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Microsoft Word - 【0115確定後修正(HPのみ修正)】港湾・海岸事業⑪

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平 成 3 0年 1 月1 6 日 建 設 常 任 委 員 会 資 料

港湾・海岸事業について

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建設常任委員会資料

目 次

Ⅰ 港湾事業について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1 兵庫県の港湾の概況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 港湾の機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1) 物流機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2) 産業機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (3) 交流機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (4) 環境機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (5) 防災機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 各港湾整備の方向性と取り組み ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1) 国際拠点港湾 姫路港 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2) 重要港湾 尼崎西宮芦屋港 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (3) 重要港湾 東播磨港 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (4) 地方港湾 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Ⅱ 海岸事業について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1 兵庫県の海岸の概況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 海岸整備の基本的方向 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 各沿岸での取り組み ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1) 大阪湾沿岸 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2) 播磨沿岸 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (3) 但馬沿岸 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (4) 淡路沿岸 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Ⅲ 南海トラフ地震等に備える地震・津波対策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1 津波対策の基本方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 津波対策の事業内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 1 2 2 3 3 3 4 5 5 8 11 13 15 15 16 16 16 17 18 18 20 20 21

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Ⅰ 港湾事業について

1 兵庫県の港湾の概況

港湾法に基づく港湾は全国に994港、県下には30港ある。 そのうち、県は姫路港、尼崎西宮芦屋港、東播磨港など28港を管理しており、神戸 港を神戸市が、古茂江港を洲本市が管理している。 国際 戦略 港湾 国際 拠点 港湾 重 要 港 湾 地 方 港 湾 港 区 府 県 境 界 線 市 町 境 界 線 凡        例   姫 路 港 神 戸 港 国際戦略港湾…… 長距離の国際海上コンテナ運送に係る国際海上輸送網の拠点となり、か つ、当該国際海上貨物輸送網と国内海上貨物輸送網とを結節する機能が高 い港湾であって、その国際競争力の強化を重点的に図ることが必要な港湾 国際拠点港湾…… 国際戦略港湾以外の港湾であって、国際海上貨物輸送網の拠点となる港湾 重 要 港 湾…… 国際戦略港湾及び国際拠点港湾以外の港湾で、海上輸送網の拠点となる港 湾その他の国の利害に重大な関係を有する港湾 地 方 港 湾…… 上記以外の港湾で、おおむね地方の利害にかかるもの 種別の定義 種 別 港 名 管理者 国 際 戦 略 港 湾 神戸 神戸市 地 方 港 湾 古茂江 洲本市 表-1-2 市管理の港湾 種 別 港        名 国 際 拠 点 港 湾 姫路 (1港) 重 要 港 湾 尼崎西宮芦屋、 東播磨 (2港) 地 方 港 湾 明石、江井ヶ島、相生、 坂越、赤穂、古池、 家島、岩屋、淡路交流の翼、 浦、津名、洲本、 由良、阿万、福良、 津井、湊、都志、山田、 江井、郡家、室津、 津居山、竹野、柴山(25港) 表-1-1 兵庫県管理の港湾 (市) (市) 国際 戦略 港湾 国際 拠点 港湾 重 要 港 湾 地 方 港 湾 港 区 府 県 境 界 線 市 町 境 界 線 凡        例 兵庫県管理の港湾 市管理の港湾

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- 2 - 0 50 100 150 200 250 H3 H8 H13 H18 H23 H28 百万フレート・トン 取 扱 貨 物 量 地方港湾 東播磨港 尼崎西宮芦屋港 姫路港 阪神・淡路大震災(H7.1.17) 明石海峡大橋供用開始(H10.4.5)

2 港湾の機能

港湾は、海と陸をつなぐ重要な空間であり、人、もの、情報が交流する交通拠 点、産業拠点として大きな役割を果たすとともに、自然環境の保全・創造の場や 緊急物資の輸送拠点として利用されている。

(1) 物流機能

ア 県管理港湾の取扱貨物量 県管理港湾では、主にLNGや石炭などのエネルギー関係貨物、鉄鉱石、鋼 材などの生産関係貨物、砂利などの建設関係貨物を扱っている。 平成20年のリーマンショックなどにより減少したが、近年は横ばいで推移し、 平成28年には約8,900万トンの取扱いがあった。 県管理港湾の取扱貨物量 外国貿易の拠点 コンテナターミナル、多目的国際ターミナル 等 国内物流の拠点 内貿物流ターミナル 等 生産基地(臨海工業地帯) 鉄鋼、化学工業品、電気機械 等 エネルギー供給・備蓄基地 電力、ガス、LNG 基地 等 漁業活動の拠点 物揚げ場、船揚げ場 等 海上旅客輸送の拠点 フェリー、旅客船ターミナル 等 プレジャーボート ボートパーク 等 レクリエーション、アメニティ 親水緑地、遊歩道 等 都市施設 住宅、生活排水処理施設用地 等 防災(地震、高潮、津波) 耐震バース、防災拠点 等 物流機能・産業機能 交流機能・環境機能・防災機能

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- 3 - 外航船 1% 内航船 99% [平成28年] 入港船舶数 154,015隻 外航船 2,061隻 内航船 151,954隻 外貿 50% 内貿 50% LNG(液化天 然ガス) 22% 鉄鉱石 17% 石炭 10% 鋼材 10% 砂利・砂 7% 石灰石 6% セメント 4% 鉄鋼 3% 化学薬品 3% 非金属鉱物 3% その他 15% [平成28年] 取扱貨物量 8,889万トン 外貿 4,474万トン 内貿 4,415万トン

(2) 産業機能

ア 製造業 臨海部市町の合計面積は県土全体の約46%を占めており、製造品出荷額等では 約75%を占め、国民経済を支える製造業が臨海部市町、特に播磨、阪神地域に集 中している。また、発電の主力である火力発電所も臨海部に立地しているなど、 港湾は生産拠点、エネルギー供給拠点として利用されている。 イ 水産業 港湾は漁業活動の拠点として水産振興に重要な役割を果たしており、県全体 の水揚量のうち、約40%が港湾で水揚げされている。

(3) 交流機能

ア 定期航路 定期航路として7航路が就航しており、年間約160万人が利用、約52,000台の車両 が運搬されている。 イ 海の玄関口としての観光交流拠点 遊覧船の母港やクルーズ船の寄港地として、観光交流拠点の役割を果たして いる。 ウ 安全で快適な海洋性レクリエーション空間 姫路港の白浜地区や尼崎西宮芦屋港の西宮地区などは、ヨット、ウィンドサ ーフィンなど海洋性レクリエーションの場とし て、多くの市民が利用している。

(4) 環境機能

ア モーダルシフトによる環境改善 陸送から海送への輸送方式の転換(モーダルシ フト)により、CO2排出量を削減し、環境の改 善に寄与している。 県管理港湾における取扱貨物品目別比較 県管理港湾における入港船舶隻数 【モーダルシフト概念図】

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- 4 - イ 緑豊かで潤いのある水辺空間 「網干なぎさ公園」や「甲子園浜海浜公園」、「高砂海浜公園」などは、人々 の暮らしにゆとりと潤いをもたらす緑豊かな自然環境を創出するとともに、レ クリエーション空間としても多くの市民に利用されている。

(5) 防災機能

地震災害に強い防災基盤 港湾は、災害時の緊急物資の輸送や防災拠点、代替交通などの機能を担って いる。阪神・淡路大震災時には、鳴尾耐震岸壁や甲子園耐震岸壁から緊急救援 物資が搬入され、また、寸断された陸上交通の代替交通として、阪神間と播磨、 淡路島方面を結ぶ臨時航路が開設されるなど、港湾が活用された。 そのため、災害発生時の海上アクセスポイントとして、姫路港など8港湾で 計16バースの耐震強化岸壁を整備済みであり、臨海部に位置する県民局・県民 センターにおいて、最低1カ所以上の耐震強化岸壁がある。 【網干なぎさ公園】 【高砂海浜公園】 特定外来生物(ヒアリ)の確認 平成 29 年 5 月、尼崎市において神戸港から陸送されたコンテナから、国内で初 めて「ヒアリ」が確認されました。 特徴:主に南米に生息、体長2~6mmの赤茶色のアリで、 亜熱帯、温帯でも生息が可能なため本邦への侵入を 警戒する重要性が高い。 人体への影響: 刺されると、アルカロイド系の毒によって非常に激 しい痛みを覚え、水疱状に腫れる。 さらに、毒に対してアレルギー反応を引き起こす場 合がある。 6月に県独自の調査として、平成 29 年度に外国から入港した船舶から貨物を荷 揚げした公共係留施設及びそれに附帯する荷さばき施設の目視調査を行いました が、調査の結果、県管理港湾ではヒアリは確認されていません。 なお、公共ふ頭でヒアリ生息地である中国への輸出コンテナ(神戸港経由)の取 扱いがある東播磨港(高砂地区)では、目視調査を継続実施しています。 【ヒアリ】

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- 5 - 外航船 2% 内航船 98% [平成28年] 入港船舶数 28,643隻 外航船 709隻 内航船 27,934隻 外貿 64% 内貿 36% LNG (液化天然 ガス) 54% 鋼材 10% 鉄鋼 6% 石炭 5% 化学薬品 5% 金属くず 3% フェリー 3% その他 14% [平成28年] 取扱貨物量 3,539万トン 外貿 2,260万トン 内貿 1,279万トン

3 各港湾整備の方向性と取り組み

(1) 国際拠点港湾 姫路港

ア 目指すべき方向性 イ 姫路港の現状 (ア) 利用状況 ※漁業活動の拠点として1漁業協同組合(姫路市漁業協同組合)があり、 主に網干地区、的形地区、白浜地区等で約300隻の漁船が利用している。 品目別取扱貨物量 入港船舶隻数 地域の活力源となる強い産業づくり を支える港 背後圏の産業を支える港として、物流 機 能 や 産 業 用 地 と し て の 機 能 の 強 化 を 図る。 また、エネルギー拠点にも利用できる 開発空間を提供する。 交流人口の拡大を支える港 姫路港周辺の観光資源の深化・連携を 図り、地域内の住民が愛着や誇りを持て るような交流空間の創出により、交流人 口の拡大を目指す。 豊かな自然環境を次世代につなぐ港 陸送から海上輸送へのモーダルシフ トの推進等により、環境改善を図る。 また、生物の多様性や生産性が確保さ れた「豊かな海」の実現のため、自然海 岸の保全や干潟等の造成による自然環 境の創出を図る。 安全なくらし、安定した企業活動を守 る港 南海トラフ地震発生時における、大阪 湾のバックアップ機能の一部と支援機能 の確保を目指す。また、災害時における 人・生活物資の輸送を確保する。 さらに港湾施設の老朽化対策について は、総合的な観点から戦略的に進める。

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- 6 - (イ) 各地区の概況 ・妻鹿日田地区では、「関西のエネルギー基地」として、LNG基地を併設し た天然ガスを燃料とする火力発電所が立地しており、年間約1,800万トンのL NGが輸入されている。 ・中島・広畑・浜田地区では、金属鉱、非金属鉱物、金属くずなどが取り扱わ れ、地域産業を支える物流拠点として利用されている。 ・飾磨・須加地区は、鋼材やセメント、化学肥料などの貨物を取り扱うほか、 クルーズ船の受け入れや、家島諸島や小豆島行きの定期旅客船・フェリーが 就航するなど、海の玄関口としても利用されている。 ・飾しか万津ま づ臨港公園などの交流施設は、平成25年7月に住民参加型の地域交流拠 点として「みなとオアシス※姫路」に登録されている。 ※みなとオアシス:地域住民の交流や観光の振興を通じた地域の活性化に資する「みなと」 を核としたまちづくりを促進するため、国により認定・登録されたもの。 ウ 取り組み (ア) 主な事業箇所 地区名 事業名 全体計画 備 考 須 加 -12m航路・泊地浚渫(直轄) 約59万㎥ -5.5m岸壁改良 360m 老朽化対策(H29完) 網 干 廃棄物埋立護岸整備 1,639m (イ) 姫路港港湾計画改訂 近年の姫路港を取り巻く社会経済情勢の変化に対応し、物流のみならず、産 業基盤づくりなど幅広い観点からとりまとめた「姫路港の整備・利用のあり方」 を踏まえ、港湾計画の改訂作業を進めている。 (ウ) 姫路港旅客ターミナルエリアのリニューアル 旅客船利用者の利便性・快適性の向上、にぎわいの創出を図るため、基本機 能(ターミナル機能、物流機能、クルーズ機能)を改善するとともに、新機能(海 【妻鹿日田地区(LNG基地)】 【中島地区(公共岸壁)】 【須加地区(「ロストラル」寄港)】 【飾磨地区(定期旅客船発着所)】

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- 7 - や船を眺めることができるレストラン・カフェなど)を導入し、新たな交流拠 点を形成するため、今年度中に基本計画を策定する。 (エ) ポートセールスの推進 姫路港ポートセールス推進協議会と連携し、貨物取扱量の増加やクルーズ客 船の誘致に向け、荷主企業や船社等に対してセールス活動を行っている。 ① 内航コンテナ貨物助成事業 県管理港湾の公共埠頭と阪神港との間でコンテナ貨物の海上輸送を行う荷 主企業等に対して1TEUあたり3,000円の助成を実施している。 ② 内航フィーダー航路の開設検討 姫路港-神戸港間にコンテナ貨物の内航フィーダー航路を開設するため、検 討委員会を設置し、開設方策の検討を行った。検討結果を踏まえ、航路開設の 実現可能性を検証していく。 ③ 港湾施設使用料の減免 県管理港湾と阪神港との間で内航コンテナ貨物輸送を行うために入港した 船舶の入港料を免除している。 また、姫路港広畑埠頭では、阪神港との間でコンテナ貨物輸送を行うために ガン トリー ク レー ンを 使用し た荷 主企 業等のガン トリ ークレー ン使 用料を 50%減免している。 ④ バルク貨物の取扱量増加に向けた取り組み 姫路港のバルク貨物取扱量増加を図るため、平成27年度から3箇年に限って、 ひょうご埠頭(株)による県営クレーンの使用料の減額(試行)や、平成28年4 月から新たに上屋を供用するなど、利用者の利便性の向上に取り組んでいる。 ⑤クルーズ客船の誘致 クルーズ客船の誘致に向けては、船社向けに観光PR用のDVD作成に取り組 むとともに、地域住民の機運を高めるイベントを開催した。さらに泊地の浚渫 を行うなど環境面の整備も行った。 なお、今年度は4月に「オイローパ」、5月に「ロストラル」、9月に「にっぽん 丸」が寄港した。 (オ) プレジャーボート対策 平成30年度の解消に向け、引き続き、ボートパーク等への誘導や地域漁協を 活用した放置艇の管理等を推進する。 県内の放置艇隻数(神戸市除く) H14年度 H19年度 H28年度 約6,800隻 約5,000隻 約800隻 【「飛鳥Ⅱ」初寄港】 クルーズ客船「飛鳥Ⅱ」が姫路港初入港 平成 29 年3月 12 日に、日本最大のクルーズ客船「飛鳥Ⅱ (50,142 総トン)」が初入港しました。当日は、およそ 5,000 人の市民が見学に訪れ、出港時には姫路市立高浜小学校マーチ ングバンドによる歓送演奏で見送りました。 平成 31 年には、クルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス (115,875 総トン)」が姫路港に初入港することが決定しました。

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- 8 - 外航船 3% 内航船 97% [平成28年] 入港船舶数 5,724隻 外航船 187隻 内航船 5,537隻 外貿 6% 内貿 94% 砂利・砂 25% 完成自動車 14% 鋼材 14% セメント 11% 非鉄金属 8% 石油製品 6% 再利用資材 5% 金属くず 4% 廃土砂 4% その他 9% [平成28年] 取扱貨物量 493万トン 外貿 28万トン 内貿 465万トン

(2) 重要港湾 尼崎西宮芦屋港

ア 目指すべき方向性 イ 尼崎西宮芦屋港の現状 (ア) 利用状況 (イ) 各地区の概況 ・東海岸町沖地区では、自動車メーカーが在阪工場で生産した完成自動車を 九州、中国、四国、関東方面へ輸送しているほか、鉄鋼業者が物流センタ ーとして利用している。 ・尼崎臨海部では尼崎21世紀の森構想に基づき、新たな水辺環境の創造に取 り組んでおり、扇町地区において都市公園と一体的に尼崎の森中央緑地を 整備している。また、運河・水路では、遊歩道や水質浄化機能付き親水護 岸を利用して、行政、市民、学校等の連携による水環境の改善に関する学 習等が行われている。 産業・物流機能と生活・環境機能が共存する港 先駆的な環境・エネルギー技術を活用、導入するなど、創造的なも のづくりスタイルを創出し、ものづくり産業の活性化を目指す。 鉄鋼等の工場が数多く立地する尼崎臨海地域では「尼崎21世紀の森 構想」、「21世紀の尼崎運河再生プロジェクト」などの取り組みを進 めており、大阪湾を先導する自然環境豊かな港を目指す。 また、阪神地域の海洋性レクリエーション拠点としての役割を担っ ており、人と自然が共存する美しくにぎわいあふれる港湾空間の形成 を目指す。 品目別取扱貨物量 入港船舶隻数

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- 9 - ・潮芦屋の人工海浜は、利用開始から10年以上が経ち、砂浜が痩せる状況が 見られる。現在、砂の流出量や粒径の分布調査を実施中であり、今年度中 に砂の補充などの対策を行う。 ・西宮地区は、建設資材を中心とした内貿物流拠点として利用されているほ か甲子園地区などとともに、古くから海洋性レクリエーションの拠点とし て利用されている。 ・甲子園浜地区には広域防災拠点に隣接して耐震強化岸壁があり、大規模地 震発生時の輸送拠点などの役割を担っている。 ・芦屋浜・芦屋沖地区では、芦屋キャナルパーク、マリーナや人工海浜など を整備しており、海洋性レクリエーションの場として利用されている。 ウ 取り組み (ア) 主な事業箇所 地区名 事業内容 全体計画 備 考 東海岸町沖 -12m航路・泊地浚渫(直轄) 約99万㎥ 東 海 岸 町 -10m岸壁改良(直轄) 370m 老朽化対策 扇 町 緑地(尼崎の森中央緑地) 10ha 【西宮地区(公共岸壁)】 【芦屋沖地区(潮芦屋ビーチ)】 【甲子園地区(甲子園浜海浜公園)】 【東海岸町沖地区(公共岸壁)】

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- 10 - (イ) フェニックス事業用地の土地利用の推進 東海岸町沖地区のフェニックス事業用地は、阪神間に残された貴重な産業 活動の場であることから、地域経済を牽引する企業が円滑に立地できるよう 順次整備する。 【東海岸沖町地区(フェニックス事業用地)】 フェニックス事業用地 尼崎運河オープンキャナルフェスティバルの開催 地域の貴重な財産である尼崎運河でまちづくり活動に取り組む市民団体や大学 により「尼崎運河オープンキャナルフェスティバル」が開催され、水質浄化活動 やパドルボートの体験会などで賑わいました。 【開催概要】 日 時:平成 29 年 10 月 14 日(日) 実施場所:尼崎運河 北堀キャナルベース周辺 参加人数:約 300 人 開催内容:各団体による尼崎運河・臨海部での環境活動報告 水質浄化活動の体験会やパドルボードの体験会 夜の運河をバックにジャズの生演奏 等 【水質浄化施設での環境活動】 【パドルボート体験会】 フェニックス事業用地

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- 11 - 外航船 7% 内航船 93% [平成28年] 入港船舶数 14,518隻 外航船 1,046隻 内航船 13,472隻 外貿 56% 内貿 44% 鉄鉱石 39% 石炭 18% 鋼材 12% 砂利・砂 8% 非金属鉱物 5% 石灰石 4% その他 14% [平成28年] 取扱貨物量 3,810万トン 外貿 2,133万トン 内貿 1,677万トン

(3) 重要港湾 東播磨港

ア 目指すべき方向性 イ 東播磨港の現状 (ア) 利用状況 (イ) 各地区の概況 ・播磨地区は、東播磨港公共ふ頭の中核的地区として利用されおり、主に産 業機械や鋼材などが取り扱われている。 ・別府地区には、「加古川海洋文化センター」「じゃぶじゃぶ池(海水遊び用 の人工池)」があり、水際線を開放した貴重な親水空間として、年間20万 人以上に利用されている。 ・加古川地区には大規模な製鉄所が立地しており、水深17m岸壁などの専用 施設により鉄鉱石、石炭を輸入する一方、鉄鋼を生産し、国内外に広く出 荷している。 ・高砂地区、荒井地区では、「高砂海浜公園」や、「高砂みなとの丘公園」、「あ らい浜風公園」を整備しており、市民の貴重な憩いの場として、多くの人々 に利用されている。 播磨の産業活動を支援する港 高砂西港の利活用を促進するなど、播磨の鉄鋼・機械産業が発展する工 業港として、また、水産振興に重要な役割を果たす活発な漁業活動の拠点 として、産業活動を支える港を目指す。 地域の生活環境を改善する港 市民にとって遠い存在となった海辺を取り戻すため、企業協力による新 たな形態の親水緑地として「あらい浜風公園」「高砂みなとの丘公園」を 供用しており、にぎわいのある親水空間を創造し、地域の生活環境の保全・ 創造に取り組む。 ※漁業活動の拠点として6漁業協同組合があり、主に二見地区、伊保 地区等で約430隻の漁船が利用 品目別取扱貨物量 入港船舶隻数

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- 12 - ・伊保地区には石炭を燃料とする火力発電所が立地しているほか、公共ふ頭 において建設資材が取り扱われている。 ウ 取り組み (ア) 主な事業箇所 (イ) 内航コンテナ貨物助成事業(再掲) 東播磨港では、平成24年度から県の内航コンテナ貨物助成事業等を活用し、 海上輸送へのモーダルシフトに取り組んでいる。 【高砂西港のコンテナ取扱状況】 コンテナ貨物助成実績 年度 取扱貨物量 うち助成対象※ H27 3,877TEU 1,973TEU H28 4,071TEU 3,590TEU ※助成期間を終了するなどして助成対象外となるものがあるため、 取扱貨物量とは差がある。 地区名 事業内容 全体計画 備 考 伊 保 -3.5m物揚場改良 222m 老朽化対策 播 磨 -12m岸壁改良 480m 老朽化対策 高 砂 -5.5m航路浚渫 約4.5万㎥ 【播磨地区(公共岸壁)】 【別府地区(じゃぶじゃぶ池)】 コンテナ船

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(4) 地方港湾

ア 目指すべき方向性 イ 播磨地域 (ア) 主な港の概況 【明石港】 淡路島と結ぶ航路の発着点であり、年間71万人が利用し、自転車3万台、 バイク1万台が運搬されている。 平成28年3月には「明石市中心市街地活性化基本計画(2期計画)」(市 策定)が国に認定されており、明石港は中心市街地の活性化を図る重要な エリアに位置付けされている。 そのため、明石港東外港地区の公共埠頭及び展望公園を対象に再開発に 取り組んでいる。 【相生港、赤穂港】 建設資材を中心とした内貿物流や漁業活動が活発に行われている。 また、相生港の「みなとオアシスあいおい」は、近畿第1号のみなとオ アシスとして、港の資源を活用したにぎわいの空間となっており、新たに 平成29年9月に相生ペーロン海館が完成した。 【家島港】 真浦地区は、離島住民の移動や観光の玄関口である。旅客船ターミナル を整備し、年間45万人が利用している。 網手地区では、真浦地区からの荷役転換など港湾活動の適切な分担を図 るため、防波堤、物揚場の整備を進めている。 地域産業活動への支援 水産活動の拠点、建設資材、原材料等の搬出入拠点として地域の産業 を今後とも支援していく。 交流機能の強化 観光振興等まちづくりと連携したにぎわい空間を形成し、交流機能を 強化していく。 港内水域の安全性の向上 防波堤の整備により、静穏水域を拡大し、荷役活動の安全性向上や船 舶避難の停泊地確保を図る。 【明石港】 【家島港 真浦地区(定期旅客船発着所)】

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- 14 - 【 柴山港(防波堤)】 【福良港(観潮船発着所)】 (イ) 主な事業箇所 ウ 但馬地域 (ア) 主な港の概況 【柴山港】 天然の良港であり、漁業基地として利用 されている。また、港湾法に基づく避難港 の指定を受け、防波堤整備を進めている。 【津居山港】 カニなどの沖合漁業や沿岸漁業の水あげ などの漁業基地として活発に利用されている。 (イ) 主な事業箇所 港 名 事業内容 全体計画 備 考 柴 山 港 防波堤整備(直轄) 450m 津居山港 護岸改良 274m 老朽化対策 エ 淡路地域 (ア) 主な港の概況 【洲本港】 平成29年7月に関空洲本航路が復活し、淡 路島の玄関口となっている。 【岩屋港】 本州と淡路島を結ぶ唯一の発着点である とともに、漁業活動を中心に利用されてい る。 【由良港】 防波堤となる成ヶ島の背後に発展した天 然の良港で、漁業活動を中心に利用され ている。 【福良港】 漁業基地として重要な役割を果たしているほか、うずしお観潮船の発着 港として観光の拠点となっており、年間約19万人に利用されている。 (イ) 主な事業箇所 港 名 事業内容 全体計画 備 考 岩 屋 港 防波堤改良 20m 由 良 港 防波堤改良 320m 老朽化対策(H29完) 港 名 事業内容 全体計画 明石港 区画道路整備 165m(H29完) 家島港 防波堤・物揚場整備 275m

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- 15 - 【竹野海岸海水浴場】

Ⅱ 海岸事業について

1 兵庫県の海岸の概況

(1) 海岸線延長 海岸線延長 850km 大阪湾沿岸 播磨沿岸 但馬沿岸 淡路沿岸 200km 281km 154km 215km (2) 海岸保全区域 海岸線延長の約50%にあたる427kmが海岸保全区域に指定 されている。 海岸保全区域延長 427km 国土交通省 農林水産省 水管理・国土保全局 港湾局 108km 271km 48km (3) 沿岸の概況 ア 大阪湾沿岸 大阪湾沿岸は、背後に人口・資産が集積し、道路や鉄道などの交通網が発達 している。また、甲子園浜や御前浜など都市部に隣接する砂浜は市民の憩いの 場となっている。 一方、湾奥部に位置し、臨海部に海抜ゼロメートル地帯が拡がる地形特性か ら、南海トラフ地震津波では広範な浸水被害が懸念されている。 イ 播磨沿岸 播磨沿岸は、東播磨から中播磨にかけ て、人口・資産が集積しており、海岸防 護の重要性が高い地域である。 一方、西播磨は瀬戸内海国立公園に指 定され、変化に富んだ美しい海岸と多く の島々が織りなす風光明媚な景観を有し ている。 ウ 但馬沿岸 但馬沿岸は、山陰海岸国立公園内にあ って、変化に富んだ地形や地質で形成さ れ、豊かな自然環境と優れた景観、貴重 な文化財などが数多く分布しており、世 界ジオパークにも認定されている。 冬季には、北西の季節風による風浪が 発達する。 大阪湾沿岸 但馬沿岸 播磨沿岸 淡路沿岸 海岸保全区域:海水又は地盤の変動による被害から海岸を守るために 「海岸法」に基づいて指定した区域 【新舞子海岸の干潟】

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- 16 - エ 淡路沿岸 淡路島は、大阪湾、播磨灘及び太平洋に囲まれ、海岸線は、松帆崎、慶野松 原海岸等の景勝地を有しており、瀬戸内海国立公園に指定されるなど、豊かな 自然景観を持つ。 一方、第二室戸台風をはじめ数々の台風により低地での浸水や海岸侵食の被 害を受けてきた。また、近い将来に発生が予想されている南海トラフ地震津波 では、南部を中心に甚大な被害が懸念されている。

2 海岸整備の基本的方向

海岸法に基づき国が定めた「海岸保全基本方針」を踏まえて、本県では沿岸ご とに「海岸保全基本計画」を定め、これに基づき「海岸防護のさらなる推進と環 境・利用が調和した海岸づくり」を積極的に推進している。 「海岸保全基本方針」の基本的な理念 「美しく、安全で、いきいきした海岸」を次世代へ継承 (1) 安全な海岸づくり 高潮や侵食、近い将来発生が懸念される南海トラフ地震による津波に対応する ため、海岸防災機能の強化を図る。特に津波対策については、東日本大震災の教 訓を踏まえて、平成27年度に策定した「津波防災インフラ整備計画」に基づき、 計画的・重点的に海岸保全施設等の整備を推進する。 また、海岸保全施設の維持修繕・更新を計画的に進めるため、平成25年度に策 定した「ひょうごインフラ・メンテナンス10箇年計画」に基づき、老朽化対策を 実施する。 (2) 美しい海岸づくり 瀬戸内海国立公園や山陰海岸国立公園など、恵まれた自然環境と調和のとれた 海岸整備を進めるとともに、環境保全機能を有する砂浜等の復元、創出を図る。 (3) いきいきした海岸づくり 養浜等により、失われた自然の回復や新しい海浜の創出を行うとともに、海辺 のプロムナード整備等により、人々が気軽に海と親しみながら、憩い・集うこと のできる豊かで魅力ある海岸の整備を行う。

3 各沿岸での取り組み

(1) 大阪湾沿岸 広大な海抜ゼロメートル地帯を有する市 域を高潮や津波の被害から守るため尼崎閘 門(尼ロック)と排水機場を管理しており設 備の補修や機器更新を行っている。 また、南海トラフ地震・津波に備え、防潮堤 の沈下対策や陸閘等の遠隔操作化を進めている。 安全な海岸づくり 美しい海岸づくり いきいきした海岸づくり 【尼崎閘門】

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- 17 - 主な事業箇所 地区名 事業内容 全体計画 尼崎西宮芦屋港海岸 (尼崎市東海岸町等) 防潮堤沈下対策 2.0km 尼崎西宮芦屋港海岸 (西宮市朝凪町等) 防潮堤沈下対策 1.1km 尼崎西宮芦屋港海岸 (尼崎・西宮市域) 陸閘等の遠隔操作化 26基 (2) 播磨沿岸 ア 東播磨地域 東播磨港海岸高砂地区(堀川)におい て、腐食が進んだ矢板護岸の改修を進め ている。 また、高潮・津波時に陸閘を迅速に閉 鎖するため、明石港海岸などで電動化工 事を行っている。 直轄事業で 整備を進め ている東 播海 岸では、明石西外港地区・狩口地区にお いて防潮堤整備を、塩屋東地区において 離岸堤整備を進めている。 イ 中播磨地域 姫路港海岸では、白浜地区、浜田地区 で防潮堤の補強や新設を行っている。 また、老朽化した大江島排水機場を更 新するための設計を進めている。 ウ 西播磨地域 相生港海岸の旭排水機場では、電気・機械設備の機器更新を、また、赤穂港 海岸御崎地区の唐船海岸では、養浜工事を実施している。 主な事業箇所 地区名 事業内容 全体計画 備 考 東 播 磨 港 海 岸 護岸改良 1.0km 老朽化対策 東 播 海 岸 (直 轄 ) 防潮堤整備 0.6km 高 潮 対 策 姫 路 港 海 岸 防潮堤改良 0.2km 高 潮 対 策 相 生 港 海 岸 排水機場補修 1式 老朽化対策 赤 穂 港 海 岸 養浜 1.4万m3 環 境 整 備 【姫路港海岸(浜田地区)】 【東播磨港海岸(高砂地区)】 越波状況 防潮堤 矢板護岸

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- 18 - (3) 但馬沿岸 日本海津波に対して被害を最小限に抑えるため、現在実施している津波のシミ ュレーション結果を踏まえ、今後、ハード・ソフト両面からの取組みについて検 討していく。 また、津居山港海岸気比地区や竹野海岸では、美しい海岸線を守るため、積極 的に地域ボランティアによる清掃活動が行われている。 (4) 淡路沿岸 ア 淡路島北部 田之代海岸では、「いきいき・海の子・浜づくり事業」により、有識者や地 域住民等とともに利用しやすい海岸づくりを進め、平成29年10月に整備を完了 した。 イ 淡路島東部 洲本港海岸では、南海トラフ地震による津波に備え、防潮堤の沈下対策や 越流対策を実施している。 また、内田海岸では、越波・侵食被害を防止するため、消波堤と礫れき浜はまの整 備を進めている。 ウ 淡路島南部 県下で最も高い津波が想定される福良港海岸では、津波高を低減するため 湾口防波堤の整備を進めており、今年度より本格工事に着手している。 また、阿万港海岸においても、津波に備えた防潮堤の嵩上げや補強を進め 【田之代海岸】 整備前(越波状況) 【内田海岸】 整備後 整備前(越波状況) 礫浜 消波堤 波でうちあげ られた小石 整備後

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- 19 - 【福良港湾港防波堤 整備イメージ】 嵩上げ 【阿万港海岸】 ている。 エ 淡路島西部 淡路海岸では、老朽化した防潮堤の補強を実施しており、鳥飼海岸につい ては、侵食対策の検討を進めている。 また、湊港海岸では、老朽化した湊排水機場を更新するための設計を進め ている。 主な事業箇所 地区名 事業内容 全体計画 備 考 内 田 海 岸 消波堤・礫浜 1.2km 侵 食 対 策 福 良 港 海 岸 湾口防波堤 1.1km 津 波 対 策 阿 万 港 海 岸 防潮堤改良 0.7km 津 波 対 策 淡 路 海 岸 防潮堤補強 1.7km 老朽化対策 施工後 【淡路海岸】 整備前(老朽化) 整備後 コンクリート の老朽化 堤体前面を補強

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Ⅲ 南海トラフ地震等に備える地震・津波対策

南海トラフ地震による津波に備えるため、国の「南海トラフ巨大地震による最大 クラスの津波想定」(平成24年8月)や、県独自の津波浸水想定(平成26年2月)を踏ま え、「津波防災インフラ整備計画」を平成27年6月に策定した。 今後は本計画に基づき、防潮堤等の整備・補強等の津波対策を効果的かつ効率的に 推進する。 1 津波対策の基本方針 (1) 津波対策の基本的な考え方

(2) 施策体系 レベル1津波対策(津波の越流を防ぐ) 津波防御対策 (1)防潮堤等の整備(防潮堤1.5km、湾口防波堤1箇所) (2)防潮堤の健全性の保持(防潮堤73.2km) (3)陸閘等閉鎖施設の迅速かつ確実な閉鎖(閉鎖施設84基) 避難支援対策 (レベル2津波にも対応) (1)道路等施設利用者の避難支援 (2)県民へのリアルタイム情報の提供(港内カメラ4基) (3)親水施設利用者等の避難支援(スピーカー2箇所) (4)防災意識の向上・防災学習の普及 レベル2津波対策(津波の浸水被害を軽減する) 既存施設強化対策 (1)防潮堤の越流・引波対策(防潮堤11.6km) (2)防潮堤の沈下対策(防潮堤4.9km) (3)防潮水門の耐震対策 津波被害軽減対策 (1)津波越流範囲の縮小 (2)排水機場の耐水化 (3) 津波対策の進め方・目標 ア 津波対策は10年間で概ね完了(平成35年度まで) ・重点整備地区とその他人家連坦部の対策を完了 イ 緊急かつ重要な事業は5年間で完了(平成30年度まで) ・レベル1津波対策を概ね完了(淡路島南部地域の水門、湾口防波堤の整備を除く) ・レベル2津波対策のうち、防潮水門の下流への移設、防潮水門の耐震化を完了 ・命を守るための避難支援対策を完了 対象津波 基本的な考え方 ハード対策 ソフト対策(避難支援) レベル1津波対策 (発生頻度が高い津波) 防潮堤等で津波の越流を防ぐ。 (淡路島南部地域を除く) 命を守るための避難を支援 (レベル1津波対策・レベル 2津波対策に共通) レベル2津波対策 (最大クラスの津波) 津波の越流を一部許容するが、防 潮堤等の沈下対策、基礎部洗掘対 策等により浸水被害を軽減する。

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- 21 - (4) 重点整備地区 レベル2津波により、甚大な浸水被害が想定される以下の7地区を「重点整 備地区」に設定し、すべての津波対策を10年間で完了する。 重点整備地区 浸水被害の特徴 淡路地域 福良港 津波水位が著しく高い 住宅地のほぼ全域が浸水 阿万港 津波が河川を遡上し河川堤防を越流 低地が広く浸水 沼島漁港 県下で津波到達時間が最も速い 住宅地のほぼ全域が浸水 洲本地区 津波が河川を遡上し河川堤防を越流 低地の住宅地が浸水 尼崎地域 尼崎西宮芦屋港(尼崎地区) 津波が防潮堤や河川堤防を一部越流 人口・資産が高度に集積するゼロメートル 地帯が浸水 西宮地域 尼崎西宮芦屋港(鳴尾地区) 尼崎西宮芦屋港(西宮・今津地区) 津波が防潮堤や河川堤防を一部越流 人口・資産が高度に集積する地区が浸水

2 津波対策の事業内容

(1) 津波防御対策(レベル1津波対策) ア 防潮堤等の整備 レベル1津波に対して、高さが不足し浸水する箇所は防潮堤等を整備する。 また、防潮堤等の健全度調査の結果を踏まえ、老朽化が著しい箇所につ いて補強対策を実施する。 主な事業箇所 地区名 事業内容 全体計画 備 考 福 良 港 海 岸 湾口防波堤 1.1km (再掲) 阿 万 港 海 岸 防潮堤改良 0.7km (再掲) 淡 路 海 岸 防潮堤補強 1.7km (再掲) イ 陸閘等閉鎖施設の迅速かつ確実な閉鎖 津波発生時に陸閘等を迅速・確実に閉鎖するため、施設の自動化・遠隔 操作化・電動化を進める。 【陸閘の電動化(尼崎西宮芦屋港)】 【陸閘等閉鎖施設の自動化のイメージ】 新設

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- 22 - 【陸閘等の閉鎖の考え方】 内 容 適用の考え方 自動化 (津波警報発令で自動閉鎖) ・津波到達時間が短い箇所 ・甚大な浸水被害が想定される箇所 ・施設が多数存在する箇所 遠隔操作化 (事 務 所 等 で 一 括 閉 鎖) ・甚大な浸水被害が想定される箇所 ・施設が多数存在する箇所 電動化 (現地の操作盤で閉鎖) ・手動操作で 3 人以上を要する施設 ・手動閉鎖に 10 分以上を要する施設 ※自動化・遠隔操作化・電動化した施設は、停電に備えた予備電源の設置や手動操作により緊急閉鎖が可能 主な事業箇所 地区名 事業内容 全体計画 備 考 福 良 港 海 岸 他 陸閘等の自動化 37基 尼崎西宮芦屋港海岸 (尼崎・西宮市域) 陸閘等の遠隔操作化 26基 (再掲) 東 播 磨 港 海 岸 他 陸閘電動化 20基 (2) 既存施設強化対策(レベル2津波対策) ア 防潮堤の越流対策・引波対策 レベル2津波が越流する区間の防潮堤については、津波に対してねばり 強く耐え、施設の機能を発揮できるよう、できるだけ壊れにくい構造へ補 強する。 主な事業箇所 地区名 事業内容 全体計画 尼崎西宮芦屋港海岸(尼崎市域) 護岸補強 1.0km 洲本港海岸 護岸補強 0.7km 水叩き 防潮堤 【防潮堤等の越流対策(福良港海岸水叩きの補強)】 海側 水叩き コンクリート えぐり取り(洗掘) 陸側 越流 【津波越流時の洗掘状況】

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- 23 - イ 防潮堤の沈下対策 レベル2津波の越流が想定される区間のうち、液状化による沈下が著し い箇所については、防潮堤の機能が損なわれないよう沈下対策を実施する。 主な事業箇所 地区名 事業内容 全体計画 備 考 尼崎西宮芦屋港海岸 (尼崎市東海岸町) 防潮堤沈下対策 2.0km (再掲) 尼崎西宮芦屋港海岸 (西宮市朝凪町) 防潮堤沈下対策 1.1km (再掲) (3) 避難支援対策(レベル1、レベル2津波対策) ア 県民へのリアルタイム情報の提供 平時には県民の津波災害に関する関心を高め、災害時には避難の判断材料 を提供するために、湾内の状況を映した港内カメラ(尼崎西宮芦屋港2箇所、 福良港2箇所)の画像、県内各地の潮位観測状況、国土交通省の全国港湾海 洋波浪情報網(ナウファス)などの情報を県のホームページで提供している。 イ 親水施設利用者等の避難支援 津波で浸水の恐れのある公園等において、利用者が速やかに避難できるよ う津波注意報・警報の発表をスピーカーで知らせるシステムを整備する。 主な事業箇所 地区名 事業内容 全体計画 尼崎西宮芦屋港海岸 (尼崎市扇町等) スピーカー設置 2基 【港内カメラ画像】URL:http://hyogo-kouwan.info/jsp/index.jsp ↓夜間の画像(福良湾の湾口部の山頂から湾内(北側)を望む) 地震動による地盤の液状化が著しい場合、 津波越流時に防潮堤が破堤に至る恐れがある 防潮堤の機能が損なわれないよう 沈下対策(地盤改良)を実施

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- 24 - ウ 防災意識の向上・防災学習の普及 福良港津波防災ステーション「うずまる」と尼崎閘門「尼ロック」では、津 波の怖さを実感できる映像や災害時の行動を学べる展示施設等を設置してお り、それらを活用した防災学習や啓発イベントを開催している。 また、「うずまる」は、近隣のうずしお観潮船や人形浄瑠璃館等とともに観 光施設のひとつとして、全国から年間約17,000人が来場するなど地域の活性 化にも寄与している。 地区名 主な施設 事業内容 備 考 福良港海岸 「うずまる」 防災学習施設 毎週月曜及び年末年始 を除き一般開放 H28年度来場者 16,912人 尼崎西宮芦屋港海岸 「尼ロック」 防災展示施設 平成29年4月末~5月上 旬の毎日、平成29年7 月~8月の土日祝日に 一般開放 H28年度来場者 1,834人 【福良港津波防災ステーション(防災学習室)】 【尼崎閘門(津波を知り備えるゾーン)】 【陸閘の閉鎖訓練】 南海トラフ地震津波一斉避難訓練 津波浸水想定区域 15 市町において、県民等の防災意識のさらなる高揚、 地域防災力の向上を図るため、南海トラフ地震の発生を想定した津波一斉避 難訓練を実施しました。 【訓練概要】 日 時:平成 29 年 11 月1日(水) ※世界津波の日(11 月 5 日) 実施場所:津波浸水想定全地域(15 市町) 参加者数:約 59,500 人 訓練内容:緊急速報メール(約 400 万人を対象) 津波避難・安否確認訓練 避難所設置・運営訓練 支援物資の搬送訓練 陸閘の閉鎖訓練 等

参照

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