• 検索結果がありません。

ラボラトリー方式の体験学習の長い歴史

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "ラボラトリー方式の体験学習の長い歴史"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

ラボラトリー方式の体験学習の長い歴史

 ラボラトリー方式の体験学習が誕生するのに大きな貢献をした、クルト・レヴィンが誕生し たのは1890年9月9日で、2015年度はクルト・レヴィンの生誕125周年でした。また、ラボラ トリー方式の体験学習の中核である、Tグループが誕生するきっかけとなったのが、1946年夏 にコネチカット州で行われたワークショップでした。そのワークショップが開催されてから、 今年で70周年になります。  1946年に行われたワークショップが契機となり、翌年の1947年夏には、ラボラトリー・トレー ニング(当時の呼称はBSTグループ;BSTはBasic Skill Trainingの略)が3週間にわたり、メ イン州ベセルで実施されました。これが最初のラボラトリー方式の体験学習です。つまり、ラ ボラトリー方式の体験学習の歴史は、まもなく70年になろうとしています。  日本では、最初のTグループ実施が1958年でした。そして、ラボラトリー方式の体験学習を 中心とした教育カリキュラムを有する学科として、南山短期大学人間関係科が誕生したのは 1973年、当センターの前身である、南山短期大学人間関係研究センターの設立は1977年です。 このように、日本のラボラトリー方式の体験学習の歴史は、最初のTグループ実施から55年以 上、南山においても40年以上の歴史を有しています。  このラボラトリー方式の体験学習の長い歴史は、創始者のクルト・レヴィンをはじめ、 NTL Instituteのメンバーや、日本の体験学習の発展を担ってきた諸先輩方のご尽力によって 育まれてきました。当センターは、日本のラボラトリー方式の体験学習を推進する機関として、 これまでの先人のDNAを今に引き継ぎ、今後さらに発展させていく使命があります。  当センターは、ラボラトリー方式の体験学習を中心とした公開講座の開催などを通して、人 間性豊かな社会の実現に貢献することを目指しています。本号の特集は「体験学習」であり、 その特集の一つとして、当センターの発展に貢献されてきた星野欣生氏、グラバア俊子氏、津 村俊充氏による公開講演会(座談会)の逐語が掲載されています。他にも、体験学習や人間関 係に関する論文、資料、実習が掲載されています。当センターの目的である、「人間関係研究 を行うとともに、その成果を積極的に公表する」ことが具現化された、この紀要「人間関係研 究」をお読みいただき、体験学習や人間関係に関する知見が共有されることを願っています。  ちなみに、ラボラトリー方式の体験学習の推進を担ってきた世代は、以下の4つに分けられ るように私は考えています。日本への導入時を経験した第一世代(70代を越えた方々)、南山 短期大学人間関係科の教育に多大な貢献をされてきた第二世代(60代)、第一世代や第二世代 の皆さんに育てられてきた、私たち第三世代(40∼50代)、この南山大学の中でラボラトリー 方式の体験学習のDNAを引き継いでいく第四世代(30∼40代)です。2016年3月末のグラバ ア俊子氏の退職に伴い、第三世代と第四世代にバトンが引き継がれたことになります。ラボラ トリー方式の体験学習の長い歴史に育まれたDNAを継承しながら、日本における人間性豊か な社会の実現に向けて、当センターはこれからも前進していきます。 南山大学人間関係研究センター長 

中 村 和 彦

参照

関連したドキュメント

支援級在籍、または学習への支援が必要な中学 1 年〜 3

一般法理学の分野ほどイングランドの学問的貢献がわずか

モノーは一八六七年一 0 月から翌年の六月までの二学期を︑ ドイツで過ごした︒ ドイツに留学することは︑

具体的な取組の 状況とその効果 に対する評価.

具体的な取組の 状況とその効果 に対する評価.

 講義後の時点において、性感染症に対する知識をもっと早く習得しておきたかったと思うか、その場

SDGs を学ぶ入り口としてカードゲームでの体験学習を取り入れた。スマ

これに対し,わが国における会社法規部の歴史は,社内弁護士抜きの歴史