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巻頭言(立命館人文科学研究所紀要 103号)

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Academic year: 2021

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1 ●タイトル●

巻頭言

〈小特集〉近現代日本の公権力と社会風俗

近代日本思想史研究会は 1950 年代後半に結成された明治研究会に端を発 し、半世紀以上にわたって本学人文科学研究所のなかにあって学内外の研究 者に支えられ研究活動を継続してきた。現在は同研究所の研究所重点プログ ラムとして位置づけられている。半世紀以上におよぶ研究活動をここで一口 に紹介することはできないが(詳しい歴史と内容の紹介は本紀要第 100 号< 2013年 3 月>に掲載した「人文科学研究所共同研究概要」をご参照いただき たい)、その基本的な研究姿勢は、史資料収集を柱にした基礎研究である。 2005年度からは 3 年 1 周期で 3 期にわたり戦後憲法改正問題を中心とした地 方ジャーナリズムの論説を段階的・系統的に収集し、分析を進めている。 その収集作業は現在、梶居佳広氏(本学非常勤講師)の総括的指導の下に 佐藤太久磨・吉田武弘・眞杉侑里・猪原透・寺澤(奈良)ゆう・山口一樹・ 織田康孝・久保健至君ら若手研究者や大学院生たちの精力的な協力と取り組 みに支えられている。 本研究会はこの史料収集作業とその史料をもとにした研究活動とともに、 その作業を通して各研究者や院生たちが感心を抱いた研究テーマを中心に した共同研究にも取り組み、研究活動に幅を持たせるように心がけている。 3期目の研究年度の終了時には本格的な特集を組みたいと考えているが、 今回は前回の小特集「近現代日本の憲法と政治」(本紀要 100 号)につづい て、小特集「近現代日本の公権力と社会風俗」を組み、中間的な成果を世に 問うこととした。収録した 4 本の論稿は理論的な関心が前面に出たものや、 若手院生が既存の枠に囚われない問題関心と感覚を縦横に駆使して手堅く、 もしくは自由に論を展開したものなどさまざまである。所論の構成ないし展 開において若干手際の悪い面、未成熟な面があろうとも、それらも含めて、

(2)

2 立命館大学人文科学研究所紀要(103号) そこに疼いている彼らのエネルギーの波動を感じ取っていただければ、編者 としての喜びこれに過ぎるものはない。 2014年 2 月 近代日本思想史研究会      代表 小関 素明(文学部教授)

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