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肢体不自由児病棟における発達障害児へ の支援

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Academic year: 2021

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O2-008

肢体不自由児病棟における発達障害児へ の支援

服部 礼佳、越山 みさ子、武川 幸代、鷲野 千秋、

柿元 未知、中野 祥子、金井 剛

三重県立子ども心身発達医療センター

【目的】発達障害児には、環境調整を中心とした支援が重要である と言われている。今回、発達障害を持つ5歳の脳性麻痺一 卵性双生児に対し、日常生活場面において日課の枠づけや 問題行動への視覚支援で統一した関わりを行った。その結 果、問題行動が減少し患児なりの成長発達にも変化がみら れた。本研究の目的は、児童精神科の様に施設環境が整っ ていない肢体不自由児病棟で、職員間での統一した関わり が両児の成長にどの様に影響したかを明らかにすることで ある。

【方法】病棟職員5名を対象に半構造化面接を行った。1.発達障害診 断前後の職員の関わり方と気持ちの変化2.両児の成長の変 化についてインタビューし、逐語録を作成後コード化カテ ゴリー化を行った。本研究は所属する施設の研究倫理審査 委員会の承認を得て実施した。

【結果】発達障害診断前の関わりでは、【発達障害児の支援に困惑】

【関わりに対するストレスの蓄積】【指導効果の不十分さ】の 3つのカテゴリーが抽出された。支援方法がわからず感情 的な指導方法になってしまう事で両児は、職員に対し攻撃 的になり問題行動を繰り返していた。発達障害診断直後よ り、病棟職員に対し児童精神科職員による支援方法につい ての研修会や両児の支援方法について定期的な検討会を開 いた。発達障害診断後の関わりでは、【発達障害児への支援 方法の理解】【視覚支援の有効性】【児の状況に合わせた関わ り】【自信を持った関わり】【統一した関わりによる兄弟の成 長】【統一した関わりによる相方への効果】の6つのカテゴ リーが抽出された。両児の日常生活場面での枠づけ・問題 行動時の視覚支援の統一を行った。両児の成長の変化とし て、職員の言葉を理解し、お互いに言葉でのやり取りができ るまでに成長した。

【考察】発達障害児の支援として、職員全体で理解を深め両児に とって効果的な支援方法を定期的に検討し、統一した関わ りをしていく事が重要であると考える。児童精神科とは異 なる施設環境の中で児童精神科の経験がほとんどない職員 が、日常生活場面での関わりを通して、両児それぞれの特 徴を理解し、個々の状況を見て関われるまでに変化した。

それらの職員自身の関わり方の統一を徹底した事が両児の 日々の成長に繋がったものと考える。

O2-009

総合病院小児科における発達障がい児就 学前親子支援グループの取り組み~参加 児の支援グループ前後での変化~

小柴 ゆかり、小林 晴香、東 由佳、橋本 直子、

梶 瑞佳、芦見 真知、中野 加奈子、太田 國隆

六甲アイランド甲南病院 小児科

【はじめに】

当院小児科では、2011年度から就学前の発達障がい児を対 象に「おひさまくらぶ」を実施している。「おひさまくら ぶ」は5-6歳を対象に、就学に向けて子供たちの社会的スキ ルの向上を目的とし、1回1時間、月2回、全10回、半年を1 クールとし、前期と後期の年2クール行っている。

【目的】第64回小児保健学術集会では参加児について検討を行っ た。今回は支援グループの前後で応答、指示理解、模倣、

話を聞く、注目、ルール理解、積極性、微細運動、粗大運 動、協調運動、の10項目について参加児の変化を評価し、

今後のプログラムに生かすことを目的とした。

【対象および方法】

2015年度後期~ 2018年度に「おひさまくらぶ」に参加し た20名を対象とした。前期・後期それぞれの初回・最終回 に臨床心理士・言語聴覚士・小児科医師により上記10項目 について1 ~ 5段階で評価を行った。また、倫理的配慮の観 点から具体的な患児の情報などはわからないように検討を 行った。

【結果】計4年間で評価できた人数は20名(2015年度5名、2016年 度4名、2017年度7名、2018年度4名)であった。前後期継 続して参加した児もあるため、のべ27クール分の評価を対 象とした。支援グループ終了後に評価が上昇した項目は積 極性、ルール理解、微細運動だった。評価があまり上昇しな かった項目は粗大運動、協調運動だった。

【考察】課題を反復すること、スモールステップにすること、しっか りほめること、で児に自信がつき、積極性の評価が上昇した と考えた。またゲームや机上課題、工作などを多く取り入 れたことでルール理解や微細運動の評価が上昇したと考え た。一方、粗大運動・協調運動での評価があまり上昇しな かったため、当院での作業療法の実施、デイサービスなど運 動をメインとした他施設の利用とともに、長縄・玉入れな どを取り入れ、粗大運動・協調運動の評価が上昇するよう なおひさまくらぶでのプログラム作りを今後検討していき たい。

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… 発達障がい

一般演題・ポスター

  6月

24  日㊎

一般演題・ポスター

6月

25  日㊏

一般演題・口演

6月 22  日㊏

一般演題・口演

6月 24日㊎

201

The 66th Annual Meeting of the Japanese Society of Child Health Presented by Medical*Online

参照

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