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市販脱法ハーブ製品に混入される

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Academic year: 2021

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(1)

市販脱法ハーブ製品に混入される

薬物の化学構造と生物活性に関する研究

( 要約 )

中 嶋 順 一

2 0 1 3

(2)

第1章

1-1 1

1-2 2

2  

2-1 クロマトグラフ法 5

2-2 機器分析法 5

2-3 試料(市販脱法ハーブ製品) 6

2-4 試薬類及び使用動物 6

2-5 市販脱法ハーブ製品に含まれる薬物の単離方法 10 2-6 合成カンナビノイドのG-タンパク結合実験法 12 2-7 マウス耳殻TPA法抗炎症活性試験 12

2-8 DMBA及びTPAによる二段階発癌抑制試験法 13

3-1 市販脱法ハーブ製品に混入される薬物の単離精製法 14

3-2 単離成分の構造解析 14

3-3 LC/PDA/MS及びGC/MSによる分析 27

3-4 34

第4章

4-1 37

4-1-1 背景と意義 37

4-1-2 [35S] GTPrSによる試験 37

4-1-3 結果および考察 38

4-2 抗炎症活性の評価 42

4-2-1 背景と意義 42

4-2-2 マウス耳殻TPA法抗炎症活性試験 42

4-2-3 結果および考察 45

4-3 抗がん作用の評価 48

4-3-1 背景と意義 48

4-3-2 DMBA及びTPAによる二段階発癌抑制試験 48

4-3-3 結果および考察 49

規制薬物成分の位置異性体に着目した分析と応用

G-タンパク結合実験によるカンナビノイド作用の検証 目次

本研究の背景

本研究の目的及び結果の概要 緒論 (課題設定)

実験の部 (方法論と実験)

市販脱法ハーブ製品に混入される薬物の単離精製、化学構造 の決定、分析方法の検討及び薬物成分の含有実態調査 (解析と考察)

3

インドール類縁化合物の生物活性 (解析と考察)

(3)

5 総括 (結果) 55 56 67 参考文献

謝辞

(4)

第1章 緒論 (課題設定)

1-1. 本研究の背景

近年日本に於いて、向精神作用を有するいわゆる「脱法ドラッグ」と称される薬物 が蔓延している。これは多幸感、快感を高めるとの目的で販売さてれており、別名「違 法ドラッグ」または「合法ドラッグ」とも称され流通している製品を指すものである。

東京都の調査によると、「脱法ドラッグ」は平成 11 年頃より流行し始め、当初はフ ェネチルアミン類、トリプタミン類、亜硝酸エステル類に分類される化学物質が流行 していた。これらは日本では「ケミカル系違法ドラッグ」とも称される。

一方、平成 17 年頃 からは、 麻薬成分メスカリンを含むサボテンであるウバタマ (Lophophora williamsii) 1)、 指 定 薬 物 成 分 サ ル ビ ノ リ ン A を 含 む サ ル ビ ア(Salvia

divinorum) 2) やモノアミンオキシゲナーゼ阻害作用成分であるハルミン又はハルマリ

ンを含むハルマラ(Peganum harmala) 3) 、平成19年頃にはウバタマと同じくメスカリ ンを含むサンペドロ(Trichocereus pachanoi) 4) 等、濫用すると幻覚作用を示す植物の乾 燥物が、市販されるようになった。これらは先の「ケミカル系違法ドラッグ」に対比 して「植物系違法ドラッグ」とも称される。また近年は発芽能力を有するアサ(Cannabis

SativaL.) 種子 5)の流通や増え続ける大麻事件も社会問題となっている。

これら「脱法ドラッグ」について日本における規制に照らしあわせてその主な特徴 を列挙すると以下のとおりとなる。

1. 麻薬及び向精神薬取締り法、覚せい剤取締り法など、現行の法規制成分に該当 しない薬物成分である。

2. 芳香剤やお香、研究用試薬、植物標本などとして、人体への使用を目的とせず、

また医薬品または薬物としての効能を表示していないもので未規制である。

3. 規制薬物と化学構造が類似しており、生体への危険性は規制薬物と同等または それ以上と推測される未規制薬物が次々と販売される。

4. 一般の店舗、アダルトショップ、露店、更にはインターネット等を通じ流通し ており、その入手は容易であることから広く社会に蔓延している。

5. 薬物の安易な使用は、麻薬・覚せい剤など不正薬物乱用の契機「ゲートウエィド ラッグ」と位置づけられている。

(5)

1-2. 本研究の目的及び結果の概要

近年の市販品の特徴は、従来の規制薬物または研究用にのみ合成されてきた化合物 の構造を一部変化させたいわゆるアナログ化合物が次々に検出されることである。特 に最近の「脱法ドラッグ」の特徴は、ある種の薬物を規制しても、 化学構造の一部を わずかに変えた物質が直ぐに 市場に現れる、俗に「イタチごっこ」といわれる状況が 続いていることである。このことが正確な化学分析と迅速な規制を難しくさせている のが現状である 6)

これらの物質は規制対象化合物と化学構造が僅かにでも異なれば、規制物質とはな らないため、直ちに違法とは断定できない。しかし、基本骨格は同様のものであるた め、薬物として濫用された場合は、深刻な健康被害が起きるものと推測される。実際 に平成 24年度には、濫用により緊急搬送される事案が全国的に急増し、その濫用は一 般人だけでなく専門的な知識を持つ医師 7) NHK 等の公的機関の職員 8)、芸能人 9) にも及んでいる。

更には濫用による重大事件や事故の例として、大阪府での車の暴走 10)、愛知県で は濫用者による交通事故による高校生の死亡 11)、東京での女性の死亡等 12)、がある。

このように濫用による事件は全国的に発生し極めて深刻な状況である。

これらに対処するためには、きめの細かい市場調査を実施し、規制または未規制薬 物の早期発見、正確な化学分析に基づく実態調査 13) 並びに、生体影響への評価が極 めて重要である。

これらの背景に鑑み、違法ドラッグの行政試験を実施する中で、世界的な流行にも なっているいわゆる「市販脱法ハーブ製品」に混入される合成カンナビノイドに焦点 をあて、(ⅰ) 市販品に含まれる未規制薬物の単離精製及び化学構造の決定、(ⅱ) 分析 方法の検討、(ⅲ) 薬物成分の含有実態調査、(ⅳ) 検出薬物の生物活性について研究を 行った。

合成カンナビノイドによる中毒事例がドイツにおいて2009年に報告 14)され、ドラ ッグとして流通している実態が初めて確認された。以降欧米諸国を中心に流行が確認 されており、その対策は緊急の課題となっている。EUの薬物監視当局による2010 度の市場調査では新たに 11化合物の合成カンナビノイドが確認され、現在までの総数 は 20化合物を超えたとの報告 15) もある。一方、日本においても内山らにより合成カ ンナビノイドである cannabicicyclohexanol16) JWH-018(1) 17) が同定され、日本にお ける流通実態が初めて報告された。以降 JWH-073(12)、JWH-251(13)、JWH-200 (14)、

(6)

JWH-081(15)、JWH-015(16)等18)、多数の合成カンナビノイドが同定されている。

筆者は都内にて流通していた市販製品について化学分析を行い、前述の合成カンナ ビノイドに加え 2011年には、JWH-250(2) 19)、AM-694(3)、(4-methoxyphenyl)(1-pentyl -1H-indol-3-yl)methanone(RCS-4, 4)、JWH-210 (5)、JWH-122(6)、(2-methoxyphenyl)(1- pentyl-1H-indol-3-yl)methanone (7)、AM-2201(8)、[1-(5-hydroxypentyl)-1H-indol-3-yl](na phthalen-1-yl)methanone(AM-2202, 9) [1-(4-pentenyl)-1H-indol-3-yl](naphthalen-1-yl)me thanone(10) JWH-019 (11) 及び AM-2233 (28)等を市販製品から検出し各化合物の同 定を行った 2023)

本研究では合成カンナビノイドの生物活性として、カンナビノイド作用及び抗炎症 作用と抗腫瘍作用について検証した。 上記 4 7 はその化学構造からカンナビノイ ド作用があると推測されたが、活性に関する文献上の報告はなく、その作用について は不明であった。そこでラット脳の膜画分における[35S] GTPγSを用いたバイディング 実験を実施し、強いカンナビノイド作用を示すことを明らかにした 21)

一方、市販品に確認された合成カンナビノイドの生物活性は、中枢に対する作用以 外については、十分に研究されていない。現在までに、一部の合成カンナビノイドに ついて、in vitro及び in vivoに於いて、抗炎症及び抗腫瘍作用が報告されているが、そ の構造活性相関の報告は少ない。上記合成カンナビノイドはいずれもインドール系化 合物であり、抗炎症作用を持つインドメタシンと同じ骨格を有するので、合成カンナ ビノイドにも抗炎症作用があると推測した。そこでマウス耳殻 TPA法抗炎症活性試験 による抗炎症作用について、被検物質の量が確保できた合成カンナビノイド25種につ いて検討し、構造活性相関を考察した。

その結果、インドメタシンの ID50 (nM/ear)は908 nM であるのに対し、JWH-018 (1) ID50168 nM、JWH-210 (5) ID50542 nM、JWH-122 (6) ID50346 nM、

であり、1が最も抗炎症活性が高かった。構造活性相関について検討すると、骨格に よる相関は、naphthoylindole (indolyl-naphthyl-methanone) 系化合物 に活性がある場合 が多く、phenylacetylindole (indolyl-phenyl-ethanone) 系化合物 や benzoylindole (indo-

lyl-phenyl-methanone) 系化合物には活性が低いことが判明した。

活性が見られた naphthoylindoles について構造活性相関を検討したところ、例えば、

インドール骨格の窒素から伸びるアルキル基では炭素数 5の時が最も活性が強く、炭 素数が 5より増減すると活性は弱くなった。また炭素数が 5であってもJWH-022 (10) のように末端が二重結合となっているものは活性が大きく減少することが判明した。

(7)

TPA誘発の炎症を抑制する化合物は、TPAによる発癌プロモーションも抑制すると 期待される。今回特にマウス耳殻 TPA 法抗炎症活性試験にて活性が確認された 1, 5 及び 6についてマウス皮膚二段階発癌実験を行った。すなわち(7,12-dimethylbenz[a]-

anthracene (DMBA) の単回塗布によるイニシエーション後に TPA 塗布によるプロモ

ーションを週 2回実施し、対照及び試験群各15匹とし、試験群においては被検物質を TPA 処理の30分前に塗布した。この結果、1はマウス皮膚におけるDMBA 及びTPA モデルに於いて発癌抑制効果を有することが判明した。更に5及び 6についても抑制 効果を示し、その作用の強さは抗炎症の強さと相関していた。これらの詳細な作用メ カニズムは不明であり、ヒトへの応用には慎重な検討を要するが、合成カンナビノイ ドは癌制御の研究に於いて重要な化合物であることが示唆された 24)

図. 1-2-1 JWH-018 (1), JWH-210 (5)及び

JWH-122 (6)

の化学構造

5: JWH-210 6: JWH-122

1: JWH-018 5: JWH-210 6: JWH-122

1: JWH-018

(8)

2

実験の部 (方法論と実験)

本章では、本研究で使用したクロマトグラフ法、機器分析法、試料、試薬類及び使 用動物、市販脱法ハーブ製品に含まれる薬物の単離方法、合成カンナビノイドの G- タンパク結合実験法、マウス耳殻TPA法抗炎症活性試験法及びDMBA及びTPAによ る二段階発癌抑制試験法について述べた。

2-1 クロマトグラフ法

薄層クロマトグラフ (TLC) には Silica gel F254 (メルク製)、オープンクロマトグラ フにはシリカゲルA [Silica gel 60N, 球状、中性、()関東化学製]、同B (40-50μm 球状、中性、同社製)、同 C [60μm、球状、中性、(株)三菱ケミカルメディエンス製]

を使用した。

中圧クロマトグラフは、充填済シリカゲルカラム[Chromatorex 27-100mmQ-PACK SI 50(A)、同Q-PACK SI 20(B) ()富士シリシア製] を使用したカラムに、ポンプ [PU-880 (株)日本分光製及びCCPS (株)東ソー製]、ミキシングモジュール[ MX-8070、

(株)東ソー製]、紫外部検出器[分取セル付UV-8010、(株)東ソー製]、フラクションコレ

クター[SF-2120、(株)アドバンテック製]、インテグレーター[807-IT、(株)日本分光製]

を使用して構成した。

オープンカラムによるクロマトグラフの溶離液系は、ヘキサン(Hex)-酢酸エチル(Ac OEt)系、またはクロロホルム(CHCl3)-メタノール(MeOH)系を適用した。

2-2. 機器分析法

核磁気共鳴(NMR)スペクトルは(株)日本電子製JEOL ECA-500 (1H-NMR: 500 MHz,

13C-NMR: 125MHz)で測定し、重水素化クロロホルム(CDCl3)または重水素化メタノー (CD3OD)に化合物を溶解させ測定した。なお内部標準はtetramethylsilane を用いた。

高分解能質量分析は、内部標準をギ酸ナトリウムとし、Bruker 製 micro Tof LC ESI positive modeにて、直接導入法により測定した。

質量分析機付ガスクロマトグフ(GC-MS)による定性分析は、GC Agilent 6890 GC システムを使用し、質量分析機 は同社製 5973 電子イオン化(EI)-質量分析(MS) により測定した。カラムはAgilent社製 HP-5MS (30 m×0.25mm i.d., 0.25-μm film t

hickness) を使用した。キャリアーガスは Heを使用し、初期温度 50℃、10℃/min.

(9)

昇温プログラムとし2-45℃ 5分間維持した。EI-MS検出は m/z 20-600の範囲にて Scan mode で測定し、electron energy 70 eVとした。

質量分析器付超高速液体クロマトグラフは Waters フォトダイオードアレイ(PD A)検出器および質量分析機付 ACQUITY-TQDシステムを使用した。分析条件: カラム ACQUITY UPLC HSS T3 column (50 mm ×2.1 mm i.d. 1.8 μm; Waters) を使用し、

カラム温度は40℃とした。 溶離液(A, B) は以下の組成とし、二種類のグラジエント 溶出(LC condi- tions 1-2) により実施した。流速はいずれも0.6 mL/min.とした。溶離 液 A [5 mM ギ酸アンモニウム緩衝液(pH 3.5):アセトニトリル (MeCN) (95:5, v/v)] 溶離液B (0.1% ギ酸含有MeCN)

LC condition 1 : 0-0.5100% A 0.5-6.8510%A/ 90% B 6.85-8.85100%

B (以上いずれもリニアグラジエントを使用した)、 8.85-10.85100% B。

LC condition 2 :同2: 0-270% A(アイソクラティック)、2-650%A/ 50%B (リ ニアグラジエント)6–1250%A/ 50%B (アイソクラティック) 12-2080% B ( ニアグラジエント)。注入量: いずれの分析に於いても1 μLとした。 PDAの走査波長

200–400 nm とし、化合物の特徴的な極大波長(例. 315、305、320 nm 等)でのビー

ク高さにより検量線を作成し定量した。

ESI-MS条件はm/z 30-650scan modeで測定し、desolvation temperature 400

℃、ion source150 ℃とcone voltage 40 Vとした。

LC condition 3 : 高速液体クロマトグラフはWaters ミレニアム2996 (PDA)、カ ラム及びカラム温度は和光製 Fluofix 120E column (4.6 mm ×150 mm i.d.5 μm) カラム温度 50℃にて使用した。流速は1.0 mL/分とし、溶離液は、MeOH:H2O = (52:

48, v/v) とし、注入量は10 μLとし、PDAの検出波長は200 - 400 nmとした。

2-3. 試料(市販脱法ハーブ製品)

平成2111月~241月の期間にて都内の店舗またはインターネットにて一般に 市販されていた試料総数87 検体を使用した。

2-4. 試薬類及び使用動物

本研究に使用したギ酸アンモニウム、HexaneAcOEtCHCl3MeOHは㈱和光試薬 製試薬特級を使用した。0.1 %ギ酸含有アセトニトリルは同社製LCMS用、CDCl3、C D3ODは同社製NMR測定用、ジメチルスルホキシド(DMSO) JWH-015(31) は同社

(10)

製生化学用を使用した。JWH-250(2)、AM-694(3)、RCS-4(4)、JWH-210(5)、JWH-122(6)、

(2-methoxy- phenyl)(1-pentyl-1H-indol-3-yl)methanone(7)、AM-2201(8)、[1-(5-Hydroxype ntyl)-1H-indol-3-yl](naphthalen-1-yl)methanone (AM-2202, 9)[1-(4-Pentenyl)-1H-indol-3 -yl](naphthalen-1-yl)methanone(10)(2-Iodophenyl)[1-(1-methylazepan-3-yl)-1H-indol-3-yl]

methanone(29)はいずれも市販製品から単離精製し、構造を確定した上で使用した192

3)。また単離精製した化合物のうち、各種機器データを文献値と比較することで同定 し、使用したものは、JWH-018(1) 17)、4-Me-AM2201(22)25)、AM-1220(23) 26)、AM-12 20-azepaneindol(24) 27) 、APICA(25) 26)、APINACA(26) 26)である。

JWH-019(11)JWH-073(12)JWH-251(13)JWH-200(14)JWH-081(15)JWH-015(16) JWH-203(17)JWH-203Clの位置異性体であるJWH-203, 3-chloro isomer(18)、同4 -chlo-ro isomer(19) 、WIN-55212-2(21)、JWH-307(27)、 AM-2233(28)はCayman社製 を使用した。Pravadoline(20) BIOMOL International社製を使用した。次頁に本研究 で扱った化合物 (1-28)の化学構造の一覧を図2-4-1, 2 に示す。

AM-281Tocris Bioscience 社製、guanosine 5’-diphosphate (GDP) 8-cyclopentyl- 1,3-dipropylxanthine (DPCPX) 、fatty-acid free bovine serum albumin (BSA)はSigma- Aldrich製を使用した。[35S]GTPγS (46.25 TBq/mmol) はPerkin Elmer社製、scintillati on cocktail National Diagnostics 製を使用した。

Male Sprague-Dawley (SD) ラットは300-400 g のものを日本Charles Riverより購 入した。

12-O-tetradecanoylphorbol-13-acetate (TPA)Cancer Research Inc. より購入し、7,12 -dimethylbenz[a]anthracene(DMBA) 、indometacin、hydrocortisoneはシグマアルドリッ チより購入した。

Female ICR マウスは日本SLC(静岡)より購入した。その他実験に使用した試薬は、

入手できるもののうち最も純度が高いものを使用した。

(11)

N O

I

F

N O

2-4-1. 本研究で扱った化合物一覧

3: AM-694 4: RCS-4

5: JWH-210 6: JWH-122

N O

7: (2-methoxyphenyl)(1-pentyl-

1H-indol-3-yl)methanone 8: AM-2201

N O

9: [1-(5-Hydroxypentyl)-1H- indol-3-yl](naphthalen-1-yl) methanone (AM-2202)

10: [1-(4-Pentenyl)-1H-indol-3-yl]

(naphthalen-1-yl)methanone

N

O OMe

2: JWH-250 1: JWH-018

11: JWH-019 12: JWH-073

13: JWH-251 14: JWH-200 15: JWH-081 16: JWH-015

N

N

O O

N O

(12)

19: JWH-203, 4-chloro isomer 18: JWH-203, 3-chloro isomer

17: JWH-203 20: Pravadoline

21: WIN-55212-2 22: 4-Me-AM2201

N O

N

23: AM-1220 24: AM-1220-azepaneindol

26: APINACA

25: APICA 27: JWH-307 28: AM-2233

図. 2-4-2 本研究で扱った化合物一覧

(13)

2-5. 市販脱法ハーブ製品に含まれる薬物の単離方法

JWH-250(2)、AM-694(3)、RCS-4(4)、JWH-210(5)、JWH-122(6)、(2-methoxyphenyl)(1 -pentyl-1H-indol-3-yl)methanone(7)AM-2201(8)[1-(5-Hydroxypentyl)-1H-indol-3-yl](na phthalen-1-yl)methanone (AM-2202, 9)[1-(4-Pentenyl)-1H-indol-3-yl](naphthalen-1-yl)m

ethanone(10) はいずれも市販製品から単離精製し、構造を確定させて使用した 1922)

以下にこれら各化合物の単離方法と性状を記す。

2-5-1. JWH-250 (2) の単離

平成2111月に入手した市販品の内容物約1 g MeOH 100mLで超音波抽出し、

抽出液は減圧濃縮し、MeOH抽出物 45 mg を得た。MeOH抽出物をCHCl3 1 mL に溶解し、予めシリカゲル A を用いヘキサン(Hexane) にて平衡化させたオープンカ ラム(15cm × 10mm i.d.)に負荷し、Hexane-AcOEt 系でのグラジエント溶出を実施し た。Hexane/AcOEt=100/0(V/V)Fraction 1-7 (30 mL ずつ)Fr. 8-15 (95/530 mL) Fr. 16-26 (90/1010mL) の画分に分け、Fr.18-20より化合物2 (15 mg)を得た19)

2-5-2. AM-694 (3) と(4-methoxyphenyl)(1-pentyl-1H-indol-3-yl)methanone(RCS-4,4) の単離

平成2210月に入手した市販品の内容物約3 g MeOH 100mLで超音波抽出し、

抽出液は減圧濃縮し、MeOH抽出物 250 mg を得た。MeOH抽出物をCHCl3 1 mL に溶解し、予めシリカゲルA を用い、Hexaneにて平衡化させたオープンカラム (27 cm × 25 mm i.d.) に負荷した。これをHexane-AcOEt系でのグラジエント溶出によ り精製した。

Fraction 1-7、Hex/AcOEt=100/0(V/V)、50 mLずつ)、Fr. 8-25 (100/10、30 mL)、Fr.

26-43 (100/1530 mL) Fr. 44-61 (100/2030 mL)Fr. 62-79 (100/3030 mL) の画分に分け、Fr.70-72 より化合物 3 (15 mg)Fr.29-31 より化合物4 (18 mg)を得た

20)

2-5-3. JWH-210 (5) の単離

平成 22 10 月に入手した市販品の内容物約 1.5 g MeOH 50 mL で超音波抽出 し、抽出液は減圧濃縮し、MeOH 抽出物 200 mg を得た。MeOH 抽出物をCHCl3 1mL に溶解させ、予めシリカゲルB を用いヘHexaneにて平衡化させたオープンカラ

(14)

ム(26 cm × 25 mm i.d.) に負荷した。これをHexane-AcOEt系でのグラジエント溶出 により精製した。Fraction 1-2、Hex/AcOEt [100/0 (V/V)、100 mL]、Fr. 2-47 (100/25、

100 mL)に分画した。Fr.5-6より化合物5 (42 mg)を得た20)

2-5-4. JWH-122 (6) の単離

平成 22 10 月に入手した市販品の内容物約 1.5 g MeOH 50 mL で同様に抽出 し、MeOH 抽出物 300 mg を得た。MeOH 抽出物を CHCl3 1 mL に溶解させ、シ リカゲルC を用い、予めHexaneにて平衡化したオープンカラム (26 cm × 25 mm

i.d.) に負荷しようと試みたが、この時のMeOH抽出物がCHCl3に充分溶解しないこと

が判明した。そこで、MeOH 抽出物に 1 mL 0.1 mol/L-アンモニア水を加え溶解さ

せたのち CHCl3 1 mLを加え、硫酸ナトリウムで脱水し、ろ過した。CHCl3層を減圧

濃縮し、この残留物を再びCHCl3 1 mLに溶解させたのち、これを上述のカラムに負 荷し、Hexane-AcOEt系でのグラジエント溶出により精製した。Fraction 1、同(100/0(V /V)100 mL)Fr. 2 (100/5100 mL)Fr.3-4 (100/1030 mL)Fr.5-8 (100/2050 mL)。Fr.6より化合物6 (60 mg)を得た 20)

2-5-5. (2-methoxyphenyl)(1-pentyl-1H-indol-3-yl)methanone (7)、AM-2201 (8) の単離 平成 23 1月に入手した市販品の内容物約 1.5 g MeOH 100 mL 2回超音波 抽出しMeOH 抽出物 250 mg を得た。MeOH 抽出物をCHCl3 mL に溶解させ、ヘ キサンで予め平衡化させた充填済シリカゲルカラム(A) に負荷し、Hexane-AcOEt系で のグラジエント溶出により精製した。Fraction 1-12、同(100/0(V/V)、15 mL)、Fr. 13- 35、(95/5、100 mL)、Fr.36-58 (92/8、15 mL)、Fr.59-69 (90/10、10 mL) 。Fr.61-64 り化合物7 (10 mg)を得た。また Fr.45-48より化合物8 (8 mg)を得た21)

2-5-6. [1-(5-hydroxypentyl)-1H-indol-3-yl](naphthalen-1-yl)methanone (AM-22029) [1-(4-pentenyl)-1H-indol-3-yl](naphthalen-1-yl)methanone (10)の単離

平成236月に入手した市販品の内容物約6 g MeOH 100mLで二回超音波抽出 し、抽出液は減圧濃縮してMeOH抽出物 250 mg を得た。MeOH抽出物をCHCl3

に溶解させ、Hexane で予め平衡化させた充填済シリカゲルカラム A に負荷し、Hexa ne-AcOEt系でのグラジエント溶出により精製した。Fraction 1-20 (同100/0(V/V)、20

(15)

mL)、Fr. 21-40 (97/3、20 mL)、Fr.41-60 (90/10、20 mL)、Fr.61-80 (80/20、20 mL)、

Fr.81-100 (70/30、20 mL)、Fr.101-120 (60/40、20 mL)、Fr.121-140 (50/50、20 mL)。F r.26-33より化合物10 (8 mg)を得た 22)

また Fr.121-140 を合わせ、減圧濃縮し、残留物を CHCl3 に溶解させ、充填済シリ

カゲルカラムB負荷し、Hexane-AcOEt系でのグラジエント溶出により精製した。Fra ction 1-2 (同100/0(V/V)、100 mL)、Fr. 3-4 (90/10、100 mL)、Fr.5-6 (80/20、100 mL)、

Fr.7-8 (70/30、100 mL)、Fr.9-10 (60/40、100 mL)、Fr.11-24 (55/45、20 mL)。Fr.12-1 6より化合物9

(7 mg)を得た22)

2-6. 合成カンナビノイドのG-タンパク結合実験法

ラット脳シナプトソームは、エーテル麻酔下切断したラット頭から脳を速やかに摘 出後、サポニン処理後精製した。得られたシナプトソームは-80度で保存した。G-タ ンパク結合作用は、10 mM 8-cyclopentyl-1,3-dipropylxanthine (DPCPX)含有緩衝溶液中 で実施した。活性化値は、被検物質で活性化した[35S]GTPγS結合値からコントロール 値を差し引いて求め、活性化曲線を作成し、被検物質の50 %活性化濃度(EC50) を求め た。測定可能な最高濃度でも最大活性化値が得られなかった物質につては、basal 結合に対する活性化した割合 Emax(%)で示した21)

2-7. マウス耳殻TPA法抗炎症活性試験法

マウスの右耳の内・外耳殻にアセトンに溶解させたTPA (1 μg, 1.7 nmol) を塗布し、

炎症を誘発させた。被検物質は TPA塗布前の 30 分前に可溶な有機溶媒に溶解し、同 一部位に塗布した。抑制効果は、処置前と最大腫脹とされる6時間後に、pocket thick

ness gauge (株式会社ミツトヨ製)で測定した。対照は被検物質の代わりに、被検物質

を溶解させた溶媒のみを塗布した時の腫脹厚であり、その比較から一定濃度での50 % 抑制量「ID50 (nM/ear)」を算出した24)

(16)

2-8. DMBA及びTPAによる二段階発癌抑制試験法

マウス(7週)の背中の体毛を電気カミソリで剃り、発癌物質であるDMBA 50mg 単回塗布しイニシエーションとした。次いでTPA 1 mgによるプロモーションを週二 回実施した。被検物質はいずれも、CHCl3/MeOH = 1/1 (v/v) 混液に溶解させ、TPA 処理の30分前に塗布した。週一回背部の毛を剃り、また皮膚癌の数を一週間おきに測 定し、これを20週間にわたり継続した。試験区と対象区はそれぞれ 15匹とし、統計 処理はpercentage of mice with papillomas (%) は片側検定Fisher’s exact test法によ り、papillomas/mouse Steel’s comparison test を用い、対照群との有意差 (**: p<0.

01, *:p< 0.05) を求めた 24)

(17)

第3章 (解析と考察)

市 販 脱 法 ハ ー ブ 製 品 に 混 入 さ れ る 薬 物 の 単 離 精 製 法 、 単 離 成 分 の 構 造 解 析 、

LC/PDA/MS及びGC/MSによる分析及び薬物成分の含有実態調査

3-1. 市販脱法ハーブ製品に混入される薬物の単離精製法

市販脱法ハーブ製品の詳細な製造方法は不明であるが、多くの製品の外観・性状の 観察結果では、薬物が植物表面に留まっているように観察されることから、それらの 製造方法は、合成薬物を可溶性の溶媒に溶かし、植物素材と混合し製造していると推 測された。

従って薬物の単離に際しては、植物成分をできるだけ抽出しないことを意図し、製 品を微粉末としないで行った。また多くの合成カンナビノイドが有機溶媒に溶ける性 質があるため、抽出溶媒はMeOHを採用した20)。溶媒量は試料の状態により適宜変更 したが、およそ内容物の30100倍量のMeOHを加え、30 分間超音波抽出した。MeOH 抽出液をろ過し、MeOH抽出液を合わせ、40℃の水浴中で減圧濃縮を行った。抽出物 は、オープンまたは中圧カラムクロマトグラフで精製した。展開溶媒はTLCによる分 離を指標にして決定した。

オープンカラムクロマトグラフィ-では、MeOH抽出物重量の約 100倍量のシリカ ゲルを用いた。

中圧カラムクロマトグラフィ-では、あらかじめ Hexane で平衡化した充填済シリ カゲルカラムに MeOH 抽出物を MeOH または CHCl3に溶解させ負荷し、カラムクロ マトグラフを実施した。

3-2. 単離成分の構造解析

単離した210は既出の論文2832) において、1H-NMR及び13C-NMRシグナルの帰 属がなされていないので、各種NMRスペクトルを測定し帰属を行った。

3-2-1. 2の構造解析

単離した2は無色油状物質であった。Electron Spray Ionization Mass Spectrometry (ESI-MS) [M+H]+ m/z: 336. Hig Resolution(HR) ESI-MS [M+H]+ m/z: 336.1956 (Calcd for C22H26NO2: 336.1958). Electron Impact - Mass Spectrometry (EI-MS) m/z: 335 (M+, 10),

(18)

214(100), 144(20), 116(10), 91(5). UV λmax (MeOH) nm (log ε): 304 (4.2), 246(4.2), 212(4.5).

NMRデータは表3-2-1に、二次元NMRの相関は図3-2-1に記載した。構造解析の結

2は既にHuffman らにより報告された合成カンナビノイドJWH-250であると同定

した 19, 28 )

3-2-2. 3 4 の構造解析

3は淡茶色物質で、ESI-MS [M+H]+ m/z: 436. HR-ESI-MS [M+H]+m/z: 436.0575 (Calcd for C20H20FINO: 436.0568). EI-MS m/z: 435 (M+, 70), 232(100), 220(50). UV λmax (MeOH) nm (log ε): 315 (4.2), 252(4.2), 213(4.5).

4は淡茶色物質で、ESI-MS [M+H]+m/z: 322. HR-ESI-MS [M+H]+m/z: 322.1797 (Calcd for C21H24NO2: 322.1802). EI-MS m/z: 321 (M+, 100), 264(70), 135(60). UV λmax

(MeOH) nm (log ε): 321 (4.0), 263(4.0), 213(4.4).

以上 3-4 NMRデータは表3-2-2に、二次元NMRの相関は図3-2-2に記載した。構 造解析の結果 3Makriyannis らにより報告された合成カンナビノイドであるAM- 694 (3) と同定した 20, 29 )。4 は(4-methoxyphenyl)(1-pentyl-1H-indol-3-yl)methanone (RCS-4)であると同定した 20 )

3-2-3. 5 6の構造解析

5 は無色油状物質で、ESI-MS [M+H]+ m/z: 370. HR-ESI-MS [M+H]+ m/z: 370.2163 (Calcd for C26H28NO: 370.2165). EI-MS m/z: 369 (M+, 100), 214(50), 144(30). UV λmax (MeOH) nm (log ε): 316 (4.1), 246(4.0), 222(4.7).

6は無色油状物質で、ESI-MS: [M+H]+m/z: 356. HR-ESI-MS [M+H]+m/z: 356.2017 (Calcd for C25H26NO: 356.2009). EI-MS m/z: 355 (M+, 100), 214(64), 144(40). UV λmax (MeOH) nm (log ε): 317 (4.1), 246(4.0), 221(4.7).

5-6 NMRデータは表 3-2-3に、二次元NMRの相関は図 3-2-3に記載した。構造 解析の結果、5 6 はいずれも Huffman らにより報告された合成カンナビノイド JWH-210(5) 及びJWH-122(6)と同定した20, 30 )

3-2-4. 7 8 の構造解析

単離した7は文献未記載の化合物で、淡茶色油状物質であった。ドラーゲンドルフ 試液に陽性で、ESI-MS [M+H]+ m/z; 322、HR-ESI-MS [M+H]+ m/z: 322.1802 (Calcd

(19)

for C21H24NO2: 322.1797). EI-MS m/z: 321 (M+, 100), 264(75), 135(50). UV λmax (Me OH) nm (log ε): 314 (3.9), 253(3.8). 74と分子式が同じで、UV吸収スペクトルは

215, 252, 313 nmに極大吸収を示し、74のアナログ化合物であると考えられた。

そこで、各種 NMRスペクトルを測定し、7を構造解析したところ、RCS-4 (4) におけ 4位のメトキシル基が2位のメトキシル体となった(2-methoxyphenyl)(1-pentyl-1H- indol-3-yl)methanone であると決定した 21)

8は淡茶色油状物質であった。ESI-MS: [M+H]+ m/z; 360. HR-ESI-MS [M+H]+m/z:

360.1753 (Calcd for C24H23FNO: 360.1758). EI-MS m/z: 359 (M+, 100), 232(80), 127(70).

UV λmax (MeOH) nm (log ε): 315 (3.7), 248(3.5), 218(4.5). 8Makriyannis らにより報告 された合成カンナビノイドである AM-2201であると同定した21, 29)

以上7-8 NMRデータは表 3-2-4に、二次元NMR の相関は図 3-2-4に記載した。

3-2-5. 910の構造解析

9は淡黄色油状物質であった。ESI-MS [M+H]+ m/z: 358. HR-ESI-MS [M+H]+ m/z:

358.1799 (Calcd for C24H24NO2: 358.1802). EI-MS m/z :357 (M+, 100), 284(53), 127(5 5), 230(50). UV λmax (MeOH) nm (log ε): 316 (4.2), 247(4.1), 218(4.9).

10は淡黄色油状物質であった。ESI-MS [M+H]+ m/z: 340. HR-ESI-MS [M+H]+ m/z:

340.1694 (Calcd for C24H22NO: 340.1696). EI-MS m/z :339 (M+, 100), 155(60), 127 (45), 212(40). UV λmax (MeOH) nm (log ε): 315 (3.7), 246(3.6), 218(4.6).

9-10 NMRデータは表 3-2-5 に、二次元NMRの相関は図3-2-5 に記載した。

構造解析の結果、9JWH-018 (1) のヒドロキシ体である[1-(5-hydroxypentyl)-1H- indol-3-yl](naphthalen-1-yl)methanone (AM-2202)であると同定した22, 31)

また101のインドール側鎖の末端が二重結合となった化合物 [1-(4-pentenyl)-1H- indol-3-yl](naphthalen-1-yl)methanone であると同定した 15, 32)

(20)

N o.

13

C ( 125M H z) 1 193 .1 2 41. 0 2' 135 .0 3' 116 .2 3' a 126 .9 4' 122 .9 5' 122 .4 6' 123 .1 7' 109 .7 7' a 136 .7 1' ' 124 .8 2' ' 157 .1 3' ' 110 .6 4' ' 128 .1 5' ' 120 .8 6' ' 13 1. 1 1' '' 47. 2 2' '' 29. 6 3' '' 29. 1 4' '' 22. 3 5' '' 14. 1 O -M e 55. 3 6. 93 (1H , br .t, J = 7. 4 H z) 4. 13 ( 2H , t, J = 7. 4 H z) 7. 28 ( 1H , m ) 1. 88 ( 2H , quint et, J = 7. 4 H z)

1

H ( 500 M H z) -

4. 18 ( 2H , s ) 7. 88 ( 1H , s ) - 7. 29 (1 H , m , ove rl appe d) 7. 29 (1 H , m , ove rl appe d)

8. 42 ( 1H , m )

- 3. 83 ( 3H , s )

1. 37 (2H , s ixt et like , ove rla pp ed)

7. 33 ( 1H , m ) - - - 1. 31 (2H , q ui nte t li ke , ov er la ppe d) 0. 91 ( 3H , t, J = 7. 4 H z)

6. 89 (1H , br .d , J = 8. 0 H z) 7. 24 (1H , td, J = 8. 0, 1. 7 H z)

3-2 -1 . JW H -2 50 ( 2 ) の N M R データ (C D C l 3 )

(21)

N

O O M e 1 2 2' 7'

3' a 4' 5' 6' 7' a 1''' 2''' 3''' 4''' 5'''

2''

3''

4'' 5'' 6'' 1'' 3' 図 3-2 -1 . JW H -2 50 ( 2 ) の N M R 相関 : H M B C : 1 H - 1 H C O S Y

(22)

3- 2- 2. A M -694 ( 3 )

(4 -m et ho xy ph enyl )( 1- pe nt yl -1 H -i ndo l- 3- yl )m et ha no ne (R C S -4, 4 )

N M R

データ

(C D C l

3

)

13 C13 C 1191.2189.8 2'137.9136.1 3'115.4115.6 3'a126.7127.5 4'122.9122.7 5'122.8122.3 6'123.7123.3 7'109.9109.8 7'a137.0136.8 1''146.3133.5 2'' 92.5131.0** 3''139.6113.5*** 4''130.5162.2 5''127.7113.5*** 6''128.0131.0** 1''' 47.0 47.1 2''' 29.4 29.6 3''' 22.7 (d, J = 4 Hz*) 29.0 4''' 29.8 (d, J = 20 Hz*) 22.2 5''' 83.5 (d, J = 165 Hz*) 13.9 1''''- 55.4

(4-methoxyphenyl)(1-pentyl-1H-indol-3-yl)methanone (4) 3.89 (3H, s)-

AM-694 (3) 1.26 (2H, m, overlapped) 0.87 (3H, t, J = 6.9 Hz)

1.88 (2H, quint, J = 7.5 Hz) 1.34 (2H, m, overlapped) 7.84**(1H, brd, J = 6.9 Hz) 4.15 (2H, t, J = 7.5 Hz)

- 6.99*** (1H, brd, J = 8.6 Hz) 7.84** (1H, brd, J = 6.9 Hz) 6.99*** (1H, brd, J = 8.6 Hz)

- -

7.32 (1H, m, overlapped) 7.39 (1H, m, overlapped) 8.37, (1H, m) 7.32 (1H, m, overlapped)

- -

- 7.58 (1H, s )

1 H 7.91 (1H, brd, J = 8.0 Hz) 7.14 (1H, td,J = 7.6, 2.3 Hz) 1.89 (2H, quint, J = 7.4 Hz)

7.35 (1H, m, overlapped)

1 HNo. 4.45 (1H, t, J = 5.7 Hz) 4.35 (1H, t, J = 5.7 Hz)

7.45 (1H, m, overlapped) ) 4.12 (2H, t, J = 7.5 Hz) 1.44 (2H, m, overlapped) 1.68 (2H, m, overlapped)

- -7.29 (1H, s ) - - **, *** : overlapped

- 8.34, (1H, m) *: C-F coupling

7.34 (1H, m, overlapped) 7.34 (1H, m, overlapped) 7.39 (1H, m, overlapped) -

(23)

1 2'

3' 3' a 4' 5' 6' 7' 7' a 1' '' 2' '' 3' '' 4' '' 5' ''

2' ' 4' ' 5' ' 6' '

3' ' 1' ' N O O 1' ''' ( 3 ) ( 4 ) 1 2'

3' 3' a 4' 5' 6' 7' 7' a 1' '' 2' '' 3' '' 4' '' 5' ''

2' ' 5' ' 6' '

3' ' 1' ' N O

I F

4' ' 図 3- 2- 2. A M -6 94 ( 3 ) と (4 -m et ho xy ph en yl )( 1- pe nt yl -1 H -i nd ol -3 -y l) m et ha no ne (R C S- 4, 4 ) の N M R 相 関

: H M B C : 1 H - 1 H C O S Y

(24)

3- 2- 3 . J W H- 210 ( 5 )

JW H -122 ( 6 )

N M R

データ

(C D C l

3

)

13 C 1192.3 2'137.5 3'117.7 3'a127.1 4'123.0 5'122.7 6'123.8 7'109.9 7'a137.0 1''137.8 2''125.9 3''123.5 4''142.5 4''a132.0 5''125.8 6''126.2 7''126.8 8''126.0 8''a131.2 1''' 47.1 2''' 29.5 3''' 28.9 4''' 22.2 5''' 13.8 1'''' 26.2 2'''' 14.9

1.28, 2H, m, overlapped

- 8.13, 1H, d, J = 8.0 Hz 7.54, 1H, td,J = 7.8, 1.7 Hz 7.46, 1H, td,J = 7.7, 1.8 Hz

- -7.38, 1H, m, overlapped 1.44, 3H, t, J = 7.4 Hz

3.18, 2H, quartet, J = 7.5 Hz

0.85, 3H, t, J = 7.5 Hz

- 7.59, 1H, brd, J = 6.9 Hz 4.07, 2H, t, J = 7.5 Hz 1.80, 2H, quint, J = 7.5 Hz 1.26, 2H, m, overlapped

8.25, 1H, d, J = 8.0 Hz - 8.49, 1H, m 7.35, 1H, m overlapped 7.35, 1H, m overlapped 7.39, 1H, m, overlapped

No.JWH-210 (5) 1 H - 7.37, 1H, s, overlapped - -

13 C 192.3 137.9 117.8 127.2 122.9 123.17.36, 1H, m, overlapped 123.6 110.0 137.1 137.7 125.9 125.4 136.7 132.9 124.3 126.2 126.5 126.7 131.0 47.2 29.6 29.1 22.3 14.0 19.9 -

8.49, 1H, m 0.86, 3H, t, J = 7.4 Hz 2.79, 3H, s

1.32, 2H, m, overlapped 1.27, 2H, m, overlapped

- - -4.07, 2H, t, J = 7.4 Hz 1.82, 2H, quint, J = 7.4 Hz

- -7.48, 1H, ddd, J = 7.7, 6.9, 1.1 Hz 8.25, 1H, brd, J = 8.0 Hz

7.57, 1H, brd, J = 6.9 Hz 7.38, 1H, m, overlapped 8.08, 1H, brd, J = 8.6 Hz 7.56, 1H, td,J = 6.9, 1.1 Hz

- 7.37, 1H, brs, overlapped - - 7.36, 1H, m, overlapped 7.39, 1H, m, overlapped -

JWH-122 (6) 1 H

(25)

6'' 1 N O 2'

3' 3' a 4' 5' 6' 7' 7' a 1''' 2''' 3''' 4''' 5'''

1'' 2'' 3''

4'' 5'' 7'' 8'' 8'' a 4'' a 1'''' 2''''

( 5 ) 図 3- 2- 3. JW H -2 10 ( 5 ) と JW H -1 22 ( 6 ) の N M R 相 関

( 6 ) 6' ' 1 N

O 2'

3' 3' a 4' 5' 6' 7' 7' a 1' '' 2' '' 3' '' 4' '' 5' ''

1' ' 2' ' 3' '

4' '

5' ' 7' ' 8' ' 8' 'a 4' 'a 1' '''

6' ' 1 N

O 2'

3' 3' a 4' 5' 6' 7' 7' a 1' '' 2' '' 3' '' 4' '' 5' ''

1' ' 2' ' 3' '

4' '

5' ' 7' ' 8' ' 8' 'a 4' 'a 1' ''' : H M B C : 1 H - 1 H C O S Y

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