地方都市周辺の労働移動についての地理学的研究 : 特に湘南地方に於ける主要工場の従業者について
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(2) 22. 伊. 倉. 退・. 蔵. に於て,一つの地域的調速を撞示する.年割こそれが大都市にあって杜工場労働者の居. 住地は住宅地として都市域内に包含されることが多いが,地方の小都市で娃村落地域と. 直結して,その間の労働移動を通t3て都市と村落との相互関係をあることができる. 近時の日本の・=業生産の発展転,工場0)地方分散の傾向を強くし,工場地と農村地帯 との接触によって,農莫労働力の上に多くの問題を生じている.5)6)それが農家経済に 及緑す影響昧大都市の近郊に於て特に著しい。7) 8J筆者紘兜年埼玉県南部の農村に於て, 農家労働力の都市指向を,家族労働構成の変化の上からみて,それと農家経済の若干の 要素との閑仔について調査を試みた.9) ここで拭地域凌神奈川県南部の湘南地方にと少,東野蓮沼塊に並立する工場群と地. 元農村との労働移動について考察を準める.今回わ粥割こ地方都市の側申より,後背村落 との関連をみることとし,地方都市の工業がいかに地元の労働力と結合しているかを. 明らかにすると共に,労働移動よわ見た各都市の勢力圏について述べてみたいo. 2.湘南地方に放ける都市の近代化と労働移動の概観. 神奈川県南部の相模湾に画する地域に妊,東海道線に滑って,鎌倉(1939) ・藤沢 (1940) ・茅ヶ崎(19_47) ・平壌(1932). ・小円原(1940)の5市が並立している.. (括弧内. の数字昧市制施行の年代)これらの都市のうち,鎌倉・′ト田原の2市昧その都市的性. 格に古い歴史を有しているが,他の3市はいずれも地方中心的な地方町から,主迂年に なって都市化したものである。国勢調査による人口の変化を見ると(第1図)いずれ も増加の一途をたどb. ,. 1920∵30年の平壌. 市の増加率紘64%を示し,全国的に見て. も大きな飛躍である。壬欠の10年間には小 田原を除いて,一様に30%内外の増加率 を示すo 終戦前彼の10年間に臨戦災をう けた平塚市以外杜各市共急激な膨脹がみら、. れ,藤沢市のQ8%を始め,茅ヶ崎・鎌倉共 に50,0≠以上の槍加を示してい草の埠,東. 京の衛星都市としての性格の卑らわTLであ る。101. これらの都市について,さらに内部の荘・. 済的な発展を産業別人口の比率によってみ、 1920 葬1図. 19?0. 1940. 1g50年. よう。. (第2図). (1930年とJ1947年Q)国勢. 調査による.ただし両年の職業分類妊や. E:鎌倉市,. 湘南5市の人口の推移 F:藤沢市, C:茅ヶ崎市,. や異っているから,中分類を利用して組替. H:平塚市,. 0:,小田原市. えJ,. 1930年の市域昧1947・年の市嘩内に含. まれる町村について集計した。全国都市の.
(3) 23. 地方都市周辺の労働移動について-の地理学的研究. ま930. C. 19ヰ7. KA門AKURA. FUJISAVVA. C川GASAKI. HLRATSUKA. ODAWARA. A. A9rlLCULttAre. F. Fし5hLn9. M. Mし山.T唱. 1. LnJL^Stry. CAILTJEJ真pL"N C oyn.yherCこaLLI .C∴ T Tra.ffLc. 第2図. 比率娃都市年鑑15(1951)による.). P. PLLbしL⊂もFree. O. Others. 産業別人口梼成の変化. 1930年に昧5市の産業人口構成はそれぞれ特色を. 有し,鎌倉・小田原の2市は商業者が優位を占め全国都市の比率に近く,共に都市とし. ての歴史の古いことを示す.これに対して茅ヶ崎・藤沢では農業者を多く含み.平塚 のみが特にエ貴人口に優れ最も早くエ業都市化が進んでいることをあらわしている。 それが1947年にはいずれもエ業者が第1位を占め,近代的な都市としての性格を持つ ようになったことほ,全国都市の型に近ずいたことにょってうかがわれる.すなわち. 或は古い庭坂を有する社寺の町,城下町として,また一宿場町から発生した地方町とし てそれぞれ独自の発展を見た各市が,近年で紘一様に近代的性格を有するようになった ことが明らかである。. 国勢調査の 結果による産業人口の構成払ノ当然従業の場所を市域外に求める者も含ん でいるから,他地域からの労働力をも受け入れて形成されている都市内部の労働市場. をあ占わしていない.そこで職糞安定所の資料によって,市域内部の労働市場につい て常用従業員15^以上の手篭所な業種別に集計したo. (第1表)これによると茅ヶ崎. 市が特に事糞研が歩く労働市凌が小さいが,_地縁ほほ一様な市場を有している.その. 内蓉を業種別にみ-る`と鎌倉市のみ'がす⊥ビス業が首位を占め,消費都市の性格を持つ が,他姓いずれも製造=業部門が首伊を占め,労働市易における工場工真の優位性が 明らかである。. ・次にこれらの事業所に於て従業する●労働力が地域的にいかに賄われているかを,従 業者の現任卿こよって推察する。 :(第2表) (この資料紘1951年末よD∴52年始めにか 抄て∴藤沢■・平塚の両撒業安定所が行った労働市場地域調査の原票によ,め,筆者が集計 したもので,従業者15人以上の寄集所ち0,従業員7651を抽出して行われたものであ. る去)写市の事業所ともをめ従業蕃の年ば拭市域外からの通勤者を受汐入れてお9,多 数の従発着を持つ藤沢市の労働市場で昧その供給地域が最も広い.茅ヶ崎・平塚の2.
(4) 伊. 24. 第1表. 鉱. 漁. 蔵. 藤沢市. L茅ヶ崎市. 平塚帝. /J、田原市. 業. 建. 殻. 業. 製. 造. 業. 商. 蓮. 従業員15人以上の事菓所及び従三菱所(1951年末) 鎌倉市. 農. 倉. 業. 金軌保険業 蓮職通信その 他の公.共事業 サ. ー. ピ主菜. 公. 務. 7667i. 従業旦鎗数. 第2表. -ら i. 1950. 従業者の現住所(1952年1月). 市杜隣接部内も含めると,全従業者の90%を超え,地元との労働移動による交流が著 しい。なお,製造工莫部門と他の菜種との間に労働移動による地域的な差異昧少いo 3.主要工場の分布とモの労働力供給地域 工場の地方分散が行われるとき,先ず鉄道線路に拾って駅附近毎にエ場の設立を見 たこと昧既に先学によって指摘された如く11). ,エ場として原料・製品の搬出入に便利で あるばか少でな(,卓こに牧容される労働者の通勤にも好都合となる。湘南地方に於 (欝3図)こ叫こよると,従 捗るエ場分布をその従乗員数によって分類して図示した。. 業者100人以下の小工場琴市荷地に壊Lてみ,16J.氷るが,大観填なエ場がほ上んど鉄道 沿線に並列していることがわか畠。すなわち,東海道掛三番つても川崎・鶴見のエ壕.
(5) 25. 地方都市周辺の労働移動について`b地理学的研究. 夢3囲. エー巷. の. 分. 布. 連続地帯に対して,戸塚以西の工場群が駅毎に不連続にあらわれているo. また,収容. 力の大きい大工場,例えば寒川のN.横械工場,漕匂の印刷工湯が都市域を離れて存在. することも,エ場立地の際特に市街地な聯れている結果 C<あるo さて,この地域の従業者100人以上の工場昧50で生徒乗員妊17,000人に達するが・ そのうち地域・業種・規模を考慮して19工執その従嚢邑11,863人(全従業者の軌7 形)について調査を実.施することができたo. 調査期間牲1951年11月よ少52年8月. までである。. (1)主要工場従業者の供給地域 工場労働者の移動によって都市と村落との連繋をみるために昧,労働者の各舟につい て党ず農村出身者,つ皇b農家出身者であるかどうかを識別することが望鼓しいo. 、と. ころが,農家出身者であるか香かについての資料牲得難いので,ここで妊先ず従業者の 現住所によって,農村地域に居住するものと,市筒掛こ居住するもめとを区別す首こ ととした,調査したエ場についてみると,. 、.寮合叉紘敵軍を持ってヤ、て工場内或牲その準. 優に集団的に居住するもの陣後述する申.:(比野内少く,.そのほとんとザ通勤者である ・から,現住所圃萄こよ?て都市農相間の労働移劫を推察するこ紬無理でない。しか 七ながら,村落地域にあっても農家出身者以外を多数含むこと昧めう患でもなく,特に. 赤穂城の如く原浜Q)遠郊住宅地車ちゆうべき個所を方htこ有するところで醸特に注意 .凌要することであ畢o.そこで各工場の従業者名簿によ少,その説佳塀を市域昧町内別. .に,村落昧部落別に分打て集計し,各羊場従業者Q)供給琴域夜明らかにし虹ずなわ.
(6) 26. 伊.. 倉. 遮L. 蔵. ち,ここでゆうエ場従業者の供給地域昧各工場従業者の:通勤範囲で示されることとな る。. 先ず調査工場の菜種別に通勤範囲の広狭を見る.本地域の従業員10O人以上の工場. 昧産業中分類によれぼ,木材及び木製品・ゴム製品・皮革及び皮革製晶の各製造工場 を欠くほれ7嘩のエ場があるo. この中最も特異な供給地域を持つもの昧紡織工場で.,. その他の業種について旺大きな差異妹認められない. 藤沢市にある. .■ 二∴.、.二. K絹純系工場についてみ. ると,仝従業員436名中563%が寮舎に居 住し,しかもその中82%が山梨・長野等 の県外出身者によって占められている。. 1946年に現在の経営主になった当時昧附 10. 20IくM. STL. 近農村の通勤工員を主として出発したので あったが,作業の性質及び勤務侍間制など のことによ抄,次第に本工場所在地の長野 頗より労働者を求めるようになったとゆ うo. このこと紘筆者が別に調査した県内の. 2製糸工場(足柄上郡山北町及び横浜市戸 塚区瀬谷町). t羊ついてもみられいずれも. 近傍よりも県外にその労働力を求めてい るoこれの等のエ場旺いずれも女子従業者. が.生徒業者の80%以上を占め,我が国二の. 紡織工場に於ける女≠労働者の特異性を示 すものと考えられる。12). 供給地域の広狭を示すより大きな因子昧. 工場従業者の集団規模,すなわち労働市場 の大きさである。いま,本地域にある同種 の墳械器具工場について,規模別・地域別 弟4図. 機械津具工場の通勤着の分布. を考慮して5工場をとE),それぞれの工場. の通勤者の分布についてみる。工場所在地 を中心として,. ・同一距離にある部落からそ のエ場への通勤者の和をその距離に於ける 通勤者として,岸巨離による変化を図示し た。. (第4図)従業者数の最も多い藤沢市. のNsエ易七昧工場から6kmの辺で減少 した通勤者が12km辺で再び増加し,そ の後距離の増大と共に減少をみせ他の4エ 場と異った関係を示している.他で昧最′ト.
(7) 地方都市周辺◎労働移動にウいての地理学的研究. 節. 規模のエ場で小田原の市荷堆から1錬れた所にあるStエ湯がi立場近辺に通勤者を多く 持たないで異状がみられるが,距離による通勤者の減少の園係臥ほほ一様である.逮 勤の限界距離として,、、通勤者の急激に減少する生徒業B-・の95%を含む距灘をとる七,I 金従業の規模に応じて限界距離功槍大する関係紘一定でない。これ昧工場の規模玖外 に,そのエ場の所在地特に交通路との関係によって左志されていると考えもれるo. 最も複雑な通勤者の分布を示すNsエ場について鉄道東胡券を利用するエ串707′名の 発駅毎の通勤者分布をみる'と,. (第5図)交通路との関係,隣接市術堆(住宅地)との. 欝5因. 定期券による通勤者の分布. (藤沢市Ns工場,エ負707名). 関係が明らかであるoつまり,交通横閑の発達した本塊域で娃距離の増加も時間的に姓 差障とならず,広範囲な通勤圏がみとめられる。そしてこのことから並立するエ易群 の通勤圏が互に交錯し,一工場を中心とする労力需給囲も地元農相と結合鱒係を窮め ていることが予測される。 (2)エ場労働力の地元依存についての考察・. 地方都市に設立されたエ場が,周辺の農村から労働力を求め,通勤に聾する時間的 露済的損兎を歩くし,. -iた農家労働力ーとの関連を考慮して,労働給源の淘養に努める こと昧工場経営の上にも,地元農相にとっても望ましいことである.しかし,本地域.
(8) 72穿. 優. 伊. 遇. ▲癖. ・の如く京浜の大労働力市執こ近く常に大都市の影響をうけ, ′それに伴って農業経営も妃. 郊鼻糞的性格を満つところで払農家労働力も安定性に乏しく,をれが瀕元工場-q?: 労働力供給についても影響して,エ場と地元との連繋を強固に凝し得なくなっている。. この間題について拭未だ充分の資料を得でいないので詳論するニ・とを避けるが,こ,こ で紘比較的小規模のエ場として,地元農漁村の労働力と密度な連関を持って経営され てセナるエ場について一例をあゅておく.. T陶器工場妊本工場を九州に持う,. 1937年に茅ヶ崎市に設立された.設立当時よ歩,. 席辺農村の労働力に期待するところが大きかったが,現在の従業員中特にエ員156名 についてみると,その現住所が茅ヶ崎市内にあるものが80%近くを占め,隣接市町村 を合すると97%に達する。しかもそのうち87%昧現住所に於て出生したもので地元. との結合の強さをあらわしている.さらに従業者について家庭内の地位によって農糞 労働力との国連をみると,世帯主について抹45%,従属者について昧50%が現に工場 の余暇に農業している。すなわちこのエ場の労働力は地元農村の余剰労力に依存して ′. いる傾向が強く,現にこのエ場の労務管理の上にも農業(少数の漁業者を含む)労働力 との関連についての考慮がはらわれている.例えば工員の勤務時間について,退社後 に家業に従事する余裕を与えているo. この労働力地元依存の事情昧本工場の作業の性. 質によるところも大きく,他の種のエ場に於て直ちに採用し得るとこでないが,地方. 都市のエ場として農工調亜の合理的に実施されているものとして注意を惹くのである。. 4.通勤圏からみた地方蔀市の勢力圏 以上考察を進めて来たエ場労働者の供給地域よりみて,湘南地方の小都市群が,お ・Q)おのその周辺農村と如何に連繋しているか.また各都市の労働力供給圏が如何に接 項虫し,あるいは交錯しているかをみよう. 調査した従糞者杜各都市別にほ陣一定($9-67%)の比率で抽出してあるから,エ場 '従発着の移動を各都市別に考察すること妊可能である。なお本地域に於ては前記5都 市の他,寒川・酒匂・南足柄の各町も大工場凌持つから,これらの小都市についても同. 様な考察を試みた。なあ藤沢・鎌倉両市に隣接する横浜市戸塚区も,以北の横浜の市 僻地と離れて地方都市的性格を持つから,区内の主要工場につセ、,ても考慮した.. (1)湘南各都市のエ場従貴著の供給地填 まず各都市毎にエ場従業者に.よって形成される通勤圏の形態について考える.各都 市について,それぞれの工場通勤者数をその現住所の部落別に集計し,. 5万分の1地形. 図にその数値を記入した。次にその分布を平滑にするために,地図上に2kmの間隔 で網目:をか机相隣る√4つの網月内(面積16km2)に食卓れる通勤者の和の4分の1 を綱目Q):3EJ点に記入tJたo. これを網目を1つづつずらして繰返し,等値線牽引k/?て,, 各都市の通勤圏囲を推虚t/if=_昌 一例として藤沢・ ,Jl田原の通勤圏を示す. (第6図).
(9) 29. 地方部市周辺の労働移動についての地理学的研究. 東部7,=隣接して京浜の大市場を持つ本地域で軌各都市昧その労働力を西方に求め, 屯、ずれも西方にふくれた非対称形をなしている.特に藤沢・平塚のそれ昧著しいo. 戸. 藤沢及び小田原の通勤圏. 葬6図. 塚・鎌倉のそれ昧三浦牛島に延びて北にひろがるが,その境界昧明瞭でなく,横須賀線 \. に滑って交錯しているo県西の小田原・南足柄で昧西に箱根火山の地形的障害ド会い・ 西方を限られているから,勢い北東方に延び,小田急線に沿って東進しているq層勤. 固の形態を規蒔Tlしている大き教委義妹交通路である.藤沢昧東海道線を基底として,小 由急江の島線に滑って延びる道丁字形をなし,小田掛こ於捗る小田急線及び御殿場線 大雄山線の役割昧顕著であゎ,平塚市に集る移動経路が,現在運行中のバス路線の方向 に滑ってい・る。. 確形的制約の最も著しいも釧ま相模川で,J藤沢茅ヶ崎南市問の来港活に拾う交流を除 いて払茅ヶ崎・寒川と平塚の通勤圏が明瞭に境されているo. しかし中流以北に恵る. と,小B3急線・相模鉄道厚東扱の横断によって,寒川町の通勤圏昧)1Iを庭中唐木申の …西北方に穫びている。. j衆に各都市の通勤圏の内部構造をみるために各菰市の中心部からの距離別に通勤者.
(10) 30. 伊. 倉. 追. 療. もoo. SArl U KAVML. -ト=RATSUKA 0DAWARA. rlLNArll. I--I. 1O. 20. lO. 30仰t. 第7図. 2O. ASH. 30. KM. 1 0. 20・'. 16rARA. 30t(M. 通勤者の距触別凍積分布. 数を測定して,その累積分布曲線を作った。. (第7図)例えば藤沢にづ七,,てみると,逮. 勤距離5km以内の通勤者が全通勤者の、64%を占め,.10km革帯を合すると69%と なるo. これに対して平塚の場合妊10km以内に82%,小田原市で抹同じく87%を占. める.このように東海道を西するにつれて,各都市の通勤圏牲近距離圏内で密になる度 合が高い。またこれらの都市の間に介在する,茅ヶ崎・寒川・酒匂・南足柄の/j、都市 昧ほほ一様な変化をみせ,近距離通勤者の占める・率が高く,. 10km. 5km以内で約70%,. で90%に達する.ここで妊全く鞄形図上の直線距離を測定したものに過ぎないが,衣. 通路による時間的距離についてみれば,さらに明瞭な相異がみられるであろうム. つま. E)京浜の大市場を離れ,大都市の影響が薄くなるにつれて,地方都市を中心とする労働 移動の距離が短かくな少,地元村落との国連が密接となることが推察される。. (2)通勤執こよる各都市の勢力圏 小都市が並立してその間に交通横国の・発達を・みている本鞄域で払各都市Q)重野圃 紘交錯していて,各都市相互間の!尭界を見出すこと昧容易でない。ここで昧試みに各 都市周辺の村落について,その都市-の通勤者がその部落の通勤者中で首位を古めてい るものを,その都市への通勤勢力国にあるものとして,各都市の勢力圏の境界を設定し (第8図)本地填で杜京浜の市場へ続出する通勤者も少くなく、,宇塚市周辺農村の. た.. 場合をみても,職業安定所の資料によると,地元との比娃6野・4で,.京浜地帯q†通勤圏 内に入っているわけであるが,. 13)-ここで昧それに紘触れないでおく.さて,各都市相. 互間の境鼎をみるとその境界が明瞭でない研が易く,境界線とゆうよbある幅を待つ た漸移地帯を作っている。図上の点線昧この地帯の所在をあらわすとみてよい。. A. 現在の行政市域の境舞に辻堂駅を持c)藤沢と茅ヶ崎の勢力圏妊交錯が著しく,.平塚・. 小Ed原間も大磯丘陵西部の中井村・ニ官町で漸砂地噂をなす。′J,,EEr癖市とそれを挟ts 、. ・酒匂r・南足柄両町の境界も明らかでなく,足柄平野Q)北部で紘三者の勢力昧交叉して,.
(11) 地方部市周辺b'労働移動にういての地理学的研究. 第8図. 31. 通勤圏よ`g見た各都市の勢力圏. その恵ま秦野地方を包んでいる.北方の限界についてみると,平塚・_/Jl田尻のそれ昧 山地に限られているので自ら明らかであるが,藤沢・寒川の北限昧相模原町の南矧こ続 き,戸塚の北方で昧京浜地帯に混入していて不明確である占. しかし,比較的明瞭なの妊. 境川・相横川の自然境界で,ここで昧現轟の行政的な境界に意義が認められる. r.丁重するに通勤圏からみた地方都市の勢力圏昧交通路に支配されるところが大きく,々. の境界の変動tL易いことが考与られ串.なお各都市の持つ他の嘩能,例え峠∴南国と・申 開備について昧今後の研究によって明らかにしたいo. /. 語. 5.結. 湘南由考に簸ける小#B'市群紘東海道線の駅毎に改立きれた工場な持ち,近代的に発展 して来た。これらのエ場の労働者の移動形態をみる'と;周辺村落からの通勤者の占め る率が高いが,. I. =易から'Q)拒醜によって通勤者の減少する割合抹,エ場の業種,規塀よ. 歩もそのエ場の位置に左右されている.. 各癖市を続る通勤圏昧互に交錯t;て七iてその限兎壷定あること娃困難であ畠が,通勤 国内部の拒髄別に見た構造妊京浜の大市場の影響が弱くなるにつれ七近距離移動o)翠 が高('i碓方都市と周辺村落との閑適が強いことが謎められる.通勤圏からみた各都 ノ. 市由勢力圏妊交通路に支配さii,1その隈東政明瞭でないが,相模川による自感境界の意 義妊大きいo. 京浜の大労働市場に隣接し,その通勤圏内に含ま-れる本地城の農村労働力昧安定性. に乏しく,そのことが地元市場と由連繋を薄くしていやと考えられるが,∫-、rこの京浜地域 との国連について昧今後の研究にょら。.
(12) 32. 東一. 伊. 遇. 蔵. 経りに臨み,本研究に際しお指導を賜った青野博士,終始お鞭建とお教示を受けた聖 地理学教室の各位に深謝の意を表すると共に,現地に於て資料を提供された各工場の方 々に厚く感謝する。 参. 文. 考. 献. 匿: '地方都市の商圏に関する考察●大境地論2上(1933) .1)磯崎 3 (1935) 地理学 2)川口丈夫:北海道地方都市経済圏の研究. 3551390・. ●. 1311-1317,. 151511525,. 1685-. 1699. 322-351. 3).木内信威:都市地理学研究(1951) 4)木内信蔵:エ業立地の地域的韓閉と技術に関する二三の問題. (1952). 束大地理学研究2. 54-66.. 労働科研報. 5)内藤義夫他:農村地帯に進出せる大工場-の農家通勤工員に関する調査報昔 骨ⅠⅠI 10 (1943)ト57. 6)計見良寛:長男を工業に供出せる農家に関する考察-F化学工業工旦209家族について労働科学 21 (194'4) 145-151.. 7)京都帝大農林経済研究室:大阪市近郊農村人口の構成と労働捗動に関する調査いⅠ(1939)・ 8)協調会:近郊農村と最近の労働移動(1939)・ 大凝地理学会報骨(1947)・ 9)伊倉退蔵:埼玉県南部農村の離農と経営親模との関係 24 (1951) 53-59・ 地理評 10)山鹿政次:衛星都市浦和の形成とその生汚飼 306-309.. ll)′ 田中啓爾:地理学の本餐と原理(1949). 12).労働者婦人少年局:製糸Z場の女子労働者(1950)・ 23 (.1950) 367-S73・ 地理評 13)有末武夫:東京の通勤交通. .. Resu7P芦 There They. are. them. has. several. labollr. chief. (1). between are. labour. follqws. for The. t:ovTnS. Odawara・. and. each. author. Each. of. wモ・'・ch studied. of. fro申. comes. has. their. and. Prefecttlre.. Kanagawa. Hiratsuka. supply. local. the as. the moving The. surroundings.. :. industrial. of一the. region. its situation. upon. Chigasaki,. the. of the.supply. depends. District,. in its surroundings.. obtained. area. Shonan. the. Fujisawa,. forces. forces. results. The. in. factories,. labour. therural of the. towns. local are丘ve Kamakura,. the. on. tra氏c. mute. forよfactory. workers than. rather. its kind. or. itsr. scale.. ・(2). factories. In the have. a. close. farther. a. (3). The. sphere. others.. The. distinctly tbe. from. of. River. Keihin. is, the. in且uence. forces. boundary recogni2;ed, Sakai.. the. with. the. factory. labour. moving. comparatively.small. connection. apart. markets). a. with. of each extends belts and. the. closer. of. they. Jare. is. (that. workers The suberbs・ labour greatest. the. of the. one. connection・. those. alongthe caused. in. power. working. District. industrial. the. scale・. by. local. towns. represented. trafnc. routes. and. natural. eXempli丘ed. is duplicated. obstacles, by. the. by. however, Saga血i. River '. the by are. or.
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