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「国際日本学」刊行にあたって

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Academic year: 2021

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「国際日本学」刊行にあたって

著者 中野 栄夫

出版者 法政大学国際日本学研究所

雑誌名 国際日本学

巻 1

発行年 2003‑10‑31

URL http://hdl.handle.net/10114/00022549

(2)

「国際日本学」刊行にあたって

中野 栄夫

本論集は、私たちが展開している「国際日本学」プログラムに参加しているメンバー の、これまでの研究成果を収録したものである。まず、この「国際日本学」プログラム について、若干の説明を加えておこう。

「国際日本学」プログラムは、「国際日本学の総合的研究」と「日本発信の国際日本学 の構築」とからなっている。「国際日本学の総合的研究」は2002年度に採択された文部科 学省の私立大学学術研究高度化推進事業の学術フロンティア部門に申請して採択された プログラムであり、「日本発信の国際日本学の構築」は2002年度に採択された21世紀 COEに申請して採択されたプログラムである。この2つのプログラムは、密接な関係に あるが、前者は主として研究環境の整備をめざし、その基本メンバーは学内者に限られ ている。それに対して、後者は外国の研究者をも基本メンバーとし、研究に力点が置か れているといった相違がある。前者のプログラムでは6つのチーム(プロジェクト)、後 者のプログラムは8つのチーム(タスクフォース)を編成して研究を推進する企画であ るが、両者は密接に絡み合うので、現時点では以下の10のチームに分かれて研究を展開 している。

1.日本研究事情

2.西欧と日本―外国の日本学研究事情―

3.アジアの中の日本―アジアの中の日本学―

4.蝦夷・アイヌの文化と歴史―日本の中の異文化―

5.世界の中の能楽

6.東アジアの中の沖縄―日本の中の異文化―

7.古典文化と民衆文化 8.風土が作る文化

9.国際日本学インスティテュートの運営 10.成果の情報化と活用

さて、私たちが展開しているプログラムでは、活動報告ないし成果の発表の場として、

国際日本学研究所・国際日本学研究センターの年間事業報告書である「年報」、シンポジ ウムなどの成果報告書である「研究報告」、メンバーの研究成果の報告書である「成果集」、 企画事業の報告書である「研究叢書」を刊行する計画であり、本書はそのうちの「成果 集」として位置づけている。

すなわち、本論集はわれわれが展開している「国際日本学」プログラムの成果報告集 である。私たちは、「日本学とは何か」ということを考えながらプログラムを推進してい るが、本論集に収録されている成果すべてにその意図が貫徹しているわけではない。そ れは、現時点では、まだ共同研究の進展が緒についたばかりの段階であるという事情に よるものであるので、その点は、ご了解願いたい。

本論集が、これからの「日本学研究」に資すること、大であることを願い、刊行の辞 としたい。

参照

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