に生じる違約責任は、海上運送人が船荷証券所持人に対して負う。そして、原本を呈示せず に行われる運送品引渡しの責任を、例外的な場合を厳密に定めた上で拡大する。このようにして船荷証券所持人の 合法的な権益保護に配慮すべきである。さらに、運送品を受取る保証状の有効性を相当程度認め、船荷証券原本と 引換えずに運送品を引渡すことによって生じる損害賠償請求の実現を図るべきである。  ﹁キーワード﹂ 運送人、船荷証券原本と引換えずに運送品の引渡しをすること、運送人の責任構造 はじめに  国際貿易と海運において、船荷証券は最も重要な役割を果たしてきており、その信用により貿易と海運のネット ワークが形成されている。しかし、状況の変化に伴い、船荷証券が大きな苦境に立たされているのも事実である。 すなわち、船荷証券原本と引換えずに貨物の引渡し︵以下、空渡という︶を行い、しかも、そのような行為が大量 に発生したことにより、取引の安全が混乱し、船荷証券の信用に破壊が生じかねないからである。さらには、海運 秩序に深刻な影響を及ぼし、貿易業界と海運業界の健全な発展を阻害することにもなりかねないからである。我が 国︵中国︶における船荷証券に関する規制には重大な欠陥があり、船荷証券制度の不備は海運大国としての我が国 の地位にとって好ましいものではない。空渡については、法律上の真空状態や曖昧模糊とした規定しかないものが 少なからず存在する。その結果、この間題についての議論は法学界において絶えないだけでなく、司法実務の世界

(4)

東洋法学 第53巻第2号(2009年12月) においても統一的な法適用をみるには至っていない。他方で、船荷証券に代わる新たな運送証券を生み出すことが できない以上、船荷証券は未だ歴史の舞台から退出したわけでもなく、したがって、空渡を完全に取りやめてしま うことも現実的ではない。従って、船荷証券それ自体を対象として、その責任を拡大し、責任構造を明確化する必 要がある。そうすることによって、空渡の氾濫を抑制し、それによって生じるマイナスの効果をできる限り減少さ せ、国際貿易における懸け橋としての役割を十分に発揮させ、そして海運に携わる各関係者の負担する貢任を合理 的に配分し、国際貿易と海運の安全を守ることによって海運業の健全な発展を保障すべきである。 二 船荷証券原本との引換えによる運送品引渡しの法的価値の承認  海上運送というのは貨物を空問的移動させる過程のことであり、その目的は陸揚港で正確に荷受人へ貨物を引渡 すことにある。この引渡義務の完遂が、運送人の貨物に対する貢任および運送契約の履行の終了を表している。船 荷証券の誕生と普及は、実物貿易から証券貿易へという発展を促した。貨物が頻繁に転売されると、船荷証券は流 通性を増し、当該船荷証券の荷受人は特定されなくなる、その結果、運送人は船荷証券に記された表見的権利に基 づいて荷受人を識別し、貨物の交付相手を確定することができるにすぎない。同時に、荷受人は船荷証券を占有す ることによって公示性を具備する。すなわち、船荷証券を占有することによって自らが運送人から貨物を受取る排 他的権利を有することを第三者に対して公示する。船荷証券を利用した運送において、船荷証券原本との引換えに よる運送品の引渡しは、引渡しに伴う複雑な手続を簡略化するための一種の制度である。  船荷証券の性質からみると、船荷証券の発行は、運送人と荷送人との間における貨物に関する海上運送契約の締 結を証明するものである。荷送人は船荷証券を受取った後に、同証券を譲受人に譲渡するが、譲受人と運送人との 283

(5)

間には、そもそも運送契約が存在していない。この場合、譲受人は船荷証券の記載事項を信頼し、船荷証券が運送 人と譲受人との間における権利義務関係を調整する最終的な根拠となる。運送人が荷受人を含む善意の第三者であ る船荷証券の譲受人に何らかの証拠を提出したとしても、それが船荷証券に記載されている内容と不一致である場 合には、認めることができない。それゆえ、陸揚港で最終的に船荷証券を所持する譲受人は、当該船荷証券を根拠 として運送人に対して貨物の引渡しを求める権利を有する。同時に、船荷証券は、運送人が貨物を受取り、且つ船 積みした後に発行されるので、当該船荷証券は貨物の領収書ともなるものである。したがって、それは荷受人が貨 物の引渡しを請求するに際して、同証券を呈示しなければならないことを意味する。すなわち、陸揚港で運送人が 当該船荷証券により貨物の引渡しをしたことによって、運送契約上の義務は消滅することになる。その意味におい て、船荷証券は運送人が貨物を引渡すことを保証する証券であると同時に、陸揚港で荷受人が運送人に対して貨物 の引渡しを請求する証書でもある。船荷証券の原本に基づいて貨物を引渡すことは、貨物を受取った領収書または 貨物の引渡しを受ける証書であることの必然的な結果である。それは船荷証券制度の当然の産物である。  船荷証券原本により貨物を引渡すことは、船荷証券の特性と機能に由来するものであるが、他方において、法律 に基づく船荷証券に対する規制でもある。運送人と船荷証券所持人との間の権利義務関係が、船荷証券の法律関係 を形成する。その意義は、両者が船荷証券の契約関係を構成するということである。船荷証券の契約関係に基づい て、運送人は船荷証券原本により船荷証券所持人に貨物を引渡す義務を負い、船荷証券所持人もまた、それに基づ いて運送人に対し貨物の引渡しを主張する権利を有する。船荷証券は運送人の債務および船荷証券所持人の債権を 化体したものであり、運送人と船荷証券所持人との間における債権債務関係は船荷証券を通じて証明される。この ような船荷証券の債権債務関係は、法律が船荷証券に対する規制を行った結果であり、商法と関わりの深い、一種

(6)

東洋法学 第53巻第2号(2009年12月) の独立した法律関係である。運送人が船荷証券を発行したということは、船荷証券原本により貨物を引渡すことを 承諾したということを意味しており、したがって、法律上定められた船荷証券に関する債権債務関係に拘束されな ければならない。  船荷証券原本により貨物を引渡すことは、船荷証券の関係当事者、すなわち、運送人と船荷証券所持人に対し共 に、いわば二重の保護を与えることになる。すなわち、運送人は、船荷証券原本に基づいて貨物を引渡すことで、 証券所持人の権利の由来を実質的に審査する必要はない。運送人は貨物を引渡すときに、その権利に蝦疵が存在す ることを知らない限り、たとえ、その船荷証券所持人が正当な権利者ではなくても、船荷証券原本の所持人に対し て貨物を引渡せば、運送契約に基づく引渡義務が完了したと見なされる。それゆえ、船荷証券原本による貨物の引 渡しは、運送人の誤配または貨物引渡しの遅延により生じる実質的損害賠償リスクの負担を回避することができ、        パヱレ 運送人が最も良い形で運送契約の義務から解放されることを可能にする。船荷証券原本による貨物の引渡しは、外 観上運送人に責任を課すように思われるが、実質的には運送人を保護するものであり、運送人の引渡責任をより一 層客観的、かつ合理的なものとし、簡単で確定的な運送人の引渡義務の曖昧模糊となることを回避することができ る。同時に、船荷証券による貨物の引渡しは、船荷証券所持人に対し、一種の保証を与えることになり、船荷証券 を取得した譲受人は、その事実を持って貨物を受取る権利を取得することができる。船荷証券の最終所持人に、そ の所持する船荷証券に基づくだけで、貨物を受取るに足りることを保証することは、船荷証券自体に安定的かつ完 全な価値を与え、船荷証券の地位と機能を強化し、国際貿易における船荷証券の信用構造の保護につながるのであ るQ 285

(7)

三 船荷証券原本と引換えずに運送品を引渡すことに関する責任体系の改善  1 船荷証券原本と引換えずに運送品を引渡すことに関する責任主体を確認する  運送人は運送契約の履行を約したことにより、真正な荷受人に貨物を引渡す義務を負う。運送人は船荷証券原本 により貨物の引渡しを履行すべきである。船荷証券所持人と運送人は船荷証券契約に基づいて債権債務関係を形成 し、船荷証券所持人は運送人に対して船荷証券記載の貨物の引渡請求権を有する。運送人が空渡をすることは、船 荷証券の契約関係に違反し、運送人に違約責任が発生し、相応の民事責任を負わなければならない。空渡について は、運送人が最も重要な責任主体である。  しかしながら、海運実務においては、運送人が直接に貨物を引渡すことはほとんどなく、一般には陸揚港の船舶 代理店がこれを行う。それゆえ、船荷証券原本による引渡しではなく、船舶代理店が貨物を引渡すことが常時行わ れている。同時にまた、我が国の輸入商は、国際貿易においてCIF価格条項をほとんど採用し、売主側が運送人 を指定しているが、運送人の多くは外国の企業であり、他方、船舶代理店の多数は国内の経済力のある国有企業で あり、債務履行能力も高く、最も理想的な賠償請求の相手方である。その結果、船荷証券所持人は、空渡について の法的責任を追及する場合には、安易に運送人と船舶代理店の両者を共同被告として訴えを提起する。  船舶代理店による空渡という現象では、船舶代理店は運送人の授権または指示によって空渡を行うのが一般に見 られるところである。民法上の代理の原則に基づくと、代理人は代理権限の範囲内において本人の名義で民事行為 を行い、本人は代理人の代理行為に対して民事責任を負わねばならない。また代理権が無いか、代理権の範囲を超 えて、または代理権の消滅後になされた行為であっても、本人の追認を得たならば、本人は依然として民事責任を

(8)

東洋法学第53巻第2号(2009年12月) 負わなければならない。一方、代理人がその代理行為が違法行為であることを知りながら継続して代理行為を行 い、または、本人が代理人の代理行為は違法であると知りながらそれに反対の意思表示をしていない場合には、代 理人と本人とは連帯責任を負わなければならない。ここで言う違法な行為は法律で禁止されている行為を指してい       ハ マ る。我が国の﹁海商法﹂では、船荷証券とは運送人が貨物を引渡すことを保証する証書であると規定し、運送人が 船荷証券に基づいて貨物を引渡すことを直接規定しているわけではない。船荷証券に基づいて貨物を引渡す行為に ついての絶対的な法律上の強制規定はなく、空渡を行うことは、必ずしも違法な結果をもたらすものとは限らず、 民法上の代理帰責の原則が適用される場合もある。同時に、十分な証拠により、荷受人を貨物受取りの最終的権利 者であると証明できた場合には、船舶代理店が船荷証券原本を受取る前に貨物を引渡す行為を違法行為であると認 定することはできない。運送人は全面的に運送契約を履行し、貨物引渡義務を負うが、船舶代理店は運送人がいか にその運送契約を履行するかを監督または審査する権利もなく、そのような義務もない。船舶代理店は船荷証券を 受取り、貨物引渡時に、ただ形式的に船荷証券を審査する義務を負うに過ぎず、運送人が船荷証券に基づく貨物引 渡義務を負わなければならない。当該義務を船舶代理店に強制的に引き受けさせようとすると、事実上、運送人が 負う貨物の引渡義務を強制的に船舶代理店に引き受けさせることになる。したがって、運送人が授権し、かつそれ と相反する証拠がない場合には、運送人の出した貨物を引渡せという指示は合理的な指示と認定すべきである。船 舶代理店が委託者︵つまり、運送人︶の指示を受けてから空渡する行為の結果についての責任は、運送人が負うべ きであり、船舶代理店はそれに関する法的責任を負わない。しかし、船舶代理店が運送人の指示または追認なし に、無断で空渡をしたときは、代理人自身が個人的に責任を負わなければならない。この場合、運送人は、船舶代 理店の無権代理を理由として、空渡について、船荷証券所持人に対する法的責任を免除することができない。船荷 287

(9)

証券の関係から言うと、運送人は船荷証券所持人に対して責任を負担した後に、 義務に違反したことにより生じた賠償責任を船舶代理店に請求するのである。 代理の内部関係に基づいて、代理  2 運送人が船荷証券原本と引換えずに運送品を引渡したことの違約性の明確化  歴史的な観点から船荷証券を考えると、船荷証券は運送証愚となるものであり、貨物の領収証および貨物を受取 る際の証書である。しかし、船荷証券の性格は絶えず変化してきており、船荷証券は運送事業活動の一環から生ま れたものであるが、本来の運送関係を越えて、流通事業の領域にも関わるようになり、そのようなプロセスを経て 独立した証券として発展してきた。船荷証券は非海上運送の領域において、物権的な効力を有するが、最終的には 運送事業活動の一環に立ち返り、運送証券として本来の海上運送の特性へと再帰すべきものであろう。我々は運送 法上における解釈の成果を安易に非運送領域に当てはめることはできないし、また非運送領域に関する一部の法律 も海上運送関係に影響のある船荷証券にしか適用できない。海上運送においては、運送人と船荷証券所持人との間 における権利義務関係が船荷証券の法律関係を形成している。船荷証券の法律関係は貨物の引渡しをめぐって展開 され、法律により賦与された法律上の債権債務関係である。すなわち、所持人は原本の船荷証券をもって運送人に 対して、貨物の引渡しを主張することが可能となる。それは、債権法上の請求権である。もとより、船荷証券は貿 易や融資といった非運送の分野においても物権的な効力を発揮している。したがって、運送人が空渡をすること は、所持人に対する違約である、ということを確認しておくことは重要な意義がある。  その理由は以下の通りである。  ︵一︶船荷証券制度の商法的特性を示し、船荷証券が貨物を受取る機能を保証していることを尊重すると、違約

(10)

東洋法学 第53巻第2号(2009年12月)    は権利侵害を排斥するので、運送人が空渡をすることは違約の性質を有することが確認される。  空渡は海上運送活動において発生する行為であるが、そもそも海上における貨物の運送は商事活動の分野に属し ている。商事領域において契約が存在する場合、契約は全体的な取引の基礎であり、契約関係と権利侵害関係とが       パき 同時に成立可能である場合には、一般的には、違約が権利侵害を排斥すると解されている。船荷証券は海上物品運 送においては、依然として運送証券の役割を果たしている。当該運送証券により生じる貨物受取り証書としての機 能は、運送人と船荷証券所持人という特定の主体の間においてのみ効力を有する。運送人が船荷証券に基づいて貨 物を引渡すことは、運送人と所持人の問における権利義務関係を制約する船荷証券契約の保証条項である。した がって、運送人が空渡をすることは、船荷証券の保証条項に違反し、違約行為にあたる。  ︵二︶海上運送における船荷証券の機能と性質を明確化し、一定程度船荷証券の権利の性格に関する紛争を予防    し、運送証券としての船荷証券の価値を十分に発揮させる。  海上運送関係においては、船荷証券は運送人が船荷証券所持人に対して貨物を引渡すことを保証する証愚であ り、あるいは船荷証券所持人が運送人に対して貨物の受取りを求める証愚である。船荷証券は運送事業活動の一環 から離れた後、国際貿易、金融決算および質権・担保権等の領域において、有価証券、為替証券、権利証書といっ た様々な役割で、その物権的な意義が認められる。しかし、船荷証券が非海上運送の領域において有する性質と機 能は、安易に海上運送の法律関係に適用することはできない。海上物品運送に関する法律関係において、運送人の 権利と義務は貨物の所有権の帰属とは、基本的に無関係である。陸揚港で、運送人が船荷証券を所持する荷受人に 対して貨物を引渡したならば、運送契約上定められた義務を履行したことになる。運送証券としての船荷証券に は、貨物の返還請求権が化体しているので、船荷証券所持人が運送人に対して請求できる権利は、貨物の返還請求 289

(11)

権である。空渡の行為は、運送の一環において生じ、運送の一環における船荷証券の機能と性質は、運送人が空渡 をする行為の性質、およびそれにより船荷証券所持人に対して負うべき法的責任を決定する。  ︵三︶船荷証券所持人と運送人の合法的な権益を保護し、所持人に対して救済の便益性を提供し、運送人の負う    責任を明確にする。  運送人が空渡をした場合、船荷証券所持人は、運送人との間に形成された船荷証券関係により運送人の違約責任 を追及することができる。船荷証券の裏面に紛争解決に関する条項が記載されており、船荷証券所持人は、当該条 項により迅速に紛争を解決する方法を見つけ、船荷証券の契約当事者もその行為の法的結果について予見すること ができ、そして各国における立法の相違または訴因選択方法に差異があることから異なる結果の生じることを回避 することができる。同時に、たとえ紛争に関する解決条項が存在しなくても、契約は私的自治の原則に基づくの で、違約紛争の解決にあたっては当事者の合意により管轄を決めることができるのであって、当事者は運送の出発 地、目的地、または被告の住所所在地、中継運送港等において法的救済を求めることができる。空渡の行為は国外 で発生する場合が多く、もしそれを権利侵害とすると、その訴訟は権利侵害行為地の法が適用されることになるの で、管轄権と法律の適用の両面において、船荷証券所持人たる原告にとって困難が生じる。したがって、空渡は、 違約責任であるとすることによって、船荷証券原本所持人の利益をより一層保護することになる。我が国の﹁契約 法﹂においては、違約責任は厳格責任であると規定しているので、一定程度船荷証券所持人の挙証責任を軽減する ことができる。船荷証券所持人は運送人の主観的な錯誤を挙証する必要がなく、運送人の空渡という違約事実が存 在することを証明すれば足りる。  空渡は違約行為であると性格づけることは、運送人の責任をより一層明確化する。運送人がそのような行為をし

(12)

東洋法学 第53巻第2号(2009年12月) た場合、貨物を取り戻せない限り、船荷証券の所持人に貨物を交付することができない。この事実は、運送人が責 任を負う期間内において貨物が紛失したことを意味する。したがって、その賠償額は、貨物の実際価値を基準とす ることになり、船積み時の価値に、保険料と運賃を加算して算出される。同時に、違約責任は主として財産責任で あるが、権利侵害責任には精神的な損害賠償のような非財産責任も含まれるので、その範囲は広く、かつ明確にす ることは困難である。空渡を違約と性格づけることによって、運送人が負う賠償の範囲を明確にすることができ る。当事者は契約において賠償額を約定することもできるが、約定していないまたはその約定が無効である場合        ハ レ は、﹁合理的な予見﹂の範囲に限定される。  ︵四︶司法実務においては、空渡について、任意の判断を下してきたが、それを終わらせ、空渡についての法律    適用を統一し、公平的な裁決を実現する。  空渡に関する訴訟事件の審理において、その法的性質について一致しないまま裁決が下されているので、船荷証 券の法的性質をより深く研究する必要があろう。逆に、船荷証券の属性を検討することにより、司法実務において なされている、空渡の法的性質についての理解をより正しいものとすることができる。船荷証券の属性についての 認識を深めれば、海上運送の一環として行われる運送人と船荷証券所持人の船荷証券契約文書に化体した権利義務 関係は物権的効力を有するものではなく、債権的性質のものであり、それゆえ、運送人の空渡は違約貢任にあたる ことがわかる。最高人民法院の司法解釈においても、違約の法的性質について、たびたび言明し、統一を図ること によって、各海事裁判所の見解の一致をみない裁決により不公平が生じるのを回避し、空渡についての法律適用の 統一に寄与しようとしている。 291

(13)

 3 厳格責任とする  運送人による空渡の違約性は、厳格責任としなければならない。法定または特別約定の免責事由がない場合に、 運送人等の責任主体は、空渡について厳格責任を負う。  海上運送事業における特殊なリスクにより、船荷証券に関する国際条約である﹁ハーグ・ヴィスピー.ルール ズ﹂は、運送人について不完全過失責任制を採る。船長、船員または運送人の雇用する従業員の船舶操縦または管 理過程における過失について、運送人は賠償責任を負わない。同時に、運送人は単位責任限定制度による責任限度 額の賠償を利用する権限も有する。我が国の﹁海商法﹂は﹁ハーグ・ヴィスピー・ルールズ﹂を参照し、運送人の 責任制度について不完全過失責任を採用する。しかし、空渡の行為は、行為者が知っていながら行った行為である ので、単位責任限定制度の適用要件と一致しない。したがって、船荷証券所持人が船荷証券に基づく貨物引渡しを 行うことを放棄すると明示しない限り、船荷証券所持人が船荷証券に基づく貨物引渡しに伴う責任を論じるに当 たっては、一方で厳格責任を実施し、他方で原則として単位責任限定制度を適用しないのが相当である。  4 補償的賠償の実施  運送人が空渡をする場合に、負うべき違約責任は主に以下の三種類である。すなわち、貨物の引渡義務を引続き 履行するか貨物を返還する、損害を賠償する、または運送費用を返還するかである。そのうち、賠償責任が最もよ く見られるところである。それは、船荷証券所持人が空渡の行われたことによって実際に被った損失を賠償するこ とを目的としており、違約責任に対して補償の性格を有する賠償を行うことであり、海運主体の特殊性、および空 渡が行われる状況を考慮したものである。運送人等の海運主体が空渡をした場合、客観的に貨物移動の職責を果た

(14)

東洋法学 第53巻第2号(2009年12月) し、詐欺等の重大な過失もなく、空渡を行ったということだけであれば、運送人等の海運主体が負う損害賠償責任 は補償の性格を有すべきである。なぜならば、海運主体は陸上企業より巨大なリスクを負って、海運事業の発展に 寄与しており、また海商制度の特殊性を考慮する必要もあるからである。そして賠償の範囲も船荷証券所持人が実 際に被った損失に限定されなければならず、貨物の実際の価値を認定し、予想されうる利益は含んではならない。 四 船荷証券原本と引換えずに運送品を引渡すことに関する責任の例外は厳格に定める  1 船荷証券が盗まれたり、遺失した場合  船荷証券が盗まれ又は遺失したことによって、荷受人が船荷証券原本を所持することが不可能な事態が生じた場 合、運送人は新たに船荷証券原本を発行することはできないし、いつまでも貨物を保留したままで引渡義務を履行 しないこともできない。そのような場合、運送人に船荷証券原本に基づく貨物引渡義務を強制することは、実際に は意味がない。したがって、荷受人が合理的かつ十分的な証拠をもって、自らが船荷証券の譲受人であることを証 明し、船荷証券原本の行方について納得できる説明をしたことにより、運送人に自らが権利を有する荷受人である と信用させたならば、運送人は貨物を引渡すことができる。しかし、通常の場合、運送人は、荷受人を申請人とし て裁判所を通じて公示催告手続を行い、不明な利害関係人に一定の期間内にその権利を申告するよう求めることが できるが、期限を過ぎても申告する者がなければ、裁判所は当事者の申請により除権判決を与えることができる。 船荷証券原本が遺失したり盗まれたりした場合、権利者はそれに基づいて貨物を受取る権利を行使することができ ないからである。公示催告手続の機能は、特別手続を通じて船荷証券に化体された権利と船荷証券を分離し、除権 判決によって、荷受人に船荷証券原本遺失の場合においても権利を享有することができるように救済することであ 293

(15)

る。そして、船荷証券の権利を申告する者がいない場合、荷受人の申請により、船荷証券原本の無効を宣告し、申 請人︵荷受人︶が貨物を受取る。しかし、公示催告手続が利用できるのは譲渡可能な裏書される船荷証券に限ら れ、裏書譲渡のできない記名船荷証券の場合は公示催告手続が適用できない。  2 陸揚港で貨物を受取る者がいない場合       ハす  陸揚港で貨物の価値が滅失している場合または貿易契約等により荷受人が貨物を受け取らないか、あるいは受取 りを拒否する場合もよくある。陸揚港で貨物を受取る者がいない場合とは、貨物が陸揚港に到着したにもかかわら ず、荷受人が不明で貨物を受取る者がいない、または荷受人が明確であるが受取ることを拒否する場合である。船 荷証券は、運送人と荷送人が海上運送契約を締結したことの証明であり、船荷証券が荷受人に渡された場合、運送 人と荷受人の問における権利義務関係は船荷証券により調整され、船荷証券が運送人と荷受人の問に結ばれた運送 契約とみなされる。しかし、船荷証券が荷送人から移転すると、運送人と荷受人が運送契約により生じた権利義務 関係を形成するのではなく、荷受人が船荷証券を所持し、かつ運送人に対して貨物を引渡すよう主張し、当該運送 契約を譲り受けるという意思表示を明確に表明した場合にのみ、運送人と荷受人の間における権利義務が形成され る。荷受人が不明または荷受人が貨物の引取りを拒否している場合、法律関係上、運送人が船荷証券の相手方を確 認することができず、そのため、船荷証券による貨物引渡しの問題は当然存在しない。  陸揚港で、荷受人が不明または荷受人が貨物の受取りを拒否した場合、運送人が貨物を交付する義務を履行する 相手方がいないことになり、運送人が船荷証券による引渡義務を履行することができなくなる。したがって、その ような場合においても、運送人に船荷証券における約束を継続させ、運送人の負う責任期間を延長するのは不公平

(16)

東洋法学 第53巻第2号(2009年12月) である。そこで、各国とも運送人が貨物を合法的に経営されている倉庫に預けることによって、運送契約における       すレ 引渡義務が履行されたとみなしている。しかし、運送人は信義誠実の原則に基づく附随的契約義務により、陸揚港 において貨物到着の通知義務を負い、通知義務の履行は荷受人が貨物を受取る前提とされる。しかし、運送人の通 知義務は荷受人が誰であるかを知ることを前提としているので、荷受人に関する情報を得ることができない場合に は、通知することが当然できないのである。  3 陸揚港に関する法律規定および慣例  各国とも、運送人が貨物を引渡すのに船荷証券に基づくかどうかについての規定は異なっている。陸揚港で空渡 することを法律または規則によって許可している場合、当事者はそれに対して十分に挙証するならば、運送人が当 該法律または規則に基づいて空渡をしても、責任は免除される。  いくつかの国では、陸揚港に関する法律規定において、運送人は荷受人に直接貨物を引渡すことはないと規定す る。その代わりに、港湾当局、税関、または第三者といった中間介在者に引渡し、その介在者が荷受人に貨物を引 渡す責任を負う。例えば、ドミニカ、ホンジュラス、ベネズエラ等の国は、課税の対象とされるすべての貨物を税 関当局に引渡さなければならないと規定している。このような場合、運送人は第三者、とりわけ行政当局の行為に 口出しすることができず、第三者に貨物を引渡せば、運送契約上の引渡義務を履行したとみなされる。第三者が空 渡をしても、運送人がそれに対して責任を負うことはない。﹁ハンブルク規則﹂第4条の規定によれば、陸揚港に 適用される法律または規則に基づいて、交付すべき相手方である関係当局またはその他の第三者に貨物を交付する ことは、当該規則の三つの交付方法の一つである。さらに、020胃菊>いの運送法草案においても、以下の規定を 295

(17)

明確に設けている。すなわち、陸揚港に適用される法律または規則に基づくならば、貨物の引渡しをする港で運送 人が当局またはその他の第三者に貨物を引渡さなければならず、第三者を通じて荷受人に引渡す。そして、運送人 が当局または第三者に対して行う引渡しは運送契約による引渡しと見なされる。しかし、運送人またはその代理人 は第三者が空渡をすることを制止する権利を有している。したがって、第三者が空渡をする行為は、運送人のコン トロールできる範囲内であれば、運送人は依然として空渡することについて責任を負わなければならないことにな リママ る。船荷証券に基づかずに陸揚港で貨物を下ろす慣習がある場合、かつ当該慣習が実務において反復されることに よって海上運送の慣例となった場合、現地の法律強行規定に違反しない限り、そして当事者がその適用を約定した 場合、運送人は空渡をすることについて責任を負う必要がないとされる。しかし、港の慣習と実務の方法は厳格に 区別しなければならない。運送人が実務上、空渡をしても、法律的な保護を受けることはできない。  4 船荷証券の適法性についての問題点  船荷証券所持人が運送人に対して貨物の引渡しを求めるときには、船荷証券原本を呈示し、自らが唯一かつ適法 な権利主体であることを表明しなければならない。船荷証券のコピーを呈示したり、あるいは、船荷証券原本を呈 示できない場合、船荷証券記載の権利を有すると主張する他の権利者が現れる可能性が存在する。それゆえ、所持 人が適法な船荷証券所持人である場合にのみ、運送人は船荷証券に基づいて貨物を引渡すことに意義がある。ま た、所持人は船荷証券を取得する過程が適法であると表明しなければならず、例えば、適格な指示者または荷送人 の裏書を得た船荷証券のみが、貨物受取りの有効な証愚と認められる。適法であるということは、船荷証券所持人 が一定の対価を支払い、船荷証券を裏書の連続性を通じて取得したものであることを意味する。所持人が違法な手

(18)

東洋法学 第53巻第2号(2009年12月) 段により取得した船荷証券は、いかなる権利を主張したとしても法律上の根拠を欠く。したがって、運送人が回収 する船荷証券原本が適切な裏書のない船荷証券であれば、運送人は空渡をすることについて責任を免れない。  貨物の所有権の帰属に争いがある、または運送人が貨物の所有権に合理的な疑いを持つ場合、例えば、①表面上 から見ると、船荷証券は裏書により取得されたものであるが、事実上、その裏書が偽造されたものであり、運送人 がそれを知り、または識別することができる、②運送人が所持人に貨物を受取る権利がないことを確実な証拠によ り証明できる、③第三者は自らが貨物の所有者であるとする確実な証拠を持っており、運送人に貨物の引渡しの停 止を要求する、④船荷証券原本が複数の所持人によりそれぞれその一部が所持され、かつ複数の所持人が同時に運 送人に貨物の引渡しを主張する、⑤所持人以外に、その他の権利主体が同時に貨物の引渡しを要求する、という場 合である。そのような場合においても、運送人が船荷証券に基づく引渡しを要求され、しかもそのような﹁船荷証 券所持人﹂に貨物を引渡すならば、運送人は真正な所持人に対して、それにより生じたすべての責任を負うことに なる。したがって、運送人が合理的な注意義務をもって、船荷証券の適法性または貨物所有権について識別すると きは、当該﹁船荷証券所持人﹂に対して船荷証券に基づいて貨物を引渡す義務は免除され、裁判所に貨物所有権の 帰属の確認を請求することができる。しかし、運送人が船荷証券所持人に対して適法性に疑義を抱くときは必ず十 分な証拠を有していなければならず、船荷証券所持人が貨物の引渡しを請求する前に、当該貨物に対する権利を主 張する第三者がいなければ、運送人は合理的な注意義務を尽くすだけで、最初に船荷証券原本を呈示した所持人に 対して貨物を引渡せば足りる。仮にその後の事実により、その者が正当な権利者でないことが明らかになったとし ても、運送人がそれについて責任を負う必要はない。 297

(19)

 5 船荷証券の真実性に暇疵が存在する場合  運送人が記名された船荷証券原本に基づき適法な権利者に貨物を引渡すことによって、陸揚港での貨物引渡しの 履行が完了したことになる。それゆえ、運送人は、当該船荷証券原本の真実性に慎重に注意を払わなければならな い。陸揚港で、運送人は貨物の権利が誰に所属するかについて審査する義務はないが、船荷証券の真実性と適法性 について検査する義務を負う。そのような義務は、専門家の助力がなくても運送人が船荷証券の符合しない点に気 づいたり、その他の事情で気づいたりする場合に存在する。  海上運送において、船荷証券が偽造または変造されるといった詐欺的行為は珍しくないが、そのような船荷証券 は一切の法的効力を有しない。陸揚港で荷受人が船荷証券に基づき貨物を受取るときには、運送人と船荷証券所持 人との間に船荷証券による貨物の引渡しについて債権債務関係が形成される。そのような船荷証券の債権は、運送 人が貨物を受取ったことから発生する貨物返還請求権である。偽造または変造された船荷証券については、運送人 が貨物を受取るという事実が存在しないため、言うまでもなく、そのような偽造または変造された船荷証券により 貨物を引渡す責任も負わない。したがって、船荷証券が偽造された場合に、運送人に当該船荷証券が呈示されて も、貨物を引渡す必要はない。運送人は船荷証券が偽造されたことに合理的な疑いを持ったが、それにもかかわら ず、貨物を引渡した場合には、適法で有効な船荷証券原本の所持人に賠償責任を負わなければならない。しかし、 運送人がそれを知らない状況において、貨物を引渡したような場合に責任を負うべきか否かについては争いがあ る。一部の意見としては、専門的知識を有する運送人であれば、偽造された船荷証券と船荷証券原本の違いについ て、専門的な測定器具を用いなくても識別できる。同時に、運送人は貨物の引渡義務を履行するときに、慎重に船       ハお 荷証券の真実性を検査する義務を負う。したがって、運送人は相応する責任を負わなければならないとする。これ

(20)

東洋法学 第53巻第2号(2009年12月) に対して、偽造された船荷証券と船荷証券原本との違いは、肉眼では識別しづらいものである。運送人が慎重に検 査する義務を尽くせば、誤った相手に貨物を引渡した責任を負う必要はないということになる。筆者は前者の意見 に賛成する。誤って貨物を引渡した運送人の貢任を免除することはできないし、偽造された船荷証券により運送品 を引渡すことは、適法な所持人に対して対抗できないからである。運送人が船荷証券の偽造に関与したか否か、ま たは、故意若しくは過失により船荷証券を偽造することに何らかの前提を提供したか否かは、運送人の責任を決定 することに影響しない。船荷証券の形式から発行まですべてが運送人のコントロールの下でなされているので、運 送人は優越的な立場で偽造船荷証券を識別できる。過失のない運送人と適法で有効な船荷証券の所持人との間で、 必ずどちらかが偽造により生じた損失を負担するというならば、運送人が負担するのは合理的であると考える。  6 船荷証券所持人の権利の棄権   ︵[︶船荷証券原本と引換えずに運送品を引渡すことに関する合意または条項が存在する  契約は私的自治の原則にしたがうものであり、海上運送契約も例外ではなく、船荷証券契約も同様である。空渡 を許可する合意または条項が存在していれば、それが法律の強制的な規定に違反せず、社会公共の利益または第三 者に損害を与えない限り、契約の内容は契約当事者を拘束する。船荷証券により貨物を引渡すことは運送人に課さ れる義務であると同時に、荷送人の権利でもある。荷送人が空渡を運送人と約束すれば、船荷証券に化体された貨 物の引渡しを保証する方式を変えたことになる。それは、荷送人がその有する権利を放棄し、運送人に対する義務 を免除することになる。ただし、当該約束は船荷証券の譲受人の合法的な権益を侵害してはならない。 299

(21)

  ︵二︶船荷証券原本との引換えによる運送品の引渡方式を変更することを協議する  様々な要因により船荷証券が荷送人の手元に返却された場合、荷送人と運送人が海上運送契約を締結する当事者 として、船荷証券を貨物の引渡手段としないで、引渡の方法を変更することについて協議することができる。荷送 人と運送人が貨物引渡の方法を変更した場合、荷送人は運送人に船荷証券を返却すべきである。もし船荷証券が依 然として荷送人の手元に留置されていれば、双方は貨物の引渡方法について変更していないことになる。その場 合、荷送人が運送人に船荷証券に基づく貨物引渡しを求める権利を有し続けており、運送人は空渡をする行為に対 して法的責任を負わなければならない。   ︵三︶船荷証券所持人が実際の行動により船荷証券原本との引換えによる運送品の引渡しを放棄する  運送人は船荷証券に基づく貨物引渡しの義務を負うが、それは絶対的なものではない。船荷証券所持人が空渡に 同意した場合、所持人は運送人に対して、その権利を放棄することになる。運送人もそれにより生じた責任を免除 される。船荷証券所持人の権利放棄の制度は、英米法における禁反言に起因するものである。禁反言には一定の適 用要件が存在する。①事前に一つの承諾または行為が存在する、②承諾者または行為者の相手方が信頼の利益を有 する。つまり、当該承諾者または行為者が他人により信頼されること、すなわち、承諾または行為が信頼を生み出 すことを予見する、③承諾者または行為者は信頼の利益についての損害を負担する、④禁反言の適用目的は、不公        パ レ 平の発生を回避することにある。船荷証券所持人が権利を放棄するには一定の要件を満たさなければならない。し かし、司法実務において、船荷証券所持人がいかなる行為をなせば空渡を許可し、または船荷証券に基づく引渡の 権利を放棄することになるのかについては、共通の認識は得られていない。船荷証券所持人の権利の放棄につい て、より広く解釈されているものもある。運送人が空渡を行った後に、所持人が買い手と代金の返還について協議

(22)

東洋法学 第53巻第2号(2009年12月) し、その一部である貸付金を受取ることにする、つまり、貸付金の交付方法を変えることにより、運送人の空渡の       ハリ 行為を許可したのであり、それによって所持人は権利を放棄したことになる。筆者は、船荷証券所持人が国際貿易 契約に基づいて荷受人に賠償を要求することと、海上運送契約により運送人に賠償を求めることとは異なる権利で あると考える。それは、法律および船荷証券自体の構造により付与された二重の保障であり、その一方の権利を選 択したからといって、もう一方を失うことにはならない。それは、空渡が行われた後に、所持人が積極的措置を 取って損失の拡大を回避するものであって、船荷証券に基づく貨物引渡しに関する権利の放棄ではなく、禁反言に もあたらない。そして、所持人が売り手と代金の返還について協議し、代金を請求することも、空渡を行う行為が 生じた後の行為であり、運送人の空渡を誘引する行為にはあたらない。運送人には信頼の利益が損なわれることに よる損害は存在しない。したがって、実際に行為をなすことによって空渡が生じることを認めたのではない。船荷 証券所持人の権利の放棄には厳格的な権利放棄行為、または明確な意思表示が必要であり、推定的な方法によりこ れを認定をしてはならない。 五 運送品の受取り保証状の相対的な有効性を認める  短距離の海上運送では、船舶の高速化と船荷証券流通の遅滞との時間的な差のために、貨物が陸揚港に到着した のに、船荷証券原本がまだ荷受人の手元に届いてないことがよくある。統計によると、今日、五〇%近くが貨物引        パユ 渡時に船荷証券原本がまだ陸揚港に届いていない。荷受人が船荷証券の副本と貨物の受取り保証状により、運送人 に貨物の引渡しを要求することが非常に多く行われており、それが空渡の最もよく見られる現象である。このよう な状況の下で、貨物の受取り保証状は、荷受人にとっても、引渡人にとっても、重要な現実的意義を有する。荷受 301

(23)

人は、陸揚港で荷揚げの待ち時問を短縮することができ、港湾使用費用の低減または免除を受けることができ、コ ストの削減にもつながる。いち早く貨物を生産または流通に乗せることにより、資金の回転も加速することがで き、より高い経済効果が得られる。運送人も保証状により、迅速に貨物を引渡すことができ、次に締結する予定の 傭船契約に影響することも回避できる。そして同時に、貨物受取り保証状は船舶の港湾滞泊という事態を減少さ せ、港湾の船舶渋滞を緩和し、港湾の貨物取扱量を最大限に引き上げ、取引を迅速化し、スムーズな海上運送を促 進する。しかし、貨物受取り保証状に記載された荷受人は、必ずしも船荷証券記載の貨物の占有権または所有権を 有する荷受の権利者であるとは限らず、真正な船荷証券原本を所持する荷受人が貨物の引渡しを主張することがで きなくなる恐れが生じるので、そのような保証状は一定程度、海上運送と貿易のリスクを増加させ、船荷証券の信 用構造に影響を与えることになる。それゆえ、そのような保証状は相反する側面を持つ﹁諸刃の剣﹂であり、その 負の影響を無視することはできないのであって、法律上、有効的な規制方法を設けて、その優れた点を生かして弊 害を避け、合理的に利用しなければならない。  貨物を受取る保証状には、第三者が呈示する保証状、荷受人と第三者が共同して呈示する保証状、荷受人が呈示 する保証状がある。実質的に、荷受人が責任負担と履行義務を承諾し、運送人が当該保証状を受取った後、荷受人 と運送人との間で船荷証券原本と引換えない貨物の授受について意思表示の一致に達したと考えられるのであり、 当該保証状は船荷証券原本と引換えずに貨物の授受についての協議を表すものである。荷受人は自身の財産をもっ て運送人に対して責任を負うのであって、第三者が代わりに債務を弁済することはない。したがって、当該保証状 は担保としての性質と意義を有しておらず、運送人が当該保証状により賠償を請求することはできない。しかし、 当該保証状は条件付きの協議であり、その条件が成立するのは、運送人が空渡をして、そして損失を受けた場合で

(24)

東洋法学 第53巻第2号(2009年12月) ある。荷受人は貨物を受取る権利を有しないので、不当利得にあたり、運送人は船荷証券所持人に対して責任を 負った後、当該保証状により荷受人に不当利得の返還請求を行うことができる。第三者の保証状というのは、通 常、信用のある銀行、保険会社または企業が第三者として、荷受人との間の一定の利益関係に基づいて提供する保 証状である。当該保証状は保証契約の特徴を有しており、保証人の保証貢任は、運送人が空渡をしたことにより、 船荷証券所持人に対して負担すべき賠償責任を負うことが前提条件となる。当該保証状は基礎となる契約である運 送契約とは遊離したものであり、運送契約の締結時に当該契約が履行されることを保証する目的で作成されたもの ではないし、運送契約の下における運送人の債務履行を担保するものでもない。したがって、当該保証状は運送契 約に属するものではない。荷受人と第三者が共同して呈示した保証状は、事実上、以下の二つの協議の複合的産物 である。一つは、荷受人が債務者として、運送人に対して船荷証券原本に基づかずに貨物を受取る場合に生じうる 賠償責任を負うと表明するものである。それは、条件付きの賠償契約であり、契約の条件が成立した場合、荷受人 は運送人に対して、空渡をしたことにより生じた損失を賠償しなければならない。もう一つは、第三者︵保証人︶ が履行の保証を承諾するものであり、その性質は保証契約である。債務者︵荷受人︶が空渡をしたことにより生じ た損失に対して、賠償責任を履行しない場合、保証人は約定通りに、債務を履行するかまたは責任を負うことにな る。しかし、当該保証状はそれが一般保証であるか、または連帯保証であるかを事前に約束することができ、一般 保証であれば、保証人が催告の抗弁権を有する。一般保証か、連帯保証かを約定していない場合、連帯保証として の責任を負う。運送人は第三者に対して保証責任を直接要求することができる。  貨物受取り保証状は、運送人が空渡をする行為により、船荷証券原本と引換えずに貨物を受取る者に生じる不当 な利益をその者が得た場合に、運送人が有する債権の実現を保証するものである。運送人は、船荷証券原本と引換 303

(25)

えずに貨物を受取る者の得た不当利得に対する請求権を法律により保護され、したがって、当該請求権を基礎とす る保証状もまた、請求権を有する主体において有効でなければならない。それゆえ、国際貿易と海上運送の需要、 および貨物受取り保証状の優れた機能を考慮すれば、貨物受取り保証状の相対的有効性を認めることは合理的であ る。貨物受取り保証状の効力を承認することは、船荷証券原本に基づく貨物の引渡しを否定するものではないし、 運送人がそれによって、船荷証券所持人に対する責任を免除されることを意味するものでもない。運送人は、船荷 証券所持人に対して責任を負った後、当該保証状を通じて荷受人または担保人に対して補償を求めることができる にすぎない。船荷証券に基づく貨物の引渡しの場合、船荷証券の交付と貨物の引渡しが同時に行わなければならな いが、しかし、船荷証券の移動速度は貨物の運送速度よりも遅いために、同一時聞に行うべきことが、二段階に分 かれて行われるようになる。善意での貨物受取り保証状は、船荷証券の交付と貨物の引渡しの時間的ずれを解決す るものであり、運送人が空渡を行った後、荷受人より船荷証券を回収する。そのような運送人の行為が違法行為で あると認定することはできない。したがって、貨物受取り保証状の有効性を承認することは、船荷証券原本を否定 するものではなく、船荷証券原本による引渡行為を承認しながらも、融通をきかすための一種の方法であり、選択 である。  しかし、貨物受取り保証状が有効であるためには、以下の条件を満たさなければならない。  ①運送人が不知であり、詐欺行為でないこと  貨物受取り保証状の有効性は、運送人が善意であるということである。善意とは、運送人が権利に争いがあるこ とを知らないということであり、運送人がそれを知るか否か、または詐欺行為があるか否かはその識別要件とな る。荷受人が決済代金を未払いのまま貨物を受取り、または荷受人に成りすまして貨物を騙し取る場合には、運送

(26)

東洋法学 第53巻第2号(2009年12月) 人は貨物を受取る者の資格を審査するにあたり、一定のミスが存在したとしても、そのミスは主観的な不知により 生じたものであるから詐欺には該当せず、ただ、時間通りに貨物の引渡義務を履行しただけであり、故意に第三者 を騙そうとするものではないから、当該保証状は運送人と貨物受取人の間においては有効であると認められる。そ れに対して、当事者に詐欺行為がある場合、つまり、運送人が貨物受取人の真正な船荷証券所持人でないことを明 確に知っていながら引渡したり、悪意をもって貨物受取人と共謀して貨物を騙し取る場合には、詐欺にあたる。当 該保証状は運送人と貨物受取人の間においても効力を有せず、運送人は当該保証状により貨物受取人に賠償を請求 することはできない。しかし、貨物受取り保証状の効力は、運送人の主観的状態に着目するものであり、貨物受取 人の船荷証券原本と引換えない貨物の受取りが故意に騙し取る行為であるのか、またはその他のミスであるのか は、保証状の効力に対して実質的な影響を及ぼさない。  ②船荷証券原本の所持人に対して対抗できないこと  貨物受取り保証状の有効性は相対的であり、原則として当事者双方の問において有効であるにすぎず、第三者に 対抗することはできないのであるから、運送人は当該保証状により船荷証券所持人に対して免責の抗弁をなすこと はできない。船荷証券原本の所持人は保証状の当事者ではなく第三者であり、保証契約の締結に関与しておらず、 保証状の中に第三者の意思は表示されていない。したがって、契約の相対性により、保証状は第三者に対して法的 拘束力を有することはない。保証状の内容がどのようなものであるか、運送人が詐欺行為の存在を明確に認識でき る状態にあるかどうかは、空渡をする行為のゆえに船荷証券原本の所持人に対して運送人が負うべき法的責任には 影響を及ばさない。貨物受取人が船荷証券原本を所持していれば、運送人に対して証券記載の貨物の引渡しを要求 する権利を有しており、当該権利は絶対的に保護されるべきであり、船荷証券原本に基づく引渡しと保証状の相対 305

(27)

的効力との間に矛盾は生じない。  ③契約の有効要件と符合すること  貨物を受取る保証状は保証契約の一種である。それは貨物を受取る者または担保人と運送人の間における約定契 約であり、双方またはそれ以上の者の意思を表明したものであり、契約が有効となる要件を満たさなければならな い。すなわち、契約締結主体の行為能力、意思表示の真実性、契約内容といった三つの面から、法律規定の違反お よび他人の利益の侵害があるかどうかを考慮しなければならない。貨物受取り保証状は契約の有効要件を満たした 場合にのみ、有効である。    六 船荷証券原本と引換えずに運送品を引渡したことに対する賠償請求の実現        ゆえつ  運送人は、空渡をなし、船荷証券所持人に対して賠償責任を負った後、代理権の範囲を喩越した船舶代理店、貨 物受取り保証状の保証人、無断で空渡を行った実際運送人、および船荷証券原本と引換えずに貨物を受取った荷受 人に対して賠償を請求する権利を有する。  船舶代理店が運送人の指示なく、または運送人の追認を得ることなく、代理の権限を超えて、無断で空渡をした 場合、それにより運送人に生じた損失の賠償責任を負わなければならない。船舶代理店が代理権限を超えた行為を なし、その効力が事後の認定により左右されるときは、運送人の追認を得た場合のみ、運送人が本人として民事責 任を負う。運送人の追認を得ない行為は、船舶代理店自身が民事貢任を負わなければならない。しかし、船荷証券 所持人が運送人により発行された船荷証券原本を有し、それをもって運送人に対して空渡についての損害賠償責任 を主張した場合、運送人は船荷証券所持人との間における権利義務関係に基づき、先ず船荷証券に基づかない貨物

(28)

東洋法学 第53巻第2号(2009年12月) 引渡しについて法に基づき船荷証券所持人に賠償責任を負い、その後、負担した賠償額について船舶代理店に対し て賠償を請求する。  第三者が空渡をなすために呈示した保証状の目的は、荷受人が期限通りに船荷証券原本を交付できず、船荷証券 原本と引換えずに引渡した行為者がそのために賠償責任を負うことになる場合に、船荷証券に基づかずに貨物引渡 しをなした行為者に賠償責任を負わせることを第三者が保証することにある。それゆえ、運送人は空渡をすること について船荷証券所持人に対して賠償責任を負った後、当該保証状に基づき、当該保証状を呈示した第三者に対し て賠償を請求することができる。  一般的には、実際運送人は空渡をなした場合に関しては賠償責任を負わない。しかし、実際運送人が発行した海 上船荷証券原本と引換えずに引渡しをすることで、運送人が船荷証券所持人に対して貨物の交付を履行できない場 合には、運送人が船荷証券所持人に対して賠償責任を負った後、実際運送人に対して賠償を請求することができ る。  船荷証券原本と引換えずに貨物を受取った者が、運送人に船荷証券原本を返還しない場合、不当利得を得たこと になる。したがって、運送人は船荷証券所持人に賠償責任を負った後、貨物受取人に対して賠償を請求することが できる。  空渡に対する賠償請求の主体は運送人に限られるわけではなく、運送人の代理人、実際運送人、港湾経営者、倉 庫保管人等もまた、空渡について賠償責任を負っているのであるから、法律に基づき実際の貨物受取人に対して賠 償を請求する権利を有する。 307

(29)

七 おわりに  貿易および海上運送の領域において、法規制の目的は、資源を有効的に配置し利用することにより、最大限に社 会の財産を増加させることにある。利益の最大化は商事法の使命とするところであるが、しかし、法の真髄は公平 にある。空渡に関する法規制は、貿易の効率を保障すると同時に、船荷証券の信用を保護するものでなければなら ない。海上運送主体の権益を重視すると共に、船荷証券所持人の利益を保護しなければならない。荷主の利益と海 上運送の利益を均衡させることは、船荷証券制度および海運制度をどのように構成するのかを考えるにあたって、 最も根本的なものである。 ︵1︶邪海宝﹃海商提単法︵M︶﹄北京法律出版社︵一九九九年︶五二〇頁。 ︵2V海商法第七一条の規定によれば、船荷証券は運送人が貨物を引渡すことを保証するものであり。それゆえ、船荷証券は運送人 がそれによって運送品の引渡しをする保証条項であると理解することができる。船荷証券は運送人によって発行され、それは、運 送人と託送人が運送契約に定める貨物の交付方法について一致した意思表示を示したものである。運送人は船荷証券記載の債権債 務の制約を受け、船荷証券による運送品引渡しの責任を負う。 ︵3︶王利明”楊立新﹃侵権行為法︵M︶﹄北京法律出版社︵一九九六年︶ ︵4︶中国﹁契約法﹂第一二二条を参照。 ︵5︶貨物を発送する段階でおいて廃棄物のようにすでに価値がなく、または運送途中で汚染または損壊を受けたために、その処理 費用が貨物の残存価値を上回る場合。 ︵6︶中国﹁海商法﹂第八六条を参照。

(30)

東洋法学 第53巻第2号(2009年12月) ︵7︶團雪妻①磐Ooβダ∪囚田の訴訟事件において、裁判所は次のように判示した。チリ関税法により、運送人は貨物を税関が許 可する税関倉庫に引き渡さなければならないが、その場合、貨物は一時的に税関の管理下に置かれるだけであり、運送人が貨物に 対する支配を失うわけではない。運送人が税関の倉庫と契約を締結するか、または、港湾が代理して船荷証券をチェックしてから、 船荷証券の再発行を求める選択ができる。しかし、運送人がその責任を放棄したのであるから、運送人は船荷証券と引換えずに荷 卸すことに対して直接的な責任を負う。詳細は口o琶.ω窓P認O︵88︶を参照。 ︵8︶李守芹﹁海這提単焦点間題透視−無単放貨責任論綱︵J︶﹂﹁海商法研究﹄︵二〇〇一年︶三八∼三九頁。 ︵9︶王軍﹃美国合同法判例選犀︵M︶﹄北京法律出版社︵一九九五年︶二五∼四一頁。 ︵10︶広州市海事法院は﹁科達・瑞珠輪﹂の船荷証券原本と引換えずに貨物を交付した事件を審理するに当たって、この観点に立っ た。詳細は、金正佳主編﹃海事案例評析︵M︶﹄北京法律出版社︵一九九八︶二八四∼二八八頁を参照。 ︵11︶楊良宜﹃国際商務游演規則︵M︶﹄北京法律出版社︵一九九八年︶二四六頁。 参考文献

5 4 3 2 1

邪海宝﹃海商提単法︵M︶﹄北京法律出版社︵一九九九年︶ 王利明”栃立新﹃侵杖行力法︵M︶﹄北京法律出版社︵一九九六年︶ 李守芹﹁海這提単焦点向題透視−元単放貨責任袷鋼︵J︶﹂﹃海商法研究﹄ 王軍﹃美国合同法判例選悸︵M︶﹄北京法律出版社︵一九九五年︶ 栃良宜﹃国防商劣游戒規則︵M︶﹄北京法律出版社︵一九九八年︶ ︵二〇〇一年︶ 後記 本論文は、中国アモイ大学法学院と本学法学部の学術交流の一環として、アモイ大学何麗新教授の論文を日本語訳したものであ る。何麗新教授は一九六六年生まれ、主に民商法の研究および教育に従事し、中国海商法協会理事の要職にあり、同教授には﹃無 309

(31)

単放貨法律問題研究﹄︵法律出版社、二〇〇六年V、﹃海事賠償責任限制研究﹄︵アモイ大学、二〇〇八年︶等の著書がある。中国語

原稿の翻訳は、東洋法学編集委員会からの依頼を受けてアモイ大学劉永光準教授と本学大学院法学研究科に在学中の李秀文が共同

参照

関連したドキュメント

この調査は、健全な証券投資の促進と証券市場のさらなる発展のため、わが国における個人の証券

また、JR東日本パス (本券) を駅の指定席券売機に

によれば、東京証券取引所に上場する内国会社(2,103 社)のうち、回答企業(1,363

貸借若しくは贈与に関する取引(第四項に規定するものを除く。)(以下「役務取引等」という。)が何らの

FSIS が実施する HACCP の検証には、基本的検証と HACCP 運用に関する検証から構 成されている。基本的検証では、危害分析などの

年のウィーン売買法条約では︑.

これらの船舶は、 2017 年の第 4 四半期と 2018 年の第 1 四半期までに引渡さ れる予定である。船価は 1 隻当たり 5,050 万ドルと推定される。船価を考慮す ると、