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Development of Wave Overtopping Reduction Seawall with Floating Panel
浮体パネルを用いた越波低減護岸の開発
▶キーワード:浮体パネル,高潮対策,越波低減
福本 正* 磯 陽夫* 川崎浩司**
舟橋 徹**
*技術研究所土木技術グループ **名古屋大学大学院
写真 ― 1 浮体パネルの動的挙動の連続写真 概要
防災のみならず景観や利用の面にも配慮した海岸防災施設のあり方が重要視されており,低天端高で越波防止性能に優れた 新しい形式の防災構造物が要望されている.本研究では,既設の直立護岸前面に浮体パネルを設置した新たな護岸形式を提案 する.高潮・高波や津波が来襲した際,浮体パネルが自然外力である波の力によって上下に動くことで,海水が既設護岸を越 えて堤内地に流れ込むのを防ぐ護岸形式である.水理模型実験と数値計算結果から浮体パネルの越波低減効果を明らかにし,
新たな護岸形式としての浮体設置護岸の有効性について報告する.
成果
○入射波周期に対する浮体パネルの挙動について,実験値は理論値と定性的に良く一致し,その設計には理論的なアプローチ が可能である.
○ 浮体パネルが存在することで,規則波では 80% 以上,長周期波でも 60% 以上,越波量を低減することが確認された.
○ 浮体パネルに作用する揚圧力は,その上下動によって,固定されている場合よりも小さくなる.部材等の設計時に,波圧低 減率として考慮することができる.
○ 数値計算結果は水理模型実験結果を精度よく再現し,特に,DOLPHIN-3D を用いた固気液混合での計算結果は,実用化を 目指すための有用なデータとなる.
図 ― 1 浮体パネル設置直立護岸の概念図 事務局欄 分類:事務局欄
(a) 通常時 (b) 高波浪時 研究