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Academic year: 2021

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ごあいさつ

藤田佳久

〈愛知大学東亘同文書院大学記念センター長〉

このたび『愛知大学史研究』第 2 号が刊行されることになりました。

すでに第 l 号でも述べましたように、この『愛知大学史研究』の刊行は、愛知大学東亜同文書院大学 記念センターが、 2006 年にオープン・リサーチ・センターとして文部科学省に選定され、その中で東 亜同文書院(のち大学)の総合的研究を進めることになったためです。愛知大学は東亜同文書院大学(上 海)関係者が中心になって、戦後引き揚げてきて設立した経緯があり、東亜同文書院大学の仕組みゃ雰 囲気が当初色濃く影響していました。それはその後の愛知大学にも継承されているところがあり、『愛 知大学史研究』はそのような事実をベースにしながら、研究を進めてきました。

今日、創立から半世紀を過ぎた大学が多くなり、そのルーツを明らかにしつつ、各大学のアイデンテ ィティを確認しようとする動きが見られるようになりました。それは、少子化や大学行政の動きの中で、

国立大学の独立法人化をはじめ、それにともなう私学への動きも現れるようになり、各大学ともある種 のうねりの中で、あまり先の見えない航海に乗り出さざるを得ない状況の中での模索のように見えます。

そのような時こそ、大学創立時の閲学の趣旨を再確認し、自らの座標軸を明確にして、そのスタンス から今日の状況を見直し さらに今後の展望視点を得ることは、よりよい大学づくりに欠かせないもの だと恩われます。

愛知大学も創立から 60 年余、東軍同文書院時代を加えますと 100 年余になります。『愛知大学史研究』

が先のような視点を踏まえ、温故知新とともにこれまでの動きを再検討し、日本のみならず世界の大学 の中の大学として、愛知大学が飛躍するベースになることを期待したいと思います。

なお、『愛知大学史研究』の編集には、当センターの大島隆雄運営委員が中心になって進められたこ とを付記します。

参照

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