Title
堡礁状REEFによる波の反射率と通過率
Author(s)
河野, 二夫; 津嘉山, 正光; 筒井, 茂明
Citation
琉球大学理工学部紀要. 工学篇 = Bulletin of Science &
Engineering Division, University of the Ryukyus.
Engineering(12): 167-188
Issue Date
1976-09-28
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12000/26735
琉 球 大 学 理 工 学 部 紀 要 (工学第)
壁礁状
REEF
による波の反射率と通過率
河 野 二 夫 *
浬 嘉 山 正 光 *
筒 井 茂 明 *
Reflection and Transmission Coefficients
o
f
Surface Waves by a Barrier Reef
T. KONO
,S. TSUKAYAMA and S. TSUTSUI
SUMMARY
Most i
s
l
a
n
d
s
i
n
OK1NA
W A a
r
e
surrounded by c
o
r
a
l
r
e
e
f
beaches
,
which have t
h
e
t
y
p
i
c
a
l
c
o
n
f
i
g
u
r
a
t
i
o
n
shown
i
n
Fig
.
1
-1
.
In t
h
e
view o
f
c
o
a
s
t
a
l
engineering
,
t
h
e
c
l
a
r
i
f
i
c
a
t
i
o
n
o
f
t
h
e
wave damping mechanism i
s
important w
h
i
l
e
no r
e
s
e
a
r
c
h
has conducted on t
h
e
p
a
r
t
i
c
u
l
a
r
c
a
s
e
.
1
t
i
s
b
e
l
i
e
v
e
d
t
b
a
t
wave
deformations and
c
e
r
t
a
i
n
amounts
o
f
energy d
i
s
s
i
p
a
t
i
o
n
occur during t
h
e
t
r
a
v
e
l
o
f
waves on t
h
e
r
e
e
f
.
This paper p
r
e
s
e
n
t
s
t
h
e
d
e
r
i
v
a
t
i
o
n
s
and t
h
e
numerical s
o
l
u
t
i
o
n
s
o
f
t
h
e
i
n
t
e
g
r
a
l
e
q
u
a
t
i
o
n
s
where t
h
e
c
o
n
d
i
t
i
o
n
s
f
o
r
c
o
n
t
i
n
u
i
t
y
o
f
mass
and
energy f
l
u
x
on t
h
e
boundary l
i
n
e
s
d
o
t
t
e
d
a
t
x
=
土s
h/2 i
n
F
i
g
.
1
-
1
a
r
e
con
s
i
d
e
r
e
d
.
The c
o
e
f
f
i
c
i
e
n
t
s
o
f
wave
r
e
f
l
e
c
t
i
o
n
and t
r
a
n
s
m
i
s
s
i
o
n
f
o
r
t
h
e
p
a
r
t
i
c
u
l
a
r
r
e
e
f
a
r
e
obtained from t
h
e
numerical c
o
m
p
u
t
a
t
i
o
n
s
.
Also
,
t
h
e
experiments a
r
e
conducted t
o
e
v
a
l
u
a
t
e
t
h
e
numerical r
巴s
u
l
t
s and t
h
e
r
e
s
u
l
t
s
a
r
e
herein d
i
s
c
u
s
s
e
d
comparing
with t
h
e
t
h
e
o
r
e
t
i
c
a
l
ones
,
which
c
o
n
c
l
u
d
e
s
t
h
a
t
t
h
e
theory derived i
s
reason
a
b
l
y
a
p
p
l
l
i
c
a
b
l
e
with t
h
色c
o
n
-d
i
t
i
o
n
o
f
h
1>
0
.
3
h
.
1
.
緒 言 沖縄諸島における海岸の特異性は坐礁状リーフが広 く分布し、とれが天然の波浪減勢工の役目をはたして いることにある。他方最近の土地開発や主要農産物で あるパイン畑等により、地質や土騒が風化し、土砂が 降雨で流出してリーフ内が汚染されたり、あるいはさ んとが死滅することにある。 降雨による土砂流出量 Q.(kgJsec.)と 河 川 流量 (tr(/
s
e
c
.
)
の関係は一般にはQ
S=
KQN
で示される。 乙とでK
、N
は定数である。沖縄本島北部の主要河川 である源河川について著者らの調査 結果 を示すと、 受付 :1
9
7
5
年
4
月3
0
日 指琉球大学T
理工学部土木工学科K=0.2
、N
=
1
.6とな
る1)。これらの数値は、沖絢に おける河川の流出土砂量が相対的にかなり多量である ζとを示す2)。流出土砂による海辺汚染は、放や潮流 等と密接な関係があるので、 ζのような観点からもリ ーフ内の波浪の特性について研究する必要がある。 リーフを一種の海底に固定した潜堤とした場合の研 究は従来から多くなされているが、そのモデ・ノレを大別 すると、垂直板、 台形、 三角 形、短形の各断面形状に なる3)。沖縄におけるリーフは図 2-11乙示すように 笠礁状の断面形状のものが大部分であるが、これらを モデル断面と考えた場合の研究はまだなされていない と思われる。不連続な境界による表面波の変形の問題 については理論的にも多くの研究がなされている。従 来の理論的研究がどのようになされているかについて1
6
8
盤礁状REEFによる波の反射率と通過率 は、理論の解析の方法論から、例えば日野4)は5種類 Ir.分類している。いずれにしても、物理的には不連続 面において ①質量の連続性、圧力の連続性を考えて長波の場合 を取扱った Lamb5)の考え方 ②エネルギ一保存則にもとづく Fuchs3)らの考え方 ③質量の連続 (Laplaceの式)、 ポテンシャルの速 続の考え方6),7) ④賓室の連続、 エネルギ-f
l
u
x
の連続による考え 方8) さらに、以上の外運動量の連続性も考慮する等の考え 方に分類できると考えられる。 著者らはこれまで沖縄諸島における盤礁状のリーフ 形状に対する波の反射率や通過率の問題について研究 してきた。9).10)本論文は、更に実験を行なって波の 反射率や通過率Ir.対してリーフの形状や波の特性がど のような効果を有するかということなどについて検討 したものである。ただ、理論は図 2-1の各領域の速 度ポテンシャルを固有関数の級数Ir.展開して係数を求 める弁島らの手法11)を参考にしたので新しい手法で はないが、 盤礁状リーフ形状の場合の理論解は乙れま でにはなされていないので、現地海岸の波の特性を明 確にする上においても必要と思われる。2
.
理Ia
(1) 速度ポテンシャル 図2-llr.示すような座標系を考えた場合、流体の 運動に関し、非圧縮性の完全流体とすると速度ポテン シャルは次式で与えられる。z
χ 図2ー 1 リ{フ模型と座標系 φj (x,
z; t) =φj (x,
z)・
eiσt;(j=1,
2,
3) (2-1) 乙乙でtは時間、 σは角周波数である。添字i
は図 2ー1で水深によって分割した 3つの領域に対応する もので、水深がh、qlh、q2hlこ対し、jは各々j= 1、2、3の値をとる。 質量保存則により d2φjム d2φ1一 白 dX2 ・ dy2 - ; (j=,l2,
3) (2-2) 水表面と水底での境界条件は次式のようになる。 d2 <P1, d <P・ Z=oで ←-11十gv,:2_ = 0 ; (j=1,
2,
3) dt2 水底で δφj _ n dz ; (j=,l2, 3) (2-3) 式 (2-2) 、式 (2-3) を満足する速度ポテン シャル 〆j(x、z)は次式のようになる。れ =
l
A. eik(X-sh侶)十Be-ib(xSM)l cosh k (h+z)十 串cne-h(x-shn)旦 skn並立 ]
( -- - , - - j -cosl
1
k
7
i
五三ア1
~..-
cos kn h〆
2=l
C ω s k'z 十D~in k';
X
.
_
_
1
~osh k' (qlh十z) ( - cosh(
k
'
m sh/2), ~ sin(
k
'
sh/2)l
cosh Fqlh
(2-4) 十 苧1
Em __.;:oshk'mz
十H m _ ~i~hk'm ,X,_,1
cosk'm(qlh+z)ー (2--5) m~l ( _." cosh (k'm sh/2),
-
-
.
.
.
sinh (k'm sh/2) l cos k'm ql h〆
84 . fe(Hsh/2}coshP (q2 h+Z)十皐
Gs v r(X+Sh/2}coshV(包
些 亘
α-6) cash yqsh s = 1 e -T瓦1
.
t q2 h琉球大学理工学部紀要(工学策) 169 σ2 q2 hjq = k" q2 h taohk砂q2h = -k
ワ
q2h tank"t q2 h、 、
111 1 1 1 l ' t t、
f ! l i l i -l l j / ) q J,
。 ,
u 噌 ,. .一
一
n,
m
' ' u r , ‘ 、 (2-7) σ2 hJg=
kh tanh kh=
-
kn h tankn h σ2 qlhJg = k' q 1 h tanh k' q 1 h = -k'm ql h tank'm q 1 h とこに (k,kn)、
(k', k'm)、
(k",k"t)はそれ ぞれ図2ー1f1:示す 領 域 (1 )、 ([)、 (][ )にお ける波数であり、また係数A、B、C、D、F、Cn、 Em、Hm、Geは複素定数で、 リーフの不連続部にお けるポテンシャルの連続条件、流速の連続条件および 境界墜での境界条件で決定される。以下順次示すと x = shJ2で!
Z
I
l=
!
Z
I
2 δ〆
t/ox= o!ZI2JOX ( -ql h < z <0)a
〆
t/ox= 0 (-h<Z <-qlh) 元 ニ- shJ2で〆
2=
〆
s δ〆
2JOX=δ〆
3jdx (-q1h<z<0) δ〆
3joxニ O ( -q2h<z< -q1h) (2-8) (2-9) 式 (2-4)~ (2-6)を式 (2-8)~ (2-9)に代入するとき、式 (2一7)の条件と、 各領域 の水深区間での直交関係を考慮する。まず(
2-
8)
、 (2 -9)式の条{牛 l乙対し、 以下の式が得られる。(A
ト
B
) 坐
hk
os h~恒久L 「 23
kh n-;;;'lcn
~..mR44せ
coskn hー
二 (C-トD
)
主 豆 町 世 主 上
-j { E J回
}
些主
二
〔
旦 出 丑
(2-10) sh k〆qlh ~l ,~... ,.
.
u
.
,
cosk'm ql h ik (A-B)虫
記
i
i
ー
ドし
J 21Cnkn三
台
;
-
佳子
ニ k'!
I - C tan(
~
~sh)
ト
D ∞t(
主
里町!竺!リ-1dz
L
(2-11) ~ .-..¥ 2 l' ~ -_. ¥ 2J
l cosh k' q 1 h ( -ql h<
z<
0 ) ー0 ( -hくZ<-qlh) (2-12)四
位
二ç
~
主
L
十
五3G
822E
t也並
立上
osh k' q2 hl
=
1 -, cosk',
q2 h ニ k'l
i
-
-
'
:
c
'
"
t'
a"
n'
(-
k12
-
shトDcot ( k1 shi
1
cosh ~1 ,\~十 z) ,-L J ,",V L'
-
2
-
'
1
一
石百五百
qlh--ト
21ym! ーい油(弓~)ト HmCo 川11生))co::;121Y(2ー14)
(--qlh<Z
<
0):
170 盤
E
焦状REEFによる波の反射率と通過率 式 (2-10)~ (2-15)において、 (coshk (h十 z),
cosk (h+z)コ
,
(cosh k' (qlh十z),
cosk'm (ql h+z)),
(cosh k"(q2 h+z),
cosk" e (q2 h+z))
がそれぞれ-h
<
z<O
、
<
z<O
、
-ql h<
z<O
,
-q2h<z<0の区間で直交関数をなす ことを利用する。すなわち、 (2-11)式IC.cosh k (h十z),
coskn (h十z),
(2-14)式f(cosh k" (q2h+z),
coSk"e(q2h+z),
(2ー10)、
(2-13)式11:cosh k' (qlh十z),
cosk . m (q 1 h+
z) を 乗じてそれぞれ-h
<
z<O
、 -
q2 hくz
<
0
、
-ql h<z
<
0
の区閣で積分すると、未知定数A
、 B、
C、
… .11:対する以下の連立方程式が得られる。 A -B = i { -C tan(k〆sh/2)十D cot(k'sh/2)) ao。
C泊十i~ {Em tanh (k' m sh/2)ー1-Hm coth (k' m sh/2)} a叩 1
m=l (2-16)
Cn = {-C tan(k' 5h/2)
+
Dcot (k' Sh/2) } an。
0 0
十
三
三
{Emtanh (k〆msh/2)十
Hmcoth (k〆msh/2)} anmm=l
(2-
17)(n=1
,
2,
3,
一
・・ー)F = i (C tan (k'sh/2)十Dcot (k' sh/2) } do
。
。
。
十 i~コ{
-
Em tanh(
k
'
m sh/2)十Hmcothk
'
m sh/2)} dom m= 1(2-18)
Ge=ー
{Ctan(
k
〆sh/2)+ D cot(
k
'
sh/2)} de
。
0 0
- ~ {-Em tanh (k' m hS/2)十Hmcoth(k'mSh/2)} dtm m=l (2-19) ([=, 21 ,3, ……・・)
。
。
C トD=ー (A←B)boo・
三
コ
Cnbon n= 1 (2-20) n m ' D nc
∞
Z
F
m 0 ・huB
f﹁ A一 一
mH
mE
(m = ,12, 3,…
-
・ ) ・ (2--21) , t u 0 1 DG
∞
2
ド 0 0 1 DF
一 一
D
C
(2--22) 。 ぐ3 Em -Hm = -F b' mo - ~ G t bm t t = 1 (2-23) (m =1
.
2,
3,
一
・・…)T
こT
ごし、琉球大学理工学部紀要(工学篇) aoo一 一4 cosh品 一 一 一.--=sin
i
1
_
kh(
1
二q1)__._
l
!
'
2kh←sinh 2 kh cosh k〆q1h k2-k〆2 乱om士二 4 cosh kh • ~rlÞ kh(
1
ゴ
lL__. kり
-2kh :-sinh 2 kh cosk'm q1 h k2トkJ ano 二 4 cosk
nh
2kn hトsin2 kn h sinknh (l-q1) knk〆 coshk〆q1h kn2十k'2 an立1ーごー 4 cos kn h 2knhトsin2knh sinknh (1-q1) knk'm cosk'm q1 h km2-k;"2 (n = ,12, 3,ー・・・) doo ~C 4cosh k"q2 h sinhk 砂h(q2-q1). k' k" 2k"q2hートsin2k"〆q2h coshk'q1h k"2-k〆2 dom om = 一一 4c?shk"q~.h • sinhk" h (q2:三CJ1) • ___k'm k" 2k"q2 h十sin2k"〆 q2h cosk'm q1 h k"2十h2 d f < 0 v~O
._. _~ aosγt q2 h 2k" f q2h 'I-sin2k" t q2h 4cosk"e q2h dtm~'2k';~
q2h~sin2k"t q2h
sink"t h (q~-q1) k'γr coshk' q1 h k12十
円z
sink"f h (q2-q1) k'mk勺 cosk〆rnq1h K7-K2 (tニ1, 2, 3,……)boo 0 0 --=c
~~
i
_
c
;
oshk' 1} • __:;inhk_h_(~'~91) _ • ~__kk;2k'
q
l
万同一inh2k〆q1h 一 一 戸shkh が-k'2 b 4 c o s h h〆q1h sinknh (1-q1) knk' on -2k〆q1h十 町h2k' '11h ocsknh k~十れ b - 4 c o s h〆Irl_ql_
f
t
_
__
.
_
,
;
j
I
l
t
kh (1てCJ1L_._~Irl mo 一一 → 2れ nq1h十sin2k'mqlh coshkh k2十K2 bmn生 哩k
'竺q1 h • sin kn h(
1
三旦1l_. knk~竺 2k〆mq1hトsin2k〆mq1h cos hn h hi-K2 b,
4cosh h〆qlh___ • _~Il_~k_"h_(CJ_2_=_Cj_11_.
_
k' k砂 0 0 _,_ _.. ~.. _. .---. --.--- -2k'ql h十sinh2k'qlh coshk砂q2h k"2-k〆2bol = '一一一4coshk' qlh 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一
_
,
.
_sin~~t_~JCj2 -51)_. ,~〆 k砂 r色 2k'ql hトsi出 2k'q1h coSk"tq2h k?ト れ b' ← 4cos k'1l1__Cj1 h ・ ~nhk
_
_
"
_
!
l
_
j
g
_
2
_
=_CJ1) _. k' m k" mo--2k'mq1h十sin2f
'
日1
h 瓦 元7
函子子一ー がーはど bm!ニ 生旦並~11'_q_1ι .三i~~~_(___Cj_2_二~L1L. k_"ιk'm ι 2γk〆mq1h一十トS H叫 k'叫 宣r ( m =,12,3,……)1
7
1
(2-24)172 壁礁状
REEF
による波の反射率と通過率q2= 1のときはaoo=doo,aom=dom, ano=dto,
anm=d 1m, boo=b〆0 0,bon=bol, bmo=b'mo, bmn
=dmlとなり、短形の潜堤が存在する場合の解と一 致する。11) 式 (2-16)~式 (2-23)を未知定数 B/A、C/ A、 -…について求めると海面の各領域での速度ポテ ンシャルが式 (2-4)~式 (2- 6)によって決ま る。 (2) 反射率と通過率 入射波と反射波および入射波と通過波の振幅比を各 々反射率KR、通過率KTとすると KR、KTは次式 で与えられる。 KR = 1 B/A 1 (2-25) KT = 1 F/A 1 (3) 数値計算についての検討 反射率、通過率を求めるに必要な方程式は式 (2-16)~ (2 -23)である。従って、未知係数 B/A、 C/A、...…の個数と方程式の個数を一致させたとき の連立一次方程式によって数値計算を行なうζとにな る。故に何速の方程式にするかが問題になる。乙の乙 とは計算結果の精度 l乙関係する。高野らによれば12)反 射率、通過率だけを問題にするのであれば級数の最初 の 2~4 項で十分であると述べている。 数値計算結果に対する精度は、厳密には境界条件式 (2-3)と連続の条件式 (2-8)~ (2-9)を 計算により得られた結果が満足するか否かで決められ る。著者らは乙のような計算結果に対する精度を検討 するのに、できるだけ簡単な方法を用いることにし た。すなわち、エネルギ一保存則によれば次式が成了f するととを利用するのである。
(ECg) i = (ECg) r十(ECg)t (2-26)
乙乙でEは単位幅1波長当りの波のもつエネルギーを 示し、
C
gは波の群速度を示す。 また添字 i、 r、t は各々入射波、反射波、通過波Ir.対応する。 式 (2-26)は次のように変形される。 1ニ JE)r (E) i Et Ei (Cg)t (Cg)i二
(
~~r 卜 (E;)2jur
二 (KR)2十 (KTf-
忘
れ
(2--27) こ乙で日は波高を示す。もし、 q2=1の 場 合 は 次 式 が得られる。 2 ,,21
=K
-
R
+
Kf
(2-28) 以上のととから、計算結果の誤差の評価として次式 による検討を行なった。エネルギ一保存則l乙対する誤 差をムE
とすると A E=
1-kd-K3皇位毛;
(ql<q2<1) (Cg) i ワ 2 1-K:R_-Kt ; (q2ニ 1) (2-29) 式 (2-29)で (Cg)tと(Cg)iの関係は次のように なる。 (Cg) t (Cg) i=
(
-
c
coshk" qo
i
引 開 )
2 hJ
(2k"q2hトsinh2 k"q2h) (2 khトsinh2 kh) (2一一30) tニ mニ n二 4としたときの計算結果を表2-1、ぷ 2-2 Iこ示す。これらの表に示されたように誤差は1
-分小さい値になる。勿論解の一様収束性の問題もある が、本論文では [=cm=n 二 4 として反身、!~本・通過率 を計算した。 表2-1i
f
i
堤形状の場合の計t
i
l
誤差 σ2同
KR KT ぶE(xド )I 0.1│0.51ml0.8571i00511o
.
2 0 . 6227 I 0 . 7825 1 ー0.0臼 0.4 0.7006 I 0.7136 I 0.065 0.6 0.7207 I 0.6932 I 0.065 0.8 I 0.7174 IO
.
印66 I 0.0回 1.0-I~oぷ瓦|
…
一
0.065 1.2 0.6729 I 0.7397 I 0.050 1.6 0.5θ47 0.8039 I 0.077 2.0 0.4979 I 0.8672 I 0.060 2.4 0.3990 I 0.916θ0.09.'3 2.8 0.3098 I 0.9508 O.叩β1
7
3
琉球大学理工学部紀要(工学籍) 壁礁型リーフ形状の場合の計算誤差 表2-2 [=m=n=4竺~~
~[
体 1
__
K RI
K TI
C
C
g
)
t
/
C
C
い
山
)
ー
3 S =0.2,
Ql=O.,l Q2=0.5,
一
旦
ニ
旦
_
I
_
Q
:
・
塑
L
は 丑
包
ー
はニ
坐型
1
_
_
Q
:
J
l
一一」一一一一
3
9
8
【 0.042O
.
号1
_
_
1
_
.
(
)
星
空
,
_
_
I
_
Q
ニ
笠宣
_
I
_
Q
・
0
5
4
8
i
-
-
Q
必
0
8
_
_
1
_
_
_Q
主主也
二0
・
0
4
1
ι;;;;
とごと
--
1
--
立I_~::::!
j~ 士二:
I
~-
二::
1_.6__
I
_1主堕
L
I
_
_
l
_
_
:
Q
盟
_
I
_Q_ニ堕L
I
_Q_.1塑
一│
よ必.~-I ← 二0.0空9 る。 (1) 実験装置 琉球大学土木工学科の二次元造波水路(断面1m
x
1m、長さ25mの銅製水路で flaptypeの造 波 装 置 付)の一部を鋼板の隔壁によって水路の縦方向に二分 し、幅30C/IIの小水路部分をつくってその中1[.リーフ模 型をおいて実験を行なった。実験装置の概要を図3
-1-11乙示す。仕切り小水路部分の長さは約10mで、 その未端部には消波装置として、金網ばりの枠内i乙小3
.
実験装置および実験方法 実験は昭和4
9
年度に琉球大学土木工学科の二次元造 波水路において行なったが、昭和50年度1乙も琉球大学 理工学部石嶺水型実験所(那覇市首里石嶺町2
4
9
番地) の二次元水路(以下石嶺水路と略称する)を用いて同 様の実験を行なった。本論文は主として昭和4
9
年度の 実験結果を用いて取纏めてあるが、 石嶺水路での笑験 結果も一部用いである。なお以下の記述において、特 K ζとわりがたい場合は前者の実験に関するものであよ
⑥
-十 ⑨L
I
J
@
騒
P
E
実験装置概略図 図3
-
1
-
1
174 壁面室状REEFによる波の反射率と通過率 図3ー1-2 砂利をつめてさらにその前に2棚 meshの金網25枚を 端は造波板より 7mのとζろにある。同模型の長さは 縦!C:重ねてとりつけたものを霞いである。盤礁型リー 1.5mで、材質はセメントモルタルである。 模型新元 フ模型は図2-1に示すような形式のもので、 その先 を表3-1ー 1乙!示す。 表3-1-1 模 型 の 諸 元 模 型 条 件
!
模 型 の 諸 元 削I
q2I
s
I
側 部 水 深 │リーフ内概 I f 長 玩h
0.1I
止喧|虫虫
1_
__j~
1
…
m 8~32 C1II0.3
1
0
ニ
坦三~_I盟企
旦
1_
_
.___
_g_
____I
_ 2O---3~
一
一|ー
8立
0.51
0.7~0.91 0.2~0.5
i
20I
2ト 36 8~20 (注) h =40舗である。 表3-1-2 模型の諸元(石嶺水路) 模 型 条 件 模 型 の 諸 7G 実験 q2 5│
盤礁部水深 │リーフ内水深 │盤礁部天側面 水深 1.0 1.0o
C1II 20c
揖 20 C1II 20C1ll 0.1 0.1~ 1. 0 0.2~0.8 4 4~40 8~32 40 0.3 0.3~0.9 0.2~0.8 12 8~32 40 0.5 0.5~ 1. 0 0.2~O.8 20 2<T、
-40 8----32 40ト
ご
│
-
07 0.5 14.4 16.8 12 24 一 一 一-一一一 0.9 0.2 22.7 27.9 6.2 31 凶3-1ー 11乙示す⑧、⑧、@点には電気容量式波 た。@点の波高計は通過波高計測のためのもので、 リ 高計を設置し、それをピヲグラフに接続して波形の記 ーフ模型の盤礁部と末端消波装置閥のほぼ中央位向lζ 録ができるようになっている。なお、⑧、⑧点の波高 ある。a
-
十は Healy法!C:よって入射波高・反射波高を計測す 石嶺水路(断面 1m xO.6、長さ 24mのコ/クワー るためのもので、その位置は入射波の波長より予め求 トブロック造水路で側壁の一部はガラス張り。i
Z
波装 めた部分Jf¥複波の節と腹の佼置に一致するように定め 置は flaptype における実験装置の概要は関 :3-1ー琉球大学理工学部紀要(工学篇) 2 I乙示す通りである。リーフ模型はセメントモルタル で製作したものであり、その諸元は表
3-1-2
に示 す。模型の位置はその先端が造波板より1
9
.
5
m
となる 位置にあり、水路末端部にはコンクリート破片や砕石 よりなる消波装置が設置されている。波高は図 3-1-21乙示す① ⑤の5本の波高計によって計測した が 、 ③ 、 ④ 、 ① は 先 述 の 図3-1-1
における⑧、 ⑥、。点の波高計IC対応する目的のものであり、②は 鑓礁部先端の波形を、また③は造波板近くの波形を記 録するためのものである。 (2) 実験方法 A)実験の方法1
7
5
実験は水深hを40cml乙固定し、図2-1に示す ql、 S、q2を変化させた場合の表面波によるリーフ前面 での部分重複波の節と腹の位置の波高と、リーフ内の 通過波の波高を計測するものである。なお、!前述のよ うにリーフ前面の波高計は図3-1
ーlIC
示す⑧・⑧ 点に設置しであるが、計測の際はそれらの点から前後 約5cmの範囲を摺動させた。石嶺水路における実験で は、上述のほか図3-1-2
の波高計②によってリー フ壁礁先端部の波形記録をとり、さらに模型部におけ る現象を8ミリカメラで撮影した。各実験ケースにお ける模型条件と実験波の諮元を表3-2-1
、3-2
- 2に示す。 表3-2-1
実 験 波 の 諸 元 実 験 側 一 利 一 刷 一 雌 一 刷 一 刷 一 四 一ω
一 山 一 問 一 郎 一 仙 一 回 一 郎 一 側 一 四 一m
一 問 一 凶 一 問 一 側 一 間 町一日一白川一町一町一町一山一氏一町一町一日一山一町一也い一町一にふ一肌ω ω
一ω
一M
一ω
一M
M
一 川 一 川 一 川 一 川 一 川 一H
M
一 川 一 川 一 川 一 川 一 川 一 川 一 日 一M
J 一企F
J
7
1
2
一 ﹂ 一A
-2
一 心 一S
J
J
J
U
L
U
川 己
U
U
U
J
j
⋮ 一 一 一 一 一 一 一 一 一
一 一 一 一 一 一 一 一 一 一
⋮ 一 ⋮ 一 一 一 一 一 一 一
⋮ 一 ⋮ ⋮ 一 一 一 ⋮ 一 ⋮
一 ⋮
一 川 一 日 一 一 一 一 一 一 一11J│
コ
1
﹁ 十
一 一 一 一N
一 品 一 刀 一 刷 一 四 一 品 一 花 一 刷 一 品 一 泊 一 品 一n
一n
一 品 一 回 一M
一M
一。一。一﹂ 2 一o
l
-一 2 1 一﹂。一。一﹂ 2 一 7 一 9 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一一 ⋮ 一 一 一
日 一 ﹂ ﹂ ﹂
﹂
J
J
J
M
一 ﹂
M
一
M
M 一日一日一日一号一ω
一ω
一ω
一ω
7 一ト一昨-一
2
一
3一
2
一
3一
4一 一
一 一
一 一
一 一
一 一
一
に U 一 m h o -c o 一ヴ,一η '
一ヴ, 可 よ 一 1i 一 'i 一 1i 一司ム一 1i;
;
二
!
圭
l
u
l
o
ト1.9 験 波 の 諸ー 7G σ2 h/gI
波 高H (cm)I
H/L 2.6~5
.
2
I
0
.
0
0
9r-0
.
0
5
0
0 .45~2.5 I 2.0~8
.
1
I 0.006~0.0651
7
6
鐙礁状REEFによる波の反射率と通過率'
"
.
.
~
-
1
:
"
r
q
?
J
!
-
周期TJ
よ
f
J
H
(
:
元
│
H
/L
-
I
)
?
?
l
i
R
EFI
T
E
土
曜
:│20
」 50
.
9
2
.
5
0
.
.
.
.
.
.
.
4
.
ω
I
_
Q
・
0
0
8
.
.
.
.
.
.
.
0
.
侭
里
i
j
B
)
波高計測 ここでL
は波長、C
G
は併速度、C
は波速、l
は造波 人射波高、反射波高は前述の如く凶3
-
1
-
1
の⑧ 板と模型前端との間隔である。I-.:j'~によると本実験の ・⑧点(石嶺水路の場合は③・④点)図3ーlー2)) 計測時間範閥 tはたとえば⑧点の波高の場合、波の周 の波形記録よりH
e
a
l
y法
K
より求めたが、その際、 期T=0
.
8
秒のとき1
2
.
5
秒 <t<
1
6
.
1
秒、T
=1.9
秒 まず第lIC問題になるのは造波後第何波目の波高を採 のとき7
.
2
秒 <t<
9
.
1
秒となる。乙のようにあらか 用するかである。合聞は13)造波直後の波高は定常的 じめ計測時間の箱閣を計算しておき、その時間悩開内 でないこと、 波高がほぼ一定となる部分は群速度で伝 の波高を絞みとった。 播することから波高計測時間の範囲を与えているが、 第 2Iζ問題になることは反射波の計測についてで、あ 以上の考え方からすると本実験の場合 計 測 時 間 (t) る。従来微小振幅波理論l
こ基づくH
e
a
l
yの方法
がー の範囲は図3-1
-1
の⑧点、の波高l
乙対し(
L
+
1 ) 般的に使用されているが、その適用に関してたとえば/C
G
<
t<
(31
-
L
)
/
C
、⑧点の波高1
ζ
対し(
5
/
4
合田が指摘しているように、ある条件下の波に対してL
+
1
)
/
C
G
<
t<
(
3
1
-L
)
5
/
4
L
)
/C
となる。 はかなりの誤差を合ù'ので J~).14)、反射波そのものを1
7
7
別の波高計をおき、これによって造波板より送られ る進行波を直接記録させて入射波高を求め、これと Healy法による入射波高を比較した。 図3-3
、3-4
はその結果を示すものである。図3-3
はたて粕1
1: Healy法による入射波高 Hhealyを、横輸に直接計 測による入射波高Hiをとってその関係をプロットし たものであるが、両者はかなりよく一致している。図 3-4はHhealyとHiの波形勾配による差異を調べ たものであるが、波形勾配の小さいと乙ろではほとん ど差異はなく、波形勾配の大きいととろで 3~6111.程 度の差を示しているけれどもζの場合の入射波高は約 琉球大学理工学部紀要(工学篇),
.
.
)
ロ
3 6 4 E 8 直接計測する方法として室田・山 田 の 電 気 的 な 引 算 回路を応用する方法15)や 合 田 ・ 阿 部 の wavetail methodl4)などが報告されている。ただ引算回路の場 合は入射波用水槽と合成波用水機の波の位相が一致し ないときの問題が指摘されている。16)Healyの方法を 適用する場合には波の非線形効果の問題もある。たと えば、本実験に用いた波の周期は 0.8 秒~1. 9秒(石 徽水路では0
.
7
秒...1.8
秒)であるが、岡期1.9
秒の場 合は図3-21L示すように節の点およびリーフ内の波 形はかなり複雑であり、かつ節の点においては腹の京 の波形のほぼ 2倍周波数の波形になっている。本論文 では上述のととを考慮してζれを除き、周期範囲0
.
8
秒~1. 7 秒のものの中から 2 次波峰がほとんどなくス ムーズな波形を示すものについてとりまとめた。ま た、 Healyの方法による入射波高が正しい波高を示 すかどうか checkするため、 qt=O.l、S=0.5、z q2=1.0の場合につき、図3-1-1
の③・⑧波高計 とともに仕切小水路のもう一方の闘の広い水路部分κ
ヰ』一
-
w
η
忠 一一一一月互の点 一- IJ-7内 i,~ 0.1 、ト 5・
0.2ん
ハ
Jえ』ノ J 2 3 --- 4 5-'-tlsec) 6 1 ﹁ーL ! ド ! iト l IL I -﹁ ! ト i l l - F l i r -山 川 ( E v d z ょ 1 2 E 5 Healy法による入射波高 と直接計測波高の比較 │辺3-3
s
@/
¥ 、 ノ
.
.
.
.
.
,
.
.
.
.
.
.
ヘ
/
i,
'
0.3、
-
¥
f λ
..,..../ ¥、
.
/
.i '. /~.." &,'0.5 八 ー ' ・ 5 '0.2f
.
¥
I
¥
'
.
.
ノ ¥/パ介'-...! r-/ 戸、 ' V ~_ 2} ・、-...~今、jtc>eq6 ・・・ a I• • , . ,・ ,__w
ヘs
-@ e ⑨ @、
① () /"¥ /、 〆'、,、~ノ、 . 1 \.ノ~、 i ¥ 1...、υ
、,...• -/ヘ
ノ
、i fJ:
:
ι
-
.
_
¥
八
J /、
v 、J へ、ノ ' 、 、 . .' ~, 'O.\ ム ( /J fJ' Z,
.0.5¥...._ 八1
¥
.
1
¥
!
/¥
‘/¥
S '0.5,. ' ¥i
I
- γ
¥
.
f
/
¥
'1¥A
' ー I 2 '.J包 今 5tlSCC) 6 町 ~~ @ (直接測)。
08 "'/L0.12 HhealyとHi の比較 0.04 図3-4 記録波形 (T=1.9sec) 図3-21
7
8
盤礁状REEFによる波の反射率と通過率1
0
c
m
であり、相対誤差として考えれば両者はほとんど に関する図面では縦軸fr.KRとKTが示してある。 一致すると見倣される。石嶺水路における実験では図 なお、石嶺水路での実験において得られた波形記録Ir.3-1-2
の③の波高計によって造波板による入射波 より、リーフ内の波形の変化について若干の考察を行 高を直接計測し、③・④点の波形記録より Healy法 なった。 で求めた波高と比較して上記と同様の checkを行な (1) KR ・TKfr.及ぼす波形勾配の効果 ったが、結果は上述と同じく両者はほぼ一致すると見 図4-1
にはs
、q
l
、q
2
を固定した場合、σ
2
h
J
g
倣されるものであった。 や波形勾配 (H/L)によって KR、KTがどのよう 以上のととより、実験結果の整理に当っては、入射 に変化するかを示しである。 波高・反射波高は Healyの方法によって求めた。 まずKRについて考察すると、 KRのσ2hJg
によ 第3
の問題点はリーフ末端部の消波装置の効果であ る差異は図4-1(a)
で多少みられるが全体としては小 る。通過波高の計測は図3-1-1
の ⑥ 点 の 波 高 計 さい。 H/Lが増大するとすべての場合に KRは減少 (石嶺水路では①波高計(図- 3ー1-2)
)で行な している。しかもその減少の割合は引が小になるほ ったが、リーフ末端部の消波装置の効果を調べるため ど大きく(例えば図4-1
(a)と図4-1
(b)の比較)、 にリーフ模型を取除いて波を送り、消波装置による反 かつq
2
が大きいほど大きい(図4一1(
a
)
と図4ーI 射波を計測した。結果は図3ー5に示しであるが、消 (c)の比較)。リーフ盤礁部を波が通過する際の渦の形 波装置による反射率kR
はほとんどが0
.
0
5
以下となっ 成や擾乱の度合は、 H/L、仰が大なるほど、かつq
l
ており、⑥点における通過波高計測に対する影響はか が小なるほど大きいことが予想されるが、上述の結果 なり小さくほとんど無視してよいと思われる。石嶺水 は乙のことによるものと考えられる。また、全体とし 路における未端消波装置も効果は十分であると判断さ てq
l
の小さいほどKRが大きくなることは当然のこ れた。 とである。 0.10K
R•
O.05~
• . ① 0・.
•
。
o
0.04 0・08 H/L 図3--5 リ{フ未満消波装置の効果4
.
理論および実験結果 第2
章の理論l乙基づき、模型条件としてql=0.1
、0
.
3
、0
.
5
の各々に対してs=0.2
、0
.
5
、0
.
8
とし、さ らに各q
l
・s
の組合わせに対してq2=ql
十0.
2
n;
(nニ 1、 2、 3、 4 ただしq2<
1の範囲)で与え て電子計質機による数値計算によってそれぞれの場合 について反射率KRおよび通過率KTを求めた。なお 利用した電子計算機は、琉球大学のFA
COM230-1
5
である。また、実験結果を用いて KR.KTf乙対す る理論と実験値の比較およびKR・KTf乙及ぼす波形 勾西日の効果等i乙っき検討した。以下の反射率・通過率5=0.2
@ ~2 , o.5,
_
.
& •• •
1
.
0
1--K
T
I
@•
()fO @ @ @0
.
5
① @。
0 9 9 0 9 9 n v h @。 。
。
。
。
0.0斗 0.08 '" 0.12い
ハ
L 凶4- 1 (a) KR. KT IC.対する H/L と がh
/
g
の効果琉球大学}理工学部紀糊(工学籍) 5=0.2 ~2:0.7
•
•
‘
K
T
r~~.
_ 回箇ー
可可J
も
a
⑨ Wl. 国 ⑨ ⑨ @OSr
。
,
c
P
e
①•
~o
マ
も 回宅自
マ
マ
回目
。
♂
。
。
回。
0.04 0.08 0.12リドリ川」 0 1 6 関4--1 (b) RR, KTに対する, HjL, σ2hjg, qlの効果 @ -V @,
r
i
l
﹁
l -n u T ' ' l M A 0.
5
ー @K
Rr
0p
口 @τ
し日 内 4 J J A υ { 丸村山町 氾- E
の { i T M 地k
h
。 a、
σ 4 Rρ
K
と n υ 、 、 , a ' F L , , ‘ 、 ' ' AO
一
m u d -羽 判 179 つぎににKTついて考察すると、図41(a)、 4 -1 (d)はσ2h/gを個定した場合のKTK対するH/Lの 影響を調べたものであるが、H/L
が大になるほどKT は減少している。この理由はKRの場合と同様である と忠われる。同ーのH/LI乙対する KTの、 σ2hjgに よる差異はKRの場合に比しでやや大きい。本実験で は水深hを一定にしているので、 q2、σ2hjgが小さい ほ ど (すなわち波長Lが大きいほど)同ーの H/L11: 対しては波高Hが大きいわけで、このときSや q2が ほぼ同ーの場 合、σ2hjgが小さくqlの大きいほど通 過 率KTは大となる(図4-1(
a
)
)
のは当然である。 し か し 、 引 を 小 さ く す る と 一 方 ( 図4-Hω)
では と記と逆の傾向が見られる。その理由は十分判断でき な い が 、 引 が 小 き す ぎ る た め に 渦 や 越 波 等 に よ る エ ネノレギー損失等が図4-1(a)の場合に比較して卓越す るためとも思われる。 最後に、図4ー1(c)はσ2hjgとH/Lの影響を調べ たものであるが、 H/Lが増大すると KTも増大して いる。単純に判断すると図4
1
(
a
)
の結果とは矛盾して いるように思われる。図4ー 1(a)と図4- 1 (c)を比 較 すると、主として模型条件のSの値につき後者が大き いというζとである。図4-1(c)で σ2hjgが大とな り(水深hが一定なので波長Lが小となる)、かっ横 l糊のH/L
が大になるにつれて KTは堵大している。 結局水理条件としてはHが相当に増大するととになる が、 Sやqlが比較的大きいために渦等も大きくなく、 通過波高はあまり減少しないと考えられる。したがっ て,さらにH/Lが増大すればおそらく砕波によって KTは大きく減少するものと恩われる。 (2) KR' KTに及ぼすqlの効果 図4-2""'図4-41乙は S、 取 を 固 定 し た 場 合 、 qlやσ2h/gの{直によって KR、KTがどのように変 化 す る か に つ い て 理 論 並 び に 実 験 結 果 の一部を示し た。まず塑論曲線でについてみると、どのケースでも σ2hjgの増加につれて全般的に KRは減少する傾向 を示し、かつ qlの小さい方が同ーの σ2hjgの場合 KRは大きい。曲線は σ2h/gがゼロ付近の債のとき KRは小さい値で、 σ2hjgの増加につれて飲物線状 に増大して第lの極 大 値l乙透したのち漸減して極小値 ゼロに到るというパターンを cyclicK くり返してい るが、 全体的には、極大値 を 結 ぶ 線 を 考 え れ ば 右 下 りに減少する。とのような乙とは井島・佐々木の短形 不透過潜堤による波の反射率11:関する計算結果11)や MEI' BLACKらの計算結果的にもみられるが、乙れ1
8
0
~礁状REEF による波の反射率と通過率5
4
2
U
L
/
へ
~
-K
R。
。
イ
¥
7
2
N
~
0/ 0 0l L
i l
-
-o
n u ① 図4-2 (a)KR, KT 1<::対するqlと がhJg の効果(
0
.
0
0
2
くH
/
L
く0
.
0
5
)
00 1 2 σ
乃ヨ
関4ー2(c)KR,
KTに対するqlと σ2h/g の効果(
0
.
伺8
<
HJL
<
0
.
ω8
)
K
R。
s
=
0.2&
,
=
07
S=0.5"
g
l
=
0.5 ⑬i
-
¥
@
晶 1 .0片 山
0.3宅 プ 、 ③
1, 晶、d 、K
r
い
・
品
ノ/
.
.
.
.
.
.
.
.
(
)
二
'
て
"
・
・
-
-
.
ノ
,
句〆.
K
T
、 、 'i?'¥
・
。
0' O.S 0 0 0•
o
0 1 2
ゲh,j守 図4-2 (b)KR,
KT 1<::対する qlと σ2h/g の効果(
O
.
U
<
H
J
L
<
O
.
0
6
6
)
図4-3 (a) KR,
KTに対する qlと σ2hJg の効果(
0
.
∞
7
<
H
J
L
く0
.
0
9
)
ト 一
一 九
九 人
V
¥
宅
。
f
l
1
8
1
琉球大学理工学部紀要 (工学篇)「
三江
戸
.
'
1
o
V
2
0
5
f
h
,a
-
S
-f
<
T-
•
S
=
0
.
5
g
,
=
O.7K
K
O。
L一一一斗 0..)0
.
5
。
。
KR, KT K対する qlとσ2h/g の効果CO.012<HjL<O.064)
図4-4 Ca) KR,
KT 11:対する qlと u2hjgの効果:
i
羽4- 3C
b
)
s
=08
~,: 0守 1 0 りふふ-
J
J
十べ,ベて可て-...._--一
一 一
ユ
'
;
:
:
'
.
内
K
T
I
↓
'
f
l
J
。
。
s
=
0
.
8
g
,
=
0.7,
、
o J v y ,f
l
K
R 也EK
R D。
。
2
II"O/~
KR,
KT 11:対するqlと σ2hjgの効果 図4-4C
b
)
2i
対
/
与
KR,
KTI己対する qlと σ2hjgの効果 凶4-
-
3
C
c
)
盤礁状
REEF
による波の反射率と通過率k
'
T以¥/、
、、、 o 首 0 > 1 .0ト以'¥,oV
ぐ
一
iP
<
-
, ~、、三、;.d 2々
内
KR,
KTI乙対するSと がhjgの効果g
,
=
0
,
'
~l=
0.3 図4-5 (a)3
ε
.0♀¥
¥
¥
¥
べ
¥
¥
切
れ
/ 1 。 じ │ 主1
全
i
1 0引 01F
包む
亙]
1
0
4
¥
J¥
1
1¥
J F r
一、ふOぐi
kTHi 、~ /;,'、弘 ヘ 、γ
:
.
i
い、/¥〈:守、、/t'Jf/ 1 ---0.2・
ー
_
-
-
_
.
.
.
KR,
KTI乙対するSとσ2hjg の効果 CO.OO8<HjLく0.050)。3
3 d 怜/ 作 υ 1 f -n kv n
。
。
1'
Z
l
4ー5(b) は入射波と反射波および構造物付近で生ずるscatt・ eringwaveの位棺関係によるものと思われる。一方 KTは 1~L2付近の値を出発点にして、 σ 2h/g の繍 加と共l乙極小値・極大値を交互にくり返して11r:漸近 する傾向を示している。なお、その変動の割合は ql が小さい程大きい。 つぎに実験結果についてみると、図 4ー 2の場合、 Ql=0.3のときは KR、KT共に実験{直は理論悩とよ く合っていると言える。 しかし ql=0.1のときは、 両者はあまりよく合っていない。 ただζの場合、KR については両者の傾向は合っているが、 KTの実験値 は理論曲線とは異なる傾向を示し、 σ2h/gの摺加と共 にほぼ一様に減少している。理論値は微小振幅波のポ テンシャル理論 lζ基づくもので、たとえば模型の不連 続部で生ずる渦などの効果は入ってこないが、 qlが 小さい場合は実験的には量産礁部での渦の発生や玲波、 越波の打込現象による乱れが生じ、 ζれらによるエネ ルギーの消耗があるので理論値とかけはなれるのはむ しろ当然と思われる。なお、通過率ζI関しては理論値 と実験値はあまりよく合わないというととは、:W;l
貰絞 模型の場合につき日野・山崎17)も報告している。 図4-3(a)の場合も、全体的には上述の関4-2(a) と同様の結果である。 図4-4(a)では、 実験値のばらつきが大きいが、sH l論債と実験結果の傾向は一致している。 (3) KR. KT I乙及ぼすS
の効果 図4- 5 1r:はqlと引を固定した場合、 Sやσ2hjg の値比よって KR、KTがどのように変化するかを示 した。まず理論値については、 KRI乙対するSの効果 はq2の如何にかかわらずほぽ同じになっている。つ まり凶4-5(a)、(d)、(c)はいずれも Ql=0.1でq2の みがかわっているが、 ζれらの図においてs
=
0.2の ときKRはσ2hjg=0.9付近で極大値をとり、 σ2hjg が増加するにつれて逓減する。また、s
=0.5、0.8の 場合は放物線状に極大値、極小値をくり返しとるが、 極大値は漸減して S=0.2の曲線がとれを包絡する形 をなしている。 一 方KTの万はKRの紙大値・極小 値比対して逆の極小値・極大値が対応し、 q2が大き くなるほどσ2hjgが 小言いとζろでの極小値は小さ くなり、 σ2hjgが大きいところでは KTは11乙近づ く傾向を示している。なお、 Qlが同一値の場合、引 によってs
の効果はかわっており、通過波に対しては 丸 山 の 両 方がかなり影響することを示している。 実験結果は関4
-
5
(
d
H
乙示した。 S=
0.8の場合は 182琉球大学理工学部紀要(工学箔)
1
8
3
1
1
:
毛 低 下 一ー'
i
,
"
o
.
I'
6
,
= 0.7s
=0
.
8
g
,
= 0.3 n n M n n k υ れ。
。
耳 J vz e
v
p H W Z 0o
I 26
"
o
/
'
J
3
│羽4-6 (b) KR,
KT Ir.対する q2と σ2hjgの効果 i関4-5 (c) KR,
KT fr.対するs
と σ2hjgの効果 D O2
6'>ÿ'~3
.D2hjgが大の範囲を除いて実験値は理論曲線によく合 っているが、s
=
0.2の場合は両者は合わない。乙れ は、実験において ql=O.lでかつSが小さい場合であ るので、 本章第1節で述べたようなエネルギー損失等 によるものと思われる。 (4) KR. KT 11:及lます q2の効果 凶4-6にはSとqlを閤定した場合、 q2やσ2h/g の値によって KR、KTがどのように変化するかを示 した。 KR.KT I乙対する q2のみの効果は、 qlやs
の効果l乙比較してあまり大きくない。 (5) リーフ内の波形 ql、q2、sによってリーフ内の波形がどのようにか わるかを調べるために、石嶺水路での波形記録をもと にして、各実験ケースにおけるリーフ内波形の代表 的なものを抽出して図 4 ー 7~4-9 を作成した。 図 中、注目しているパラメータ以外の模型の諸元は同ー であり、また入射波の条件もほぼ同じである。以下乙 れらの図によってリーフ内の波形I
L
関し若干の考察を 行なう。 関 4- 7 (a) ~ 4 -7 (c)は、 q2=0.9、s= 0.5のーs
= 0.:2g
,
=O.3 凶4.-6 (a) KR,
KT ζf対する q2と σ2h/gの効果1
8
4
壁礁状REEFによる波の反射率と通過率 定値Iζ対し、 qlのちがいによってリーフ内波形がどう ちがうかを、入射波の周期別に示したものである。図4
一7
(a)は入射波周期Tj
=0.7
の場合であるが、 ql=0.5
、0
.
3
のときの波形は入射波形p::比較してほとん どかわらないのに対し、ql=0.1
の場合の波形は変化 しており、またリーフ内水位の set・up現象が起って いる乙とがわかる。とのようなととはT
j =1.0
5
(図 4 - 7 (b))、 16(図4ー 7(c))の場合においても同様 であるが、周期Tj
が長くなるほどql=0.1
のときの リーフ内波形は複雑度を増している。 即ち僅礁部水深 が小さくなるとリーフ内波形の変化の度合はつよくな り、長周期の波の場合、壁礁部頂部より越波状に打込 まれる水のエネルギーによ りリーフ内に新しい波が形 成される状況を呈するようである。(図 4ー 7(c)) 4.r 'J (nllJ'
l
l = 0ソ-
4
4
7
:
¥
¥
x
I){_AJ.'目的It I-!c).V三¥
,J〉
又
c 1-1寸4
7
0
f
H
,
¥
;
J
z u 一、-,-~ 4 ・_"_"-.1ι
.r-ー-... " ヘ f、
t (sec) 図 4--7 (a) リーフ内波形 l乙対する qlの効果"
r
T{(つ拘〉 2 -1 : . -3g
2
三三守 S三;).~ ~. ' ~t ιj '三 司 J 4 J O h z Dι
4
・ ﹄ , uv z u 民 λM d t rv w 'F , d 、 V 4 ' R E e l ' ' 川, p a hε
-4
H
、
、
a 4 a f d、 、
・
4 ﹄ 代 以 ¥ p u / r︿
一
ι ヅ ー z,
J ' , M J 一 ん 図4一7(b) リ{フ内波形に対するq
l
の効果琉球大学理工学部紀要(工学篤) 185
。
r11 (叩,)g
,
=
0 qs
=
0S
,ー , p ,,
tiSeζ〉ι
フ 、7
,
=
f b刊 メイ{==3
_
t
、
4-,(j(H1 図4一7Cc) リ{フ内波形Ir.対する qlの波果 凶4
-8(a)~4 ← 8(
c
)
はql=0.1、S
=0.2の場合 のq2によりリーフ内波形の変化を示したものである。 入射波周期Tiの如何に拘らず、
q2=0.1の場合を除 いて q2ζfよる変形のちがいはそれほど大きくないよ うに思われるが、 q2が小さくなると波形の谷の 部分 が浅くなる傾向を示している。 J/{.-:I/ : llr .~ .. .., J2
ι
2
o
I 5~ ==u. _2 ロ _-ーー、、 , , -3 、 " 、 、 r t 、 ¥ , h 悼 、 ρ L -z 、 v ¥ 宮 崎 代、
i : 、 ノ イ J T ' 1 1 / U R -- ' c/
p
v
e
〆 4 5 a E A U A ' J F, ,
i ? 円 件 。 J1 n F λ ζム
ケ
ザ
て
- )-
J,
図4-8 (a) リ {フ内波形 Ir.対するq2の効果186 僅礁状
REEF
による波の反射率と通過率 1..1=
ご)'::,:i. 図4-8 (b) リーフ内波形に対するq2の効果 4 r ~r ({'!Il ) ー2 -3 官,:.-O. I 5'=;"'J:2 図4- 8 (c) リ{フ内波形 Ir.対するq2の効果 図4-
9
(a)~4
-9
(c)はq
l
二0
.
1
、q2=0.51
乙回定 し、 Sを変化させた場合のリーフ内波形を 示してい る。Tj=0.7
の場合 (図4-9(a))は、 Sによるリ ーフ内波形の差異はほとんどない。Ti
=
1.2
、1.8
の 場合 (図4-9(bl、4- 9 (cl)は、 SIC.より波形が多 少変化しているようにも思われるが、各々のs
の場合 の入射波形も完全11':同ーというわけではないの、でlE阪 には判断できない。琉球大学理工学部紀要(工学篤) 4 r 1'
"
,
;
3=
ー う 4色 T;jr
.
ヶa
T
計三J(.if.' ~... A η乙_'de n t wd_レF己 ぐ ~-
-' -3lπ
=
Q. 7吉eC 叫 ご 手2ι4fP川 図4- 9 (a) リーフ内波形 IL対する Sの効果 4 r 1: (()1',) J , J 噌 ノ 川 .d宮
,
=
O.Ii
,
:C.! 妙附J 寸でて ごげ/2ず吋eC 介-tI-.-:3 2,,-4.t こ川 図 4- 9 (b) リ{フ内波形 1<:対する Sの効果 II(じn1J 4 J ノ /'.CJ_.;h~ 11イ L-l.j:?レf f、ーコ、1 , -Uι
, / , ・ 1↑(SE'C).
'
.
2
.
.
.
.
_
_
一ーノ '.8'、
、
-
3
Lでて,
•
<!!' ". '- 11;: 1;.S "" 図4-9 (c) リ{フ内波形l乙対するSの効果1
8
7
188 集礁状REEFによる波の反射率と通過率
5
.
結 語 本論文は、沖縄の海岸の特徴である盤礁型リーフに よる波の変形に関してポテンシャル理論に基づく理論 解を導き、それによって、与えられたリーフ模型条件 に対する波の反射率・通過率を電子計算機による数値 計算で求めて実験結果と比較検討したものである。 本研究の結果を要約すると次のようになる。 1)壁礁型リーフによる波の反射率・通過率は、リ ーフ模型の条件を一定にした場合は入射波の波形勾配 による影響がきわめて大きい(図4-1)。 2 )僅礁型リーフによる波の反射率・通過率l乙対し て箆礁部水深 (qlh) が大きく影響する(図 4-2~ 4-4)。
3)壁礁型リーフによる波の反射率・通過率の実験 {直は、リーフ壁礁部の水深 (qlh)とリーフ前面の水 深 (h)の比 qlが大きい場合 (qlがほぼ0.3以上)に は微小振幅波ポテンシャル理論から誘導した理論計算 値にほとんど一致する(図4-2、図4-3(司、図4 4 (d)、図4-5)。また、反射率については ql が 0.3以下の場合でも、理論依と実験値の傾向は一致す る。4
)リーフ壁礁部の天端幅 (Sh)とリーフ前面水深 (h)の比 Sが波の反射率・通過率 l乙及ぼす影響も大き い(図4-5)。
5 )盤礁型リーフのリーフ内水深 (q2h)が反射率 .通過率l乙及ぼす影響は理論的lとはあまり大きくない (図4-6)。
6)リーフ内波形 1(.及ぼす僅礁部水深の影響は大き い(図 4一7)。
終りに、本研究に際して実験 l乙御協力いただいた当 時琉球大学理工学部土木工学科学生の上門康利・比嘉 哲夫・真喜志一寛(昭和49年度)および新城一文・横 田清(昭和50年度)の諸氏に対し謝意を表する。4
)
日野幹縫・藤崎治男;固定された海上構造物に よる波の反射と透過、第20回海岸工学講演会論文集、 1973年、 p.1015) H. Lamb; Hydrodynamics
,
Sixth Edition,
Cambridge University Press, pp.262~293.
6) J. N. Newman; Propag乱tion of water
waves past long two-dimensional obstacles
,
J.Fluid Mechanics
,
vol. 23,
part,1 1965,
pp. 23~29.
7) J. W. Miles; Surface-wave scattering
matrix for a she
,
!
f
J. Fluid Mechanics,
vol.28
,
part 4,
1967,
pp. 755~767.8) C. MEI and
L
.
BLACK; Scattering of Sur-face waves by rectangular obstacles in waters
of finite depth
,
J. Fluid Mechanics,
vol. 38,
part 3, 1969, pp. 49~511 9) 河野・埠嘉山・伊良波;リ{フによる波の変
)
1
;
;
に関する研究、第10回災害科学総合シンポヲウム講演 論文集、 1973年、 pp.195~196. 10) 河野二夫;リ{フによる波の変]修理論、土木学 会西部支部研究発表会論文集、昭和48年、 pp.97~100 11) 井島武士・佐々木富雄;潜堤の効果に関する理 論的研究、第18回海岸工学講演会論文集、 1971年、 pp.141"-'143.12) K. T AKANO
・
H.NAKAZA W A; Effect dunobstacle de parall正lepip色derectangle sur la pro
-pagation de la houle
,
The Journal of the ocea-nographical Society of Japan
,
vol. 22,
No_ 5,
1966, pp. 183~191
13) 合国良実;造波水路における波浪実験の二、三
の問題点について、第15戸
n
毎芦工学講演会論文集、1968年、 pp.50~57
14)
Y
.
Goda andY
.
Abe; Apparent Coeffi-cient of Partial Reflection of Finite
Amp-参 考 文 献 litude Waves, Report of the Port and Harbour
1) 河野・津嘉山・筒井;沖縄本島北部河川の降雨 Research Institute
,
vol. 7,
No. 3,
1968,
pp.3~57.および流出特性、災害科学総合シンポツウム講演論文 15) 室田明・山田哲二;反射波に関する基礎的研
集、第11回、 1974年、 p.222. 究、第13回海岸工学講演会論文集、1966年、pp.9 "'14
2) 吉川秀夫;浮世書流砂量 11:関する二、三の考察、 16) 岩垣雄一・木村晃;反射実験における波の相互
建設省土木研究所報告、第83号、昭和27年、 p.33. 干渉、第18岡海岸工学講演会論文集、 1971年、 pp.105
3) J. W. Johnson
,
R. A. Fuchs and J.R
.
"-'109Morison; The Damping Action of Submerged 17) 日野幹雄・山崎丈夫;垂直板による波の反射本
Breakwaters