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第14回アジア太平洋州畜産学会(AAAP)参加報告

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北 畜 会 報 53 : 61-63, 2011

国際学会報告

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回アジア太平洋州畜産学会 (AAAP)参加報告

鈴 木 崇 司

酪農学園大学大学院 酪農学研究科 干069-8501 江 別 市 2010年 8月23日から 27日までの 5日間、台湾南部に ある国立扉東科技大学で第14回アジア太平洋州畜産学 会(AAAP)が開催された。 AAAPは1980年に始まり、こ れまでにマレーシア(1980年、 2004年)、フィリピン (1982年)、韓国(1985年、 2006年)、ニュージーラン ド(1987年)、タイ(1992年)、インドネシア(1994年)、 日本(1996年)、オーストラリア (2000年)、インド (2002年)、ベトナム (2008年)で開催されている。台 湾は1990年以来で2回目の開催となる。 今回のテーマは、“tohelp farmers produce high quality animal products based on no drug residue, environment friendly, animal welfare, and management."であり、アジ

アを中心とした34カ国以上の国々が参加した。オープ ニングセレモニーでは、酪農学園大学の干場信司教授 による“Basedon Friendly to Earth and Animal Welfare to Support Farmers to Produce High Quality Animal Products"についての基調講演(写真1)が行われた。 ~...­ Eよー一一 L U tU, t atwan, ROC :JflC'ning C剖.el1l0 l1y B:l、t'don Frit・IItll、10Earlh :11111、lIilll:l1 M‘1/;0'1'111、IIflflllrll':Jl'Il1t'l、1111'1川111じ‘ IIH,dl (.)11.1111

111111・dI"'ndll‘い 、11"、l川、l 写真1.干場信司教授の基調講演 受 理 2010年11月初日 また、 PlenarySession (PS)は 124題、 OralPresentation (Op) は168題、 PosterPresentation (pp) は402題が以 下のようなセクションに分かれ、ウシ、ウマ、ブ夕、 ヤギ、ヒツジ、シカ、ラクダ、 トリなどの多岐の分野 にわたる発表が行われた(写真2、 3)。 ・Breedingand Genetics (PS: 14題、 Op:24題、 pp: 33題) • Ruminant Nutrition (PS: 17題、 OP: 33題、 PP: 87 題) . Monogastric Animal Nutrition (PS: 22題、 pp:67題) ・PoultryNutrition (OP: 21題) • Pig Nutrition (Op: 9題) • Nutrition (Op: 21題) • Physiology (PS: 6題、 OP: 6題、 PP: 38題) . Production System (PS:9題、 Op:6題、 pp:13題) . Utilization and marketing of animal products (PS: 13 題、 OP: 15題、 PP: 38題) . Biotechnology (PS: 6題、 OP: 8題、 PP: 27題) . Reproductive Technology (PS:7題、OP:8題、pp:23題) . Animal Health (PS: 11題、 Op:3題、 PP: 19題) . Animal Behavior and Welfare (PS: 4題、 pp:12題) • Welfare and economics of Livestock Production (Op: 3題) . Feed Technology and Livestock Environment (Op: 4 題、 PP: 28題) ・PastureManagement (PS : 4題、Op:4題、PP: 12題) . Waste Management (PS : 8題、OP: 3題、pp:5題) . Education and Extension (PS: 3題) 栄養や繁殖に関するテーマが多くみられ、その他関 連する9つのサテライトシンポジウムも開催されてい た。私自身はバイオガスに関するポスター発表だ、った ため(写真

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、同じ分野の発表が少なかったのは残念 であったが、このような大きな国際学会で発表するの は初めてであり、大変貴重な経験となった。 学会の中日の25日には、 4種類のツアーが用意され ていた。どれも魅力的なものであったが、今年日本で 口蹄疫が発生したこともあり、私は家畜に関わるツ アーではないものを選択した。東港の寺院(写真5)、 漁業文化センタ一、大鵬湾国立公園(写真6)のツアー

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-61-鈴木 に参加した。漁の歴史や文化は興味深く、なにより昼 食の魚料理はとても美味しかった。夕方頃にはよく雷 と大雨になるので、見学順序を急速変更したり、行く はず、だ、った魚市場には行かなかったりと慌ただしいツ アーであった。 フェアウェルデ、イナーでは、過去の開催国の出身者 が順番にステージにあがり、自国の歌や踊りを披露し 写真 2.室内の涼しい PS、OP会場 写真3.屋外で暑い PP会場 . 一 曹 、 F、守 之A 写真4.最終日だったため、人があまりいない PP会場 崇司 た 。 日 本 人 は カ ラ オ ケ で 歌 を 歌 っ た り 、 全 員 で Sukiyaki (上を向いて歩こう、坂本九)を合唱した。一 番盛り上がったのは、開催国である台湾のダンス(写 真

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であり、会場全体を巻き込むほど盛大であった。 北海道からは直行便で台北に約 4時間で着くことが でき、台湾の南北を 1時間半で移動できる新幹線は便 利であった。この新幹線は日本の車両技術を導入した 写真5.東港の寺院前での集合写真 写真6.大鵬湾国立公園(熱心に説明を聞いている? 森田先生と泉先生) 写真7.中央で、ダPンスをする台湾のHsia先生(今回の 学会の会長)

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-62-第14回アジア太平洋州畜産学会 (AAAP)参加報告 もので、日本の新幹線とほとんど同じに見えた。また、 街中には日本にもある庖(ファミリーマート、モスパー 写真8.台湾の学生(左2番目:遊さん、左3番目: 黄さん)と記念写真 ガ一、和民やデーパート等々)があったり、スーパー やコンビこでは日本の製品がかなり置かれていたた め、海外にいるのを忘れてしまうくらいであった。普 段から北海道の快適な気候に慣れている私としては、 強い日差しと気温そして高い湿度という環境はかなり 厳しいものであったが(実際は、クーラのない北海道 が一番暑かったが・・・)、親切な台湾の人々との出会 い(写真8)や美味しい食べ物の数々により、また足 を運びたくなる国となった。 最後に、次回のAAAPは2012年にタイで開催される。 若手の研究者や大学院生の参加も多くみられ、多くの 交流や刺激を受けるよい機会となるため、これまで以 上に研究に励み、次回も参加したいと思う。特に、タ イの勢いに圧倒されないようなフェアウェルデ、ィナー でのパフォーマンスと心構えが必要かもしれない。

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