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学習環境整備PFI事業のPFI導入可能性調査報告書(平成19年3月) (ファイル名:5460.pdf サイズ:87.27KB)

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学習環境整備

PFI 事業の

PFI 導入可能性調査報告書

平成 19 年 3 月

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目 次 Ⅰ.調査の概要... 2 1. 調査の目的 ... 2 2. 調査フロー ... 2 Ⅱ.事業スキームの検討... 3 1. 整備する設備等についての整理 ... 3 (1) 空気調和設備整備 ... 3 (2) 緑のじゅうたん整備 ... 3 (3) 緑のカーテン整備 ... 3 (4) 植樹の整備 ... 3 2. PFI 事業の形態についての整理... 4 (1) 事業内容 ... 4 (2) 事業類型 ... 4 (3) 事業方式 ... 4 (4) 市とPFI 事業者の役割分担...5 (5) 事業期間の設定 ... 5 3. リスク分担の整理 ... 6 Ⅲ.民間への意向調査の実施... 7 1. 民間意向調査結果のまとめ ... 7 (1) ヒアリングの目的 ... 7 (2) ヒアリングの実施要領 ... 7 (3) ヒアリングの主な意見 ... 7 Ⅳ.VFM 試算... 8 1. 整備費・維持管理費の算出 ... 8 2. VFM 試算条件の設定 ...9 3. VFM 試算結果 ...10 Ⅴ.調査結果のまとめ...11 1. 事業実施に関する可能性判断 ... 11 2. 実施に向けての課題整理 ... 11 (1) 地球環境への配慮 ... 11 (2) 役割分担及びリスク分担 ... 11 (3) 入札関連資料の作成及び精査 ... 11 Ⅵ.想定事業スケジュール... 12

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Ⅰ.調査の概要 1. 調査の目的 学習環境整備PFI 事業(以下「本事業」とする。)は、市立学校園の良好な学習環境を整備 するために、空気調和設備を導入するとともに環境負荷軽減策を取り入れることを想定した可 能性調査である。 調査にあたり民間事業者の資金や技術力、ノウハウを十分に取り入れ、市が想定する事業コンセ プトに基づきPFI 手法として事業を進める際に必要となる諸事項を明らかにすることを目的と する。 2. 調査フロー 本調査は、以下のフローのとおり実施した。 調査フロー (図Ⅰ-1) 事業スキームの検討 ・ 前提条件の整理 ・ PFI 事業の形態についての整理 ・ リスク分担の整理 VFM 試算 ・ 整備費・維持管理費の算出 ・ VFM 試算条件の設定 ・ VFM 試算結果 調査結果のまとめ ・ 事業実施に関する可能性判断 ・ 実施に向けての課題整理 民間への意向調査の実施 ・ 民間意向調査結果のまとめ 想定事業スケジュール

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Ⅱ.事業スキームの検討 1. 整備する設備等についての整理 PFI 事業の可能性調査において設定する基本的な枠組みは以下のとおりとする。 (1) 空気調和設備整備 市立の全学校園のうち、2,024 室に設置する。 対象校園及び対象教室数 (表Ⅱ-1) 小学校 普通教室、養護教室、特別教室、多目的活用教室、職員室、 留守家庭児童会室 1,313 中学校 普通教室、養護教室、特別教室、多目的活用教室 700 幼稚園 遊戯室 11 計2,024 ◎ 学校園数:75 校園(小学校 45 校、中学校 19 校、幼稚園 11 園) (2) 緑のじゅうたん整備 校庭の芝生化を全小中学校対象に設定する。 ◎ 施工規模:1,000 ㎡/校 (3) 緑のカーテン整備 緑のカーテン事業を全小中学校対象に設定する。 ◎ 施工規模:教室南面の窓側外部6教室分 (4) 植樹の整備 校内植樹を全小中学校対象に設定する。

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2. PFI 事業の形態についての整理 (1) 事業内容 ①設計業務 ②施工業務 ③工事監理業務 ④維持管理業務 ※空気調和設備の光熱水費は事業範囲に含まず、植樹については調達業務のみとする。 (2) 事業類型 PFI の事業類型としては、サービス購入型、ジョイントベンチャー型、独立採算型の 3 類 型に分類される。本事業は設備整備と維持管理が主体であり、収益性のある事業ではないた め、PFI 手法を適用する際はサービス購入型が適当である。 (3) 事業方式 PFI の事業方式には、設備の所有権移転の時期、有無によって表Ⅱ-2 のような方式がある。 事業期間終了後に所有権を市に移転する BOT 方式は、事業期間中の資産保有に関する費用 が増加し、結果的に市が支払う対価も増加することとなる。 BTO 方式は供用開始時点から市に所有権が移転するため、より安定した利用が担保できる。 以上のことから、採用する事業方式としては BTO 方式が適当と考える。 なお、先行事例である京都市の冷暖房PFI 事業においても BTO 方式が採用されている。 PFI 事業方式 (表Ⅱ-2) BTO BOT 定義 PFI 事業者が施設を建設(Build) した後、施設の所有権を行政に移 管(Transfer)した上で、PFI 事 業者がその施設の維持管理・運営 (Operate)を行う方式 PFI 事業者が施設を建設し、事業 期間にわたり維持管理・運営を行 って、資金回収した後、市にその 施設の所有権を移管する方式 施設所有者 市 (事業終了後は市) PFI 事業者

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(4) 市と PFI 事業者の役割分担 PFI 事業は、民間事業者の経営上のノウハウと技術的能力を最大限活用することにより、効 率的かつ効果的な事業の推進が可能になる。したがって、PFI 事業に組み込むことによって効 率的な実施が見込まれる業務を、PFI 事業の事業範囲として設定する。 なお、市が担わなければ円滑な事業の実施が困難な業務および性質上、市が実施すべき業務 については、市の役割とする。 以上の考えに基き、以下のとおり役割分担を設定した。 市と PFI 事業者の役割分担 (表Ⅱ-3) 項目 業務内容 市 PFI 事業者 各校との調整(各校からの要望に対する対応, 日程調整,整備場所等の調整) ○ ○ 設備整備箇所の現状の情報提供 ○ 共通 資金調達 ○ ○ 事前準備(市提供資料以外の各種調査) ○ 関係法令に基づく手続及び調整 ○ 各種負担金の負担 ○ 設備等の設計 ○ 工事及び工事監理 ○ 設計・施工 設計・整備の確認・モニタリング ○ 経常修繕 ○ 空調設備の点検保守管理 ○ 関係法令に基づく手続及び調整 ○ 業務内容の報告 ○ 維持管理サービス水準の監視等 ○ PFI 事業者の経営状況の監視等 ○ 維持管理 サービス水準のモニタリング ○ (5) 事業期間の設定 事業期間は、設備等の法定耐用年数である 13 年を設定した。

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3. リスク分担の整理 本事業における概略のリスク分担を以下に想定する。 リスク分担(想定) (表Ⅱ-4) リスク分担 リスク項目 № リスク内容 市 PFI 事業者 1 本事業に係る根拠法令の変更,新たな規制立法の成立など ○ 法令関連 リスク 2 本事業のみならず,広く一般的に適用される法令の変更や新規立法 ○ 3 本事業に係る新税の成立や税率の変更 ○ 税制変更 リスク 4 法人税に関する変更 ○ 5 事業管理者として市が取得するべき許認可の遅延 ○ 許認可等 リスク 6 業務の実施に関して選定事業者が取得するべき許認可の遅延 制 度 関 連 リ ス ク 政策変更 リスク 7 政策変更(事業の取りやめ,学校統廃合,その他)等による事業への影響 ○ 8 空調設備の設置および事業方針に関する住民反対運動,訴訟,要望等への対応 ○ 住民対応 リスク 9 PFI 事業者が行う調査,整備に関する近隣住民の訴訟,苦情,要望等への対応 ○ 10 PFI 事業者が行う業務に起因する環境問題(騒音,振動,臭気,有害物質の排 出など)に関する対応 ○ △ 環境 リスク 11 所定の基準の範囲内に収まっているものの,空調設備の整備の施工に伴い避け ることができない騒音,振動,臭気などにより第三者に損害を与えた場合 ○ △ 12 PFI 事業者の行う業務に起因する事故,事業者の維持管理業務の不備に起因す る事故などにより第三者に損害を与えた場合 ○ 社 会 リ ス ク 第三者 賠償 リスク 13 市の責任により生じた事故で第三者に与えた損害の賠償 ○ 不可抗力 リスク 14 計画段階での想定以上の自然災害,および戦争等の人為的な事象による設備等 の損害,維持管理業務の変更によるもの(1%までは民間負担を想定) ○ △ 要求水準未達 リスク 15 PFI 事業者の行う業務の内容が契約書に定める水準に達しない場合 ○ 資金調達 リスク 16 事業に必要な資金の確保 ○ 17 設計・整備段階の物価変動 ○ 物価変動 リスク 18 維持管理段階の物価変動 ○ 19 基準金利見直し時における割賦金利の変動 ○ 経 済 リ ス ク 金利変動 リスク 20 金利固定期間中における割賦金利の変動 ○ ※リスク分担 ○:主分担 △:副分担

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Ⅲ.民間への意向調査の実施 1. 民間意向調査結果のまとめ 民間意向を調査するため、以下のとおりヒアリングを実施した。 (1) ヒアリングの目的 ・ 事業検討のアナウンス(民間の本格的な参画検討開始を促す) ・ 事業スキームの検証、民間意向の聴取 ・ 事業可能性の確認 ・ 現時点における事業参画意向の把握 (2) ヒアリングの実施要領 時期:平成 18 年 12 月 ∼ 平成 19 年1月 方法:文書による調査 対象:建設会社・設備会社・リース会社 11 社 (3) ヒアリングの主な意見 ヒアリング項目及びヒアリング内容 (表Ⅲ-1) 項 目 内 容 事業内容について ・PFI 事業として適正な事業範囲である ・事業方式はBTO 方式が望ましい ・タイトな事業スケジュールだが京都市の先行事例もあり、施 工可能だと考える。 ・維持管理期間は10 年以上 15 年未満が望ましい。大阪府、大 阪市、京都市でも13 年である ・空調エネルギー費は公共負担が望ましい ・現場説明会は実施方針公表直後に全校見学を希望。対象校全 ての関連図面が必要 事業者選定方式について ・資格審査と提案審査を2 段階に分けて行うことは問題ない ・評価基準については定性評価点を増やしてほしい リスク分担について ・特に問題はない ・緑のじゅうたんや緑のカーテンの維持管理が課題 参画意欲について ・積極的参画が1/3、条件付参画が 1/3 程度

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Ⅳ.VFM 試算 本事業のPFI事業としての有効性を確認するため、従来手法で実施した場合の設計、整備、 維持管理等に係る市の財政負担額と、PFI手法を活用した場合にPFI事業者が採算性を確保する 上で必要と見込まれる市の財政負担額について試算し、VFMの確認を行った。 VFMの算定にあたっては、従来手法、PFI手法それぞれの財政負担見込額の総額を現在価値 に換算して評価した。 1. 整備費・維持管理費の算出 従来手法における整備費・維持管理費は以下のとおりとする。 従来手法における整備費・維持管理費 (表Ⅳ-1) 項 目 金 額 開業費 設計・監理費 156,437 空調設備 3,995,800 校内緑化 232,227 施工段階 設備工事費 合計 4,228,027 空調設備 817,414 校内緑化 249,497 維持管理段階 維持管理期間合計 費用(13 年間) 合計 1,066,912 ※維持管理費に光熱水費は含まない。 (単位:千円)

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2. VFM 試算条件の設定 試算条件は次のとおり設定する。 VFM 試算条件 (表Ⅳ-2) 項 目 市が直接実施する場合 PFI 事業として実施する場合 事業類型 ――― サービス購入型 事業期間 13 年間 整備規模 ・空気調和設備 2,024 室(小中学校の教室等及び幼稚園遊戯室) ・緑のじゅうたん 1,000 ㎡/校(対象:小中学校) ・緑のカーテン 6 教室分/校(対象:小中学校) ・植樹(対象:小中学校) 事業の方法 通常の公共事業 BTO 方式 財政収入の内容 補助金等は想定していない 整備関連費用の想定 従来方式での設計・施工手法に基 き関連費用を想定 市が直接実施する場合と比べて一定 割合の縮減が実現するものとする 維持管理関連費用の想定 市が従来方式での委託を行うこ とを想定 PFI による委託を前提としたヒアリ ング結果等から想定 資金調達条件 ・一般財源(整備費用の 25%) ・起債(整備費用の 75%:年利 2.5%、10 年償還) ・起債(整備費用の 75%:年利 2.5%、 10 年償還) ・民間資金(整備費用の 25%、13 年 償還) 1∼ 5 年:年利 2.5% 6∼13 年:年利 3.0% 割引率 3.0%(過去 10 年の長期国債の平均応募者利回り等を参考に設定) 物価上昇率 0.0%(過去 10 年の対前年比消費者物価指数平均上昇率等を参考に設定)

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3. VFM 試算結果 前述の条件で VFM の算定を行ったところ、以下のとおり事業費の縮減と財政支出の平準化が見 込まれた。 VFM 試算結果 (表Ⅳ-3) 項 目 市が直接実施する場合 PFI 事業として実施する場合 期間中の財政負担額(実施価格) 5,894 5,678 期間中の財政負担額(現在価値) 4,930 4,482 VFM(金額) ――― 448 VFM(率) ――― 9.08% (単位:百万円) 年度別事業費負担額表 (表Ⅳ-4)  

従来方式とPFI方式の財政負担額比較

0 200,000 400,000 600,000 800,000 1,000,000 1,200,000 平成 19年 度 平成 20年 度 平成 21年 度 平成 22年 度 平成 23年 度 平成 24年 度 平成 25年 度 平成 26年 度 平成 27年 度 平成 28年 度 平成 29年 度 平成 30年 度 平成 31年 度 平成 32年 度 平成 33年 度 千円 従来方式 PFI方式

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Ⅴ.調査結果のまとめ 1. 事業実施に関する可能性判断 本検討より得られた結果を以下にまとめる。 ・BTO 方式について検討を行ったところ、VFM が確認できた。 ・PFI 方式を採用した場合、単年度支出額では年間 5 億円程度(起債償還期間内)。 ・民間事業者ヒアリングによれば、事業方式および事業期間は BTO、13 年を望む声が最も 多いことがわかった。また、事業内容全般について、大筋妥当との見方をしている。事 業の参画可能性についても、多くの民間事業者の参画が期待できることが確認できた。 上記の理由より、PFI 方式により実施すれば、民間の資金と技術力を活用することで、 財政支出の平準化と併せて良質な学習環境を学校間格差なく一斉に整備することができる。 2. 実施に向けての課題整理 (1) 地球環境への配慮 ライフサイクルでは低環境負荷型の設備を設置できるよう、また、整備においては、具体的 な環境負荷低減方策として省エネルギーの方策、エコマテリアルの利用、設備のロングライフ 化、省資源、リサイクル、廃棄物削減・適正処理等についてより良い提案がなされるよう、要 求水準や評価基準書の作成時に検討する。 (2) 役割分担及びリスク分担 本検討においては、市と PFI 事業者間での概略の役割分担及びリスク分担に関する検討は行 ったが、事業契約書の作成にあたっては、より具体的で詳細な検討を行い、役割分担及びリス ク分担を明確にする必要がある。 (3) 入札関連資料の作成及び精査 本事業の公募資料として、入札説明書、要求水準書、評価基準書、事業契約書等の作成が必 要である。特に要求水準書及び評価基準書については、民間事業者の創意工夫を促す要因であ ることから、充分な検討が必要である。 また、仕様発注的に取り扱うべき事項、性能発注として取り扱うべき事項の区分、さらに、 加点対象として重視すべき項目等についてさらなる検討を行う必要がある。

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Ⅵ.想定事業スケジュール 現時点における今後の事業スケジュールは以下のとおり想定する。 事業スケジュール (表Ⅵ-1) 年 月 内 容 平成 19 年 7 月上旬頃 事業の債務負担予算計上、実施方針公表 7 月下旬頃 特定事業の選定 8 月頃 事業者公募・現地説明会 10∼11 月頃 事業者選考 12 月頃 落札者決定・公表、基本協定締結 平成 20 年 3 月頃 選定事業者との本契約(議会承認) 4 月∼8 月 実施設計・施工 9 月 供用開始

参照

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■詳細については、『環境物品等 の調達に関する基本方針(平成 31年2月)』(P95~96)を参照する こと。

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