JAIST Repository: Cat-CVD膜を用いた薄膜トランジスタの研究
2
0
0
全文
(2) A21p4. CatCat-CVD 膜を用いた薄膜トランジスタの研究 堤 隆之(松村研究室) 【はじめに】液晶ディスプレイにおいては、画面を構成する 100 万個以上の各画素ごとにスイッチング を独立して行っており、これを担っているのが薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)であ る。この TFT の製造コストを下げるために、製造時のパターンマスクの転写回数を減らすことが求めら れる。このための手法として、チャネルエッチ法があり、この技術を用いたボトムゲート(ゲートが下 にある)型 TFT の製作が求められる。この場合、TFT 材料として用いられているアモルファスシリコン (a-Si:H)層に 200nm 以上の膜厚が必要とされ、この a-Si:H の高速堆積が必要となる。従来用いられ てきた PECVD 法では堆積速度が低く(約 0.3 nm/s) 、ガスの利用効率も数%程度と悪い。一方、Cat-CVD 法により、1015 cm-3 台と欠陥密度の低い高性能な a-Si:H 膜の高速堆積(1.9 nm/s)に成功しており、 ガスの利用効率も 30%以上と高い。 そこで本研究ではこの高速堆積 a-Si:H 膜をチャネル層に用いた TFT の作製の可能性を調べることを目的に本研究を行った。TFT に必要な、ゲート絶縁膜用 SiNx 膜およびリ ンドープ n+-a-Si:H 膜の堆積も Cat-CVD 法を用いて行った。 【実験】TFT に使用する a-Si:H 膜、n+-a-Si:H 膜、SiNx 膜を堆積し、それぞれ単膜における評価を行っ た。a-Si:H 膜の欠陥密度の評価は ESR 法を用いた。SiNx 膜の電気的特性は C-V・J-V 測定により評価し、 また、n+-a-Si:H 膜のドーズ量の算出は全反射蛍光 X 線測定により行い、電気伝導度は I-V 測定から算 出した。基板には石英基板と低抵抗 Si 基板を用い、石英基板には Cr を真空蒸着しゲート電極とした。 その後 a-Si:H 膜を 200nm、n+-a-Si:H 膜を 10nm 堆積し、 その上にゲート絶縁膜 SiNx 膜を 200nm 堆積し、 素子分離を行った。ソース・ドレイン電極に Cr を真空蒸着した後、チャネルエッチを施した。室温に おいて Id-Vg 測定を行い、電界効果移動度の算出を行った。 【結果】右図にボトムゲート型 TFT(Si 基板). 1E-4. の Id-Vg 測定結果を示す。チャネル幅 500 µm、. 1E-5. チャネル長 100 µm である。ゲート電圧が 9.5 V. おり、しきい値電圧は 4.6 V であった。PECVD. 1E-8. 0.6. 1E-9. 0.4. 1E-10 1E-11. 度が、PECVD 法に比べて 5 倍以上高速な堆積速 度および 5 倍以上の SiH4 ガス利用効率のもとで 実現し、Cat-CVD 法の有用性を明らかとした。. 0.2. 1E-12. Vd = 12 V. 1E-13 -10 -8 -6 -4 -2 0. 4. 6. 8 10 12 14 16 18 20. Vg/V 図. Keywords:. 0.0. 2. TFT の Id-Vg 特性. TFT、Cat-CVD、電界効果移動度、チャネルエッチ、高速堆積、ボトムゲート. Mobility/cm2V-1s-1. 1E-7. Id/A. 付近で電界効果移動度 0.85 cm /Vs が得られて. ボトムゲート型 TFT とほぼ同等の電界効果移動. 0.8. 1E-6. 2. 法により堆積した a-Si:H 膜を用いて作られた. Id 㱘fe.
(3)
関連したドキュメント
加温リンゲル忌中に絨毛膜,胎盤,胎兇と共に投入
Recently,increasingofagedpersonswholeadasolitarylife,unexpectedaccidentsintheir
a b Patterned model of compressional property of thin dress fabrics, a at the maximum pressure Pmax=50 gf/cm2 standard, b at Pmax=10 gf/cm2.. Compression and recovery processes
機械物理研究室では,光などの自然現象を 活用した高速・知的情報処理の創成を目指 した研究に取り組んでいます。応用物理学 会の「光
「心理学基礎研究の地域貢献を考える」が開かれた。フォー
その次の段階は、研磨した面を下向きにして顕微鏡 観察用スライドグラスに同種のエポキシ樹脂で付着 させ、さらにこれを
本節では本研究で実際にスレッドのトレースを行うた めに用いた Linux ftrace 及び ftrace を利用する Android Systrace について説明する.. 2.1
Birdwhistell)は、カメラフィル ムを使用した研究を行い、キネシクス(Kinesics 動作学)と非言語コミュニケーションにつ いて研究を行いました。 1952 年に「Introduction