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黒沢病院脳卒中センター開設早期における下部尿路症状診療の現状

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Academic year: 2021

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座長:幸 英夫(獨協医科大学) ビ デ オ 15.当院におけるロボット支援前立腺全摘除術―腹膜外ア プローチの経験 岡 大祐,中嶋 仁,牧野 武郎 悦永 徹,齊藤 佳隆,竹澤 豊 小林 幹男 (伊勢崎市民病院 泌尿器科) ロボット支援前立腺全摘除術は経腹膜アプローチが一般 的だが,症例によっては腹膜外アプローチが望ましい場合 がある.2016年 3月∼2016年 5月に行った,当院での腹膜 外アプローチ初期経験 7例を報告する. 体位は仰臥位 10 ∼25度頭低位とし,臍下に皮膚切開を加え,支指で鈍的に 腹膜外腔を剥離の上,バルーンダイレータで拡張.カメラ ポートを留置し左側に 12 mmポート 2本,右側に 12 mm ポート 1本と助手用 12 mmポート 1本,5 mmポート 1本 を留置した.腹膜外アプローチを選択した理由は腹部手術 歴が 4例,脳動脈瘤 1例,緑内障 1例,心機能障害 1例で あった.7症例のうち D,Amico 類で intermediate risk 4 例,high risk 3例.手術時間は 189 (中央値),コンソール 時間は 162 (中央値),尿込みの出血量は 100 ml(中央値), 断端陽性は 3例,周術期に重篤な合併症は認めなかった. 腹膜外アプローチは,安全に施行可能であり,経腹膜ア プローチが困難な症例に対して,有効な選択肢と思われた. 16.ロボット支援腎部 切除術の初期経験 竹澤 豊,岡 大輔,中嶋 仁 牧野 武朗,悦永 徹,齋藤 佳隆 小林 幹男 (伊勢崎市民病院 泌尿器科) 服部 一紀 (聖路加国際病院) 症例 :40歳台,男性.検診で右腎腫瘍を指摘.上極外側に 2 cmの充実性腫瘍.T1aN0M0,R.E.N.A.L.スコア:4p. 尿管カテーテルを留置.完全側臥位.カメラポートは臍横, 傍腹直筋に造設.ダビンチ用ポートを 2本,助手用ポート を 2本,肝挙上用ポートを設置.ロボット右手にモノポー ラーシザーズ,左手にバイポーラーメリーランド鉗子を利 用.腸管と肝を授動.腎動脈を同定し剥離.腎被膜を露出し, ロボット用超音波プローブを入れ,腫瘍の部位を同定.モ ノポーラーシザーズの凝固で切除ラインをマーキング.助 手がブルドック鉗子で腎動脈を遮断.腎実質を切除.腎実 質の血管断端を凝固.腎杯を 3-0吸収糸で閉鎖.腎実質は 2-0吸収糸を い,スライディングクリップ法で連続縫合. 血流遮断時間は 29 .術後合併症なし.病理は淡明細胞癌. ロボット支援腎部 切除術は腫瘍切除,止血,縫合が確実 に行え,有用な手段である. 17.後腹膜アプローチによる体腔鏡下透析腎癌摘除術 木村 貴明,清水 俊洋,黒澤 明 南木 浩二,八木澤 隆 (自治医科大学腎 泌尿器外科学講座腎臓外科学部門) 【はじめに】 現在わが国の透析患者数は 32万人を超え, 透析患者全体が高齢化している.透析腎癌は通常の 20倍 と高率に発症している.透析腎癌の特徴は多囊胞性と萎縮 性が挙げられる.今回,透析腎癌に対する後腹膜アプロー チ根治的腎摘除術の有効性を紹介する.【方 法】 側腹 部 3ポートで手技を行う.後腹膜を拡張し,外側円錐筋膜 を切開後,腎周囲脂肪ごと腎臓を剥離する.十 に剥離し たところで,尿管を剥離切断する.その後腎動静脈を剥離 切断する.腎臓を遊離したら Pfannenstiel 切開を置き,Ed-noCatch TMで対外に取り出す.【まとめ】 操作腔の 狭さが難易度の上昇に繫がってる後腹膜アプローチだが, 萎縮した透析腎癌には有効な手技と えられる. 臨床的研究 18.黒沢病院脳卒中センター開設早期における下部尿路症 状診療の現状 曲 友弘,佐々木隆文,林 拓磨 狩野 臨,小倉 治之,黒澤 功 (社団美心会黒沢病院 泌尿器科) 【はじめに】 2014年 7月より脳卒中センターが開設され, 患者発生の段階で脳外科病棟看護師がメールで連絡,対応 する形式とした.【対象と方法】 現在の診察形式以降の 症例を対象とした.年齢,原疾患,LUTS,当科的治療等につ いて検討した.【結 果】 2016年 5月までに 133例の診 察依頼があった.年齢は 30-98(中央値 80)歳であった.疾 患は脳梗塞 69例 (52%),脳出血 24例 (18%),クモ膜下出 血 10例 (8%)などで,LUTSは排尿困難 63例 (47%)(尿閉 57),頻尿 54例 (41%)などであった.治療は,経過観察が 18 例見られ,尿閉 50例中 38例 (62%)でカテーテル離脱でき た.【まとめ】 脳外科医師の依頼がなくても,看護師等の 判断で診察依頼可能なシステムが構築された.医師の目が 届きにくい現場の意見がより反映されると同時に,迅速な 対応が可能となった. ―311―

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