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滋賀大学のいま 経済学部 「グローバルな人材を育てる : 滋賀大から世界へ 世界から滋賀大へ」

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Academic year: 2021

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滋 賀 大 学

滋 賀 大 学

い ま

い ま

世 界で学 ぶ 滋 賀 大 生

 まず、マレーシアに2ヶ月間滞在し、現地の福祉法人のNPOで研 修を受けました。その後、3ヶ月間、西アフリカのガーナでの海外イ ンターンシップに参加 しました。現地NPOに 所属し、小中学校の教 師として勤務しました。 さらに、図書館の改革・ 運営業務でプロジェク トリーダーを担い、4ヶ 国からなるメンバーを 率いてきました。  着任当初は、図書館の利用者は数名しかおらず、その子達も食べ 物を求めに来るだけでした。そこで、絵本の時間や英語の勉強講座 を日替わりで開催するなど、学校に通うことが出来ない村の子ども 達の勉強の機会を創っていきました。自分たちが工夫するほど、図書 館を利用する子ども達も増え、当初は想像できなかったほど熱心に 講座に参加するようになり、異国の地で目標達成した貴重な経験と なりました。  帰国する前日にドイツ人から言われた I m inspired by you とい う言葉。自分が目指していた姿に一歩近づくことが出来た、そう実感 しながら、零れ落ちる涙を止めることができなくなったのは、今でも 忘れられない良い思い出です。

経済学部

修を受けました。その後、3ヶ月間、西アフリカのガーナでの海外イ

グローバルな人材を育てる

―滋賀大から世界へ 世界から滋賀大へ―

企業経営学科 

浅井 耕平

さん(4月より伊藤忠商事に勤務)

滋 賀 大 学で学 ぶ 留 学 生

 3年ほど前、わくわくした気持ち で滋賀大学に入学しました。大学 の授業は国際金融論から経営戦 略論まで幅広く、保育園や放送局 でボランティアをするような体験 的な科目も提供されています。私 はさらにミシガン大学に交換留学 もできました。滋賀大学に入った からこそ、自分の可能性や価値を 最大限に引き出すことができたと 思います。

FONG LI EE

さん

経済学部4回生(マレーシア)   フォン   リー イー   チン   ティ  マイ    フォン  私はベトナムの私費留学生 です。滋賀大学で一番気に入っ ているのは、科目の選択の自由 です。むろん必修科目もありま すが、選択科目も多彩で自分の ペースで勉強できます。毎週授 業に出るのが楽しみで、先生も 友達もいつも親切にしてくれま す。4月からは滋賀大学で大学 院に進学します。

TRINH THI MAI HUONG

さん

経済学研究科博士前期課程1回生(ベトナム)  滋賀大学は綺麗な琵琶湖と国 宝の彦根城に囲まれ、静かで勉強 に絶好な環境を備えていると思い ます。奨学金や学費免除制度を上 手く利用して努力をすれば、必ず 自分の本当の意味での「留学の 夢」が叶えられます。私もゼミを通 して必死に勉強し、精一杯遊んで、 一生付き合える本当の仲間もでき て、大学院にも進学し、充実かつ楽 しい毎日を送ることができました。

锦华

さん

経済学研究科博士前期課程修了(中華人民共和国)  私の夢はベトナムの伝統的 なシルクを製造する企業を作 ることです。大学が授業料を免 除してくれるから、安心して勉 強に集中できます。外国人学生 のために留学生交流室があっ て、日本人と外国人の友達と交 流でき、毎日楽しく大学に行っ ています。

NGUYÊ~N MINH LUÂN

さん 経済学部2回生(ベトナム)

    グエン      ミン     ルアン  「現地の大学生に日本文化のすばらしさを伝えること」、これを使命と し、私はマレーシアの大学での海外インターンシップに参加しました。  初めての長期の滞在経験ということもあり、楽しいことばかりではなく、 多くの困難がありました。研修最大の課題は、どうすれば魅力的に日本を 紹介できるか、ということ。すでにマレーシアには日本文化が予想以上に 広まっており、準備していたプレゼンの資料はすべて無駄になりました。 仲間からも「つまらない」と一蹴されました。悔しくてたまりませんでした。  「ならば、彼らを味方に付けよう。」、そう思い立ってからはいても たってもいられませんでした。現地の学生とコミュニケーションを積 極的に取り、何を求めているのか徹底的に探りました。彼らが、知識 よりも実際の「体験」を求めていることがわかり、巻き寿司の手作り 体験や、着物の着付け教室など、体験型イベントを開催すると、予想 以上に大反響でした。  様々な文化圏から集 まった仲間たちと共に 駆け抜けたあの瞬間の 楽しさは、今後一生忘れ ることの出来ない、かけ がえのない思い出です。 企業経営学科 

熊澤 佑哉

さん(4月より三井化学に勤務)   ブラジルの高校生が仮想企業を設立し、ビジネスを経験するプロ グラムに財務アドバイザーとして参加しました。このプログラムは、高 校生がビジネスに必要な能力を身に付け、将来のキャリアビジョン を考えるきっかけを提 供するものでした。  私は、お金の管理だ けが財務経理の仕事 ではなく、戦略的な視 点から、経営の羅針盤 の役割を担うという醍 醐味を彼らに伝えたい と考えていました。  収益性向上を目指し、マニュアルには無かった管理会計手法を提 案しました。しかし、他国のメンバーはマニュアル通りに処理すればい いという考えに固執し、私の提案には反対でした。何度話しても受け 入れてもらえず、考え方の違いに歯痒い思いをしました。英語力が乏 しい中、「自律的に改善の方法を探る必要性」を粘り強く説明し、全員 の理解を得て、実現にこぎつけました。  最終日の表彰式、私の担当したチームが、収益性の改善を評価さ れて最優秀賞を獲得し、チームの仲間と歓喜しました。生徒からも、 「大学でも、会計・ファイナンスの分野を勉強したい」という言葉をも らい、私が目指していた目的が達成された瞬間でした。ブラジルで の3ヶ月間は、私にとって、多国籍チームで成果を出す難しさと面白 さ、この両面を学んだ経験となりました。 会計情報学科 中西 俊平さん(4月より住友電気工業に勤務) ガーナの図書館にて マレーシアでプレゼン ブラジルの高校生たちと  ソ  キンカ  ここで紹介してきたような実績を基に、いよいよこの春から新 たな「グローバル人材育成コース」が、新入生から募集した10名 と、留学生入試で選抜された10名によってスタートします。  このコースでは、英語(留学生は日本語)のトレーニングに加え て、異文化理解やコミュニケーションの能力を磨く実践的授業 に、国内学生と留学生がともに取り組むことで、グローバルな社 会で通用するチームワークも学びます。  そして、海外企業など(留学生は日本企業)でのインターンシッ プで、海外やビジネスの現場での経験を積み、将来グローバルに 活躍するための実践力を身につけることをめざします。  コース生はそれぞれ所属する学科で専門能力を身につけ、その卒 業資格を得ると同時に、コースのプログラムも修得してコースの修了 が認定されます。また、やはりこの春スタートする、学部と大学院を合 計5年で修了する5年一貫制を選択することも推奨されています。  もちろん、コース生以外の学生の海外へのチャレンジも、これ まで以上に全力で支援していきます。

2014年4月 経済学部に「グローバル人材育成コース」が誕生しました!

参照

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