頬のシルエット情報を活用した単一斜め向き顔画像に対する顔形状3次元復元手法
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(2) 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. Vol.2015-CG-159 No.7 2015/7/1. ものを表し,𝒛𝑖 はその頂点に対応する特徴点の入力画像に おける座標を同次座標系に変換したものである.また,𝑾𝑖 は顔変形モデルの頂点と輪郭部以外の特徴点との対応が存 在する場合には𝑾𝑖 = 𝑑𝑖𝑎𝑔(1,1,0,0)とし,対応が存在しない 場合には𝑾𝑖 = 𝑑𝑖𝑎𝑔(0,0,0,0)とする. 2.2.2 シルエット項 シルエット項は,輪郭部での特徴点と顔変形モデルの頂 点との 2 次元平面上での距離で定義される.しかし,正面. 図 1. 対応点の探索方法. 顔での対応テーブルをそのまま用いることはできないため, 最適化の際の反復計算の度に対応する頂点を探索する.ま ず顔変形モデルを入力顔画像に合うようにアフィン変換す る.次に,特徴点の𝑦座標の値を含んでいるポリゴンを探 索する.そして,それらのポリゴンを構成する頂点の中で 縁に最も近いもの見つけ,それを対応する頂点とする. 図 2. しかし,この探索方法では片側のシルエット情報しか得. 復元誤差. られず,顔内で情報の偏りが生じる.そのため,このまま. また,本手法によって復元された顔形状の精度を検証する. 復元を行ってしまうと左右対称性から逸脱した結果が出力. ため,被験者の 3 次元形状との誤差検証を行った.今回,. される恐れがある.そこで,入力画像を左右反転させたも. 被験者のレンジスキャンデータを取得し,顔変形モデル作. のに対して同様の処理を行うことで擬似的に反対側のシル. 成時と同様の方法でメッシュフィッティングを行うことで. エット情報を作成し,この問題を解決する.よってシルエ. 正解形状を作成した.また,復元結果と正解形状の座標系. ット項は式で表される.. を一致させるため,Axis Aligned Bounding Box によるスケ. 𝐷 1 𝐸𝑠 (𝒑) = ∑ {‖𝑾𝑖 {𝑨𝑴𝑖 (𝒑) − 𝒔𝑖 }‖2 𝑁 𝑖=1. (5). + ‖𝑾𝑖 {𝑨′𝑴′𝑖 (𝒑) − 𝒔′𝑖 }‖2 }. ール合わせと位置合わせを行った.ここでは,Axis Aligned Bounding Box の対角線の長さを 2 に正規化し,その中心を 座標系の原点とした.懸賞によって得られた誤差マップを. ここで𝑨′は𝑨の変換において yaw の回転角度に-1をかけ. 図 2 に示す.検証の結果,正面向きの顔画像と同程度の誤. たものを指す. 𝑴′𝑖 は𝑴𝑖 に対応するモデルの頂点と左右対. 差で復元に成功していることが分かった.. 称に位置する頂点の座標である.そして𝒔′𝑖 は入力画像を左 右反転した時に𝒔𝑖 が移動する座標を表すものである. 2.2.3 顔らしさ項. 4. まとめと今後の課題 本手法により,シルエット部の対応関係が不明な状態で. 顔らしさ項により𝒑の変化に制約を与える.制約を与え. の 1 枚の斜め向きの顔画像に対する 3 次元復元に成功した.. ない場合オーバーフィッティングを生じ,顔らしい形状か. 今回顔向きは既知であるものとしたが,写真撮影時に顔向. ら逸脱した結果が出力される可能性がある.そこで,EM. きを取得できる環境は限られる.そのため,特徴点情報か. アルゴリズムにて学習された混合ガウス分布を用いて顔形. ら顔向きを推定する手法を今後導入する必要がある.また,. 状の分布を関数化し,これを制約とする.ただし,他の項. yaw 以外の角度方向にも回転させた顔画像についても復元. と次元を揃えるために対数をとる.よって顔らしさ項は 1. を行い,誤差を検証する必要がある.. 次元の顔形状ベクトル𝐱を用いて式(6)にて表される. 𝐾. 𝐸𝑙 (𝐱) = ∑. 𝑙𝑛(𝑃𝑖 𝛹𝑖 (𝐱|𝝁𝑖 , 𝜮𝒊 )). 謝辞 (6). 𝑖=1. 𝑃(𝑘)は混合係数, 𝛹, 𝝁, 𝜮はそれぞれガウス分布とそれ に対応する平均ベクトルと分散共分散行列である.ここで, 変数を揃えるために,式(6)を式(7)の様に変換する. 𝐾 −𝑃𝑖 𝑻 (𝜮 ′)−𝟏 𝒑 𝐸𝑙 (𝒑) = ∑ 𝒊 𝐾 1𝒑 − 𝑖=1 2(2𝜋) 2 |𝛴𝑖 | 2. (7). 3. 研究結果 入力顔画像に対してフィッティングを行った結果を図 1 に示す.今回比較として,正面を向いた顔画像に対しては 前島らのアルゴリズムを適用したものを用意した.. ⓒ2015 Information Processing Society of Japan. 本研究は JSPS 科研費 26280062 の助成を受けたも. のです。. 参考文献 1) Blanz. V. Et al.: A Statistical Method for Robust 3D Surface Reconstruction from Sparse Data, 2nd International Symposium on 3D Data Processing, Visualization and Transmission, pp.293-300 (2004). 2) Kemelmacher S, I.: 3D Face Reconstruction from a Single Image Using a Single Reference Face Shape, IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence , Vol.33, Issue.2, pp.394-405(2010). 3) 前島謙宣,森島繁生: 顔変形モデルと顔形状分布制約に基づ く単一顔画像からの 3 次元顔モデル高速自動生成, 画像の認識・ 理解シンポジウム, 北海道(2010). 4) Irie, A. et al.: Improvements to facial contour detection by hierarchical fitting and regression, First Asian Conference on Pattern Recognition, pp.273-277 (2011).. 2.
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