• 検索結果がありません。

巻頭言

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "巻頭言"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

巻頭言

秋田県立大学 学長 小林淳一

秋田県立大学ウェブジャーナル A(地域貢献部門)は、本学教員の地域貢献活 動を広く社会に発信するものである。

地域貢献活動は、それぞれの教員の研究実績の上に成り立っている。これは 一朝一夕でできるものではなく、長い年月の経験とレベルの高さが必要である。

そのため本学では、小間学長時代、本学を「教育を重視する研究大学」と位置 づけ第2期中期計画の6年間、教員の研究力を上げる施策を打ってきた。その 結果、教員が研究を続ける上できわめて重要な外部資金である科研費において、

獲得件数が6年間で約 1.7 倍に伸びた。これはとりもなおさず、研究の質、レ ベルが向上していることを社会が認めたことである。良い研究は、高い研究の ハードルをどのように乗り越えるか、研究者としての戦略、強い意志、粘り強 さの表れでもあり、教員の質の高さにつながる。そしてまた、学生教育におい ても学生の思考の深さや幅を広げることにも役立ち、特徴ある教育を実現する。

一方、地域貢献活動を実のあるものにするためには、地域のニーズに的確に 応えなければならない。一方的な押しつけでは駄目である。そのためには、普 段から地域の人たちと交流し、地域が抱える課題を教員自らつかみ取る姿勢が 大事である。私は、常日頃から相手の課題に的確に応えるためには、相手が直 接に訴えてきた課題に対応するだけでは不十分であると考えている。相手が訴 えている背景にあるものを分析し、訴えに応えるだけで良いのか、さらにその 先にもっと深く本質的な課題があるかどうかを探る必要がある。そしてそのよ うなものが見つかったら、相手とよく話し合いそこにターゲットを当て、その 解決を目指し、答えを出すことが重要であると考える。そうすることによって、

相手との深い信頼関係が築けるのである。これは企業において長年研究による 課題解決を経験し、感じたことである。

レベルの高い研究シーズを持ち、研究で培われた柔軟で幅広い視野を身につ けた教員が、相手のニーズを深く分析しもっとも効果的な課題を解決すること によって、真の地域貢献ができると信じている。それにより社会から信頼され 尊敬される大学になると考えている。本学としてはそこに向かって着実に前進 したい。

- i -

参照

関連したドキュメント

巻頭言 近年、大学の役割は、それまでの教育、研究という 2 本の柱に加えて「地域・社

実は人口については当研究所広報誌『国経研だより№49』でも触れさせてい

本項の執筆にあたって,過去の本紙の巻頭言を読み返してみました.ちょうど 10

我が国の核燃料サイクルの研究・開発はこれまで欧米の先進諸国を手本にしたキャッチアップ型で進められ,そこで

ところで,日本は北欧や北米のような大陸と違って変動帯に位置し,地質学的に安定ではないので地層処分は無理だ

IT

を示すものであると考えられます。ただ自分が

同センターの後継組織として常設研究所として設立されたESD研究所は、日本を含む世