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(1)

中 学 校

平成24年度

教育研究員研究報告書

東京都教育委員会

国 語

(2)

目 次

Ⅰ 研究主題設定の理由・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

Ⅱ 研究の視点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

Ⅲ 研究の仮説 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

Ⅳ 研究の方法

1 研究構想図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 2 仮説の検証・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

Ⅴ 研究の内容 指導の実際

<指導例1:第1学年> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 <指導例2:第2学年> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 <指導例3:第3学年> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19

Ⅵ 研究のまとめ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24

(3)

Ⅰ 研 究 主 題 設 定 の 理 由

平 成 24 年 度 より 中 学 校に お い て新 学 習 指導 要 領 が全 面 実 施と な っ た。 各 教 科等 に お いて 言語 活 動 を充 実 さ せ、生徒 に 思 考力・判 断 力・表現 力 等 の能 力 を 育成 し 、「 生 きる 力 」を 育 む ため に 、 その 基 盤 とな る 言 語能 力 を 着実 に 培 うこ と が 、国 語 科 に求 め ら れて い る 。

「平 成 2 4年 度 全 国学 力・学習 状 況 調査 」( 国 立教 育 政 策研 究 所 )の 調 査結 果 か ら 、課 題 が ある と 思 われ る 指 導事 項 に 着目 す る と 、「相 手 の発 言 を 注意 し て 聞き 、自 分の 考 え を書 く こ と」

(通 過 率 20 .6 % )、「 相手 の 発 言 の内 容 を 取り 上 げ て自 分 の 考え を 具 体的 に 書 くこ と 」( 通 過率 2 0 .6 % ) の2 問 の 通過 率 が 、他 に 比 べて 低 い 数値 と な って い る 。平 成 2 4年 度 「 東 京都 立 高 等学 校 入 学者 選 抜 学 力 検 査結 果 に 関す る 調 査」に お いて も 、「 まと め と 指導 改 善 の 視点 」と し て 、「 読み 取 っ た内 容 を 基に 、自 分 の 考え を 場面 に 応 じて 適 切に 表 現 する 力 を 育成 する 指 導 が大 切 で ある 」 と の指 摘 が なさ れ て いる 。

また 、「 平 成2 3 年 度児 童 ・ 生徒 の 学力 向 上 を図 る た めの 調 査 」( 東 京 都教 育 委 員会 ) に お いて は 、「 書く 能 力 」に 関 す る設 問 の 正答 率 が 他の 能 力 に関 す る 設問 に 比 べ低 く な って い る と いう 結 果 が示 さ れ 、調 査 結 果の 分 析 から 、「 書 いた 文 章 を読 み 直し 、語 句の 用 法・叙 述 な どを 確 か め て 読 み や す く 分 か り や す い 文 章 に す る こ と 」 に 課 題 が あ る こ と を 明 ら か に し て い る 。

「平 成 2 4年 度 児 童・ 生 徒 の学 力 向 上を 図 る ため の 調 査」 に お いて も 、 各教 科 に おい て 記 述 式の 問 題 に課 題 が ある こ と が指 摘 さ れて い る 。

社会 生 活 にお い て 、相 手 や 目的 に 応 じて 書 く こと が で きる 力 は 必須 の 能 力で あ る が、 そ の 育成 が 課 題と な っ てい る こ とが 分 か る 。「 書 く こと 」 の指 導 の 場面 に お いて 、「 何 を書 け ばよ いの か 分 から な い 」「 どの よ う に書 けば 分 か らな い 」と はじ め か ら訴 え る生 徒 や 、書 いた も の が分 か り やす い も のに な っ てい る か 、目 的 や 意図 に 応 じた 書 き 方に な っ てい る か を吟 味 で き ない 生 徒 が少 な く ない の が 実態 で あ る。

学習 指 導 要領 で は 、「書 く こと 」の 指導 の 目 標を 、目 的や 意 図 に応 じ 、構成 や 論 理の 展 開 に 工夫 し 、 分か り や すく 的 確 に書 く 能 力を 身 に 付け さ せ るこ と と し、 そ の ため の 指 導事 項 と し て 、「 課題 設 定や 取 材 」「 構成 」「 記 述 」「 推敲 」「 交 流 」の五 つ を 示し て いる 。先 述 の よう な 生 徒の 実 態 を踏 ま え 、学 習 指 導要 領 に 示さ れ る 5つ の 指 導事 項 を 効果 的 に 指導 し 、 自分 の 伝 え たい こ と を的 確 に 伝え る た めの 工 夫 をし な が ら書 く こ との で き る力 を 身 に付 け さ せる こ と が、

大き な 課 題で あ る 。

これ ら の 課題 を 踏 まえ 、 目 的や 意 図 に応 じ て 工夫 し て 書く 力 を 育成 す る 指導 の 手 立て を 示 すこ と を 目標 と し て、 研 究 主題 を 設 定し た 。

研究 主 題

交流活動によって、目的や意図に応じて工夫して書く力を高める指導

(4)

Ⅱ 研 究 の 視 点

学 習 指導 要 領 の教 科 の 目標 に は 、「国 語 を 適切 に 表 現し 正 確に 理 解 する 能 力 を育 成 し 、伝 え 合う 力 を 高め る 」と あ る 。「 伝え 合 う力 を 高 める 」とは 、人 間 と 人間 と の関 係 の 中で 、互い の 立場 や 考 えを 尊 重 し、 言 語 を通 し て 適切 に 表 現し た り 正確 に 理 解し た り する 力 を 高め る こ と であ る 。 この 「 伝 え合 う 力 」を 、 社 会生 活 に 生き て 働 くよ う 、 相手 や 目 的、 意 図 、多 様 な 場 面や 状 況 等に 応 じ て適 切 に 表現 し た り正 確 に 理解 し た りす る 力 とし て 育 成し 、 生 徒一 人 一 人 が言 語 の 主体 的 な 使い 手 と して 社 会 生活 で 活 用し て い くこ と が でき る よ うに す る こと が 大 切 であ る 。

今 回 の学 習 指 導要 領 の 改訂 で は 、「書 く こ と」の 指 導事 項 の 中に「 交 流 」が 位 置 付け ら れた 。 これ は 、 書い た 文 章を 互 い に読 み 合 うこ と に よっ て 、 自分 の 表 現の 参 考 にし た り 、考 え を 広 げた り す るこ と を ねら い と して い る 。

本研 究 は 、〈 交流 活 動 〉を 取り 入 れ るこ と に よっ て 、目 的 や意 図 に応 じ て工 夫 し て書 く 力 を 高め る こ とを ね ら いと し て いる 。本 研究 に お ける〈 交流 活 動〉と は、こ の指 導 事 項の「 交流 」 とは 別 に 、「 課 題設 定 や 取材 」、「構 成 」、「 記述 」、「推 敲」の 指 導事 項 に おい て 、他 者 と のや り とり か ら 学ぶ と い う学 び 合 いの 利 点 を生 か し 、前 述 の 生徒 の 課 題を 解 決 する た め の手 立 て と して 取 り 入れ る も ので あ る 。

例 え ば「 課題 設 定 や取 材 」に 関 する 指 導 にお い て 、〈 交 流活 動〉を 行う こ と によ っ て、個 人 では 思 い つか な か った 材 料 や取 材 方 法等 が 得 られ る 。「 何を 書 け ばよ い のか 分 か らな い 」とい う生 徒 に は、 書 く 活動 を 進 めて い く ため の き っか け と なる と 考 えた 。 ま た、 自 分 の書 い た 文 章が 目 的 や意 図 に 応じ た も のと な っ てい る か どう か を 個人 で 吟 味し な が ら書 く と いう 活 動 は、

生徒 に と って は 難 しい 取 組 であ る が 、「 構 成」や「 記 述」に 関 する 指 導 の中 に〈交 流 活 動〉を 取り 入 れ て他 者 か ら助 言 や 評価 を 得 させ る こ とで 、 工 夫・ 改 善 の具 体 的 な手 立 て を考 え る こ とが で き るよ う に なる 。

書 く 活動 に 取 り組 む 際 に、「 誰 のた め に 書い て い るの か 」、「何 の た めに 書 い てい る の か」、

と問 い 続 け 、「 そ の ため に はこ の 言 葉 、こ の 構成 、こ の表 現 で よい か 」と様 々 な 視点 か ら 吟味 し続 け る こと が で きれ ば 、目的 や 意 図に 応 じ て工 夫 し なが ら 書 くこ と が 可能 と な る 。〈 交 流 活 動〉 を 行 うこ と に より 「 書 くこ と 」 のそ れ ぞ れの 指 導 事項 に つ いて 他 者 の視 点 ・ 思考 に 気 付 き 、「 多 面 的・多 角 的な 視 点 」を 身 に付 け る こと で 、自分 の 表 現の 仕 方 につ い て 吟味 し 続 ける こと が で きる よ う にな る 。 また 、 指 導事 項 に 意図 的 に 〈交 流 活 動〉 を 取 り入 れ る こと で 、 生 徒は そ の 単元 で 身 に付 け る べき 能 力 をよ り 明 確に 理 解 して 学 習 に取 り 組 むこ と が でき る と 共 に、 単 元 のま と め とし て の 「交 流 」 にお い て 的確 な 視 点や 評 価 の観 点 を もっ て 活 動に 取 り 組 むこ と が でき る よ うに な る 。

本 研 究で は 、 こう し た 視点 か ら 、「書 く こ と」 の 指導 の 中 に意 図 的 ・効 果 的 に〈 交 流 活動 〉 を取 り 入 れる こ と で目 的 や 意図 に 応 じて 工 夫 して 書 く 力を 高 め る指 導 方 法に つ い て、 考 察 ・ 検証 を 行 って い く 。

(5)

Ⅲ 研 究 の 仮 説

「 平 成 23 年 度児 童・生徒 の 学 力向 上 を 図る た め の調 査 報 告書 」( 東京 都 教 育委 員 会 )で は 、 授業 改 善 のポ イ ン トと し て 「推 敲 指 導を 書 く こと の 学 習に 位 置 付け て 、 習慣 化 さ せる 指 導 を 工夫 す る こと 」 が 挙げ ら れ てい る 。 自分 の 書 いた 文 章 が自 分 の 伝え た い こと を 適 切に 表 現 で きて い る か、 相 手 に正 確 に 伝わ る も のと な っ てい る か を様 々 な 視点 か ら 検討 し 、 工夫 で き る 力を 身 に 付け さ せ る必 要 が ある と い うこ と で ある 。 そ のた め に は、 書 き 終え た も のを 推 敲 で きる よ う にな る だ けで な く 、素 材 選 びや 文 章 全体 の 構 成を 考 え る場 面 、下書 き を 書く 場 面 等、

書く 活 動 に伴 う 全 ての 場 面 にお い て 、常 に 、「 この 構 成で よ い か 」「 も っ と効 果 的 な表 現 は な いか 」 と 吟味 す る こと の 習 慣化 が 必 要で あ る 。

そ の 習慣 化 を 効果 的 に 進め る た めの 手 立 てと し て 、本研 究 で は 、「 書く こ と 」の 指導 事 項で ある 「 課 題設 定 や 取材 」、「 構成 」、「 記述 」、「 推敲 」 に 〈交 流 活 動〉 を 取 り入 れ た 指導 事 例 を 示す 。他 の 生徒 と の〈交 流 活動 〉に 取り 組 み 、自分 と は異 な る 発想 や 表 現に 触 れ てい く 中 で、

自分 の 中 に対 象 を 様々 な 角 度か ら 見 つめ 捉 え てい こ う とす る 視 点、 す な わち 「 多 面的 ・ 多 角 的な 視 点 」を も つ こと が で きる と 考 える 。

「 多角 的・多 面 的な 視 点」を も つこ と に よっ て 、「 何 を、ど の よう に書 け ば よい か 」を 様 々 な角 度 か ら検 討 し たり 、「 こ の 構成 、こ の表 現 が 最適 か 」と 様々 な 面 か ら見 直 し たり す る こと がで き る よう に な る。つ ま り、「 書 く 」と い う活 動 の 最中 に 、常に 自 己 の表 現 の 仕方 を 吟 味す るこ と が 可能 に な ると い う こと で あ る。

生 徒 自身 の 中 に「 多 面 的・ 多 角 的な 視 点 」を も た せ、 目 的 や意 図 に 応じ て 工 夫し て 書 く力 を育 む た めの 手 立 てと し て 、〈 交 流 活動 〉 を 取り 入 れ なが ら 書 く活 動 に 取り 組 ま せる 。〈 交流 活動 〉 の 成果 が 生 かさ れ 、 伝え た い こと を よ り的 確 に 伝え ら れ たと 実 感 でき れ ば 、次 に 別 の 書く 活 動 に取 り 組 む際 に 、 素材 や 発 想、 構 成 、表 現 等 につ い て 吟味 し 工 夫し な が ら書 こ う と する よ う にな る 。言い 換 え れば 、目 的や 意 図 に応 じ て 、「何 を 、どの よ うに 書 け ばよ い の か」、

「構 成 や 表現 は 最 適か 」 と 自問 し 吟 味し な が ら書 く よ うに な る と共 に 、 学ん だ 知 識や 技 能 を 生か そ う とす る 姿 勢や 、 新 たな 知 識 ・技 能 の 習得 へ の 意欲 の 向 上も 図 れ ると 考 え られ る 。 以 上 のこ と か ら、 本 研 究の 仮 説 を次 の よ うに 設 定 した 。

― 仮 説―

「 書 くこ と 」 の学 習 過 程に お い て〈 交 流 活動 〉 に 取り 組 む こと に よ り、 多 面 的・ 多 角 的な 視点 か ら 自己 の 表 現の 仕 方 を吟 味 で きる よ う にな り 、 目的 や 意 図に 応 じ て工 夫 し て書 く 力 が 高ま る の では な い か。

(6)

Ⅳ 研 究 の 方 法 1 研 究 構想 図

2 仮 説 の検 証

本 研 究で は 、「 書 く こと 」の 指 導の 過 程 に〈 交流 活 動〉を 取 り入 れ 、書 く 目的 や 意図 に 応 じ た表 現 方 法の 工 夫 等に つ い て生 徒 が 相互 に 学 び合 う 機 会を 設 け 、多 角 的 ・多 面 的 な視 点 を も って 自 分 の表 現 の 仕方 を 吟 味で き る よう に す るこ と で 、一 人 一 人の 表 現 力の 向 上 を図 る 。 そ の ため の 効 果的 な 〈 交流 活 動 〉の 設 定 の仕 方 を 検討 し 、 3学 年 そ れぞ れ に つい て 単 元を

設定 し 、 授業 を 行 った 後 、 成果 と 課 題を 分 析 ・考 察 す るこ と に よっ て 、 仮説 を 検 証す る 。

●検 証 の 方法 第1 学 年

1 学 校紹 介 パ ンフ レ ッ トに 掲 載 する 原 稿 に書 く 内 容を 決 め る。

2 効 果的 な 文 章の 「 構 成」 に つ いて 〈 交 流活 動 〉 で検 討 す る。

3 〈 交流 活 動 〉を 踏 ま え、 個 人 で原 稿 を 完成 さ せ 、「 交 流 」で 工 夫 につ い て 相互 評 価 する 。 第2 学 年

1 食 品ロ ス に つい て の 資料 を 読 み、 自 分 の考 え を もつ 。

2 異 なる 意 見 をも つ 相 手に 対 す る意 見 文 の「 記 述 」の 工 夫 につ い て 〈交 流 活 動〉 を 行 う。

3 〈 交流 活 動 〉を 踏 ま え、 個 人 で原 稿 を 完成 さ せ 、「 交 流 」で 工 夫 につ い て 相互 評 価 する 。 第3 学 年

1 「課 題 設 定や 取 材」の 方法 に つい て〈交 流 活 動〉を行 い 、「 中 学 生へ の お すす め 」を 紹 介 する 文 章 を書 く た めの 材 料 を集 め る 。

2 構 成や 引 用 に工 夫 し て原 稿 を 書き 、「 交 流」 で 材料 の 選 び方 や 用 い方 を 相 互評 価 す る。

研究 主 題

「〈交 流 活 動〉 に よっ て 、 目的 や 意 図に 応 じ て工 夫 し て書 く 力 を高 め る 指導 」

―仮 説 ―

「 書く こ と 」の学 習 過程 に〈 交 流 活動 〉を 取 り入 れ る こと に よ り 、多 面的・多 角 的な 視点 か ら 自己 の 表 現の 仕 方 を吟 味 で きる よ う にな り 、目的 や 意 図に 応 じ て工 夫 し て書 く 力が 高 ま るの で は ない か 。

―検 証 授 業の 内 容 ―

① 書 く 過程( 課 題設 定 や 取材 、構 成、記 述 、推 敲 )に〈 交 流 活動 〉を 取り 入 れ 、目 的 や意 図 に 応じ て 工 夫し て 書 くた め の 多角 的 ・ 多面 的 な 視点 を 身 に付 け さ せる 。

② 目 的 や 意 図 に 応 じ た 効 果 的 な 題 材 の 選 択 や 表 現 の 工 夫 等 に つ い て、〈 交 流 活 動 〉 や 指導 事 項 の「 交 流 」の 場 面 で成 果 と 課題 を 確 認さ せ る 。

考察 ・ ま とめ ・ 指 導法 の 提 示

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● 第 1 学 年 「 学 校 紹 介パ ン フ レ ッ ト を つ く ろ う 」

● 第 2 学 年 「 食 品 ロ スに つ い て 意 見 文 を 書 こ う 」

● 第 3 学 年 「 中 学 生 への お す す め を 紹 介 し よ う 」 課 題 設 定

や取 材

構 成 記 述 推 敲 交 流

課 題 設 定 や取 材

構 成 記 述 推 敲 交 流

課 題 設 定 や 取 材 構 成 記 述 推 敲 交 流

○ 文 章 の構 成 を 考え る 段 階で 〈 交 流活 動 〉 に取 り 組 む。

○ 〈 交 流活 動 〉 で読 み 手 を引 き 付 ける 効 果 的な 構 成 の工 夫 を 学ぶ 。

→ 小学生に向けたパンフレットの原稿を、構成を工夫して分かりやすく書く。

○ 文 章 を 記述 す る 段階 で 〈 交流 活 動 〉に 取 り 組む 。

○ 〈 交 流活 動 〉で意 見 を効 果的 に 伝 える 表 現 の工 夫 や 根拠 の 示 し方 を 学 ぶ 。

→ 自 分 の 立場 を 決 め意 見 を 的確 に 伝 える 記 述 を工 夫 し て意 見 文 を書 く 。

○ 取り 上 げ る題 材 を 決め た り 必要 な 材 料を 集 め たり す る 段階 で 〈 交流 活 動〉 に 取 り組 む 。

○ 〈 交流 活 動〉で 課題 に 適 した 題 材 や必 要 な 材料 、引 用 や 編集 の仕 方 の 工 夫に つ い て学 ぶ 。

→ 必 要 な 材料 を 集 め工 夫 し て編 集 し なが ら 課 題に 応 じ た文 章 を 書く 。

交流 活動

交流 活動 交流 活動

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Ⅴ 研 究 の 内 容 指導 の 実 際

< 指 導 例 1 : 第 1 学 年 > 行 事 等 の 案 内 や 報 告 す る 文 章 を 書 くこ と の 指 導 例 1 単 元 名

学 校紹 介 パ ンフ レ ッ トを つ く ろう ~ 効果 的 な 構成 を 工 夫し て 分 かり や す く書 く ~ 2 単 元 の目 標

小 学生 に 向 けて の 中 学校 で の 生活 や 行 事等 を 紹 介す る パ ンフ レ ッ トを 、 読 み手 を 引 き付 ける 文 章 の構 成 を 工夫 し な がら 分 か りや す く 書く こ と がで き る 。

3 評 価 規準

【 国 語へ の 関 心・ 意 欲 ・態 度 】

・ 小 学 生 に向 け て の学 校 紹 介パ ン フ レッ ト を 、読 み 手 を引 き 付 ける 文 章 の構 成 を 工夫 して 分 か りや す く 書こ う と して い る 。

【 書 く能 力 】

・ 集 め た 材料 を 目 的に 応 じ て整 理 し 、効 果 的 な構 成 の 工夫 を 考 えな が ら 分か り や すく 文章 を 書 いて い る 。((1)イ)

・ 書 い た 文章 を 互 いに 読 み 合い 、 構 成の 工 夫 につ い て 意見 を 述 べた り 自 分の 表 現 の参 考に し た りし て い る。((1)オ )

【 言 語に つ い ての 知 識 ・理 解 ・ 技能 】

・ 多 様 な 語句 に つ いて 理 解 を深 め な がら 、 目 的に 応 じ て適 切 な 語句 を 選 択し て い る。

4 教 材

・中 学 校 や高 等 学 校の 学 校 案内 パ ン フレ ッ ト やホ ー ム ペー ジ に 掲載 し て いる 記 事 を印 刷 し た資 料

・ ワ ーク シ ー ト、 交 流 シー ト 、 自己 評 価 カー ド 5 主 な 学習 活 動

(1)単元 の 展開(全 4時 間)

学習 活 動 言語 活 動 に関 す る 指導 上 の 留意 点 第1 時 ○ 小 学 校 6 年生 に 向 け た学 校 紹 介 パ ン

フ レッ ト に 掲 載 する 原 稿 を 書く た め の 材料 を 集 める 。

○ 来 年 中 学 校 に 入 学 す る 小 学 校 6 年 生 に向 け て 、中学 校 へ の入 学 が楽 し み にな る よ う な 学 校 紹 介 パ ン フ レ ッ ト を 作 成 する こ と を説 明 す る。

第2 時 ○ 〈交 流 活 動 〉で 小 学 校 6年 生 に 対 し て 効 果的 な 構 成 の 工夫 に つ い て意 見 や 助 言 を出 し 合 い 、 それ を 基 に 分か り や す さを 意 識 して 原 稿 を書 く 。

○ 分 か り や す さ と 伝 え た い 内 容 を 効 果 的 に 伝 え る こ と を ね ら い と し た 構 成 の 工夫 に は どの よ う なも の が ある か を〈 交 流活 動 〉 で考 え さ せる 。

第3 時 ○ 書 い た 原 稿を 互 い に 読み 合 い 、 構 成 ○ 構 成 の 工 夫 を 観 点 と し て 相 互 評 価 を

(9)

の工 夫 に つい て 相 互評 価 を する 。 させ る 。改 善が 必 要 な点 に は具 体 的 な助 言を 記 さ せる 。

第4 時 ○ 相 互 評 価 の内 容 を 参 考に し な が ら 、 学 校紹 介 パ ン フ レッ ト を 作 成す る と と もに 、 単 元の 学 習 のま と め を行 う 。

○ 完 成 し た パ ン フ レ ッ ト は 冊 子 に し て 実際 に 小 学校 に 配 布す る こ とを 確 認 し 、 相手 意 識 を明 確 に もた せ る 。

(2)指導 の 展開 例 第 1 時

①本 時 の 目標

小 学 校6 年 生 に向 け た 学校 紹 介 パン フ レ ット に は どの よ う な情 報 を 載せ れ ば よい か を 考え 、 掲載 す る 原稿 を 書 くた め に 必要 な 材 料を 集 め なが ら 自 分の 考 え をま と め る。

②本 時 の 学習

学習 活 動 指導 上 の 留意 点 ○評 価 規 準・〔 評 価方 法 〕

○ 小学校6年生に向けて、学校 紹 介 パ ン フ レ ッ ト を 作 る こ と を知り、どのようなパンフレッ トを作るかのイメージをもつ。

○ パ ン フ レ ッ ト を つ く る 目 的 が「中 学 校 への 入 学を 楽 し みに さ せ る た め 」 で あ る こ と を 知 り、 テ ー マを 設 定 する 。

○ 「 学 習 ・ 学 校 行 事 ・ 校 外 行 事・部活 動・委 員会 活 動・その 他 」の 中 か ら自 分 が書 く 原 稿の テー マ を 決め 、そ のテ ー マ につ い て 原 稿 を 書 く た め の 材 料 を ワー ク シ ート に 書 き出 す 。

○ 伝えたいことに沿って原稿を 書くために、集めた材料をグル ープ化したり取捨選択したりし て、ワークシートに整理する。

・ パン フ レ ッ ト の 完 成イ メ ー ジ が も てる よ う に 、 中 学 校や 高 等 学 校の 学 校 紹 介 パ ン フレ ット 等 を 示す 。

・ 原稿 を 書 く 目 的 を 明確 に で き る よ うに 、 パ ン フ レ ッ トが

「 中 学 校へ の 入 学 を 楽 し みに さ せ る ため 」 の も の で あ るこ とを 伝 え る。

・ テー マ は 、「 学 習・学校 行 事・

校 外 行 事・ 部 活 動 ・ 委 員 会活 動 ・ そ の他 」 か ら 設 定 す るよ う指 示 す る。

・ 設定 し た テ ー マ に つい て 、 原 稿 を 書く た め の 材 料 を マッ ピン グ で 出さ せ る 。

・ パン フ レ ッ ト を 目 的に 沿 っ た も の にで き る よ う に 、 相手 を 意 識 して テ ー マ の 決 定 や材 料の 整 理 を行 わ せ る。

○ 目 的 に応 じ て 、様 々 な 手段 で 、書 くた め の材 料 を集 め て いる 。

〔観 察 〕

〔ワ ー ク シー ト 〕

○ 相 手 や 目 的 を 踏 ま え てテ ー マ を決 め 、書く た め の 材 料 を 整 理 し て い る。

〔ワ ー ク シー ト 〕

(10)

○ パ ン フ レ ッ ト を つ く る こ と を想 定 し て 、伝 え たい こ と をど の よ う に 原 稿 に す る か 構 想 を 考 え 、 ワ ー ク シ ー ト に 記 入 す る。

・ 次時 に 構 成 に つ い て〈 交 流 活 動 〉 を行 う こ と を あ ら かじ め 伝 え 、分 か り や す さ や 効果 を 意 識 しな が ら 構 成 を 考 えさ せる 。

○ 相 手 や 目 的 を 踏 ま え て 様 々 に 構 成 に 工 夫 をし よ う とし て い る。

〔観 察 〕

〔ワ ー ク シー ト 〕

第 2 時

①本 時 の 目標

小 学 校6 年 生 に向 け た 学校 紹 介 パン フ レ ット の 原 稿に つ い て、 構 成 にど の よ うな 工 夫 をす れば よ い かを 〈 交 流活 動 〉 を通 し て 学び 合 い 、様 々 な 意見 を 参 考に し て 構成 を 工 夫し な が ら 分か り や すく 原 稿 を書 く 。

②本 時 の 学習

学習 活 動 指導 上 の 留意 点 ○評 価 規 準・〔 評 価方 法 〕

○ 本 時 のね ら い を確 認 す る。

〈 交 流 活 動 〉

○ 前 時 に ワ ー ク シ ー ト に 記 入 した 材 料 を 、項 目 ごと に カ ード に記 入 す る。

○ 4 人 一 組 の 班 に な り 、 そ れ ぞ れ の カ ー ド を 持 ち 寄 っ て 、

「テ ー マ 」「伝 え たい こ と 」を 理解 し た 上で 、効 果的 で 分 かり やす く 書 くた め に は、ど の よう に構 成 を 工夫 す れ ばよ い か 、意 見を 出 し 合う 。

○ カ ー ド を 様 々 に 並 べ 替 え る 中で 、不 足 して い る情 報 や 余分 な情 報 を 指摘 す る 。

○ 〈 交 流 活 動 〉 で 出 さ れ た 意 見や 助 言 を基 に 、設定 し た テー マに つ い て 、構 成 を再 考 し なが

・ 前時 の 活 動 を 基 に 、効 果 的 な 構 成 を工 夫 し て 分 か り やす く原 稿 を 書け る よ うに 、〈 交流 活 動 〉 に取 り 組 む こ と を 伝え る。

・ 構 成 につ い て 、「 多 面 的・多 角的 な 視 点」を も てる よ う に、

「 何 を 」「ど の 順 序 で 」「 どの よ う に 」書 け ば よ い か に つい て 、目 的 を意 識 さ せな が ら〈交 流活 動 〉 に取 り 組 ませ る 。

・ 〈交 流 活 動 〉 が 活 発に 進 行 す る よ うに 、 必 要 に 応 じ て、

個別 に 班 への 助 言 をす る 。

・ 構成 に 工 夫 し て 原 稿を 書 け るよ う に 、〈交 流 活動 〉で 出さ れ た 意 見や 助 言 を 生 か し て書

○ 目 的 や 意 図 に 応 じ た 構成 の 工 夫に つ い て、互 い に 意 見 を 述 べ た り 助 言を し た りし な が ら、考 え を 広 げ よ う と し て い る。

〔観 察 〕

○ 〈 交 流 活 動 〉での 意 見 や助 言 を 生か し 、分か り や す さ や 効 果 を 意 識 し

(11)

ら原 稿 を 書く 。

○ 書 い た 原 稿 の 構 成 に つ い て 、ど の よ うな 工 夫を し た のか をワ ー ク シー ト に 記入 す る 。

くよ う 指 示す る 。

・ 工夫 が 意 図 や 目 的 に応 じ た も の と なっ て い る か を 見 直さ せ る た めに 、 工 夫 し た 点 をワ ーク シ ー トに 記 入 させ る 。

て 構 成 に 工 夫 し な が ら 原稿 を 書 いて い る 。

〔観 察 〕

〔ワ ー ク シー ト 〕

第 3 時

①本 時 の 目標

小 学 校6 年 生 に向 け た 学校 紹 介 パン フ レ ット の 原 稿を 互 い に読 み 合 い、 構 成 の工 夫 に つい て、 意 見 を述 べ た り助 言 を した り し なが ら 成 果と 課 題 を確 か め る。

②本 時 の 学習

学習 活 動 指導 上 の 留意 点 ○評 価 規 準・〔 評 価方 法 〕

○ 本 時 のね ら い を確 認 す る。

○ 四 人 一 組 で 、 前 時 に 書 い た 原稿 に つ いて 、ど のよ う な 工夫 をし た の かを 説 明 して 、読 み合 い 、分 か り やす く 効果 的 な 工夫 と な っ て い る か と い う 観 点 か ら、 相 互 評価 を 行 う。

○ 原 稿 と 相 互 評 価 の 内 容 を 基 に 、学 校 紹 介パ ン フレ ッ ト を作 成す る 。 ①

・ 前時の活動を基に、構成の工 夫 に つ い て の 成 果 と 課 題 を 把 握した上で、学校紹介パンフレ ットを作成することを伝える。

・ 原稿 に つ い て の 成 果と 課 題 を そ れ ぞれ が 把 握 で き る よう に 、「 ど の よう な 工夫 を し よう とし て い るの か 」「そ の 工 夫が 原稿 に 反 映さ れ て いる か 」「そ の 工 夫 が目 的 や 意 図 に 応 じた も の と なっ て い る か 」 を 観点 と し て 、相 互 評 価 を 行 う よう に指 示 す る。

・ 交流 が 活 発 に 進 行 する よ う に 、 必 要に 応 じ て 、 個 別 に班 への 助 言 をす る 。

・ 相互 評 価 の 内 容 を 生か し な が ら 、 レイ ア ウ ト 等 に も 工夫 し て パ ンフ レ ッ ト を つ く るよ う指 示 す る。

○ 書 か れ た 文 章 に つ い て 構 成 の 工 夫 に 関 す る 観点 か ら 読み 、評 価し て いる 。

〔観 察 〕

〔ワ ー ク シー ト 〕

○ 書 い た 文 章 に つ い て の意 見 や 助言 を 基 に、文 章 を よ り よ い も の に し よう と し てい る 。

〔観 察 〕

(12)

第 4 時

①本 時 の 目標

小 学 校6 年 生 に向 け た 学校 紹 介 パン フ レ ット を 完 成さ せ 、 互い に 読 み合 い 、 意見 や 感 想を 述べ 合 い なが ら 、 構成 の 工 夫に つ い ての 見 方 や考 え 方 を深 め る 。

②本 時 の 学習

学習 活 動 指導 上 の 留意 点 ○評 価 規 準・〔 評 価方 法 〕

○ 本 時 のね ら い を確 認 す る。

○ 原 稿 と 相 互 評 価 の 内 容 を 基 に 、学 校 紹 介パ ン フレ ッ ト を作 成す る 。 ②

○ 〈 交 流 活 動 〉 の 時 と は 別 の 六人 一 組 で 、完 成 した 学 校 紹介 パ ン フ レ ッ ト を 互 い に 読 み 合 い 、意 見 や 感想 を 交流 シ ー トに 記入 す る 。ま た 、参考 に な った パン フ レ ット に つ いて 、工 夫さ れ て い た と こ ろ や 感 想 を ワ ー クシ ー ト に記 入 す る。

○ 単 元 の 学 習 内 容 を 振 り 返 り 、 自 己 評 価 カ ー ド に 記 入 す る。

・ 単 元 のま と めの 時 間 とし て 、 パ ン フ レッ ト を 完 成 さ せ て互 い に 読 み合 い 、 学 習 の 成 果を 確か め 合 うこ と を 伝え る 。

・ 前時 の 相 互 評 価 の 内容 を 生 か し な がら 、 レ イ ア ウ ト 等に も 工 夫 して パ ン フ レ ッ ト をつ くる よ う 再指 示 す る。

・ 「 構 成の 工 夫 」「 その 他 」の 観 点 か ら互 い の パ ン フ レ ット を 読 み 合い 、 意 見 や 感 想 を交 流 シ ー トに 記 入 し て 渡 す よう に指 示 す る。

・ 自分 の 表 現 に 役 立 てた り 視 点 を 広 げた り す る た め に 、参 考 に な った パ ン フ レ ッ ト の工 夫 点 や 感想 を ワ ー ク シ ー トに 記入 す る よう 指 示 する 。

・ 単元 を 通 し て 身 に 付い た 力 や 今 後 の課 題 を 整 理 す る ため に 、 こ れま で の 学 習 を 振 り返 り 自 己 評価 カ ー ド に 記 入 する よう 指 示 する 。

○ 学 ん だこ と を 生か し 、 目 的 や 意 図 に 応 じ て 工 夫 し て パ ン フ レ ッ ト を 書い て い る。

〔 パ ンフ レ ッ ト〕

○ パ ン フ レ ッ ト を 互 い に読 み 合 い 、材 料 の集 め 方や 構 成 の工 夫 、表現 の 仕方 等 に つい て 、学習 し た こ と を 基 に 評 価 し て いる 。

〔交 流 シ ート 〕

○ パ ン フ レ ッ ト を 互 い に読 み 合 い、自 分 の表 現 に 役 立 て た り 考 え を 深 め た りし よ う とし て い る。

〔ワ ー ク シー ト 〕

○ 身 に 付 け た 力 や 課 題 を把 握 し 、今後 の 学習 活 動 や 実 生 活 に 生 か そ う とし て い る。

〔自 己 評 価カ ー ド 〕

単元 の 学 習終 了 後 、学 校 紹 介パ ン フ レッ ト を 冊子 に し て近 隣 小 学校 に 配 布す る 。

(13)

【生 徒 に よる 活 動 の例 】

<第 1 時 のワ ー ク シー ト か ら> 設 定し た テ ーマ と 構 成の 案

<第 2 時 のワ ー ク シー ト か ら> 〈 交流 活 動 〉で の 構 成の 工 夫 に関 す る 意見 ・ 助 言

<第 2 時 ~第 3 時 のワ ー ク シー ト か ら> 〈 交流 活 動 〉を 基 に 書い た 原 稿

●テ ー マ 「 F W (フ ィ ー ルド ワ ー ク) に つ いて 」

● 伝 え たい こ と 「 自 分 たち で 計 画を 立 て るこ と の 楽し さ 」

●マ ッ ピ ング

F W → 遠 足 との 違 い → 事 前学 習 → 歴 史 ・由 来 → 行 動 計画 → 自 分 た ちで 考 え る → 責任 → ‐ ‐ ‐‐ ‐ ‐ ‐‐ ‐ ‐ ‐‐ ‐

●構 成 メ モ F W → 遠 足と の 違 い → 歴史 → 行 動 計 画 … …

● 交流 活 動 のメ モ

・ は じ め に 、「 F W 」 がど う い う も のか 分 か るよ う に 、 詳し い 説 明 を 入 れる こ と が必 要 。

→「 遠 足 との 違 い 」も 考 え て

・ 事 前 学習 の 詳 しい 内 容 につ い て は、 最 後 に付 け 加 える 形 が よい の で はな い か 。

→ 学 習 の場 よ り充 実 し たF W に する た め

・ 内 容 ごと に ま とめ て 、 見出 し な どを 付 け ても よ い か。

・ は じ めに 、 読 み手 を 引 き付 け る 内容 を 書 いた 方 が よい の で はな い か 。

・ 伝 え たい こ と を強 調 す る工 夫 が 必要 。

→ 最 初 に伝 え る か 最 後 に伝 え る か く り 返し 伝 え るか

・ ‐ ‐ ‐‐ ‐ ‐ ‐‐ ‐

○ ○ 中 学校 に は、F W とい う 行 事 があ り ま す。F Wと は 、フィ ー ル ド ワー クの 略 で す。フ ィー ル ド ワー ク と 聞 いて 、み なさ ん はど ん な 行事 を 思 い 浮か べる で し ょう か 。小 学 校 の遠 足 に 似 たと て も 楽し い 行 事で す が、遠 足 と は違 う点 も い くつ か あ りま す 。 これ か ら その 内 容 を紹 介 し たい と 思 いま す 。 F W と は、班 で計 画 を 立て 班 で 行 動す る 、つま り 、自 分 た ちで 考 え 実 行す ると て も 楽し い 行 事で す 。し か し そ れは 、誰 か一 人 でも 計 画 とず れ て し まっ たり 失 敗 して し ま った り し たら 、班 員全 員 に 迷惑 を か ける こ と にな る と いう こと で も あり ま す。ま た 、F W は 授 業の 一 部 なの で 、た だ ど こか に 出 か ける だけ で は なく 、 事 前学 習 や まと め 学 習で 出 か ける 場 所 の歴 史 や ・・ ・ ・ ・

(14)

<第 2 時 ~第 3 時 のワ ー ク シー ト か ら> 構 成の 工 夫 点

<学 校 紹 介パ ン フ レッ ト か ら> 第 3時 の 相 互評 価 を 踏ま え て

FWとは?

み な さ んは 、遠足 の 前 日に 眠 れな くな っ て しま っ た こと は あ りま す か ? ● ● 中 学校 に 入 学し た ら、F Wと い う 行事 があ り ま す。小学 校 の 遠足 に 似 てい ます が 、少 し違 う 行 事で す。F W のこ と を 知っ たら 、前日 ど ころ で は なく 、今 か ら 楽し み で 眠 れな く な って し ま うか も し れま せ ん 。こ こ では 、そ ん な楽 し い FW に つ いて 、紹介 した い と 思い ま す 。

FW」 と い うの は 、「フ ィ ー ルド ワ ー ク」 の 頭 文字 を と った も の です 。 班 で

計画 を 立 て班 で 行 動す る 、 自分 た ち で進 め て いく と て も楽 し い 行事 で す 。「楽 しい 」 と いっ て も 、F W は 授業 の 一 部な の で 、事 前 学 習や ま と め学 習 な ど、

浅 草 で のF W で 、班員 全 員 が協 力 す る こ と の 大 切 さ を 学 ぶ こ と がで き ま した 。ま た 、実 際 に その 場所 に 行 って み て 、事前 学 習 が大 事だ と い うこ と も 分か り ま した 。 学 校 で は経 験 で きな い こ とが 、

たく さ ん あり ま し た 。道 が 分 から なく な っ たり 、時 間 に遅 れ そ うに なっ た り しま し た が 、自 分 た ちで 考 え な が ら 行 動 す る こ と が で き て、 と て も充 実 し た1 日 で した 。 先 輩 た ち の 声

生徒 A の ワー ク シ ート か ら

● 読 ん だ人 を 引 き付 け ら れる よ う に、書 き 出し の 部 分を 、FW に つ い て 興味 を も って も ら える よ う に書 い て 、あ と か ら詳 し い 説明 を する よ う に した 。

● 書 き 出 し の次 の 段 落で は 、 小 学 校 の遠 足 と の違 い を 説 明し て 、「 や は り中 学 校 は小 学 校 とは ひ と 味違 う 」 とい う 感 じを 伝 え るよ う に した 。

生徒 B の ワー ク シ ート か ら

● 最 後 に実 際 に FW を 経 験し た 中 学生 の「 声」を いく つ か のせ て 、F W の楽 し さ やF W か らど ん な こと を 学 べる か が 伝わ る よ うに し た 。

(15)

< 指 導 例 2: 第 2 学 年 > 多 様 な 考 え が で き る 事 柄 に つ い て 、立 場 を 決 め て 意 見 を 述 べ る 文 章 を 書 く こ と の 指 導 例

1 単 元 名

食 品ロ ス に つい て 意 見文 を 書 こう ~ 立場 や 根 拠を 明 確 にす る 記 述を 工 夫 して 書 く ~ 2 単 元 の目 標

食品 ロ ス に関 す る 記事 を 読 んで 自 分 の考 え を まと め 、 事実 や 事 柄、 自 分 の意 見 が 相手 に効 果 的 に伝 わ る よう に 記 述を 工 夫 しな が ら 書く こ と がで き る 。

3 評 価 規準

【 国 語へ の 関 心・ 意 欲 ・態 度 】

・ 食 品 ロ スに つ い ての 自 分 の意 見 を 述べ る 文 章を 、 事 実や 事 柄 、自 分 の 意見 や 考 えが 効果 的 に 伝わ る よ うに 記 述 に工 夫 し て書 こ う とし て い る。

【 書 く能 力 】

・ 自 分 の 立場 や 伝 えた い 事 柄を 明 確 にし 、 意 見が 効 果 的に 相 手 に伝 わ る よう に 具 体例 など を 加 えて 文 章 を書 い て いる 。((1)ウ )

・ 書 い た 文章 を 互 いに 読 み 合い 、 記 述の 工 夫 につ い て 意見 を 述 べた り 自 分の 表 現 の参 考に し た りし て い る。((1)オ )

【 言 語に つ い ての 知 識 ・理 解 ・ 技能 】

・ 抽 象 的 な概 念 を 表す 語 句 など に つ いて 理 解 し、 目 的 に応 じ て 適切 に 用 いて い る 。 4 教 材

・ 食 品ロ ス に つい て 書 かれ た 資 料( 新 聞 記事 、 雑 誌記 事 、 イン タ ー ネッ ト 記 事)

・ ワ ーク シ ー ト、 交 流 シー ト 、 自己 評 価 カー ド 5 主 な 学習 活 動

(1)単元 の 展開(全 4時 間)

学習 活 動 言語 活 動 に関 す る 指導 上 の 留意 点 第1 時 ○ 食 品 ロ ス に関 す る 資 料を 読 ん で 自 分

の考 え を まと め 、〈 交 流 活動 〉①を 通 し て 意見 を 効 果 的 に伝 え る た めの 記 述 の 工夫 に つ いて 、意 見 や 助言 を 出し 合 う 。

○ 食 品 ロ ス と い う 社 会 生 活 上 の 問 題 に つい て 、複 数の 材 料 から 自 分の 考 え をま とめ 、意 見 を効 果 的 に伝 え る文 章 を 書く こと を 説 明す る 。

第2 時 ○ 〈 交 流 活 動〉 ① で 学 び合 っ た こ と を 生 かし な が ら 、 自分 の 意 見 が相 手 に 効 果 的に 伝 わ る よ う記 述 を 工 夫し て 意 見 文を 下 書 きす る 。

○ 自 分 の 意 見 を 効 果 的 に 伝 え る と い う 観点 か ら 、〈交 流 活動 〉 を 通し て 記 述の 工夫 に つ いて 考 え させ る 。

第3 時 ○ 〈 交 流 活 動〉 ② で 互 いに 下 書 き を 読 み 合い 、 記 述 の 工夫 や 効 果 につ い て 意 見 や助 言 を 出 し 合っ た 後 、 それ ら を 生 かし て 意 見文 を 清 書す る 。

○ 記 述 の 工 夫 を 観 点 と し て 相 互 評 価 を させ る 。改 善が 必 要 な点 に は具 体 的 な助 言を 記 さ せる 。

(16)

第4 時 ○ 記 述 に ど のよ う な 工 夫を し た の か を 明 らか に し な が ら意 見 文 を 完成 さ せ る とと も に、単 元の 学 習 のま と めを 行 う 。

○ ど の よ う な 効 果 を 意 図 し て ど の よ う に工 夫 を した の か を明 確 に させ 、ね らい をも っ て 書か せ る 。

(2)指導 の 展開 例 第 1 時

①本 時 の 目標

食 品 ロス に 関 する 複 数 の資 料 を 読ん で 自 分の 考 え をま と め 、〈 交流 活動 〉を 通 し て 、事 実 や 事柄 、 意 見が 効 果 的に 読 み 手に 伝 わ る記 述 の 工夫 に つ いて の 見 方や 考 え 方を 深 め る。

②本 時 の 学習

学習 活 動 指導 上 の 留意 点 ○評 価 規 準・〔 評 価方 法 〕

○ 食 品 ロ ス に つ い て の 意 見 文 を書 く こ とを 知 り 、複 数 の 資料 を読 ん で 、食品 ロ スに つ い ての 自分 の 考 えを ま と める 。

○ 意 見 文 で 伝 え た い こ と を 明 確に し 、文 章全 体 の構 成 の イメ ージ を ま とめ る 。

〈 交 流 活 動 〉 ①

○ 4 人 一 組 で 、 互 い に 書 こ う と し て い る 内 容 や 構 成 を 伝 え 合い 、伝 え たい 事 柄や 意 見 を効 果 的 に 相 手 に 伝 え る た め の 記 述 の 工 夫 に つ い て 意 見 を 述 べ たり 、 助 言を し た りす る 。

○ 〈 交 流 活 動 〉 で 得 ら れ た 意 見や 助 言 を基 に 、効果 的 な 記述 の工 夫 を 考え な が ら、意 見 文の 下書 き を 書く 。

・ 意見 文 を 書 く た め に自 分 の 立 場 や 意見 を ま と め ら れ るよ う に 、 食品 ロ ス が 自 ら も 関わ る 社 会 生活 上 の 問 題 で あ るこ とを 説 明 する 。

・ 完成した意見文のイメージをもたせ るために、自分の立場や意見を明確に 分かりやすく伝えるための文章構成 を、ワークシートにまとめさせる。

・ 異な る 立 場 や 意 見 をも つ 相 手 に 対 して 、 効 果 的 に 自 分の 意 見 や 考え を 伝 え る た め の記 述 の 工 夫に は ど の よ う な もの があ る か を 、〈 交 流活 動 〉によ って 考 え させ る 。

・ 〈交 流 活 動 〉 が 活 発に 進 行 す る よ うに 、 必 要 に 応 じ て、

個別 に 班 への 助 言 をす る 。

・ 記述 を 工 夫 し な が ら下 書 き を書 け る よう に 、〈交 流 活 動〉

で 出 さ れた 意 見 や 助 言 を 生か して 書 く よう 指 示 する 。

○ 資 料 を読 み 、自分 の 立 場 や 意 見 を 明 確 に ま と めて い る 。

〔観 察 〕

〔ワ ー ク シー ト 〕

○ 目 的 や 意 図 に 応 じ た 記述 の 工 夫に つ い て、互 い に 意 見 を 述 べ た り 助 言を し た りし な が ら、考 え を 広 げ よ う と し て い る。

〔観 察 〕

○ 相 手 や 目 的 を 踏 ま え て 様 々 に 記 述 を 工 夫 し な が ら 下 書 き を 書 い て いる 。

〔観 察 〕〔 ワー ク シー ト 〕

(17)

第2 時

①本 時 の 目標

〈 交 流活 動 〉 で学 び 合 った こ と を生 か し なが ら 、 自分 の 意 見・ 考 え が相 手 に 効果 的 に 伝わ るよ う 記 述を 工 夫 して 意 見 文の 下 書 きを 書 く 。

②本 時 の 学習

学習 活 動 指導 上 の 留意 点 ○評 価 規 準・〔 評 価方 法 〕

○ 本 時 のね ら い を知 る 。

○ 〈 交 流 活 動 〉 で 学 び 合 っ た こと を 生 かし な が ら、自 分 の意 見 が 相 手 に 効 果 的 に 伝 わ る よ う 記 述 を 工 夫 し て 意 見 文 の 下 書き を 書 く。

○ 下 書 き を 書 く 際 に 、 ど の よ う な 意 図 で ど の よ う な 記 述 の 工 夫 を し た の か を ワ ー ク シ ー トに 記 入 する 。

・ 前時 の 活 動 を 基 に 、自 分 の 意 見 や 考え を 効 果 的 に 伝 える た め の 記述 を 工 夫 し て 下 書き を書 け る よう に 、〈交 流 活 動〉

で の 意 見や 助 言 を 生 か す よう 伝え る 。

・ 意見 を 伝 え る 相 手 を決 め 、 そ の 相 手に 効 果 的 に 伝 え るた め の 記 述の 工 夫 を 考 え な がら 下 書 き を 書 く よ う に 指 示 す る。

(例 )「 同級 生 」「 地域 の 方 」「 小 学生 」「 他 国の 方 」な ど 。

・ 明確 な 意 図 を も っ て記 述 の 工 夫 を させ る た め に 、 相 手や 目 的 に 応じ て ど の よ う に 工夫 した の か を明 ら か にさ せ る 。

○ 〈 交 流 活 動 〉での 意 見 や 助 言 を 生 か す と と も に 、「相 手 」 に 応 じて 効 果 的 に 自 分 の 意 見 を 伝 え ら れ る よ う 記 述 を 工 夫 し て 下 書 き を 書 い て いる 。

〔 下 書 きの 原 稿 〕

○ 目 的 や 意 図 に 応 じ て ど の よ う に 記 述 を 工 夫 を す れ ば よ い か を 意 識 して 文 章 を書 い て いる 。

〔ワ ー ク シー ト 〕

第3 時

①本 時 の 目標

下 書 きを 互 い に読 み 合 い、 相 手 や意 図 に 応じ た 記 述の 工 夫 につ い て 、意 見 を 述べ た り 助言 をし た り し、 出 さ れた 意 見 や助 言 を 生か し な がら 意 見 文を 清 書 する 。

②本 時 の 学習

学習 活 動 指導 上 の 留意 点 ○評 価 規 準・〔 評 価方 法 〕

○ 本時 の ね らい を 知 る。 ・ 前時 の 活 動 を 基 に 、下 書 き の 記 述 の工 夫 に つ い て 意 見を 述 べ た り助 言 を し た り し 、出

(18)

〈 交 流 活 動 〉 ②

○ 四 人 一 組 で 意 見 文 の 下 書 き と ワ ー ク シ ー ト を 互 い に 読 み 合い 、相 手 や意 図 に応 じ た 記述 の工 夫 に つい て 、意見 を 述 べた り助 言 を した り す る。

○ 〈 交 流 活 動 〉 で 出 さ れ た 助 言を 基 に 、設定 し たテ ー マ につ いて 、相 手を 踏 ま えて 、記 述の 工 夫 を 再 考 し な が ら 下 書 き を 清書 す る 。

○ 書 い た 原 稿 の 記 述 に つ い て 、ど の よ うな 工 夫を し た のか をワ ー ク シー ト に 記入 す る 。

さ れ た 意見 や 助 言 を 生 か しな がら 清 書 する こ と を伝 え る 。

・ 記 述 につ い て 、「 多 面 的・多 角的 な 視 点」を も てる よ う に、

「ど の よ うな 内 容 を」「 ど のよ うに 」書 けば よ い かに つ い て、

相 手 や 目的 を 意 識 さ せ な がら

〈交 流 活 動〉に 取 り組 ま せ る。

・ 〈交 流 活 動 〉 が 活 発に 進 行 す る よ うに 、 必 要 に 応 じ て、

個別 に 班 への 助 言 をす る 。

・ 記述 を 工 夫 し て 原 稿を 書 け るよ う に 、〈交 流 活動 〉で 出さ れ た 助 言を 生 か し て 書 く よう 指示 す る 。

・ 工夫 が 意 図 や 目 的 に応 じ た も の と なっ て い る か を 見 直さ せ る た めに 、 工 夫 し た 点 をワ ーク シ ー トに 記 入 させ る 。

○ 目 的 や 意 図 に 応 じ た 記述 の 工 夫に つ い て、互 い に 意 見 を 述 べ た り 助 言を し た りし な が ら、考 え を 広 げ よ う と し て い る。

〔観 察 〕

○ 〈 交 流 活 動 〉での 意 見 や助 言 を 生か し 、自分 の 意 見 を 相 手 に 効 果 的 に 伝 え る た め に 記 述 を 工 夫 し な が ら 下 書 き を 清 書し て い る。

〔観 察 〕

〔ワ ー ク シー ト 〕

第4 時

①本 時 の 目標

記 述 をど の よ うに 工 夫 した の か を明 ら か にし な が ら意 見 文 を完 成 さ せる と と もに 、 単 元の 学習 を 振 り返 り 、 身に 付 け た力 を 確 かめ る 。

②本 時 の 学習

学習 活 動 指導 上 の 留意 点 ○評 価 規 準・〔 評 価方 法 〕

○ 本 時 のね ら い を確 認 す る。

○ 〈 交 流 活 動 〉 で 出 さ れ た 助 言を 基 に 、設定 し たテ ー マ につ いて 、相 手を 踏 ま えて 、清 書を

・ 単 元 のま と めの 時 間 とし て 、 意 見 文 を完 成 さ せ て 互 い に読 み 合 い 、学 習 の 成 果 を 確 かめ 合う こ と を伝 え る 。

・ 〈交 流 活 動 〉 の 成 果を 生 か し な が ら、 意 図 や 目 的 に 応じ た 工 夫 を明 確 に し て 書 く よう

○ 学 ん だこ と を 生か し 、 目 的 や 意 図 に 応 じ て 記 述 を 工 夫 し な が ら 意 見

(19)

完成 さ せ る。

○ 書 い た 原 稿 の 記 述 に つ い て 、ど の よ うな 工 夫を し た のか をワ ー ク シー ト に 記入 す る 。

○ 〈 交 流 活 動 〉 の 時 と は 別 の 六人 一 組 で 、完 成 した 意 見 文を 互い に 読 み合 い 、意見 や 感 想を 交流 シ ー トに 記 入 する 。 ま た、

参考 に な った 意 見 文に つ い て、

工 夫 点 や 感 想 を ワ ー ク シ ー ト に記 入 す る。

○ 単 元 の 学 習 内 容 を 振 り 返 り 、 自 己 評 価 カ ー ド に 記 入 す る。

再指 示 す る。

・ 「 記 述の 工 夫 」「 その 他 」の 観 点 か ら互 い の 意 見 文 を 読み 合 い 、 意見 や 感 想 を 交 流 シー ト に 記 入し て 渡 す よ う に 指示 する 。

・ 自分 の 表 現 に 役 立 てた り 視 点 を 広 げた り す る た め に 、参 考 に な った 意 見 文 の 工 夫 点や 感 想 を ワー ク シ ー ト に 記 入す るよ う 指 示す る 。

・ 単元 を 通 し て 身 に 付い た 力 や 今 後 の課 題 を 整 理 す る ため に 、 こ れま で の 学 習 を 振 り返 り 自 己 評価 カ ー ド に 記 入 する よう 指 示 する 。

文を 書 い てい る 。 〔 意 見文 の 原 稿〕

○ 意 見 文 を 互 い に 読 み 合い 、記 述 の工 夫 等に つ いて 、学 習 した こ とを 基 に評 価 し てい る 。

〔交 流 シ ート 〕

○ 意 見 文 を 互 い に 読 み 合い 、自 分の 表 現 に役 立 て た り 考 え を 深 め た り し よ うと し て いる 。

〔ワ ー ク シー ト 〕

○ 身 に 付 け た 力 や 課 題 を把 握 し 、今後 の 学習 活 動 や 実 生 活 に 生 か そ う とし て い る。

〔自 己 評 価カ ー ド 〕

【生 徒 に よる 活 動 の例 】

<第 3 時 のワ ー ク シー ト か ら> 〈 交流 活 動 〉で の 記 述の 工 夫 に関 す る 意見 ・ 助 言

<第 4 時 のワ ー ク シー ト か ら> 〈 交流 活 動 〉を 通 し てど の よ うに 書 く こと が で きた か

● 小 学 生に 対 し て 、給 食 な ど身 近 な例 を あ げな が ら どの よ う に取 り 組 めば よ い か が説 明 さ れて い て 、分 か り やす い と 思っ た 。

● 地 域 の方 に ど のよ う な 取組 を し てほ し い のか 整 理 して 書 か れて い る 。取 組を 広 げる た め には ど う する か が 、も う 少 し書 か れ てい る と よい と 思 った 。

● 前 も って 違 う 意見 の 人 のこ と を 考え て 書 いて い る ので 、と て も説 得 力が あ る と 感じ た 。 話し か け るよ う な 書き 方 も よい と 思 った 。

● 自 分 の 主 観 だ け で 書 い て し ま っ て い た が 、「 地 域 の 方 に 納 得 し て も ら え る よ う に理 由 付 けを し っ かり し た 方が い い 」と い う助 言 が あっ た の で、理 由と 取組 を 整 理し て 、 説得 力 が 出る よ う に書 く こ とが で き た。

(20)

<提 出 さ れた 意 見 文か ら >

「 食 品 ロス を 減 らす た め に」 ― 地域 の 皆 さん へ ―

皆さ ん は 、「食 品 ロス 」 と いう 言 葉 をご 存 知 です か 。

日本 で は 、一 年 間 に5 0 0 万ト ン か ら8 0 0 万ト ン も の「 ま だ 食べ ら れ る食 品 」 が廃 棄 さ れて い て 、これ を「 食 品 ロ ス 」と呼 ぶ そ うで す 。私 は今 回 の 学 習で こ の 言 葉や 現 状 をは じ め て知 り ま した 。そ して 、自 分 に でき る こ とは 何 か、地 域の 皆 さ ん に呼 び か けら れ る こと は 何 かを 考 え まし た 。

調べ て み ると 、スー パ ー やレ ス ト ラ ンな ど で は、食 品ロ ス を 減ら す た め の取 組 が 増え て き てい る こ とが 分 か りま し た 。例 え ば、ス ーパ ー で は賞 味 期 限が 近づ い て き た商 品 を 値引 き し て買 い や すく し た り、生 鮮食 品 など は 惣 菜の 材 料 にし たり し て い ます 。レ ス ト ラン で も、料 理の 量 を 調節 し て くれ た り、い つま で に 食べ るな ど の 注 意 点 を 伝 え た 上 で 食 べ 切 れ な か っ た 分 の 持 ち 帰 り を 勧 め て く れ た り す る と こ ろ が 増え て き てい る そ うで す 。

スー パ ー で値 引 き され て い る商 品 な どを 、私 も見 た こと が あ りま す が、今ま で は 利益 を 上 げる た め だと 思 っ てい て、食品 ロ ス =「 無駄 」を 減 ら そう と い う意 識 が あ った な ど とい う こ とは 知 り ませ ん で した 。同時 に 、値 引 き され て い る商 品を 見 た 時 に 、「 賞 味 期 限 が 切 れ そ う な 商 品 よ り 、 新 し い 商 品 の 方 が い い 」 と 考 え て し ま っ て いた こ と を思 い 出 しま し た。レ ス ト ラン な ど で食 べ 切 れな か っ た時 に も 、持 っ て帰 るな ど と いう 発 想 がま っ た くあ り ま せん で し た。そし て、私 自 身が 、年 間5 0 0 万 ト ン か ら 8 0 0 万 ト ン と い う 食 品 ロ ス の 一 部 を 生 み 出 し て い た の だ と い う こ と を 実感 し ま した 。

私 は こ れか ら、食 品 ロス を 減 らす ため の 取 組に 積 極 的に 協 力 して い こ うと 思 い ま す。も ちろ ん 、自 分 自 身も 無 駄 を出 さな い よ うに 買 う 量を 考 え たり 食 べ 切れ な か っ たも の を 保存 し た りす る こ とを 心 掛 けま す 。皆さ ん にも 、自 分に で きる こと を 考 え 、 実行 し て いた だ け たら と 思 いま す 。一人 に で きる こ と は小 さ い けれ ど 、その 小 さ な こと を 集 めて い け ば、何 百万 ト ン も の無 駄 を ゼロ に 近 付け て い ける は ず です 。「 脱 ・ 食品 ロ ス の町 づ く り」を 目指 し て 、捨て な い 、残 さ な い、買 い過 ぎ な い 生活 を 、今 日か ら ス ター ト さ せま し ょ う。

参照

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