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ペルー コロンビア : ペルーとコロンビア 違法鉱業対策で協力 2015 年 12 月 2 日付け地元紙によると ペルー外務省は ペルー コロンビア国境地帯の違法鉱業根絶を目的とした両政府の合同戦略の枠組みにおいて 11 月 日に国境地域違法鉱業対策調整グループによる 2 国間会議を実施

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2 ペルー・コロンビア:ペルーとコロンビア、違法鉱業対策で協力 2015 年 12 月 2 日付け地元紙によると、ペルー外務省は、ペルー・コロンビア国境地帯の違法鉱 業根絶を目的とした両政府の合同戦略の枠組みにおいて、11 月 26、27 日に国境地域違法鉱業対策 調整グループによる 2 国間会議を実施した旨明らかにした。 ペルー側代表団は外務省環境局が率いたほか、エネルギー鉱山省、環境省、国税庁、エネルギー 鉱業投資監督庁等の代表者らが出席した。国境地域違法鉱業対策調整グループは、2014 年 2 月 11 日に締結された両国間の MOU により設置された。 (2015.12.11 リマ 迫田昌敏) ペルー:鉱業石油エネルギー協会会長、主要大統領候補者らの鉱業政策は具体性に欠けると批判 2015 年 12 月 6 日付け地元紙によると、12 月 2 日から 4 日に Ica 州で企業幹部年次総会(CADE)が 開催され、ペルー主要企業の代表者のほか、2016 年大統領選挙の主要候補者が政策方針に関する講 演を行った。これに関して、鉱業石油エネルギー協会の Galvez 会長は、いずれの候補者も鉱業に 関しては具体的な政策方針を示さなかったとした一方、延期又は中止状態にあるプロジェクトを開 発に導く必要性を訴えていたほか、現政権と異なり、地域コミュニティにおける政府のリーダーシ ップや取り組みの必要性に言及していたと述べた。 その一方で、大統領候補者らによる鉱業政策は全体的に曖昧かつ根拠に乏しいと批判、具体的に は、Kuczynski 候補の提案は漠然としていたほか、Fujimori 候補はインフォーマルな(鉱業)活動を 肯定する発言をしていたと指摘。さらに Acuña 候補からは何も特別な発言がなかったほか、Garcia 候補は Canon 税に言及したものの知識の乏しさをさらけ出していたと批判した。 (2015.12.11 リマ 迫田昌敏) ペルー:Tumipampa 金プロジェクト、周辺部に銅金斑岩システムを捕捉

2015 年 11 月 11 日付け地元紙によると、Dynacor Gold Mines 社(本社:カナダ)は、Tumipampa 金 プロジェクト(Apurimac 州)の北東側に銅金斑岩システムを捕捉し、El Potro と名付けたと発表し た。地表調査の結果、El Potro は、1.7 キロメートル×0.75 キロメートルの広がりを持ち、Cu 0.012 ~0.22 %、Au 0.10~2.51 g/t の品位を示す露頭試料が得られたほか、斑岩システムに伴うスカル ンに、Ag、Cu、Mo、Pb、Zn の鉱徴も認められるという。

同社の Alonso Sanchez チーフジオロジストは、「Tumipampa 鉱床の高い金銅品位をもたらしたフ ィーダーシステムの一つを発見したという意味で大変有意義なことだ。また、斑岩鉱体の発見は、 この鉱床の地質学的評価に結び付く」とコメントした。 (2015.12.11 リマ 迫田昌敏) ペルー:鉱業石油エネルギー協会会長、鉱業投資回復に 5 年の見通し 2015 年 12 月 9 日付け地元紙によると、鉱業石油エネルギー協会の Galvez 会長は、金属市況の低 迷や国内の社会・環境争議等が原因で減退した鉱業投資の回復には、少なくとも 5 年程度が必要と の見通しを示した。会長は「ここ 2、3 年間は様々な理由からプロジェクトに対する許認可が下り ていないため、今後の投資レベルに影響が出るだろう。投資の減少は GDP の減退へとつながる。投 資回復には少なくとも 5 年かかる」とコメントした。 また、2015 年 1 月から 9 月までの鉱業投資額は前年比 14 %減となったが、今後も減少傾向は続

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3 き、2015 年の鉱業投資総額はおよそ 6,000 百万 US$となることを明らかにした。さらに、2016 年の 見通しとして、良くても 3,000 百万 US$、状況が悪化した場合には 2,000 百万 US$程度に落ち込む 可能性があるほか、投資は進行中の既存プロジェクトに集中するとの見通しを示した。 投資減退により、2016~2018 年までは鉱産物生産は増産するものの、Toquepala 鉱山拡張以外に 大規模なプロジェクトが存在していないことから、以降は頭打ちとなるとの見方を示した。 (2015.12.11 リマ 迫田昌敏) ペルー:2015 年 9 月鉱産物輸出額 エネルギー鉱山省によると、2015 年 9 月の鉱産物輸出額は 1,360 百万 US$となった。また、2015 年 1~9 月の鉱産物輸出額累計は 13,681 百万 US$で、前年を 11.1 %下回った。9 月までの累計輸出額内 訳は、亜鉛 9.1 %増(1,166 百万 US$)と鉛 2.2 %増(1,125 百万 US$)を除いて、銅 13.8 %減(5,740 百万 US$)、モリブデン 31.8 %減(181 百万 US$)、金 4.2 %減(4,819 百万 US$)等と減少した。

(単位:百万 US$) 2015 年 2014 年 2015 年 累計前年比 9 月 1~9 月 1~9 月 1~9 月 銅 569 6,657 5,740 -13.77 % 金 531 5,028 4,819 -4.16 % 亜鉛 111 1,069 1,166 9.07 % 銀 4 287 97 -66.20 % 鉛 105 1,101 1,125 2.18 % 錫 23 430 255 -40.70 % 鉄鉱石 7 529 273 -48.39 % モリブデン 9 265 181 -31.70 % その他 1 22 24 9.09 % 鉱産物合計 1,360 15,388 13,681 -11.09 % (2015.12.11 リマ 迫田昌敏)

パナマ:加 Pershimco Resources 社、2016 年に Cerro Quema 金プロジェクトの開発を開始 2015 年 12 月 9 日付け業界紙等によると、加 Pershimco Resources 社(本社:ケベック州ルイー ヌ・ノランダ)は、パナマに保有する Cerro Quema 金プロジェクトに関し、初期投資コストを削減 し 2016 年初頭から開発を開始する計画を明らかにした。 同社は、同プロジェクトに関し 2014 年に実施したプレ FS により、粗鉱処理量 10,000 t/日、金生 産量 2.44 t/年、鉱山寿命 5.3 年、初期投資コスト 117 百万 US$と見積もっていた。同社によると、 設備投資額と電力に係る燃料費を圧縮することにより初期投資コストを削減する。また、2016 年初 頭から開発を開始し、翌 2017 年に金生産を開始する見通しを示している。 (2015.12.14 メキシコ 縄田俊之) メキシコ:メキシコで操業中の主要金鉱山の 2015 年 Q3 における金生産コスト 2015 年 12 月 7 日付け業界紙等によると、メキシコで操業中の主要金鉱山の本年 Q3 における金 生産コストは、以下のとおり。 <金生産コスト:500 US$/oz 未満>

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4 ◯Ciénega 鉱山(Fresnillo 社):297 US$/oz ◯La Herradura 鉱山(Fresnillo 社):490 US$/oz ◯Pinos Altos 鉱山(加 Agnico Eagle 社):392 US$/oz

◯Crestón Mascota 鉱山及び La India 鉱山(加 Agnico Eagle 社):436 US$/oz ◯El Gallo 鉱山(加 McEwen Mining 社):454 US$/oz

<金生産コスト:500~799 US$/oz>

◯San Dimas 鉱山(加 Primero Mining 社):507 US$/oz ◯La Colorada 鉱山(加 Argonaut Gold 社):568 US$/oz ◯El Águila 鉱山(加 Gold Resources 社):603 US$/oz ◯Cerro San Pedro 鉱山(加 New Gold 社):731 US$/oz <金生産コスト:800 US$/oz 以上>

◯Mercedes 鉱山(加 Yamana Gold 社):865 US$/oz ◯El Castillo 鉱山(加 Argonaut Gold 社):915 US$/oz ◯Mulatos 鉱山(加 Alamos Gold 社):979 US$/oz ◯El Chanate 鉱山(加 Alamos Gold 社):994 US$/oz ◯San Francisco 鉱山(加 Timmins Gold 社):1,026 US$/oz ◯Los Filos 鉱山(加 Goldcorp 社):1,275 US$/oz

(2015.12.14 メキシコ 縄田俊之) メキシコ:Fresnillo 社の Saucito 多金属鉱山にて流出事故発生 2015 年 12 月 9、10 日付け業界紙等によると、Fresnillo 社は、12 月 6 日に Zacatecas 州に保有 する Saucito 多金属鉱山において、選鉱工場から尾鉱を繋ぐパイプラインの一部から非毒性溶液が 流出する事故が発生した旨を明らかにした。 環境保護連邦検察庁(PROFEPA)によると、流出した非毒性溶液の量は約 450 t で、一部同鉱山に隣接 する工業用地へも流出したが、これまでのところ制限された区域内に留まっており、同鉱山の操業にも 影響はない。 なお、事故現場の復旧と事故原因の究明は今月 11 日までには終了する見通しである。 (2015.12.14 メキシコ 縄田俊之) メキシコ:Minera Frisco 社、債務状況と金属市況の影響により格付けを下げる

2015 年 12 月 9 日付け業界紙等によると、格付機関である Moody's 社は、Minera Frisco 社の債 務状況と昨今の金属市況下落・低迷を踏まえ、同社の格付けを B1 から B2 へ下げた。

Moody's 社によると、Minera Frisco 社が保有する鉱山の中でも最も重要な El Coronel 金・銀鉱 山及び Concheño 金・銀鉱山における生産量減少により、基礎的な収益力が低下している。なお、 今後の期待できる点としては、Tayahua 鉱山の拡張による生産量の大幅増加や、同社が保有する他 の鉱山における多様化の推進が考えられる。 (2015.12.14 メキシコ 縄田俊之) メキシコ:銀市況下落・低迷がメキシコにおける中小銀生産企業を直撃 2015 年 12 月 9 日付け業界紙等によると、銀市況の下落・低迷は、メキシコで操業する銀生産企

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業に多大な影響を及ぼしており、特に中小規模の銀生産企業においては債務不履行を避けるための 資産管理の手立てを喪失する等の危機に直面している。以下に具体例を示す。

◯加 Aurcana 社(本社:バンクーバー)

本年 10 月、借入金返済の遅延により債権者である Orion Mine Finance 社との間で事業再編に係 る合意に基づき、Queretaro 州に保有する La Negra 銀鉱山の所有権を放棄する決定を下した。こ れにより、Aurcana 社は、本年 12 月に同鉱山の所有権譲渡が完了次第、米国 Texas 州に保有する Shafter 銀プロジェクトに集中することとなる。なお、同社の本年 Q3 の財務状況は、銀市況の下 落・低迷により前年同期の 0.6 百万 US$の純益から 1 百万 US$の損益へと転落した。 ◯英 Arian Silver 社(本社:ロンドン) 2014 年 10 月に Quintana Resources 社との間で締結した協調融資に関し、本年 11 月に債務不履 行の通達を受けたことにより、Zacatecas 州に保有する San José 多金属プロジェクトの所有権 を放棄することとなった。なお、同社は、Quintana Resources 社との契約に基づく新規子会社を 通じてメキシコ国内にある他のプロジェクトを継続することとなる。

◯加 Santacruz Silver 社(本社:バンクーバー)

本年 11 月、CrediPresto 社からの 9.5 百万 US$の新規融資により、債務のリストラを実施する旨 を発表した。なお、同社は、San Luis Potosí 州に Rosario 多金属プロジェクト、Sonora 州に San Felipe 多金属プロジェクト及び Durango 州に Gavilanes 多金属プロジェクトを保有するほか、 最近 Zacatecas 州に Veta Grande 多金属プロジェクトを買収した。

(2015.12.14 メキシコ 縄田俊之)

メキシコ:Guanajuato 州、鉱業地区地域開発委員会を設置

2015 年 12 月 9 日付け業界紙等によると、Guanajuato 州の Miguel Márquez Márquez 州知事は、 同州内の Guanajuato、San José Iturbide 及び Celaya 各自治体における 15 の地域コミュニティ、 合計 8 千世帯以上に対し、社会的・経済的利益となる鉱業地区に係る地域開発を促進するための委 員会を設置した旨を報告した。 同知事によると、同委員会は州政府・自治体、鉱業企業及び地域コミュニティ代表により構成さ れ、2014 年 1 月に施行された鉱業特別税等による税収から各州政府・自治体に配分される分配金 22 百万ペソ超に関し、当該地域コミュニティの持続可能な開発が実施されるよう適切な使途を検 討する場となる。当該分配金の具体的な使途としては、社会、環境及び都市開発に係る公共工事を 始め、学校、道路、廃棄物処理場、排水及び自然保護の整備に適用される。 (2015.12.14 メキシコ 縄田俊之) メキシコ:金属市況下落・低迷にもかかわらず、メキシコで鉛・亜鉛生産量上位企業は生産量を 伸ばす 2015 年 12 月 10 日付け業界紙等によると、昨今の金属市況下落・低迷にもかかわらず、メキシコ にて鉛・亜鉛生産量上位 4 社は、本年 Q3 における生産量を伸ばしている。 メキシコにて亜鉛生産量上位 4 社による本年 Q3 における亜鉛生産量は、前年同期の 131,392 t から 15.3 %増加し 151,551 t であった。また、鉛生産量上位 4 社による本年 Q3 における鉛生産量は、前 年同期の 45,879 t から 9.23 %増加し 50,113 t であった。 亜鉛生産量上位 4 社の本年 Q3 における実績は、以下のとおり。

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6 ◯Peñoles 社

Naica 鉱山が操業休止に見舞われたものの、Bismark 鉱山、Fresnillo 鉱山及び Saucito 鉱山の増 産により、前年同期の 66,609 t から 67,116 t へと増加。

◯加 Goldcorp 社(本社:バンクーバー)

Peñasquito 鉱山における品位向上により、前年同期の 36,741 t から 50,576 t へと増加。 ◯Minera Frisco 社

Asientos 鉱山の減産はあったものの、Tayahua 鉱山及び San Francisco del Oro 鉱山の増産によ り、前年同期の 14,724 t から 17,562 t へと増加。 ◯Southern Copper 社 Charcas 鉱山の増産により、前年同期の 13,318 t から 16,297 t へと増加。 また、鉛生産量上位 4 社の本年 Q3 における実績は、以下のとおり。 ◯加 Goldcorp 社(本社:バンクーバー) Peñasquito 鉱山における品位向上により、前年同期の 16,783 t から 22,317 t へと増加。 ◯Peñoles 社

Ciénega 鉱山、Tizapa 鉱山、Bismark 鉱山、Fresnillo 鉱山及び Saucito 鉱山が増産したものの、 Naica 鉱山が操業休止により、前年同期の 19,921 t から 18,622 t へと減少。

◯Minera Frisco 社

Asientos 鉱山の減産はあったものの、Tayahua 鉱山及び San Francisco del Oro 鉱山の増産によ り、前年同期の 4,773 t から 5,208 t へと増加。

◯加 First Majestic Silver 社(本社:バンクーバー)

La Parrila 鉱山の増産はあったものの、Del Toro 鉱山の減産により、前年同期の 4,402 t から 3,966 t へと減少。

(2015.12.14 メキシコ 縄田俊之)

米:Nyrstar 社、Middle Tennessee 亜鉛鉱山をケア・アンド・メンテナンス状態に

2015 年 12 月 7 日、スイスに本社を置く鉱山会社 Nyrstar 社は、昨今の金属価格の低迷に対処する ため、米国 TN 州で操業する Middle Tennessee 亜鉛鉱山をケア・アンド・メンテナンス状態に置くと 発表した。同鉱山は 3 つの鉱山と 1 つの選鉱場から成っており、年間で約 50,000 t の精鉱を生産し ている。同鉱山の生産休止により、近隣の Nyrstar Clarksville 製錬所における亜鉛生産量が約 7 % (約 9,000 t)減少する見込み。 同社では、引き続き鉱山における支出削減を進めるが、価格低迷が続く場合には将来の更なる鉱 山操業の停止も視野に入れており、2016 年の間に大部分又は全ての鉱山を売却するプロセスを完 了させる予定としている。 (2015.12.7 バンクーバー 山路法宏) 米:Freeport-McMoRan、更なる資本支出及び金属生産の削減を発表 2015 年 12 月 9 日、米 Freeport-McMoRan は、石油・ガス分野での資本支出計画の更なる見直しを 行うと共に、銅及びモリブデンの生産量を一層削減し、普通株の配当も停止すると発表した。 石油・ガス分野では既に 2015 年 8 月に長期的プロジェクトへの投資を遅らせることを明らかに しているが、見直しの結果、年間 20 億 US$としていた 2016 年及び 2017 年の資本支出を更に削減

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7 し、2016 年は 18 億 US$、2017 年は 12 億 US$とした。鉱業においては、これまでに発表したキャッ シュフローを最大化するための投資計画や資本コストの見直しを進めており、AZ 州の Sierrita 鉱 山の閉山やモリブデンを主産物とする鉱山での生産量の更なる削減等の追加対策も検討している ほか、わずかながら鉱山資産の一部売却の可能性についても評価を行っている。 更に同社は、普通株に対する年間一株当たり 0.20 US$、総額 2.4 億 US$にもなる配当を停止し、 市場低迷期における同社の手元資金の流動性を強化する方針も明らかにした。 (2015.12.9 バンクーバー 山路法宏)

加:Champion Iron 社、Bloom Lake 鉄鉱石鉱山及び関連鉄道資産等を買収

2015 年 12 月 14 日、鉄鉱石の探鉱・開発会社である Champion Iron Limited(Champion Iron 社)は 100 %子会社である Quebec Iron Ore Inc.を通じ、現在カナダの企業債権者整理法(CCAA)の下で経 営再建中の Cliffs Natural Resources Inc.(Cliffs 社)関連会社より、QC 州の Bloom Lake 鉱山資産 (関連鉄道資産含む)及び Quinto Mining 社の鉱区を買収する資産購入契約を締結したと発表した。 Bloom Lake 鉱山及び Quinto 鉱区を現金 10.5 百万 C$といくらかの負債の肩代わりと引き換えに 取得する。また本契約には、QC 州政府により現在 41.7 百万 C$と評価されている環境修復義務も含 まれている。QC 州上位裁判所の承認が得られれば、2016 年第 1 四半期中の取得が見込まれている。

Cliffs 社は、米国鉄鉱石事業以外のノンコア資産の売却を進めており、Bloom Lake 鉱山は 2015 年 1 月に操業を停止して売却を進めていた。

(2015.12.14 バンクーバー 山路法宏)

加:カナダ鉱業協会、TSM イニシアティブにおける廃さい管理に関する評価レポートを発表 2015 年 12 月 8 日、カナダ鉱業協会(Mining Association of Canada:MAC)は、持続可能な鉱業に 向けた(TSM:Towards Sustainable Mining)イニシアティブの取り組みの下で、廃さい管理の要求 事項やガイダンスに関して独立したタスクフォース(TF)が実施したレビューの最終報告書を受領 したと発表した。当該報告書では、TSM イニシアティブの下で廃さい管理要求を強化するために、 管理政策の策定や実施、管理システムの実行、管理システムの実績と妥当性を評価する年 1 回の見 直し、堆積施設の管理に関する手引書、廃さい・水管理施設に関する操業・維持・監視マニュアル の策定、先住民及びコミュニティの関与等の 29 項目について改善が提言されている。 TSM プログラムは、MAC が 2004 年より始めた取り組みで、会員各社は参加が義務付けられ、毎年 TSM に対する企業の方針と実績を報告している。Mount Polley 鉱山の廃さい堆積場の決壊に関して 2015 年 1 月に公表された独立した専門パネルによる調査報告書では、TSM 廃さい管理システムが世 界的なベストプラクティスであるとして、BC 州の全ての鉱山会社に対して同システムへの加入を 提言したが、MAC は Mount Polley 鉱山の事故を踏まえて同システムの中立の立場から見直しを行 い、更なる強化の可能性を見極める必要があると判断していた。

(2015.12.8 バンクーバー 山路法宏)

加:ON 州政府、新たな鉱物開発戦略を発表

2015 年 12 月 11 日、ON 州政府が新たな鉱物開発戦略(Mineral Development Strategy)を発表し た。当該戦略では、以下のように 4 つの戦略的優先事項とその行動計画を掲げ、今後 10 年間にわ たる産業が成長していくための青写真を描いた。

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8 ① 「競争力のある革新的な産業」として、1. 雇用の促進と投資の誘致、2. 革新と文化の育成、3. 鉱物発見率の向上、4. コスト競争力の改善を通じて、世界の鉱業を主導する鉱業州として ON 州 の評価を確固たるものとする。 ② 「安全で環境に責任ある産業」として、5. 産業全体で労働者の健康と安全を一層強化し、6. 環 境保護や探鉱や採掘による環境への負荷低減、気候変動問題への取り組みを行い、持続可能で環 境に配慮する洗練された産業へと導く。 ③ 「効率的かつ効果的に規制された産業」として、7. 規制の効率性、予見性、透明性の改善を通 じて鉱業界の一層の確実性を提供する。 ④「次世代の成長と繁栄に確実に寄与する産業」として、8. 経済開発における先住民の声や意義 ある参加の強化、9. 主要な鉱山プロジェクトを前進させるために必要な社会的経済状況の確立、 10. 熟練した労働力の増強等により、現在及び将来の力強い経済の繁栄を築く健全で競争力の ある鉱業界をサポートする。 (2015.12.11 バンクーバー 山路法宏) 加:TSX ベンチャー証券取引所、ジュニア企業株が続落 2015 年 12 月 14 日付地元報道によれば、TSX ベンチャー証券取引所におけるジュニア企業株の下 落が続いている。TSX ベンチャー総合指数は、月曜日に 500 ポイントを割った後、495.14 ポイント の最低記録を更新した。年初から 29 %下落、2007 年のピークから 85 %下落した。2011 年中頃か ら下落を始め、一向に反転する様子が見えていない。 取引高の 70 %が鉱業関連株となっており、ジュニア企業の資金調達難が指摘されている。ジュ ニア企業の中には現金を持たない数百のジュニア企業があり、これらの企業がインデックスを押し 下げるため、これら企業の上場廃止を要求する専門家もいる。 (2015.12.14 バンクーバー 昆野充登) 英国:Anglo American、操業案件、従業員を 3 分の 2 削減と厳しい再生計画を発表 Anglo American は、2015 年 12 月 8 日付で自社操業案件の 3 分の 2 を削減し、配当を 18 ヶ月延 期する計画を公表した。さらに、鉱山売却や閉鎖によって 15.1 万名の従業員を 5 万名まで削減す るとしている。

CEO の Mark Cutifani 氏は 2013 年に就任時に 68 あった操業案件を 2014 年に 55 件まで削減した が、今回の計画ではおよそ 20 件まで削減する見通し。Cutifani 氏は「偉業を成す企業は、判断す べき時に厳しい判断を下すことができる企業である。我々が目指すものは、よりアグレッシブでよ り急進的な再構築であり、より迅速な再建設である」とコメントしている。 なお、同社の株価は公表日に 12 %下落し、同社の株価は 1999 年のロンドン市場上場後、最も低 い水準にある。 (2015.12.14 ロンドン 竹下聡美)

豪:Iluka Resources 社、ミネラルサンド Kenmare Resources 社の買収を断念

2015 年 12 月 7 日、豪州ミネラルサンド最大手の Iluka Resources 社(Iluka 社)はモザンビーク で Moma ミネラルサンド鉱山を所有するアイルランドの Kenmare Resources 社(Kenmare 社)を買収 する方針を明らかにしていたが、Kenmare 社の買収を断念したことを発表した。Kenmare 社の約

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20 %の株を保有する最大株主が Iluka 社の買収提案を承認しなかったことが原因と説明している。 Iluka 社は 2014 年 6 月に Kenmare 社の 1 株当たり、Iluka 社の 0.036 株で買収することを提案し たが拒否され、その後何度か Iluka 社がミネラルサンドの市況に合わせて提案を行ったが、全て拒 否された。Kenmare 社は今後、自社で資金調達及び債務の再編を実施していくと発表している。 (2015.12.14 シドニー 矢島太郎)

豪:Hillgrove Resources 社、SA 州アデレードへ本社移転を発表

2015 年 12 月 8 日、SA 州で Kanmantoo 銅・金鉱山を操業する Hillgrove Resources 社は、SA 州政 府の提案に応じて、本社をシドニーから SA 州アデレードへ移転することを発表した。 SA 州政府は同社が同鉱山への非飲用水パイプラインを設置するための補助金 850,000 A$を交付す る。同社は SA 州に移転することで、従来よりも各種コストと税金を低く抑えることが可能となり、 さらにパイプラインが完成すれば、同鉱山での作業用に高価な飲用水を利用しなくて済むようになる。 SA 州内には銅を海外に輸出している資源企業が 3 社あるが、2015 年 7 月に Oz Minerals 社が既にメ ルボルンからアデレードに本社を移転しており、2 社がアデレードに本社を置くことになる。 SA 州政府は 2030 年までに同州の銅生産量を現在の 3 倍に引き上げることを目標に掲げた銅戦略 (Copper Strategy)を発表しており、SA 州内で銅鉱山を操業している企業を SA 州へ積極的に誘致 している。 (2015.12.14 シドニー 矢島太郎)

豪:Independence Group 社、WA 州 Nova ニッケル・銅・コバルト鉱山の開発が順調に進む

2015 年 12 月 10 日、WA 州の Independence Group 社(Independence 社)は、WA 州の Sirius Resources 社(Sirius 社)から買収した Nova ニッケル・銅・コバルト鉱山の開発が 2015 年 11 月末時点で 56 % まで順調に進んでおり、2016 年 12 月から操業開始予定であると発表した。

Independence 社は 2015 年 9 月 22 日に Nova 鉱床を発見した Sirius Resources 社の買収を完了 し、現在 Nova 鉱山の坑道及び鉱石処理施設の工事を実施している。坑道工事は当初の予定より約 11 週間早いペースで進んでいる。Nova 鉱山はニッケル 26,000 t/y、銅 11,500 t/y、コバルト 850 t/y を 10 年間のマインライフで生産する予定である。

(2015.12.14 シドニー 矢島太郎)

豪:BC Iron 社、ピルバラ地区 Nullagine 鉄鉱石鉱山の採掘を一時休止

2015 年 12 月 11 日、WA 州の鉄鉱石生産企業 BC Iron 社は、Fortescue Metals Group (FMG 社)と の JV により実施している Nullagine 鉄鉱石鉱山(BC Iron 社 75 %、FMG 社 25 %)の採掘を一時休 止すると発表した。同鉱山は年間約 500 万 t の鉄鉱石を生産しているが、損益分岐コストが 44 US$/t であり、現在 40 US$/t 以下となっている鉄鉱石価格を上回っている。 BC Iron 社は鉄鉱石の採掘休止に伴い、同鉱山の職員約 30 名と契約社員 200 名及びパース本社 の職員約 30 名の削減を実施する。BC Iron 社はこれから、FMG 社と鉄鉱石輸送コスト等の削減につ いて協議を行い、同鉱山からの鉄鉱石の輸出は 2016 年 1 月まで継続する予定である。しかし、そ れまでに鉄鉱石価格が回復しなければ、貯鉱している低品位鉱石を FMG 社に売却するなどして、事 業を継続する予定である。

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10 ま継続する方針である。

(2015.12.14 シドニー 矢島太郎)

豪:Roy Hill 鉄鉱石鉱山が初出荷

2015 年 12 月 10 日、Roy Hill 鉄鉱石鉱山が出荷を開始した。翌 11 日付け地元紙によれば、Port Hedland 港から積み出された鉄鉱石は 10 万 5 千 t であり、Roy Hill の JV の構成企業の一つでもあ る韓国 POSCO の製鉄所に向けて出荷された。

同鉱山は今後 15 ヶ月のうちに生産量を 5,500 万 t/年にまで増加させる予定。同鉱山の出荷は鉄鉱石 価格が 40 US$/t を下回る状況下で開始され、同社の収益性が懸念されるところであるが、同鉱山への 最大の出資者である Hancock 社の Gina Rinehart 会長はこれらについてはコメントをしていない。 (2015.12.15 シドニー 山下宜範)

豪:Glencore、WA 州のニッケル鉱山の閉山を検討

2015 年 12 月 11 日付け地元紙によれば、Glencore は最近のコモディティ価格の下落を受けて、 従前よりも大規模な債務削減、操業縮小に取り組んでいるが、更に WA 州の Murrin Murrin ニッケ ル鉱山を閉山させるかもしれない。

同社の Ivan Glasenberg CEO は、現在のニッケル価格の下では Murrin Murrin 鉱山ではキャッシュ を絞り取られているだけであるため操業の見直しを行っているが、閉山させることになるかもしれな い、と述べた。同鉱山はラテライト型ニッケル鉱床。財務状況は改善してきており、2015 年 10 月の 段階では同社幹部は、コモディティ価格が下落しても同鉱山及び 1,100 名の労働者は心配することは ないと述べていた。Glasenberg CEO によれば、Glencore は 2016 年末までに債務を 180 億 US$(250 億 A$)にまで削減する計画である。9 月の段階では債務は 300 億 US$にまで削減するとしていた。

また、同社の Steve Kalmin CFO は、資産売却の目標額は、以前は 20 億 US$としていたが、これ を 30~40 億 US$にまで引き上げる予定であると述べた。 (2015.12.15 シドニー 山下宜範) インドネシア:鉱業セクターからの国庫歳入目標は未達 2015 年 12 月 5 日付地元メディアによると、鉱業セクターからの国庫歳入、すなわち税外収入は 2015 年 11 月時点で 27 兆 IDR(ルピア)となり、年間目標の 52.2 兆 IDR の 51.7 %となっている。 エネルギー鉱物資源省鉱物・石炭管理プログラム局長の Sri Raharjo 氏は、メディアの取材に対 し、減収の原因について石炭価格の下落と石炭ロイヤルティ率増加の実施遅延によるものと述べた。 インドネシア政府は当初、石炭 IUP ホルダーに対してロイヤルティ率の増加を計画していたが、 石炭価格の下落に苦しむ鉱業権者からの強い抗議により一旦中止された経緯がある。 Sri 局長はまた、鉱業セクターからの追加税外収入は 30 兆 IDR に達する見込みであると述べた。 (2015.12.14 ジャカルタ 山本耕次) インドネシア:鉱業事業許可の取り消しに関する規則を準備 2015 年 12 月 8 日付地元メディアによると、エネルギー鉱物資源省 Said Sudirman 大臣は、問題 を有する鉱業事業許可(IUP)の取り消しガイドラインに関する大臣規則を準備しているという。 エネルギー鉱物資源省報道官 Heriyanto 氏によると、同規則案は既に省法律局で検討中であると

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11 いう。また同氏によると、規則案では当取り消し決定に際しては問題のある IUP の検査に 3~6 ヶ 月をかけることになるとのこと。問題のある IUP とは、ロイヤルティ納入に応じない鉱業権者も含 まれ、IUP 取り消しに先立ち、3 度の警告状が送付される。 一方、重複鉱区である場合は、政府は直ちに許可を取り消すことになる。 (2015.12.14 ジャカルタ 山本耕次) インドネシア:渦中の国会議長が Sudirman 大臣を提訴 2015 年 12 月 10 日付地元メディアによると、PT Freeport Indonesia(PTFI)契約更新問題に関し て、Setya Novanto 国会議長は、議会倫理委員会に報告した Said Sudirman エネルギー鉱物資源大 臣に対し、完全対決する姿勢を固めたという。

Setya 氏は、代理人である Firman Wijaya 弁護士を通して、名誉棄損の疑いがあるとして 2015 年 12 月 9 日に Sudirman 大臣を国家警察に提訴した、と報告した。Firman 氏は、Setya 氏は本来当件 に関して提訴するつもりは無かったが、Sudirman 氏の主張が誹謗中傷であり、到底受け入れられる ものではないことから、今回の提訴に踏み切ったとした。

Sudirman 大臣は先月、Setya 氏が PTFI の鉱業事業契約更新交渉を促進し Widodo 大統領と Kalla 副 大統領の承認を得るために株式譲渡を同社に持ちかけていた、と報告した。同氏の報告には、Setya 氏、PTFI 社長 Maerof Sjamsuddin 氏及びビジネス界の著名人である Muhammad Reza Chalid 氏の間で 交わされた会話の録音テープがあった。この報告によって、Setya 氏の行動が倫理的問題に抵触する かどうかの判断のため、委員会においてヒアリングが行われることとなった。司法省は本問題に関し て調査を開始し、会話の中で話題に上っている政党が汚職に加担していると主張している。 Widodo 大統領は 12 月 7 日、本件に関して「国家の尊厳にかけて、11 %の株式を要求し法外な利 益を得ようとする者を黙認することは断じてできない」と、怒りを露わにした。しかし、Firman 氏 は、大統領の反応は偏見に満ちているものであると反論した。 (2015.12.14 ジャカルタ 山本耕次) インドネシア:エネルギー鉱物資源省と工業省が金属工業ロードマップ策定を検討 2015 年 12 月 10 日付地元メディアによると、エネルギー鉱物資源省(MEMR)は、国内金属工業ロー ドマップ策定と国内製錬業者のための国内供給義務(DMO)を支援するための相談をしているという。

MEMR 鉱物開発局長 Mohammand Hidayat 氏は、同省は金属の国内需要量と国内工業で吸収できる 金属量を知る必要があると述べた。また同氏によると、DMO のコンセプト実現には金属工業の下流 工程のサポートが必要であり、精錬された金属資源が国内工業によって十分に吸収されるならば、 高付加価値化はより加速されるため、DMO 鉱物の決定は工業省との協力が必要である、と述べた。 同氏によると、MEMR は工業省と下流工程の問題について数度にわたって協議をおこなっているが、 DMO の対象にするべき鉱物に関して議論は行っていないという。DMO 対象鉱物の決定には、下流工程の ロードマップにおいて、国内の需要を満たすことができる製錬所の建設を盛込む必要があるという。 (2015.12.14 ジャカルタ 山本耕次) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情 報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動 の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引 用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

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