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高知大学における共通教育日本語・日本事情に関する科目の問題点及び課題

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高知大学における共通教育日本語・日本事情に関する

科目の問題点及び課題

大 塚 薫 要 旨 本稿は、高知大学における共通教育日本語・日本事情に関する科目の問題点及び課 題について、共通教育日本語・日本事情分科会で 年度から 年度にかけて実施 された授業評価アンケート調査に基づき考察していく。 授業評価アンケート調査によると、日本語・日本事情に関する科目の内容や授業方 法、授業の難易度に関してほとんどの受講生は満足しているが、交換留学生等の一部 の学生は授業が難しく感じられ、習熟度別クラス編成を望んでいることが分かった。 また、クラス人数及び教室についても、大教室での授業よりコミュニケーションが取 りやすい小教室での少人数による会話やディスカッション等ができる実用的な授業を 希望している傾向があることが明らかになった。 そこで、今後はクラス編成をレベル別に変えていくことも視野に入れ、交換留学生 等のための特別クラスの設定も考えていくべきだという結論に達した。また、大学全 体における初級から上級に至るまでの日本語・日本事情科目を到達目標に合わせて設 定し直し、各授業のレベルに一貫性を持たせるような体系化が求められる。 【キーワード】 共通教育、日本語・日本事情に関する科目、習熟度別クラス編成、少人数クラス、 授業評価アンケート調査 .はじめに 高知大学では、 在学する 年間(医学部医学科は 年間)を一貫した学士 課程として捉え、特に充実した初年次科目を設定し、幅広い教養と深い専門 性を身につけ、総合的な判断と柔軟な発想に基づく課題解決能力を修得でき る新たな教育課程を編成 している。教育課程は、全学共通の つの教育科 目である 初年次科目 教養科目 共通専門科目 専門科目 に区分され、 学部・学科・課程ごとの系統的なカリキュラムで構成されている。共通教育 は、 つの科目群のうち、 初年次科目 教養科目 共通専門科目 の 研究・調査報告

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つの科目群を呼び、 各学部における高度な専門的学習の基礎を身に付ける とともに、人生や生活を豊かにするための幅広い教養を身に付け、自らのキャ リア形成を行うための支援を受ける場 とされている。 共通教育中の 初年次科目 は、 大学基礎論 学問基礎論 大学英語 入門 英会話 情報処理 課題探求実践セミナー の 科目、それぞれ 単位で構成されており、 年間( 年間)の学習の目的や意義を明確にし、 学習を進めるための基本的知識や技法を身に付け、自ら考え、自ら表現し、 問題を発見し探求できる基礎的能力を獲得するために設けられたもの で必 修科目(人文学部は課題探求実践セミナーを除く)となっている。 教養科目 は、 幅広い学問分野にふれるとともに、現代的なトピックスにも目を向け、 人間として、社会人として豊かな教養が育つように人文分野、社会分野、生 命・医療分野、自然分野、外国語分野の 分野で編成 され、学生はこの 分野のうち複数の分野から履修しなければならないとされている。また、外 国語分野では英語及び初修外国語(ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語 朝 鮮語 、スペイン語)の ヵ国語が開講されている。 共通専門科目 は、 基 礎科目 と キャリア形成支援科目 で構成される。前者は、 個々の学問 領域を理解するための基礎的な内容の授業科目 だが、 専門知識に裏付け られた教養を身に付けるために学部を超えて共通に履修できる科目 である。 後者は、( )就業に必要な諸能力(社会人基礎力、進路決定力、就職活動力 など)の修得支援、( )各種資格取得(教職、学芸員など)の支援、( )専門教 育と連携した支援の目標を達成するため開設 されている。 共通教育における 日本語・日本事情に関する科目 は 外国人留学生及 び学則第 条第 項(外国において相当の期間中等教育を受けた者)に該当す る学生のための科目 として定められ、 日本語 及び 日本事情 を開講 している。 日本語 は外国語に、 日本事情 は教養科目に替えて履修する ことができるとされている )。 本稿では、本学における共通教育日本語・日本事情に関する科目の今後の あり方について受講学生を対象としたアンケート調査の結果から提言してい く。 共通教育日本語・日本事情に関する科目の概要 日本語・日本事情に関する科目は、 年度現在、第 学期には 日本語 科目として 日本語 日本語 が、 日本事情 科目として 日本事情

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日本事情 が、第 学期には 日本語 科目として 日本語 日 本語 日本語 が、 日本事情 科目として 日本事情 日本事情 が開講されている。授業は、人文学部と総合教育センター修学・留学生支援 部門の教員が分担で実施している。 シラバスによると、 日本語 科目は、外国人留学生及び外国において相 当期間中等教育を受けた者で、日本語能力試験 級レベル相当の日本語能力 を持っている者を対象とし、日本語の 話す・聞く・読む・書く の四技能 を伸ばし、学習者の自己表現能力を高めることを目的としている。また、授 業形態は 外国語 科目同様 演習 形式で、週 回、 時間授業が実施さ れ 週( 時間)で 単位となる。 次に、 日本事情 科目であるが、 日本語 科目同様、外国人留学生及び 外国において相当期間中等教育を受けた者で、日本語能力試験 級レベル相 当の日本語能力を持っている者を対象とする。授業内容は、日本及び高知に 関する歴史、生活習慣、風土等を通じて日本社会や日本人について自国の文 化と比較しながら考えさせる内容になっている。授業形態は 講義 形式で、 週 回、 時間授業が実施され 週( 時間)で 単位と定められている。 共通教育日本語・日本事情に関する科目における受講生の推移 日本語・日本事情に関する科目を受講している学生数の変化を 日本語 と 日本事情 に分けて 正規生 か否かという基準で 年度から 年 度にかけて見てみる。ここで言う 正規生 とは、高知大学に在学している 学部生のことであり、 非正規生 とは、協定校から短期の交換留学生とし て留学してくる 日本語・日本文化研修留学生 並びに 特別聴講学生 の ことである )。なお、受講生の 数は延べ人数であり、複数の科 目にまたがって受講している学 生も存在する。 図 日本語科目受講生推移 並びに表 日本語科目受講状 況 を見ると、 年度から 年度にかけては多少の増減はあ るが、正規生と非正規生の数は バランスが取れていることが分 図 .日本語科目受講生推移

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かる。また、 年度からは受講生の数が 名程度に伸びており、それに伴っ て非正規生の受講率が徐々に高まっていっていることが見受けられる。特に、 年度は非正規生が 分の 、 年度は 割を占めている。従来、非正 規生である交換留学生は人文学部で受け入れることが多かったが、ここ ・ 年は教育学部で受け入れている交換留学生が増加し、積極的に共通教育の 授業を受講していることが分かる(図 ・表 参照)。 図 日本事情科目受講生推移 並びに表 日本事情科目受講状況 を 見ると、 年度は非正規生が 割を占めているが、 年度及び 年度 は正規生が 割程度を占めており、年度によってばらつきが見られる。ここ 表 .日本語科目受講状況 日本語 日本語 日本語 日本語 日本語 ) 計 正規生 ─ 人文非正規生 ─ 正規生 人文非正規生 総教非正規生 正規生 人文非正規生 総教非正規生 正規生 人文非正規生 教育非正規生 正規生 人文非正規生 教育非正規生 総教非正規生 正規生 人文非正規生 教育非正規生 理非正規生 総教非正規生

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・ 年は、非正規生の方が増 加傾向にあり、 年度は 分 の が非正規生である。非正規 生の内訳としては、従来の人文 学部受け入れの交換留学生に加 え、近年は教育学部や総合教育 センターで受け入れている留学 生が増加傾向にある(図 ・表 参照)。 表 .日本事情科目受講状況 日本事情 日本事情 日本事情 日本事情 計 正規生 人文非正規生 正規生 人文非正規生 総教非正規生 正規生 人文非正規生 総教非正規生 正規生 人文非正規生 教育非正規生 総教非正規生 正規生 人文非正規生 教育非正規生 総教非正規生 正規生 人文非正規生 教育非正規生 理非正規生 総教非正規生 図 .日本事情科目受講生推移

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年度における日本語・日本事情に関する科目についてのアンケート調査 年度第 学期から 年度にかけて、共通教育日本語・日本事情分科 会では独自のアンケートを作成し、今後の日本語・日本事情に関する科目の あり方を考えていく基礎資料としていくこととした。これは、 年度第 学期に 活動の一環として行われた教員に対する共通教育日本語・日本事 情に関する科目についてのアンケート調査の結果から、クラス内で受講生の レベル差が気になるとの結果が得られたため、今後どのように解消していく かを探ることを視野に入れ実施されたものである。授業評価アンケートは、 年度第 学期から 年度に開講された全科目の受講学生を対象とし、 教員の自己点検評価活動を行うとともに共通教育日本語・日本事情に関する 科目のあり方を考えていく目的の下、実施された。 以下、アンケートの概略及び結果を述べていく。 年度第 学期授業評価アンケートの概略 アンケート実施時期 年 月 日 月 日 回答総数 日本語 の受講学生 名、 日本語 の受講学生 名、 日 本語 の受講学生 名、 日本事情 の受講学生 名、 日本 事情 の受講学生 名 アンケート内容 日本語・日本事情分科会独自の授業評価アンケート(資料 ・ 参照) 年度授業評価アンケートの概略 アンケート実施時期 年 月 日 月 日(第 学期) 年 月 日 月 日(第 学期) 回答総数 日本語 の受講学生 名、 日本事情 の受講学生 名、 日 本事情 の受講学生 名(第 学期) 日本語 の受講学生 名、 日本語 の受講学生 名、 日 本語 の受講学生 名、 日本事情 の受講学生 名、 日本 事情 の受講学生 名(第 学期) アンケート内容 日本語・日本事情分科会独自の授業評価アンケート(資料 ・ 参照)

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年度授業評価アンケートの概略 アンケート実施時期 年 月 日 月 日(第 学期) 年 月 日 月 日(第 学期) 回答総数 日本語 の受講学生 名、 日本語 の受講学生 名、 日 本事情 の受講学生 名、 日本事情 の受講学生 名(第 学期) 日本語 の受講学生 名、 日本語 の受講学生 名、 日 本語 の受講学生 名、 日本事情 の受講学生 名、 日本 事情 の受講学生 名(第 学期) アンケート内容 日本語・日本事情分科会独自の授業評価アンケート(資料 ・ 参照) 年度における授業評価アンケート結果 年度第 学期から 年度にかけて、 日本語 科目を受講した学生 の満足度(設問 )は 点満点中平均 、 日本事情 科目を受講した学生 の満足度(設問 )は 点満点中 であり、極めて良好な評価であると言え る。授業の満足度に関する自由記述欄においても とてもいい授業で、選ん で良かった 面白くて最高です 授業の内容が分かりやすいと思う 楽 しかったし、すごく勉強になりました 等の肯定的な評価がなされていた。 また、 教材の適切さ(設問 ) は 日本語 科目で 、 日本事情 科 目で 、 教員の説明や教え方の分かりやすさ(設問 ) は 日本語 科 表 . 年度における受講生の授業評価結果 年度 科目 満足度 教材 教え方 課題説明 良い授業 良い指導 学習達成度 難易度 日本語 日本事情 日本語 日本事情 日本語 日本事情 平均 日本語 日本事情

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目で 、 日本事情 科目で 、 課題の説明(設問 ) は 日本語 科 目で 、 日本事情 科目で 、 総合的に良い授業か(設問 ) は 日 本語 科目で 、 日本事情 科目で 、 総合的に教員はよく教えたか (設問 ) は 日本語 科目で 、 日本事情 科目で と各年度の評 価を見ても 教材の適切さ 以外の項目に関しては全ての項目で 以上の 評価がなされており、おおむね高い評価であった。 これに対して、評価が低かった項目は受講学生の学習達成度に関するもの で、(受講学生の)日本語能力が向上したか(設問 ) は、 日本語 科目で 点満点中平均 、 日本事情 科目で であった。 受講学生のレベル差を考慮した質問である 日本語・日本事情科目の難易 度(設問 ) に関しては、 日本語 科目では平均 で 適切であった との評価であり、 日本事情 科目では平均 であり、 やや易しいが適切 であった との評価がなされていた。 また、 クラス編成(設問 ) については、 日本語 科目は受講学生 名中 %の 名が 現状のままでよい との回答であったが、 %の 名の学生が 習熟度別クラス編成 を、 %の 名の学生が 少人数クラ ス( 名以下) を希望していた )。前者の 名の学生の内訳は、交換留学生 が 名、日本語・日本文化研修留学生が 名、正規生が 名で、授業の難易 度に関しては 適切だ が 名、 難しい が 名、 非常に難しい が 名、 易しい が 名であった。受講生の意見としては、 授業が難しいので、レ ベルによってクラスを分けてほしい 私の日本語能力が足らなかった と いう意見がある一方、授業レベルが 易しい と回答した学生からは レベ ルの違う人がいると授業が進まないから レベルによってクラスを分けて もっと実用的にやったらいい との意見があった。後者の 名の学生の内訳 は、全て交換留学生であり、授業の難易度に関しては 名が 難しい 、 名が 適切だ と回答しており、 人数を減らすべき もっと詳しい説明が 聞きたい 人数が多すぎて席が足らなかった 会話練習をもう少し増やし た方がいい との意見があった。 日本事情 科目においては、受講学生 名中 %の 名が 現状の ままでよい との回答であったが、 %の 名の学生が 習熟度別クラス 編成 を、 %の 名の学生が 少人数クラス( 名以下) を望んでいた )。 前者の 名の学生の内訳は、交換留学生 名、正規生 名、日本語・日本文 化研修留学生 名で、授業の難易度に関しては 名が 難しい 、 名が 適

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切だ と回答していた。後者の 名の学生の内訳は、交換留学生が 名、正 規生が 名で、授業の難易度に関しては 名が 適切だ 、 名が やや易 しい 、 名が 難しい と回答しており、 人数が多すぎる 教室が前よ り大きすぎる。少ない人数でもっと小さい教室の方が話しやすい 少人数 の場合はディスカッションや会話の練習ができる との意見があった。 また、授業の改善点に関する自由記述欄には、 教材はおもしろいほうが いい 今より小さい教室がいいと思う 課題が少し多い テキストの内 容がかたすぎて難しかった 宿題を増やしてほしい 漢字テストや文法の ことをもっと教えてほしい テストをもっと厳しくしてほしい 等の意見 があった。 年度における授業評価アンケート結果の分析 以上のような結果から、受講学生はおおむね日本語・日本事情に関する科 目の内容や授業方法、授業の難易度に関して満足しているが、交換留学生及 び日本語・日本文化研修留学生等の一部の学生は授業が難しく感じられ、習 熟度別クラス編成を望んでいることが分かった。一方、授業内容が易しいと 感じている学生の中には、レベルが低い学生と一緒に学習するよりは、習熟 度によりレベルを分けて、効率的に学習を進めたいという希望を持っている 者がいることが見受けられた。 また、クラス人数及び教室についても、大教室での授業よりコミュニケー ションが取りやすい小教室での少人数による会話やディスカッション等がで きる実用的な授業を希望している傾向があることが明らかになった。これは、 演習形式で行われる 日本語 科目だけの傾向ではなく、講義形式である 日 本事情 科目においても見られる特徴であり、外国人留学生がコミュニケー ションを重視した授業形態を望んでいることが見受けられる。 そこで、今後はクラス編成をレベル別に変えていくということも視野に入 れて日本語・日本事情分科会で話し合っていくとともに、交換留学生や日本 語・日本文化研修留学生のための特別クラスの設定も考慮していくべきだと 思われる。 年度授業評価アンケート調査 年度から 年度にわたって共通教育日本語・日本事情分科会独自の 形式で授業評価アンケートを全科目の受講学生を対象に実施したことによ

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り、各授業の自己点検評価活動が行われるとともに、共通教育日本語・日本 事情に関する科目のあり方を考えていく基礎資料とすることができた。 それを踏まえて、 年度は、日本語・日本事情分科会では 学期末授業 評価アンケート は行わず、本学の教育力向上 カ年計画に基づく ・ 週目アンケート に関する自己点検評価活動を個人ベースで実施した。アン ケートを実施した授業は第 学期は 日本語 、第 学期は 日本語 である。 以下、アンケートの概略及び結果を述べていく。 年度授業評価アンケートの概略 アンケート実施時期 年度第 学期(授業開始後 ・ 週目) 年度第 学期(授業開始後 ・ 週目) 回答総数 年度第 学期 日本語 の受講学生 名 年度第 学期 日本語 の受講学生 名 アンケート内容 ・ 週目アンケート 年度授業評価アンケート結果 学生の満足度(設問 ) は 週目アンケート時で 点満点中平均 、 週目アンケート時で平均 であり、極めて良好な評価であると言える。 表 . ・ 週目アンケートの平均点及びその変化 番号 項 目 週目 週目 変化 設問 目的・課題 設問 声・話し方 設問 説明 設問 進度・量 設問 資料・教材 設問 質問対応 設問 熱意 設問 学生意欲 設問 学生予復習 設問 学生興味関心 設問 学生知識能力 設問 学生満足度

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自由記述欄においても 先生の説明が聞き取りやすい とても役に立ちます。 いろいろなことを勉強しました 大変満足しています。内容も方式も全部 いいです という肯定的な評価がなされていた。 また、 授業の目的や課題の提示(設問 ) 声の大きさ・話し方(設問 ) 授業内容の説明(設問 ) 資料・テキストの利用(設問 ) 質問対応(設 問 ) 熱意(設問 ) に関しても全ての項目で平均 以上の評価がされ ており、非常に高い評価であった。 これに対して、比較的評価が低かった項目は受講学生の授業への取り組み 方に関するもので、意欲的に取り組んでいるか(設問 )は、 週目アンケー ト時で平均 、 週目アンケート時で平均 であり、 授業の予習・復習 をしているか(設問 ) については、 週目アンケート時で平均 、 週 目アンケート時で平均 であった。また、 この授業により、この分野への 学問的興味・関心が高まっているか(設問 ) については、 週目アンケー ト時で平均 、 週目アンケート時で平均 であった。 さらに、 授業の進み方や内容量(設問 ) に関しては、 週目及び 週 目アンケート時において平均 の評価であり、ほぼ平均値の評価を得てい るが、 速すぎる・多すぎる との回答が数名あった。また、授業に関する 自由記述欄には ときどき難しいことばがあるから、聞き取れない という 意見も少数あった。 なお、各教員は 週目アンケート時の結果をそれ以降の授業に生かすべく アクションプランを作成し、学生に提示した上で授業時に実施した。そして、 週目に行われた 週目アンケートのアクションプラン検証アンケートの設 問については、全ての項目において 以上であり、おおむね良好の評価を 得ていた。 年度授業評価アンケート結果の分析 以上のような結果から、受講学生は対象となった 科目に対しては、おお むね授業内容や授業方法、授業の難易度に関して満足していることが分かっ た。しかし、少数意見ではあるが、特別聴講学生(交換留学生)等の一部の学 生は授業が難しく感じられ、受講生のレベルの差が大きいことに対する教員 側の扱いが課題となっている。 また、比較的評価が低い項目( 以下)で、 週目アンケート時の評価よ り 週目アンケート時の方が評価が低くなった項目として、設問 の 学生

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の意欲 が ポイント下がり平均 、設問 の 学生の予習・復習 が ポイント下がり平均 になっていた。これについては、学生が最初の新鮮 味がなくなり授業に慣れてきたこと、専門授業等で忙しくなり予習・復習に 費やす時間が減少したこと等が原因ではないかと思われる。学生の予習・復 習については、授業時間外の課題の出し方を工夫したり、授業中に全員に向 かって予習・復習を促すとともに、個別に声をかけたりすることの必要性を 感じる。 なお、共通教育 日本語 科目は、受講学生が比較的少なく、多くても 名以下で授業が行われている。そのため、教員は日々の授業時に学生の反応 を見ながらそれに対応した教育を心掛けているので、授業改善アクションプ ランの実施にかかわらず、全ての項目で高い評価を得たものと考えられる。 まとめと今後の課題 共通教育日本語・日本事情に関する科目において授業評価アンケートを分 析した結果、今後はクラス編成をレベル別に変えていくことも視野に入れ、 交換留学生や日本語・日本文化研修留学生のための特別クラスの設定も考え ていくべきだという結論に達した。 近年、協定校からの交換留学生が増加傾向にあるが、日本語・日本文化を 専攻し日本語能力試験 レベル(上級レベル)の学生が増加する一方、日本 語は副専攻として学習したため初中級レベルの交換留学生も存在している。 前者の学生が共通教育の日本語・日本事情に関する科目を受講する場合、日 本語を専攻していない正規生よりも日本語のレベルが高く、正規生を牽引し ていくケースも見られる。また、後者は、アンケート結果にも表れていた授 業のレベルが高いので習熟度別クラスを希望している交換留学生等である が、高知大学には共通教育以外にも、総合教育センター修学・留学生支援部 門で行われている日本語集中コース(大学院入学前予備教育課程)や日本語総 合コース(日本語補講)、人文学部の専門科目中に日本語・日本事情科目が存 在する。それらの各科目において 日本語を使って何ができるか を記述し た を定め、大学全体における初級から上級に至るまでの 日本語・日本事情科目を到達目標に合わせて設定し直し、各授業のレベルに 一貫性を持たせるようなカリキュラムの体系化が求められる。それによって、 受講生がどのような日本語の能力を修得するのかが明確になり、学生は自分 の日本語能力に合わせた受講が可能になるであろう。

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同時に、交換留学生の中には、総合教育センターの日本語総合コースにお ける授業が自分のレベルに合っているにもかかわらず敬遠する者もいる。こ れは、日本語総合コースの授業が単位化されていないため、協定校間の取り 決めによっては単位の互換性がない場合があるためである。本学に在籍する 全留学生が気兼ねなく自分のレベルに合った授業が受けられるよう総合教育 センター修学・留学生支援部門における授業の単位化も進めていくべきであ ろう。 また、 年度から 年度にかけて行われた授業評価アンケートの問題 点としては、受講学生の数が少なく、複数の科目にまたがって受講している 学生も多数いるため、集計結果は延べ人数で計算されていることである。そ のため、複数の学生が複数回アンケートに回答することになるケースもあり、 受講学生の全体像を把握する結果になったとは言いがたい。今後は共通教育 日本語・日本事情に関する科目を過去に受講した学生も含め、留学生の全体 像がつかめるような調査方法の必要性を感じる。 注 )履修方法は、各学部で定められているため、所属する学部の履修指導に従うことに なる。各学部の取り扱いは次の通りである。人文学部は、日本語科目は 単位まで 履修し、初年次科目の英語、教養科目の外国語分野又は共通専門科目(基礎科目) の外国語の、日本事情に関する科目は 単位まで履修し、教養科目の外国語分野以 外の科目の単位とすることができる。教育学部は、日本語科目 単位までを教養科 目の外国語に、日本事情に関する科目 単位までを教養科目の外国語以外の科目に 替えることができる。理学部は、日本語科目は初年次科目の英語、教養科目又は共 通専門科目の外国語科目として 単位まで、日本事情に関する科目は教養科目とし て 単位まで履修し、卒業所要の単位とすることができる。農学部は、日本語科目 は 単位まで修得し、初年次科目の英語及び教養科目の外国語の、日本事情に関す る科目は 単位まで修得し、教養科目の単位とすることができる。医学部に関して は、取り扱いを定めた規則がないため、単位として認定されていない。 ) 非正規生 の中には、大学院に入学する前にアドバイザー教員の指導の下、研究 をする 研究生 も含まれるが、ここでは 研究生 は計上されていない。 ) 日本語 科目である 日本語 は、 年度から新たに開講された科目である。 ) 日本語 科目受講者の 名中、 クラス編成(設問 ) に関する質問に無回答の 者が 名いた。

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) 日本事情 科目受講者の 名中、 クラス編成(設問 ) に関する質問に無回答 の者が 名いた。 参考文献 高知大学共通教育委員会( ) 平成 年度( 年度)シラバス(授業計画)共通教育 編 高知大学共通教育委員会 高知大学共通教育委員会( ) 平成 年度共通教育委員会活動報告書 高知大学共 通教育委員会 高知大学共通教育委員会( ) 平成 年度( 年度)シラバス(授業計画)共通教育 編 高知大学共通教育委員会 高知大学共通教育委員会( ) 平成 年度共通教育委員会活動報告書 高知大学共 通教育委員会 高知大学共通教育委員会( ) 平成 年度( 年度)シラバス(授業計画)共通教育 編 高知大学共通教育委員会 高知大学共通教育委員会( ) 平成 年度共通教育委員会活動報告書 高知大学共通教育委員会( ) 平成 年度( 年度)シラバス(授業計画)共通教育 編 高知大学共通教育委員会 高知大学共通教育委員会( ) 平成 年度共通教育委員会活動報告書 高知大学共通教育委員会( ) 平成 年度( 年度)シラバス(授業計画)共通教育 編 高知大学共通教育委員会 高知大学共通教育委員会( ) 平成 年度共通教育委員会活動報告書 高知大学共通教育委員会( ) 平成 年度( 年度)シラバス(授業計画)共通教育 編 高知大学共通教育委員会 高知大学共通教育実施機構会議( ) 平成 年度( 年度)履修案内(履修方法)共 通教育編 高知大学共通教育実施機構会議 おおつか かおる (高知大学総合教育センター修学・留学生支援部門准教授)

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資料 共通教育 日本語・日本事情アンケート 共通教育日本語・日本事情分科会 このアンケートは、共通教育 日本語・日本事情 の授業の改善及びあり方を検討するために 実施するものです。あなたの意見は今後の改善に生かされます。アンケート回答によりあなたが 不利益をこうむることはありませんので、率直な意見をお願いします。 該当するものに をつけてください。 学部 ( 人文 教育 理 農 医 ) 学年 ( 年生 年生 年生 年生以上 ) 性別 ( 男 女 ) 身分 ( 正規生 交換留学生 日研生 その他[ ] ) 受講科目名 ( 日本語 日本語 日本語 日本語 日本語 ) 日本語学習歴 ( )年( )か月 留学期間 ( )年( )か月 過去の日本語能力試験 ( 級[ ]点 級[ ]点 級[ ]点 級[ ]点) 現在の日本語力(自己評価) ( 日本語能力試験 級 級 級 級 級以上 ) 以下の質問について、いずれかに をつけて下さい。 日本語 科目について ( )あなたが受講したこのクラスの授業内容はどれでしたか(複数回答可)。 .文献講読 .レポートの書き方 .論文の書き方 .ゼミ等での発表の仕方 .日本語会話 .日本語の文法 .日本語の語彙 .日本語の発音 .その他( ) ( )この授業に満足しましたか(達成感は得られましたか)。 .十分 .かなり .ある程度 .あまり .ぜんぜん . . を選んだ人はその理由を書いてください。 ( )この授業を受けてあなたの日本語能力は向上しましたか。 .非常に .かなり .ある程度 .あまり .ほとんど ( )この授業の難易度はどうでしたか。 .易しすぎた .易しかった .適切であった .難しかった .難しすぎた ( )このクラスの編成について質問します(複数回答可)。 .現状のままでよい .習熟度別クラス編成にしてほしい .少人数クラス( 名以下)にしてほしい .その他( ) その番号を選択した理由は何ですか。 ( )共通教育の日本語科目以外の授業を受講した際、日本語能力の不足により困ることはありま すか(複数回答可)。 .まったくない .ほとんどない .ときどきある .よくある . . を選んだ人はどのようなときにそう感じますか(複数回答可)。 .試験のとき .レポートを書くとき .講義を聞くとき .ゼミで発表するとき .ゼミで討論するとき .日本語の文献を読むとき .その他( )

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( )この授業の教材は適切ですか。 .とても .かなり .ふつう .あまり .ぜんぜん ( )先生の説明や教え方は分かりやすかったですか。 .とても .かなり .ふつう .あまり .ぜんぜん ( )先生は授業の課題についてよく説明してくれましたか。 .とても .かなり .ふつう .あまり .ぜんぜん ( )総合的に考えて、この授業は良い授業だと思いますか。 .とても .かなり .ふつう .あまり .ぜんぜん ( )総合的に考えて、先生はよく教えてくれたと思いますか。 .とても .かなり .ふつう .あまり .ぜんぜん ( )この授業で学んだ内容は、大学の授業、研究でどの程度役立ちましたか。 段階で評価し てください。また、他に役立ったものがあったら .その他に記入し評価してください。 .文献講読 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .レポートの書き方 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .論文の書き方 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .ゼミ等での発表の仕方 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .日本語会話 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .日本語の文法 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .日本語の語彙 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .日本語の発音 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .その他( ) とても かなり ふつう あまり ぜんぜん ( )この授業で学んだ内容は、実生活にどの程度役立ちましたか。 段階で評価してください。 また、他に役立ったものがあったら .その他に記入し評価してください。 .文献講読 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .レポートの書き方 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .論文の書き方 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .ゼミ等での発表の仕方 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .日本語会話 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .日本語の文法 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .日本語の語彙 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .日本語の発音 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .その他( ) とても かなり ふつう あまり ぜんぜん ( )この授業の私の成績は( )だと思う。 . ( %) . ( %) . ( %) . ( %不合格) . . を選んだ人はその理由を書いてください。 ( )この授業について以下に答えてください。 .現状のまま継続すべき .内容・方法を変更して継続すべき .廃止すべき . を選んだ人はどのように変更すべきか、書いてください。 ( )この授業で改善してほしいことを書いてください。

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資料 共通教育 日本語・日本事情アンケート 共通教育日本語・日本事情分科会 このアンケートは、共通教育 日本語・日本事情 の授業の改善及びあり方を検討するために 実施するものです。あなたの意見は今後の改善に生かされます。アンケート回答によりあなたが 不利益をこうむることはありませんので、率直な意見をお願いします。 該当するものに をつけてください。 学部 ( 人文 教育 理 農 医 ) 学年 ( 年生 年生 年生 年生以上 ) 性別 ( 男 女 ) 身分 ( 正規生 交換留学生 日研生 その他[ ] ) 受講科目名 ( 日本事情 日本事情 日本事情 日本事情 ) 日本語学習歴 ( )年( )か月 留学期間 ( )年( )か月 過去の日本語能力試験 ( 級[ ]点 級[ ]点 級[ ]点 級[ ]点) 現在の日本語力(自己評価) ( 日本語能力試験 級 級 級 級 級以上 ) 日本事情 科目について ( )あなたが受講したこのクラスの授業内容はどれでしたか(複数回答可)。 .日本の歴史 .日本人の生活 .日本の地域事情 .日本の伝統文化 .日本の宗教 .日本の政治 .その他( ) ( )この授業に満足しましたか(達成感は得られましたか)。 .十分 .かなり .ある程度 .あまり .ぜんぜん . . を選んだ人はその理由を書いてください。 ( )この授業を受けてあなたの日本語能力は向上しましたか。 .非常に .かなり .ある程度 .あまり .ほとんど ( )この授業の難易度はどうでしたか。 .易しすぎた .易しかった .適切であった .難しかった .難しすぎた ( )このクラス編成について質問します(複数回答可)。 .現状のままでよい .習熟度別クラス編成にしてほしい .少人数クラス( 名以下)にしてほしい .その他( ) その番号を選択した理由は何ですか。 ( )共通教育の日本事情科目以外の授業を受講した際、文化の違いにより困ることはありますか (複数回答可)。 .まったくない .ほとんどない .ときどきある .よくある . . を選んだ人はどのようなときにそう感じますか(複数回答可)。 .試験のとき .レポートを書くとき .講義を聞くとき .ゼミで発表するとき .ゼミで討論するとき .日本語の文献を読むとき .その他( )

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( )この授業の教材は適切ですか。 .とても .かなり .ふつう .あまり .ぜんぜん ( )先生の説明や教え方は分かりやすかったですか。 .とても .かなり .ふつう .あまり .ぜんぜん ( )先生は授業の課題についてよく説明してくれましたか。 .とても .かなり .ふつう .あまり .ぜんぜん ( )総合的に考えて、この授業は良い授業だと思いますか。 .とても .かなり .ふつう .あまり .ぜんぜん ( )総合的に考えて、先生はよく教えてくれたと思いますか。 .とても .かなり .ふつう .あまり .ぜんぜん ( )この授業で学んだ内容は、大学の授業、研究でどの程度役立ちましたか。 段階で評価し てください。また、他に役立ったものがあったら .その他に記入し評価してください。 .日本の歴史 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .日本人の生活 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .日本の地域事情 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .日本の伝統文化 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .日本の宗教 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .日本の政治 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .その他( ) とても かなり ふつう あまり ぜんぜん ( )この授業で学んだ内容は、実生活にどの程度役立ちましたか。 段階で評価してください。 また、他に役立ったものがあったら .その他に記入し評価してください。 .日本の歴史 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .日本人の生活 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .日本の地域事情 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .日本の伝統文化 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .日本の宗教 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .日本の政治 とても かなり ふつう あまり ぜんぜん .その他( ) とても かなり ふつう あまり ぜんぜん ( )この授業の私の成績は( )だと思う。 . ( %) . ( %) . ( %) . ( %不合格) . . を選んだ人はその理由を書いてください。 ( )この授業について以下に答えてください。 .現状のまま継続すべき .内容・方法を変更して継続すべき .廃止すべき . を選んだ人はどのように変更すべきか、書いてください。 ( )この授業で改善してほしいことを書いてください。

参照

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