中野千秋先生への謝辞
1横 田 理 宇 * 寺 本 佳 苗 * 藤 野 真 也 **
中野先生が退任されるという事実にいまだ実感がわかな い。まだ研究者として、そして教育者として第一線で活躍 できる実力をお持ちであるわけだが、定年の節目というこ とで本当に残念である。私達3名は、学生時代から着任後 までずっと先生にお世話になってきた。未だ恩返しもでき ていない。そこで、この場をお借りして、せめてお礼の言 葉だけでも述べさせて頂けると幸いである。本稿であるが、
まずは次節にて先生の教育・研究を振り返らせて頂きたい。
そして、続く節で3名それぞれの先生との思い出とお礼の 言葉を述べさせて頂ければと思う。
中野先生の教育・研究
中野千秋先生は、1993年4月に麗澤大学国際経済学部に 専任講師として着任された。国際経済学部が立ち上がって 2年目の年である。それ以来、現在まで教鞭を取られ多く の学生たちを世に送り出してきた。学部では2005年4月か ら2010年3月、および、2013年4月から2014年3月までの 長きにわたり教務主任を務められ、2014年4月から2019年 3月までは経済研究科の研究科長も務められた。先生の教 育の歩みは、まさに麗澤大学経済学部・経済研究科の歩み とともにあったと言える。少人数教育が看板の麗澤大学に あっても、学部では毎年多くのゼミ生を輩出する人気ゼミ であった。懸賞論文・卒論コンテストでは多くの入賞者を 出しており、質の高い研究が要求される厳しいゼミでも あったわけだが、やはり人気の裏には先生のお人柄があっ たのだろう。先生がゼミ生についてお話されるときは常に 優しいお顔と語り口で、きっとどの学生に対しても思い入 れがあるのだろうと強く感じるわけである。しかし、それ だけ熱心な指導をされているにも関わらず、「こうしてあ げればもっとよかった」と反省の念を口にされる。そのよ
うな先生のもとで学べた学生たちは幸せ者である。かくい う私達も学部や大学院時代に先生の教育を受けた者であ り、幸せのおすそ分けを頂いている。
そのような質の高い指導の背景には、先生の学術研究に 対する謙虚さや真摯さがあったことは間違いないだろう。
先生は、経営学の中でも企業内部の人やグループの行動に 焦点をあてる組織行動論がご専門であり、企業倫理につい て組織行動論の視点からアプローチした研究で同分野にお ける日本の研究をリードされてきた。研究においてはテー マやリサーチクエスチョンのユニークさだけでなく、科学 的な方法論を非常に大切にされた。おそらく、着任前に米 国に留学された経験が大きく影響しているのだと思われ る。先生が麗澤大学に着任された1990年代前後の経営学界 隈では、米国のビジネススクールを中心に、理論を伴った 一般性の高い知識体系の確立を目指して、経営学の科学化 が進められていた。従来の経験談的記述のような研究でな く、厳密な方法論に基づいた堅牢な研究である。先生はそ のような時期に米国に留学され実証研究の方法論を学ばれ た。先生のご専門である企業倫理という規範論が中心で あった分野において、社会科学的手法を用いた実証研究を 追求された点は、日本における同分野の発展に大きく寄与 したことは間違いない。
そこで、少し恐れ多いが、以下では、テキスト分析を通 じて先生の研究業績を少し振り返ってみたい。分析対象は 先生の著書2冊および学術論文48本、ワーキングペーパー
(WP)4本のタイトルである。なお、英文文献について は分析の都合上、日本語訳したものを用い、アプリケーショ
ンはKH Coderを使用した。
表1は前処理後に抽出された全138語のうち3回以上出 現した語のリストである。「倫理」「企業」「日本」といっ た語が頻出していることから、言うまでもなく、日本にお Journal of Economic Studies
Vol.28, No.1, February 2021
1 本稿の執筆は、本誌編集長である国際学部のラウシンイー先生から思いがけずお声がけ頂いたところから始まった。本来であれば中野先生とと もに麗澤大学の歴史を作ってこられた先生方が書かれるのが筋であると思う。そのような中、中野先生にご指導頂いた私達にお声がけ頂き、今 回このような機会を作って頂いたラウ先生に心よりお礼申し上げたい。また、中野先生の略歴をまとめるにあたってご協力頂いた経済学部の佐 藤政則先生、髙巖先生にも感謝申し上げる。
* 麗澤大学経済学部
** 麗澤大学国際学部
ける企業倫理について取り組まれてきたことがわかる。で は具体的にどのようなテーマで研究に取り組まれてきたの かをみてみよう。図1は、抽出された語のうち3回以上出 現する語について、Jaccard係数を用いて共起ネットワー クを作成したものである。やや主観的ではあるが、この図 から、1)企業倫理に対する管理者の取り組みの比較、2)
企業倫理の制度化に関する実態調査、3)組織における倫 理的意思決定や倫理的風土の大きく3つの領域で研究され ていたと言えそうである。
図1 著書・論文・WPのタイトルにおける語の共起ネットワーク 次に、単著または共著での研究テーマに違いがあるのか を確認する。研究者は共同研究を行う際、自身の研究関心 と相手の関心とをすり合わせて研究を行う事があり、単著 の場合とテーマが異なる場合があるからである。なお、先 生は単著で21本、共著で33本の著作を出されている。図2 は単著/共著別と3回以上出現した語との対応分析結果で ある。ここから、先生は単著では、組織における個人や管 理者、経営者の倫理に関する研究を行っており、組織論の 中でも先生のご専門である組織行動論(ミクロ組織論)に 近い分野でのテーマ設定がなされていることが推測され る。また、共著では、倫理制度や倫理風土、および、それ らに対する取り組みについての実態調査・比較に取り組ん
でおり、経営組織論(マクロ組織論)に近いテーマ設定で あることがわかる。このあたりに共著者との専門や興味の 差異が表れているのだろう。
図2 著書・論文・WPのタイトルにおける語と単著・共著別の対応 分析結果
最後に、先生の年代別における研究テーマの変遷をみて みよう。研究者はその時々の興味関心やそれまでの研究成 果に応じてテーマを変更・深化させるからである。ここで は、1980年からの10年区切りで4分類し分析を行った。な お、各年代における著作数は、1980年代が6本、1990年代 が15本、2000年代が22本、2010年から現在にかけて11本と なっている。図3は年代別と3回以上出現した語の対応分 析結果である。先生が研究者として駆け出した頃である 1980年代に特徴的な語は、「経営」「文化」「比較」などで あり、日本企業の組織文化などに関心を持たれていた様子 が伺える。次に、1990年代から2010年代までを俯瞰してみ てみると「組織」「倫理」といった語が3つの年代の中心 付近にあることから、1990年代に研究の軸足を企業倫理に 定められたと推測される。おそらく組織文化における倫理 的側面に注目された結果なのではないかと思われる。2000 年代では、「個人」「経営者」「意思」「決定」「制度」「現状」
「確立」などの語が付近に表出しており、組織における倫 表1 著書・論文・WPのタイトルにおける頻出語
順位 語 頻度 順位 語 頻度 順位 語 頻度 順位 語 頻度
1 倫理 48 9 倫理的 10 17 確立 6 25 決定 3
2 企業 45 10 向ける 9 18 実証 6 26 現状 3
3 日本 29 11 実態 9 19 可能性 4 27 個人 3
4 組織 16 12 管理者 8 20 文化 4 28 考察 3
5 調査 15 13 風土 8 21 意思 3 29 試み 3
6 研究 13 14 経営 7 22 環境 3 30 社会 3
7 制度 12 15 定期 7 23 韓国 3 31 取り組み 3
8 比較 10 16 報告 7 24 経営者 3
理的意思決定や企業倫理制度の現状およびその確立などの テーマに取り組まれていたことが見て取れる。この時期は 日本でもCSRなどが注目され始めた時期であり、まさに時 宜を得た研究テーマであったといえるだろう。そして、
2010年代では、「風土」「管理者」「実証」「韓国」などの語 が表出しており、倫理的風土の実証研究に取り組まれると ともに、日本のみならず海外を射程に入れた調査研究を行 われていたことがわかる。実際に、この時期には韓国や中 国の研究者との共同研究もされグローバルに活躍された。
図3 著書・論文・WPのタイトルにおける語と年代別の対応分析結果 以上のように、先生は日本企業の組織文化をテーマに研 究者としてスタートされ、1990年代以降、一貫して企業倫 理に興味関心を持ち研究を進めてられてきた。そして、個 人研究では組織の従業員や管理者の倫理について、共同研 究では日本や東アジアにおける企業倫理の制度化に関する 調査研究などで成果を出されてきた。日本から始まった研 究はアジアへと展開し活躍のフィールドをグローバルに広 げられたのである。
中野先生のご指導を振り返って(横田理宇)
中野先生に初めてお会いしたのは2007年の麗澤大学大学 院入試説明会の終了後、先生の研究室にお邪魔させて頂い たときである。筑波大学で修士課程を修了し企業に就職し た私だが、3年ほど経ち、また研究をしたいという思いを 強くしていた。麗澤卒業生との縁もあり、麗澤大学で博士 課程に進学することを考え始め、大学院のウェブサイトを 見ていたら、一人の研究者のインタビュー記事に目がと まった。「データに語らしめる」という見出しがついていた。
修士課程で実証研究をかじった私は「なにやら面白そうだ」
と感じアポイントメントを取らせて頂いたわけである。
当日研究室にお邪魔すると、机の上には本や書類の山が いくつもあり、これぞ研究者というお部屋であった(先生、
今も変わりませんね、いや、もっと高くなったかも)。私 が座る前の部分だけ何もなかったので、おそらく私のため に空けてくれたのだろう。先生はとても気さくに話を聞い てくださり、当時考えていた私なりのリサーチクエスチョ ンに対して、「こんな方法があるかも」と優しく答えてく ださった。先生に指導をお願いすると決めた瞬間だった。
そして受け入れて頂いたわけである。
しかし、当初は思うように研究が進まなかった。学部で 経済学が専攻だった私には、経営学の基礎知識が圧倒的に 足りなかったのである。修士課程は狭い知識で済んだが(済 ませた?)、博士課程ではそうもいかなかった。そこで先 生は、「5年くらいかけてゆっくりやろう、1年目の残り は組織論の復習をしながらテーマを考え直そう」と仰って くださった。だいぶ気持ちが楽になったのを覚えている。
社会人院生ということもあり、仕事を尊重してくださっ ていたのだと思うが、進捗状況がよくないときには、内心 思うところもあったのではないかと思う。それでもいつも 穏やかな笑顔で、時間をかけてじっくりと指導してくだ さった。むしろ躓きどころや時間がかかりそうな点もすべ て見越して、私が自分で気づき進められるよう指導して下 さっていたのだと思う。最も印象に残っている言葉は、「も う少しデータと戯れてみたら」というもので、インタビュー の膨大なテキストデータをどう分析するか悩んでいたとき に頂いた言葉である。実は先生も博士論文を纏めるときに 同じように悩んだことがあり、そのときに恩師に頂いた言 葉だそうだ。いつか私の指導する学生が同じように悩んで いたら、私もこの言葉をかけようと密かに考えている(私 の場合、効果があるか定かではないが)。
私は2014年に博士課程を修了し、その後は会社勤めを続 けつつ、麗澤大学企業倫理研究センターや公益財団法人モ ラロジー研究所でお世話になり研究を継続してきた。先生 はつねに私の研究を気にかけてくださった。私も締め切り 直前にも関わらず、気軽に投稿論文の原稿確認をお願いし てしまっていた。先生は何事もなかったかのように当日か 翌日には的確なコメントをしてくださる。お忙しい中迷惑 だったに違いない。しかし、これに味をしめた私は、毎度 無理を承知でお願いするわけである。本当に迷惑千万、教 員の立場になって今更反省である。2018年に麗澤大学に着 任した後も、授業の内容や進め方など、教育の面でも色々 とご相談させて頂いた。当然のごとく毎回的確なアドバイ スをくださった。言葉では言い表せないくらいお世話に なってきたわけである。
本当は、まだまだ近くでご指導頂きたいのだが、今回の 節目に退任されるということで、私もそろそろいい年なの だから独り立ちしなさいということなのだろう。先生から ご指導頂いた点を胸に抱き、これからも精進していく所存 である。先生、どうもありがとうございました!そして、
お疲れさまでした!(といいつつも、今後も研究等で迷っ たときはお付き合い下さい…笑)
中野先生との思い出(寺本佳苗)
中野先生を思い浮かべると、沢山の書類が入りそうな肩 掛けカバン、ピンとした背筋での早歩き、笑顔、タバコ、
そして、助けてくださったいくつもの場面が蘇る。先生に 助けられた場面は博士論文の執筆において、就職活動で悩 んでいる時、研究の場を探していた時など多岐に渡るが、
今回は研究者としての先生を物語る場面について記した い。
中野先生の研究への眼差しは常に真摯で公正である。私 が中野先生に博士論文の副査としてご指導をいただけたこ とは大変な幸運であった。中野先生は穏やかな雰囲気を身 にまとい、わかりやすい言葉、明快なロジックで指導をし てくださった。研究に真摯で公正であるがゆえ、ご指摘い ただく内容は厳しいもので、要求水準に応えられない自分 を悔しく思ったことは一度や二度ではなかった。とりわけ、
研究の方法論についてご指導いただくことが多かった。
私は博士論文である企業の調査研究を行った。様々なご 協力を得て多くの情報を得ることができたが、その情報に 溺れてしまうことがあった。中野先生は溺れている私を見 つけては、その時に学ぶべき方法論を段階的に丁寧に教え てくださった。なぜ調査研究でなければならないのか、ど のような問いを立てるか、また、問いを深めることを通じ て価値ある情報をいかに生み出すか。辛抱強く研究を見守 り私に向き合い、要所要所で救い上げてくださった。博士 論文の見通しが立つ頃には、方法論が分かるようになって いた。研究の方法論は重要なため、どの大学でもこのよう なご指導を受けられると思っていた。しかし、数年後に驚 くべき発見があった。当時の同僚が海外ジャーナルに挑戦 した際に、研究の方法論について論文修正の指摘を受けた という話を聞いた。指摘されたその内容は、中野先生が教 えてくださった内容そのものであった。研究を始めたばか りの学生が「分かる」まで研究の方法論を指導することの 難しさ、学んだことの貴重さを強く感じた。常に同じ眼差 しで指導をしてくださったのは、中野先生の研究者、そし て教育者としての信念の表れであると思う。
ここまで記すと、厳しい側面だけを学生に見せたのかな と思われるかもしれないが、実はそうではない表情も見せ てくださった。私が大学院生の頃のある日、「もうタバコ をやめたよ」と嬉しそうにおっしゃった。しばらくすると、
強めのタバコを吸っておられた。さらに数年後、学会の研 究会後に「じゃ、僕はここで。今から予約していた電子タ バコを受け取りに行くんだ。またね。」と軽い足取りで去っ て行かれた。この話をすると「何年前の話をしているのよ」
と、笑いながらタバコを吸う中野先生を思い出す。中野先 生の緩やかな側面を見続けた、笑顔になる思い出である。
中野先生の研究への真摯で公正な姿勢は、中野先生のお 人柄も表していると感じている。人への向き合い方も真摯 さと公正さが貫かれている。どのような場面でもその姿勢 を崩さない先生を尊敬している。中野先生より教えていた だいた真摯さと公正さを大切に繋いでいきたいと思う。中 野先生、どうもありがとうございました。
中野先生への感謝の言葉(藤野真也)
私が中野先生に初めてお目にかかったのは、麗澤大学に 入学して間もなく、中野先生の研究室にご挨拶に伺ったと きである。私は他大学で修士課程を終え、企業倫理の研究 者を志して、麗澤大学で博士課程の研究を始めたところ だった。その後、大学院にて、先生の経営組織論の講義を 聴講させていただくことになった。
それ以来、中野先生には、格別に目を掛けていただいた。
入学して一年目であったか、大学院の合宿で谷川のセミ ナーハウスに同行させていただいた時、先生に「藤野さん は昔からずっと麗澤にいるかのように馴染んでいるね」と 声を掛けていただき、大変嬉しく感じたことを覚えている。
先生は常に、私を一学生というよりも「麗澤のメンバー」
として見ていてくださったのだと思う。
私の博士論文の審査においては、学内審査委員を務めて いただき、研究の方法論を中心に、多くの貴重なご助言を いただいた。それまでは、優しい印象だった先生が、私の 博士研究の最終局面で、非常に厳しい側面を見せてくだ さったが、それを通じて、先生の真の優しさを垣間見るこ とができた。
その後、私は2年間のポストドクターを経て、麗澤大学 の専任教員として迎えていただくことになった。麗澤大学 の大学院を修了した私にとって、麗澤の先生たちと共に仕 事をさせていただくことは、畏れ多く、身の引き締まる思 いがしたが、とりわけ中野先生と一緒に仕事をすることに は、緊張を感じた。
しかし、新学部の設置準備会議やカリキュラム再編の会 議においては、右も左もわからない私に、経営学の理想的 な教育体系を踏まえた、カリキュラム設計を丁寧に指導し てくださった。一緒に仕事をさせていただくなかで、中野 先生の気さくな側面や、学部学生に接する優しい態度を拝 見するにつれ、徐々に私の緊張も和らぎ、本当の意味で先 生に親しみを感じるようになった。先生がご退職されると 伺ったのは、そんな矢先のことである。
中野先生は、いつも謙虚でありながら、正直で、まっす ぐなお考えをお持ちの方だと思う。大学院時代にも、専任 教員になってからも、中野先生と接するなかで常に感じて きた印象である。どんな状況でも、正しいと考えることを 貫く姿勢は、先生が企業倫理の研究者であるとともに、実 践家であることを強く感じさせる。先生は、麗澤大学の将 来のことを常に真剣に考え、ご退職以降の大学のために、
有形無形の財産を残してくださった。先生の思いを心に刻 み、研究者として、また教育者として、歩みを止めずに前 に進みたい。
中野 千秋 教授 略歴
生年月日
1955年11月10日生まれ 学歴
1974年3月 麗澤高等学校 卒業
1978年3月 東北大学経済学部経営学科 卒業(経済学士)
1982年3月 慶應義塾大学大学院修士課程商学研究科 修 了(商学修士)
1985年3月 慶應義塾大学大学院博士課程商学研究科 単 位取得満期退学
2001年5月 米国ジョージワシントン大学経営行政大学院 博士課程管理科学学科 修了(Ph.D.) 職歴
1979年4月〜 2007年3月
財団法人モラロジー研究所研究部 研究員 (経済研究室)
1987年4月〜 1989年3月
麗澤大学外国語学部 非常勤講師 1988年9月〜 1990年8月
米国ジョージワシントン大学経営行政大学院 客員研究員
1993年4月〜 1997年3月
麗澤大学国際経済学部 専任講師 1997年4月〜 2002年3月
麗澤大学国際経済学部 助教授 2002年4月〜 2008年3月
麗澤大学国際経済学部 教授 2003年4月〜 2012年3月
麗澤大学大学院国際経済研究科 教授
2008年4月〜 2020年3月 麗澤大学経済学部 教授 2012年4月〜 2021年3月
麗澤大学大学院経済研究科 教授 2020年4月〜 2021年3月
麗澤大学国際学部 教授 学内役職
2005年4月〜 2007年3月
国際経済学部 教務主任(学生担当)
2007年4月〜 2008年3月
国際経済学部 教務主任(教務担当)
2008年4月〜 2010年3月
経済学部 教務主任(教務担当)
2009年4月〜 2012年3月
企業倫理研究センター 副センター長 2013年4月〜 2014年3月
経済学部 教務主任(学生担当)
2013年4月〜 2017年3月
企業倫理研究センター センター長 2014年4月〜 2019年3月
経済研究科 研究科長 2018年4月〜 2019年3月
企業倫理研究センター 副センター長 受賞等
2010年9月 麗澤大学教育奨励賞 2019年12月 千葉県私学教育功労者表彰 所属学会
Academy of Management
International Society of Business, Economics, and Ethics Society for Business Ethics
経営哲学学会 組織学会
日本経営倫理学会 理 事(2007年6月〜 2015年6月)
副会長(2015年6月〜 2019年5月)
人を大切にする経営学会
副会長(2014年9月〜 2020年3月)
その他の活動
2002年7月〜 2018年11月
Journal of Business Ethics Education 編集委員 2002年7月〜 2016年6月
国際連合グローバルコンパクトラーニング・フォー ラム メンバー
2002年10月〜 2017年6月
企業社会責任フォーラム 幹事 2009年5月〜 2016年4月
国土交通省関東地方整備局コンプライアンス・アド バイザリー委員会 委員
2010年5月〜 2013年3月
柏市行政改革推進委員会 委員 2014年4月〜 2019年3月
学校法人廣池学園 評議員 2015年6月〜現在
福留ハム株式会社 社外取締役 2019年4月〜現在
公益財団法人モラロジー研究所 評議員 書籍
中野千秋・髙巖編(2016)『企業倫理と社会の持続可能性』
麗澤大学出版会
Nakano, C. (2001) Ethics-At-Work in Japanese Business: An Empirical Study of Japanese Managers’Perceptions of Ethics in Their Corporate Lives, Ann Arbor: Bell &
Howell.
論文
山田敏之・中野千秋・福永晶彦(2020)「組織の倫理風土 と非倫理的行為:日本企業における実証研究」『日本 経営倫理学会誌』27, 187-204.
Choi, T. H., Nakano, C. (2018). Ethics in Japan and South Korea, pertaining to business enterprises. Human Systems Management, 37(1), 129-149.
中野千秋・山田敏之(2016)「日本企業における倫理確立 に向けての取り組みと管理者の倫理観:1994年,2004 年,2014年の調査結果の比較をふまえて」『日本経営 倫理学会誌』23, 123-139.
山田敏之・中野千秋・福永晶彦(2015)「組織の倫理風土 の定量的測定:Ethical Climate Questionnaireの日本企 業への適用可能性の検討」『日本経営倫理学会誌』22, 237-251.
中野千秋(2013)「日本企業のグローバル化に向けて:管 理者の倫理観に関する実態調査をもとに」日本経営倫 理学会監修, 小林俊治・高橋浩夫編『グローバル企業 の経営倫理・CSR』(pp.169-183)白桃書房
Zhou, Z., Nakano, C., Luo, B. N. (2012). Global survey of business ethics in training, teaching and research: East Asia. In Rossouw, D & Stckelberger, C. (Eds.), Global Survey of Business Ethics in Training, Teaching and Research (pp.301-350), Globethics.net Global 5.
Zhou, Z., Nakano, C., Luo, B. N. (2011). Business ethics as field of training, teaching, and research in East Asia.
Journal of Business Ethics, 104(1), 19-27.
中野千秋・山田敏之(2009)「我が国における企業倫理制 度 化 の 変 遷 ―1996年 〜 2008年 」『Business research』 1021, 80-93.
中野千秋・山田敏之・福永晶彦・野村千佳子(2009)「第 5回・日本における企業倫理制度化に関する定期実態 調査報告」『日本経営倫理学会誌』16, 151-163.
Choi, T. H., Nakano, C. (2008). The evolution of business ethics in Japan and Korea over the last decade. Human Systems Management, 27(3), 183-199.
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Nakano, C. (2007). The significance and limitations of corporate governance from the perspective of business ethics: Towards the creation of an ethical organizational culture. Asian Business & Management, 6, 163–178. 中野千秋・山田敏之(2006)「日本企業における倫理確立
に向けての取り組みと管理者の倫理観:10年前との比 較」『日本経営倫理学会誌』13, 105-115.
福永晶彦・山田敏之・中野千秋(2006)「第4回・日本に おける企業倫理制度化に関する定期実態調査報告」『日 本経営倫理学会誌』13, 91-103.
中野千秋・麗澤大学(2006)「企業倫理の制度化と組織風 土〜企業倫理確立に向けてのコンティンジェンシー・
アプローチ〜」『日本における企業倫理制度化と管理 者の倫理観』(独)日本学術振興協会 科学研究費補助 金交付研究(基盤研究(C)(2)課題番号:16530264)
報告書 pp.25-39.
中野千秋・麗澤大学(2006)「日本企業における倫理確立 に向けての取り組みと管理者の倫理観〜 10年前との 比較〜」『日本における企業倫理制度化と管理者の倫 理観』(独)日本学術振興協会科学研究費補助金交付 研究(基盤研究(C)(2)課題番号:16530264)報告書 pp.1-23.
中野千秋(2005)「企業倫理の観点からみたコーポレート・
ガバナンスの意義と限界〜倫理的組織風土の構築を目 指して〜」『経営学論集』75, 17-29.
山田敏之・福永晶彦・中野千秋(2005)「個人の倫理的意 思決定に及ぼす組織風土の影響」『麗澤経済研究』13
(1), 105-126.
中野千秋(2004)「組織における個人の倫理的意思決定―
組織倫理に関する実証研究の可能性を探る」『組織科 学』37(4), 14-23.
中野千秋(2003)「日本企業における経営倫理体制の現状 と課題」日本経営倫理学会(監)・水谷雅一(編)『経 営倫理』同文舘出版
山田敏之・福永晶彦・野村千佳子・長塚晧右・中野千秋(2003)
「第3回・日本における企業倫理制度化に関する定期実 態調査報告」『日本経営倫理学会誌』10, 39-57. 中野千秋・山田敏之(2003)「日本における企業倫理制度
化の現状と課題〜日本経営倫理学会実証調査研究部 会・定期実態調査報告〜」(社)企業研究会・研究叢 書 No.121.
山田敏之・福永晶彦・野村千佳子・中野千秋(2002)「競 争力/倫理性の向上に向けての組織関発:インタ ビュー調査による予備的考察」『日本経営倫理学会誌』
9, 149-157.
中野千秋(2002)「職場の倫理問題に関する管理者の認識:
倫理的組織環境の構築に向けて」『日本経営倫理学会 誌』9, 159-168.
Jackson, T. et al. (2000). Making ethical judgements: A cross- cultural management study, Asia Pacific Journal of Management, 17, 443-472.
中野千秋(2000)「環境ビジネスと企業倫理」(財)機械振 興協会経済研究所、『機械関連中堅・中小企業におけ る環境ビジネス戦略:競争優位の確立と課題』第7章 山田敏之・福永晶彦・中野千秋(2000)「第2回・日本に おける企業倫理制度化に関する定期実態調査報告」『日 本経営倫理学会誌』7, 211-232.
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山田敏之・福永晶彦・野村千佳子・高巌・梅津光弘・中野 千秋(1999)「21世紀の企業と社会に関する学生の意 識調査:倫理基準適用の実態と属性間分析」『日本経 営倫理学会誌』6, 109-121.
中野千秋(監)(1998)「ʻ個人の良識ʼとʻ会社における立場ʼ
―企業倫理に関する日本のビジネスマンの意識調 査」『日本経営倫理学会誌』5, 67-79.
中野千秋・山田敏之・野村千佳子(1998)「企業倫理日本 における企業倫理システム確立の現状―企業倫理制度 化に関する定期実態調査報告」『Business research』 889, 74-83.
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中野千秋(1985)「QWL概念の本質に関する一考察:R. E.
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ワーキングペーパー』No. 20
中野千秋・山田敏之・福永晶彦(2014)「組織の倫理風土 の定量的測定に関する研究」『麗澤大学企業倫理研究 センター・ワーキングペーパー』No. 12
横田理宇・中野千秋(2012)「組織公正と従業員の倫理的 行動に関する実証研究」『麗澤大学企業倫理研究セン ター・ワーキングペーパー』No. 9
中野千秋・山田敏之・福永晶彦・野村千佳子・長塚晧右(2004)
「産学共同プロジェクト〜倫理的企業風土確立に向け ての組織変革〜」『麗澤大学経済社会総合研究セン ター・ワーキングペーパー』No. 13
訳書
R・T・ディジョージ(1995)永安幸正・山田経三(監訳)
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その他
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中野千秋(2015)「良識あるビジネスパーソンが判断を誤 るとき〜行動倫理学の視点から〜」『日本道経会通信』
339, 1-2.
中野千秋・藤沢久美(2015)「<対談>中小企業のもちこ たえる力〜永続の国・日本に学ぶ, ブレない経営とは」
公益財団法人モラロジー研究所『道経塾』95, 16-21. 中野千秋(2014)「人を大切にする経営」『日本道経会FAX
情報』314, 1-2.
中野千秋(2012)「やっぱりC.I.バーナードは偉大だっ た!」『日本道経会FAX情報』221, 1-2.
中野千秋(2011)「企業倫理の確立(2)」道徳科学研究セ ンター編『現代の倫理道徳Q&A』(財)モラロジー 研究所, 252-257.
中野千秋(2011)「企業倫理の確立(1)」道徳科学研究セ ンター編『現代の倫理道徳Q&A』(財)モラロジー 研究所, 246-251.
中野千秋(2010)「省庁のコンプライアンス風土改革に向 けて〜企業変革に学ぶ「危機感共有」の必要性〜」国 土交通省関東地方整備局発注者綱紀保持委員会. 中野千秋(2010)「企業倫理シンポジウムⅠ:変わる企業
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中野千秋(2009)「JABESの研究部会(実証調査研究部会)
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http://rc.moralogy.jp/qa/2009_94.html
中野千秋(2009)「企業倫理の確立について(1)」(財)
モラロジー研究所道徳科学研究センターのホームペー ジ「現代の倫理Q&A」
http://rc.moralogy.jp/qa/2009_93.html
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中野千秋(2006)「通運王・中野金次郎と廣池博士」モラ ロジー研究所出版部(編)『廣池千九郎の行迹77篇』(財)
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中野千秋(2006)「企業のリスク管理と消費者の安全②ジョ ンソン&ジョンソンのタイレノール事件の教訓」国民 生活センター『国民生活』36(5), 23-26.
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中野千秋(2002)「企業倫理で競争力向上か市場退出か:
大切なʻ微妙な価値判断を瞬時に行なうʼための企業風 土」(社)日本経営協会『オムニ・マネジメント』11(6). 中野千秋(2001)「倫理的組織風土の構築に向けて」『合理
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中野千秋(2001)「環境問題と企業倫理の関係はどのよう なものか(その2)」(財)モラロジー研究所道徳科学 研究センターのホームページ「現代の倫理Q&A」
http://rc.moralogy.jp/qa/2001_28.html
中野千秋(2001)「環境問題と企業倫理の関係はどのよう なものか(その1)」(財)モラロジー研究所道徳科学 研究センターのホームページ「現代の倫理Q&A」
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中野千秋(1999)「いまこそ企業倫理教育を」『人材教育』
11(10), 日本能率協会マネジメントセンター.
中野千秋(1998)「ʻ会社のためʼが会社を滅ぼす―不祥事 対策としてのコーポレート・エシックス理論」別冊宝 島編集部(編)『経営学・入門』別冊宝島373. のち, 別冊宝島編集部編『よくわかる経営学・入門』, 宝島 社文庫2000年6月として文庫化.
(原稿受領日:2021年1月31日 掲載承諾日:2021年2月14日)