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屋根の雪除けについて

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Academic year: 2021

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(1)Title. 屋根の雪除けについて. Author(s). 竹内, 茂. Citation. 北海道學藝大學紀要. 第二部, 5(2): 38-41. Issue Date. 1954-12. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/5453. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 第5継 第2号. 北 海 道 学 塗 大 学 紀 要 (第二部). 2月 昭和29年1. 屋 根 の 雪 除 け に 就 い て 竹. 内. 茂. 北海道学婆大学旭川分校物理学教室 54年1月3 19 1日受付) (. Shigeru lhKEじc l r l: S tudy ofthe Snowshed on the Roof. l . 緒. 言. 昭和28~29年の旭川地方は初雪が消えない内に根雪になり、 短時日の間に相当積って其の後温暖が続 い た 鰐. に、 昭和28年11月 頃には屋根の雪が急にたり落ち始め、 煙筒の倒壊雪除の落下等被害の著 しいものがあり、 こ のことは旭川地方に限らず全道で見られた現象であり、 筒集合煙筒の場合には余り被害は被らないが未 だ 殆 ん どの家屋は丸煙筒の前方に雪除けを附けてあるものが多いので、 実際屋根から雪がたり 落ちる時雪が 当らなけ. れば 煙筒は倒れない。 今二等辺三角型の雪除けを如何に取りつけると、 それにか る雪の抵抗が最も少いかに つき、 筆者は実験的に屋根の模型を作り雪を載せて雪除けにか る 重量を測定し認むべき結果を 得たのでこ に報告する。 本文を草するに当り種々の御教示を賜った学馨大学旭川分校沢田孝士教授並びに 測定の際援助を 受けた学生、 柴田修二、 年沢秋諺、 阿部三郎、 高林明穂、 星野恒、 鉄川幸春の諸君に対し深甚なる感謝の意を 呈する次第である。. 2 . 測. 定. 方. 法. トタン板を切って第1図 A の如き避装置の模型を作 った、 7個共中lo cm 高さ5cm にして置き0だけを400 からlooo までloo置きに してそれぞれ二等辺三角形型のものを作った。 中と高さが一定に してある関係上角度 の小さい物程長くなり大きい程短くなり。 これは 実物の中80cm 高さ40 cm の物に比べると側面積に於いて64 第 2 図. 第 1 回. 9な仇 00度・ /. 鰐鍬 、. 瑠 z. A ; 雪除け (桜). B ; トタン. C; テ グ ス. B;. o 3 3. F 一・ 一 i 洋 i. 雪の境界線 S; 雪 H ; 電熱器 K ; 滑車 Z ; ゼンマイ・ 秤. - 38 -. D; 机 M ; 尺度 F; 鎧.

(3) . 内. 竹. 茂. 分の ”こ相当する事になり、 家屋の模型も同様にして第2図の如く木の枠の周囲を鎧Fで 包 み 斜面にはトタン 0W) H を入れて熱する。 トタン板の上には約7kg の 板B を載せ、 中にはストーブ熱の代用として電熱器 ( 120 雪を EB 間に載せ、 下方には襖 A をさし込みその先端をテグス C で縛り雪 S と ト タ ン B の間に C を延ば. して来て、 滑車 K に巻いてゼンマイ秤 Z に吊した。 その時 B の側面にスケールをつけ S の変位を読んだ。 D を置いて9 5cm の高さにした。 最初雪を B に入れて来て模型に載せる時には角 0 に し す ぐ測定を始めた ストップウオ 0 2図の装置にし 0 度を2 位にしてすっかり第 てから静かに角度を33 。 、 ’ ッチを用いlo秒毎に ゼンマイ秤 Z やスケール M を読んだ。 室温は14oC~15oC であった。. この家屋の模型の下には机. 3. 測 定 の 結 果 測定に於ては始めは割合に早く S が動いたが、 だんだんと動かなくなりたこれは H よりの熱により雪がとげ. てとり乍ら襖 A と雪 S との抵抗により速度が減 じて行くものと考えられる。 今lo秒置きに雪の重量 WKgwt と変位 dcm をグラフにとると第3図乃至第9図の如くなる。 第 3 圃 第 6 回 w侍wも. . , ,,. . . . . .・ :, ,, . 菟 W. .. ,〆. / 2 3 女. 6 7 β 夕 / /吃 り/. . . ・ . , . ・ . .. 第 4 回. ・ . 、 ・ ・ .. . ・ ‐ . . ・ . . ・ . ・ . . . ‐ . . ・ ‐ . ・ ・ . . ・ ・ ・ ・ . ・ ・ . . ・ ・ ・ .. . . ↑ 第 7 園 ず. L o 乙 3 女 ゞ 6 7 8 9ノ リ/ // 2. . 〆. . ・ . ・ -. 第 5 圃. ,. 、、 ,. W. W. 〆卿. . 0 ′ 2 3 ダ ず 6 7. 9一 -3. 2 0 ′ 2 3 女 小‘ フ 8 9′ 。′ /′. っ.

(4) . 屋根の雪除けに就いて 第 8 国. ‐. 第 9 回. .. ‘ば. ・. ド. ・. ・ . . / 23. 6;′ こjt 伽. ′/ 乙 夕/ o′. ′. ,. . 2↑. / 2 3 女 ゞ 6 7 淫 タ ル/ / /乙. . この時間;t と重量; W 変位;d との間には略拠物線的な関係があるが1 2分位経つと何れも 動かなくなった。 A S の抗力の最大と がか る時の襖 考えられる。 筒傾斜を330 以上にしても仲々落ちず、 500 この重量は雪. W. 以上位になると急激に落下した。 そこで各種の襖 A にか▲る を グラフにかく と第lo図の如くになる。 1. 第. 角. 度 βo. 40. 50. 60. と d の1 ・ l ax をとると第1表の如くでこれ. 表. 1. 70. 80. 1. 100. 90. 重量. Kg n ~t. 2 62 .. 2 95 .. 2 90 .. 61 3 .. 4 11 .. 2 69 .. 2 21 .. 変位. cm. 60 3 .. 2 40 .. 2 55 .. 5 65 .. 75 3 .. 80 3 .. 4 20 .. 第. 10. 圏. ′ ′ / ′ / -′ - r- ′ ′ ′ ′ ′ ′ ′ ′. ′ . /. ′ \ “ ′ ′ ′ ′ ′ \ ′ ′ ′ ′ . ′ r 6 0. 0 7. 4 . 結果に対する考察 00 まではだんだんと重量が増 し、 600 で少 し減るが900 にな 以上の如く各度について比較すると400 から8 ると叉減少して行き叉変位は looo で最も多く次は9oo 800400 である。 こ で変位が大きくて重量の小さいの 0 であるがこれを更に 別な角度から試験 して見 は looo でその次は400 なのである。 尚最も重量の多いのは80 る事にする。 今度は逆に雪を静止させて襖を動かすのであるが 速度によって秤の目盛の一定の値を 示さず振動. 乍ら 襖を動かすと各 A はそれぞれ一定の目盛 するので仲々読み取りにく かったが大体25cm/ e c の速度を保ち・ s りを指 し示して第2表の如くになった。. 2. 第 角. 度 βo. 抵抗力. Kg n晒. 40. 50. 0 65 .. 0 75 .. 60 75 1 .. 【 40 -. 表 70 2 00 .. 80 2 70 .. 90. 1. 2 25 1 .. 100. 2 lo ..

(5) . 茂. 内. 竹. 0 に於いて max の力がかふる事である それで これを第10図と比較 して気のつく事は何れから考えても80 。 0 大体 80 の襖 A は最も雪の抵抗が大きいと云えよぅ。 その他の角度では 増減の傾向は同じ様であるが只始め. の実験の場合と少し係件が違うので実際屋根の雪除けにか る重量は 前 者 のデr 夕-の場合が妥当であろう。 始め A に雪の重量がか〉りその摩擦力と圧力により雪の運動が減速されてだんだん静止するものと思われる。. る雪の重量はトタン板 B との摩擦を省略すると 0 でl i 0 Wkgwt×s nax で n330 の力で A に作用するのに対しその Z にかかる重量は 角度によ り違い特に8. A にか. あるのは A の側晒 の摩擦力と雪への圧力の和が大きく雪に働き、 そのま 雪と共にずり落ちて来るものと考え られる。A に対する抵抗が弱ければ雪はそのま}ずれて A には余り力が加わらないであろう。1何れの角度の A にしてもそれぞれ S への抗力によって雪を静止させるのである。 それで実際第lo図から解る様に 自然落下に於いては トタンの雪除けの場合800 は避けるべきで材料の少い事. o が妥当であるが安定度から云うとそれに近い 抵抗力で材料はか る が 400 の方が良いであろう に於てはloo 。 只此の実験に於いて 800 にか る雪の重量は max である事が照る。 尚此の時トタンに淵をつけた 理由は実際 屋根の雪 は広いので 側面へ圧力を及ぼした場合淵のある方 が 妥当であろう。 実際当 地方で屋根の雪を観察する 5の層に分れて居り煤煙の篇に恰も樹木年輪の如くに判然として居た。 上 29 と( cm で断面は1 ,25) 高さは60 ,1 平均をとると0 0 8下層は0 2 4であ 18であるので大体実験した雪と同程度 層の雪の比重は0 ったので各層よりの . . . 0 1 トン屋根に重量がか っている事になる。 併し前の実験よ と見倣される。 叉勾配は30 なのでlo坪の家で約4 . り考えて雪除けにか る力は、 それ自身が雪を切る力と 考えられるので 断面積に比例 した力が働くと考えられ. る。 それで中80 cm 高さ40cm の雪除けをつけた場合には襖 A にか る抗力の64倍働くと思われるのでこれを 屋根の上に 附けた場合にいくらの重量 が力“ るか、 その力は何ダイ ンか、 それを針金でg1張ると Gm2 のもの が必要でそれは規格 BS,no いくらか、 尚此の場合安全率は8倍で普通2本の針金で 引張っているのでその係. 件を入れた時の針金の規格は安全率 BS ,no いくらかにつきそれぞれの角度にか る max の重量より換算す ると第 3表の如くになる。. 。1 β. 角 度 重. 量. o 4. 1. 5 o. 第. 3. 1. 6 o. K醜 1 蹴81 脱8. 表. o - 9 o - o 1 8 - 7. 鵬, 6. 23Lo41. 焔, o 41 m61. m ,4L44. 8 ダ イ ン ×10. 64 1 .. 85 1 .. 82 1 .. 2 26 .. 2 58 .. 69 1 .. 39 1 .. 面. 積 Gmg. 5 48 .. 6 17 .. 6 06 .. 7 55 .. 8 59 .. 62 5 .. 62 4 .. 直. 径. mm. 64 2 .. 2 80 .. 2 78 .. 3 lo .. 3 31 .. 68 2 .. 2 43 .. 格 BS .no. 9. 9. 9. 8. 7. 9. lo. 安全率 BS .no. 3. 3. 3. 2. 2. 3. 4. 規. 考 女 献. 参 吉田順五、 藤岡敏夫著 応用物理 Vol .17 No .8~9. - 41 -. PP.273~275.

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