戦後の我が国におりる
会計監査制度
! と
く に
証 券
取 引
法 広
よ る
公 認 会 計 士 の 監 査 制 度 に つ い て
i
中 村
清
は し が ぎ
J
一
︑ 公 認 会 計 士 法 の 誕 生 {
V
ハ木
号掲
載﹀
コ︑監査基準・監査実施準則の発表一
一二︑証券取引法(第百九十三条の二﹀}
回︑初年度監査
五︑次年度監査
六︑第三次監査
七︑第四次監査
八︑今後の問題
、ー一一~一一一・t F
、
次 号 掲
、
載J戦後の我が国における会計監査制度
は し
き カ 五
終戦後︑我が思民経済の再建︑安定のため︑経済諸制度につ
いて種々顕著なる改革が行われたが︑特に企業会計の領域につ
いても︑﹁企業会計の革命﹂といわれるように︑経済民主牝の
ための一政策として色々の改革が行われたのである︑ずなわち
企業会計に関する原則・準則・規則などの諸規制が次から次へ
と円公表され︑また会計制度の規定化が行われたのであるが︑本
小稿において述べようとするのは︑終戦後︑我が国の企業会計
制度に最も大なる変革と発展をもたらしたところの会計監査制
度︑すなわち︑証券取引法第百九十三条の二の規定による公認
会計士の行う強制監査制度化阪定して説述ナるのであって︑そ
の他には及ばないことにしたい︒
また︑本誌が主として学生諸君を対象とする︑ずなはち︑経
済学部の機関誌たる性質に鑑み︑一応の順序として︑先ず戦後
公認会計士法が誕症したが︑なぜ公認会計士法が誕生したか︑
一体公認会計土の業務は伺か︑その公認会計士となるには︑い
がなる訟験があるのか︑その他公認会計士について述ベ︑次に
その公認会計土が財務諸表の監査を行うに当って︑常に遵守す
ベきととろの﹁監査基準・監査実施準則﹂につき説述し︑第三
に︑﹁証券取引法第百九十三条の一こによる監査というが︑一
体この条文はいかなる条文たのか︑この条すんに関係ある規則そ
の他を述ベ︑第四に︑愈々証券取引法による公認会計士の監査
三五三
戦後の我が国における会計監査制度
が︑昭和二十六年七月一日以後に始まる事業年度より珂始され
た︑いわゆる﹁初年度監査﹂を︑第五
κ
︑﹁
次年
度監
査
L︑第六
に︑﹁第三次監査ι︑第七に︑﹁第四次監査﹂を︑そして現在に
至っているのでふめるが︑とれらの監査は︑一体それぞれいかな
る監査なのか︑また我が国の法定監査が実施されてから現在に
至るまでの経過宏︑できラる限り︑規則・通ちょう・その他の
資料を引用じて︑いささか詳細に説明し︑最後に今後の問題に
ついて若干述べるのであるが︑本小稿の究極の目的は︑戦後の
我が国における公認会計士の法的監査制度についての学生諸君
に対する解説たらんとするものである︒
(遁
記﹀
本小稿の作成にづき︑全般に互
p
恩師早穏回大学教授佐藤孝一博士の誇著普及び誇論文に負うととち極必て多4感謝
の意
を表
ナ︒
公認会計士法の誕生
我が国の職業的会計土の現われたのは明治の末期であり(註u
大正の初期には次第にその数も璃加し︑何らかの法的取締り合
必要とするに至り︑幾度か議会に提出せられた後︑遂に昭和二
年三月三十一日法律第三十一号をもって﹁計理士法﹂が制定公
布されたのである︒
(註)佐藤孝一著﹁羽代監査論﹂五七頁には鈎治四十年五万
森田熊太郎氏が森岡会計調査釘を開設したとある︒
三五
回
かくて計理士法は昭和二年公布されて以来︑昭和二十三年七
月まで二十余年そのまま施行せられて来たのであり︑その問中
小企業の経理改善に大きな功績を遺したことは事実であるが︑
しかしながら︑との計理士法による真に期待された通りの健全
な発達を遂げることはできなかったのである︑その理由は︑一
つには計理士法自身の不備であり︑次に︑計理士自身の社会的
信用の微弱であり︑その他にも原因︑があったのである︒
回計理士法第一条には﹁計理士は計理士の称号を用いて会
計に関する検査︑調査︑鑑定︑証明︑計算︑整理又は立案をな
すことを業とするものとすo﹂と定義されていたのであるけれ
ども︑実際にはこのような主要業務を本業とする者は少くして
傍系業務を本業とする者が大部分であった︒(設)
(註
﹀内
山築
審﹁
八公
認会
計士
法逐
条解
説﹂
一一
一頁
︒内
山氏
は︑
傍系出常務として︑次のようなものをあげている︒巡回記帳
・税務相談及び税務代弁4・和解仲裁一・債権取立・金融の紹
介・会社の設立合併等の手続・官聴への許認可申請書の作
成等
また︑同法第三条によれば﹁帝国大学若は大学令に依る大学
に於て会計学を修め学士と称するととを得る者叉は専門学校令
に依る専門学校に於て会計学を修め之を卒業したる者﹂は︑本
法が誠験制度を原則としたにもかかわらず無条件に計理士にな
れたのでふり︑計理士の資格が極めて寛大であったので︑一体
計理士みは︑職業名なのか︑資格称号名なのかわからなくなっ
〈計理士の登録及び試験合格者調〉
年 '!lU 年中登録者数
i
累 計 11計受理験士者試験数I合同格者左数 1合同格者累友計昭和2年 64 色!1 基
3 756 820 13 8
4 1
,
030 1, 8 ‑
50 33 15 5 1,
0生。 2,
890 生8 i) 20 6 919 3,
809 8生 6 26 7 1,
085, 長
894 28 げF 31 8 657 5,
551 30 呂 36 9 605 6,
156 16 5 基1 10 618 6,
77生 26 8 49 11 6. 1
9 7,
393 25 生 5312 610 8
,
003 25 生 5713 656 8
,
659 2壬 6 6314 685 9
,
:34A 27 5 6815 954 10
,
298 27 9 77 16 1,
755 12,
053 38 7 8生17 2
,
184 14,
237 笠1 9 93 18 1,
656 15,
893 64 7 100 19 1,
119 17,
012 中止 100 20 194 17,
206 中止 100 21 1,
597. 1
8,
803 26 4 104 22 3, 1 .
80 21,
983 i 生生 113 23 3,
700 25,
683 1 113戦後の我が国における会計監査制度
内山繁著「公認会二十士法逐条解説JPP 6‑7
てしまい︑昭和二十三平計理士法廃止の際︑登録した計理士は
二五︑六八三名に達し︑とのうち計理士誌験に合格せる者は一
一三名の僅少であったのであり(註一)︑残余の者は全部無誌験
登録者でらった︒また︑この二万五手余名を数える計理士のう
ち監査証明の業務に従事していた者は︑二百人乃至五百人程度
と推定されているに過ぎない状態であったのであるハ註ニ)︒
(詑一一)内山繁﹁前燭書﹂七頁︒
(設一一)内山繁﹁前掲書﹂三頁︒
以上のような理由からして︑その実質が本来の意味からする
会計監査を行うものではないので︑ととに︑戦後における我が
国経済の再逮はもとより︑外資の導入︑証券投資の民主化等の
要請に役立つベく︑企業の経理を公正にし︑財務関係書類の真
実性を保持せんがため(註)︑英米のような会計士制度の確立が
要望され︑またアメリカ側の勧告もあって︑遂に昭和二十三年
七月六日法律第百三号をもって公布され︑同年八月一日より施
行されたのが﹁公認会計士法﹂(以下﹁会計士法﹂という)であ
り︑ここに国家鼠験制度を探同するとともに︑職業的地位の確
立︑保護を行うこと・となったのである︒
(京)公認会計士法の饗畿に捺し︑衆議院において︑早稲田
財政金融委員長段﹁本案は︑経済民主化と外貨導入という
終戦後︑我が国経済の二大要請に謄じまして︑企業におけ
る経理の公正化をはか目︑財務書類の同県実性を確保ナるた
診に︑会計に関ナる監査︑証明託業とナる公認会計士を設
三五
五
戦後の我が国における会計監査制度
けようとナるものであD
まし
て一
再々
﹂と
述べ
てい
る︒
なお︑会計士法の詳細については︑前掲の内山繁著﹁公認会 計士法逐条解説﹂(大蔵省内大蔵財務協会発行﹀及び﹁公認会 計士法詳解﹂(中央経済社発行)を参照していただをたい︒ここ には︑ただ学生諸君のために︑公認会計士の業務︑会計士補の 業務︑公認会計士詩験等を簡単に説明しよう︒
4公認会計士となる資格を獲得するためには︑先ず第一に︑後
述するような所定の国家試験に合格しなければならないこと︒
︿ナなわち︑第三次試験の合凶作者であるか︑現在は廃止された が(本年七月廃止)今までなら︑特別試験の合格者でるるこ と)第二に︑所定の登録を受けること︒(大蔵省にある公認会
計士名簿に登録をナるζ
と)第三に︑欠格条項に該当しないこ と︒(未成年者禁治産者︑準禁治産者その他特定の者)これらや 三条件が充足していなければならないのでおって︑ここで初め て次のよラな公認会計士の業務を行うことができるのである︒
︹公認会計士の業務︺
公認会計士の業務として︑会計士法は︑第二条に次の通り定
めて
いる
︒ 第二条公認会計士は︑他人の求に応じ報酬を得て︑財務書類 の監査叉は証明をすることを業とする︒
倒公認会計士は︑前項に規定する業務の外︑公認会計士の 名称を用いて︑他人の求に応じ報酬を得て︑財務書類の調
五六
整をし︑財務に関する調査若しくは立案をし︑叉は財務に 関する相談に応ずることを業とすることができる︒但し︑
他の法律においてその業務を行うことが制限されている事 項については︑この限りでない︒
同第一項の規定は︑公認会計士が他の公認会計士の補助者
として同項の業務に従事することを/妨げない︒
少し説明か}加えれば︑本条第一項は︑公認会計士の主要業務 の規定でよみる︒すなわち︑公認会計士は︑企業の公表する財務 書類ハ財産目録貸借対照表︑援盆計算書その他財務に関ナる書 類﹀の監査叉は証明をすることを主要業務とする︒この業務は 公認会計士にのみ許された業務では占めるが︹第四十二条のニ ハ公認会計士でない者の業務の制限)︺︑外国公認会計士︹第十六 条のニ(外国で資格を宥ナる者の特例)参照︺及び一再登録計理 士(註一)は︑会計の監査ハ計理士法では︑検査﹀門誌ニ)をな すことができる︒しかしながら︑後述するまた本稿の目的とす る﹁証券取引法第百九十三条の二﹂の規定に基く法的強制監査 は公認会計士に限るのである︒
しかして︑公認会計士法上から見るならば︑とのよラな財務 書類の監査又は証明の業務が︑公認会計士の公認会計士たる所 以である本来の主要業務ではムあるけれども︑現実の問題として 我が国の現状からすれば︑公認会計士の傍系的業務たる次に述 べる第二項の業務の万が︑第一項の主要業務よりも断然需要が 多いのではなからうか︒
(設一)木来計理士は︑計理士法が︑昭和二十三年︑公認会
計士法制定と同時に廃止'されたのでハ公認会計士法務六十
一条﹀存在しないわけであるが︑しかし一定の計理士ハ計
理士法廃止の際計理士でるる者﹀が︑昭和一一十六年三万三
十一日までに︑公認会計士絞組委員会の定めるところによ
り︑大出獄小引に備える計瑚土名簿に登録を受けたときは︑計
理士の名穏を用いて︑前漣した従来の業務ハ旧計理士法第
一条
)を
勝目
kuζ
々とが出来る︒︑(公認会計士法第六十三条﹀
これが︑ナなわち︑再登録計理士でるり︑現在︑実社会で
活躍しておるわけで︑後表に一万ナように︑昭和二十七年七
月末現在で︑計理士(再登録﹀の総数が︑同一六四名でる
ザむ
な初︑旧計理士法ハ崎明五条﹀による計瑚士の登録申請は ︒
公認会計士法公布以後受理しない︒(公認会計士第六十日一
条U
(註一一)会認会計士法︑第一一条でいう︑﹁監牽﹂というのは︑
会計検査院法︑間計理士法にいう検査に遁ずる︒
ハ前掲内山市有六八頁)
本条第二項は︑公認会計士の業務としてば︑いわゆる傍系的
業務(設一一﹀に関する規定である︒しかして︑公認会計士が︑
このような業務に従事することは︑我が国の産業経済の発展の
ためにも︑企業の発展のためにも︑またλ公認会計士制度の将来
の発展のためにもよいととである︒またこれらの業務以外の業
戦後の我が闘にお品川る会計監査制度
,
務も公認会計士は行いうるのであるけれどJミ
税 理 業 務 を 行 う ためには﹁税理士﹂(註一一
υの登録を受けなければならない︒
(註一u第二条第二顎に規定ナる業務の意義を︑前掲菩にお
いて内山氏は次のように説明しておられる︒(前掲内山著︑
七一
!l七二頁)﹁財務警類の調整﹂とは︑・:・他人の記帳
したととろに基いて決算書類その他の財務書類を調整する
ととである︒
﹁財務に関ナる調査﹂とは︑・::・会計に関係ある或特殊事
項にヲいて吟味ナることをいうのである︒
﹁財務に関ナる立案﹂とは︑・::・帳簿組織のす一菜︑内部監
査組織のか一家︑会計組織の立案隼をいうのでるる︒
﹁財務に関ナる相談に膝ずること﹂とは︑::・公認会計士
も一問問弁護士と同様︑会計に関ナる顧問にワいて助言と
指導とを与え︑会計実務の円滑な働bき伝助成する職能
を有しているのである︒
(註宇一)公認会計士にして︑税理業務改行うためには︑税理
士法集十八条の規定により︑国税憶に備える稔理官名簿に
登録をしなければならない︒﹁税理士法﹂第一条︑税寝士
段︑中豆な立場において︑納税義務者の信頼にこたえ︑租
稔に関ナ一心法令に規定された納税義務R適正に実現し︑納
税に関ナる清一義を高あるように努力したければならない0
・次に︑乙の総理士の業務は︑税理士法第二条に規定し七
いるが︑﹁続替代理﹂と﹁税務害類の作成﹂と﹁稔談相談﹂
三五七
戦後の我が国Kおける会計監査制度
@一
一一
業務
がそ
れで
ある
︒
なお︑﹁税理士訟﹂は︑昭和二十六年六月十五日法律察
こ‑
一ア
セ号
をも
って
公布
され
たも
ので
あ目
︑務
理士
試験
制度
‑ yが
ある
ので
るる
︒ また第三項は︑他の公認会計士との共同事業の規定であるq
この
説明
は省
略す
る︒
1 1 J i
門会計士輔の警務U一
会計
士補
色仲
村︑
ハ後
一述
の第
二次
裁験
民合
Uり得る有資格者のすべてをいうのではなくて︑自ら公認会計 a格
L
で会計士補ハとた 士の監査証明業務を補助する者とL
て会計士補名簿︿大藤省民ある﹀に登録しTた
者の
みを
いう
︒
次に会計士補の業務として︑会計士法は︑第三条に次の通り
定め
てい
る︒
第三条会計士補は︑公認会計士となるのに必要な坊語を修習
するため︑会計士祷の名称を用いて︑前条第一項の業務につ
いて︑公認会計士を補助する︒
倒会計士補は︑他大の求に応じ報酬を得て︑会計士識の名
称を用いて︑業として前条第二項の業務を営むことができ
る ︒
防前条第二一項但書の規定は前項の場合花︑号れを準用す
る
︒
︑ ー
少し説明すれば第一項は︑将来有能なn公認会計士となるた
めに︑会計士補除︑公認会計士の業務の見習と補助とをさせる
三五
八
とととした・第二項は︑公認会計士同様自ら独立して︑前条第
二項の財務氏関する業務一について行いうるので為る︒第三項は
別
κ
説明の必要はないであろう︒しかして︑会計士僚の特権は﹁‑会計士補﹂という名称使用の独占権よ︑一応後述するが︑第
三次
裁験
の受
験資
格も
半特
権で
・あ
ろう
(註
)︒
(註)内山繁﹁前掲書﹂七七頁︒
門会
毘会
計士
試験
︺ 次に公認会計士となるためには︑公認会計士裁験に合格L
なけれぽならな山︒公認会計士誠験は第一次誠験︑第二次試験
第三次訴験からなる
A (会計士法︑第五条参照山 王第↓次試験︿会計士法︑第六条︑第七条参照﹀
第一次試験は︑第二次裁験を受けるのに相当な一般的学力を
有すかどうかを判定するために行うものであって該験科目は
国語︑数学及び論文であって︑毎年一回行われる︒但し︑第一
次試験合格者と同等以上の学力あるものと認められる者は︑会
計士法第七条の規定により︑第一次訴験の免除を受けることが
できる︒ゆえに︑大学率業者︑旧制高等専門学校率業者は︑第
一次
試験
は免
除さ
れる
︒ 2第二次訴験ハ会計士法︑第八条︑第九条参照)
第二次試験は︑会計士織となるのに必要な専門的学識を有す
るかどうかを判定するために行われるものであって︑誌験科目
は︑次に列挙する科目で為る︒
一︑会計学ハ簿記︑財務諸表論︑原価計算及び監査論U
二︑経営学三︑経済学
関する部分を除く︒)
第二次訴験は︑第一次訴験に合格した者または︑第一次誠験
を免除された者だけが︑これを受けるとと?山できるのである︒
第二次試験の免除は︑会計士法第九条に規定されており︑前記
誠験科目のうち︑特定科目に限り免除される一部免除と︑全科
R
免除(会計士法︑第五条黍照﹀とがある︒第二次誠験に合格した者︑または第二次訴験の全部ハ全科目)免除を受けた者は
会計士補となる資杭
J U T ‑
有し︑︐十人総省に備えである会計士補名簿
に登録の上︑会計士補となるととがでぎる︒第二次試験は︑毎
年一回行われる︑会計士補有資桝者ば昭和二十九年九月末現在
八百
八十
二名
であ
るハ
註)
︒ ( 註
) ζ
の第二次試験紅︑学生諸君に一番関係が深いので)
参考までに︑ー公認会計士法公布以後︑本年までの試験成績
を表記しておく︒ 凶︑商法(海商︑手形及び小切手K
一 年 広 ー し 川 一 宮 者 数 一 存 宮 崎
( ι
引
il
l‑
Jj
一昭和一一十四年一瓦一一凡さ一一一一一五約八名に一名人口持一二十五年一一︑一実一一完一一回ダ一V
セ 名 グ
一三十六年一︑完回一一七一一一角〆一ク一O
名 タ
一二十七年一一︑宅一一一一一一七一ウメ一グ一一本名グ
ご 十 八 年 一 一
︑ 九 三 一 一 ぎ 一 九 五 タ 一 一 名
v
↑ 一 一 十 九 年 一 一
︑ 毛 主 一 七 回 一 秀 一
v
一 一 名 タ
﹁ ι │
計 一 劃
E
一九
九一
一一
戦後の我が国における会計監査制度 第三次試験ハ会計士法︑策十条︑第十一条︑修十二条参照)
第三次試験は︑公認会計士︑となるのに必要な高等の専門的応
用能力を有するかどっかを判定ずるために行3ものであコて︑
試験科目は︑財務に関する欣一川︑分析その他の実務(視に関す
る実務を含む
o )で←める︒第三次試験は︑会計士補または会計土 補・となる資格を有ずる者でふめって︑次の二つの条作を具備する こ と が 必 愛 で あ る
︒ ぷ 一 年 以 上 の 宍 務 補 習 仲 二 年 以 上 の
監査または証明業務について︑会認会計土の補助︑または政令
で定める対務に関する監査︑分析その他の実務に従事︑第三次
試験も毎年一回行われる︒第三次訴験の受験資格は︑前記のよ
うに定められているので現在まで有資格者じ少︿︑昭和二十九
年九月末現在で合格者ば僅か五O名である♀己︒
(註)昭和一二十四年より現有迄︹昭和二十九年.の修三火試験
は︑まだ行われていない﹀二十八年皮までの成紡杭況は︑
大競首題財局の発表によれば︑次のようでるる︒
年 3
F!i
Z
Jl 昭ま日
二 十 四 年 二 十 五 年 二 十 六 年 二 十 七 年 二 十 八 年 累
昔十
一二
五九
戦後の我が国における会計監査制度 4特別公認会計士誌験 以上1︑2︑3は公認会計士となる正規の誌験ルlトである が︑この外に本年七月末まで特別のルlトがあったのである︒
この誌験制度は︑学生諸君には将来といえども直接関係のある ものではないので省略することにするが︑ただ現在の公認会計 士の大部分がこの特別試験により合格したものであることを知 っておいていただきたい︒そもそも︑この特別誠験制度は︑昭 和二十三年八月一日より︑本年七月三十一日までの六年間暫定 的に実施された制度であって︑正規の誠験ル
iトを経ることな
くして︑この特別試験のみ合格することによって︑公認会計士 となれたのである︒ゆえに︑との特別裁験受験資格者は限定さ れていたのでみぬって︑公認会計士たるべき学識︑経験を既
K有
するものと一応見なし得る人々に対してのみ受験資格を与えて
n‑
︒
'h vφ hu
しかしながら︑本年五月三十一日﹁公認会計士法の一部改正 の法律案﹂が︑国会を通過し︑との特別試験制度は︑本年七月 三十一日をもって廃止されたので為るが︑第三次誌験合格者に 比べ︑この特別試験による合格者︑すなわち︑公認会計士有資
格者となった者は一︑O
四二
名で
ある
(註
一)
︒ しかして︑前記改正案によって︑特別試験制度に代って︑暫 定的に一定の有資格者に対し︑一二ヶ年間︑第一次︑第二次訴験 を経ることなく第三次試験を受ける資格が与えられるところの 公認会計士試験第三次資格検定制度が設けられたのである(註
メ、
。
一 一 一 ) ︒ (註一一)特別試験制度が︑昭和二十三年八月実施されてか
b
本年七月末廃止されるまでの六年間に︑十一団施行吉札︑
令格者総数一︑O四二名に遣した一︒内山繁稿﹁特別試験の
試験成績について﹂雑誌﹁企業会計﹂二十九年十月号︒
(註一一)公認会計士試験第三次委格裁定制度については︑雑 誌﹁産業経理﹂二九年七月号︑大蔵事務官内山繁稿﹁公認
会計士法の一部改正につい吃﹂参照の
ζ
E︒
一な
お︑
第一
回の
ζの資格検定試験は︑去る十月一日行われ
たの
であ
る︒
以上で︑大体公認会計士の業務︑また公認会計士となるため の試験制度の概要を説明したのであるが︑この外にも公認会計 士に関する重要事項︑例えば監査人の資格︑︐責務︑独立性の問 題︑監査人の選定等があるけれども︑これらは省略する故︑前 掲佐藤孝一著﹁現代監査論﹂を参照していただきたい︒
(註)主た監査人に関ナろ諸問題については︑左記の著書を
参照していただきたい︒
原口亮卒﹁会計監査﹂渡辺義雄﹁会計士とその監査﹂
近淳弘治﹁民査制度ー一同右﹁会計士に関ナる諸問題﹂
野本悌之助一段査議論﹂
山野井房一郎﹁強制監査と受入態勢﹂
(拍也記︺公認会計士法関係についての解説に当p︑大蔵事務
官内山繁氏の著書︑及か藷資料に負うところ極めて多い︒
ー
回 圃
監 査 基 準
・ 監 査 実 施 準 則 の 発 表
昭和二十三年六月︑経済安定本部に設置された﹁企業会計制
度対策調査会﹂(註一﹀は先ず企業会計を確立維持するための
重大指針とじて︑昭和二十四年七月﹁企業会計原則・財務諸表
準則﹂(註一一)を中間報告の形式で発表したが︑さらにそれに引
き継き︑それと表裏一体唇歯輔車の関係に立つ﹁監査基準・監
査実施準則﹂を︑昭和二十五年九月に同じく中間報告の形式を
もって公表したのであり︑調査会発足以来一般社会におくる第
二の成果であった︒
(註一)企業会計制反対策調杢会(現在名稀
l企業会計審議
会
﹀ 乙 の 調 査 会 は 昭 和 二 十 三 年 五 月 十 四 日
︑ 放 送 会 館
第五スタヂオにて︑終戦後の日本経済の再建復興の問題に
関連して公認会計士制度の確立と産業会計教育の根本的刷
新の必要等のたあ︑民間情報局のモス博士の意力によりて
開催吉れた﹁会計基準及び教育会議﹂(内
Oロ
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曲 目 仏 国 丘 四 国
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0 5
により︑生れた
ものである︒ナなわち︑との会議の成果として︑建議案が
決議され︑上野博士よp︑時の総理大臣(芦田均)に提出
きれ︑同年六月二十九日間議決定の﹁企業会計制度対策調
査会設置に関ナる件﹂にもE
ずき
︑
ζの調査会が設置され
るととになったのである︒
しかし
τ
︑との調査会の委員は︑官臆関係︑学識関係︑戦後の我が国における会計監査制度 実務関係等各方面の代表者や権威者から構成された︒
また︑との調査会は︑任務の分担のたあ部会があり第
一部会が︑︑前越せる﹁企業会計原則財務諸表準則﹂を公表
し︑第三部会ぽ﹁監査基準︑監査実施準則﹂を庚汎且つ深
甚な研究調査を行い︑昭和二十四年七月から約一ヶ年二十
五年八月まで何回も慎重審議を重ねた結果︑その成果を中
間報告の形式で公表したのである︒
なお︑企業会計制度対策論査会の名穆は.企業会計基準審
議会と襲︒︑後︑昭和二十七年七月︑行政機構改革の結果
主して︑大蔵省必所管に移p︑同時に﹁企業会計審議会﹂
と改稀吉れ現在に至っている︒
また︑前遮せるように︑との審議会に段︑四部会があ目
次のような事項について分担され︑調査審議をなナ︑企業
会計ム審議会の会長は寸上野遺輔博士である︒
(第一部会)部会長︑黒海清
企業会計の基準の設定︑企業会計制度の整備改善並びに
他の部分に属しない企業会計に関ナる重要事項
(第=部会﹀部会長上野道輸
企業会計の歎育及び普及暦蒙に関ナる事項
( 第 三 部 会
﹀ 部 会 長 岩 田 巌
企業会計の監査基準の設定に関ナる事項
(策阿部会)部会長中西寅雄
原価計算の基準の設定に関ナる事項
一 一 一 六
一
戦後の我
J抑留における会計監査制度
ハ設二)﹁企業会計開即刻・財務誇表準則﹂
先づ︑﹁企業会計際則﹂とは︑企業会計弘正規制ナる根本 残刻であって︑企業会計の実務のなかに慣習として発達し たもののなかから︑一政に公正妥当と認められると
ζろを
要約した‑ものでちるといえるであるうo また︑﹁財務諸表準則﹂とは︑財務諸表の標準校式及び 作成方法に関ナる要件を定めたものであって︑主として︑
財務誇表︒改養統一を目的として設定されたものでるる
Q
とれるの原則︑準則︒制定については︑黒浮清博士が絶 大な努力を抗って原案の作成に当られたのである︒
とれ
bの詳細については︑左記の著品再開を︑また特殊研究
院他の論文を参照されたい︒
佐 藤 孝 一
﹁ 現 代 会 計 学
﹂ 黒 掴 停 滞
﹁ 近 代 会 計 学
﹂ 太田哲一一一﹁新版会計学﹂
山下勝治﹁会計原則り理論﹂
沼 田 嘉 穏
﹁ 会 社 財 務 諸 表 論
T一
岡 部 淳 請
﹁ 会 計 学
﹂ A
監P
町﹁監査基議﹂設定の理由 監査基準を設定した理由につき︑企業会計審議会第三部会長 であり︑出抗菌における監査論の権威者にして︑この原案作成に
査 基 準
中央経済社 春 秋 社 千 念 書 房 森 山 番 底 千 倉 書 房 千 倉 書 房
ムノ、
絶大なる努力を払はれた岩田教授は︑次のよう
K述べられてお
られる︒
﹁ζとに監査基準手一設定した主たる理由は︑ζれを要ナるに 会五にして妥当な企業会計基準の維持および発展に貢献ナる
ため︑近
t
実施される予定の強制什部監査制度の基礎人
1確立 ナるとともに︑その円滑なる選管をはかろうとナる点にる る︒ナでにとの.監査制度の法的基礎が公認会計士法および証 券取引法等によって確立されている
ζとは周知の通りである
然しながらそれは単にその形式争整備ナるにとどまるもので
あっ
τ
︑具体的内容はいまだ切かにされてはいない︒監査基 準はとの形式のなかにーできるかぎり実質的な内容を感p込
むζ
とを目的とじて設定されたものでるる℃もとよりとれは
‑一般に妥当すべき根本原別別であるから︑勢い抽象的になる︒さ
るを符ないが︑将来規定さるペき具体的内容の少な
t
とも方 向だけは推定せんとLたものであるJハ岩田巌司会計監査﹂
ハ現代会計実務諮峰崎車問念﹀監査基準三頁)
また︑後に挙げたる︑我が闘の﹁監査基準﹂は︑
﹁監査基準の設定にづいて﹂の最後にあるように︑﹁
ζれを
要ナマ引に︑監査基準の設定は︑従ろに監査人没制約ナるもの ではな︿して︑むしふ監査入︑依頼人(却ゆり被監査人﹀及び 一校関係人の利害左合理的に読整して︑監費制度に確聞たる 基撃を与え︑その円滑な一る運営を図らんEナるも
でm u
ある
︒﹂
と述ベ︑特に叫がが国の実情に鑑みて啓蒙的教育的な立場から︑
監査基準を設定する理由の説明を加えている︒(後にるげた﹁監 査 基 準 の 設 定 に つ い て
﹂ の 川 倒 閉 会 照 )
従って︑その内容は︑アメリカの監否基準(註﹀を範とした
のではあるが︑前述せる上うな我.か国の特殊の実情に鑑み︑公
認会計士のみでなく︑依頼人︑財務諸表の報告を受ける外部の
利害闘係者や当該会社の取引関係者︑その他一般の人々を対象
として啓蒙的・教育的な立場からの種々なる解説的条項が加え
られ
てい
る︒
︹註)我が国の﹁民査基準Lは︑主とし吃アメF力の一九四七
年(昭和二十二年)米国会計士協会
QF
52
庁出口阿国田
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80
同
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﹀宮﹀の段査手続委員会による﹁監査基準S
佼報告書﹂ハ斗巾ロ
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山門
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範としたものであ担︑アメFカの﹁監変基準﹂は︑設が届
と昼
(な
D︑主として専門家たる公認会計士を対象として規
定されておるようであろ︒
ω
﹁監査基準﹂の体系我が国の﹁監査基準﹂は︑三穣の基準から構成されている︒
同監査一般基準(監査人の適格性の条件︑監査人が業務土
守るべき規範門職業的倫理U及び監査人の任務を明かにする原
伽監査実施訟準ハ監査手続の選れ遜用合規制する原則﹀ 則 ﹀ 制監査報告基準(礎査報告書の記載要件を境律する原則
U
戦後の我が国における会計監査制度 以上一一一基準に区分されているが︑これを要するに︑財務諸表監査を実施する場合︑職業的監査人が常に遵守しなければならない原別である︒
次に︑では米国の﹁監査基準﹂は︑どうかといえば︑我が国
と同様三部から構成されている︒次陀両者を比較して見ょう︒
国 J1J
l i g l 手量準 ? 華
[
壁 l 1 2 i 臨
査
ハ設)佐藤孝一﹁現代監査論﹂一二八頁より
(清
一記
)
なお
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細に
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︑ 佐 藤 孝 一
﹁ 監 査 基 準
﹂ 太 平 社 岩 間 巌
﹁ ア メ
ηノカ財務監査﹂産業経理協会
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戦後の我が国における会計監査制度 的 監 査 一 般 基 準
﹁監査一般塾準﹂とは︑いかなる基準であるかは︑すでに述
べたところでみめるが︑我が国の﹁監杢一般苓準﹂は︑八つの条
項から構成されている︒︿各条項の本文は後段参照のことよ
① 遜
性w m
の 条 件
② 公 正 不 偏 の 態 度
③ 正 当 な る 注 意
④ 硲 密 の 保 持
⑤ 監 査 証 明 の 意 義
⑥ 責 任 の 限 界
⑦ 監 査 証 明 の 浪 界
⑥ 任 務 の 限 界
以上の条項名を︑佐藤博士は用いられている︒(佐藤孝一﹁現
代監
査論
﹂一
一一
一二
プ
Il
‑‑
二四六頁U
また岩田教授は︑﹁監査一般基準は八つの条市明からなるが︑
これは前半の四条項と後半の四条項とに区分するととができる4
前半は︑監査人の資絡・条件および職業的倫理を規定したもの
でありw後半は監査の一般的意義を開聞かはしたものであって︑
両者はそれぞれ纏まったグループをなすからでゐるJと述べら
れておられる︒ハ岩田昌殿﹁監査基準﹂セ!入頁﹀
(参考﹀④岩田教授は︑しかして︑二つのグループを︑次の
如︿見出を付けておられる︒前者を①監査人の発絡と条件
②公正不偏の原則︑⑨専門家として当然の注意︑川町泌省の
保持︑叉後者を①監査証明の意義︑③二重責任の制度︑③
監変の効果︑③監査人の任務わ限界︑円山右前巌﹁前掲警﹂
八l
一一
一一
支)
品暗黒浮博士は︑本基準ーに対して次のような原則名を与え
ノ、
四
られ℃いる
Q m
専門的能力及び独立性の原則月②会疋の原
則(独立制の原則)③正当の注宏の原則︑④秘密保持の原
則ハ一般的な﹀︑③秘密保持の原則(政査調書に関ナる)︑
m w 監査証明︒木質に関ナる原則︑⑦責任の限界に関ナち原
則︑⑨監査の性格に関ナる原則(泉淳清門監査基準の生成
と発展﹂産業経理第十各停九号﹀
⑥野本教授は︑岩田敬授同様二区分訟をとちれ︑前牟の
四条項を片監査人の一政府再則︑後卒の四条現を料品民益の一
般原則三いはれてある
Q I (野本悌之助﹁監蜜語論﹂一一0
1
一↓
一一
頁)
しかして︑どの﹁臨査一般基準﹂は︑公認会計士法と後述す
る﹁監査証明規則﹂円昭和二十六年三月︑設券取引委員会規則州
第四号)に︑重要な部分が規定されている︒
ヨなお︑我が国の木基準は︑米国の﹁監査基準﹂における﹁人
的基準叉は一般基準﹂ハ司角田
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弘浮 由民 同
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なわち︑﹁監査人の資抑けさセの事務の性質公
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崎医師当︒持﹀を規制する基準に該当するものである︒
削 監 査 実 路 基 準
﹁監査実施基準﹂とは︑いかなる基準であるかは︑これまた
すでに述ベたとごろであり︑またこの実施基準設定の必要性犯
口いては︑後段の一安本中間報告にある﹁監査基準の設定につい
て﹂
の︑
ω
げい詳
制且
つ明
快 K述べられているQ
しかして︑この﹁監査実施基準﹂は︑ぢりの条項から構成さ
れている︒(各条項の本文は後段参照のとと︒﹀
① 時 E m 盗事務の計画性と監督性
② 証 拠 力 の 合 理 性
@章一要性と相対的危険性
⑨ 内 部 統 制 の 信 頼 性
@ 監 査 事 務 の 経 済 性
⑥﹁企業会計原則﹂の遵守と継続性
⑦
﹁ 財 務 諸 表 準 則
Lの準拠性
以上の条項名を︑佐藤博上は用いられている︒(佐藤孝一﹁現
代監査論﹂二主
O i三六五頁)
なお︑との笑施廿相準につ合︑岩田教授は︑﹁監査実施に関し
て︑基準を設け︑監査人守制約する理由は︑いたずらにこれを
束縛するためではなく︑むしろ監査制度の円滑なる発展をはか
るためにほかならない︒::艶査実施基準ば正当だ注意の下に
行われる聴率手続の選択適用の根本原則合}規定せんとずる iも
の
である︒この基準は監査事務の長い経験のなかから抽出された
公正妥当な慣習の給品であって︑監査人が財務諸表の監査にお
けて常に守らなければならない最少限度の基準であるo﹂と述 べられておられるoハ岩田割以﹁前掲書﹂一四↓五支ソ
ハ参考)⑨山万回数授は︑本基準の七条項を︑①政査の計画性
②証拠︒合理性︑@監査手続の選択要件.白内部統制の信
頼性
︑
m
監査の経済性︑@会計処還の妥当性と縦続性︑⑦戦後の我が闘における会計監査制変 表示形式の合法性なる表時閣によって説明されている︒(山石田巌﹁前掲書﹂一一千i
二五
一良
)
⑨黒津博士は︑木基準を︑@監査の計画性の原則(監査
の適時性お工び秘密性の原則﹀︑②監査手続の選標適用に
関ず芯一般原則(又は証拠カο原則﹀︑@重要性の原則又
は相対的危険の原則︑④︿内部統制の列定にもとず
t )
庭
査手続の適用範囲の決定に関ナる原則︑⑥経済性の原山川︑
⑥会計原則選守の原刻︑⑦財務諸表情中別遵守の原刻︑なる
名穏をつけておられる︒(泉淳清﹁監査基準の生成と発展﹂
産業経理︑第十巻第九号﹀
⑥野木殺授は︑本基準を付計画性に関ナる際則︑帥内部
統制︒信頼性に関すむ原則︑同日合理的託拠に関ナる際則︑
同門捻拠性︑総統性の吟味に関ナる際川等に大別して四区分
され
τ
おられる︒(野本悌之助﹁捻査議論﹂一一一一l一 一
六支)
なお︑戎が国の木基準は︑米国の﹁監査基準﹂における﹁手
続基
準﹂
ハ
F 2&
・母 国
]
ω g E m a m )
のうちの﹁実施基準叉は現場
事務の禁準﹂
( 9
8
品目邑田え虫色仏語︒円尽に該当するものである ︒ 間 監 査 報 告 基 準
﹁監査報告基準﹂とは︑いがなる基準で去るかは︑これまた
すでに述ぺたところで去り︑また︑との被告基準設定の必要牲
については︑後段にある安本中間報告の﹁監資基準の設定につ
六五
戦後の我が国における会計監査制度 いて﹂の︑船K詳細に︑しかも明快な説明が加えられている︒
これまた︑原案作成者たる岩田教授はミ次のように述べられ
ている
o Q石田巌﹁前掲寄﹂一一六頁)
﹁監査報告基準は監査報告書の記載要件と注意事項を規定し
たものである︒これは監査一般基準第三の﹁監査人はミ:::報
告書の作成については︑職業的監査人として正当の注意をもっ
てこれを行わなければならない﹂という規定をうけて︑その内
容を少し具体的に展開したものでおる︒:・:・本基準は︑単に記
載要件を規定するにとどまり︑報告書雛形の作成は︑職業的監
査‑人の団体に委せるととにしている︒﹂しかして︑己の﹁監査報告基準﹂は︑五つの条項から成立っ
ている︒(各条項の本文は後段参照のζ
と ︒
U
① 報 告 書 の 詔 載 内 容
② 報 告 書 の 範 囲 区 分
@ 報 告 書 の 意 見 区 分
④ 補 足 的 説 明 事 項
⑤ 限 定 及 び 除 外 事 項
以上のように︑佐藤博士は表題をつけられている︒(佐藤孝
一﹁現代監査諭﹂三七一i
二九
一頁
﹀
(参考﹀勾岩田教授は︑本基準在①︑③︑③︑監査報告書の
内容︑④補助的説明︑⑤免責条件なる表題訟つけられて説
明されておる︒(岩田巌﹁前掲見HT
一二
六
l
一一
二頁
)
⑮黒浮博士は︑木基準左∞報告害基準(範囲の区分と芯
HAの区分に関ナる記載の原則﹀②範囲の区分における報告
の原則︑③意見の区分にh引ける報告の原則︑伸縮足的記載
‑¥ 4¥
﹂ノ﹂ノ
に関ナる報告の原則︑⑥責任限定に関ナむ原則なる名拒冊子 つけておられる︒(黒浮清﹁監査基準の生成己発展一産業絞
理策
十巻
第九
号﹀
︒ 例制野木欽授は︑本基準を︑付段盗報骨堂日の内容区分に関
ナる原則︑同補助的説明及び兎責条件に関ナ三原則4
に区
分されて説明されておられる︒(野本悌之助﹁監査通論﹂
一一
六l一一八頁) ョ ⑬
AIA﹁CPAによる監査﹂は︑﹁報告基準﹂と周期し
次のように核拡似て簡単に漣べている︒
﹁CPAは︑その報告書において︑営該財務諸表が一般に
認b
られた会計原則刊に準拠して作成されているかどうか︑
及びその会計原則が前年度との関連において︑骨同年皮も総 続しセ遵守されているかどう恥仰を認識ナる︒
CPA
の責
任 除︑提山山される財務諸表の姿営住に関係がるるばかりでは
な︿︑又その財務諸表左誤解吉せないために必要とされる
補足的な資料の一利付にも関係がるる︒税同
ωて4
剛一
一要
な誇
項目
に関ナる財務諸表上の間開示が合理的に十分でないときは︑
CPAはそのような事項訟監査報告書に明示しておくもの
でる
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しかして︑ごの﹁監査報告基準﹂は︑後述する﹁監査証明規
則﹂花︑重要な部分が規定されている︒
なお︑我が国の本基準は︑米国の﹁監査基準﹂における﹁手
続基
準﹂
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山 口g ‑ g g
含 昆 巴 の う ち の
﹁ 報 告 基 準
﹂
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骨与え何回百苦闘﹀に該当するものである︒
以上で︑・一﹁監査基準﹂についての説明を終へるととにする︒
(註﹀﹁監査基準﹂の詳細については︑左記著善宏参照された
佐藤孝一﹁現代監査論﹂税務経理協会 い ︒
岩田巌﹁会計監査﹂(現代会計実務講座第十倉﹀﹁監査
基準
L 4本秋社
野本悌之助﹁監査語論﹂中央経済一位
(誌記)﹁監査基準﹂の解説に営つては︑岩回数授の前掲著
書及びその他悶歎授の詩論文に負う正ζ
ろ甚
だ多
い︒
経 済 安 定 本 部
企業会計基準審議会
報,
告
中 間
財務諸表勺監釜について
監査基準及び監査実施基準な設定して監査制度の基礎を確立
するに当り︑あらかじめここに取扱う監査の意義︑その必要性
及がこれが実施の基礎条件を明かにする乙とは︑監査に対する
社会一般の認識を向上せしめ︑監査制度の円滑なる運営止を図る
ために︑必要欠ぐべからざることである︒
‑ 監 査 の 意 義 ことに監査Eは︑企業か外部に発表する財務誇表について︑
戦後の我が国における会計監査制度 職業的監査人がこれを行う場合に限るものとする︒
との種の監査の目的は︑財務諸表が︑﹁企業会計原則﹂に準
拠して作成され︑企業の財政状態及び経営成績を適正に表示す
るか否かにつき︑監査人が︑職業的専門家としての意見を表明
して財務諸表に対する社会一般の信頼性な高めるととでゑるG
従って監査人は︑財務諸表に対する自己の意見につぎ妥当な根
拠を与えるため︑職業的専門家として当然払うべき注怠をもワ
て監査手続を選沢適用し︑合理的な証拠を確かめなければなら
ない︒監査人は︑財務諸表に対ずる自己の意見につ雪責任を負
うのみで為って︑財務諸表の作成に関ずる責任は︑企業の経営
者がこれを負わなければならない︒従って︑監査人が財務諸表
に対して助言勧告を与え︑又は自らその作成に当るととがある
にしても︑そのお否は企業の経営者が決定するのでみり︑監査
人はとれを強制することはでき仕い︒
エ 監 査 の 必 要 性
監査は︑過去においては︑不疋事実の有無を確かめ︑帳簿記
録の正否を検査することをもって主たる円的としたものであっ
たが︑企業の内部統制組織即ち内部一法制組織及び内部幣査組織
が整術改善されるにつれて︑との種の目的は次第に霊要性を失
いつつある︒企業は︑あえて外部の監査人をまつまでもなく︑
白.らとれを発見するととも
κ
︑未然にその発生を防止しうるようになったからである︒然しながらそれにも拘らず︑外部の第
三者による監賓は︑ム仔在の理由を失うものではな〆︑︑企業の大
六七
戦後の我が固における会計監査制反
規模化に伴い︑却ってその必要性が益々増大したことを認めな
いれ
ばな
らな
い︒
抑々財務諸表は︑外部の利害関係人に対して︑企業の財政状
態及び経営成績に関する報告を提供するための重要な手段であ
る︒従って企業は︑信頼しうる会計記録を基礎とし︑利害関係ー
人に必要な会計事実を明僚に表示して︑企業の状況に嗣ずる判
断を誤らせないようにしなければならない︒然しながら今日の
企業の財務諸表は︑単に取引の帳簿記録を基礎とするばかりで
なく︑実務上慣習として発達した会計手続を選択適用し︑経営
者の個人的判断に基いてこれを作成するものであって︑いわば
記録と慣習と判断の綜合的表現にほかならない︒財務諸表が単
なる事実の客観的表示ではなく︑むしろ多分に主観的判断と償
習的方法の所産でφめることは︑近代的企業会計の著しい特徴で
ある
従って財務諸表は︑ややもすれば公正妥当を欠き︑誤謬叉は ︒
不確実な要素の介入する余地が多く︑財政状態及び経蛍成績の
適正な表現が歪められ︑政一策的考慮によってほ飾される農が少
︿ない︒それ故外部関係人の副利益を擁護するためには︑判断の
妥当性を確かめることが必要であって︑ここに職業的専門家に
よる
監督
の要
請さ
れる
理由
がみ
める
︒
かくて企業の内部統制組織が︑如何に周到に整備され︑有効
に運用されようとも︑とれをもって監査に置き替える乙とはで
きない︒内部統制は不正過失を発見防止する主﹀一もに︑企業の
ノ ¥
1¥
定める会計手続が守られているか否かを検査ずるにとどまるに
反し︑緊査は会計記録の正否を確かめるばかりでなく︑さらに
﹁企業会計原則﹂に照し︑.公正不偏の立場から経営者の判断の
当否な拡判するものであって︑両者はその本来の任務を異にす
るか
らで
ある
︒
一一
一監
査実
掘の
基礎
条件
監査制度を確立し︑とれを有効に運営するためには︑左の諸
条件が前提として必要である︒
ω
監盗の実施には︑高度の人杭及び専門的能力並びに実務経験を備えた職業的監査人を必要とすることはいうまでもない
との要望に応えるため一に︑公認会計士制度が誕生したことは周
知の湿りである︒監査制度運営の成否ぼ︑職業的監査人の向上
発震の如何に係るというもあえて過言ではない︒今後益きでの
育成発達に万全の措震を講じ︑遺漏なきを期すべきである︒
同監査を実施するには︑監去を依頼する企業の側において
あらかじめその受入体制が整備されていなければならない︒即
ち整然たる会計組織守備えて正確な会計記録を作成するととも
に︑阿部牽制組織を設けて不正過失の発見防止につとめ︑叉規
模の大きな企業においては︑内部監査組織により自ら経常的に
監査を行って会計記録の信頼性を確保すること等がこれである
企業に内部統制組織の用意がなく︑たとえゐつでも不完全な場
合には︑勢い監査人は個々の取引記録げいついて精査を行わざる
を得ないのである︒その結果︑監査の実施に多大の時日と多額
の費用とか}要し︑企業は到底その負担に堪えられないこととな
ろラ︒それ故適当な内部統制組織が︑監査の前提とじて必要で
あって︑監査人はこれを信頼して︑試査をなすにとどめ︑精査
を行わないのが通例である︒本来監査が強制されると否とに拘
らず︑適切にして有効な内部統制組織を整備運営して︑取引を
正確に記録するとともに出︐法の保全を図ることは︑外部の利害
関係人化対する経営者の義務であるυ我が国の現状は︑この点
に関して必ずしも満足すべき状態にふるとはいい難いので為っ
て︑及ぶかぎり速かに改葬すべきである︒
同監査の尖施に当日勺ては︑外部の取引関係人に協力を仰ぐ
必要がある︒監査人は︑帳簿記録を立証するため︑証遺書類を
検査照合するにとどまらず︑銀行︑得意先その他の取引先に照
会して︑確認を求める場合が少くない︒もとより︑これが取引
先の手数を煩わし︑その負担となることはいうまでもないが︑
他の方法によっては確実な証拠を求めえない場合がある︒従っ
て重要な債権債務花関しては︑確認を求めるととが一般に認め
られた監査手続として︑通話用いられているのでふるQ我が国
においては︑この種の慣行はあまり発達せず︑一般によく理解
されていないが︑軟査制度の発達のために︑その必要な所以を
よく認識して︑協力することが婆望せられる︒
監 査 基 準 監蓋基準の坦認定について
慌五基準は︑監査実務の中に慣習として発達したもののなか
戦後の我が国ほおける会計監査制度 から︑一般に公正妥当乏認められたところを帰納要約した原別であって︑職業的監査人は︑財務諸表の監査を行うに当り︑法令によって強制されなくとも︑常にこれた遵守しなければならな
い︒
監査基準は︑監査一般基準︑監査実施基準及び監主報告基準
の三種に区分する︒監盃一般基準は監査人の適格性の条件︑監
査人が業務上守るべき規範及び監査人の任務の限界を明かにす
る原別であり︑監査実施基準は監査手続の選択適用を規制する
原別であり︑監十公報告基準は整査報告書の記載要件を規律ずる
原別である︒
監査に関してかかる基準を設定する理由は次のとおりである
仙臆査け︑何人にも容易に行いうる簡単な屯のではなく︑
相当の専門的能力と実務上の経験とを備えた監査人にしてはじ
めて︑有効適切にこれを行うととが可詣である︒叉監査は何人
にも安んじてこれを委せうるものではなく︑高度の人格を有し
公正なる判断を下し得る立場K為る監査人にしてはじめて︑依
頼人は信頼してい﹂れを妥任ずることがでさるのである︒従って
監査人の資格及び条件について基準を設けることは︑監査制度
の確立及び維持のために欠くべからざる要件である︒
ω
我が国においては︑未だ監査の経験に乏しく︑その意味効果叉は限界に闘する社会一紋の認識の程度は甚だ缶いのが実
情で為るoそれ故︑監査は︑一般から不当な信頼叉は誤解なうける危険がふめるばかりでなく︑企業に対しては無用な危虞の念
. .
ノ、
九
唾
戦後の我が国における会計監査制度 を与える虞が少くない︒さらに︑企業をして適当に受入体制を 整備せしめ︑外部の取引関係人より必要な協力を仰ぐこともま た必ずしも容易ではない︒従って監査の意義及び範囲を規定し てこれを一般に公表し︑監査に関する社会の認識を深めること
は必
要欠
くべ
らか
︑さ
るこ
とで
ある
︒ ゆ監査を実施するに当り選択適用される監査手続は︑企業 の事情により異なるものであって︑一律にとれを規定すること は不可能であり︑監査人の判断にまつところが大である︒然し ながら監査の能力と経験は個々の践査人によって差異があるか ら︑一切をあげて監査人の自由に委ねることは︑必ずしも社会
︑的信用をかちラる所以ではない︒それ︑と同時に叉監査の実施に 関して公正妥当な任務の限界を明かにしなければ︑位性らに監査 人の責任を過重ならしめる結果ともなる︒従って監査に対する 信頼性を高めるとともに︑寸任務の範闘を限定するために︑監査 人の判断を規制すべき一定の基準を設けて一︑これを遵守せしめ ることが必要である︒
削監査報告書は︑監査の結果として︑財務諸表に対する監 査人の意見を表明する手段であるとともに︑監査人が自己の意 見に関する責任を正式に認める手段である︒従ってその内容を 簡潔明瞭に記載して報告するとともに責任の範囲を明確に限定 することは︑利害関係人ばかりでなく︑監査人自身の利益を擁 護するためにも重要である︒過去の経験に徴するに︑監査人は 不当に責任を限定乃至回避するため︑或いは徒らに晦渋な字句
二七
O
を用いて関係者を迷わせ︑或いは補助的説明事項と責任限定事 項を混精し︑或いは必要な記載を省略することが稀ではない︒
かくては監査本来の目的を没却じ︑監査制度の健全な発展を阻 害するととになろう︒それ故︑監査報告書の記載要件につき一 定の基準を設け︑監査人をしてこれを厳重に守らしめなければ
なら
ない
︒ これを要するに︑監査基準の設定は︑徒らに監査人を制約す るものではなくして︑むしろ監査人︑依頼人(即ち被監査人) 及び一般関係人の利害を合理的に調整して
ν監査制度に確固た
る基準を与え︑その円滑なる運営を図らんとするものである︒
第一監査一般基準
一企業が発表する財務諸表の監査は︑監査人として適当な一 専門的能力と実務経験を有し︑且つ︑当該企業に対して特 別の利害関係のない者によって行われなければならない︒
二監査人は︑事実の認定︑処理の判断及び意見の表明を行一 うに当って︑常に公正不偏の態度を保持しなければならな
'u'
三監査人は︑監査の実施及び報告書の作成については︑職 業的専門家としての正当の注意をもってこれを行わなけれ
ばな
らな
い︒
四監査人は︑業務上知り得た事項を正当な理由なく他に漏 洩し叉は自ら窃用してはならない︒
監査調書は︑慎重な注意をもって整理し︑相当の期間こ
れを保存しなければならない︒
前項の書類は︑依頼人の許可なくして︑その全部叉は一
都合
︺他
人げ
一示
して
はな
らな
い︒
五 監 査
ω
人 行う監査証明は︑客観的事実の証明ではなくして︑財務諸表の適否に関ずる意見の表明でゐる︒
六監否人は︑財務諸表に対する意見に関して責任を負うの であって︑財務諸表の作成に関して責任を負うものではな
︑v
七散室人は︑監杢の実施に当って︑会計上の不正過失の発 見に努め︑重大な点偽︑錯誤叉は脱漏を看過してはならな いが︑その時照査証明は︑不正過化人の事実が皆無であること
を保証するものではない︒
八監査人は︑財産の品質及び性能の鑑定叉は財産の価値の
評価若しくは法律事項の鑑定をなすものではない︒
第二監査実施基準 一監査人ば︑あらかじめ︑監査計画を作成し︑これに基い て︑時期を失することι尽く︑秩序整然と監査を実施しな品川
ればならない︒
監査人は︑補助者止を使用する場合には︑これを指導監督
しなければならない︒
一一幣斉一人は︑財務諸表に闘する意見を表明するため︑とれ
に必要な限度において︑証窓山山大合︑帳簿突合︑計算突合︑
実容一︑立会︑確認︑叉は質問等その時の事情に応じて使用
戦後の我が国における会計監査制度 しうる照査手続を選拠適用し︑その意見守一保証するに足る合理的な証拠を確かめなければなら沿い︒三監査手続の選れは︑監査きるベさ項目の重要性叉は誤謬
発生の危険
ω
程度を考慮して︑これを決定しなければなら
戸ム♂︑AV︒JEVV
四厳査人は︑監査手続の適用範凶を決定するため︑内部統 制の制度及びその運営状態を調査し︑その信頼性の程度を
判定しなければならない︒
笠監査手続適用の範囲︑方法及び日数は︑監査の効果と犠 牲とを比較評量して︑合理的にこれか決定しなければなら
許 妻
︑
︒
︒JE
︑ し
V
六時監査人は︑企業が採用する会計処理の尿則及び手続を検 関して︑これが﹁企業会計原則﹂に準拠しているか否か及 び当年度も継続して適用さねているか否かを確かめ泣けれ
ばな
らな
い︒
七財務諸表の記載様式及び記載事演に関して︑特に準則が
設けられている場合には︑監査人は︑企業の財務諸表︑が︑
とれに催中拠して作成されているか否かを確かめなけれぼな
らな
い︒
第 三 監 査 報 告 基 準 一財務諸表に添付して外部に発表する殴盃報告書には︑監 査人が実施した監査の概要及び企業の会計処理並ひに財務 諸表に関する意見を簡潔明瞭に記載するものとする︒
三七
一