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資料 4 事務局説明資料 令和 3 年 11 月 19 日 経済産業省

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(1)

事務局説明資料

令和3年11月19日 経済産業省

資料4

(2)

検討の進め方・方向性

(3)

ブライアン ディーズ国家経済会議議長(2021年6月)

サプライチェーンを強靱化して産業基盤強化し良質な雇用を米国 にもたらす21世紀型産業政策を構築する。

1. サプライチェーン強靱化のための新たな官民連携投資が必要 2. インフラ、研究開発、人材開発へは政府による大規模投資

が必要(典型的な市場の失敗でないが政府介入が必要)

3. 年間6000億ドル(約67兆円)に上る政府調達を使ったイ ノベーション政策が必要(NASAの調達のように野心的な目 標を官民で共有し調達する方式の展開)

4. 気候変動に対応するための産業基盤を作り国際競争で勝 つための産業政策が必要

5. 格差の回避による好循環の経済構築が必要

⇒こうした考え方に基づき、1.2兆ドル(約136兆円)の超党 派インフラパッケージが成立、1.75兆ドル(約198兆円)の経 済対策パッケージが審議中。(半導体製造強化には520億ド ル(約5.9兆円))

世界各国も大規模な産業政策を検討

コロナ禍後に向けて、世界各国で「産業政策」を強化する動き。グリーン・デジタルを 中心にこれまでにない規模と形式の政府支援策を展開。

我が国でも、この機をとらえ、長期低迷から脱却するため、あらゆる政策手法を総動員 してこれまでの限界を超える「経済産業政策の新機軸」の検討が必要。

「EU復興パッケージ」(2020年7月)

・イノベーション支援、グリーンやデジタルへの移行等のため に、合計約1.8兆ユーロ(239兆円)の予算を計上。

(半導体を含むデジタルに今後2~3年で1350億 ユーロ(約18兆円)投資)

「2020産業戦略アップデート」(2021年5月)

・EUは、電池や半導体といった戦略的な重要物資のチョー クポイントを分析し、特定国への依存を低減させ自立化を 図っていく新たな産業政策を発表。

① 単一市場の強靭性強化:加盟国間での標準共通化 や適合性評価の迅速化等、域内の物資供給の円滑化

② 戦略分野の特定国への高依存に対する対処

6つの戦略分野(原材料・電池・有効医薬成分・水 素・半導体・クラウドエッジ技術)の自立化

戦略分野の産業アライアンス支援

標準化戦略策定、政府調達の活用等

③ グリーン・デジタル移行の加速

2

(4)

伝統的産業政策 構造改革 経済産業政策の新機軸

目的 特定産業

の保護・育成

市場環境 の整備

多様化する中長期の社会・経済課題の解決

(「ミッション志向」)

理論的根拠

「市場の失敗」

の是正 幼稚産業保護

市場機能の重視

「政府の失敗」を 懸念

不確実性への対応(政府による市場の創造)

「政府の不作為」を懸念

(政府もリスクを負う「起業家国家」)

クラウド・イン(民間投資を呼び込む政府資金)

財政出動 中規模・中期 小規模・単発・

短期 大規模・長期・計画的

産業政策の考え方の変化 「新機軸」

 アカデミズム、IMF、OECDなどでも従来の市場の失敗への介入を超えて、社会・経済課 題の解決に向けて、政府が積極的介入をすることで民間投資を促したり、イノベーション を起こすことの効果が研究されている。

ダニ・ロドリック

(ハーバード大学ケネディ・スクール教授)

産業政策を復興・再生する必要がある。

官民連携により正しい投資が行われ、

民間部門でのイノベーションが起こる。

マリアナ・マッツカート

(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン教授)

「ミッション志向」アプローチに基づく産業政策 が、新たな産業を育て成長の方向性を 決定する。

国家は「ムーンショット」によって、イノベーショ ンの主導者たるべきだ(「起業家国家」)。

将来の経済・産業の発展は、

現在の産業政策の意思決定に依存。

3

(5)

1.世界各国で「新しい時代の資本主義経済」が模索されている背景

・ 権威主義・国家管理経済と民主主義・資本主義経済の競争が激化する中、民主主義・資本主義の 体制が、様々な社会課題を解決できることを示さなければ、こうした体制への信任が失われ、戦後の国 際秩序が崩壊するという危機感。

2.我が国における「新しい資本主義」

・ 資本主義は、それ自体が目的ではなく、社会課題の解決に資するべきものではないか。

・ 1.の世界の動きを踏まえ、我が国においても、これまでの新自由主義的な資本主義が生み出した課 題(地球環境問題や社会の格差・分断等)の解決に向け、「新しい資本主義」を再構築していく必要 があるのではないか。

3.「成長と分配の好循環」~「成長なくして分配なし」、「分配なくして次の成長なし」

・ 社会課題の解決には、その原資として成長が不可欠であるが、適正な分配がなされず、

社会の格差が拡大すれば、消費が落ち込み、成長の持続可能性が脅かされるのではないか。

・ 成長を支えるのがイノベーションであり、その担い手となる人材育成がますます重要になるのではないか。

また、イノベーションの果実を広く国民が享受できるようにするためにも、人への投資が必要ではないか。

「新しい資本主義」に関する考察

 岸田総理は、「健全な民主主義の中核である中間層を守り、気候変動などの地球規模 の危機に備え、企業と政府が大胆な投資」を行う「新しい時代の資本主義経済を模索 する」世界の動きを踏まえ、我が国でも「新しい資本主義」を実現すべきと提唱。

 そのコンセプトとして「成長と分配の好循環」と「コロナ後の新しい社会の開拓」が掲げら れているが、政策として具体化するため、もう一段掘り下げていくことが必要。

4

(6)

25000 30000 35000 40000 45000 50000 55000 60000 65000

1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019

5

日本経済の現状:一人あたり実質GDP

過去30年間、他先進国に比べ日本経済の成長は低迷。

1人当たり実質GDP

(ドル) 1人当たり実質GDPの推移(1990-2019)

日本 ドイツ

英国 米国

(注)2015年時点のドルベースで実質化し、各国各時点の購買力平価で換算した値。

(出所)OECD.statデータに基づき作成。

1人当たりGDP

(1990年)

米国:39,216ドル 英国:34,183ドル 日本:33,315ドル ドイツ:29,747ドル

60,651ドル

(+55%)

45,157ドル

(+47%)

50,188ドル

(+52%)

42,581ドル

(+28%)

2019年の一人当たり 実質GDP

(1990年比)

(7)

6

日本経済の現状:国際競争力

経済指標や産業競争力などに基づき算出されている日本企業の国際競争力は、

1位であった1990年以降、継続的に低下。

IMD・世界競争力ランキングの推移(1990-2021)

(国際経営開発研究所:International Institute for Management Development)

0 5 10 15 20 25 30 35 40

1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021

(順位)

日本 米国

英国

中国

ドイツ

1位

(出所)IMD「World competitiveness yearbook」等を基に作成。

31位 16位15位 18位 10位

(8)

7

日本経済の現状:潜在成長率

(注)潜在成長率とは、生産活動に必要な全要素(資本、労働、生産性)を使った場合に供給能力をどれだけ増大させられるかを示す指標。

英国の潜在成長率は、実質GDP成長率 – GDPギャップで算出。

(出所)内閣府「GDPギャップ、潜在成長率」、Federal Reserve Economic Data “Real Potential Gross Domestic Product,” Office for Budget Responsibility “Historical official forecast database” (Oct. 2021), AMECO “Potential GDP” のデータに基づき作成。

1990年代以降、日本の潜在成長率は低迷し、他の先進国と比較しても低水準が 続いている。

0 1 2 3 4 5

2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 -0.6

-0.4 -0.2 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1

2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019

日本の潜在成長率の推移

(2012-2019、要素別分解) 潜在成長率の国際比較(2012-2019)

労働投入量 資本投入量 全要素

生産性

潜在成長率

日本 ドイツ

米国 英国

(%) (%)

0.3 0.2 0.2

1.2 0.7 1.9

(9)

-20 -15 -10 -5 0 5 10 15 20 25 30

1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020

8

日本経済の現状:経常収支

貿易黒字基調はなくなり、近年は、所得収支黒字(特に、投資収益黒字)が経常収 支を支える。

経常収支・貿易収支・投資収益の推移(1996-2020)

経常収支

(兆円)

投資収益

貿易・サービス収支

(注)投資収益は、第一次所得収支中の直接投資収益及び証券投資収益の合計。

(出所)財務省「対外・対内直接投資の推移(国際収支マニュアル第6版準拠)」「国際収支総括表」に基づき作成。

(10)

9

日本経済の現状:企業部門の資金余剰、設備投資

企業部門は資金余剰が高水準、一方で設備投資は停滞。

115

100

85

70 80 90 100 110 120 130 140

2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

米国

日本

企業の営業利益に対する設備投資の比率

(日米比較、2011年=「100」で指数化)

(2011年=100)

-8 -6 -4 -2 0 2 4 6 8 10

1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

企業の資金余剰の国際比較(対GDP比)

2.5%

日本 ドイツ

英国 米国

(注) 資金余剰=(国民経済計算上の企業部門の貯蓄-投資)÷GDP

(出所)OECD (2021), Net lending/borrowing by sectorに基づき作成

(注) 日本は年度、米国は暦年

(出所)財務省「法人企業統計」、経済産業省「企業活動基本調査」、 U.S Census Bureau「Quarterly Financial Report」、National Science Foundation

「Annual Capital Expenditures Survey」、「Business Research and Development and Innovation」を基に作成。

(11)

10

これまでの政策対応

 1990年代以降の構造改革や東日本大震災後の「六重苦」対応など、必要な政策に 取り組んできたが、経済成長や企業の競争力強化は不十分。

コロナ収束を見据え、世界的な経済成長に乗り遅れない、大胆な経済政策が必要。

10

「六重苦」への対応

(1)円高:アベノミクスにより円高是正

2012年 86.3円/$ → 2021年8月末 109.8円

(2)高い法人税率:2012年法人税大幅引き下げ 2014年 34.62% → 現行 29.74%

(3)厳しい労働・解雇規制:

2018年働き方改革関連法

(高度プロフェッショナル制度等)

(4)経済連携協定の遅れ:

日EU(2019年発効)、CPTPP(2018年発効)

日米 (2020年発効)、RCEP(2020年署名) 等

(5)環境規制

(6)電力不足・電力コスト高

構造改革

橋本内閣「六つの改革」

経済構造改革、金融システム改革等 小泉内閣「構造改革」

不良債権処理、産業再生機構、間接金融から直接金融 へ、市場機能の強化を目指した規制緩和等

OECDによる各国GDP成長率の見通し(2022)

0 1 2 3 4 5 6

米国 英国 ドイツ 日本

3.6%

5.5%

4.4%

2.0%

(出所)OECD Economic Outlook (2021年5月) を基に作成。

(12)

競争力の低迷:日本企業に競争力をもたらしていた背景が大きく変化

1980年代までは国内市場で足場を固め、海外展開。しかし、国内市場規模は相対的に 低下(GDPシェア18%⇒6%)。国内市場では十分な規模がなく競争力が得られない。

日本企業は擦り合わせ型に強み。水平分業化が急速に進展し競争ルールが激変。

産業構造の変化(半導体の事例)

(設計)

~1990年代:

家電・重電の一部品 日本企業のシェア50%超

(生産) 半導体事業部

設計

(ファブレス)

生産

(ファウンダリ)

家電・重電等

コンピュータ

自動車

東芝・NEC・富士通・三菱等

ARM等

TSMC等

2000年代以降 水平分業化:

設計専業、生産専業が市場を席巻 日本企業のシェア10%程度

通信事業部 システム

事業部 家電 事業部

(設計) (生産) 半導体事業部

コンピュータ 事業部

電力 事業部

防衛 事業部

(出所)World Bank、OECDの長期GDP予測に基づき作成

世界のGDPに占める各国の比率

(1990ー2050)

17.6%

6.0% 3.2%

24.7%

24.7%

14.7%

2.4%

17.4%

24.9%

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

1995 2020 2050予測

中国

米国

日本

11

(13)

TSMC(台湾)

半導体の設計・製造の分業化が進む中で、ファウンダリ として製造に特化し、2014年には世界最大に。

12

競争力の低迷:海外企業は産業構造の大変化に柔軟に対応し急成長

水平分業化の中、自社の強みに経営資源を集中、大規模投資を敢行した企業が成長。

中国は国家の大規模支援・政策誘導によりグローバル競争力を有する企業を創出。

更に、データの価値が高まりプラットフォーマーによる「勝者総取り」構造となり、GAFAM

(Google, Amazon, Facebook, Apple, Microsoft)が急速成長。

12

水平分業化の中での大規模投資

サムスン(韓国)

90年代、DRAM(メモリ)に集中投資し同市場で世 界一。以降、有機EL・携帯電話へも巨額投資で規 模拡大。半導体全体でも売上高世界2位に。

0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1000

2015 2016 2017 2018 2019 20201 20204 20207 202010 20211 20214 20217

東証一部上場企業とGAFAMの時価総額

(Google, Amazon, Facebook, Apple, Microsoft)

東証一部上場企業 の時価総額

GAFAM の時価総額

CATL(中国)

EV市場拡大の政策誘導、巨額の政府支援を受け、

2017年にパナソニックを抜き車載用電池でのシェア世 界一に。

国家の大規模支援による競争力強化

(兆円)

714 996

261 572

(14)

13

競争力の低迷:企業経営が急激な産業構造変化に対応できなかった

日本型経営やそれを支える制度・慣行(生え抜き主義、新卒一括採用、終身雇用制 など)により、事業・人材ポートフォリオの変革が進まず、急激な産業構造変化に対応し たグローバル規模の戦略投資が実施されなかった。

放置すれば、グリーン・デジタル等の戦略投資が遅れ、低迷が更に長期化する可能性。

13

5.2

0.5 0.2

9.1

2.2

1.1

1億ドル未満 1~5億ドル 5億ドル以上

(注)1998年~2018年における事業再編(合併、分割、株式取得等)

(出所)Thomson Oneに基づき作成。

事業再編の規模別

各国の事業再編の案件数

(上場企業数1社あたり)

日本

欧米(米・英・仏・独)

他企業での経験のない新任CEOの割合(2018年)

自社のデジタル化が進んでおり、変革へのアジリティ が高いと答えた経営層の割合(2018年)

日本 米加 欧州

82%

14% 6%

(出所)(上)Strategy& 2018年CEO承継調査、

(下)Mercer’s 2018 Global Talent Trends Studyに基づき作成。

中国 ドイツ 英国 米国 日本

94% 91%

77% 71%

36%

(15)

14

日本の相対的なGDP比率の低下

1990年代に約18%であった日本の対世界GDP比率は、現在は約6%まで低下。

今後、2050年にかけて約3%まで低下する見通しが示されている。

(出所)World Bank、OECDの長期GDP予測に基づき作成

世界のGDPに占める各国の比率(1990ー2050)

17.6%

6.0% 3.2%

24.7%

24.7%

14.7%

2.4%

17.4%

24.9%

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

1995 2020 2050予測

中国

米国

日本

(16)

4000 5000 6000 7000 8000

2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050

(出所)国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年推計)」の出生中位(死亡中位)推計を基に経済産業省が作成

日本の生産年齢人口の縮小見通し

日本の生産年齢人口は、2050年には、現在の3分の2程度まで減少。

15 約7400万人

約5300万人 日本の生産年齢人口の推移(万人)

(17)

日本経済の相対的縮小

世界のGDPランキングにおいて、日本は、2050年には世界第7位にまで下落。

(出所)PwC 「2050年の世界」

世界のGDPランキング(PPPベース)

16

(18)

17

技能実習生の受入状況

(出所)IMF統計、出入国在留管理庁「在留外国人統計」(2020年12月)

人口(千人) 一人あたりGDP(米ドル) 技能実習送出上位国

日本 125,849 40,089

シンガポール 5,686 59,795 -

韓国 51,781 31,638 -

台湾 23,561 28,358 -

中国 1,414,350 10,511 16.9%

マレーシア 32,939 10,231 0.0%

タイ 69,800 7,188 2.8%

インドネシア 270,204 3,922 9.1%

ベトナム 97,406 3,523 55.2%

フィリピン 100,878 3,323 8.4%

ラオス 7,276 2,587 0.1%

カンボジア 15,678 1,607 2.6%

ミャンマー 53,199 1,527 3.7%

技能実習制度では、令和2年末時点の在留者の7割は、1人あたりGDPが3~4千米ドル の国が送り元となっている。これは、日本の1人あたりGDPの10分の1程度。

新興国の1人あたりGDPの向上により、技能実習生の受入れが今後減少する恐れあり。

(19)

以下のような現状認識に基づき政策対応検討してはどうか。

<検討の背景>

コロナ禍後に向けて、世界各国で「産業政策」を強化する動き。グリーン・デジタルを中心にこれま でにない規模と形式の政府支援策を展開。

<日本経済の現状>

過去30年間、日本経済の成長は低迷。日本企業の国際競争力も継続的に低下。

1990年代以降の構造改革や東日本大震災後の「六重苦」対応など、必要な政策に取り組んで きたが、企業の資金余剰は生まれたものの、更なる成長に向けた設備投資や賃金に、十分に、

振り向けられたとはいえない。

産業界の具体的な人材ニーズのシグナルが労働市場や教育機関に出されてこなかったことやイ ノベーティブな人材が輩出される仕組みの欠如や日本型経営・慣行(生え抜き主義、年功序 列、終身雇用制など)により事業・人材ポートフォリオの変革が進まず、急激な産業構造変化に 対応したグローバル規模の戦略投資が実施されず。

<今後の世界・日本を取り巻く大規模な構造変化>

米中対立、パンデミック・気候変動などのグローバル危機の深化、デジタル化の更なる進展、格 差拡大、エネルギー・資源価格の高騰などの世界の大構造変化、少子高齢化や更なる「小国 化」等日本を取り巻く状況変化が想定される。

18

(20)

100 200 300 400 500 600

日本 ドイツ

英国 米国

以下のような政策対応を検討してはどうか。

長期的に目指す日本のあるべき姿からバックキャストして必要となる対応を、あらゆる政策手法 を総動員してこれまでの限界を超える「経済産業政策の新機軸」を検討。

これまでの政策の延長、現在の企業や大学の意識「変化」程度では、時間がかかり、日本の遅 れを回復することは困難。“Great Reset”、「大変革」=「新機軸」 が必要。そのために、

①各部局の視野に入っている政策・既存の枠組みの大変革に全力を尽くす。ただし、各国でも官民 あげて更なる成長に向けた取組が進んでおり、差が縮まらない可能性。

②波及経路はまだ見えないが非連続的なイノベーションを起こすための政策(未来人材育成等)

にもチャレンジする。

①各部局の視野に入っている政策・既存の 枠組みの大変革

(ただし、差は縮まらない可能性)

②波及経路はまだ見えない が非連続的なイノベーション を起こすための政策

名目GDPの推移(1990-2030、1990年を100とした場合)

(注)2020-2030年の値は、1990- 2020年の各国の年平均成長率を 2030年まで乗じた値。

(出所)OECD.statデータに基づき作成。

中国:4080

(2020年)

19

(21)

伝統的産業政策 構造改革 経済産業政策の新機軸

目的 特定産業

の保護・育成

市場環境 の整備

多様化する中長期の社会・経済課題の解決

(「ミッション志向」)

理論的根拠

「市場の失敗」

の是正 幼稚産業保護

市場機能の重視

「政府の失敗」を 懸念

不確実性への対応(政府による市場の創造)

「政府の不作為」を懸念

(政府もリスクを負う「起業家国家」)

クラウド・イン(民間投資を呼び込む政府資金)

財政出動 中規模・中期 小規模・単発・

短期 大規模・長期・計画的

以下のようなアプローチで経済産業政策の新機軸を検討してはどうか

長期で到達すべきゴール・ビジョンを明確に設定(当面、2030年、2050年)

政府が「ミッション志向」で積極的政策対応すべき社会・経済課題や分野を特定。

グリーン社会、デジタル社会、経済安保・グローバル社会、包摂的社会、健康・ヘルスケア、レジリエンスの 実現を「ミッション志向」で取り組み、人材、スタートアップ・イノベーション、企業改革、行政アップデートをそ れらの実現の基盤として取り組む。

※世界で「ミッション志向」で取り組むべきとされるのはグリーンや格差(包摂的社会)であるが、日本では、

デジタルやグローバル化は世界に対して周回遅れとなっていることが問題であり、積極的政策対応が必要。

それぞれの分野で、各国の取組や国際的な状況を踏まえて、真に実現すべき定量的な目標を設定する。

それらの目標からバックキャストし、新しい政府の関与の在り方(例:ワクチン製造のデュアルユース)や、

大規模・長期・計画的な支援の在り方も含め、官民のアクションを整理する。

20

(22)

旧基軸

市場機能の重視、「政府の失 敗」を懸念。結果として市場環境 の整備にとどまる対応、小規模・

単発・短期な財政出動。

その時々の課題へ、その時点で 可能なリソースで対応(長期的 に実現すべきゴール・その実現に 向けたアクションプランが不明 確)。

新機軸

①グリーン社会、デジタル社会、経済 安保・グローバル社会、包摂的社会の 実現、健康・ヘルスケアといった社会課 題解決を「ミッション志向」で長期・大 規模・戦略的に政策対応。また、解決 の鍵となる人材政策、スタートアップ・

イノベーション創出策などを抜本強化。

②土台となる企業・政府の体質改善

(企業の経営改革推進、行政・政策 手段のアップデート)

課題

・格差の拡大、グリーンなどの社会課 題への官民の対応の遅れ【世界共通 課題】

・企業・行政による産業構造変化へ の対応の遅れ(企業変革)の遅れ。

・成長投資の遅れ、特に、デジタル化 の遅れ、グローバル経営の遅れ【特に 日本の課題】

<過去の政策対応と課題、新機軸の検討>

21

(23)

包摂的 社会 グリーン 社会 デジタル 社会

経済安保 グローバル

社会

以下の項目ごとに、特に、以下の検討課題に着目して対応策を検討していくこととしてはどうか。

脱炭素化を進める中で、エネルギーコストが上昇し、産業競争力の大きな足かせ。

グリーン投資・イノベーションの遅れや、技術で勝って実装で負ける状況の放置

米国等ではデジタル化が生産性を向上。少子高齢化が進展する中で生じる様々な日本 の課題を解決する可能性を有するものの、企業経営や行政サービスなどでのデジタル化 対応が著しく遅れ、我が国産業全体の競争力の主要因にもなっている。

政府・企業とも、過度な自前主義でグローバル化が進まず。グローバルに協業・人材獲 得・資金調達し、スピード・スケール勝負する企業には劣後。企業は外国人・海外資本 活用前提の技術・ノウハウ管理体制が欠如、海外の優れた技術・経営手法・人材を適 時適切に取り込めない。

その一方で、サプライチェーンの脆弱性顕在化(ワクチン、半導体等) 、主要国の自国中 心主義・ユニラテラルな貿易措置によるリスクの高まり。

都心部と地域の様々な格差に対しDXを通じた抜本的な解決策がとられていない状況。

データ活用による健康・ヘルスケアサービスのパラダイムシフトが世界的に進む中、日本で は豊富なデータを活かした新産業の創出が進んでおらず、少子高齢化による疾病構造の 変化やコロナ禍で顕在化した新たな健康課題に対応しきれていない。

災害、インフラ維持、保安などレジリエンスが日本での事業活動の大きなリスク要因。

ミッション志向の政策対応

※項目だてについては、政策の内容の検討に応じて今後検討。

健康

・ヘルスケア レジリエンス

22

(24)

人材

スタートアップ

・イノベーション

企業改革

行政

アップデート

以下の項目ごとに、特に、以下の検討課題に着目して対応策を検討していくこととしてはどうか。

生産性向上と、「人」への投資の好循環が生み出されていない。

産業界の具体的な人材ニーズのシグナルが労働市場や教育機関に出されていない。デ ジタル化や脱炭素化による産業構造変化を踏まえた人材育成・確保や、イノベーションを 担う人材を輩出するための取組が行われていない。

日本市場で事業を確立してから世界を目指す傾向が強く、結果として、グローバルなス タートアップのエコシステムから隔離されている。支援体制は国内目線であり、グローバル な資金や人が流れ込んできておらずユニコーン等のメガベンチャーが生まれていない。

加速化する産業構造変化に対応したスピードやスケールある経営が行えていない。そのよ うな経営を担える、次世代リーダーをグローバル水準で育てていない。また、配当・自社 株買いなど株主還元が重視される一方、戦略投資や従業員への分配、人への投資など が過小になるなどサステナビリティが経営に組みこまれていない。

短期視点で、データに基づかない政策意思決定。縦割り、硬直的になりがちな行政組 織。学生トップ層はメンバーシップ型の組織への就職を忌避する傾向。

共通する重要な政策課題

23

(25)

(参考)半導体に係る積極的政策対応

(26)

 IoT用半導体生産基盤の緊急強化(Step:1)

 日米連携による次世代半導体技術基盤(Step:2)

 グローバル連携による将来技術基盤(Step:3)

我が国半導体産業復活の基本戦略

Step 1:IoT用半導体生産基盤

⇒生産ポートフォリオの緊急強化 2020年

2025年

市場規模全体:約50兆円 市場規模全体:約75兆円 市場規模全体:約100兆円

産業機器

(スマートシティ、

スマートファクトリー 等)

産業機器

(スマートシティ、

スマートファクトリー 等)

引用:OMDIAのデータを基に経済産業省作成

2030年

Step 2:日米連携強化

⇒日米連携プロジェクトで次世代半導体 技術の習得・国内での確立

産業機器

(スマートシティ、

スマートファクトリー 等)

Step 3:グローバル連携

⇒グローバルな連携強化による

光電融合技術など将来技術の実現 25

(27)

(1)Step 1 製造基盤の確保:先端半導体誘致の狙い

他国に匹敵する支援とそれを支える法的枠組みを構築し、複数年度にわたる継続的な支援を行う。

国内 部素材・装置メーカー

部素材・装置 を提供

先端技術を 享受

ロジック半導体提供 緊急時には増産

需要 5Gインフラ

IoT・スマート工場

(出所)Omdia

電動車

データセンタ

主に国内企業

雇用創出 周辺企業の活況化 労働力等

周辺の地域

あらゆる産業に影響を与え、ポスト5G時代に不可欠な先端半導体(ロジック、メモリ)の安定 供給を確保することが、安全保障上の最重要課題に。

高性能な半導体の生産能力の確保は、我が国の産業基盤の強靱化、戦略的自律性・不可欠 性の向上の観点から重要。

直接の取引先である国内部素材・装置メーカーはもとより、地域での雇用創出や、周辺の 半導体関連企業も活況化。

26

先端半導体

@日本

(28)

(1)Step 1 製造基盤の確保:既存製造基盤の刷新・強靭化

半導体が担う機能が増大する中、機器毎に作り込まれた固有の半導体の利用も拡大し、サプライ チェーン上の不可欠性が増している。他方で技術的にはローエンドのため、安定供給確保のための 費用を価格に転嫁すれば、安い海外サプライヤー等に流れる結果を招き、サプライチェーンが海外 に依存して安全保障上のリスクになる恐れも。

サプライチェーン上の不可欠性に鑑み、事故や災害によるサプライチェーン上のリスク(外部不経 済)への適切な対処が必要。

 センサ等で取り込んだ現象をロジッ ク半導体に伝える半導体であり、自 動車はもちろんのこと、5G等あらゆ る機器に使用されている半導体。

機器の特徴に応じカスタマイズされ ていることが多く、代替性が困難。

5Gインフラ

①アナログ ②パワー

 パワー半導体は、電動車や 風力発電等向け電力制御 デバイスとしてカーボンニュー トラル実現に必要不可欠。

電動車 風力発電

③マイコン等

 世界的な半導体不足の中で100 万台を超える自動車の減産をはじ め、医療機器等も含め社会のあら ゆる電子部品の動作に必要な汎 用ロジック半導体(マイコン)。

自動車 IoT機器

(出所)

Omdia

自動車

供給に問題が生じれば、需要家サイドの事業が一斉に停止する可能性が高く、国民生活への 影響や経済的な損失が大きい(不可欠性の高い)半導体を支援。

半導体メーカによる、著しい生産性向上等により安定供給に資する製造設備の入替・増設の

事業費などを対象として検討。 27

(29)

人材について

(30)

1.0

1.8

2.2

2.5

3.1

3.8

0.0 1.0 2.0 3.0 4.0

(出所)(左)ONE CAREER「【6月速報:東大京大23卒就活人気ランキング】今、問い直す「真の人気企業」。「コンサル人気」だけでは片付けられない東大・京大生の本音」より抜粋 29

(右)リクルート「若手の中途採用・転職意識の動向」より抜粋・加工(https://www.recruit.co.jp/newsroom/recruitcareer/news/20200219_03.pdf)

学生トップ層の就職動向の変化、早期転職者の増加

大手就職情報サイトにおいて、東大生・京大生の注目企業ランキングの上位は外資企業が多い。

20代前半の転職者数は、2009-2013年の平均に比べ2018年は約4倍に増加。

東大生・京大生の注目企業ランキング(2021) 20代前半の転職者数の推移(2020)

約4倍 に増加

企業名 業界

1 マッキンゼー・アンド・カンパニー コンサル・シンクタンク

2 KPMGコンサルティング コンサル・シンクタンク

3 リクルート その他

4 ベイン・アンド・カンパニー コンサル・シンクタンク 5 ボストン コンサルティング グループ コンサル・シンクタンク

6 Strategy& コンサル・シンクタンク

7 三菱商事 商社

8 EYストラテジー・アンド・コンサルティング コンサル・シンクタンク

9 アクセンチュア コンサル・シンクタンク

10 PwCコンサルティング・PwCアドバイザリー コンサル・シンクタンク

11 Visional(ビズリーチ) IT・通信

12 経営共創基盤(IGPI) コンサル・シンクタンク

13 エムスリー IT・通信

13 三井物産 商社

15 Google IT・通信

15 任天堂 メーカー

15 ローランド・ベルガー コンサル・シンクタンク

(倍)

(31)

(出所)NRIと英オックスフォード大学マイケルA.オズボーン准教授等との共同研究(2015年) 30

自動化されるリスクが高い職種

職種ごとの自動化可能確率と雇用者数の分布

野村総研の調査によれば、日本において、自動化のリスクが高く、雇用者も多い職種は、総合事 務員、会計事務従事者など、事務職が多く挙げられている。

その結果、日本の労働人口の49%がAIやロボット等で代替される可能性が高いとの予測。

(32)

(出所)Mercer’s 2018 Global Talent Trends Study

日本企業は、約4割しか、デジタル化に伴う変化スピードについて行けるとの認識を持てていない。

31

デジタル化の変化スピードに対応できない日本の企業経営

75%

36%

39%

52%

52%

58%

67%

68%

71%

71%

71%

76%

77%

79%

81%

87%

91%

94%

平均 日本 ポルトガル シンガポール オランダ メキシコ アフリカ オーストラリア 米国 イタリア カナダ フランス 英国 香港 インド ブラジル ドイツ 中国

自社のデジタル化が進んでおり変革へのアジリティが高いと答えた経営層の割合

(33)

脱炭素の潮流は、化石燃料に関連する産業の雇用を減少させる一方、再生可能エネルギーなど で新たな雇用も創出する。

脱炭素による雇用創出・喪失効果

32 脱炭素化による雇用創出・喪失効果

(出所)World Economic Forum ”How will climate change affect jobs?”

脱炭素化による雇用創出・喪失効果

米 畜

雇用 付加価値

BAU(Business as Usual) 2030

%

(34)

(出所)左: IMD World Talent Ranking 2020を基に作成 右: OECD Indicators of Talent Attractiveness

IMDの世界人材力ランキングでは、日本は38位。

OECDの国際人材誘致ランキングでは、日本は25位。日本は、優秀な外国人から選ばれる国と なっていない。

1位 スイス 20位 中国 11位 ドイツ 23位 英国 15位 アメリカ 38位 日本

世界人材力ランキング(IMD)

人材に関する日本の競争力の低下

33 国際人材誘致ランキング(OECD)

1位 豪州 17位 英国 7位 米国 23位 韓国 12位 ドイツ 25位 日本

※ ①海外経験、②語学力、③有能なシニアマネージャー、④マネジメント教育が弱点

(35)

(出所)左: 厚生労働省「平成30年版 労働経済の分析」

右: パーソル総合研究所「APAC就業実態・成長意識調査(2019年)」より作成

今後の産業構造転換を踏まえると、人材投資が一層重要となる。

他方、企業視点でみるとOJTを除いた企業の人材投資は国際的に見て低い水準。また、従業員 視点で見ても、社外学習・自己啓発について半数近くが何も行っていない状況。

2.0%

46.3%

0% 10% 20% 30% 40% 50%

ベトナム インドネシア インド タイ 中国 フィリピン マレーシア 韓国 台湾 シンガポール 香港 オーストラリア ニュージーランド 日本

(%)

人材投資(OJT以外)の国際比較(GDP比) 社外学習・自己啓発を行っていない人の割合

人材投資の低迷

34

1.94

1.45 1.34

1.03

2.23

0.41 2.13

1.51 1.34

0.95

2.01

0.33 2.03 2

1.29

1.08 1.11

0.15 2.08

1.78

1.2

1.09 1.06

0.1 0.0

0.5 1.0 1.5 2.0 2.5

米国 フランス ドイツ イタリア 英国 日本

1995-1999 2000-2004 2005-2009 2010-2014

(36)

日本企業の部長級の年収は、今やタイと比較して約120万円少ない。

日本では優秀な人材に対して適切な報酬が支払われていない状況。

35

海外諸国との年収比較

海外諸国との年収比較

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000

日本(日系)

米国 ドイツ 上海

シンガポール タイ

一般的な

課長 一般的な

部長

(役割の大きさ)

(万円)

(出所)Mercer’s Total Remuneration Survey(2019)

(37)

36

国境を越えたリモート労働

新型コロナウイルス感染症の影響で国境をまたぐ往来が制限される中、オンラインで国境を越えて 仕事を発注する動きが加速。

例えば、ある民間企業では、今月1日より、インドやベトナムなど海外のIT人材をリモートで活用す るサービスを開始。

「越境リモート人材サービス」の概要

ある人材派遣会社では、本年11月1日より、インド、韓 国、ベトナムを中心とする、海外のIT分野等のエンジニア を、日本の企業に業務委託で紹介するサービスを開始。

本事業では、海外在住のエンジニアを在住国においてリ モートワークで業務に従事することを前提に、日本企業 に紹介。

個人事業主としての業務委託形式や、同社の海外子 会社が雇用した上でBPOサービスとして契約を結ぶ形式 を想定。

(出所)豪州フリーランサー社Annual Report等より経済産業省作成

ネット経由での仕事の受発注状況

0 10 20 30 40 50 60

2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020

登録者数 仕事の投稿数

(単位:百万)

(38)

未踏事業

西川 徹

2005年度下期未踏本体

(株)プリファードネットワークス 代表取締役社長

ビッグデータをリアルタイムに処理する世界 最高水準の技術を開発

自動運転等の実現に向けた、人工知能の 研究開発に着手

落合 陽一

2009年度上期未踏ユース

筑波大学准教授

Pixie Dust Technologies .Inc CEO

メディアアート作品の研究、制作に より「現代の魔法使い」と呼ばれる

鈴木 健

2002年度未踏本体 2004年度1期未踏本体

スマートニュース(株) 代表取締役会長

ニュースキュレーションアプリの開発 松尾 豊

2004年度2期未踏本体

世界最先端のディープラーニングを研究 東京大学大学院工学系研 究科教授

日本ディープラーニング協会 理事長

登 大遊

2003年度未踏ユース

コロナ対策として企業向けの『シン・テレワー クシステム』を2週間で開発

SoftEther VPNは全世界で500万ユー ザーに成長

ソフトイーサ株式会社代表取締役 筑波大学産学連携准教授 NTT東日本特殊局員

◆主な卒業生◆

今まで見たこともない「未踏的な」アイデア・技術を持つIT人材を発掘・育成する事業。2000年開始。

産業界・学界の第一線で活躍する方を、プロジェクトマネージャー(PM)に委嘱し、IT人材の発掘 から育成までを一貫して行う。

これまでに、延べ1,900人超の人材を育成し、約300人が起業・事業化。

人工知能ベンチャーを創業し、人間 のように文書を読み取るAIを独自 開発

平野 未来

2005年度下期未踏本体 2006年度下期未踏本体

(株)シナモン代表取締役社長 CEO

37

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