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《平均値の定理の応用》

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Academic year: 2021

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20-TKi-i-1-3-kakunin-r3 : 2020/10/18 (12:00)

1

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《平均値の定理の応用》

1. Ñ

不等式

3B

m+ 1¡ 3B m < 1

48

をみたす正の整数

m

の最小値は である.

Ò

不等式

"3B

n+ 1:4¡"3B

n:4>40

をみたす正の整数

n

の最小値は である.

(20 東京医大・医)

 š

c f(b)¡f(a)

の形があるときには,平均値の 定理の活用を考える.

a ! Ñ

は解説を交えて書く.Ò は 答案らしく書く.

f(x) =x13 (x >0)

とおく.平均値の定理により

3B

m+ 1¡ 3B

m=f(m+ 1)¡f(m)

= (m+ 1¡m)f0(c) = 1 3c¡23

(m < c < m+ 1) ...1

となる

c

が存在する.

1

3c¡23 < 1

48

を同値変形すると

1

3c¡23 < 1

48Ñ16< c23 Ñ64< c ...2

さて,

1,2

を見比べて

c

の左側が同じであればいい なということで

m= 64

とするのは,十分条件である.

つまり,m

= 64

とすれば,1 より

64< c <65

となり,

このとき

2

から

1

3c¡23 < 1

48

になり,連続して書けば

3B 65¡ 3B

64 = 1

3c¡23 < 1 48

となる.

このままでは,m の一例を見つけただけで,m の 最小性を論じたことにはならない.そこで,1,2 の

64< c

m < c < m+ 1

を合わせて

64< c < m+ 1

となるから

64< m+ 1

より

63< m

となる.すなわち,

3B

m+ 1¡ 3B m < 1

48

となるためには

63< m

となるこ とが必要である.64

·m

である.64

·m

が必要で,前 半の十分性により

m= 64

ならば確かに成り立つ.

求める

m

の最小値は

64

である.

" g(x) =x43 (x >0)

とおく.平均値の定理に より

"3B

n+ 1:4¡"3B

n:4=g(n+ 1)¡g(n)

= (n+ 1¡n)g0(c) = 4 3c13

(n < c < n+ 1) ...3

となる

c

が存在する.

4

3c13 >40Ñc13 >30Ñ27000< c ...4 27000< c

n < c < n+ 1

を合わせて

27000< c < n+ 1

となるから

26999< n

となる.

27000 · n

で あ る .こ れ は ,必 要 条 件 で あ る .逆 に

n = 27000

であれば,3 により

27000 < n < 27001

となり,4 は成り立つ.

求める

n

の最小値は

27000

である.

d 1

【言葉を正しく使え】

大人でも,生徒の答案でも

3B

m+ 1¡ 3B

m= 1

3c¡23(m < c < m+ 1) 1

3c¡23 < 1

48

を解いて

64< c

として,「これが成り

立つには

m= 64」と書く人が大変多い.「これが成

り立つためには,m

= 64

でなければならない」のか

「m

= 64

であればよい」のか,どっちなのかをキチン と書かないのである.さらに自信がないのだろう,な ぜか,皆,「ためには」と書かず「成り立つには」と なる.「ためには」をキチンと書くこと,必要と十分 の区別をキチンと書くこと,そして,何より,自分の

「思考の方向性」を意識しよう.

2

【平均値の定理の注意】

平均値の定理は通常次のように習う.a < b のと き,f(x) が閉区間

[a; b]

で連続,開区間

(a; b)

で微 分可能のとき

f(b)¡f(a)

b¡a =f0(c) (a < c < b)

となる

c

が存在する.しかし,応用的な問題では,分 母をはらった形

f(b)¡f(a)

に対して

f(b)¡f(a) = (b¡a)f0(c) (a < c < b)

で使い,これを関数値の差があるときには,関数値の 差を近似する目的で使うと認識しているとよい.

さらに「閉区間

[a; b]

で連続,開区間

(a; b)

で微

分可能」というのは,最低でもそうなっているように

ということであって,大学入試の場合,基本,定義域

は広く,大半は,x >

0

や,実数全体で,微分可能で

ある.大学入試の実戦的な問題で,微分不可能な点が

(2)

20-TKi-i-1-3-kakunin-r3 : 2020/10/18 (12:00)

2

出てくるなどは,ありえない.それなのに,わざわざ

「閉区間

[m; m+ 1]

で連続,開区間

(m; m+ 1)

で微 分可能」と書くことになんの意味があろうか.

たとえば,f(x) =

x13 (x >0)

を微分するとき,

「f(x) は微分可能である」と明言してから微分するだ

ろうか?そんなことは当たり前だとして.皆,何も言

わないで微分するだろう.普段は何も言わないで微分

するのに,平均値の定理を使うときだけそんなことを

言うのは形式主義に過ぎるのではなかろうか?

参照

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