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2020 年度一橋大学英語 長文読解 2 題, 自由英作文, リスニングとさまざまな形式が出題され, 総合的な英語力が問われる一橋大英語 問題のレ ベルは標準的なので, 時間配分を考えて, 着実に解答することを意識したい * 分量 : 減少 * 難易度 : やや易化 ( 昨年度比 ) 記述式 客観式

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(1)

2020 年 度

一 橋 大 学 英 語

長 文 読 解 2 題 , 自 由 英 作 文 , リ ス ニ ン グ と さ ま ざ ま な 形 式 が 出 題 さ れ , 総 合 的 な 英 語 力 が 問 わ れ る 一 橋 大 英 語。 問 題 の レ ベ ル は 標 準 的 な の で , 時 間 配 分 を 考 え て , 着 実 に 解 答 す る こ と を 意 識 し た い。   * 分 量 : 減 少   * 難 易 度 : や や 易 化 (昨 年 度 比)   ● 記 述 式・ 客 観 式 混 合。 長 文 読 解 2 題 + 自 由 英 作 文 1 題 + リ ス ニ ン グ 1 題 か ら 成 る。 ● 近 年 出 題 さ れ て い た 整 序 英 作 文 や 正 誤 問 題 な ど の 文 法 問 題 の 出 題 は な かっ た。 ● Ⅰ ・ Ⅱ (長 文 読 解) : 2 題 の 長 文 読 解 の 出 題 に 変 わ り は な かっ た が , Ⅱ に つ い て は 2019 年 度 よ り 本 文 の 語 数 が 100 語 以 上 減 り , 例 年 と 比 較 し て も や や 短 い 英 文 で あっ た。 ● Ⅲ (自 由 英 作 文) : 2019 年 度 の よ う な イ ラ ス ト・ 写 真 に 関 し て 記 述 す る 英 作 文 で は な く , 挙 げ ら れ た ト ピッ ク に つ い て 記 述 す る 英 作 文 で あっ た。 ● Ⅳ (リ ス ニ ン グ) : 2019 年 度 は 問 題 B が 記 号 選 択 式 で あっ た が , A・ B と も に 英 問 英 答 の 記 述 式 で あっ た。 (難 易 度 は 一 橋 大 受 験 生 を 母 集 団 と す る 基 準 で 判 定 し て い ま す) 約 760 語 と 本 文 の 語 数 は 昨 年 度 と ほ と ん ど 変 わ り な い が , 1 題 空 所 補 充 問 題 が 減 り , 記 述 式 の 内 容 説 明 問 題 が 増 え , 解 答 す る 記 述 量 は 増 え た。 1 下 線 部 (1) の limiting people’s potential は 次 の パ ラ グ ラ フ の 半 ば に restrict the   choices, … と 言 い 換 え ら れ た 表 現 が あ る た め , そ れ を 含 む 1 文 の 内 容 を 過 不 足 な く ま と め れ ば 解 答 が で き た だ ろ う。 4 下 線 部 (4) の 英 文 和 訳 は , 文 の 構 造 を 正 し く 理 解 し た う え で , 日 本 語 と し て 自 然 に な る よ う 訳 出 す る 必 要 が あっ た。 5 の 空 所 補 充 に つ い て は , い ず れ も 選 択 肢 は 基 本 的 な 単 語 で あっ た が , A は 慣 用 句 を 知っ て い る か ど う か , そ の 他 は 空 所 の 前 後 を 丁 寧 に 読 み 解 く こ と が 鍵 で あっ た。   約 670 語 の 論 説 文。 昨 年 度 よ り 本 文 の 語 数 は 120 語 程 減 少 し た が , 内 容 の 難 度 は 同 程 度。 1 下 線 部 (1) の 内 容 説 明 で は , 下 線 部 以 降 で , ペッ ト の 飼 育 の 様 子 が 人 間 に も 当 て は ま る こ と が 具 体 例 と と も に 述 べ ら れ て い る こ と が 把 握 で き れ ば 解 答 で き た だ ろ う。 2 下 線 部 (2) の 英 文 和 訳 は , 同 格 の that が 含 ま れ る 主 語 が 長 い た め , 文 構 造 を 見 失 わ な い よ う 訳 出 す る 必 要 が あっ た。 6 の 空 所 補 充 は , 直 後 の 内 容 に 合 う 選 択 肢 を 選 べ ば 正 し く 解 答 で き た だ ろ う。 7 の 語 句 整 序 で は , making the best of 〜 と い う 熟 語 が 思 い 付 く か と , 前 置 詞 や 冠 詞 を ヒ ン ト に で き る か が 重 要 で あっ た。

昨 年 度 の よ う な イ ラ ス ト や 写 真 の 提 示 は な く , ト ピッ ク を 選 択 し て 記 述 す る 英 作 文。 い ず れ も 自 身 の 経 験 に 基 づ い て 記 述 す れ ば 解 答 で き る よ う な テー マ で , 難 度 は 標 準 的。 た だ し , 語 数 は こ こ 数 年 の 傾 向 通 り 100 〜 130 語 と 多 い た め , 予 め ど の よ う な 構 成 で 書 く か の イ メー ジ を 持っ て 書 き 始 め る 必 要 が あっ た。 主 観 的 な 意 見 を 書 く 場 合 に も , 説 得 力 の あ る 文 章 に す る た め の 構 成 に なっ て い る か 注 意 し た い。   問 題 A の 言 い 間 違 い や 訂 正 を 含 む 道 案 内 に 戸 惑っ た 受 験 生 も い る か も し れ な い が , 実 際 に は 該 当 部 分 を 正 し く 聞 き 取 る こ と が で き れ ば 解 答 が で き た。 解 答 の 根 拠 と な る 内 容 が 設 問 順 に 述 べ ら れ た た め , 予 め 設 問 に 目 を 通 し , 何 に つ い て 問 わ れ て い る か を 確 認 す れ ば 正 答 に 辿 り つ く の は 困 難 で は な かっ た だ ろ う。 昨 年 度 と 異 な り 問 題 B も 記 述 式 と なっ た が , こ ち ら も 予 め 設 問 に 目 を 通 し , 問 わ れ る 内 容 に 注 目 し て 聞 く こ と が ポ イ ン ト で あっ た。 あ と は , 基 本 的 な 構 文 で よ い の で 正 し い 英 語 で 解 答 す る 必 要 が あっ た。  

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Ⅰ , Ⅱ の 長 文 読 解 で は , 1 文 ず つ 正 確 に 読 み 進 め る と と も に , パ ラ グ ラ フ ご と の 論 旨 を 捉 え る こ と が 必 要 で あっ た。 英 文 全 体 の 内 容 は そ れ ほ ど 難 し く な い た め , 内 容 説 明 問 題 に つ い て は 盛 り 込 む べ き ポ イ ン ト を 落 と さ な い よ う に し , 確 実 に 点 を 取 れ る よ う に し た い。 Ⅲ の 英 作 文 は , 語 数 が 多 い た め , 時 間 内 に 解 答 で き る よ う に 記 述 す る 内 容 を 素 早 く 構 成 し て 英 文 に す る こ と が 求 め ら れ る。 今 年 度 の ト ピッ ク は そ れ ほ ど 難 し く な かっ た た め , 基 本 的 な 構 文 と 単 語 を 用 い て 英 文 自 体 の ミ ス を 最 低 限 に 留 め た う え で , 論 理 的 に 意 味 の 通 る 内 容 を 記 述 す る こ と が 鍵 で あっ た。   一 橋 大 英 語 の 長 文 読 解 の 内 容 説 明 問 題 で は , 字 数 制 限 が あ る こ と も 多 い。 指 定 さ れ た 字 数 や 英 文 の 論 理 展 開・ 文 脈 か ら , 解 答 の 該 当 箇 所 を 判 断 で き る 力 だ け で な く , 「ど の よ う に 解 答 を ま と め る べ き か」 を 考 え た 上 で の 記 述 力 が 求 め ら れ る。 ま た , 字 数 制 限 が な い 場 合 で も , ポ イ ン ト を 絞っ て 端 的 に 解 答 を ま と め る 力 が 必 要 で あ る。 和 訳 問 題 に お い て は , 自 然 な 日 本 語 で 表 現 す る 訳 出 力 が 求 め ら れ る。   一 橋 大 英 語 で は 100 語 超 え の 自 由 英 作 文 が 出 題 さ れ , 発 信 型 の 英 語 力 も 重 視 さ れ て い る。 テー マ は 年 度 に よっ て さ ま ざ ま で , 確 固 た る 自 分 の 意 見 を 構 築 し て 論 理 的 に 述 べ な く て は な ら な い も の , ス トー リー を 創 造 し な く て は な ら な い も の , 実 践 的 な シ チュ エー ショ ン を 想 定 し た 英 語 力 が 求 め ら れ る も の な ど が あ る。 ど の よ う な テー マ で あっ て も , 限 ら れ た 時 間 内 で , 論 理 的 に , 説 得 力 を 持っ て 自 分 の 伝 え た い 内 容 の 英 文 を 書 け る よ う , 多 く の 重 要 構 文 を 覚 え , さ ま ざ ま な テー マ で 実 際 に 書 く 練 習 を 重 ね て お き た い。   一 橋 大 英 語 で は 読 ま れ る 英 文 の 内 容 は そ れ ほ ど 難 し く な い も の の , 全 体 の 内 容 を 正 確 に 理 解 す る と 同 時 に , 数 字 な ど の 細 部 に も 注 意 を 払 う 必 要 が あ る 場 合 も 多 い。 リ ス ニ ン グ の 練 習 を す る 際 は た だ 漫 然 と 英 語 を 聞 き 流 す だ け で な く , 聞 き な が ら メ モ を 取 り , 情 報 を 整 理 す る 習 慣 を 身 に 付 け た い。   ま ず は 「語 彙 力」 と 「文 法・ 構 文 力」 を 固 め よ う。 自 分 で こ れ と 決 め た 単 語 集 に 繰 り 返 し 取 り 組 み , 文 法 問 題 集 は で き な かっ た と こ ろ を しっ か り と 復 習 す る よ う に し よ う。 読 解 対 策 は , ま ず は 500 語 程 度 の 英 文 に お い て , 1 文 ず つ 正 確 に 読 む と こ ろ か ら 始 め た い。 最 初 は 時 間 が か かっ て も よ い の で , 辞 書 を 引 き つ つ , 単 語 の 意 味 を 文 脈 か ら 推 測 し て 読 む 練 習 を し よ う。   こ れ ま で に 培っ た 基 礎 力 を , 一 橋 大 レ ベ ル の 問 題 に も 短 時 間 で 応 用 で き る よ う に な ろ う。 記 述 問 題 中 心 の 500 ~ 800 語 程 度 の 読 解 問 題 に 取 り 組 み , 1 題 20 分 程 度 で 解 き 切 る こ と を 目 指 し た い。 ま た , 自 由 英 作 文 は , 形 式 や テー マ を 問 わ ず さ ま ざ ま な も の に 取 り 組 み , ア イ デ ア と 表 現 の バ リ エー ショ ン を 蓄 積 し て い こ う。 作 成 し た 解 答 は 第 三 者 に 添 削 し て も ら う こ と で , 日 本 語・ 英 語 両 方 の 記 述 力 を 養っ て い こ う。   こ こ ま で の 学 習 が 順 調 で あ れ ば , 要 求 ① ~ ③ も あ る 程 度 は 満 た さ れ て い る は ず。 過 去 問 や , レ ベ ル・ 出 題 形 式 が 一 橋 大 英 語 に 即 応 し た 問 題 に 取 り 組 み , 時 間 内 の 得 点 を 最 大 化 で き る よ う な 解 き 方 を 身 に 付 け よ う。  

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2019 年度

一橋大学 英語

読解力・英作文力・リスニング力がバランスよく問われる。

長文読解2題,文法問題,自由英作文,リスニングが出題され,総合的な英語力が問われる一橋大英語。

問題のレベルは標準的なので,時間配分を考えて,着実に解答することを意識したい。

分量:

減少 変化なし 増加

難易度:

易化 やや易化 変化なし やや難化 難化 (昨年度比)

■概要

(120 分)

* 出題・解答の形式

記述式・客観式混合。長文読解2題+文法問題1題+自由英作文1題+リスニング1題から成る。

* 特記事項

・Ⅲ(正誤問題)

:近年整序英作文が出題されていたが,2015 年度以来の正誤問題が出題された。

・Ⅳ(自由英作文)

: 2016 年度以来の,3枚のイラスト・写真の中から1枚を選択し,それについて

記述する問題が出題された。

・Ⅴ(リスニング)

:問題Aが英問英答式,問題Bが記号選択式と,2種類の解答の形式に変化した。

問題Aは設問文が印字され,問題Bは読み上げられる形式である。

■各問の分析

大問 出題形式・テーマ 問題の内容・分析 難易度 Ⅰ 長文読解 (表情は 感情を表すか) 約730 語の論説文。具体的な研究内容を踏まえながら,表情が感 情よりも合図や会話の方向性を表し得るものであることが論じら れている。1 の下線部(1)の Instead of ~ や 2 の下線部(2)の less ~ than,4 の下線部(4)の not as ~ but rather as ~ など,問 題の該当部分に対比や比較を多く含んでおり,表情が何を表し得る かの主題を捉えられていればいずれも解きやすかった。5 の空所補 充問題では,基本的な動詞の意味・用法の理解が問われた。

標準

Ⅱ 長文読解 (立ち退きと 貧困の現状) 約800 語の論説文。アメリカにおける立ち退きと社会格差,貧困 の現状について述べられている。1 の内容説明問題は,下線部(1) より前の部分の内容を理解できていれば解答できた。3 の下線部 (3)は simply ~ not や,how 形容詞+S+V が作る名詞節の意味 を正しく訳出できるかがポイントであった。4~7 は,主題を押さ えていれば解答しやすく,難しい問いはなかった。

標準

Ⅲ 正誤問題 文中の文法・語法上の誤りがある箇所を指摘する問題。合計6 題, いずれも基本事項を押さえていれば難しくはなかった。

やや易

Ⅳ 自由英作文 3 枚のイラスト・写真のうちから 1 枚を選択し,それについて 100 ~130 語の英文で記述する問題。「与えられたテーマを1つ選択し, それに沿って記述・創作する」という点は,例年と変更はなかった。 語数は多めであるため,あらかじめどのような構成で文章を組み立 てるかの大まかなイメージを持って書き始めるのがよい。

やや難

Ⅴ リスニング 問題A「“toilet”の語の意味の変遷について」(約 250 語) 問題B「4種類のユーモアについて」(約 240 語) 問題A は設問文が印字され,英問英答式での解答。toilet の複数の 時代ごとの意味が登場したため,スピーディーに情報を整理して聞 く必要があった。問題B は設問文が放送され,記号選択式だった。

標準

※ 難易度は一橋大受験生を母集団とする基準で判定しています。

(4)

■合否の分かれ目

Ⅰ,Ⅱの長文読解では,1文ずつ正確に読み進めるとともに,パラグラフごとの論旨の展開を着実に捉

えることが必要であった。英文全体の内容はそれほど難しくないため,内容説明問題については盛り込む

べきポイントを落とさないようにし,確実に点数を取れるようにしたい。Ⅳはイラスト・写真の資料に基

づいた内容を記述するが,創作も必要とされる。語数が多いため,時間内に解答できるように,記述する

内容を素早く構成して英文にすることが求められる。

■一橋大英語の要求

要求① 日本語表現力

一橋大英語の長文読解の内容説明問題では,字数制限があることも多い。指定された字数や英文の論理

展開・文脈から,解答の該当箇所を判断できる力だけでなく,

「どのように解答をまとめるべきか」を考え

た上での記述力が求められる。また,字数制限がない場合でも,ポイントを絞って端的に解答をまとめる

力が必要である。和訳問題においては,自然な日本語で表現する訳出力が求められる。

要求② 英語表現力

一橋大英語では

100 語超の自由英作文が出題され,発信型の英語力も重視されている。テーマは年度に

よってさまざまで,確固たる自分の意見を構築して論理的に述べなくてはならないもの,ストーリーを創

造しなくてはならないもの,実践的なシチュエーションを想定した英語力が求められるものなどがある。

どんなテーマであっても,限られた時間内で,論理的に,説得力を持って自分の伝えたい内容の英文を書

けるよう,重要構文をたくさん覚え,さまざまなテーマで実際に書く練習を重ねておきたい。

要求③ リスニング力

一橋大英語では読まれる英文の内容はそれほど難しくないものの,全体の内容を正確に理解すると同時

に,数字などの細部にも注意を払う必要がある場合もある。リスニングの練習をする際はただ漫然と英語

を聞き流すだけでなく,聞きながらメモを取り,情報を整理する習慣を身に付けたい。

■一橋大英語攻略のために

基礎力の完成

まずは「語彙力」と「文法・構文力」を固めよう。自分でこれと決めた単語集に繰り返し取り組み,文

法問題集はできなかったところをしっかりと復習するようにしよう。読解対策は,まずは

500 語程度の英

文において,1文ずつ正確に読むところから始めたい。最初は時間がかかってもよいので,辞書を引きつ

つ,単語の意味を文脈から推測して読む練習をしよう。

レベル UP

これまでに培った基礎力を,一橋大レベルの問題にも短時間で応用できるようになろう。記述問題中心

500~800 語程度の読解問題に取り組み,1題 20 分程度で解き切ることを目指したい。また,自由英作

文は,形式やテーマを問わずさまざまなものに取り組み,アイデアと表現のバリエーションを蓄積してい

こう。作成した解答は第三者に添削してもらうことで,日本語・英語両方の記述力を養っていこう。

一橋大レベルの演習

ここまでの学習が順調であれば,要求①~③もある程度は満たされているはず。過去問や,レベル・出題

形式が一橋大英語に即応した問題に取り組み,時間内の得点を最大化できるような解き方を身に付けよう。

(5)

2018 年度

一橋大学 英語

読解力・英作文力・リスニング力がバランスよく問われる。

長文読解2題,文法問題,自由英作文,リスニングが出題され,総合的な英語力が問われる一橋大英語。

問題のレベルは標準的なので,時間配分を考えて,着実に解答することを意識したい。

分量:

減少 変化なし 増加

難易度:

易化 やや易化 変化なし やや難化 難化 (昨年度比)

■概要

(120 分)

* 出題・解答の形式

記述式・客観式混合。長文読解2題+文法問題1題+自由英作文1題+リスニング1題から成る。

* 特記事項

・Ⅳ(自由英作文)

「与えられたニュースの見出しに合わせて,ニュースの内容を創作する」という

新しい形式が出題された。

・Ⅴ(リスニング)

:英問英答形式から,記号選択式に変化した。また,問題には選択肢のみが印字さ

れており,設問文が読み上げられる形式となった。

■各問の分析

大問 出題形式・テーマ 問題の内容・分析 難易度 Ⅰ 長文読解 (green travel(環境に 優しい旅行)とはどうい うことか) 約730 語の論説文。英文自体は読みやすく,問題も複雑なものは なかった。1は,When it comes to …,there’s(almost)no such thing as ~,shades of ~の訳し方と,only の前に there is が省 略されている点がポイント。3は,本文中に挙げられている具体例 をまとめればよい。部分的に英文を読むのではなく,英文全体を通 した中から具体例をひろい上げる必要がある。

標準

Ⅱ 長文読解 (アフリカにおける民 主主義を求める選挙) 約760 語の論説文。意味のとりにくい箇所もあったが,Ⅰの英文 同様具体例が多く,内容は理解しやすかった。1は下線部の前にダ ッシュがあるので,解答すべき箇所は明白だった。6は,英文全体 の内容を正しく理解できているかを問う問題。not be ready for ~ があるのでE に入る語は比較的判断しやすいだろう。D・F は,民 主主義に対する意識の違いがどういった人たちの間で見られるか をつかむ。

標準

Ⅲ 整序英作文 英文の一部を整序し2番目と6番目に来る語を解答する。確かな文 法知識が求められる。

標準

Ⅳ 自由英作文 与えられたニュースの見出しに対してその内容を創作する問題に 変化。「与えられたテーマに沿って創作する」という点で言えば, 2017 年度に出題された,手紙を書く問題や,2016 年度に出題され た,イラスト等を見て英語を書く問題と近い。ニュースなので,導 入-本論-結論を意識して文章を組み立てたい。

やや難

Ⅴ リスニング 問題A「焼きチーズサンドの作り方」(約210 語) 問題B「ニワトリの賢さ」(約180 語) 記号選択式。設問文が読み上げになったことから重点的に聴き取る 箇所のあたりをつけにくいため,予め選択肢に目を通しておき,そ れぞれの選択肢に書かれている情報が,どういった文脈で登場する のかを正しく把握したい。

標準

※ 難易度は一橋大受験生を母集団とする基準で判定しています。

(6)

■合否の分かれ目

Ⅳは「ニュースを創作する」という新しい形式であったが,

「論理立った,誤りのない英文を正しく組み

立てる」という点は例年の自由英作文と変わらない。書く前に展開をしっかりと考えて,一貫性のある英

文を組み立てることが大切である。また,Ⅱの6では,部分的な理解ではなく,英文全体を通して述べら

れている事柄を正しく理解できていたかどうかがカギとなった。

■一橋大英語の要求

要求① 日本語表現力

一橋大英語の長文読解の内容説明問題では,50~100 字ほどの字数制限があることも多い。指定された

字数や英文の論理展開・文脈から,解答の該当箇所を判断できる力だけでなく,

「どのように解答をまとめ

るべきか」を考えた上での記述力が求められる。また,字数制限がない場合でも,ポイントを絞って端的

に解答をまとめる力が必要である。和訳問題においては,自然な日本語で表現する訳出力が求められる。

要求② 英語表現力

一橋大英語では

100 語超の自由英作文が出題され,発信型の英語力も重視されている。テーマは年度に

よってさまざまで,確固たる自分の意見を構築して論理的に述べなくてはならないもの,ストーリーを創

造しなくてはならないもの,実践的なシチュエーションを想定した英語力が求められるものなどがある。

どんなテーマであっても,限られた時間内で,論理的に,説得力を持って自分の伝えたい内容の英文を書

けるよう,重要構文をたくさん覚え,さまざまなテーマで実際に書く練習を重ねておきたい。

要求③ リスニング力

一橋大英語では読まれる英文の内容はそれほど難しくないものの,全体の内容を正確に理解すると同時

に,数字などの細部にも注意を払う必要がある場合もある。リスニングの練習をする際はただ漫然と英語

を聞き流すだけでなく,聞きながらメモを取り,情報を整理する習慣を身に付けたい。

■一橋大英語攻略のために

基礎力の完成

まずは「語彙力」と「文法・構文力」を固めよう。自分でこれと決めた単語集に繰り返し取り組み,文法

問題集はできなかったところをしっかりと復習するようにしよう。読解対策は,まずは

500 語程度の英文

において,1文ずつ正確に読むところから始めたい。最初は時間がかかってもよいので,辞書を引きつつ,

単語の意味を文脈から推測して読む練習をしよう。

レベル UP

これまでに培った基礎力を,一橋大レベルの問題にも短時間で応用できるようになろう。記述問題中心の

500~800 語程度の読解問題に取り組み,1題 20 分程度で解き切ることを目指したい。また,自由英作文

は,形式やテーマを問わずさまざまなものに取り組み,アイデアと表現のバリエーションを蓄積していこ

う。作成した解答は第三者に添削してもらうことで,日本語・英語両方の記述力を養っていこう。

一橋大レベルの演習

ここまでの学習が順調であれば,要求①~③もある程度は満たされているはず。過去問や,レベル・出題

形式が一橋大英語に即応した問題に取り組み,時間内の得点を最大化できるような解き方を身に付けよう。

(7)

2017 年度

一橋大学 英語

英文読解力・英作文力・リスニング力がバランスよく問われる。

長文読解2題,文法問題,自由英作文,リスニングと,総合的な英語力が問われる一橋大英語。問題のレ

ベルは標準的なので,時間配分を考えて,着実に解答することを意識したい。

分量:

減少

変化なし

増加

難易度:

易化

変化なし

難化

(昨年度比)

■概要

(120 分)

* 出題・解答の形式

記述式・客観式混合。長文読解2題+文法問題1題+自由英作文1題+リスニング1題から成る。

* 特記事項

・Ⅲの文法問題は年度により内容が異なり,2017 年度は昨年度に引き続き整序英作文が出題された。

・Ⅳの自由英作文は,

「与えられた状況に対して適切な手紙を書く」という新しい形式が出題された。

■各問の分析

大問 出題形式・テーマ 問題の内容・分析 難易度 Ⅰ 長文読解 (技術の進歩によって 変化する「手」) 約750 語の論説文。2016 年度で出題されていた記号選択式の2問 がなくなり,記述式4問のみとなった。2は「具体的な例を挙げな がら」と指示文にあるので,下線部と同じ段落にある,コンピュー タの手への影響か,ナイフとフォークの口への影響の例も解答に含 める。下線部は,「まず技術の進歩があって,それを原因として体 が変化する」という意味であることをふまえて,解答をまとめると よい。3は,下線部に paradox があるので,第6~7段落で述べ られている,「何かをするのに必要不可欠であり,願いをかなえる ことを可能にしてくれる」反面,「自分(の意思)に従わないこと がある」という手の対比的な要素を解答に含める必要がある。

標準

Ⅱ 長文読解 (アメリカにおける婚 姻関係の変化) 約800 語の論説文。2016 年度から小問数,および記述式と記号選 択式の出題の割合に変更なし。2は,第3段落第4文の to organize ~ 以下に,促進されているカップルのあり方が書かれている。3 は,第4段落に carrots,第5段落に sticks に関する内容が述べ られている。breadwinner-homeworker marriage であることによ って得られるメリット,breadwinner-homeworker marriage でな いためのデメリット,という観点でまとめる。

標準

Ⅲ 整序英作文 英文の一部を整序し2番目と4番目に来る語を解答する。3は as を関係代名詞として用いることがポイント。4はカッコ部分が副詞 句になることに気付きたい。確かな文法知識が求められる。

標準

Ⅳ 自由英作文 与えられた状況に対して手紙を書く形式に変化。それぞれ「自分の 思いを相手に伝える」,「クレームを伝える」,「アドバイスをする」 ことが求められている。説得力を持たせることが重要。

やや難

Ⅴ リスニング (A)「性同一性障害の人々のトイレ」(約200 語) 記述式。2は,名詞句で答えてもよいし,The law を主語にして The law requires people to use toilets according to their sex at birth. のように答えてもよい。

(B)「ゾンビについて」(約250 語)

記述式。いずれの問題も答えるべき箇所は明確だった。

やや易

(8)

2016 年度

一橋大 英語

■概要

(1)出題・解答の形式

記述式・客観式混合。長文読解2題+文法問題1題+自由英作文1題+リスニング1題から成る。

(2)分量/難易度の変化(昨年度比)

分量:減少 / 難易度の変化:変化なし

(3)特記事項

・Ⅲの文法問題は年度により内容が異なり,2016 年度は整序英作文が出題された。

・Ⅳの自由英作文の題材が,3題とも画像について説明する問題となった。

■各問の分析

(120 分)

大問 出題形式・テーマ 問題の内容・分析 難易度 Ⅰ 長文読解(脳内で情報を 処理するしくみ) 約 800 語の論説文。1は,ダッシュ前に「1986 年と比較して 2011 年の方が5倍の情報量 を得た」とあることをふまえ て the equivalent of 175 newspapers の訳し方を判断したい。4は,下 線部(4)の前パラグラフで「the attentional filter と呼ばれるもの」 について説明している文を見つけた上で,指示語などにより内容が あいまいになっている部分を明確にしていく。内容説明問題の解答 では,指示語は指示語のままにせず,本文から明らかにできること は,明確に示すこと。 標準 Ⅱ 長文読解 (音楽教育の効果) 約 650 語の論説文。1は,どこまでを解答に含めるのかが悩ましい。 100 字とはいえ具体例を長々と書く必要はないので,下線部を含む パラグラフの内容を中心に解答をまとめる。4は,空所は3つだが, 今までの空所補充と同様の解き方で対応できる。(B)は music should ~ for life が helping us to ~ necessary(=それまで述 べていた音楽のメリット)と別の観点から見た音楽のメリットであ ることに気づきたい。 標準 Ⅲ 整序英作文 与えられた英文の一部を整序し,3番目に来る語を解答する。基本 的な文法知識があれば解けた問題。文の要素(主語,述語など)と関 係詞をしっかりと意識したい。 易 Ⅳ 自由英作文 与えられた3つの画像(写真・イラスト・絵画)から1つ選び,英 語で説明する形式に変化。語数は,120~150 語 → 100~130 語に 減少。描かれているものをただ羅列するだけでは制限語数に満たな い可能性が高いので,物語を創作する,状況を想像するといったこ とが必要となるが,無理のないストーリー展開や,話としての一貫 性が求められる。創造性に加え,例年の形式以上に,英語表現の知 識の豊富さと,それを正しく運用する力が問われる問題であった。 やや難 Ⅴ リスニング (A)「せっけんの歴史」(約 200 語) すべて記述式。2は,該当文の文頭で Beginning in the 19th century とまず言及され,その文全体を聴くと,それがヨーロッパ でせっけんが人気になった時期だということがわかるようになっ ている。前文からのつながりから,Beginning in the 19th century がどういう時期であるかを予測して,聴き逃したくないところ。 (B)「オックスフォード大学の古さ」(約 290 語)

すべて記述式。英文は 2015 年度から長くなったが,答えるべき箇 所はすべて明確だった。こちらの2も,This means の意味すると ころを理解し,for at least 3 centuries をしっかり聴き取りたい。

参照

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