下か 咽い ん 頭と う がん
受診から診断、治療、経過観察への流れ
患者さんとご家族の明日のために 目 次
■基礎知識
1.下咽頭について ... 2
2.下咽頭がんとは ... 3
3.症状 ... 3
4.患者数(がん統計) ... 3
5.発生要因 ... 3
■検査 1.下咽頭がんの検査 ... 4
2.検査の種類 ... 4
■治療 1.病期と治療の選択... 6
2.内視鏡治療 ... 10
3.手術(外科治療)... 10
4.放射線治療 ... 11
5.薬物療法 ... 13
6.転移・再発 ... 14
■療養 1.経過観察 ... 15
■わたしの療養手帳 ... 16
■基礎知識
1.下咽頭について
咽頭は、鼻の奥から食道までの飲食物と空気が通る部位であり、筋肉と粘膜で できた、約 13cm の長さの管(くだ)です。咽頭は上からそれぞれ、上咽頭、中 咽頭、下咽頭の 3 つの部位に分かれています(図 1)。
なお、鼻、口、あご、のど、耳などからなる部位を頭頸部(とうけいぶ)とい います。
図1.頭頸部の構造
下咽頭は、咽頭の管の最も下の部分で、食道と中咽頭、気管とつながっている 喉頭(こうとう)に隣接しています。
下咽頭は、空気や飲食物の通り道になります。飲食物が通るときには、喉頭が 上がることによって喉頭蓋(こうとうがい)が喉頭への通り道をふさぎます。そ れによって飲食物が気管に流れないようにしつつ、食道へ送ることができます。
■基礎知識
2.下咽頭がんとは
下咽頭にできたがんを下咽頭がんといい、下咽頭がんは頭頸部がんの 1 つです。
3.症状
下咽頭がんは、初期のうちは自覚症状がみられないことがあります。初期症状 としては、以下のようなものがあげられます。
飲み込むときの違和感、おさまらない咽頭痛、吐血(とけつ:消化管からの 出血)、口を大きく開けにくい、舌を動かしにくい、耳の痛み、口の奥・の ど・首にできるしこり、声の変化。
4.患者数(がん統計)
下咽頭がんは、日本全国で 1 年間に約 1,900 人が診断されます。下咽頭がん と診断される人は男性に多く、女性の 10 倍近くにのぼります1)。
5.発生要因
下咽頭がんの発生には、喫煙・飲酒との強い関連があります。
■検査
1.下咽頭がんの検査
触診、喉頭鏡(こうとうきょう)検査や内視鏡検査で咽頭を確認し、がんが疑 われる場合は、組織を採取して詳しく調べます(生検)。また、がんの大きさ、
リンパ節や他臓器への転移などを確認するために、CT 検査や MRI 検査、超音波
(エコー)検査、PET 検査などを行います。
2.検査の種類 1)触診
首の回りを丁寧に触って、リンパ節への転移がないかなどを調べます。緊張すると 首が固くなり、リンパ節の腫(は)れが見つけにくくなるため、リラックスして肩の 力を抜くことが大切です。
2)喉頭鏡検査・間接喉頭鏡検査
小さな鏡がついている器具を口から入れて、鼻やのどの奥を確認します。
3)内視鏡検査
咽頭や喉頭に局所麻酔を行い、咽頭反射と表面の痛みを除いたあと、内視鏡を 鼻や口から入れて、咽頭を確認します。その際、声帯の動きも確認します。また、
下咽頭がんでは、食道がんや胃がんを合併していることがあるため、上部消化管 内視鏡検査(胃カメラ)によって重複がんがないかを調べます。
4)生検
咽頭や喉頭に局所麻酔を行い、内視鏡で確認しながらがんの一部を採取して、
顕微鏡で詳しく確認し、がんであるかを確定します。
5)CT 検査
体の周囲から X 線をあてて撮影することで、体の断面を画像として見ることが できます。がんの深さや広がり、リンパ節への転移の有無を調べるときに行いま す。造影剤を注射して撮影すると、がんの特性や、がんと周りの血管の状態を詳 しく確認することができます。
■検査
6)MRI 検査
強力な磁石と電波を使用して撮影することで、体の断面を画像として見ること ができます。CT 検査よりがん組織と正常組織の区別が明確で、CT 検査とは異な る情報から、がんの深さや広がり、リンパ節への転移の有無を調べます。
7)超音波(エコー)検査
首の表面から超音波をあて、そのはね返りをモニターで見ながら確認します。
主に頸部(けいぶ)リンパ節への転移の有無を調べるときに用います。
8)PET 検査
放射性フッ素を付加したブドウ糖液を注射し、がん細胞にエネルギーとして取 り込まれるブドウ糖の分布を撮影することで、全身のがん細胞を検出します。CT 検査や MRI 検査とは異なる情報から、がんの広がり、リンパや他の臓器への転 移の有無を調べます。治療後の再発の診断にも有用なことがあります。
■治療
1.病期と治療の選択
治療方法は、がんの進行の程度や体の状態などから検討します。
がんの進行の程度は、「病期(ステージ)」として分類します。病期は、ロー マ数字を使って表記することが一般的です。
1)病期(ステージ)
下咽頭がんの病期は、「がんの広がり(T 分類)」「頸部のリンパ節に転移し たがんの大きさと個数(N 分類)」「遠くの臓器への転移の有無(M 分類)」に よる TNM 分類(表 1)に基づいて決まります(表 2)。
■治療
表 1.下咽頭がんの TNM 分類
日本頭頸部癌学会編「頭頸部癌取扱い規約 第 6 版(2018 年)」(金原出版)より作成
■治療
表 2.下咽頭がんの病期分類
日本頭頸部癌学会編「頭頸部癌取扱い規約 第 6 版(2018 年)」(金原出版)より作成
2)治療の選択
治療法は、標準治療に基づいて、患者さんの体の状態や年齢、希望なども含め て検討し、担当医とともに決めていきます。
食事をとる、発声するといった機能を温存することも重要ですので、腫瘍の部 位や広がりから喉頭の温存を目指す治療が可能かどうかを検討します。
下咽頭がんの治療では、I 期や II 期といった早期では、喉頭の温存を目指し、
放射線による根治的な治療や、喉頭を温存する手術(喉頭温存手術)を行います。
がんが進行している場合は手術による治療が主となり、部位によっては喉頭を摘 出せざるをえないことがあります。そこで QOL を保つために、喉頭温存手術や 薬物療法を併用して放射線治療を行う化学放射線療法を行う場合もあります。
■治療
図 2 は、下咽頭がんに対する根治を目指す治療方法を示したものです。担当医 と治療方針について話し合うときの参考にしてください。
図 2.下咽頭がんの治療の選択
日本頭頸部癌学会編「頭頸部癌診療ガイドライン 2018 年版」(金原出版)より作成
■治療
2.内視鏡治療
口から器具を入れてがんを切除する経口的切除術です。下咽頭がんでは、初期 の上皮内がんのうちであれば、胃や食道、大腸と同じように、内視鏡で切除をす る場合もあります。ただし、下咽頭がんは進行がんとして発見されることが多い ため、内視鏡手術が可能な場合は限られます。
3.手術(外科治療)
下咽頭がんに対する手術は、がんとリンパ節の切除が中心となります。切除し た部位の機能が失われる場合は、体の別の組織を移植する手術によって切除した 部分を再建する「再建手術」を行い、飲み込むことや発声の機能などをできるだ け保つようにします。
1)手術について
(1)下咽頭がんに対する手術
下咽頭がんではがんの進行状態により、口から器具を入れてがんを切除す る経口的切除術のほか、頸部の皮膚を切開して喉頭温存・下咽頭部分切除術、
下咽頭・喉頭全摘術、下咽頭・喉頭・頸部食道全摘術、下咽頭・頸部食道切 除術を行います。
(2)頸部郭清術(けいぶかくせいじゅつ)
下咽頭がんでは、高い頻度で頸部リンパ節に転移がみられます。頸部リン パ節に転移している場合や、転移の確率が高い場合、頸部リンパ節を切除す る頸部郭清術を行います。取り除く範囲は、がんの状態によって異なります。
リンパ節への転移がない場合でも、予防的に頸部郭清術を行うことがありま す。周辺の血管や神経、筋肉をできるだけ残しながら手術しますが、がんの 状態によってはそれらを残すことができないことがあります。
(3)救済手術
化学放射線療法や放射線治療のあとで、がんがまだ残っている場合、その がんを取り除くために行われる手術のことです。
■治療
2)手術の後遺症
(1)下咽頭がんの手術の後遺症
下咽頭がんが進行し、喉頭を全部切除した際には、声を出すことができな くなり、呼吸のための穴(永久気管孔)を首の付け根に開けたりします。こ のような場合は、リハビリテーションが必要です。手術では咽頭や食道の一 部または全部を切除することもありますが、腸の一部または皮膚を移植して 咽頭や食道を再建することで、多くの場合、食事ができるようになります。
(2)頸部郭清術の後遺症
頸部郭清術の際は、リンパ節だけでなく周囲の血管や筋肉、神経を切除す ることがあるため、術後に、顔のむくみ、頸部のこわばり、肩の運動障害な どの後遺症がみられます。そのため、後遺症を最小限に抑えるために、リハ ビリテーションを行います。
4.放射線治療
放射線治療は、放射線をあててがん細胞を破壊し、がんを消滅させたり小さく したりします。下咽頭がんでは、体の表面から放射線をあてる外部照射が 6~7 週間で 30~35 回くらい行われます。
薬物療法と放射線治療を併用する、化学放射線療法を行う場合もあります。薬 物を併用することにより放射線治療の効果を高めることができます。
また、頸部リンパ節への転移があり、放射線治療で治療が難しい場合は、頸部 郭清術を先に行い、その後に放射線治療を行う場合もあります。
強度変調放射線治療(IMRT)では、さまざまな方向からあてる放射線の量を コンピューターで調節するため、複雑な形のがんでもそれぞれの部位に適切な量 の放射線を照射することができます。治療終了後にあらわれる副作用を軽減する 効果があります。
■治療
●副作用について
放射線治療の副作用は、全身的なものと、治療する部位に起こる局所的なも のがあります。また、治療中や治療後すぐにあらわれるものと、治療終了後 半年から数年たってあらわれるものがあります。
副作用が原因で治療を中止するという事態を避けるため、副作用を最小限に する支持療法という処置を行うことがあります。場合によっては、歯科医、
歯科衛生士、言語聴覚士、栄養士などと連携をとることがあります。
(1)治療中や治療後すぐにあらわれる副作用
声がかれる、皮膚炎、粘膜炎、粘膜炎により飲み込みにくくなるなどの症状 があらわれることがあります。治療終了後 3 カ月くらいで改善することが多 いのですが、唾液が出にくくなるため、口や咽頭の乾燥、味がわからないと いう症状は続く可能性があります。
皮膚炎への対応には、軟こうを用いて、放射線治療によって損傷した皮膚の 組織を保湿します。口内炎や粘膜炎への対応には、痛みに対する処置として 薬を用いることがあります。口の乾燥が続く症状への対応には、水分をこま めにとるようにしましょう。担当医から人工唾液(じんこうだえき)を処方 してもらうこともできます。
口腔や咽頭の粘膜炎などの副作用により、栄養や薬剤を口から適切に摂取で きず、それが原因で治療が継続できなくなることがあります。これを防ぐた め、放射線治療の前に胃ろう(おなかの皮膚から胃へ管を通す穴)をつくっ ておくこともあります。治療中や治療後に必要な場合には、胃ろうから直接 胃の中に栄養や薬剤を入れることができます。治療が終わって、口から十分 食事がとれるようになったら、留置していた管を抜きます。通常、管を抜い たあとの穴は自然にふさがります。
(2)治療終了後半年から数年たってあらわれる副作用
中耳炎、開口障害、唾液が出にくいことによる虫歯の増加、歯の欠損や下顎 骨壊死(かがくこつえし)などがあらわれることがあります。治療終了後も 口の中をきれいに保つように気をつけることが大切です。まれに、若年性の 場合は脳下垂体の障害により第二次性徴へ影響することがあります。
■治療
5.薬物療法
下咽頭がんの薬物療法には、化学放射線療法のほか、導入化学療法、術後補助 療法があります。
1)化学放射線療法
放射線治療と併用して薬物療法(化学療法)を行う方法です。
一般的にシスプラチンが用いられます。
薬物療法と放射線治療を併用することで治療効果を高めることができる一方 で、声がかれる、皮膚炎、粘膜炎、粘膜炎により飲み込みにくい、骨髄抑制など の副作用が強くあらわれることがあります。治療開始前は十分な説明を受けまし ょう。
シスプラチンが投与できない場合は、カルボプラチンや分子標的薬のセツキシマ ブを放射線治療と併用することもあります。
2)導入化学療法
放射線治療や手術を行うときに、これらの治療の前に行う薬物療法のことです。
導入化学療法には、シスプラチンとフルオロウラシル(5-FU)を併用する PF 療 法、PF 療法にドセタキセルを加えた TPF 療法があります。
喉頭を温存する目的では一般的に TPF 療法を行います。また、導入化学療法後、
放射線治療の効果を高めるために、分子標的薬のセツキシマブを放射線治療と併用す ることがあります。
3)術後補助療法
手術のあと、がんが取り切れなかった場合や、再発の可能性が高い場合に行う 薬物療法のことです。
一般的にシスプラチンが用いられています。放射線治療を併用することが勧め られています。
■治療
6.転移・再発
転移とは、がん細胞がリンパ液や血液の流れなどに乗って別の臓器に移動し、
そこで成長することをいいます。また、再発とは、治療の効果によりがんがなく なったあと、再びがんが出現することをいいます。
下咽頭がんでは、発見時に頸部リンパ節に転移していることも少なくありませ ん。また、肺、肝臓、骨などの他の臓器に転移することもあります。
1)局所再発に対する放射線治療・手術
放射線治療は同じ場所に対して原則として繰り返し行うことができないため、
はじめの治療で放射線治療を行ったあとに再発した場合は手術を行います。一方 で、はじめの治療で放射線治療を行っていない場合は、放射線治療を含めて治療 法を検討します。
2)再発や転移に対する薬物療法
初回の治療後に再発し、手術ができない場合や遠隔転移が出現した場合には、
薬物療法を行うことがあります。患者さんの状態に応じて、いくつかの薬を併用 したり、単剤で治療したりします。
一般的にシスプラチンとフルオロウラシル(5-FU)を併用する PF 療法をしま す。PF 療法に分子標的薬のセツキシマブを併用することもあります。
また、シスプラチンなどが効かなくなった場合に、免疫チェックポイント阻害 剤のニボルマブを使用することがあります。免疫チェックポイント阻害剤を用い た治療では、思わぬ副作用がいつ生じるか予測がつかないため注意が必要です。
副作用が生じた場合の対策をしっかり行っている病院かどうかについて確認し ましょう。
■療養
1.経過観察
治療後の体の状態や、がんの転移・再発の有無を確認するために、定期的に通院 して診察や検査を受けましょう。
下咽頭がんは、治療後 2 年以内に再発することが多いとされ、その後は緩やか に減少していきます。受診の間隔は状態によって異なりますが、治療後 2 年以内 は 1~2 カ月に 1 回程度を目安に、継続的な受診が必要であり、少なくとも 5 年間 は経過観察をする必要があります。通院の際には、内視鏡検査、首の触診、画像検 査などを行います。受診の間隔や検査の内容は患者さんの状態によって異なるため、
担当医と相談しながらきちんと通院しましょう。
規則正しい生活を送ることで、体調の維持や回復を図ることができます。禁煙、
節度のある飲酒、バランスのよい食事、適度な運動など、日常的に心がけることが 大切です。
詳しい情報は「がん情報サービス」をご覧ください。
●「下咽頭がん」参考文献
1)国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」全国がん罹患モニタリング集 計 2014 年罹患数・率報告,2018 年
2)日本頭頸部癌学会編.頭頸部癌診療ガイドライン 2018 年版,金原出版
3)日本頭頸部癌学会編.頭頸部癌取扱い規約 第 6 版.2018 年,金原出版
■わたしの療養手帳
記入日 年 月 日 あなたの病気はどのように説明されましたか?
あなたが担当医から受けた説明について、メモしておきましょう。
●誰から
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●一緒に説明を聞いた人
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●何のがんか(病名)、がんの部位
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●どの検査結果からわかったのか 例:内視鏡検査
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●がんの大きさや広がり 例:直径約3センチ
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●転移の有無、転移の場所 例:リンパ節への転移は不明
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●病期 例:ステージ 2 と考えられる
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記入日 年 月 日 病気についての説明は十分に理解できましたか?
よくわからないことがあったら、遠慮しないでわかるまで担当医に質問してみましょう。
わからないことはメモに書き出して、次回の診察のときに持参しましょう。
● 説明でよくわからなかったこと 例:どのくらい入院が必要か
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●質問の例:
質問したいことはどのようなことですか?
□
○○がんと言われましたが、それは、どの検査でわかったのですか?
□
私のがんは、どのくらい進行していますか?
□
転移はありますか? どこに転移していますか?■わたしの療養手帳
記入日 年 月 日 持病や、のんでいる薬を書き出す
治療中の病気やのんでいる薬、気になる症状があるかどうかによって、がんの治療法も変わって きます。持病やのんでいる薬があったら、正確に書き出し、担当医に伝えましょう。
●現在治療中の病気 例:糖尿病と高血圧
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●かかっている医療機関 例:Aクリニック、月に1 回、○○医師
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●のんでいる薬 例:朝、○○を 1 錠
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●気になる症状
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記入日 年 月 日 どのような治療法を勧められましたか?
担当医から勧められた治療法について、それぞれにどのような効果や副作用などがあるのか 書き出してみましょう。複数の治療法についての説明を受けた場合には、それぞれについて 書き出して、比べてみることが大切です。
●治療法1
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●期待される効果
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●副作用や後遺症
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●その他、気になること
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●治療法2
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●期待される効果
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●副作用や後遺症
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●その他、気になること
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■わたしの療養手帳
記入日 年 月 日 治療においてあなたが大事にしたいことは何ですか?
それぞれの治療法には特徴があり、どの方法がよいかは、あなたが治療に求めることによっても 変わってきます。それを整理するために、あなたが大事にしたいことをあげて、治療法を選ぶ ときの参考にしましょう。
●あなたが大事にしたいこと、優先したいこと 例:・体への負担が少ないこと
・通院で治療ができること
・近くの病院で治療が受けられること ・入院の期間が短いこと
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わからないことは担当医に質問してみましょう。また、家族など、あなたの大切な人に考 えを聞くことで、自分の気持ちの整理になるかもしれません。
●質問の例:
質問したいことはどのようなことですか?
□
私が受けられる治療法には、ほかにどのようなものがありますか?□
私の状態で、標準治療*はどれですか?□
どの治療法を勧めますか?それはなぜですか?□
治療にかかる期間と、具体的な治療スケジュールを教えてください。□
治療にかかる費用の目安はどのくらいですか?□
私が受けられる臨床試験はありますか?□
治療は外来で受けられますか?入院が必要ですか?□
どのような副作用や後遺症が予想されますか?□
緩和ケアを受けたいのですが、どうすればよいですか?□
痛みや吐き気、だるさなどがあるので、和らげる方法はありますか?□
家族や家庭の生活について、相談できますか?*標準治療: 治療効果・安全性の確認が行われ、現在利用可能な最も勧められる治療のこと
●協力者(五十音順): 岡野 晋 (国立がん研究センター東病院 頭頸部内科)
鬼塚 哲郎(静岡県立静岡がんセンター 頭頸部外科)
篠﨑 剛 (国立がん研究センター東病院 頭頸部外科)
全田 貞幹(国立がん研究センター東病院 放射線治療科)
田原 信 (国立がん研究センター東病院 頭頸部内科)
国立がん研究センターがん対策情報センター 患者・市民パネル
2018 年 11 月作成(116-3E-201811-4)