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IRUCAA@TDC : 骨粗鬆症におけるBRONJ 発生の臨床的検討

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

骨粗鬆症におけるBRONJ 発生の臨床的検討

Author(s)

奥平, 貴人; 益田, 遼; 森川, 貴迪; 山田, 祥; 太田,

亮輔; 薬師寺, 孝; 大畠, 仁; 柴原, 孝彦

Journal

歯科学報, 116(5): 391-391

URL

http://hdl.handle.net/10130/4107

Right

Description

(2)

391 歯科学報 Vol.116,No.5(2016)

№17:自立高齢者を対象とした GOHAI スコアと関連する要因についての解明

鈴木誠太郎1),高柳篤史1),吉野浩一1),石塚洋一1),佐藤涼一1),小野瀬祐紀1),白鳥たかみ2) 2) 1) 2) 多田美穂子2),江口貴子1),杉原直樹1)(東歯大・衛生)(東歯大・衛生士校) 目的:本研 究 の 目 的 は,歯 科 保 健 関 連 Quality of

Life(QOL)の1つである General Oral Health As-sessment Index(GOHAI)を用い自立高齢者にお ける,口腔内状態,歯科受診行動,生活環境に関す る要因と口腔関連 QOL との関連を明らかにするこ とである。 方法:対象者は60歳から86歳までの千葉市にある2 つの老人施設利用者とし,自記式無記名の質問紙調 査を行った。質問紙を回収した198名中,いずれか の質問項目に欠損があった者および GOHAI スコア が算出できなかった者,合計53名を除外した。最終 的な解析対象者は145名(男性21名,女性124名)で あった。本調査は東京歯科大学倫理委員会の承認を 得ている(承認№656)。 結果および考察:GOHAI と各要因に対しt検定を 行った。その結果,現在歯数,1日の口腔内清掃回 数,主観的咀嚼能力,義歯の使用,口腔内の自覚症 状,定期的な歯科健診,1年以内の歯科受診におい て有意差が認められた(p<0.05)。これらの有意 差が認められた要因を,相関の強かったものを除い て独立変数とし,多重ロジスティック回帰分析を 行った。その結果,現在歯数(odds ratio[OR], 3.17;95% confidence interval[95% CI],1.080

-9.331),主観的咀嚼能力(OR,4.95;95% CI, 1.763-13.880),定期的な歯科健診(OR,4.09; 95% CI,1.204-13.914)と高い GOHAI スコアと の間に関連が認められた。特に主観的咀嚼能力は GOHAI と強い関連が認められ,GOHAI を指標と した口腔関連 QOL を高く維持するためには,現在 歯数を減少させず,主観的咀嚼能力を高く維持させ ることが重要であると推察された。結論として,現 在歯数が多いこと,定期的な歯科健診を受けている こと,主観的咀嚼能力が高いことが,高い口腔関連 QOL と関連があることが示唆された。

№18:骨粗鬆症における BRONJ 発生の臨床的検討

奥平貴人1),益田 遼1),森川貴迪1),山田 祥1),太田亮輔2),薬師寺 孝1),大畠 仁1) 1) 2) 柴原孝彦1)(東歯大・口腔顎顔面外科)(信州大学・歯科口腔外科) 目的:近年,ビスホスホネート(BP)製剤による 顎骨壊死(BRONJ)が報告されている。わが国で は諸外国と比較し骨粗鬆症症例が多いとされてい る。また観血的処置により発生率は上昇するとされ ているが,現状は不明である。そこで今回,当科に おいて骨粗鬆症における BRONJ 発生について臨床 的検討を行ったので報告する。 方法:平成26年1月から平成27年12月までの2年間 に,当科を受診した初診患者のうち,骨粗鬆症に対 し BP による治療歴があり抜歯術を施行した95症例 を対象とした。精査項目としては,年齢,性別, BP の投与経路,種類,期間,術前休薬の有無,他 のリスク因子の有無,原因疾患,部位,抜歯術に おいては術前の抗菌薬の投与の有無,創の状態, BRONJ 発症率について検討した。本研究は東京歯 科大学倫理委員会承認を得て行った。 結果:年齢は32歳から90歳(平均70.5歳)で,女性 が95.8%を占めた。BP の投与経路は,経口が96.8 %であった。最も多く使用されていた薬剤は,アレ ンドロネートで全体の46.3%を占めた。BP 平均服 薬期間は3.4年で,4年以上の服薬は33.7%であっ た。休薬は60%に行われ,処置前の休薬期間は平均 4.7ヵ月であった。BP の使用期間が4年以上の場合 は71.9%に休薬が行われた。原因疾患は,歯性感染 症が84.2%で,部位は下顎が64.2%であった。抗菌 薬の術前投与は33.7%に行われた。創を完全閉鎖 したものは26.3%であった。BRONJ の発生は3例 (3.2%)であった。病期は,ステージ1:1例, Stage2:2例であった。BP 使用期間は3.5~5年 であった。全例に保存治療後,腐骨除去術を施行 し,全例治癒した。 考察:これまで骨粗鬆症例に限局した報告は少な く,実態は不明である。そこで今回,骨粗鬆症で抜 歯術を行った症例の検討を行った。BRONJ のリス ク要因として,抜歯が挙げられており,おおよそ7 ~10倍に上昇するとされている。しかし,抜歯の適 応は主に歯性感染症であり,本研究でも84.2%に認 められた。BRONJ 発生は3.2%であり,原因疾患 は全て歯性感染症であった。現時点では対象症例が 少なく,経過観察期間も短いため,今後も症例数の 蓄積とさらなるリスク因子の解析を行っていく予定 である。増加傾向にある BRONJ のために,医歯薬 連携を行い,BRONJ の予防ならびに感染制御が重 要であると考えられる。 ― 47 ―

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