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表-1 養生方法と期間

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Academic year: 2022

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(1)Ⅴ− 25. 第39回土木学会関東支部技術研究発表会. 簡易な 簡易な真空吸水試験を 真空吸水試験を用いた耐久性 いた耐久性評価 耐久性評価システムの 評価システムの検討 システムの検討 芝浦工業大学 学生会員 ○原本 芝浦工業大学大学院 学生会員 芝浦工業大学 正会員. 康則. 井ノ口 公寛 伊代田 岳史. 表-1 養生方法と期間. 1. 目的 コンクリート標準示方書[施工編]には「養生」とし 方法. てコンクリート打設後一定期間は湿潤状態を保たな. 期間. 1. 3. 材齢 5 7. 9. 28. 水中. 28日 5日 湿布 7日 5日 型枠存置 7日 28日 気中 1日 3日 後養生 5日 28日. ければならないことが明記されている.その養生方 法としては,コンクリート外部から水分を供給する 方法であるが,建設現場では様々な要因で示方書通 りの養生が出来ず,打設時の型枠を存置する期間を 延長することによって養生の代用とすることが見ら れる.しかしながら,湿潤養生と同等の性能を有す るかは不明である. そこで本研究では,中性化促進試験と真空吸水試 験を用いて,型枠存置が湿潤養生と同等の性能を有 するのかを定量的に評価すること,ならびに真空吸 水試験を簡易的な耐久性の評価方法として確立する ことを目的とした. 2. 実験概要 2.1. 試験体概要. 使用したセメントは普通ポルトランドセメント (N),高炉スラグ微粉末を 50%置換したセメント. 図-1 養生条件による真空吸水面積率. (BB)の 2 種類とした.また,それぞれ水セメント. 真空環境に 3 時間入れて吸水させた.割裂後,水の. 比は 55%,単位水量は 174kg/m3 に統一した.養生. 吸い上げられた領域から全断面積に対する水の吸い. 方法は表-1 に示すように試験体に外部から水分を与. 上げられた面積の割合を算出し,真空吸水面積率を. える方法として水中養生・湿布養生,試験体内部か. 求めた.. らの水分逸散を防ぐことに着目した型枠存置,打設. 2.3. 中性化促進試験. 翌日に脱型を行う気中養生の 4 種類とした.また,. JIS A 1153 を参考に 100×100×400 ㎜の角柱供. 真空吸水試験についてのみ翌日脱型後に一定の乾燥. 試体を使用し,中性化促進装置(促進環境:20℃. 期間を置いてから 1 日湿布養生を行う方法(後養生). RH60% CO2 濃度 5%)にて行った.試験材齢 1,2,3,. を追加した.試験開始材齢はすべて 28 日経過後に統. 4 週で 40 ㎜ずつ割裂し,中性化深さを測定した.中. 一した.. 性化深さは測定点 6 点の平均値とした.. 2.2. 真空吸水試験. 100×100×50 ㎜の角柱試験体を使用し,試験の前. 3. 実験結果 3.1. 真空吸水試験. 処理として 40℃の乾燥炉で 5 日間乾燥させた.その. 養生ごとの真空吸水面積率を図-1 に示す.セメン. 後,試験体側面にアルミテープをシールし,バット. ト種類に着目すると N では,養生期間が長いほど真. に設置し試験体底面から 5 ㎜まで浸るよう水を入れ,. 空吸水面積率が低下していた.また,湿布養生,型. キーワード:養生,型枠存置,真空吸水試験,中性化,劣化予測 連絡先〒135-8548 東京都江東区豊洲 3-7-5 芝浦工業大学 TEL03-5859-8356. E-mail h08070@shibaura-it.ac.jp.

(2) Ⅴ− 25. 第39回土木学会関東支部技術研究発表会. 枠存置の真空吸水面積率に大きな違いは見られない ことから,型枠存置期間の延長による劣化抑制効果 があることが分かる.しかし,BB では湿布養生の真 空吸水面積率が小さく,型枠存置では大きいことか ら、外部からの水分供給をすることがなければ、養 生としての効果が得られにくいと考えられる.また, 後養生は N・BB 共に若材齢の段階で行えば養生の効 果があることが認められた. 3.2. 中性化促進試験. 図-2 養生条件による中性化速度係数. N と BB では中性化の進行に違いがみられたため N は 4 週,BB は 2 週までの中性化速度係数を図-2 に示す.N では,真空吸水試験と同様に養生期間が 大きく影響し,湿布養生・型枠養生の間に大きな差 はない.一方,BB では気中養生以外のすべての養生 方法・期間においてほぼ同一の結果になった. 3.3. 真空吸水面積率と中性化速度係数の関係. 真空吸水面積率と中性化速度係数の関係を図-3 に 示す.N・BB 共に線形関係があることが認められる. この関係を用い,後養生の推定中性化速度係数(㎜. 図-3 真空吸水面積率と中性化速度係数の関係 気中1日. 後養生 5 日が N[2.80] BB[6.36],後養生 28 日が. 100. 型枠存置5日. N[3.62] BB[8.80]となった. また,実験から求めた中性化速度係数及び図-3 か ら推定した中性化速度係数を使用して,長期的な中. 推定中性化深さ ㎜. /√週)を求めると,後養生 3 日が N[3.00] BB[5.51],. 120. 湿布5日. 80. 型枠存置7日 60. 性化進行予測を図-4,5 に示す.N では湿布養生・. 湿布7日. 40. 型枠存置28日. 20. 水中28日. 後養生3日. 0. 型枠存置によらず養生期間の長さによって,BB では. 0. 20. 水分供給の有無が劣化進行の進度に影響している.. 40. 60. 80. 100. 後養生28日. 経過年数 年. また,後養生は N・BB 共に早期に行ったものは劣化. 後養生5日. 図-4 N を用いた場合の劣化予測 120. 気中1日. 4. まとめ. 100. 型枠存置5日. 本研究の結論として以下にまとめる. (1) N を使用した場合は養生する際,外部からの水 分供給がなくても内部の水分逸散を防ぐことがで きれば,養生の効果を発揮することができる. (2) BB を使用した場合は内部からの水分逸散を防 ぐだけでは養生として不十分であり,外部からの. 推定中性化深さ ㎜. 進行を抑えることができると予測された.. 湿布5日. 80. 型枠存置7日 60. 湿布7日. 40. 型枠存置28日. 20. 水中28日. 後養生3日. 0 0. 20. 60. 80. 100. 経過年数 年. 水分供給を行うことが不可欠である. (3) 真空吸水試験と中性化促進試験は高い相関関係. 40. 図-5. 後養生5日. 後養生28日. BB を用いた場合の劣化予測. があることから真空吸水試験でも耐久性の評価が できると考えられる. (4) 真空吸水面積率から中性化速度係数の推定が可 能になることによって,既存の方法より簡易的に. 構造物の中性化に対する耐用年数を求めることが できるようになる..

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