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ワークショップ 自由意志の現在——ストローソンの「反応的態度」再考

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Academic year: 2021

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ワークショップ

自由意志の現在

——

ストローソンの「反応的態度」再考

オーガナイザ:

海田大輔(京都大学)

提題者および題名:

山口 尚(京都大学、大阪工業大学)「ストローソンの遺産」

岡村太郎(京都大学)『道徳能力』の実質化」

梶本尚敏(京都大学)

Dennett meets Strawson

「自由意志と決定論」の問題は古くて新しい。それは、長い考究の歴史をもつ一方 で、つねに最新の学術的知見をふまえて再考されている。本ワークショップでは、P・

F・ストローソンの道徳的責任論の鍵概念である「反応的態度」に着目して、この問題 に取り組む。

ストローソンは、有名な論文「自由と怒り」(1962)において、決定論は私たちの「責 任実践」を脅かさない、と主張した。彼によれば、従来の哲学者たちは道徳的責任と 決定論の問題を理知的なレベルで考察することに終始し、責任実践がもつ情動的な側 面を適切に把握しなかった。怒りや感謝などの反応的態度が織りなす自然な人格的関 係が責任実践を成り立たせている点に気づけば、例えば決定論が道徳的責任へもたら す脅威を過大視するような誤りを避けることができる。——これがストローソンの主 張の骨子である。

この論文は公刊以来さかんに論じられ、「ストローソン派」と呼ばれうる一群の哲学 者を生み出した。しかし、ストローソンの立場の正確な理解——あるいは「より生産 的な」理解——がどのようなものであるかについては、いまだに明らかとはいえない。

本ワークショップでは、「ストローソンをよりよく理解する」をスローガンに、自由や 道徳的責任をめぐる彼の見解の可能性や限界を見極め、その優れた点を抽出すること を目指す。その際には、「道徳感情論」や「自然主義」などがキーワードになるだろう。

参照

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