二重大学教育学部研究紀要 第 56巻 社 会科学 (2005)137‑145頁
アメ リカ家政学会誌掲載論文 にみ る 家族関係学の系譜 とその特質
吉本 敏 子 ・増 田 啓 子
The History and Characteristics of Family]R,lations Studies
in the Journa1 0f American HOme EcOnomics Toshiko YosHruoro and Keiko Mlsuol
本研究はアメ リカ家政学会誌に掲載 された家族関係領域の論文 252本を分析 し、 この領域の研究動向を明 ら かにす ることを目的とした。その結果、 この領域は全期間を通 して最 も少ない論文数であるがその数は年 々増 加 してきたこと、 中分類領域では 「 家族関係の現状」 と 「 現代の家族問題」 の研究が多か ったが、近年 は特 に
「 現代の家族問題」 の研究が多いことが明 らかにな った。 また、 中分類構成比で考察 した内容をほぼ追認す る ようなキーワー ドを確認できた。
1 . 緒
本研究 は、 アメ リカ家政学会誌 にみ る研究 内容の歴史 的推移 か ら、家政学 の本質 を探 ると同時 に今後 の家政学 のあ り方 につ いて考察 しようとす る もので あ る。 これ まですで に 「20世 紀 のアメ リカ家政学 の特質」 と して 1909年か ら 2000年 までのアメ リカ家政学会誌 に掲載 された論文 の全体像 を明 らかに し た。Dま た衣食住等 の 10領域 につ いて も分析 を行 い、各領域 の特徴 をまとめつつある。ゆ
本論文 で は、 アメ リカ家政学会誌 に掲載 された 2000年 までの論文 の中で、家族関係領域 に分類 され た論文 の研究動 向 とその特質 を明 らかにす ることを 目的 とす る。家族関係領域 の分析 につ いては、 日本 家政学会第 46回 大会 (1994年 5月 )に おいて、 1980年代 までのデータに基づ く分析結果 を報告 してお
り、本報告 はそれ に 1990年代 のデータを追加 して ま とめ る ものである。
2.資 料 お よ び研 究 方 法 1 ) 資 料
本論文 で用 いた資料 は、 アメ リカ家政学会創立 の 1909年か ら 2000年 (2000年度)ま で に発刊 され たアメ リカ家政学会誌計 890冊 である。 それ らの内訳 は以下 の通 りである。
① 」ournal of Homc EconOmiこ s(1909 Vol.l No.1〜 1994V01.86 No.2:計 742冊 )
② Home Economics RescarchJournal(1972 Vol.l No.1〜 1994.Vol.22 No.4:計 92冊 )
③ 」 ournal of Family and Consumer Sciehces(1994 Vol.86 No。 3〜 2000 Vol.92 NO.5:計 28冊 )
④ Family and Consumcr Sciences Rescarch」 ournal(1994V01.23 NO.1〜 2001 Vol.29 No.4:計 28冊 )
じ 日
要
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