線形代数学 II 第 9 回レポート課題(配布日: 12/3 )
1 レポート課題 A
1.1 注意事項
以下の問題をすべて解答し,
Web
掲載の講義ノートを用いて自己添削して 提出すること.当然ながら 掲載の解答例以外にも別解があるため,解答例と同じ解法や表現である必要はない.自分の解答が合っ ているかどうか考えることも課題の一部であるが,解答例にあって自分の答案で書かれていない部分が ある場合には本当に省略可能な記述かを検討すること.必要な論証が不足していて自己添削でも追加さ れていない場合には再提出となることもある.様式は
A4
サイズとし,両面を使用すること.表紙をつける必要はない.レポート1
枚目表面の上に「基礎クラスと学生番号」「氏名」「科目名」「提出日」(締切日を遅れて出す場合には第何回の課題かも書 くこと)を記入し,
2
枚以上の場合には左上をホッチキスでとめること.提出締切は
12/10(月)13:00.提出場所は高等教育推進機構 1
階事務室前のレポートボッ クス.このレポート課題でわからない内容がある場合には,講義ノートをよく読んで考えるこ と.それでもわからなければ,何らかの方法で教員へ質問することを強く推奨する.1.2 問題
講義中に説明したようにさまざまな形の正解があるので,解答例と違うからといって誤りと は限りません.自己採点の際には注意すること.余裕があれば,他の計算問題にも取り組んで おくことを勧めます(例題
2.19
は確認テストに使えます).1.
(講義ノート第10
章 例題2.11〜2.18
のどこか)次の行列
A
が対角化可能か判定し,可能ならば対角化せよ.(1)
(例題2.11
)A =
6 − 3 − 7
− 1 2 1 5 − 3 − 6
(2)
(例題2.12) A =
3 − 1 − 1
− 2 2 1 4 − 2 − 1
(3)
(例題2.15
)A =
3 2 − 1 2 3 − 1 2 − 1 3
(4)
(例題2.14
)A =
− 1 0 0 1 0 1 0 0 0 0 1 0 4 0 0 − 1
(5)
(例題2.18) A =
3 0 − 3 3 1 2 − 3 1
− 1 0 3 − 2
− 3 0 5 − 4
1
2 レポート課題 B
様式は指定のものを利用し,片面に 解答すること.答案のバランスや体裁,読みやすさも評 価対象です.解答用紙は
Web
からもダウンロードできます.提出締切は
12/10(月)13:00.提出場所は高等教育推進機構 1
階事務室前のレポートボッ クス.いずれもレポート課題A
と同じです.何らかの理由で出し忘れた場合には,そのことを 講義開始前までに申告すれば,遅れても受け取る場合があります.1.
A
をn
次正方行列とし,ある自然数k
に対してA
k= O
であるとする.このとき,A のn
個の固有値はすべて0
であることを示せ.(Hint:これだけの条件から
F
A(x)
を直接決定することは難しい.固有値と固有ベクト ルの定義に立ち返って考える.前回のレポート課題B
もヒントになりうる.)2.
行列A =
( − 1 − 9
1 5
)
について,以下の手順で
A
n を求めよ.(E
は単位行列)(1) A
の固有値を求めよ.(2) (1)
で求めた値をλ
とし,B= A − λE
とおく.B2 を計算せよ.(3)
実数a, b
に対する二項定理(a + b)
n=
∑
n k=0n
C
ka
kb
n−k と同様に,今回は行列B
と単 位行列E
が可換なので(λE + B)
n= (λE)
n+
nC
1(λE )
n−1B + · · · +
nC
n−1(λE)B
n−1+ B
nと文字式のように展開することができる.(1), (2) の結果も用いて,An を求めよ.
3 次回講義までに自習しておくべき内容
•
固有値と固有ベクトル,行列の対角化に関する問題は学期末試験でも必ず出題されます.–
具体的な3
次または4
次正方行列に関する対角化(対角化可能性の判定)–
固有値や固有ベクトル,固有空間の定義の論述–
定義を踏まえて,固有値が固有方程式の解として計算できる根拠の証明–
固有値や固有ベクトルに関する重要な定理(抽象的なトピック)については,学期末試験までに内容を理解しておくこと.行列の対角化については教科 書や講義ノートの問題を解いて手を慣らせておいてください.問題をまったく解かずに 計算法を暗記してくるだけでは,試験時間内に終わらないと思います.
•
大阪府立大学(http://www.las.osakafu-u.ac.jp/lecture/math/MathOnWeb/,“大阪府立大
webmath”
で検索すると見つかります)で「大学数学(その他の利用者はこちら)」⇒「線形代数 計算ドリル型問題」を選ぶと問題演習が行えます.
•
講義中に述べた通り,対角化の問題の答えは人によって異なります.自己採点に自信の ない場合には,上記サイトで演習すれば別解にも対応して正誤判定してくれます.次回の講義内小テストの範囲は,『対角化可能性の判定と対角化の計算』です.