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FXウィークリー・レポート

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Academic year: 2022

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この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全 性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随 時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。

この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する 最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全

米金利低下一服が下支えも通商懸念の再燃に留意

先週の為替市場は、イタリアの政局混乱を背景にしたリスク回避の高まりや米長期 金利低下から、ドル円相場は一時大幅下落も、週後半にかけて持ち直した。全般に はリスク回避から新興国通貨が安いが、トルコリラは中銀の信認回復から反発した。

5/28(月)は、前週末にトランプ大統領が米朝首脳会談に前向きな姿勢を示したこ とを受けてドル円は高寄りしたが、組閣断念によるイタリアの政局混乱を受けたユー ロ円の売りにつれて軟化。5/29(火)にはイタリア10年国債利回りが2014年3月以来 の3.43%まで急騰するなかリスク回避が加速、ドル円相場は一時、4/23以来の1ドル

=108.12円まで下落した。しかし、5/30(水)には「五つ星」「同盟」の両党が大統領に 拒否された経済相候補を差し替えて連立政権樹立を目指していることが好感され 不透明感が後退、米長期金利の上昇につれてドル円も反発した。5/31(木)には両 党が連立で合意、再度提出した閣僚名簿を伊大統領が承認した。ただ、米政府の カナダ、メキシコ、EUに対する鉄鋼・アルミニウム輸入関税の発動を嫌気して上値の 重い動き。6/1(金)には予想を上回る米雇用統計を受けて109.73円まで上昇した。

ユーロドルは上記イタリアの政局混乱を受けた売りから、5/29には一時、17年7月以 来となる1ユーロ=1.1510ドルまで下落。その後は一転して政権樹立に至った流れから 反発に転じ、5/31には1.1725ドルまで値を戻した。その他通貨では、5/28にトルコ中 銀が1週間レポ金利を16.50%に引き上げるとともに政策金利に復帰させ、金融政策の 簡素化が進んだことを好感して急反発。一方、米国による鉄鋼・アルミ関税を賦課する との発表や原油価格の下落等を背景に、ブラジルレアルやメキシコペソは下落した。

(先週のレビュー)

イタリア政局混乱を背 景にしたリスク回避や 米 金 利 低 下 に 下 落 も、その後は持ち直し

FXウィークリー

シニア

FX

ストラテジスト 投資情報部 五十嵐 聡

2018/ 6/4

0.00

▲ 0.11

▲ 0.13

▲ 0.23

▲ 0.28

▲ 0.32

▲ 0.36

▲ 0.38

▲ 0.44 NZドル

豪ドル 南アランド カナダドル トルコリラ スイスフラン ブラジルレアル ユーロ 英ポンド

主要通貨の対ドルレート騰落率

( 2014/12/19→2014/12/26)

0.68 0.68 0.57 0.55 0.44 0.40 0.35 0.31 0.30 NZドル

米ドル 豪ドル 南アランド カナダドル トルコリラ スイスフラン ブラジルレアル ユーロ

主要通貨の対円レート騰落率

( 2014/12/19→2014/12/26)

出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成

1.44 0.94 0.28 0.28 0.28 0.07 0.00

▲0.12

▲1.47

▲1.99

▲2.97

▲4.0 ▲3.0 ▲2.0 ▲1.0 0.0 1.0 2.0 トルコリラ

NZドル スイスフラン 豪ドル 英ポンド ユーロ ロシアルーブル 南アランド メキシコペソ ブラジルレアル

(%)

主要通貨の対ドルレート騰落率

( 2018/5/25→2018/6/1)

1.56 1.06 0.40 0.40 0.40 0.19 0.12 0.12

▲1.35

▲1.87

▲2.86

▲4.0 ▲3.0 ▲2.0 ▲1.0 0.0 1.0 2.0 トルコリラ

NZドル スイスフラン 豪ドル 英ポンド ユーロ ロシアルーブル 米ドル 南アランド メキシコペソ ブラジルレアル

(%)

主要通貨の対円レート騰落率

(2018/5/25→2018/6/1)

(2)

今週のドル円相場は、イタリアの政局懸念後退と米金利の低下一服から下げ渋り 感が出ると想定されるものの、トランプ米大統領の保護主義的な政策にともなう通商 懸念の再燃等から上値も重く、109~110円のレンジでもみ合う展開が予想される。

イタリア政局は前述の通り、一転して連立政権樹立で合意し懸念は大きく後退し た。そもそも、「五つ星」と「同盟」の連立では歳出拡大政策から財政懸念が高まると の見方が強かったが、今回は再選挙が事実上のEU離脱を問う国民投票になると いった思惑が急落の引き金を引いた。ただ、実際にEU離脱となれば憲法を改正し 法的拘束力のある国民投票実施のため上下両院で複数回にわたり可決する必要 がある等、ハードルはかなり高い。穏健派の経済相を起用したこともあり、EU離脱を 求める動きがにわかに高まる可能性は低いとみられ、市場も安定化に向かおう。

イタリアを巡るリスク回避による米金利の低下に一服感が出たことに加えて、先週 末に発表された米5月雇用統計で非農業部門就業者数が前月比+22.3万人と予想 を上回り、平均時給も前年比+2.7%と米連邦準備理事会(FRB)による着実な利上げ を肯定する結果となったことが追い風となる。今後は米長期金利も緩やかな上昇基 調の動きに回帰していく可能性が高いとみられ、ドル円相場の下支え要因となろう。

一方、米政府が6/15までに中国からの500億ドル相当の輸入品に対する関税のリ ストを公表すると発表、保留していたEU、カナダ、メキシコへの鉄鋼・アルミニウム追 加関税を6/1から発動する等、米国の保護主義的な政策への不透明感が再び強 まっていることが懸念される。米中第2回交渉で中国は米国からの輸入大幅増で合 意、米国側もトランプ大統領が謝意を示すなど、両国の緊張はかなり和らいだように 見えたが、その後の米国の姿勢を受けて、中国は第3回交渉終了後の6/3に「米国 が関税や貿易制裁を導入すれば、両国の合意は効力を失う」との声明を発表、態 度を硬化させている。G7財務相・中銀総裁会議で、米国を除く6ヵ国が米国を名指 しで批判したこともあり、引き続き通商問題が市場の懸念要因になる場面が続こう。

この他、今週は6/4に米4月製造業受注、6/5に米5月ISM非製造業指数、6/6に豪 州1-3月期実質GDP、米4月貿易収支、6/7に独4月製造業受注、6/8に日本1-3月 期実質GDP2次速報、独4月鉱工業生産、中国5月貿易収支等の指標発表が予定 される。6/5には豪州、6/7にはトルコ中銀の金融政策会合があり、追加利上げの有 無が注目される。また、週末6/8~9にはカナダにおいてG7サミットが開催される。

(今週の見通し)

南欧政局懸念後退と 米金利低下一服が 下支えも、通商懸念 の再燃に留意

70 75 80 85 90 95 100 105 110 115 120

16/12/30 17/2/24 17/4/21 17/6/16 17/8/11 17/10/6 17/12/1 18/1/26 18/3/23 18/5/18

(2016/12/30=100) 主要通貨の対ドルレート推移

(日次:2016/12/30~2018/6/1)

豪ドル

NZドル ユーロ

ブラジルレアル 南アランド

メキシコペソ 英ポンド

トルコリラ

ドル安

ドル高

(3)

この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する

(注)枚数を契約金額により、当該通貨に換算。ドル指数は主要通貨に対するドルの価値を示し、米インターコンチネンタル取引所(ICE)にてリアルタイムで算出される。

米ドルはユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、スイスフラン、カナダドル、メキシコペソ、円の差し引きから算出 出所:米商品先物取引委員会(CFTC)、ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成

(注)米ドルはユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、スイスフラン、カナダドル、メキシコペソ、円の差し引きから算出 出所:米商品先物取引委員会(CFTC)、ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成

○円は2週連続のネットショートポジション(売り越し)。売り越し額は1005億円(前週は346億円)

○ユーロのネットロングポジションは6週連続で縮小。買い越し額は116億ユーロ(前週は137億ユーロ)

○豪ドルは9週連続のネットショートポジション。売り越し額は23億豪ドルと前週(21億豪ドル)から拡大

○ドルの対主要8通貨のネットショートポジションは6週連続で縮小。売り越し額は54億ドルと約5ヵ月ぶり低水準

0.95 1.00 1.05 1.10 1.15 1.20 1.25 1.30 1.35 1.40 1.45

▲ 300

▲ 250

▲ 200

▲ 150

▲ 100

▲ 50 0 50 100 150 200

14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 16/7 17/1 17/7 18/1

ユーロ(EUR)

ネットポジション(金額、左目盛)

ユーロドル(右目盛)

(年/月)

(億ユーロ) (1ユーロ=ドル)

EUR LONG

EUR SHORT

95

100

105

110

115

120

125

130

▲ 2.0

▲ 1.5

▲ 1.0

▲ 0.5 0.0 0.5 1.0 1.5

14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 16/7 17/1 17/7 18/1

円(JPY)

ネットポジション(金額、左目盛)

ドル円為替レート(右逆目盛)

(年/月)

(兆円) (1ドル=円)

JPY LONG

JPY SHORT

0.65 0.70 0.75 0.80 0.85 0.90 0.95 1.00 1.05

▲ 80

▲ 60

▲ 40

▲ 20 0 20 40 60 80

14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 16/7 17/1 17/7 18/1

豪ドル(AUD)

ネットポジション(金額、左目盛)

豪ドルドル為替レート(右目盛)

(億豪ドル) (1豪ドル=ドル)

AUD LONG

AUD SHORT

(年/月)

▲ 30

▲ 20

▲ 10 0 10 20 30 40

ユーロ 英ポンド 豪ドル NZドル スイスフラン カナダドル メキシコペソ 円 米ドル

対前週比

(億ドル)

LONG

SHORT

▲ 100 0 100 200

ユーロ 英ポンド 豪ドル NZドル スイスフラン カナダドル メキシコペソ 円 米ドル

(億ドル) 2018/5/29現在のポジション(ドルベース)

LONG

SHORT

IMM

通貨先物 非商業(投機筋)のポジション(週次:

2014/1/7

2018/5/29

IMM通貨先物ポジション動向(2018年5月29日時点)

≪主なポジション動向≫

75 80 85 90 95 100 105

▲ 400

▲ 200 0 200 400 600 800

14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 16/7 17/1 17/7 18/1

米ドル(USD)

ドル合成ポジション(億ドル、左目盛)

ドル指数(右目盛)

(年/月)

(億ドル)

USD LONG

USD SHORT

(1973/3=100)

(4)

103 105 107 109 111 113 115

103 105 107 109 111 113 115

2018/07 2018/05

2018/03 2018/01

2017/11 2017/09

(1ドル=円)

ドル円 一目均衡表

(1ドル=円)

(日次:2017/8/25~2018/6/1)

(年/月) 出所:各種資料よりみずほ証券作成

1.11 1.13 1.15 1.17 1.19 1.21 1.23 1.25 1.27

1.11 1.13 1.15 1.17 1.19 1.21 1.23 1.25 1.27

2018/07 2018/05

2018/03 2018/01

2017/11 2017/09

(1ユーロ=ドル) (1ユーロ=ドル)

ユーロドル 一目均衡表

(日次:2017/8/25~2018/6/1)

(年/月) 出所:各種資料よりみずほ証券作成

(5)

この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する

金融商品取引法に係る重要事項

商 号 等 : みずほ証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第

94

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