最近の国籍脅から見た購買力平償説
竹 村
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六 五 四 三 二 一 勝 物 勝 祭 最 購 買 併 買 替 迩 買
力 と カ 相 闘 力
:zp. iS :zp. 場 iS:zp. 俄 替 償 備 事 幸 俊
と 本 目 設 f者 。 設 金 場 の の 激 の 卒 と 本 諸 動 要 債 の 領 要 : 鋭
と 困 ・ 悶 の 果 関 関
係 係
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一 三三
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・ 一一 八
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一︑購買力平債設の要領
世界大戦及び共後に一日一る鎖図的幣制時代の外闘魚替相場決定は太平無事であった金本位時代の産
物党る園際貸借説では充分に説明詰れ得なくなった︒購買力平債説を礎育せしめ党のはか
hh
る環
境
であ
る︒
闘際貸借誌は共通︵金又は共他の︶本位世界に生育し且その説明に越し︑購買力平債訟は鎖国的
論
書室
最近の開店帥替から克た購買力不債設
/¥.
商
尋重
論 議
第
ムノ、 畿
A 四
幣制の世界に生育し且その説明に趨するやうに最新の魚替理論書は記して居る︒橋爪教授は︑あら
ゆる場合に妥嘗する魚替理論を求め得ぎる現肢に於ては共通本位世界の魚替相場は園際貸借説で説
明し不換紙幣制度相互聞のそれは購買力平債識を以℃説明するも一法なb
山と
一五
はれ
て居
る
Q戟後
各闘の久しい努力主犠牲とに於て漸く再建せられるに到った金本位世界が昨今見る影もなく崩壊に
瀕し︑金本位は愚か如何なる種類たるを問はず間際的共通本位にょっτ再組織の行はる\ことの前
治暗躍だる時︑購買力平偵誌は動揺せる矯替相場に一一胤の注意を梯以っ︑ある者に再び興味ある題
目と
なっ
た︒
購買力平債識とは一言にして之を一五へば︑甲乙雨困問の矯替相場は主として雨図貨幣の卦内債値
︵購
買力
﹀の
r r r 町
田ど
いれ
﹂決
定
3れるとなすものであb ︑グスターフ・カッセ戸によb千九百十
六年以来世に紹介3れた皐説である向︒蓋し我々が外岡の貨幣を購入するのはそれに依℃その園の
商品又は勢務を獲得することが出来るからであb︑且共闘の物債低ければ低い程︵又は高ければ高
い程﹀その貨幣に費する我々の評伎は大︵又は小︶たらぎるを得ないからである︒
それはたしかに整然たる理論的説明である︒然し人冷は乙れを以て更に一歩を進めて置に寅用上
の債値あるものと遮断した︒そして算出された現在の購買力平債が貰際の相場と一致せぎるによっ
て崎市来の魚替務動に闘し重要なる賃際的結論を立てた︒又ある場合に於ける繭者の一致を暴て乙の
誌の妥嘗を立詮せλ左するもの︑或は他の場合に於ける不一致を奉てその不営を論刊するものに到つ
ては
今日
と雄
更に
多い
︒
乏の説を評偵せλとするものが先づ第一に見逃してなら君い乙とは︑それが購買力説と稽当ずし
て購買力卒債誌と栴せる乙とである︒之の勤を念慮して私は特に前文で之の設の定義を下すに営っ
て﹁封内債値の比を平債として﹂左念を入れて置いた︒カヴセYも﹁上速の如き方法によって算出
された乙の相場は二図通貨聞の新しい平債︑即ち一時的襲動はあるにせよ魚替相場が常に落付かλ
とし
つ
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平債
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人は
購買
力平
債と
名付
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﹂と
一五
つ℃
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向︒
平債は必ずしも常に魚替相場そのものではない︒金本位園聞の魚替相場主へ金平債と常に一致し
て居るのではない︒そのやうに購買力平債設は矯替相場測定の計算式を提供したのではない︒雨者
の著しい相違は︑金平債は現選結なるものの存在のゆえに魚替相場を狭い或る一定距離内に推測せ
しめ科るが︑購買力平債にはその便利が保詮3れて居ない黙にある︒しかし何れも直に矯替相場そ
のものでまい乙とに於ては等しい︒かく見ることによって︑購買力平債設の賞用的債値は大江減殺
3れるが︑理論的正確3は却つ℃増すのである︒簡単に魚替の動きを諜測する方法たるの名撃は失
ふが︑たビ翠に貫際相場との帯離のゆえに理論的債値を否定せんとするものを反省せしめるのであ
論
叢
最近の闘銭蒋から見た購買力卒僚設
入五
商 事 論 議
第
〜 ノ、
務
八六
購買力平債はかくの如く一の平債である︒そし℃もしも矯替需給の原因が悉く商品︵及勢務を含 る
むi
l以下依之︶の図際的取引のみであb︑しかもそれが完全に自由なもので︵即ち完全なる自由
貿易︶あるならば︑克に又貿易商品と圏内的商品とを通じ℃物債が同率に騰落するならば︑乙の平
債はかなb正確に魚替相場そのものと一致するであらう︒即ちそれは完全なる自由貿易行はれ︑資
本の所有が各闘の必要に臆じ℃均衡を得︑且貿易商品のみについて相互園貨幣の購買力が明示苫れ
得る場合に於℃は︑最も正確に魚替相場そのものと一致するであらう︒然しか︑る挑へ向の肢態は
た刊
︑門
会想
にょ
っτ描かれ得るだけで経済皐説支持の材料たb
得な
い
c乙れを少しく現貫化しτ︑貿
易に種々の制限干渉が置かれ℃あっ℃も共の肢態が著しい鑓動なくし℃維持3れ︑叉資本の支配が
一部の図々に偏在し℃居℃もその投資が安定し℃その元利の支排が規則的に行はれ︑叉物債が貿易
品のみについ℃明かにされ℃なくてもあらゆる商品を通じ℃同率で騰落するならばtillかL
る場合
に於
ても
︑
それはある一定の間隔をるい℃ではあらうが︑魚替相場の貴際の動向をかなb
正確
に
表示し得るであらう︒そし℃現貫に於℃吾人は貿易に関する制限干渉が相営久しい間著しい麓動な
く維持ヨれ︑海外投資による債権債務闘係が半永久的に安定した太平無事の時代主持った乙とがあ
る︒物債の一率的騰落も通貨側の原因による騰落であれば不可能ではない︒
然しこの︑少しく羽買に近づけ℃想像された股態すらも︑否︑か﹂る安定した静的股態乙そ︑そ れが起
b得たとし℃も僅に金本位世界の特産物とし℃である︒購買力平債誌の出動を必要ならしめ
た鎖図的幣制の世界はは凡そ練法い限b
のも
ので
ある
︒
先づ第一に︑鎖間的幣制は時には経済鎖園化の随伴物として費生し又時には後者ど掩護物として
要求する︒何れにし℃雨者は同件的存在である︒鎖図的幣制の世界では貿易は著しく制限を受ける
ばか
bで
なく
共制
限干
渉は
常に
散化
する
傾向
︑が
ある
︒
一般的乃至差別的貿易課税︑聡入防遇︑輪出
の奨職又は制限から輸出入の部分的禁止︑貿易管理までのあらゆる方策が考慮3れ℃ある︒最近十
年間の世界貿易の歴史は正にそれであった︒鎖国的幣制︑即ち金本位の崩壊は経済鎖国化を一部有
力主原因として起ったが︑共次には前者が却って後者の傾向を年ι々に撤化しっ︑ある︒貿易の上に
加へられた制限が動揺する度に︑そして動揺する程度に臆じて︑購買力平偵誌の理論的意義は弱め
られ
る︒
叉︑資本所在の不安定も鎖図的幣制の原因であb︑且結果である︒金融の不安及び共他の原因で
互額の資金が園際聞に移動する場合︑震替相場は雨間貨幣の購買力如何に関係在く影響を受ける︒
か︑る場人口外岡貨幣は購買力平債誌の提唱者連が云ふやうに外岡に於ける商品及勢務に封する購買
力とし℃でなく考へられる︒却ち此鮪から見れば購買力平債設の前提をさへ容れないわけである︒
論
叢
最近の図録替から見た購買力不債説
八.
守 ヒ
商
等主
論 叢
第
ム,
、
披
l¥. /¥.
殊に最廷には戦債賠償金によh
ノ資
金の
園際
的移
E額に上ると共に︑戦後長期資金は漸究影を以そ動
め短期資金庫倒的となb︑乙れが些少の金融不安によって園際的にE額の移動を行よ等︑貿易に閥
係 な
込 −
d魚替の需給頻繁且額著となった︒その限hノに於℃今日の魚替の平債を購買力に求むる乙との
理論的意義は割引せられぎるを得在い︒
最後の︑貨幣債値算定に際し含まるべ3商品の範閏乃至物債騰貴卒の各種商品による等否の知に
ついては︑金本位世界に於けると自由本位世界に於けるとによh格別の相建はない︒そしてあらゆ
る商品︑が決して常に同率で騰落するものでない以上︑矯替の平債を求めるのに外園貨幣と何等関係
を有せぎる園内商品を包含した一般的購買力を以てするのは理論的に不正確である︒
乙れ等の撹乱的要素は︑其の或者は互に相牽制し叉他の者は互に政成しA
口 つ τ︑闘際経済諸闘係
に一時的又は持鰻的不均衡を起す︒その不均衡が如何なるものであったかは闘際聞の物債の動態に
よって充分に窺ふ乙とが出来るのである︒他に何等撹乱的な障害物攻︑吉完杢に自白衣服態に於ては
各闘の物債水準は常に等しき地位にあって運動する筈であるが︑賓際には互に相一帯離し︑又互に接
近しっ︑一致せんとする傾向を持ち−ながらも︑或困の物債は常に他の闘のそれよbも上に又は下に
あるままで久しく緩いてゐる︒購買力平債設に従って購買力平債を算出するに千九百十三年の各園
物債を基敷とするのはカッセYにはじまる仰のであるが︑其理由とすると乙ろは其れが園際貿易均
衡の最もよく逢せられた年である乙とにある︒然るにクィヲアムスによれば﹁大戦前に於ける普通
の場合を取るも︑諸闘の物債の高度には著しい相違があb︑且乙の相違︑が教代に亘って存した乙と
lま
一般に認めらる︑所である︒邸ち︑合衆閣の物債の高度は英図よbも高く︑英図は濁逸よb
も ︑
調逸は伊太利よbも高かった︒﹂働かくの如く各図聞の物債水準が異ったま︑園際経済関係が均街肢
態を保って居るのは上越の撹乱的諸要素の幾っかが同時に各園に作用して居るが急である︒しかも
之を貫際に官って何れの原因が如何に多く作用して居るかを明確に知る乙とは困難である︒例へば
アメヲカの物債が一般にヨIロッバ諸園の物債に比して常に高位にあるについてポッグスは︑米園
が少くとも戦前に於ては成熟せぎる債務固として資本の輸入多かbし魚であるとし℃居るが倒︑乙
れには更に米岡の関税の問題︑地理的遠隔等をも考慮しなければならない︒
我閣の物債について云へば︑それは近年引緩いて図際的に高位にある︒大正三年七月を何れも百
として出殺する日︵日銀﹂英︵且コノミスト︶米︵プラッドストηノIト︶の最近の物債を見るに失
の如き持績的相違が見られるのである︒
諭
叢
最近の闘鎚替から見た購買力不債設
i¥. 丸
英図 商
日本 米図
〈大豆〉2 年 100 100 100 主畏
言命 叢 235 203 236 8
281 第 123 200 10
ム/
、 務
148 139 173.0 146.3 138.6 9
4
155.8 128.4 125.5
年 ぅ
, c 5
13G.3 118.2 110.5 5 9
125.9 106.0 100.0
. ,
巳J
6
98.3 95.3 119.0 9 6
98.6 82.1 126.0
年〉
、J
7
九0
乙れを夏に貨幣制度の制使動による矯替相場激越の影響からはなし℃一一暦明に見る免に︑金物債に
123 204
162 166
換算し︑米国及英園の物債を各百としτ
我闘
物侵
割高
の程
度を
百分
率・
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℃も
次の
一如
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は
b
107 170
146 151 97 147
200 14 202
(昭和〉
2年 月169 4 6
12
持頑的割高の扶態を績け℃居る︒向
下名因物債100に童話し
日本金物債
英闘に訴し
米図にJ.tし
131.3 138.9
〈大正〉11年9月
134.9 143.1
12 9
111.7 108.6 129.0
117.5 9
9 13 14
117.2 134.7
15 9
〈昭和〉2 9 120.3 114.1
116.8 117.5
9 3
119.2 120.2
4 9
122.4 126.8
。3
122.5 121.4
9 品
127.3 127.3
6 3
129.8 119.3 132.5
113.6 6 9
。史J》
7
我図のか﹂る連績的物債割高が何によるかは乙L
には論じない︒が︑
貿易制陣の諸制度及購買力
測定の方法がその一主要なる原因究るは明である︒殊に投図民の生活様式︑が間際経済の中心諸問のそ
れに比しτ特殊なるによb重要商品のあるものが闘際的商品たる性質を有せず︑震に物債指数計算
に際しτか︑る商品の圏内物債の割高が指数に重要な影響を持つを常とする︒叉︑地理的に英米に
隔絶する乙とも運賃共他を通じて物債水準不一致を激成する乙とも併せ考へられる︒しかもかくの
如く物債水準の不一致のま﹂で屡か国際牧支が均衡し℃来た過去の事責は︑購買力一半債が魚替の安
定結たるべからぎるを示すものに外衣ら左い︒
以上の理論上の難貼は購買力平慣誌の批評家によっ℃指摘されるところのものであるが︑共大部
分はカッセY
も肢は自ら認めて居た尚︒
購買力平債識の支持者と反卦との意見の分るLと乙ろは乙
れ等の難劫を如何に重要視するかにある︒以下︑吾人の卑見を述べるに先︑だっτ︑先づ購買力平債
設の一五ふ左乙んが如何に賓際の魚替相場に窺はれ︑叉は乙れ等の難結の故に蔽はれてあるかど︑我
が圏魚替の場合にょっτ
見ゃ
う︒
〈ー〉
言主 (2) (1)
橋爪
明男
著︑
貨幣
論︑
三同
一頁
購買力不償設についてカツセル自身の諸者逮は政策論に詳しくして理論的説明に不充分であるo理論的詑切にワいては廿骨髄 論
叢
最近の闘魚替から見た購買カ卒債設
ゴL
f.fi E丞 論 議
第
... 剛
,
、
務
九 迷者の著述によらなければならないOとれ等文献につき︑又理論的設明につき此設を早︿から詳細に我闘に紹介したのは山崎 豊次郎博士︿若干の貨幣問題︑六一一一頁ll一O丸頁︶であって︑高田保馬博士も﹁践買力一牛債訟については山崎博士の見解に
負ふところ断る多い︒その精殺なる見解以外に私の達してゐるととろを考へるこ止は甚だ困難である﹂と一五はれてゐる︵終済
(3)
新準議
第 巻
。七
、賀
、J。
︒富 田O H
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2日
間口 出H
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(4)
︒ 阿世 田 由 ︒
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匂 −
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(6) (δ)
山崎賓次郎表︑前知明書︑入八真に引照
回︒ 民的
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﹇ 口一 件
︒ 円口 一 時 一日 ロ ロ 胆
H J﹃
﹃句
︑円 凶作 凶岡 山内 巴巴 目︒ 山口 吋﹃
2 1 旬︒ロ印可ロ@
5件 目 白
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(8) (7)
東洋経済新報︑昭和七年間月サ一一一日銭ハ一四九六時明︶︑十六頁
︒ 何
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HU− ︒−
E−w
句 −
H向
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﹈ ﹇ 町
AF
一 一
︑
最近圏第替の激動
購買力平債説によってある二悶聞の急替の購買力平債を算出するについて賃際上問題となるのは
計算基準とすべ3相場を如何在る年度に求むべ5
やで
ある
︒
乙の基準相場は在るべく雨間聞の股支
闘係の均衡を得たる︑印ち代表的なる年度に於けるものであるのがよい︒然らぎれば特殊者突礎的
君原因によっτその相場のうけた影響が永久に共平債の中に残留するであらうからである︒金本位
制の下に於℃相場の安定せる年必ずしも悉く趨官ではない︒叉何れの年を選んでも若干の敏黙はあ
らう
︒
乙︑では接表注れた物債指数の便宜共他の事情を併せ考慮して大正三年七月を基準として計
算す
る︒
︵カ
ッセ
Yの選んだ基準相場も一九一四年のそれであった向︒︶先づ今日眼前の問題となって
居る昨年末以来の矯替相場に封し℃購買力平債は突の如く算出遣れる︒
鱗買カ卒債 東京市場相場
38,491) 49,293
(六年十一月
36,600
32,254
32,877 32,920 32,408
32,092
32,915 33,72宮
31,771 44,393
24,592 36,005 34,271 32,204 32,905 31,990 30,469 27,466 十二月
二 月
/\.丹
五 月 六 月 七 月 七 年 一 月
三 月 四 月
此の数字の中に注意に値する二つの結がある︒その一は完全に金本位を離脱した一月以来の六ケ
月間の魚替相場の動向が購買力平債とかなb平行関係はある乙と︑その二は其以後に於℃賞際相場
のみが下降を示して一月以来の平行を破れる乙とである︒
第一の劫には購買力平債説が全く他の撹乱的要閃から解放3れτ︑購買力平債を矯替相場の上に
賞現したかの如く考へ誌せる危険がある︒か﹂る速断は購買力平債がいわれなさ非難を受けるに到
論
議
最近の園矯替から見た勝買力不債設
九
商 毒主 論 叢
第
ムノ、
量昆
九 回
った原因の一つであっτ︑巌に避けなければならない︒共理由は︑第一に︑前記の如く日本の物債
は一割五分乃至二割方図際的に割高である︒購買力平債設の注文通bならば魚替相場は購買力平債
よb二割五分内外の下値であらねばならね︒克に今回の我問のやうな金総出の場合には︑後節に於
て述べるやうな特殊の下落原因をさへ随伴するから︑買際の魚替は之以上の聞きを以つ℃購買力平
債を下廻るべき筈である︒雨者のかくも近接しっ︑運動するは︑他の説明主必要とする︒
共理由の第二は︑一二十六弗乃至三十二弗の魚替は︑営時の日米物債の差異に何等賞際的関係主持
たなかった事である︒圏貨は日本物債︵東京卸貢︶が十一月一一六・丸︑十二月二一Q
・ 一 ︑
月 二六@八︑二月一一一八・三と禁止景気に煽られ℃績騰しっ︑ある聞に貰られたのではなく︑かの大入超 11
1十二月二千八百八十六高国︵前年に比し℃四千六百七高間増﹀︑一月四千五百三十二高国︵前年
に比して四千六百九十七寓閲増\二月四千八百十五高間︵前年に比し℃三千二百三十一寓固増︶ど
はじめとし℃連月の大入超iの代金は既に金本位時代に買られた回貨︵昨年九月以来三ヶ月の弗
買高五億一千寓園﹀で賄はれ℃あった︒会龍︑此の場人口に限らず︑魚替の手官は貿易よh
ノ先
立つ
℃
行はれるを例とする︒であるから我闘でも︑貿易の上での聡出期は七月から始まるが魚替の上では
四月から始まる︒担んや此場合に於℃は十二月中旬以降少くとも一月二月と出来た宜際相場は︑寅
は共営時の購買力の差異には関係なく︑或る婚来に於て起るべ3扶態に艶する諜想の上に成立した
ものである︒乙れには前のものと反艶に魚替相場を割高にする殻果がある ι
主︵魚替下落の跡を顧るに︑金輪出禁止後魚替相場は念落し︑卦米三十八弗買の安値を唱へ︑
時
弗冥筋の国資金手詰b
によ
h四十弗墓に小戻したが︑年末に於ける正金弗頁未決済額一一億七千寓国
と惇へらる︑や念ち三十四弗二分一に惨落した︒翌一月比は︑米岡準備銀行利下げによh同闘のイ
ン ア
ν
ションが具瞳化したのと弗買持筋の貰投も手停って︑新年早I
AT
野支問題による外交闘係の
不利にも拘らず︑上旬から中旬にかけて三十六︑七弗墓に回復した︒然し間もなく上海事援の成行
悪化が映じ℃念反落ど骨げ︑月末には三十四弗墓の安値に掠った︒乙の安値は真に聯盟規約第十六
僚による経済封鎖懸念によって犀迫を受け︑同じ懸念が弗買持筋の責抜けによって一時三十五弗叢
に反騰するの綾はあったが︑月末商鍛英貨債現金償還説︑並に轍入取極めの殺到等の関係によb三
十一弗墓の新安値に墜ちた︒以来三︑四︑玉︑六月にかけて大関乙のレペYを底とし℃の高下はあっ
たが
︑大
幅な
波欄
は殆
どみ
−な
かっ
た︒
此の聞にあっ℃矯替市場が将来を抽出想するに用ひた材料は何れも弱材料であった︒外交関係は上
海事件の一時的解決と共に表面緩和芯れたが︑米闘の依然たる態度と︑一迩3船来に於て審剣者たる
ベ39ットン報告書と聯盟線曾とへの気遣以から︑常に魚替相場の反接傾向を塵へた︒野支貿易︑
滞洲閥開殺につい℃の経済的悲観も乙れに力を貸した︒外交懸念は内に赴曾的政治的不安を生む︒
論
叢
最近の闘魚替から見た鱗買カ平債設
九 五
商
聖襲
論 叢
第
占ノ、
量量
九
ノ、
反民主的運動の勢力構大︑犬養首相の暗殺を絶頂とした暴力行錯の跳梁︑資本家魅迫の流識は︑園
内経済窮迫の結果であると共に共の悪化激成の原因とも考へられた︒圃貨の暴落は貿易勘定を有利
にするとしても二十二億固に徐る外貨公社債の元利耕の前詮を措くし︑殊に財政︵図債十四億七千
寓園地方債二億四千高田
1
i七年三月現在︶に重歴を加へるであらう︒而も共貿易勘定が卦支︑蘭
領印度貿易の悪化︑米閏の不景気と物債高見越轍入との渇に前記の如く大入超を告げ更に環境不良
の魚本年度の成績さへも不安調遣れた︒更に圏内物債は禁止景気から反動的に下落したけれど︑イ
ンア
レ Iu
ヨンを主張する政治的勢力は歴倒的であって其政策賞現の機曾を窺つ℃居た︒y
之の弱材料に交って若干の強材料︑があった︒それは︑米閣の金輪出再禁止気構である︒米関は昨
年のポンド貨異援直後︑一時弗に封する不安に苦められたが︑之は暫にして鎮静に持した︒然し一
九一九年以来のデフレIシヨンは共の経済杢機構の上に座迫となっ℃作用してゐる︒本年には入つ
℃からの米岡に於けるインフレIション的傾向はこの麿迫を旋和する乙とを目的とするものである
︑が︑乙れが弗貨に劃する不安の原因とならうとは嘗事者の期し左かったところであった︒我図では
米困金輪出禁止誌を入れ℃六月一日には株式市場が総崩れを損ずるに到b
︑岡
際的
に弗
の︐
引上
げが
行はれ︑弗の軟弱が園魚替の品騰に反映した︒時冷に起b殊に六月には入ってから起った小反騰は
之ι
ょっ
たも
ので
ある
︒
之れ等の材料が品川替を支へ或は座迫しつつ︑相牽制し或は相激成しっ︑︑大躍に於℃は漸落歩調
を績けた︒乙の向には各闘の関税改正︑殊に潟替ダシピング針抗関税の趨用蹟張があb︑乙れによ
って貿易制限の肢態にも麓動︑があのた︒我岡でも六月の議合で闘税引上が費施主れたが共以前に於
て引上見越轍入が入超の勢主張めるに力︑があった︒そして外閣の関税引上及び我闘の引上見越は共
に居
跡替
にと
っ℃
弱材
料で
ある
︒
しかじ購買力平償説の明示的に環期したこの撹観的原因左前遠の種々の弱材料に張力に抵抗した
ものに︑も一つ購買力平債読の明示的に換期し究撹乱的要因がある︒それは資本の大々的移動なる
要因に相営する︒所謂弗買によって流れ出した豆額の資金は昨年比於℃肢に資金の一大移動であっ
た︒再禁止以後になってそれが輪入代金に嘗℃られたので流入し℃来たのは商品の形に於℃ではあ
るが︑該資金の消粍遣れた結呆に於℃も居地帯に及ぼす効果から見℃もp黄金の還流に等しい︒それは
沸買が資金の移動であったと同じ意味で資金の移動である︒之の資金の大冷的移動は他の軟弱材料
を支
へ℃
飴あ
った
︒
かくの如く︑金輪出再禁止直後︑究けにあbとあらめる撹乱的要悶が一替に出動し℃矯替相場を醗
弄したにもか﹂わらず︑乙の期間に百一つ℃購買力平債が賞際の魚替ととの程度にでも近接の閥係を
保った乙左は各要因の奥へた影響の均衡が偶然成立した例として注意に値する︒
論
叢
最近の国侍蒋から見た購買力平債設
九』
ヒ
商
等差
論 議
第
ムノ、
競
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然るに乙の平行肢態は七月以後になっ℃破れた︒購買力平債が二月を最後とし℃激動をやめ以来
五月に三十一日弗七七一であったのを除い℃は引績3三十二弗を保持して居るのに魚替相場は少くと
も二同比一日一つ℃共水準を引下げて以て事離運動を起した︒部ち六月中旬まで一高一低しながらも兎
に角も三十弗の大牽を維持して居先相場が其下旬に入つ℃共の大闘門を割ってからは︑七月一ばい
を一段安の二十七弗のレベYに終始するに到った︒然し乙の二十七弗墓上の一時的安定も僅々一ケ
月以上左は績かず︑八月比入って早冷又々政しい低下運動を始め︑同中旬には再禁止賞施官時最悪
の場合の魚替下落結として一部のスペキ
A ν
Iターが荷旦に口にした二十五弗ども突破しτ︑
九月
初旬には一時ながらニクヨーク市場の貰唱へ二十弗を芯へ出現せしめた程であった︒そし℃其後や
うやく引返したとは云ふものの昨今に於て二十三︑四蕗を往来する肢態である︒試に本年六月以来
東京市場に於ける相場を記せば次の如くである︒︵三菱銀行相場による︶
最高 32i 31if 32! 31
30 28 27告 26i 27! 27 27! 27~
27i 27量 27会 27号 27.ft 25!
26~ 25!
25 22!
22
22~
22!
24~ 23~
最 低
31号 30%
23 22if 24 此日に事長
る 組 問 6月4臼
11日
18日 25日 7月2口
日目 16日 23日
30日 8月8日 13日
I 20日
27日
9月3日
10日 17日
乙の一帯離運動の原因と考へられる第一のものは︑弗に卦する園際的信認の同復である︒弗の不安
を具臆的に物語った米闘の金流出は六月第二過を頂上として一巡した模様であった︒月の後宇に入
るや直に英米クロッスレートは頴著なる下拡を報じ︑
った︒乙の影響は嘗然回魚替にも反映した筈である︒弗の不安が闘魚替を日珂牒せしめたと同じ訓紅白 ついで聯邦準備銀行は各地相次いで利下を行
で共の信認同復は国免替を下落せしめた︒そし℃乙の原因は弗の現賓の購買力とは何の関係をも持
た本いものである︒強いて一去へば︑勝・来の購買力ど諜想してこれを現在の魚替相場に反映したと云
ふべ
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︒然
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冷金
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貨幣
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る︒
共卦
外債
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使化
︑が
闘魚
替に
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と一
五つ
℃も
その程度は知れたものである︒それが注意に値する所以は一弗か二弗の下落を起した三とにあるの
ではなく︑むしろ他のよb重要な原因の費動にスタートを奥へた乙とにある︒
他の原因とは固の側に於けるインフレ
I U
ヨV
ン政
策貫
施の
確貫
化で
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︒
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要とする事情︑或はよ
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A 平に云ム−ならば之主要求する意見は︑我固に於て金再禁止のはじめから
強力に存在して居た︒否︑かkる事情乃至は意見が共の途行に不可快の準備として再禁止を敢行せ
しめたのである︒尤も︑再禁止を行った政府自身は巌にインフレーションを警戒するの策を採った
が︑我闘の都部経済の窮迫肢態及び満洲事件等の閥係から︑結局に於てある程度のインフレ
Ih yヨ
ンは不可避である乙とが察せられた︒金融嘗局が表面上イシプレーション警戒の態度を未だ緩めな
論
議
最近の国鋳替から見た燐買力平領設
九 九
商
善主
占ノ、
務
一OO
論
第 叢
いで居た時に於て芯へも日本銀行の勘定に於ては肢にインフレーションを可能ならしむべき当時準備
がな詰れつLあった︒試みに本年一月から六月︵各月央︶に到るまでの日銀政府関係勘定の麓還を顧
れば共の如くである︒単位千問︒
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印ち日銀の公債買入と性質を等しくする政府一一時貸金は︑二月まで三百高岡弱であったのが︑五
月には七千五百飴高固に増加し且共股態を持鰻して居b︑また政府勘定特殊現金は二月まで八百高
国墓に過ぎなかったものが三月から政府が金主買入れ始め︑それが此勘定に附加ったため︑四倍宇
以上に増加した︒加之︑政府営座預金は三月を頂上として以降蓮月蹴少ど一不し︑公位所有高は殆ど
持鈍化してゐない︒一去よまでも忍く日銀の政府一時貸金︑公債所有高及政府勘定特殊現金は殖える伝
従っ
て︑
叉政府嘗鹿預金は減少するに従つ℃︑市場の資金を豊富にし︑インフレーションを起すも
のである︒然し乙れだけでインフレーションが宜現したと一五ふことは出来まい︒乙れ等政府勘定に
よって旗大された信用通貨が市中銀行を通じ℃日銀に還流するならば事賃上の一インフレIhy
ヨン
は
末︑だ起ら在いのである︒同じ期聞に於ける日銀民間貸出及預金の肢態は明はとのことを物語る︒剖
ち貸出︵割引手形︑貸付金及魚替貸付︶に於て八千七百飴寓園を牧縮し一般預金に於て約七千六百
六十鈴高聞を増加し︑A口せ℃約一億六千四百高閣の資金が市場から四肢せられ日銀に還流した 6そ
して乙れは正に政府諸勘定に於τ
イン
フレ
Iシヨン的殻果を持つ前記諸項目の合計に大差ないので
ある︒是と共に銀行器提行高も季節的原因の魚に却って減少を忌へ示して居る
︵一
月十
六日
十億
千傑寓園︑六月十八日九億六千飴寓固︶︒
かくの如く日銀政府勘定による信用通貨の旗大は先づ市中銀行の資金を潤躍ならしめる乙とによ
つ℃僅にインフレーションの基本的準備を完了したばかのである︒然し︑その結果とし℃金融は経
設と攻hノ金利は引下げられ︑金利の引下は事業の振興を促進し︑事業の振興は直接には物資の購入
の形に於てそれ自身︑間接には勢銀支捕を通して︑購買力の増大を招来し︑以℃途にインフレ
I U J
ヨンを質調するであらう︒既に三月十日と六月四日の二向に一旦って日銀の公定割引歩舎は四屈方引
下げられ︑近く郵便貯金利子引下も賞現するばかbになって居た︒我園の現肢を以℃しでは避ける
論
叢
最近の関銭脅から見た購買力卒債設
。
商
E事
論 議
第
ムノ、
競
。
乙との出来ないこの金融営局の行動を原因として必然的に珠想されたインフレIジョンは︑共の賞
視に
迄か
先︑
だっ
τ︑他のあらゆる理由よb強く魚替相場を︑兎もすれば︒購買力平債以下に抑へやう
とする力であった︒そして下落した矯替が更にインフレーションの貫現を促進する逆作用亦インア
レージョン賃視に力を借すのである︒
か︑︑る充分の殻想に加へて︑第六十二議舎は公債のよ
hy
一層の増穫を必要ならしむる諸法律︑資
本逃避法︑園債復活法︑日銀保詮準備接行限度蹟張等の通過と︑時局匡救の決議とによっτ
︑イ
ン
プレ
ーし
Vョン賞現の魚の諸準備進捗を明確にした︒そし℃乙れ等の諸問題について議曾開合中及び
共後に起った興味酬の趨向は議曾が公 a式に表明した結論以上にインフレ
I U
Vヨンの念迫せる乙とを物
語っ
た︒
インフレーションで園を頁るには︑もはや乙の議舎でな詰れた時局匡救決議によって再曾
せられた第六十三議曾の結果を待つまでもないと云った態度が矯替市場に窺はれた︒九月初旬に相
場がや︑戻したについて︑市場は第六十三議曾の結果が理想して居た程のインフレーション政策で
一年前の我園民の思ひも及ばなかった財政上の大冷的膨脹はなかった急だと註標した位であるぬ︒
諸政策でもが却つ℃魚替を反接せしめる結果となったのである︒
インフレーション見越のほかに︑一帯離運動の原因とし℃は本年度︑殊に下期貿易悲観がある︒上
期比於て魚替安の定石通bの輪入滅がなく︑却って前述のやうβ援態的主資金に支持3れτ︑意想