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環境クズネッツ曲線と日韓環境政策との相関性

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Ⅰ.はじめに

本 研 究 は、 日 本 と 韓 国 の 環 境 ク ズ ネ ッ ツ 曲 線 (Environmental Kuznets Curve、以下 EKC と略す)転換 点と環境政策と関係を明らかにするのがその目的であ る。クズネッツ曲線といえば、1955 年クズネッツ1 ) よる経済発展と所得分配の関係を分析した有名な仮説 である。研究によると、経済発展の初期段階では、相対 的に人々の所得分配が不平等であり、発展がピーク、い わゆる転換点になったら低下に転じるとのことである。 このクズネッツ曲線に対して、環境負荷と経済発展を適 応したのが EKC である。つまり、横軸を経済発展、縦 軸を環境負荷と決めた、経済と環境汚染度の関係を示す グラフで、経済が発展すると最初、環境負荷は大きくな るが、ある程度発展が進んだら、その後、図 1 のように 環境の改善が見られるというものである。 EKCは、先進国と開発途上国の環境負荷を比較する のによく使われ、途上国側も先進国のように経済が発展 すれば、環境負荷、例え SO2、SPM、NOX、などの環境 汚染物質が改善される根拠として利用されてきた。ま た、現代地球環境問題が進んでいる中で EKC 仮説が成 立するならば、経済発展に伴って発展途上国の汚染物質 排出量が減少し、経済成長と環境保全が両立する可能性 もある2 )と主張している。これは、発展途上国の汚染 Ⅰ.はじめに Ⅱ.先行研究の検討   1 .EKC 研究のはじめ   2 .実証的研究   3 .理論的研究   4 . 環境クズネッツ曲線の転換点要因変化についての 事例 Ⅲ.環境政策と環境クズネッツ曲線   1 .日本の環境政策   2 .韓国の環境政策   3 .一人当たり GDP と一人当たり SO2排出量の比較   4 . 一人当たり GDP と一人当たり SO2排出量の比較 ―PPP 換算   5 .日韓の SO2環境クズネッツ曲線と環境政策との比較 Ⅳ.結論

環境クズネッツ曲線と日韓環境政策との相関性

金   斗 元

一人当たり所得 環境汚染 図1 環境クズネッツ曲線

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物質削減が地球温暖化問題を解決するうえで、大きな意 味をもつ。 しかし、今までの EKC 研究では、さまざまな問題が あり、その中で、EKC 転換点が生じる確実な理由を十 分に明らかにしていない。転換点の要因を明らかにする と環境汚染物質の排出量を定めることができ、後発途上 国の環境汚染を早めに減らすことが可能である。本研究 は、そこに着目し、EKC 先行研究を検討した上で、日 本と韓国の SO2排出量の EKC を分析し、環境政策と転 換点の関係を明らかにする。 本論では、まず、これまでの EKC 仮説に関する実証 研究および理論研究について検討を行う。そして、先行 研究からの問題点をあげ、原因を探していく。つづいて、 EKC転換点時期の日韓の環境政策の変化を調査し、な ぜ転換点が発生したのかを政策面で分析を行って、最終 章ではこの研究をまとめたい。

Ⅱ.先行研究の検討

1.EKC研究のはじめ EKC研究が始まったのは 1990 年初めであり、その研 究方法は二つに分かれている。それは、実証的研究と理 論的研究であり、先に実証的な研究が進行され、その後 理論的研究が進められた。 まず、EKC 仮説のきっかけになったのは、米国経済 調査局(NBER)、世界銀行(World Bank)、国際労働機 関(ILO)の三つの機関によるワーキング・ペーパーで、 この研究からは SO2排出量と所得の関係に EKC 仮説が 存在することを確認し、EKC 転換点が 4,000 ドルから 5,000 ドルになることを明らかにした。この後、多くの 実証分析や理論的な研究を経て、EKC は経済発展と環 境負荷の関係を考える重要な概念として認識された。 2.実証的研究 実証研究においては、主に大気質、水質、廃棄物、都 市衛生、エネルギー利用等が研究対象になってきた。と りわけ大気質(二酸化硫黄:SO2、窒素酸化物:NOX、 一酸化炭素:CO、二酸化炭素:CO2、粒子状浮遊物質: SPM)に関するものが研究の中心になっている。

Selden and Song(1994)3 )は、30 カ国のパネルデー タ を 使 っ て、( 時 系 例 と し て、1973 − 1975、1979 − 1981、1982 − 84 のそれぞれの平均値を使用)研究を行い、 30 カ国中で 22 カ国を高所得国、6 カ国を中所得国、残 りの 2 カ国を低所得国と分類している。環境負荷物質は、 二酸化硫黄、粒子状浮遊物質、窒素酸化物、一酸化炭素 であり、これらの物質の EKC 成立を確認していた。転 換点は、物質別に異なるが 10,000 米ドル(1985 年価格) 前後の水準となっている。特徴的な点は、推定式の変数 に人口密度を加えていることである。さらに、この研究 では、三つの環境汚染の総排出量が全世界で、今後 50 年にわたって単調増加する将来予測も明らかにしてい る。

Holtz-Eakin and Seldon(1995)4 )は、CO

2排出量をパ ネルデータとして EKC 仮説を分析した。彼らは、EKC の転換点を、線形推定式では 3 万 5,000 ドルという結果 で得ており、対数線形推定式では 800 万ドルというかな り高水準の結果を出した。また、この研究では、さまざ まな条件の成長モデルを使用して、21 世紀における CO2排出量の将来予測も行った。 EKCの 実 証 的 研 究 で CO2に 関 す る 研 究 は、 Schmalensee at al.(1995)5 )にも表れる。彼らは、所得 に対する炭素の弾力性が最低所得と最高所得の場合には 負の値をとり、また、中間所得水準では正の値をとるこ とを示し、所得増加に伴う一人当たりの炭素排出が減少 していくことを明らかにした。

Grossman and Krueger(1995)6 )は、大気質と河川水 質に関する計 14 種類の環境指標を対象にして分析を 行った。そのほとんどの環境指標について EKC が成立 することがわかり、転換点は多くの環境指標で 8,000 米 ドル(1985 年価格)未満となっている。 Cole et al.(1997)7 )は,追加的な幾つかの説明変数 を利用し、ローカルな大気汚染物質について EKC の成 立を支持している。転換点は、汚染物質によって異なる が 6,000 から 18,000 米ドル(1985 年価格)の水準となっ ており、サンプルの範囲内に収まっている。

Stern and Common(2001)8 )は、環境指標を硫黄排 出物に設定している。彼らは、EKC の逆 U 字型の関係 を確認しているが、サンプルとして OECD 諸国を採っ た場合は、転換点もサンプル内の妥当な水準(9,181 米 ドル、1990 年価格)であるのに対して、非 OECD 諸国 や全世界をサンプルにした場合には、転換点の水準が極 端に高くなり実質的には単調増加の関係を示している。 このように、サンプルの選択が重要な影響を及ぼすこと を彼らの研究で指摘している。

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EKC仮説として国際貿易を要因変数にする研究もあ る。Suri and Chapman(1998)9 )は、変数として国際貿 易に関する数値を使って転換点が 22 万 4,000 ドルにな ることと、貿易が EKC 仮説に影響を与えるのを確認し た。また、Rock(1996)10)は、貿易の消費財の中で食 品と飲料とタバコが EKC 仮説を示し、それ以外の物は 単調増加に関係することを明らかにした。 そして、所得の面を経済成長、経済規模、財価格など いろいろな部分に分けて分析する研究も行った。De Bruyn et al.(1998)11)は、エネルギー価格や経済に変 化変数を利用してモデルを作り出したのである。 以上の代表的な EKC の実証的研究から簡単に要点を まとめたい。EKC 仮説を説明する研究は、述べたよう に多いが、すべての研究が確実な EKC 仮説の成立を説 明しているわけではない。例えば、横軸である数値変数 や国、地域、モデル、時間によってさまざまな結果が出 てくる。また、環境負荷指標で人間健康に直接影響が及 ぶモノと影響が及ばないモノがあるが、今までの研究で EKCの成立ができるのは、人間に直接影響が及ぶモノ が多い。つまり、SO2の方が CO2より人間に直接、身体 的な被害を与えるが、EKC では SO2の EKC 仮説成立す ることが多いのである。そして、CO2のように直接人間 に悪影響を及ぼさないものは、転換点ができず、単純増 加する形を見せる傾向が多い(Stern、(2004))12)。次は、 EKCの理論的な研究について簡単に述べたい。 3.理論的研究 元々、EKC の概念が広く知られるようになった以降、 実証面での研究が盛んに行われるようになった。様々な 環境問題に関して各種の汚染指標に基づきながら、EKC 存在の検証が行われた。その意味で、EKC は、いわば「定 形化された事実」であるといえる。一方、当初は環境ク ズネッツ曲線に関する理論的研究が存在しなかったが、 それが理論的にも起こりえるということを説明する必要 性も高まり、定形化された事実を整合的に説明するよう な理論的研究が行われて、1990 代末は、仮説存在の実 証だけではなく、所得と環境質の間に EKC 関係が存在 することを証明しようとする研究も行われている。 その理論的な研究を始めたのが、Lopez(1994)13) ある。彼は、森林破壊についての理論モデルを発展させ て、経済発展が森林破壊を減速させることを明らかにし た。

Seldon and Song(1995)14)は、経済成長と汚染モデ ルを使用して、資本ストックと汚染の間が逆 U 字型の 関係にあることを主張した。その後、Stokey(1998)15) によって成長モデルを使った EKC 仮説の理論的な分析 が展開された。 そして、McConnell(1997)16)は、消費に関する環境 汚染モデルを発展させ、EKC 仮説の要因としての環境 質の所得弾力性が、実はそれほど大きな役割をもたない ことを明らかにした。

Hauer and Runge(2000)17)は、グローバルコモンズ として各国が異なる行動をとって、高所得国が環境汚染 の外部性に反応することによって、EKC 仮説を得るこ とを証明した。 これらの理論的なモデルでは、次のような点が特徴的 である。第 1 に、資本蓄積が少ない発展の初期段階では 汚染削減支出を行わなかったりクリーンな技術を導入し たりしない状態であるが、資本蓄積に伴いこれらの汚染 削減活動を導入するような移行が生じ、その結果逆 U 字型の関係がもたらされる可能性を示している点であ る。第 2 に、逆 U 字型の関係がもたらされないのは、 経済がコーナー解の状態にあるケースであるが、汚染削 減支出やクリーンな技術の導入は汚染物質ごとに収益性 に差があると考えられコーナー解からの離脱をもたらす 所得水準が汚染物質ごとに異なる可能性があるという点 である。これは、汚染物質によっては環境クズネッツ曲 線が存在しないとする実証分析結果の理論的な買いたく 解釈となり得る可能性がある18) 環境クズネッツ曲線の理論的導出は、上記のようにさ まざまなものが試みられているが、対象となっている汚 染指標の経路は各種の仮定やパラメータの値に存在して いるものが多い。なぜ逆 U 字型になるのか、すなわち、 なぜパラメータおの値が変化してコーナー解から内点解 への移行が生じるのかについては幾つかの説明がなされ ている。代表的なものをまとめると、生産や消費の構成 が変化すること、環境に対する選好が強まること、外部 不経済を内部化するような制度の導入、汚染削減活動に おける規模に関する収穫逓増の効果、というものである19) 4. 環境クズネッツ曲線の転換点要因変化についての  事例 これまでは、EKC の重要な研究を整理した。次は、 EKCの転換点が生じる理由について先行研究から得ら

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れた結果を整理する。 まず、Grossman et al(1995)20)は、転換点の変化要 因の第一は、産業構造の変化にあると主張した。これは、 汚染物質の排出を抑制する技術を生産活動に導入するこ とによって、転換点の変化へ影響を及ぼすことができる と考えたからだ。第二に、発展につれて地域住民の環境 に対する意識が向上し環境質の改善への要求が高まるこ とから環境政策が実施されるようになり、環境質の改善 ができると考えた。

Torras and Boyce(1998)21)は、国の制度的な要因が EKCの転換点の変化と関係があると判断した。そして、 人々の識字能力や政治的自由度も環境に影響を与え、転 換点の変化をもたらすと考えた。 Kaufmann et al.(1998)22)は、経済活動の水準や社会 集約度の変化が SO2排出量や環境汚染物質に影響を与 えると主張した。

また、Andreoni and Levinson(2001)23)は、最初の 理由について生産や消費の構成が変化すること、次に環 境に対する選好が強まることだと主張している。そして、 外部不経済を内部化するような制度の導入、汚染削減活 動における規模に関する収穫逓増の効果ということも転 換点の変化に影響を及ぼすと考えた。 国内では入江(2001)24)が、実証分析で得られた結 果で次のような要因が EKC 転換点に影響を与えると説 明している。第一は、国の規模の違いから、面積が少な い国や人口密度が高い国では、同じ一人当たり排出量で も、面積が大きい国や人口密度が低い国に比べて環境汚 染度が高いと判断した。そのため、面積が小さい国や人 口密度が高い国では、一人当たり排出量が比較的に低い 時点で対策が取られるようにする。第二は、その国で採 取される化石燃料の質の違いに原因があると考えた。つ まり、国内で採取される化石燃料資源が、硫黄含有量の 多い石炭であれば転換点が高くなり、逆に硫黄含有量の 少ない石油や天然ガスであれば転換点が低くなるという ことである。また、自国内で化石燃料資源が多く採取さ れる国ほど、転換点が高くなると考えている。第三には、 発展の中心になる産業部門の違いが要因として挙げられ た。国家の産業が工業を中心に発展すると転換点が高く なり、農業・サービス業を中心に発展すると、転換点が 低くなる。また、観光が盛んな国ほど、転換点が低くな る。第四は、政治体制・民主化の度合いの違いで、民主 的な政治体制で、情報公開や公正な選挙が行われている と、転換点が低くなると主張し、最後の理由では、利用 可能な技術が進歩するので、転換点を迎えた年が後にな るほど転換点が低くなると判断した。 しかし、この EKC 仮説に対しては、研究者の中でも 疑問をもっている人は少なくない。まず、経済成長だけ を強調する可能性が高い理論であり、ひとつの環境指標 物質が環境全体の負荷を示すことは無理であると Arrow (1995)25)は主張している。(しかし、この主張に対し ては、阿部(2002)26)がひとつの環境汚染物質ではなく、 複数の環境汚染物質でのモデルを使って証明した。)次 の問題としては、環境指標が CO2の場合、今まで排出 された排出量が累積され EKC で計算されていないこと と、データの変化によって仮説の確立が難しいことがあ る。つまり、分析結果は、使用される環境指標、国や地 域、推定モデル、推定方法、時間スパンなどの違いによっ て多種多様であり、一致した結果を得られることは難し い。EKC の推定する各要因は、曖昧なところが多く、 政策の要因が EKC 転換点にどのような影響を与えたの か確実ではない。次章では、EKC 転換点時期に日本と 韓国の環境政策を調べ、EKC 転換点とどのような関係 があるのかを詳しく述べたい。

Ⅲ.環境政策と環境クズネッツ曲線

1.日本の環境政策 日本の一人あたり SO2排出量が多かった年は 1967 年 で、日本社会では、公害が頻発した時期である27)。また、 日本で初めての公害防止政策である「公害対策基本法」 が制定され、公害規制が本格化した時期だった。続いて、 「大気汚染防止法」(1968 年)、硫黄酸化物に係る環境基 準(1969 年)、燃料の低硫黄化対策(1969 年)、水質汚 濁に係る環境基準(1970 年)、そしていわゆる公害国会 (1970 年)の公害関係 14 法案の制定または改正を経て、 1971 年には環境庁が設立された。これらの他に、公害 防止施設に対する免税、政策的な融資、公害防止事業団 の事業などによる助成措置も拡大されていった。助成金 拡大の例として、設立時(1965 年)に 20 億円であった 公害防止事業団の事業規模は、1975 年度までには 1,000 億円を超えている28)。このように、日本では、一人当 たり SO2排出量が転換点になると同時に、「公害対策基 本法」の制定から短期間のうちに徹底した対策を打ち出

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した期間になった。 2.韓国の環境政策 韓国の SO2排出量が転換点を迎えたのは 1990 年であ り、この年は、住宅部門において燃料の LNG および軽 油の使用が義務化づけられた年である。また、同年の 8 月に制定された環境保全法は、` 環境政策基本法 `` 大気 環境保全法 `` 水質環境保全法 `` 消音・振動規制法 `` 有 害化学物質管理法 `` 環境汚染被害紛争調整法 ` などいわ ゆる ` 環境 6 法 ` が作られた29) 政権では、盧泰愚政権の誕生とソウルオリンピックの 開催があり、安定的な経済成長期に入った。それからは、 従来の経済発展優先から環境と開発の調和が提案される ようになり、少しずつ環境に対する変化が現れた。また、 SO2排出量がピークになった 1990 年度に環境庁は環境 処(大臣級)に昇格し、第六共和国憲法では、「快適な 環境で生活する権利」を規定して、生活の質の改善や快 適性の追求など新たな政策課題を明らかにした。これに 対して、国の環境政策の基本理念と方向性を提示するた め、「環境政策基本法」(1990 年)を制定している。続 いて、大気環境、騒音振動、水質環境、有害化学物質を 対象とした単行法を制定し、環境法が体系化された。 EKCの転換点になった時期は、短期間に環境に対す る認識が高まり、政策も激しく発展した時期であった。 次は、日韓 SO2排出量を通じて EKC 転換点と環境政策 の関係について論じる。 3.一人当たりGDPと一人当たりSO2排出量の比較 図 2 では、日本と韓国の SO2排出量を比較したもの である。横軸は一人当たり GDP、縦軸は一人当たり SO2 排出量で、経済発展と環境負荷との関係を知ることがで きる。日本の一人当たり GDP と SO2排出量は、1961 年 から 2005 年までの一人当たり排出量を示したもので、 韓国については 1984 年から 2005 年までの統計データを 参考にした。 一人当たり GDP と一人当たり SO2排出量の日韓比較 では、日本と韓国、両国とも EKC の形をみせている。 日本の一人当たり SO2排出量が一番多い時は 1967 年で、 一人当たり GDP が 2,000 ドルになっているが、韓国は 日本より 23 年遅い 1990 年にピークを記録した。特に、 韓国の特徴であるのが 1998 年のアジア通貨危機により SO2排 出 量 が 減 少 だ が、 そ れ 以 降、 一 人 当 た り GDP10,000 ドルから 0.01 トンの低い SO2排出量を維持 している。しかし、日本は、10,000 ドルも韓国より低い 0.008 トンの SO2排出量を記録し、30,000 ドルを超えて も低い値が続いている。 4. 一人当たりGDPと一人当たりSO2排出量の比較   ―PPP換算 図 3 は、 図 2 の デ ー タ を 2000 年 米 ド ル 価 格 で PPP (Purchasing Power Parity、購買力評価)計算したもので、

一人 当 た り SO₂ 排 出 量 ( ト ン) 一人当たりGDP(米ドル) 100 0 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 0.06 1000 10000 100000 日本 韓国 図 2 一人当たり GDP と一人当たり SO2排出量の日韓比較

出所:Japan Energy Economic research institute「EDMC Energy Economic Statics Handbook(2009)」、Korea Ministry Of Environmental「Environmental Statistics Yearbook(2009)」より作成

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両国の購買力に合わせて、表現できる。 一人当たり GDP と一人当たり SO2排出量の日韓比較 PPP換算では、図 3 で見えるように、7,000 ドルから、 韓国が日本より高い数値を記録している。特に、日本は、 PPP換算 18,000 ドルから一人当たり SO2排出量が安定 し、韓国は、16,000 ドルから安定した形を見せているが、 その数値は日本よりまだ高い状況である。また、購買力 評価を使うと、両国の間一人当たり GDP の差が少なく なることが生じている。 GDPの 短 期 的 な 変 動 は 別 に し て も、 こ の 図 で は、 2000 年の米ドル価格(購買力評価)で表示しているが、 ドル建てに共通化する時に、どうような為替相場を採用 するかによって、値はおのずとことなってくる。しかし これは、所得の国際比較をする際には避けられない制約 であり、最近の EKC 実証研究では、市場で日々変動す る名目為替相場ではなく、購買力評価表示の値が多く使 われる30) 5.日韓のSO2環境クズネッツ曲線と環境政策との比較 (1)EKC 環境政策との時期別比較 ここでは、EKC 転換点の時期が日本と韓国の環境政 策発展の中で、どこに位置するのかまた、両国の違いは 何かを時期的に調査した。 日本は、1950 年から環境政策が胎動し、東京や大阪 では環境公害についての防止対策を実施することになっ た。この時は、SO2排出量が単調増加している中で、環 境負荷と経済成長が伴に増加している。1950 年後半に 入ったら、日本の 4 大公害病である熊本水俣病やイタイ イタイ病などが発生し、汚染物質の人間に対する被害事 件が起こった。50 年代後半は、日本の環境政策発展の 中で、整備期といわれ、環境被害事件で政策はまだ、具 体的に実施されていない状況であった。1960 年代後半 から政府は、被害に対して公害対策基本法(1967)や燃 料の硫黄化対策(1969)、SOX環境基準(1969)などの 法案を作り出した。日本の EKC 転換点になったのがこ の時期にあたり、いわゆる環境政策の前進期である。前 進期の SO2に関する政策は「わが国の大気汚染の歴史 は亜流酸ガスによる汚染の歴史である」といわれていた ように硫黄酸化物対策が大気汚染の中心と考えられてい たのである。硫黄酸化物対策としては、1968 年に濃度 規制から個々の排出源の排出量を抑えるために一層効果 的な K 値規制に移行した。また、K 値規制のみでは、 多くの排出源が集中する大工業地域などでの広域的な汚 染に対応することが難しいので、1974 年に、大気汚染 防止法を改正し、総量規制を導入した。このような、規 制強化によって、硫黄酸化物汚染は着実に改善されるこ とになった31) その後、日本の環境政策は、変容期と停滞期を経て 1990 年代に地球温暖化時代に入り、地球環境問題、都市・ 生活公害、廃棄物量が増大する問題などの結果、環境基 準法を作り出した。 韓国は、表 1 のように環境政策の発展が日本より 10 年ほど遅れてきて、胎動期が始まったのが 1960 年代で 一人 当 た り SO₂ 排 出 量 ( ト ン) 一人当たりGDP(米ドル)(PPP) 100 0 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 0.06 1000 10000 100000 日本 韓国 図 3 一人当たり GDP と一人当たり SO2排出量の日韓比較(PPP 換算)

出所:Japan Energy Economic research institute「EDMC Energy Economic Statics Handbook(2009)」、Korea Ministry Of Environmental「Environmental Statistics Yearbook(2009)」より作成

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ある。そして、SO2排出量も 1979 年に環境基準が設定 されたが EKC の転換点になるまで、約 11 年間増加傾向 をみせている。その間、政策は整備期で幾つかの法と政 策を制定した上で、転換点になったのは前進期であり、 日本と同じように変容期から SO2排出量が減少するこ とがわかった。日本が地球温暖化時代に入る時、韓国は まだ変容期であり、環境評価に関する法を作り始めた。 結局、韓国が地球温暖化時代に入るのは 2000 年代のこ とであり、日本の環境政策過程をそのまま追いかける形 である。 (2)EKC 転換点をもたらす要因比較 以上には、EKC 転換点と環境政策の関係を時期別に 調べてみたが、ただ時期順ではなく、SO2排出量が転換 点になった時の政策の変化要因を日韓の比較を通じて論 じたい。ここでは、転換点の前で日本と韓国の EKC に 変化をもたらす環境事件や環境被害があるかについて疑 問を持ち、両国の大気環境における環境被害について調 査を行った。まず日本の転換点をもたらした事件と政策 の変化をみて韓国順でいきたい。 1)日本の EKC 転換点と環境被害 日本の EKC の転換点になったのは 1967 年であり、そ の後、SO2排出量は減少し始まる。社会的にこの時期は、 日本で急速に産業経済が発展し、地域開発計画と重化学 工業化が強く推進されてきた。しかし、経済成長と伴い 大気汚染や水質汚染などが激化し、大気汚染分野では、 4 大公害病の一つである四日市事件を引き起こされて社 会問題として深刻化した。 ここで、四日市市の例をあげてこの環境事件がどう生 表 1 環境政策の比較年表 年 次期 日本 次期 韓国 1950 胎動期 東京工場公害防止条例(49) 奈良川県事業場公害防止条例(51) 大阪府事業所公害防止条例(54) 1955 整備期 熊本水俣病発生(56) イタイイタイ病発生(57) 四日市ぜんそく多発(61) 胎動期 公害防止法(63) ばい煙排出規制法(62) 1965 前進期 公害対策基本法(67) 燃料の低硫黄化対策、SOX環境基準(69) 蔚山公団で公害被害発生(67) 「公害白書」(環境白書)の発行(69) 水質環境基準(70) 整備期 保健社会部に公害担当室を設置(70) 公害国会と公害関連 14 法(70) 環境保全法(77) 環境庁の設置(71) 水質環境基準(78) 1975 変容期 OECD環境政策レビュー(76) SO2環境基準(79) 川崎市環境影響評価条例(76) 1980 停滞期 環境影響評価法案が廃案(83) 前進期 環境庁の設置(80) 環境影響評価実施の閣議決定(84) 環境影響評価の実施(81)   低黄油供給計画(81)   「環境保全」(環境白書)の発行(82)   環境保全法改正(86)   乗用車排出ガス規制強化(87)   LNGの使用義務化(88)   環境庁が環境処に昇格(90)   環境政策基本法(90) 1990 地球温暖化時代 環境基本法(93) 変容期 環境影響評価法(93) 出所:原嶋、森田(1995)から筆者が作成

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まれて、事件の後環境政策がどのように変化したのかを 見ていく。 <四日市市の例> 四日市市事件は、三重県にある四日市で起きた事件で 石油コンビナートから硫黄酸化物が排出され、周辺で喘 息患者が多発した事件である。その時、工場が稼働を開 始してからほどなくして街の空は曇り始め同時にぜんそ く患者が急増した。当時、公害への認識がなかったうえ に、経済の発展を優先していたため行政も企業に加担し ていたことが多かった。そのように、対策が実施される こともなく、汚染物質はそのまま排出されていた。街に は悪臭が広がり、海では汚染された魚が獲れるように なった。これに対して、工場に最寄りの塩浜地区では、 ばい煙、騒音などの環境問題を市に訴え、対策委員会が 発足するが、コンビナートは規模を大きくする一方だっ た。それにより住民の生活環境はさらに悪化し、ついに 公害での死者も出始めた。 事件が発生するとき、大気汚染を防止に関しては、 1962 年に制定された「ばい煙排出規制法」があったが、 効果がない「ザル法」で工場から排出される SO2排出量 を抑えるのは無理であった。このばい煙排出規制法は許 可制ではなく届出制であったし、主要排出源である発電 所や都市ガス製造施設には法律が適応されず、都府県知 事に規制権限もなかった。そもそも、排出基準は、硫黄 含有率 3.5%の重油を用いても達成可能な水準だった32) この緩い政策の中で四日市に石油化学コンビナートから 健康に異常がでる患者が大量に発生し、イタイイタイ病 と伴に四大病として記録したのである33) <環境事件と政策の変化> 事件発生後、環境の悪化と伴に住民たちの意識も変わ り、1963 年からは石油コンビナート誘致を反対し、公 害教育をつみかさねて世論をもりあげ、裁判を起こした。 当初とられた民事訴訟による損害賠償請求は、原告であ る被害者側に「大気汚染と健康被害の因果関係の立証責 任」が負わされ、解決に困難を極めた。しかし、裁判所 が「立証責任」を加害者である企業側に求めることで大 きな進展を見た。これで、損害賠償による汚染者側の負 担が明確となり、環境規制を法律面から強化になる。 また、住民運動と裁判の成功以後、環境に対する住民 運動も定式化されて、日本全国で広がった。例え、発電 所や工場の立地には、住民運動が始まり中止することや 延期されることが発生した。これは、経済成長にとって 重大な障害として政府や企業はうけとられた。住民運動 も、国の法律をこえるように厳しい公害防止条例がつく られ、独創的な公害行政が地方でも展開始めた。また、 政府や財界が高度成長政策を進めるためには、「公害無 策」はゆるされなくなり、1967 年、公害対策基本法が 制定されると同時に四日市事件の環境汚染原因である SO2などの大気汚染物の排出量を決める大気汚染防止法 の「総量規制」が作られた。政策の制定と伴に、SO2排 出量は劇的に減少して、大気環境は大きく改善されたの である34) 2)韓国の EKC 転換点と環境被害 韓国の EKC は、1990 年にピークになり、韓国ではオ リンピックが開催される直後であった。韓国も、他の途 上国と同じように短期間に経済成長を経験して、都市や 工場団地から発生する大気、水質汚染物質が深刻な状態 であり、特に首都ソウルの大気環境は、冬の練炭から発 生する硫黄物質で交通分門からの排出量と伴に、毎年増 加してきた。 <ソウルの大気汚染> ソウルは、韓国の首都であり、経済成長の時期、地方 から上京した人々で短期間に人口過密化が進められた。 地方から来た人々は、ソウルの近郊で住みながら、暖房 燃料として安くて、手に入れやすい練炭を使い、SO2排 出量の増加を促進した。燃料の使用と伴って、車の数も 所得の増加によって急増して、排気ガスから排出される SO2排出量も少なくなかった。この背景の中、ソウルの SO2による汚染は全国的に最も汚染度が高く 1980 年平 均 0.094ppm で全国年平均 0.05ppm の 2 倍に至った。し かし、政府は、環境より経済を重視する政策で、ソウル 周辺のインチョンなどに工場団地を増やして、そこから 発生する環境汚染物質でソウルではスモーグ現象まで起 きてしまった。 <環境被害と政策変化> オリンピック前に、ソウルの大気汚染の回復のため政 府は、SO2排出量を治めるようにした。特に、SO2の場合、 石油や石炭、練炭などに含有されている硫黄が燃焼過程 で発生されるので、燃料燃焼の事前予防が必要だと判断

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した。そして、今まで使われた燃料を硫黄含有が少ない 低硫黄燃料に転換させる一方、環境汚染物質の排出が少 ない LNG の普及などを政策として導入し始めた。 まず、硫黄の含有が少ない低硫黄燃料油の供給及び拡 大のため「大気環境保全法」の範囲に含まれる地域への 取り組みを実施した。ここで使われる油類の硫黄含有基 準は、環境専門家との議論を行う上で環境部長官が含有 数値を決め、その数値を強制に守るようにした。また、 数値量を超過する燃料の供給及び販売は制限・禁止させ た。この低硫黄供給制度は、1980 年後半からソウルの 首都圏と重要都市の硫黄酸ガス濃度を削減ために、集中 的に実施され、その後、全国に拡大された。制度によっ て、SO2排出量もピークから減少して、大気質が改善を 見せている。 また、低硫黄燃料油の供給対象が産業界を主にするが、 ボイラを使っている業務用ビルやアパートでは、LNG へ の 燃 料 代 替 を 進 め ら れ た。LNG へ の 燃 料 転 換 は、 1987 年から導入し始め、1988 年 9 月 1 日からはソウル の大型ビルに順次に LNG の使用が義務化されて、1990 年初は、ソウルと首都圏の小型アパートを除いたすべて のアパート団地に LNG 義務化を導入した。この LNG 燃 料代替政策で、以前練炭を使われたところにも LNG 燃 料の使用を義務つけ、ソウル大気の SO2排出削減に寄 与した35) <日韓環境被害の認識後の政策の変化> 日本と韓国の環境被害と SO2排出量の削減は、本論 文で述べた通りに環境事件の発生と被害の認識から始 まった。これは、触発事件(Triggering Events)といわれ、 突然の環境汚染問題が発生して国民に知らせて、国民的 な反応を起こすに作用することである。このような環境 事件は、汚染被害者たちによってメディアに報道され、 社会的な関心を増大させ、政府による解決を求めるので ある。日本と韓国の環境政策も、環境汚染事件や被害が 発生して、これに対する国民の不満が高まり、この解決 のため政府の措置が必要とする。その次に、政府が問題 を認識してこれを公式的に世に知らせ、問題を検討し、 政策対案を作り出した。 例え、日本は、1962 年に「ばい煙排出規制法」があっ たが、機能ができず、四日市市の環境事件の以降、「公 害対策基本法」に改定させた。また、韓国の環境保全法 は、1977 年に作られたが、ソウルの大気汚染問題が発 生して社会的な世論が高まり、1988 年ソウルオリンピッ クを目前で快適な環境の必要性とともに 1986 年に改定 されたのである。 そして、公害に苦しむ被害者や良好な環境を維持した いと考える地域住民は、公害被害の救済、公害の防止を めざして住民運動を展開することになる。このいわゆる 公害反対運動が、自治体を動かし、裁判所を動かし、や がて、国のレベルでの政策転換と SO2のような環境汚 染物質の削減に繋がると考える。

Ⅳ.結論

本稿では、EKC の先行研究サーベイの上で日韓の EKC転換点と環境政策の関係について調べてみた。先 行研究では、実証的な研究と理論的な研究が活発にされ てきたが、EKC の成立が確認された研究でも、その変 数や国、時間によって転換点が異なっている。言い換え れば、EKC 研究は、幅広い分野で使われるにも関わらず、 まだ仮設の段階であり、転換点の数値や逆 U 字の成立 については、研究者によって統一されていない。 以上のことと本研究からは次の結論を明らかにした。 (1)先行研究からは、EKC の要因が複雑であり、仮 説の成立が完璧だとはいえない。 (2)日本と韓国では、SO2排出量の EKC が確認される。 (3)日本と韓国の EKC 転換点は、環境政策の発展過 程のなかで前進期であることが分て、変容期には、SO2 排出量が両国とも減少している。これは、SO2排出が胎 動期と整備期に増加し、前進期に転換点をみせて、その 後、変容期と停滞期に減少したと言える。 (4)日本には、「ばい煙排出規制法」があるにもかか わらず、四日市市事件のような環境事件が起こり、環境 被害が発生した。これによって住民運動が全国で広がり、 政府は大気汚染に対して、新しい政策を作り出した。韓 国も首都ソウルで SO2による被害が発生し、低硫黄燃 料の供給や LNG への燃料代替などの政策を取り組んだ。 両国とも環境事件や被害が起爆剤になり、環境政策の変 化が表れた。この新しい政策によって SO2排出量は、転 換点に向かい、削減し始まったのと考えられる。 今後は、日本と韓国だけではなく、後者途上国にある 中国やインドの環境政策と EKC との関係をもっと詳し く研究した上で、アジアでの環境政策変化を明らかいに する必要が望ましいであろう。また、本研究では、EKC

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転換点と環境政策の変化だけを触れたが、技術的な削減 策である脱硫装置や、燃料転換、産業構造の変化による 要因も残された研究課題だと考えられる。

1 )Kuznets, Simon(1955) Economic growth and income inequality American Economic Review,45 : pp.1-28

2 )Dina, S(2004) Environmental Kuznets Curve Hypothesis : A Survey , Ecological Economics 49 : pp.431-455

3 )Seldon, T.M. and D. Song(1994) Environmental quality and Development: Is there a Kuznets Curve for Air pollution Emissions? Journal of Environmental Economics and Management, 27, pp.147-162

4 )Holtz-Eakin D., and T.M.Seldon(1995) Stoking the Fires? CO2 Emissions and Economic Growth Journal of Public Economics,Vol57(1), pp.85-101

5 )Schmalensee, R., T.M Stoker and R.A. Judson(1995) World energy consumption and carbon dioxide emissions: 1950-2050  Sloan School of Management, Massachusetts Institute of Technology, Cambridge MA

6 )Grossman,G.M and A.B. Krueger(1995) Economic Growth and the Environment Quarterly Journal of Economics, 110, pp.353-377

7 )Cole, M.A.,A.J.Rayner and J.M.Bates(1997) The Environmental Kuznets Curve: An Empirical Analysis Environment and Development Economics, 2, pp.401-416 8 )Stern, D. I. and M. S. Common(2001) Is There an

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12)Stern, D.I.(2004) The Rise and Fall of the Environmental Kuznets Curve World Development, 32, pp. 1419-1439 13)Lopez, R.(1994) The Environmental as a Factor of

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18)柳瀬(2002)「環境問題と経済成長理論」三菱経済研究所 19)Andreoni,J.and A.Levinson(2001), The simple Analytics of

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20)Grossman, G. M. and A. B. Krueger(1995), Economic Growth and the Environment, Quarterly Journal of Economics, Vol.110(2), pp.353-377.

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(11)

32)藤倉良(2002)「日本の地方公共団体の硫黄酸化物対策」(寺 尾忠能・大塚健司編『「環境と開発」の制作過程とダイナミ ズム―日本の経験・東アジアの課題―』アジア経済研究所) 33)宮本憲一(1987)「日本の環境政策」大月書店 34)植田和弘、森田常幸(2003)「環境政策の基礎」岩波書店 35)シンウィスン(2005)韓国の環境政策と持続可能な発展  ヨンセイ大学出版部

参照

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