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兵庫県立長田高等学校改善プラン:―創立100周年に向けたさらなる神撫教育の充実をめざして―

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Academic year: 2021

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(1)兵庫県立長田高等学校改善プラン. 一創立100周年に向けたさらなる神撫教育の充実をめざして一                           学籍番号                           氏  名 I.本プラン作成の目的   在籍高等学校では、一開校以来の教育理念である. 「神撫教育」を柱とした教育実践を継続し、今年度. に90周年を迎えた。つぎの100周年に向けて今 後の学校改善をすすめていくには、これまでの10 年間の取組を省察し、検証によってみえてきた過去 からの課題と、10年先に予想される社会情勢や現 任校に寄せる教育二一ズ等の将来予測からみえてく る示唆をもとに「めざす姿」を明確にしていくこと. P09007C. 谷 川 彰 一. めざす姿を明らかにしようとした。そして、過去と 未来の双方の課題を効果的に効率よく解決させてい. くために、学校改善チャートを用いて、1年後と2 年後の成果目標と具体的な活動の内容と方法を図上. に表し、可視化による改善プランの作成を試みた。 皿.結果ならびに考察 (1)過去からのアプローチによる課題の抽出 ①生徒実態と学校対応.  60回生(平成17年度入学)以降の生徒は、中. が必要であると考えた。. 学校噺犬から絶対言刊面により育成され、現行のrゆ.  すなわち、本プランの目的は、さらなる神撫教育 の充実のために目標となるrめざす教育の方向性と. てみてみると61回生から今年度入学の65回生に. 生徒像」を長期目標に据え、学校改善に向けた中期. かけて50%を超える傾向が続き、個性豊かな反面、. 的な目標とそれに伴う内容や方法を過去と未来から の示唆をもとに明らかにしようとするものである。. 高校入学後の高度な授業内容に不安を持つ生徒も多. I.本プラン作成の方法 (1)過去からのアプローチによる課題の抽出. をみてみると、1年次から2年次にかけての家庭学 習時間の低下傾向が連続してみられ、現任校生徒の.  過去の省察を行う方法として、過去10年間にお ける3つの側面(①生徒実態と学校対応、②外部環 境の変化と学校の対応、③学校組織の実態)につい て現任校の学校要覧、生徒実態調査等の校内資料を 参考に検討し、学校経営の視点から課題の抽出を試 みた。そして、個々の課題を整理し、過去からの示. 学習面の大きな問題がみえてきた。. 唆として今後の学校改善に反映しようとした。. (2)未来予測からのアプローチによる課題の抽出  現任校の未来における教育環境を予測し、課題を. 抽出する方法として3つの手がかり(①教育施策の 示す方向性②現任校周辺の教育環境変化についての 報告資料等③教育環境変化に的確な対応をした優れ. とり教育」を受けてきた生徒である。入塾率につい. くいることが推察された。さらに入学後の学習習贋.  このような傾向が繰返される要因を学校の対応状. 況からみると、家庭学習時間の確保等r学習習贋の 定着」に向けた取組やr実態に応じた学習指導」に 必要とされるシラバスや言刊面規準等の組織的な取組 が十分にできていないことが課題として抽出された。.  つぎに、過去10年間を通してほぼ全員が国公立 大学進学を志望し、中でも難関といわれる東京、京 都、大阪、神戸の4大学と医学部医学科への志望者 が多い現任校生徒の進路状況(国公立大学現役進学 率、難関国公立大学現役進学率、浪人率)の結果は、. いずれにおいても回生によって大きな差がみられた。. た先進事例)をもとに検討し、長期目標としての「め. これらを進路指導体制の視点からみてみると、学年. ざす教育の方向性と生徒像」を求め、3年後に予想 される教育環境に適切に対応していくために必要な. 独自の進路指導のために成功や失敗についての要因. 課題の抽出を試みた。. 員の共通認識による進路指導体制が確立されていな. (3)過去と末来からの祠慶に基づく学嗣嬉…プラン. が学校全体で検証されず、第一志望校に向けた教職 いことが推定された。つまり学年セクトにより情報.  過去と未来からの示唆を学校改善に反映させてい. の共有化が進まなかったといえよう。したがって、. くには、現状の姿を認識しておく必要があり、可視. 化していく方法として、今年度(平成22年4月∼. r第志望校に向けた進路指導」を学年と部、学年 と学年が情報の共有によって連携できるシステム構. 12月)に改善が進みはじめた主な事例を時系列で整. 築が今後に向けた課題となって抽出された。. 理し、今後に向けて継続と加速の可能性がある取組.  以上のことから、過去からの課題をまとめるξ、. についての整理を試みた。つぎに、3年後の教育環 境に現任校が適切に対応していくために、過去と未. 生徒への対応として、「学習習貫の確立」「生徒実 態に応じた学習指導」 「第 志望校に向けた進路指. 来からの示唆をもとに重点目標を設定し、3年後の. 導」、そして、組織づくりの課題として情報が共. 一I4一.

(2)  兵庫県高等学校通学区域検討委員会の中間まとめ. 有できる分掌の連携」が抽出された。. ②外部環境の変化と学校の対応  現任校の通学区域である神戸第三学区は、県下で 最初の複数志願選抜と特色選抜による入試が平成1 5年度より実施され、早期より特色教育が推進され てきたが、現任校には生徒の将来に視点を置いた特 色類型が現在まで設置されていない。また、現任校. によると近い将来に、現在16ある学区を大幅に改 編し学区数を少なくする方向性が示され、各校の特 色によって学びたいことが学べる魅力ある学校づく. りが迫られる中、平成25年度より本格的にはじま る新教育課程の実施に向けた課題として、特色ある 学校設定科目等の編成と、生徒の将来に視点を置い. は神戸市内の県立普通科高校で特色選抜が実施され. た特色教育に必要なrキャリア支援ができる教員育. ていない最後の2校であることがわかった。したが. 成」であることが考えられる。. って、特色類型の設置と特色選抜入試の早期実施が、. ③環境変化に的確な対応をした優れた先進事例. 県民の教育二一ズに適切に対応していくことになり、 r特色化の推進」が今後の課題として抽出された。. 平成14年に東京都で実施された学区改編(全都一. ③学校組織の実態. 現地調査から、学区改編の際に重要なポイントは、.  過去10年間の現任校への教職員転入者52名の 前任校の校種を調べた結果、84%の44名が全日 制普通科からの転入であった。つまり、この10年. 地元を中心に「現任校教育への理解を促進」する丹 念な取組と、学校の特色化に向けた教育施策の積極. 間の教育改革等による外部環境変化に直接触れてこ.  以上をまとめると「社会情勢に応じた教育実践」. なかった教職員が多く、外部環境に対する問題意識 の低さと危機感の欠如が現任校教職員の特性として あらわれ、前述の特色化の推進が遅れた要因の一つ. 区)において成功事例と.なった都立八王子東高校の. 的な導入が有効な手段であることが認められた。 「学区改編までに特色化の実施」 「学校設定科目に. よる特色教育」 rキャリア支援ができる教員育成」. r現任校教育への理解足進」の5つが未来予測から のアプローチによって課題として抽出された。. として推定された。.  つぎに、管理職の異動状況をみると、平成17年 度より22年度までの6年間に6名の教頭が着任し、 年度ごとの重点課題の引継や、部長・主任との円滑 な関係に基づく連携が十分にできず、上述の学年セ クトを間接的に助長したと考えられる。.  また、重点課題の引継に必要な学校評価において は、教頭一人の業務としておこなわれてきたために 十分な検証ができず、システムとして機能していな いことが推定された。したがって、目にみえにくい 教育実践の成果や課題を学校評価システムによって 可視化ができず、成果が容易にみえる大学進学実績 を中心に教育実践を独善的に訓面してきたことも特 色化が進まなかった要因として考えられる。.  以上のことから今後の学校改善に必要な課題とし て、教職員の環境変化への問題意識の高揚を図るた めの「施策導入による人材育成」と目標の共有化に 向けた「検証・課題設定ができる学旛平価」である ことが抽出された。. (2)未来予測からのアプローチによる課題の抽出. ①教育施策の示す方向性  平成18年度に示された改正教育基本法等の法令 をはじめ、教育振興基本計画等が示す教育の方向性. (3)過去と未来からの示唆に基づく学校改善プラン.  現状における学校改善の取組は、新生ながた創出 会議の再開(特色化推進)、校内評価委員会設置(学 校訥面の改善)、公開研究授業実施(学習指導の改善). など7つの取組が認められた。これらの取組は、上 述の過去と将来予測から抽出された課題解決の取組 と一致し、継続と加速により学校改善の円滑な推進 が可能になると推察し一た。.  つぎに、過去からの痢慶を整理するとr真の文武 両道の実現」となり、未来からの示唆をまとめると r特色ある教育の実現」となった。この2つを3年 後のめざす姿として重点目標に掲げ、そして、過去 と未来の双方からの課題を効果的に効率よく反映で きるようにした。.  1年目の具体的な目標は、特色類型の設置、2年 目は、新教育課程の移行とした。1年目の内容は、. 真の文武両道に向けた「生徒の実態に応じた学習指 導実現」「学習習1:貢の確立」「第志望校をめざした. 協働による進路指導」を学校訓面により検証し達成 をめざすものである。2年目は、「特色化教育」の準 備とそれに関わる公開授業の開催による教員育成、. 3年目は、外部に向けたPRと公開授業による現任 校教育への理解足進である。そして「真の文武両道. を整理すると現任校の神撫教育の理念と一致し、今 後の高度化するr社会情勢に応じた教育実践」と関 連させていくことで神撫教育の理念を教育観として 据えることが認められた。.          修学指導教員(竺沙 知章). ②現任校周辺の教育環境変化.            指導教員(竺沙 知章). 一15一. の実現」と「特色ある教育の実現」の2つの目標 を達成しようとするプランを示した。.

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