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高強度コンクリートの配合設計に関する実験的研究

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(1)

高強度コンクリートの配合設計に関する実験的研究

(昭和50年10月31日 原稿受理)

開発土木工学教室 高  山  俊 

      同      出   光     隆

開発土木工学教室(大学院)西元洋一郎

      同      江  本  幸  雄

Experimental Study on the Design of Mix Proportion        of the High Strength Concrete

by Shun・ichi TAKAYAMA   Takashi IDEMITSU   Yoichiro NISHIMOTO   Yukio EMOTO

  G印erally, high strength concretes are very rich concretes with a low water cement ratio.

By using high effec目Ψe water reducing agent, which have been developed recently, conoretes can be made workable, eΨen if the unit water content is且ot so large.

  However, the conoretes with τich oontent of cement as 450〜550 kg/皿3, become extremely adhesive in comparison w h us岨l one. According, the authors tried to make clear,丘rst of al1, mortar s consistency, and secondly, the relationship between conoretes才and mortars, consis−

tency. And more, Hley studied a mix propoτtion design for high strength oonorete using the results obtained from their tests.

       影響されることに着目し,まず,モルタルのコンシステ

tまえがき       ンシーについて調べた.次に,その結果酬いて所要の

 近年,道路矯および鉄道橋には維持管理が容易である   ワーカピリチーと強度を有し,しかも最も経済的となる こと,騒音が少ないことなどの利点を有するプレストレ   コンクリートの配合を求める方法を見出し,実際に試験 ストコンクリート橋(PC描)が数多く禦設されてい   練りを行ない検討してみた。

る。元来,PC用コンクリートには高強度が要求される

が詩に山酬㈱工脚まpcトラス橋1・が出現し, 2髄酷の勅方

750〜BOO kg/cm2の高強度コンクリートが現場打ちさ    最適配合とは一・冒でいえば,所定の強度,耐久性およ れる2,など,ますます高強度化の傾向が強まっている。   びワーカピリチーなどが与えられた際,最も経済的にそ  この稲の超高強度コンクリートには,25〜30%の低水   れらの条件が満たされる配合のことである。高強度コン

セメント比でもスランプ10〜15cmが簡単に得られる   クリートも強度は主として水セメント比によって決まる 商{生能減水剤が使用されている。現在,高性能減水剤と   ようである。したがって,水セメント比が決っている掲

しては成分の異なる数種のものが市販されているが,モ   合,最小の単位水撒で所定のワーカピリチーすなわちス のいずれを使用しても従来のコンクリートに比べ,きわ   ランプが与えられる配合が単位セメント量も最小にな めて粘稠となりコンシステンシーの性質が相当に異なっ   り,最も経済的な最適配合になるものと考えられる。

てくる。      前記したように,薯者らはまずモルタルに着目し,水  聾者らは,それら高性能減水剤を用いた高強度コンク   セメント比を種々変えてフロー試験によってコンシステ

リートの配合設計について実験を垂ねてきたが3}4川,特   ンシーを測定し,その性状を検i吋する。次にモの結果を に,そのコンシステンシーがモルタル分の性質に大きく   用いてコンクリートの賦験練りを行ない,租々の方法で

(2)

       る。図一1に示されるような曲線群が碍られたとすれ        ば,例えば,水セメント比彪で任意のフロー値に対す        る砂率は肛ちに定まり,モルタルの配合もすぐ決定され        る。1f1

      ② スランプと輌丹材舐(容箇)の関係Rf・

ll     るr㌶蒜㌶蒜漂1篭言:

       各フロー値を有するモルタルに,容苗を砿々かえて粗骨

図一1フ゜一値と砂率の齢の一例  柵と鵬したコンクリートの。ンシステンシーの照

       を示すと図一2のようになる。ここではコンシステンシ        ー試験としてスランプ試験の場合を示す。スランプ〜粗        背材皿の曲纏群が求められると,各フロー曲線について

.      同一スランプを示す粗骨材頂が定まり,さらにコンクリ

∧      一トの配合が求められる。

1卜S       ③ 単位・セメントfilと細汁材率の闘係

       縦軸に単位セメント虫,横柚に細骨材率をそれぞれとト(S

 S S      って②で求めた配合をプロットすると,図一3に示すよ        うにスランプをパラメークーとする曲線が得られる。各       曲線は下に凸となるので,同一スランブにおける最小単         粗骨材量

図一2スランプと粗縮の関係の一例 藍:二㌶㌢合励られる゜酬己酬述

E笥

 回 試験練り

 ③で求めた最適配合が所定の強度,ワーカピリチーを 有するか試験抽りを行なって確める。十分な結果が得ら れれば,その配台を最適配合と定める。

3.実験の方法

 3.1使用材料

 セメントには三蔓鉱業セメント会社製の瀞通ボルト ランドセメント(」比重3・15,比表面租3190cm2/9),

細廿材には海砂.粗骨材には砕石をそれぞれ使用した。

      細骨材率     骨材の物理的性質を表一1に・・こす・図一4に細粥の粒     図一3単位セメン阻と細骨材畢の   度曲線を示す・離蹴水剤には広く商1贈・ているも         関係の一例      のを3麺類選び使用した回表一2に品名,成分などを示        す。減水剤の添加皿はセメント51に対する琉量百分率で

コンシステンシーを測定し,所定のワーカピリチーを与   示す。

えろ最小単位セメント呈の配合を求める白以下,順をお    3.2モルタルのフロー試験

って詳しく説明する。      細骨材の衷乾状態判定には熟練者があたり,個人誤差  ① フロー倣と砂率の関係       をできる限り除いた。]シリーズ分の砂は設乾状態にし  モルタルのコンシステンシーはプロー試験によって測   たのち,ビニール袋に入れて恒温室に保存し,同じ状態の 定した・砂率(・/mX100;・はモ・レタ・・中の細描の もの酬用するよう1珊めた.セ〃ト,細醐,減水 容租,mはモルタルの容租)を漸次変化させ,水セメ   剤は上皿天秤を,水はメスシリンダーをそれぞれ使用し ント比をパラメーターとするフロー仙〜砂率曲線を求め   て正確に計量した。モルタルの練り混ぜには熟練した者

(3)

表一1 骨材の物理的性質

\晋材の醐日

@ .\一一 ォ質    、\.

粗骨材一粗骨材。    1

細骨材1 細骨材皿 ク リニノカー  (細骨材)

産    地  宗像郡砕石場 石    質  玄  武  岩

最大寸法  20皿m

比     皿     2.69 単位容硝匝皿   1,515kg/1

突   租   串       56.日蠕}≦

粗  粒  串     6.73

吸水量  o.83%

宗像郡砕石場 門司垣見 宗像郡蹴51 三勤メント製

㌔温岩海一砂,海一砂摩ボルトラニ陶ント用

1,5』1・/1…2三3il,言ξlg/11 1認、ノ1

  620     2.52     2」42        2L 68 55F6男     …     −     i   63・0%       

7L 1%

1・18%lZ・・努IL・3%   α15%

皐粗骨材工と粗骨材皿は皿血比2:1で使用

表一2 減水剤の品名.成分など 商品名

略  称 成  分 比  重 外  観

1ボゾ・スNレ1・・川

  ポ ゾ リ ス 多環丁ロマスルホン酸塩     1,12

  患 色 液 状

マ イ テ  4  150

    マ   イ   テ   ィ

β一ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合物         1.21

    黒 祖 色 液 状

i  ポールフ〔イン 510   ポールフ丁イン

ア」レキ レア1,ノレス」レホネー ト

     1.21   黒 福 色 液 状

銘があ剖ぷり混ぜ時間・練り混ぜ方法および練り   100

混ぜ用鉾の内壁に付着する水分などのばらつきができる

限り小さくするようにした。モルタル試験]回分の蔀り       80 混ぜmは0.5Zとした。       (  フロー試験には・細骨材用の表乾状態測定用フローコ      喜60

一ンおよび突き梓鞭用し・灘}はコー描さのほぼ  窪 1/3ずつ分けて詰め,おのおのの突き数は2層目まで各     唱40

・・回,3朋は51珂とした.」唾7irのフ。一・一ンは底  菖 の直径が大きく,やわ練りモルタル1こは,テ_プルから  自20 オーバーフローするものがあったため使用しなかった。

またフローテープル謹面の湿潤度によってフロー値にぱ       0

らつき雄じやすいため,フ・一テープル{・鉱⊇く  晒゜呈るい:島寸諾m)255°

塗って試験を行なった。フローテーブルに15回の打撃         図一4 細骨材の粒度曲線 を与えた後,フロー仙はノギスで測定した。

 3.3 コンクリートの練り混ぜおよひコンシステンシ      的    一試験       95       go

⇒列一トの練槻ぜにはゴこらい型強制劇ミキ  鯉

サーを使用し,ミキサーの容丑を考慮してモルタル』Rを     喜認 すべて15∫に定めた。最初にモルタルを充分練り,粗     婁認

鮒搬人してさらに充分酬証毛合L融混ぜパンに  靱 取り出LスランプパB繍験を行なった・VB試験  11

には高さ30cmのスランプコーンを使用し,3固に分

      1

けて勘各層殿酬で25垣1均等に突いた・    17°ユ‥摯。.璽(嘉,。監晋2 °纈

 4.実験結果および結果考察      図一5 累 積 分 布 直 線       (1{ゾc26%,3/m 30%,ポゾリス1%)

 4.1 モルタルのコンシステンシーについて

 4.1.1 フロー値のぱらつき       を爽施し,その結果を正規確率紙にプロットしたもので  図一5は材料と気温がほぼ一定条件の下でフロー試験   ある。測定栢は,ほぼ直線となるから正規分布をするこ

Ioo

÷細骨材ll f

80 一〇一細骨材

1    @ @ @f

+クリンカー

60

40

20

  

@

  ,@  

0 f

o

oo o

(4)

とがわかる。同図から平均値,標準個差を求めると,そ   ないものと考えられる。

れそれユ98,13となり,変動係数は約7%になった。1    4.t2 減水剤の種類および添加量によるフロー値の っの配合にっいて,2〜3回の試験を行なって平均値を      変動

とれば,さらに標準偏差は小さくなり,変晒係数も5%    図一6〜図一1ユは,減水効果を比較するために行なっ 以下になる。フロー値が近似的に正規分布をし,変動係   た結果である。砂串姐〜50%でプロー値が急激に小さ 数もかなり小さいので以下の実験に支陣をきたすことは   くなり,フロー曲線は右下りとなる。減水剤添加量が多

300           300     ,      1  ,

       造

千2°°       占2°°

 ロ        ト  ト】50

    ボゾljス孟加量     :;:1;i

P;1:1:器i −…一一一一一一一一     go     o12%

   0   10  20  30  40  50  60       0   10  20  30  40  50  60

      砂率〔%)      砂牢{%〕

図一6 減水剤の添加量を変えた場合のフロー値の      図一7 減水剤の添加量を変えた場合のフロー     変動(気測2α0〜2LOC°, fσ/c28%)       値の変動(気温30℃,1ρノc28%)

1

300 1

1 1 1

1

250 1

9

1 200

1

,       

@  〒

150 o

マイティー澁加量    −   一   一

oIL6% Z o江9%@L2%

100

●● L5%

一  一  一  一 一___ 一__一_頂. ・  一  一

θ 1.8%

  0   ]0   20   3

      砂牢〔%)      砂串(%)

図一8 減水剤の添加量を変えた場合のフロー     図一9 減水剤の添加量を変えた場合のフロー値の     値の変動(気温20.5℃,甜/c28%)         変動(気温2 〜3L5℃,オ〃ノc 28%)

300 1 1 o o

250 o

1 o

1

200

150

マイティ添加丘 0 0.6%

0 0.996 100 L2%

90 O L5% 一  一  一  .  一 一  一  .  ・  ・ .  一  一  ●  ● 一  L  .  ●  ●

● 1.8%

¶     1

10 20  30 40  50 60

1.

珈250

1.5%−25%

LO%

G,5夢

150

P00

ポールフ丁イン毒加且

@ ■ Oj%

@ 0 1.5%

@ 0 1.5%

@ ● 20%

@ 0 2』%

6

一一一 一一

   0   10   加    30   40   50   60

      砂牢(%)         砂車r%)

図一10減水剤の添加量を変えた場合のフロー値の    図一11減水剤の添加量を変えた場合のフロー値の     変動(気沮 20.0〜20.5cC, 1〃/c 28%)      変動(気温2aO〜31・5℃,ω/c28%)

(5)

いほど,砂率が40%から50%に変わる掴合にフロー値     表一3 モルタルでの最適添加量(1ρ/直28%)

の低下が著しい。添加抵が少ないほど抱るやかな曲線   \. 租類1ポゾリス1マィティポ_ルプ丁イン

1、なる。フ_値は添臓が多・・ほど大きくなるが両 気㌻\1(%)]㈲ ・(男)

る垂以上では一定になる。すなわち減水剤には侵大のコ     20℃  1  αB    1.5  ;  1.5

ンシステンシーが19られる最醐果的鮒があることが  3・℃1α6,1・2〜 ・5i 1・5

わかる。この量を最適添加皿と呼ぷことにする。最適添     (注) 単位セメント皿に対する重皿百分串 加皿を表一3に示す。マィティとポールファィンの最適

添加呈は等しくなり・ポゾリス砒べ一仁肝  3。。

多い。しかしながら,各液の濃度に差があ り,これから直ちに前二者の質が劣っている

とは君い難い。最適添加{遠}こおけるフロー曲     250

線は,いずれの場合もほぼ同一の値と形状を

示している。マイテf,ポールファインで添   章 加皿紗ない場合には,フ。−1直が脚・〜 12°°

2。%で駄となるユた、戸一曲線が上に ト

凸の放物線になリポゾリスの現合と異なって    150

いる。

 4.1.3 気温差によるフロー値の変動

 一般に流動性物質は粘度が気温によってi変     100 化するが,高性能減水剤を添加したモルタル

も同様である。前記の図一6〜図一11によ

れば、3菰類の減水剤とも20℃の場合にフ       砂率伍温20〜21℃・ボゾ11ス1%)

。珊が小さくなるから鋼一,ンシステン       (%)

シーを保つには気温の降下にっれて減水剤の  図一12水セメント比を変えた場合のフ゜一値の変動 丘を多くしなければならなくなる。特に,添加皿が少な       300

く,フロー値が小さいモルタルほど気温の影響を受けや

すい傾向にある。ポゾリスでは最適添加量が気温によつ      2馳

;芸㌫lll・三㌶:㌶㌶:漂篇  『釦o

ばらつきが大きいようである。       ㌦o

 図一12,図一ユ3は気温20℃と30℃における水セ

・ント比をパラ・一夕一にしたフ・−dh線である・同図  1認 は図一6〜図一11と同榔こ,フロー値は気温が高いほ

ど大きくなっている・添力1働・変化した1聾合軸繍・  °1°2°砂鶏、,、戸5°6°

添加齢増加にしナ・がっ刊正1線が立上がる傾向にある  図_13水セメント比を変えた場合のフ・一値 が,図一12,図一一ユ3によれぱフロー曲線が右へ平行移         の変動(気温3LOウC,ポゾリヌ・1影)

動したように大きくなっている。

 4.1.4 粗粒率,粒度分布曲線によるフロー値の変動   ケリンカーを用いて湘べてみた。図一4に示した粒度分  粗粒拗異なる9郁の酬材(粒度曲線を1塑一14, 布曲線1こよればクリンカーに1よ0・15mmふるいを通る 図一15に示す)を用いてフロー試験を行なった。その   微粉末が20幣も含まれている。モの紬果図一18に示す 結果を図一16,図一17に示す。砂率が小さく1駄らかいモ   ようにフロー1曲融にかなりの迎いが生じた。クリンカー ルタルでは,フロr値は粗粒率に関係なくほぼ同じ値と   は,砂と粒形や材質などの点でかなり異なっており・こ なるが,やや固めになると粗粒率が大きいほどフロー値   の結果をそのまま粒度曲線の迎いによるものと考えるこ

も大きくなる。次に粗粒率がほぼ等しく,粒度分布が異   とはできない。しかしながら・この紬果からフロー値は なる勘合フロ_債がどのようにi歪化するか,細骨材1と   粗粒率のみでなく,粒度曲線にもかなり影響されるよう

1…占・a l

一Ll

300

Q50

Q00

o

    lo  o

1㊦ 8

   8●

9

3

150

P00

●  ●

@   1 水セメント比 H 李

O 2496 怐@26%

怐@2896 O 30%

_  一  一 一一 一  一  一,   一    ■  一 一  一

=●一

@一  一 一 一  一 一  一  一

0 10    20    30

@     砂率伍溜o剤℃・

  40    50    60 {ゾ11ス1%)

(6)

§

斗60

曇40 環20 00

÷十 FM

Q.00 Q.90

   z@ 

@f

   @  80 f

3.50

1

60

z γ

40

@

f

     

@

0

OJ 5 03 12 25  5.0

100

 80 喜60

嘱40

景20

       0{L15    0.3     0.6     1.2     2、5    5・0      ㎡   0.15    0.3     0.6     L2     2L5    5・0

    ふるい目の寸法{mm)      ふるい目の寸法(mm)

図一14 調整した細骨材の粒度曲線      図一15 調整した細骨材の粒度曲腺       (佃骨材1を使用)       (細骨材皿を使用)

図一16粗粒率の差によるフロー値の変動         図一17粗粒率の差によるフロー値の変動        (細骨材1を使用)      (細骨材1を使用)

(気温24℃,1{・ノc26影,マイテ・1・5%)      ( f,た28免昔〜ゾ1,ス]%120 C)

   脚       曲線は,砂率が40%を越えると著しく小さくなる。水        セメント比が25%の斑合は砂率20〜30%で著しく固い    200      モルタルになる。水セメント比が大きいほどフロー値の   ≦  1       急激な減少がみられる。

  ロ150

      4.2 コンクIJ一トのコンシステンシーと粗骨材量の    100       関係

   90       1i翼一ユ9の結果から適当な間隔でフロー仙をとり,そ     O  IO 20  30 40 50 60     のフロー一値を有すろモルタルに,粗骨材を漸次増加させ

      砂串f%}    て撚して。ン列一ト酬り,スランブ試酷VB酬   図認鰐材?竺鷲晶歴㍗ 縮っナ・.その端を図一22・図一23に示す・なお

       モルクル量は15∫に保ち,粗骨材は容積で4 から2 である。        ずつ増加させた。粗骨材量が増加することは,相対的  4.1.5 水セメント比を変えた場合のフロー値の変動   にコンクリート巾の水量が減少することであるから  水セメント比をパラメーターとして表わしたフロー鮪   ランプは小さくなりVB栢(沈下度)は大きくなった。

〜砂串の関係を図一ユ9,図一20および図一21に示す,    スランプとVB値の関係を図一24に示す。その結果 各曲線は,平行移動したかのようにモの形がきわめて類   は他の研究結果輌)に比べてほとんど大差ないようであ 似している。水セメント比が28〜30%の場合のフロー   ろ。

(7)

1

300

      ● 水セメント比

O30;≦

怩Q8%

O26%P24%

250 8一マ寸

1     ●

1 i臼 1

200

P50

P00

X0 」 ・  .  −  −  1   一  ユ  ー  ■  ・

@  1  一一一一1

P 工■■一一一

1 一  一  _  一  ■        ← 一 一  工

1 1直

〒2・・

!    1

 150

水セノント比

 028%

 026%

 025%

 024%

 .23%

 ●22%

      l   l        1;1

        1,    ,

°1°2k』!,,、、4°5°6°  °1°2監累幌・4°5°6°

図一19水セメント比を変えた場合のフロー値      図一20水セメント比を変えた場合の フロー値の

    の変動(気温8〜9:C,〃腿1%)     変動(気in 25〜26q〃リス曙)

≒ヨ200

ト150

         木七メン}此

         §難

11マ iiiii

      一コー

1量8  、

θ      l

r…稗,

τ

ド15

、;

zo

  O   lO   20   30   40   50   6

         砂  ]号川%}       岨冊材且川

図一21水セメント比を変えた場合のラロー値の     図一22フロー値を因数とするスランプと粗膏材     変動(気温23〜24℃,マイテ・L5影)    量の関係ωノ・28%・ 1,ス1閣

30 aC、川51    ・

   Oマロ_値140      20

258.1:{;;        冨

   θ  1 210       ζ15

   Φ  μ 220      、、

_20      1尽

」      ト:10

言15      5

       1  10

、 ・4−1  図一㌶篭巡灘

      (剤骨材1を使川)

oo k

6

   o

n

o i o

0   5 10       15       20      25      30

   0   241日rオ量1;・〕121416 ::三:麗 =蒜㌶㌫ヱニ;二

図一23フh霧煕r野欝動 ・5,図一26のよ過る・蜘)部分は洲酬小

       さく粗骨材が多いために.ワーカピリチーが劣るので考 4.3 単位セメント量と細骨材率の閥係        慮する必要はないものと考える。各曲線はほ1王下に凸と 図一22,図一23から同一のスランプおよびVBl直を    な!},同・一コンシス子ンシ・一における辰小qt{f{セメン ト

(8)

600

580

、ミ

葺550

ギ540

エランプ

Φ 6cm

7cm o 8cm

θ 9cm

10cm 1

11cm

12c而

1 o

1

一  一  一e

o 1

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,口

1−  . 輪

1 1

I1 丁「   v

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    一 1         @ F

?黶C

560

 550 ξ 』540 塔530

,、

、520

±ヨ510

 500 4go

  52・       48望62830323436384・42U

      細骨材率(W/C28%,ポゾリス1%}

      (%)

  500      図一26単位セメント量と細骨材率との関係    26 28 30 32 34 36 38  40 42      (VB値がパラメーター)

      剤骨材串fW/C 28%,ボゾリス1%)

       (%)   の高い高強度コンクリートに大きく擁響してくること    図一25単位セメント量と細骨材率の関係     にあると考えられる。しかしながら,いずれの試験法が         (スランプがパラメーター)      高強度コンクリートのワーカピリチーをよく現わしてい 量の配合,すなわち最適配合が定められる。各コンシス   るかを明白にさせるには,さらに現場実験をも含めた実 テンシーにおける最適配合は右上がりの直線となり,通   験研究の必要がある。

常のコンクリートと同様に赦らかいコンクリートほど単    4.4 試験練り

位セメントほが大きくなる傾向にある。図一25から・    図一25から最適配合が定まったので試験穂りを行な 同一コンシステンシーと考えられる場☆の最適配合を誤   った。配合ならびに力学的特性を表一5に示す。実測ス ー4に示す。スランプ試験から求めた最適配合は,VB   ランプが予定スランプにきわめてよく・一致し,圧縮強度 試験の場合に比較して単位セメント阯が3〜5男増加   は材令7日で約700kg/cm2.材令2B EIで約800 kg/

し,細骨材率はほとんど同じである。この原因は,スラ   cm2と高い値が得られ.た。予定どおりのスランプが得 ンプ試験が肺的な試験であるのに対し,VB試験は動的   られたことから,これまで述べた一辿の党験はかなり信 な試験であり,試験法の相迎が粘稠なチクソトロピー性   頼性が高いものと考えられる。スランプ試駄によって求

表一4  同一コンシステンシーにおける最適配合 (㏄/ロ28影)

コンシステンシー

福)プi沈晶度 10 1 6

8   1   7 7   i   8

6  i  g    l

単齢〃唖(kg/m・)1細骨酬(%) VB継の場合の骨樋(kg/m・)

ス・ンケVB ス・ンプ1VB 細骨材1鱈}材

552 537 529 519

   ト523    !   35.6 518   i  34.2 507  1  33.5

502    {   33.2

   1

    i      1

35.4    !      626     1     1195

       ロ

3土2    i      607     :     1223 33.3

       596     i     1251

326  586 「1269

表一5  試験練りの配合と力学的特性 伝/c28影)

予定ス・ンプi鋤・ンプ細骨材司雌セ・ン・丑1

(cm) i(cm)  (%) :(kg/m3)

8 1a3 i 3+・i 537

10    1   10.2       356    ;     552

12 @ila3 36・91 567

圧縮強度(kg/om2) 弾性係数 単位皿皿

・・ P・・一(Xl…g/・m・)(kg/1)

67g l 77。 , 4.38 … Z51

700    1    813         ・L44      2.52

6881823  4・・9 1ユ51

(9)

めた最適配合と砂率,フロー値の閏係を遅一6に示す。    表一6 スランプとフロー値の関係(ロ/028%)

スランプが変化してもフ・−II欄まぽ一定である・この スランプ砂率

ことから同一の細骨材および粗骨材を用いれば・コンク    (cm)  (影) フロー値 リートのコンシステンシーが変わっても,最適配合を与     6   42.2 1

えるモルタルのコンシステンシーは(まぼ噛となること  ; 謡 がわかる。        ・       g   4L6        10    4L6        11    41.6

 5.  結     8盒       12      41.5

194 198 198 199 199 199 200

単   位 セメント皿

(kg/m3)

519 529 537 545 552 557 567

細骨材寧

 (%)

33.2 33.5 34.2 34.9 35.6 36、0 36,9

 本試験で得られた結果をまとめると下記のようにな

る。      今後・さらに高強度コンクリートに適するコンシステ  ① フロー試験の結果,フロー値は正規分布をなし,   ンシー試験機の選定,実顧率や気温の変化によって最適 そのぱらつきは小さくプロー試験はモルタルのコンシス   配合がどのように変化するかなど多くの問題が残されて テンシー試験として適していることがわかった。      いる。

 ⑨プロー値は減水剤の添加抵が多いほど大きくなる

が,減水剤固有の最適添加量が存在する。添加抵が少な    終りに・本実験を終始熱心に遂行して照いた閲発土木 い場合に各減水剤によって異なった減水効栗の現象が認   工学教室 コンクリート研究室の躍氏に謝意を表わしま められる。      す。

③気温20℃と3°℃の齢では・フ゜−1直は気温    参考文献

が高いほど大きくなるが,ばらつきも若干多くなる。最

適添加量は気温によってほとんど変らない。    1)町田 甑小須田・小林・岩鼻pcトラスの設

④フ・一値{蹴酬度分醐い{・よって鋤 豊曙ξ 1。孟r;,;レ;1㌶り一ト V°1°

するが,標革粒度に近似Lた細骨材では規則的な変動を   2)宮坂慶男:山阻新幹線(岡山一博多間)における するものと考える。      PC描梁,プ1!ストレストコンクリート, Volj7,

 ⑤水セメント比が大になるにつれフロー値もほぼ規  No・3」岨e・1975・PP・22−27・

」鵬大きくなり、フー曲線}ま卿大なる方へ少し 3)基鑑黙案謬讃㌫繊縫婿

ずつ平行移動した形となる。      5部,昭和48年10月,PP.156−157.

 回 スランプ,VBの各試験によって同一コンシステ    4) 高山.西元.江本:高強度コンクリートの配合股 ンシーにおける最適配合が求められるカ:,VB試蜘こよ  計について・土木学会 第3°回轍酬蛭集頃

る場合の方が単位セメント購干u・さくなる・ ,漂蕊野器㌶5燕度,剖一トの

 ⑦一辿の実験から求めた最適配合は,強度およびコ  配合に閤する基礎的研究,セメント技術年軌i窮29 ンシステンシーについて満足すべきものであった。同一    回,昭和50年12月.pp.2i4−217.

骨材棚用すれば,コン列一トの。ンシステンシーが 6)伊職富弛・醐用コン列一トの配舘つい 変わっても,欄合におけるモルタルのフ・一値はほ ,)て誼蒜二濃こ1二漂難杣旨

ぽ一定であり,最適なモルタル(フロー値195〜200)     針案,コンクリートジャ・一ナル,Vol.4. No.2,

が存在する。       Feb.1966, pp.54−63.

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