微分積分学1
No.7 2005. 6. 8
2.5 双曲線関数 担当:市原
双曲線関数
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次で定義される関数y= sinhx,y= coshx,y= tanhxを総称して双曲線関数という. sinhx=ex−e−x
2 , coshx=ex+e−x
2 , tanhx= ex−e−x ex+e−x
sinh, cosh, tanh はそれぞれhyperbolic sine, hyperbolic cosine, hyperbolic tangentの略であり, ハイパボリックサインまたはハイパーサインと読む.
µ ´
定理 10 (双曲線関数の性質) 双曲線関数について,以下の性質が成り立つ. (1) cosh2x−sinh2x= 1
(2) tanhx= sinhx coshx
(3) sinh(α±β) = sinhαcoshβ±coshαcoshβ cosh(α±β) = coshαcoshβ±sinhαsinhβ
双曲線関数と三角関数のこのような類似は偶然ではなく, 2種の関数の間には密接な関係がある.
例題14 上の定理の(1)を証明しなさい.
定理 11 (双曲線関数の導関数)
y= sinhxの導関数はy= coshx, y= coshxの導関数はy= sinhx y= tanhxの導関数はy= 1
cosh2x
例題15 上の定理の(2)を証明しなさい.
定理 12 (逆双曲線関数)
(1) y= sinhxの逆関数をy= arcsinhxと表す. 実際,計算すると arcsinhx= log¡
x+√ x2+ 1¢
となる. またy= arcsinhxの導関数は,y=√x12+1となる. (2) x=0のとき,y= coshxの逆関数はy= log¡
x+√ x2−1¢
となる. この導関数は,y= 1
√x2−1 となる.
x <0のとき,y= coshxの逆関数はy= log¡ x−√
x2−1¢
となる. この導関数は,y= −1
√x2−1 となる.
(3) y= tanhxの逆関数をy= arctanhxと表す. 実際,計算すると arctanhx= 1
2log1 +x
1−x となる. またy= arctanhxの導関数は,y= 1
1−x2 となる. これら逆関数を総称して逆双曲線関数とよぶ.
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微分積分学1
No.7 2005. 6. 8
2.5 双曲線関数 担当:市原
問題