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教 育 研 究 員 研 究 報 告 書

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Academic year: 2021

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(1)

中 学 校

成14年

教 育 研 究 員 研 究 報 告 書

社 会

東 京 都 教 職 員 研 修 セ ン タ ー

(2)

平 成14年

簿(社 会)

【地 理 的 分 野1

区市 町村名

千登世 橋 中学校 芹澤 真裕理

田 柄 中 学 校 平 松 秀 子

中 学 校 宇 田

狛 江第 四中学校 敦 澤 雅 規

瑞 穂 中 学 校 小 林 昌 浩

【歴 史 的 分 野 】

区市町村 名

茗 台 中 学 校 吉 井 克 憲

深川 第七 中学校 斎 藤 行 弘

大森 第七 中学校 福 岡 哲 史

弦 巻 中 学 校 ◎安 齋 正 則

葛 西 第三 中学 校 齊 藤 正 富

南 成 瀬 中 学 校 ○木 村 秀 夫

担 当 東 京 都 教 職 員 研 修 セ ン タ ー

世 話人 副世 話人

指 導 主 事 細 谷 美 明

(3)

1 2

IH皿

全体の研究構想図

研究主題及び主題設定の理由 地理 的分野の研究内容

地理的分野研究副主題及び副主題設定の理由 検証授業

(1)単 元 名 「都 道 府 県 」 (2)単 元 設 定 の 理 由

(3)「 都 道 府 県 」 の 学 習 を どの よ う に 構 成 す る か (4)事 例 とす る 都 道 府 県 を どの よ うに 選 択 す る か (5)事 例 とす る 都 道 府 県 の 選 択 理 由

(6)事 例 とす る 都 道 府 県 を 扱 う学 習 の 視 点 と方 法 (7)単 元 の 目 標

(8)学 習 指 導 計 画

(9)意 欲 を高 め 持 続 さ せ る た め の ポ ー トフ ォ リオ を活 用 した 評 価 に つ い て (10)本 時(第1段 階)の 目 標

(11)授 業 の 考 察

3地 理的分野の研究のま とめ と今後の課題

(1)研 究 の ま と め (2)今 後 の 課 題 IV歴 史 的 分 野 の 研 究 内 容

1 2

歴史的分野研究副主題及び副主題設定の理 由 検証授業

(1)単 元 名 「東 ア ジ ァ世 界 と 中 世 社 会 の 変 動 」 (2)単 元 設 定 の 理 由

(3)単 元 の 目標 (4)学 習 指 導 計 画 (5)本 時 の 目標 (6)本 時 の 展 開 (7)本 時 の 評 価 (8)授 業 の 考 察

3歴 史的分野の研究のまとめ と今後の課題

(1)研 究 の ま と め (2)今 後 の 課 題

1

2 3 4 4 5 5 5 5 5 6 6 8 8 10 10 12 13 13 14 15 15 15 15 15 16 16 20 20 22 23 23 23 24

(4)

1全 体 の研究構想 図

生 徒 の 実 態

・学 習 意 欲 が 不 十 分 で あ る

・与 え ら れ た 課 題 に は 取 り組 め る が 、 自 ら課 題 を設 定 し て 解 決 す る 学 習 へ の 取 組 は 不 十 分 で あ る

・実 物 に 触 れ る 体 験 や 身 近 な 資 料 に は 興 味 ・関 心 を 示 す

・調 べ た こ と を ま と め て 表 現 す る こ とが 不 得 意 で あ る

学 習 指 導 要 領 の 趣 旨

・指 導 内 容 の 厳 選 と基 礎 ・基 本 の 徹 底

・学 び 方 ・調 べ 方 を学 ぶ 学 習 の 重 視

・社 会 の変 化 へ の 主体 的 な 対 応

・三 分 野 を 関 連 付 け て 扱 う項 目 の 設 定

.麟

今 ま で の 授 業 の 実 態

・知 識 詰 め込 み ・暗 記 型

・教 科 書 中 心 網 羅 型 の 内 容

・教 師 主 導 、講 義 形 式 の授 業 形 態

・定 期 考 査 中 心 の 評 価

これ か らの 社 会 科 の 授 業 へ の 期 待

・学 習 意 欲 が 高 ま る

・生 徒 が 主 体 的 に 取 り組 む

・学 び 方 を 学 ぶ 学 習 の 充 実

・多 面 的 ・多 様 な 評 価

主 体 的 な 学 習 を 通 して 、学 習 意 欲 を高 め 、 自 ら 学 ぶ 力 を 育 て る指 導 と評 価 の 研 究

研 究 の ね ら い 生 徒 の 実 態 把 握 、 身 に 付 け させ た い カ 、 指 導 内 容 ・方 法 を 検 討 し、検 証 授 業 を 実 施 して 、 これ か ら の 社 会 科 学 習 の 在 り方 を 明 らか に す る

地 理 的分 野 の 副 主 題

地 域 的 特 色 を 明 らか に す る 学 習 を通 し て 、 自 ら課 題 を 設 定 ・追 究 す る 力 を 育 て る指 導 と評 価 の 工 夫

研 究 の 方 法 と 内 容

・グル ー プ に よ る 課 題 解 決(仮 説 検 証) 学 習

・設 定 した 課 題 を 新 聞 形 式 に ま と め る

・授 業 毎 の 自 己評 価 を 取 り入 れ た ポ ー ト フ ォ リオ の活 用

歴史的分野の副主題

体験的な学習や課題解決学習を通 して、

学習意欲 を高 め、主体的に学習す る態度 を養 う

研 究 の 方 法 と 内 容

・外 部 講 師 に よ る 中 世 の 文 化 の 体 験

・設 定 した 課 題 を新 闘 形 式 に ま と め る

・調 査 成 果 を 屋 台 村 ロ ー テ ー シ ョ ン方 式 で 発 表 す る

・ポ ー トフ ォ リオ を 活 用 した 指 導 と評 価

一2

(5)

1研 究主題 及び主題設定 の理 由

研 究 主 題

主 体 的 な学 習 を 通 して 、 学 習 意 欲 を高 め 、自 ら学 ぶ 力 を育 て る 指 導 と 評 価 の 研 究

平 成10年12月 、 学 習 指 導 要 領 の 改 訂 が 行 わ れ 、 今 年 度 か ら本 格 実 施 と な った 。 中学 校 社 会 科 の 改 訂 に 当 た っ て の 基 本 的 な 方 針 は 、 ① 内 容 の 厳 選 、 ② 学 び 方 を 学 ぶ 学 習 の 充 実 、 ③ 社 会 の 変 化 へ の 対 応 、④3分 野 を 関 連 付 け て 扱 う項 目の 設 定 で あ る。 そ して 、 社 会 科 は そ の指 導 の在 り 方 、 評 価 の 在 り方 を改 善 して い く こ とが 強 く求 め られ て い る。

評 価 に つ い て は 、 教 育 課 程 審 議 会 答 申 の 「児 童 生 徒 の 学 習 と教 育 課 程 の 実 施 状 況 の 評 価 の在 り方 に つ い て 」(平 成12年12A)や 文 部 省(当 時)か らの 「指 導 要 録 改 善 の 通 知 」(平 成13年4 月)で も方 向 性 が 示 され 、 国 立 教 育 政 策 研 究 所 教 育 課 程 研 究 セ ン タ ー や 東 京 都 教 育 委 員 会 を は

じめ 各 区 市 町 村 教 育 委 員 会 等 か ら 、 評 価 の 在 り方 や 方 法論 が 試 案 と と も に提 示 され て い る。 こ こに も 評 価 の 在 り方 を 改 善 す る こ と で 、 指 導 の 改 善 へ っ な げ て い く意 図 が 読 み とれ る。

この よ うに 社 会 科 だ け に 限 っ た わ け で は な い もの の 、 社 会 科 の 指 導 の 在 り方 、 評 価 の 在 り方 の 改 善 が 強 く求 め られ て い る の は 、 この10年 来 の 社 会 科 の授 業 に お け る指 導 と評 価 が 旧 来 か ら の も の(知 識 詰 め 込 み ・暗 記 型 の 学 習 、 教 科 書 記 述 中 心 の網 羅 的 な 内 容 の 指 導 、 教 師 主 導 の 講 義 形 式 の 授 業 、 ペ ー パ ー テ ス トに よ る 知 識 ・理 解 中 心 の 評 価 な ど)か ら脱 却 で き な い で い る学 校 の 現 状 が あ る もの と思 わ れ る。

こ の た め 、 ① 学 習 意 欲 が 不 十 分 、 ② 与 え られ た課 題 に は 取 り組 め る が 自 ら課 題 を設 定 して解 決 す る 学 習 へ の 取 組 は 不 十 分 、 ③ 実 物 に触 れ る 体 験 や 身 近 な 地 域 に 関 す る資 料 あ る い は 具 体 的 な 事 物 ・事 象 に は 興 味 ・関 心 を 示 す 、 ④ 調 べ た こ とを ま と め て 表 現 す る こ とが 不 得 意 、 と い っ た 生 徒 の 実 態 が 生 まれ て く る の で は な い か と考 えた 。

そ こ で 私 た ち は 、 これ か らの 生 徒 の 在 る べ き 姿 と し て 、 ① 学 習 意 欲 が 高 く、 ② 主 体 的 に 学 習 に 取 り組 み 、 ③ 自 ら学 ぶ 力 を身 に 付 け る 姿 を 考 え た。 そ の た め の 学 習 形 態 と して 、 課 題 解 決 型 の 学 習 を 取 り入 れ る こ と、 授 業 中 の 評 価(形 成 的 評 価)や さ ら に 生 徒 の 学 習 記 録 や 自 己 評 価 等 を 保 存 し学 習 の 指 導 や 評 価 に 生 か す 方 法(ポ ー トフ ォ リオ を 活 用 した 評 価)を 取 り入 れ る こ と に よ り、 学 習 意 欲 を 高 め 、 自 ら課 題 を 見 出 し、 自 ら学 び 自 ら考 え 課 題 を 解 決 しよ う とす る生 徒 を 育 成 す る こ とが で き る で あ ろ う と考 え 、 この 主 題 を 設 定 した 。 そ して 、 そ の た め の 最 適 な 単 元 ・教 材 、 指 導 方 法 、 評 価 場 面 及 び 評 価 方 法 に っ い て の 検 討 を そ れ ぞ れ の分 科 会 に お い て 行 う

こ と と した 。

な お 、 今 年 度 の 研 究 は 、 研 究 員 の 所 属 学 年 等 の 現 状 を 考 慮 し、 地 理 的 分 野 と歴 史 的 分 野 の2 分 科 会 で 構 成 し授 業 研 究 を 中 心 に 行 っ た。

一3一

(6)

地 理 的 分野 の 研 究 内容

1地 理的分野研究副主題及び副主題設定の理由

地理的分野研究副主題

地域的特色 を明らかにす る学習 を通 して、自ら課題 を設定 ・追究する力を育て る指導 と評価の工夫

近 年 、 社 会 科 地 理 的 分 野 で の 地 域 調 査 活 動 を 取 り入 れ た 授 業 の 必 要 性 が 高 ま っ て い る 。 そ れ は 、 今 回 の 学 習 指 導 要 領 の 改 訂 で 、 地 理 的 分 野 の 「目標(4)」 に 示 され て い る よ うに 、 地 域 調 査 の よ うな 主 体 的 な 学 習 に よ っ て 、 地 理 的 事 象 に 対 す る 関 心 な どを 育 て た り、 地 域 的 特 色 を と ら え る た め の 視 点 や 方 法 を 身 に 付 け させ た りす る こ とが 地 理 的 分 野 共 通 の 課 題 で あ る か ら と 考 え る。 昨 年 度 の 教 育 研 究 員 の 研 究 もそ の 課 題 を 追 究 した も の と い え る。

現 在 、 地 理 的 分 野 に お け る 指 導 の 実 態 や 生 徒 の 実 態 を 考 慮 した とき 、 生 徒 自身 が 資 料 の 収 集 ・選 択 ・活 用 す る 能 力 を身 に 付 け る研 究 は 、 今 後 さ ら に 重 要 性 が 増 す もの と思 わ れ る。 従 来 の 教 師 主 導 の 講義 形 式 の 授 業 で は 、 主 体 的 に 資 料 を 収 集 ・選 択 ・活 用 す る能 力 を身 に 付 け る こ と は 難 しい 。 こ う した能 力 を身 に 付 け る た め に は 、 景 観 の 観 察 とい っ た視 覚 的 に と らえ る活 動 や 、 作 業 や 体験 を 伴 う学 習 、 課 題 を 設 定 し追 究 す る学 習 な どを 工 夫 す る な ど生 徒 の 主 体 的 な 学 習 を 促 す こ とが 必 要 で あ る。

そ こ で 、 今 年 度 も 昨 年 度 の 実 践 研 究 を 継 続 ・発 展 させ て い く こ と と した 。 具 体 的 に は 、 「よ り大 き な 規 模 の 地 域 の 学 習 に ど うっ な げ て い くか 」 と い う昨 年 度 の 課 題 を 引 き 継 ぎ 、 「都 道 府 県 」 単 位 で の授 業 を 取 り上 げ 、 学 び 方 を学 ぶ 学 習 に つ い て さ らに 研 究 を深 め る こ と と した 。

今 年 度 は 、 特 に 生 徒 が 自 ら課 題 を 設 定 して い く とい う課 題 解 決 型 の 学 習 の 研 究 が 必 要 で あ る との 思 い を 強 く した。 な ぜ な ら 、 自 ら課 題 を 設 定 し追 究 ・解 決 して い く学 習 は 、 前 回 の 学 習 指 導 要 領 に お い て も 、 「適 切 な 課 題 を設 け て 行 う学 習 」 を は じ め 、 年 間 指 導 計 画 作 成 の 際 に 計 画 的 に 実 施 して い く こ とが 示 され て い る に も か か わ らず 、 実 際 に は 、 知 識 を 詰 め 込 む 学 習 に 陥 っ た り、 人 間 の 生 活 との 関 連 付 け が 不 十 分 だ った りす る こ とが 多 く 見 られ 、 研 究 の 余 地 が 多 い か ら で あ る。 と りわ け 、 課 題 を 設 定 しそ の後 の学 習 に 見 通 しを も っ て課 題 追 究 や 課 題 解 決 を 生 徒 自 らが 行 っ て い く指 導 方 法 の 工 夫 を 模 索 した。 そ こ で 、 課 題 を た だ 決 め る の で は な く、 例 え ば 「長 野 県 は 内 陸 的 な 気 候 な の で レ タ ス を 生 産 す る農 家 が 多 い だ ろ う」 とい う仮 説 を 生 徒 自身 が 立 て 、 資 料 の収 集 ・選 択 ・活 用 を しな が ら そ の 仮 説 を 検 証 す る とい うよ うな過 程 を とれ ば 、 生 徒 が 課 題 に 対 して 最 後 ま で 主 体 的 、 意 欲 的 に 取 り組 む の で は な い か と考 え た。

ま た 、 意 欲 を 持 続 させ る た め に 、 ポ ー トフ ォ リオ を 活 用 した 評 価 方 法 を 取 り入 れ た 。 ポ ー トフ ォ リオ を活 用 した 評 価 は 、課 題 の 設 定 ・追 究 の様 子 を 生 徒 の 学 習 記 録 や 自 己評 価 を 通 して 、 教 師 が 生 徒 自身 の 内 面 を 知 り適 切 な 助 言 等 を 行 っ て い く もの で あ る。 こ れ は 、 生 徒 の 学 習 意 欲

を 高 め 持 続 させ る た め に 有 効 な 手 だ て で あ り、 課 題 の 設 定 や 追 究 す る過 程 に お け る教 師 の 支 援 と 授 業 案 の 修 正 の た め の 資 料 と して も大 き な 手 が か り と な る と考 え た 。 さ らに 、 ポ ー トフ ォ リ オ を 活 用 した 評 価 は 、 生 徒 の 個 人 内 評 価 と して の 要 素 が 強 い が 、 生 徒 の 学 習 の 記 録 や 作 品 を 保 存 す る とい う性 質 か ら、 評 価 規 準 を 定 め て あ れ ば 、 観 点 別 評 価 に お い て も役 立 て る こ とが で き

4

(7)

る と 考 え た 。

2検 証 授 業

(1)単 元 名 都 道 府 県 」 《学 習 指 導 要 領 内 容(2)地 域 の 規 模 に 応 じた 調 査 》 (2)単 元 設 定 の 理 由

地 理 的 分 野 分 科 会 にお い て は 、今 年 度 の 研 究 単 元 と して 、大 項 目 「地 域 の 規 模 に応 じた 調 査 」 の 中 の 中 項 目 「都 道 府 県 」 を 取 り上 げ る こ とに した。

平 成14年 度 か ら施 行 とな っ た 学 習 指 導 要 領 の 社 会 科 地 理 的 分 野 にお け る 改 訂 の 大 きな 特 色 の 一 つ に は、 これ ま で の 網 羅 的 な 学 習 に な りが ち な 内 容 を 厳 選 し、 「学 び 方 を 学 ぶ 学 習 」 の 充 実 に 大 き な 力 を 注 い で い る こ とが あ げ られ る。 そ の 中 で も 「地 域 の 規 模 に応 じた 調 査 」 は 、 自 ら の カ で 変 化 す る地 域 の 特 色 を と ら え 、 「学 び 方 を学 ぶ 学 習 」 の 実 践 の 項 目 と して 位 置 付 け られ て い る 。 ま た 、 「地 域 の 規 模 に 応 じた 調 査 」 は 、 中 項 目 と して 「身 近 な 地 域 」 「都 道 府 県 」 「 界 の 国 々 」 の 三 つ の 規 模 の 異 な る地 域 の 学 習 を通 して 地 域 的 特 色 を と ら え る視 点 や 方 法 を身 に 付 け る こ と を 主 な ね ら い と して い る。 「身 近 な 地 域 」 が 実 際 に 日 に触 れ た り、 歩 い て 闘 き 取 り を した りす る 調 査 が 可 能 で あ る の に 対 して 、 「都 道 府 県 」 は 、 基 本 的 に は 、 実 際 に 見 た り、 歩 い た りす る こ と に は 限 界 が あ る。 よ っ て 、 「都 道 府 県 」 の 地 域 的 特 色 を 明 らか に す るた め に は 、 生 徒 が 自 らの カ で 適 切 な 資 料 の 収 集 ・選 択 ・活 用 す る 能 力 を身 に 付 け る こ と が 重 要 とな り、 さ

ら に広 い 地 域 を 扱 う次 の 中 項 目 「世 界 の 国 々 」 の 学 習 の 下 地 とな っ て い る。

した が っ て 、 本 年 度 の 地 理 的 分 野 分 科 会 の 研 究 副 主 題 に あ る 「地 域 的 特 色 を 明 ら か にす る学 習 を 通 して 、 自 ら課 題 を 設 定 ・追 究 す る カ を 育 て る 」 た め の 最 も適 した 単 元 と して 、 「地 域 の 規 模 に 応 じた 調 査 」 の 「都 道 府 県 」 を研 究 単 元 と して 設 定 した 。 なお 、 昨 年 度 の 研 究 に お い て も 「身 近 な 地 域 」 との 関 連 で 「都 道 府 県 」が 取 り上 げ られ て い る が 、本 分 科 会 で は 、生 徒 の 「主 体 的 な 学 習 」 を よ り促 す た め の 「都 道 府 県 」 の 学 習 内 容 の 構 成 の 工 夫 、 ま た 、 自 ら課 題 を設 定

・追 究 す る 能 力 の育 成 の 工 夫 に 重 点 を 置 い て 今 回 の研 究 を進 め る こ と に した 。 (3)「 都 道 府 県 」 の 学 習 を ど の よ う に 構 成 す る か

都 道 府 県 」 の学 習 に つ い て 、 「学 習 指 導 要 領 解 説 一 社 会 編 一 」で は 、「都 道 府 県 の 中 か ら、

二 つ 又 は 三 つ の 都 道 府 県 を 取 り上 げ 、 そ の 地 域 的特 色 を 追 究 し と ら え る学 習 を通 して 、 都 道 府 県 規 模 の 地 域 の 特 色 を と らえ る 視 点 や 方 法 を 身 に付 け させ る こ と を 主 な ね ら い と して い る 」 と 解 説 して い る 。 した が っ て 、 取 り上 げ る都 道 府 県 は 、 二 つ 又 は三 つ の ど ち ら で も よい わ け で あ

る が 、 今 回 は 、 多 面 的 ・多 角 的 な 視 点 ・方 法 で 学 習 で き る よ う、 学 校 所 在 地 で あ る 「東 京 都 」 を 含 め 、 三 っ の都 道 府 県 の 学 習 を設 定 した 。

(4)事 例 と す る 都 道 府 県 を どの よ うに 選 択 す る か

事 例 と して 取 り上 げ る都 道 府 県 に つ い て は 、 次 の 観 点 か ら選 択 した。

自然 、 人 口、 産 業 、 地 域 間 の 結 び 付 き、 生 活 や 文 化 な どの 視 点 か らみ て 、 生 徒 に と っ て わ か りや す い 明 確 な 特 色 が み られ 、 三 っ の 事 例 を 通 して 最 終 的 に これ らの 視 点 を ほ ぼ す べ

て カ バ ー で き る よ うな 都 道 府 県 を選 択 す る こ と。

三 つ の 事 例 を通 して 、 異 な る視 点 や 追 究 の 学 習 を 体 験 で き る こ と。

異 な る 特 色 を も つ 都 道 府 県 の 学 習 の 相 互 比 較 に よ り、 各 都 道 府 県 の 特 色 を よ り鮮 明 に と

5

(8)

ら え る こ とが で き る よ うな 都 道 府 県 を 選 択 す る こ と。

ま た 、 第 二 、 第 三 の 事 例 とす る都 道 府 県 の選 択 にっ い て 、 第 二 の 事 例 は 、 生 徒 が 調 べ や す く 東 京 に は な い 明 確 な 地 域 的 特 色 を 多 く も っ て い る こ と、 第 三 の 事 例 は 、 東 京 とは 対 極 に あ る き わ だ っ た 特 色 を も ち 、 第 一 、 第 二 の 事 例 と は 、 異 な る 学 習 方 法 を 取 り入 れ や す い こ とを ポ イ ン

トと した 。

な お 、 今 回 、 本 分 科 会 は 、 事 例 とす る 都 道 府 県 の選 択 の 一 っ の 試 み と して 、 下 の 表 の よ うな 項 目 ・視 点 に した が っ て 選 択 す べ き 都 道 府 県 に っ い て 、7地 域 か ら候 補 を 上 げ 考 察 して み た 。 そ の 結 果 、 最 終 的 に 「東 京 都 」 「長 野 県 」 「鳥 取 県 」 を 事 例 とす る都 道 府 県 と して 選 択 し、 授 業 を組 み 立 て る こ と に した。

北海道 東北 関東 中部 近畿 中 国 ・四 国 九州

自 然 環 境 に

関 す る こ と

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O O

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0

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0

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0

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0 O 0

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0 0

0 人 口に

関 す る こ と

0 0

0 O O

0

O 0

0 0

0 0 O

O 産 業 に

関 す る こ と

0 0

0 0

0 O 0

0 0 0

0

0 O O 0 0

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O O

O O

O

地 域 間 の 結 び っ き に 関す る こ と

交通網 国際化

0 0

0 0 0 0 0

0 0 0 0

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生 活 ・文 化 に 関 す る こ と

生活・文1ヒ

歴 史

O O

0 0 0 0 0

0 0 0

0 O O

0 0

0 0

0 0 0

○ ・ ・特 色 が み られ る、 ◎ ・ ・い ち じる しい 特 色 が み られ る (5)事 例 とす る 都 道 府 県 の 選 択 理 由

〔東 京 都 〕 学 校 所 在 地 。 特 に 人 口 の 集 中 とい う視 点 を 中 心 に 、 首 都 と して の機 能 、 交 通 、 国 際 化 な どの 視 点 か ら取 り上 げ る。

長 野 県 〕 日本 ア ル プ ス に 囲 ま れ 、 盆 地 や 扇 状 地 な ど変 化 に 富 む 自然 に 恵 ま れ た 内 陸 県 で 果 樹 栽 培 や 精 密 機 械 工 業 、 ダ ム の 建 設 な ど、 東 京 に見 られ な い 多 岐 に わ た る 明 確 な 特 色 を もつ 県 で あ り、 生 徒 が 主 体 的 に 取 り組 み や す い 県 と して 選 択 した 。 ま た 、 東 京 都 で は 、 長 野 県 に 移 動 教 室 の 施 設 を も っ 所 も多 く、 生 徒 に と っ て 親 しみ や す い 県 の 一 つ と考 え られ る。

〔鳥 取 県 〕 東 京 都 の 人 口過 密 とい う視 点 か らほ ぼ 対 極 に あ り、 東 京 都 ・長 野 県 の い ず れ と も異 な る 学 習 方 法 を 試 み る 県 と して 、 過 疎 化 に 悩 み 、 鳥 取 砂 丘 と い う特 殊 な 自 然 条 件 を もつ こ と か ら第 三 の 事 例 と して 選 択 した 。

(6)事 例 とす る都 道 府 県 を扱 う学 習 の 視 点 と方 法

内 容 構 成 の 工 夫

一6一

(9)

本 中 項 目の 「都 道 府 県 」 の 調 査 活 動 を 「導 入 」 「展 開 」「ま と め 」と段 階 的 に 位 置 付 け 、 調 査 活 動 の 技 術 を 習 得 で き る よ う構 成 した 。

指 導 の 工 夫

中 項 目全 体 を 通 して 主 体 的 に 学 習 に 取 り組 ま せ る た め に 、 課 題 追 究 的 な 学 習 を取 り入 れ た。 また 追 究 結 果 の 発 表 学 習 を取 り入 れ た 。

評 価 の 工 夫

中 項 目全 体 を通 して 学 習 活 動 の 経 過 を ポ ー トフォリオ に 保 存 し、自分 自身 の 学 習 活 動 を 自 己 評 価 す る こ と と した 。

〔東 京 都 〕:生 徒 の 既 習 事 項 を も と に 、 統 計 資 料 を 扱 う調 査 方 法 を学 ぶ

学 校 所 在 地 の 都 道 府 県 」 で あ る 東 京 都 に っ い て は 、小 学 校 で の既 習 事 項 を 土 台 とす る こ と が で き る他 、 「身 近 な 地 域 」 を含 む 地 域 で あ る た め に 生 徒 の 生 活 実 感 を伴 っ た 学 習 を 行 い や す い 。 そ こ で 、 生 徒 の 学 習 意 欲 を 高 め るた め に 生 徒 自身 に東 京 都 の 地 域 的 特 色 を推 測 させ る 学 習 活 動 を 導 入 と し、 そ の 上 で 、 推 測 を 裏 付 け る 客 観 的 な 統 計 資 料 の 取 り扱 い 方 に つ い て の 学 習 を行 う。 ま た 、 「学 び 方 を 学 ぶ 学 習 」 と して 、 こ こ で は 前 述 した 視 点 を 基 に 「都 道 府 県 を単 位 と し て 作 成 され た 統 計 資 料 の 収 集 ・選 択 ・活 用 」 の 方 法 を 学 ぶ こ と に 主 眼 を 置 く こ

と と した 。

〔長 野 県 〕:様 々 な視 点 か ら地 域 的 特 色 を 明 らか に す る方 法 を 学 ぶ

前 述 の よ うに 、 長 野 県 は 、 中 学 生 に も比 較 的 容 易 に 見 い だ せ る地 理 的 な視 点 が 多 く 、 「そ の 地 域 的 特 色 を追 究 し と らえ る 学 習 を通 して 、 都 道 府 県 規 模 の 地 域 の 特 色 を と ら え る視 点や 方 法 を 身 に 付 け させ る 」 とい う都 道 府 県 を扱 う学 習 の 目標 か らみ て 、 事 例 とす る 地 域 と して 適 した 県 の 一 つ で あ る。 こ こ で は 「課 題 を設 定 ・追 究 ・解 決 す る」とい う課 題 解 決 学 習 を 取 り 入 れ た 。 具 体 的 に は 、東 京 都(第 一 の 事 例 地 域)を 事 例 と した 統 計 資 料 の 学 習 を も と に 、 地 域 的 特 色 を と らえ る た め の 課 題 を仮 説 と して 資 料 か ら見 い だ させ 、 そ の課 題(仮 説)を 説 明 し裏 付 け る た め に 資 料 を収 集 ・活 用 して 解 決(検 証)さ せ る 活 動 を 行 い 、 そ の 結 果 を 地 域 的 特 色 と関 連 付 け て ま と め させ た 。 こ の 小 項 目が 「自 ら課 題 を 設 定 し、追 究 して 地 域 的 な 特 色 を 明 らか に す る」 とい う都 道 府 県 規模 の 学 習 の 方 法 を 学 ぶ 中核 とな る。 な お 、 こ こで の 学 習 の 工 夫 に つ い て は 以 下 の 通 りで あ る。

内 容 構 成 の 工 夫

県 の 特 色 を 生 徒 自 ら見 い だ して 課 題(仮 説)を 設 定 しそ の 課 題 を 検 証 、 ま とめ る 学 習 活 動 を 通 して 主 体 的 に 学 習 が 行 わ れ る よ う構 成 した。

指 導 の 工 夫

生 活 班 を活 用 して 班 学 習 を組 織 し、 課 題 検 証 を行 っ た 。 課 題 を検 証 して い く、 い わ ば本 研 究 の 中 心 に 班 学 習 を位 置 付 け る こ と に よ っ て 、 共 同 して 資 料 を収 集 ・活 用 す る場 面 や お 互 い の 情 報 を 交 換 す る 場 面 を作 り出 す こ との で き る指 導 を 工 夫 した 。 ま た 、 追 究 結 果 の 発 表 に つ い て は 、 個 人 で 結 果 を ま とめ た の ち に 画 用 紙 上 で 再 構 成 させ る こ と で 個 人 学 習 とグ ル ー プ 学 習 の 連 携 を 図 っ た 。

評 価 の 工 夫

ポ ー トフ ォ リオ を活 用 した 評 価 方 法 で 、生 徒 が 自分 の 学 習 活 動 を 自己 評 価 す る こ とは 前

一7

(10)

述 した とお りだ が 、 特 に こ の 項 目 で は 、 「形 成 的 評 価 」 と 「総 括 的 評 価 」 を 重 視 す る こ と が 生 徒 の 学 習 活 動 の 適 切 な 支 援 と な る と考 え た。 また(8)に 示 す 学 習 指 導 計 画 で 、 学 習 目 標 の 達 成 は 、授 業 中 に お け る指 導 と評 価(形 成 的 評 価)を 適 切 に行 うこ と に よ っ て 実 現 さ れ る も の で あ る た め 、 「第1段 階 」 「第2段 階 」時 の 評 価 は 形 成 的 な 評 価 と位 置 付 け た 。 「

3段 階 」 で は 本 小 項 目の 最 終 段 階 とな る た め 、 総 括 的 な 評 価 を 行 う。

〔鳥 取 県 〕:地 域 的 特 色 を さ らに 追 究 し明 らか に す る 方 法 を学 ぶ

鳥 取 県 は 、 過 疎 化 とい う課 題 と 日本 随 一 の 面 積 を も つ 鳥 取 砂 丘 が 見 られ る 県 で あ る 。 過 疎 化 に つ い て は 、 人 口分 布 図 や 人 ロ ピ ラ ミ ッ ドを 参 考 に 人 口は な ぜ 減 っ て しま っ た の か 、 そ れ に つ い て どの よ うな 対 策 が 講 じ られ て い るの か を 考 察 し、 鳥 取 砂 丘 に つ い て は 土 地 利 用 図 を 参 考 に 、 農 業 に は 適 さ な い 士 壌 を どの よ うに克 服 し て い る の か 、 ま た 砂 漠 化 防 止 の 技 術 は 他 地 域 に ど の よ うに 影 響 を及 ぼ して い る の か な ど、 地 域 の 特 色 を 「動 態 的 地 誌 」 の 方 法 で 追 究

して い く方 法 を学 ん で い く(※)。

※ 「動 態 的 地 誌 」 の 方 法 とは 、 各 地 域 の 特 色 あ る 地 理 的 事 象(上 で 言 う 「過 疎 化 」 と 「鳥 取 砂 丘 」)に 着 目 し、 そ れ を 中 心 に して 関 連 す る 他 の 地 理 的 な 事 象 を 有 機 的 に 関 連 付 け な が ら取 り上 げ 、 最 終 的 に は あ る 程 度 総 合 的 に 地 域 の 特 色 が 明 ら か に な る よ う構 成 して い こ う とす る もの で 、 各 地 域 の 特 色 を と らえ る こ との で き る 方 法 で あ る。

(7)単 元 の 目標

地 理 的 な事 象 か ら課 題 を 見 い だ し、 追 究 す る過 程 を 通 して 主 体 的 に学 習 に 取 り組 ん で い く態 度 を育 て る。

地 図 ・統 計 資 料 な ど を収 集 ・考 察 し課 題 を 追 究 す る学 習 を 通 して 、都 道 府 県 規 模 の 地 域 的 特 色 を と ら え る視 点や 方 法 の 基 礎 を 身 に付 け る 。

追 究 した結 果 を 地 図 や 統 計 資 料 を活 用 して ま と め る 学 習 を 通 して 「地 理 的 な ま とめ 方 や 発 表 の 方 法 」 の 基 礎 を 身 に 付 け る。

(8)学 習 指 導 計 画

「東 京 都 」:生 徒 の既 習 事 項 を基 に 、 統 計 資 料 を扱 う調 査 方 法 を学 ぶ:7時

長 野 県 」:さ ま ざ ま な 視 点 か ら地 域 的 特 色 を 明 らか に す る方 法 を 学 ぶ:7時 第1段 階:長 野 県の 地 域 的 特 色 を 見 い だ し、 課 題 を 設 定 し よ う(第1・2時)〈 本 時 〉

第2段 階 二設 定 課 題 を 追 究 し よ う(第3・4時)

第3段 階:追 究 結 果 を ま と め て 発 表 し、 長 野 県 の 地 域 的 特 色 を と らえ よ う (第5・6・7日 寺)

鳥 取 県 」:地 域 的 特 色 を さ ら に 追 究 し明 ら か に す る 方 法 を 学 ぶ:5時

学習 目標 学習活動 指導 上の留意点 評価規準

・「身 近 な 地 域 」の 学 習 を ・地 域 的 特 色 の 裏 付 け と ・資 料 の 活 用 方 法 ・「身 近 な 地 域 」の

振 り返 り、地 域 的 特 色 を なる資料の活用法 を学 や 地 図 化 、統 学 習 を基 に地

見 い だ す(東 京 都 内 の ぶ 。 計 資 料 の グラフ 域 的特 色 を見

一 地 域 の 特 色 とな る)

・「都 道 府 県 を 単 位 として 化 に つ い て は 出 す ことが で き

8

(11)

・既 習 事 項 を 基 に 東 京 都 作成 された統 計資料の 教 師 が 支 援 を た か(思 考 判 の地域的特色を追究す 収 集 ・選 択 ・活 用 」の 方 行 う。 断)。

7 る 。 法 を学 ぶ 。 ・本 単 元 の 導 入 と ・結 果 を 地 理 的 な

・追 究 結 果 を発 表 し 、友 人 し て 生 徒 の 意 方 法 で まとめ る

に 伝 え る。 欲 を 高 め ること こ とが で きた か

に 重 点 を 置 く。 (資 料 活 用)J

・資 料 を活 用 し長 野 ・図 書 室 を 利 用 し、文献 資 ・教 科 書 ・地 図 帳 長 野 県 の 特 色 を 1 県 の 特 色 を 見 い だ 料 か ら特 色 を 見 つ け る ・文 献 資 料 を 準 積 極的 に見 つ

県 段 す 。 (個 人 学 習)。 備 して お く。 け 出 して い たか

・長 野 県 の 地 理 的 事 ・各 自で 見 い だ した 特 色 に ・自 分 で 見 い だ せ (関 心 ・意 欲 ・

象がそれぞれ関連 つ い て 、そ の 理 由 を 仮 な い 生 徒 に つ 態 度)。

2 し特 色 として 成 り立 説 を 立 て な が ら班 で 話 いて は教 師 が 長 野 県 の 特 色 を

7 っ て い ることに 気 付 し合 う。 適 宜 支 援 す る。 資 料 か ら見 い

時 間 く 。 ・発 表 形 態(追 究 だ す ことが で き

n ・学 習 事 項 を整 理 し は 個 人 学 習 。 た か(資 料 活

自ら課題 を設 定す 発 表 は 班 で ま と 用)。

る 。 め る)に つ い て

v 知 らせ 、見 通 し

を もた せ る 。

・目 当 て と した 資 料 を ・収 集 した 資 料 の 中か ら追 ・追 究 課 題 と選 択 ・適 切 な 資 料 を選 2 収 集 し、課 題 を 追 究課題の内容を説 明 資 料 との整 合 択 し活 用 す るこ

究する し、裏 付 け て い るもの を 性 を常 に確 認 とが で きた か

・追 究 結 果 の 発 表 方 選 択 し活 用 す る。 させ る。 (資料 活 用)

o 法 を 考 え て ま とめ ・発 表 用 紙(B5版 の 画 用 ・地 図 や 統 計 資 ・長 野 県 の 地 域 的

2 を 行 う。 紙)を 配 布 し 、レ イア ウ ト 料 を適 切 に使 特色と関連させ

に 留 意 しな が ら資 料 を 用 して発 表 資 なが ら課 題 追

作 成 す る。 料を作成するよ 究 を行 うことが

う指 示 す る 。 で きた か(思 考 判 断)。

・調 査 結 果 を 発 表 し 学 習 成 果 を班 ごとに発 表 ・大 きな 声 で 分 か ・追 究 成 果 を十 分 3 学習成果を共有す し 「調 査 内 容 」「発 表 方 りや す く発 表 さ に発 表 す ること

る 。 法 」の よい ところ に 着 目 せ る 。 が で きた か(資

・追 究 結 果 を 基 に 長 す る 。 ・聞 き 手 に メ モ を 料 活 用)。

o 野県の地域的特色 ・長 野 県 の キ ャ ッチ フ レ ー とらせ る 。 ・長 野 県 の 地 域 的 3 に つ い て ま とめ る。 ズ を 考 え 、地 域 的 な 特 ・読 ん で 楽 し い キ 特色を踏まえて

9

(12)

色 を明 らか にす る。 ヤ ッチ フ レ ー ズ キ ャ ッチ フ レ ー

を作 成 させ て ズ を作 成 す るこ

学 習 をま とめ さ とが で き た か 。

せ る 。 (関 心 ・意 欲 、

思考判断)

・地 図 や 統 計 資 料 に 親 し ・人 口 分 布 図 や 人 ロ ピ ラ ミ・自分 で 見 い だ せ ・鳥 取 県 の 地 域 的 み 、地 域 的 特 色 を 自 ら ッド、土 地 利 用 図 な どの な い 生 徒 に つ 特 色 を 自 分 な り 理解す る方法を身 に付 資料から地域的特色を い ては 教 師 が に 見 い だ す こと

け る 。 見 い だ す 。 適宜 支援する が で き た か 。

・身 に 付 け た 方 法 に より課 ・特 色 を 追 究 す る 視 点 に ・都 道 府 県 規 模 の (関 心 ・意 欲 、

題 を解 決 す る。 つ い ても設 定 す る。 調 査 学 習 の まと 思考判断)

5 め として 各 自 の ・都 道 府 県 規 模 の

活 動 に適 宜 支 追究結果をまと

援 す る 。 める方 法 に 習

熟 で きた か 。 (資 料 活 用)

【単 元 の 評 価 規 準(総 括 的 評 価)※ 長 野 県 」 の み 】

長 野 県 の特 色 を 積 極 的 に 見 い だ す こ と が で き た か 。 〈 関 心 ・意 欲 ・態 度 〉

長 野 県 の 特 色 を 資 料 か ら見 い だ す こ と が で き た か 。 〈 資 料 活 用 〉

適 切 な 資 料 を選 択 し活 用 す る こ とが で き た か 。 〈 資 料 活 用 〉

長 野 県 の 地 域 的 特 色 と関 連 させ な が ら課 題 追 究 を行 うこ と が で き た か 。 〈 思 考 判 断 〉

追 究 成 果 を十 分 に発 表 す る こ と が で き た か 。 〈資 料 活 用 〉

長 野 県 の 地 域 的 特 色 を踏 ま え て キ ャ ッチ フ レー ズ を 作 成 で き た か 。 〈 思 考 判 断 〉 (9)意 欲 を高 め 持 続 させ るた め の ポ ー トフ ォ リオ を 活 用 した 評 価 に つ い て

本 研 究 に お い て ポ ー トフ ォ リオ を活 用 した 評 価 を 用 い た 理 由 に っ い て は 前 述 した とお りだ が 、 この 評 価 を 用 い る こ と に つ い て は 、 こ の評 価 の 特 性(学 習 が 進 め ば進 む ほ ど フ ァ イ ル が 厚 く な り生 徒 の 自 己 評 価 も深 化 して い く)を 生 か せ る よ う次 の よ うな 指 導 を した 。

追 究 過 程 で 手 に 入 れ た 資 料 は 必 ず ポ ー トフ ォ リオ に 保 存 す る。

集 め た 資 料 の 出 典 ・年 次 を 明 記 す る 。

毎 時 間 の 終 了 時 に 学 習 を 振 り返 り 自 己評 価 す る。

毎 時 間 の 最 初 に 前 時 の 自 己 評 価 を確 認 して 授 業 に臨 む 。

こ の よ うな 指 導 を積 み 重 ね る こ と に よ っ て 生 徒 の 意 欲 を 高 め 持 続 させ る よ う工 夫 した 。 (10)本 時(第1段 階)の 目標

資 料 を活 用 し長 野 県 の 特 色 を 見 い だ す 。

長 野 県 の 地 理 的 事 象 が そ れ ぞ れ 関 連 し、特 色 として成 り立 って い ることに気 付 く。

学 習 事 項 を 整 理 し 自 ら課 題 を 設 定 す る。

一10

(13)

〈 第1段 第1時(図 書 室)〉

学習内容 学習活動 指導上の留意点 評価規準

・生 徒 と長 野 県 ・移 動 教 室 ス キ ー 実 習 ・小 学 生 時 代 の 移 動 ・ビデ オ に 関 心 を の 関 連 ビ デ オ を 見 る 。(全 教室の事 を想起 さ も ち 学 習 へ の 意

・今 後 の 学 習 の 体) せ る 。 欲 を も て た か 。

10 説明 ・内 容 の メ モ を と る (関心 ・意 欲/観

(全 体) 察)

展1 ・長 野 県 の 特 色 ・資 料 を 収 集 し ワ ー ク ・長 野 県 の 地 図 や 統 ・積 極 的 に 資 料 を を 見 い だ す 。 シ ー トに メ モ す る 。 計資料 を活用す る 探 し特 色 を と ら

9 (個 人) ・そ れ ぞ れ の 特 色 の え た か 。(資

30 ・個 人 で 集 め た も の を 関 連 に 気 付 か せ る、 活 用/ワ ー ク シ

班 で ま と め て 画 用 紙 ト)

に 書 く 。(班)

・特 色 を 相 互 に ・特 色 を 自 然 ・交 通 ・ ・一 っ の 条 件(例 「雪 ・見 い だ した 特 色 関 連 付 け る 。 農 林 業 ・工 業 ・観 光 が 多 い 」)が 複 数 相互の関連 に気 ・次 時 の 予 告 ・そ の 他 に 分 類 し の 事 象(例 「ス キ 付 い た か 。(資 10 相 互 に 影 響 して い る 一 が で き る 」 「農 料 活 用 、 思 考 判

も の を 結 ぶ 。(班) 業 用 水 と な る 」) 断/ワ ー ク シ ー

に か か わ る こ と を ト) 補 足 説 明 す る 。

〈第1段 第2時

学習内容 学習活動 指導上 の留意点 評価規準

・本 時 の 説 明 ・「長 野 県 は ○ ○ だ か ・前 時 の 特 色 相 互 の ・仮 説 作 りの 手 順 ・前 時 の 補 足 ら △ △ な の だ ろ う。」 関 連 を 例 に し な が を意欲的 に聞い

と仮 説 作 りの 説 明 を ら説 明 す る 。 て い る か 、(関 心

5 聞 く 。(全 体) 意欲/観 察)

・仮 説 を 作 る ・特 色 の 項 目(自 ・自 由 に 発 表 し合 い ・特 色 か ら仮 説 を

交 通 、農 林 業 、工 業 、 な る べ く多 く の 仮 考 え る こ とが で

観 光 ・そ の 他)を 使 説 を 立 て られ る よ き た か 。(資 料

40 っ て 仮 説 を 作 る。 う に 促 す 。 活 用 ・思 考 判 断

11

(14)

(班) ・班 ご と の 学 習 進 度 /ワ ー ク シ ー ト

・活 動 の 中 で 気 付 い た に 配 慮 して 作 業 さ こ と を メ モ す る 。 せ る 。

(個 人)

・仮 説 を検 証 す ・収 集 した 資 料 を 整 理 ・検 証 の た め の 資 料 ・仮 説 を 検 証 す る る た め の 話 し し次 時 へ の 見 通 しを が そ ろ っ て い る か 資料の整理がで

合 い も つ 。(班) 確 認 さ せ る 。 き た か 。(資

5 活 用/ワ ー ク シ

ト)

(11)授 業 の 考 察

本 単 元 で は 、 長 野 県 に つ い て の 地 域 的 特 色 が どの よ うな 要 因 で 成 り立 っ て お りそ れ が どの よ う な 影 響 を及 ぼ す の か と い う課 題 追 究 の 方 法 と して 、 仮 説 を 設 定 しそ れ を 検 証 す る学 習 活 動 を 取 り入 れ て み た。 そ の こ と に よ っ て 、 生 徒 が 主体 的 に課 題 を 考 え 意 欲 的 に 資 料 を収 集 し課 題 を 解 決 しよ うと検 証 活 動 を展 開 す る で あ ろ う と考 え た 。 本 時 以 降 の授 業 も含 め た授 業 に 関 す る考 察 は 以 下 の 通 りで あ る。

適 切 な 資 料 を 収 集 ・選 択 ・活 用 で き た か

生 徒 は 、小 学 校 で 調 べ 学 習 の経 験 が あ る とは い え 、中 学 校1年 生 と い うこ と を考 え る と 、 予 想 を は るか に 上 回 り、 と て も 的 確 で 迅 速 な 資 料 の収 集 ・選 択 を 行 っ た 。 そ の理 由 と して は 、 第 一 の事 例 地 域 で あ る 東 京 都 で の 学 習 で 統 計 資 料 等 の 取 り扱 い を学 ん で い た こ とが あ げ られ る。 ま た 、 資 料 の 中 か ら適 切 な 情 報 を選 択 し項 目や 視 点 別 に 分 類 す る とい う作 業 に お い て も、東 京 都 の授 業 で す で に 経 験 して い る た め 戸 惑 うこ とな く分 類 す る こ とが で き た。

以 上 か ら 、 生 徒 の既 習 事 項 を も と に 、 統 計 資 料 を扱 う調 査 方 法 を学 ぶ とい っ た 東 京 都 で の 学 習 が 生 か され る こ とが わ か り、 単 元 構 成 を 工 夫 した 成 果 が あ らわ れ た 。

適 切 な 仮 説 を 設 定 す る こ とが で き た か

仮 説 の 設 定 とい う初 め て の 体 験 に 戸 惑 う様 子 が 予 測 され た た め 、 生 徒 に は 「長 野 県 は ○

○ だ か ら△ △ な の だ ろ う」 と い う仮 説 設 定 の パ タ ー ン を 事 前 に 示 した。 項 目(自 然 ・交 通

・農 林 業 ・工 業 ・観 光 ・そ の 他)別 に 仮 説 を設 定 した が 、 例 え ば最初 は 「雪が降 るか ら、

山 が 多 い か ら、 ス キー が で き る ん だ ろ う」 とい っ た 発 展 性 の 乏 しい 仮 説 が 多 か っ た 。 そ こ で 、 「雪 や 山 は他 に 交 通 や 農 林 業 、 工 業 に どん な影 響 が あ る だ ろ うか?」 と 教 師 が 助 言 し て み た と こ ろ 、 そ れ ま で の 仮 説 が 「四 方 を 山 に囲 ま れ て い る長 野 県 で レタ ス の 生産 が 多 い の は 、 気 候 だ け で な く場 所 も 関 係 して い る は ず だ 」 と変 化 した 。 以 上 の こ とか ら、 教 師 が 助 言 す る とい う支 援 が 仮 説 の 設 定 、 つ ま り課題 を 考 え る 上 で と て も重 要 で あ る こ とが わ か っ た 。 下 の 事 例 は 生 徒 の 立 て た 仮 説 の 一 部 で あ る。

野 菜 や 果 物 作 りが さ か ん に な っ た の は 、 自動 車 輸 送 も発 達 して き た か らで あ ろ う

長 野 県 に観 光 客 が た く さ ん 来 た か ら、 自然破壊 の問題 が増 加 し始 めたのだ ろ う」

一12

(15)

精 密 機 械 や 電 気 機 械 が 発 達 した の は 工 業 を す る の に 適 した所 だ か ら で あ ろ う」

仮 説 検 証 型 の 授 業 は 生 徒 の 学 習 活 動 を促 し主 体 的 に 学 ぶ 力 を 身 に 付 け る学 習 方 法 と して 適 切 で あ った か

グ ル ー プ で情 報 を も ち 寄 り仮説 を 検 討 し合 う とい う生 徒 主 体 の 学 習 活 動 を 行 う こ とで 、 教 師 主 導 型 の 一 斉 授 業 と は 異 な っ た 反 応 が 見 られ た 。 仮 説 を 設 定 す る た め に は 、 班 員 か ら の 情 報 を 収 集 しな け れ ば な らず 、 お の ず と リー ダ ー を 中 心 に 全 員 が 参 加 す る 形 式 が と られ た 。 仮 説 と は い え 、 根 拠 の あ る情 報 を 見 つ け な け れ ば 検 証 す る こ とに な らな い 。 そ こ に 自 ら学 ぼ う とす る意 欲 が 生 ま れ 、 活 発 に 学 習 活 動 を行 う と い う結 果 とな っ た の で あ る 。 こ の 動 き は 、 検 証=証 明 す る と い う今 後 の授 業 で さ らに 高 ま る は ず で あ る。 ま た 、 前 述 した よ うに 、仮 説 を 設 定 す る た め に適 切 な 支 援 を 行 うこ と に よ り、学 習 が 深 ま り、 「本 当か な?」

「な ぜ だ ろ う?」 と い っ た 疑 問 が わ き 、生 徒 の 目が 生 き 生 き と しだ して 、 最 後 に は 「次 の 時 間 も も っ とや りた い 」 と い う発 言 も み られ た 。 こ の こ とか ら 、 仮 説 検 証 型 の 課 題 解 決 学 習 は 、 学 習 す る こ とに 対 す る 意 欲 を 高 め か っ 持 続 させ る 有 効 な 学 習 方 法 だ っ た と考 え る 。

3地 理 的 分 野 の 研 究 の ま とめ と今 後 の 課 題 (1)研 究 の ま と め

仮 説 検 証 型 の 学 習 は学 習 意 欲 を継 続 ・定 着 さ せ る

本 分 科 会 で は 、 選 択 した3つ の 都 道 府 県 を そ れ ぞ れ 「導 入 」 「展 開 」 「ま と め 」 と位 置 付 け 、 常 に 主 体 的 に 学 習 させ る こ とを 意 識 した 。 具 体 的 に は 、 自 ら課 題 を 設 定 し追 究 し解 決 して い く とい う課 題 解 決(仮 説 検 証)学 習 を取 り入 れ た 。生 徒 同 士 の 話 し合 い は も ち ろ ん 、 教 師 との 話 し合 い(支 援)や ポ ー トフ ォ リオ を 活 用 した 評 価 に よ る活 動 に時 間 を か け て 課 題 設 定 を 行 っ た 結 果 、 「次 の 時 間 も も っ とや りた い 」 「で も こ れ っ て 本 当か な?」 とい っ た 発 言 が み られ た 。 こ の こ と か ら 、 仮 説 検 証 型 の 学 習 を 取 り入 れ た こ とで 、 課 題 設 定 時 に お け る意 欲 が 高 ま っ た だ け で な く 、 持 続 す る の に も成 果 が あ っ た と考 え る。

教 師 の 様 々 な 支 援 の 工 夫 が 生 徒 に 自 ら学 ぶ 力 を 身 に 付 け させ る

課 題 を設 定 す る に は 、 まず 適 切 な 資 料 を収 集 ・選 択 す る 力 が 必 要 と な る。 本 研 究 で は 、

学 び 方 を 学 ぶ 」 基 礎 と も い え る こ の 力 を東 京 都 の 学 習 に お い て 学 習 し、 長 野 県 に お い て 課 題 を設 定(仮 説)・ 追 究(検 証)す る 活 動 を行 っ た 。 課 題 を 設 定 す る に 当 た っ て は 、 簡 単 に設 定 させ る こ と を避 け 、発 展 性 の あ る課 題 と な る ま で 何 度 も教 師 に よ る 助 言 を行 っ た。

課 題 の 追 究 過 程 にお い て も 同 様 に じっ く りと考 え させ る時 間 を与 え た 。 こ の 結 果 、 資 料 を 基 に も っ と調 べ よ う とす る 姿 勢 や 、 グル ー プ で 知 恵 を 出 し合 お う とす る 話 し合 い 活 動 が 活 発 に 行 わ れ 、 積 極 的 に 学 習 す る こ とが で き る よ うに な っ た 。

ポ ー トフ ォ リオ を活 用 した 形 成 的 評 価 の 工 夫 は 生 徒 の 学 習 意 欲 を高 め る

近 年 、 評 価 方 法 の 工 夫 改 善 が 求 め られ て い る 。 本 研 究 で も 単 元 を通 して ポ ー トフ ォ リオ を 活 用 した 評 価 の 工 夫 を行 っ た 。 この 評価 は 、 教 師 が 生 徒 の 学 習 活 動 を 評 価 す る だ け で な く 、生 徒 が 自分 の 学 習 活 動 を記 録 ・保 存 した も の を 通 し 自 己評 価 す る とい っ た 特 色 を もつ 。 今 回 の 課 題 解 決(仮 説 検 証)学 習 で は 、 前 述 した よ うな 成 果 が み られ た が 、 ポ ー トフ ォ リ

一13一

(16)

オ を活 用 した 評 価 方 法 を 取 り入 れ る こ と で そ の成 果 が さ ら に 顕 著 に な っ た 。

例 え ば 、 自分 の ポ ー トフ ォ リオ を 常 に 振 り返 る 環 境 を 与 え る こ と に よ り、 教 師 の 記 入 し た ア ドバ イ ス等 が 課 題 解 決 の 糸 口 とな っ た 。 時 に は 、 学 習 物 等 を 振 り返 っ て 原 点 に 戻 っ て み た り、 過 去 の 学 習 物 等 の 中 か ら意 外 な 情 報 を 得 た り、 追 究 結 果 を ま とめ る キ ャ ッチ フ レ ー ズ 作 成 の 際 の キ ー ワー ドを 見 っ け た りす る こ とが で き た 。 以 上の こ とか ら、生徒 自身 が

自分 の 学 習 に ポ ー トフ ォ リオ を 活 用 し 自 己評 価 す る こ と は 、 生徒 の 学 習 意 欲 を高 め 、 主 体 的 な 学 習 を よ り一 層 充 実 させ る た め に大 変 有 効 で あ っ た 。

(2)今 後 の 課 題

意 欲 を 高 め 自 ら学 ぶ カ を 育 て る 上 で ポ ー トフ ォ リオ を活 用 した評 価 が 有 効 で あ る こ と は 前 項 で 述 べ た 通 りだ が 、 課 題 解 決(仮 説 検 証)学 習 の 場 合 、調 べ 学 習 や 話 し合 い 活 動 に 時 間 が 取 ら れ て しま い 、 評 価 の扱 い が お ろ そ か に な っ て しま い が ち で あ っ た 。 教 師 に よ る 支 援 とポ ー トフ ォ リオ を 活 用 した 自 己評 価 の バ ラ ン ス を い か に うま く と っ て い くか が 今 後 の 課 題 で あ る。

ま た 、 今 回 取 り扱 っ た 単 元 で は 、 「学 び 方 を 学 ぶ 」 た め の 学 習 と して 課 題 解 決(仮 説 検 証) 学 習 を取 り入 れ た が 、 各 項 目の ね らい に あ っ た 学 習 方 法 と して は 限 界 が あ る と感 じた。 今 後 、 各 項 目の ね らい に あ っ た 学 習 方 法 の さ らな る 工 夫 と開 発 が 不 可 欠 で あ る と思 わ れ る。

一14。

参照

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