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技術部部門研修 : 光干渉法を用いた膜厚測定

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技術部部門研修 : 光干渉法を用いた膜厚測定

著者 水野 武志, 清水 ひかる

雑誌名 技術報告

巻 23

ページ 59‑60

発行年 2018‑03‑23

出版者 静岡大学技術部

URL http://doi.org/10.14945/00025279

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技術部部門研修 光干渉法を用いた膜厚測定

○水野 武志 , 清水 ひかる 静岡大学 技術部 共同研究支援部門

1.はじめに

共同研究支援部門では、今までに部門研修として「SEMの原理と操作実習」「光学顕微鏡の観察手法 と操作」を開催している。 平成29年度は「光干渉法を用いた膜厚測定」を実施した、この研修について 報告する。 講義と実習の講師は、大塚電子株式会社に技術者を派遣して頂いた。

2.膜厚測定とは

電子工学研究所のクリーンルームでは、様々なデバイスを作成しているが、この際に重要なパラメタと して膜厚測定がある。 クリーンルームでは、膜厚を測定する装置として、触針式表面形状測定装置(ア ルファステップIQ3、エリプソメーター(DHA-OLX/S、反射分光膜厚計(FE-3000)の3種類の装置を 所有している。 クリーンルーム利用者は、デバイスのパラメタを測定する際には、上記3種類の膜厚測 定装置を利用して、目的に応じた測定により薄膜の膜厚を計測している。 これらの測定方法として、触 針式表面形状測定装置は、探針(プローブ)を、試料に直接接触させ試料を移動させて、試料段差を直接 測定する。 エリプソメーターは、試料に光を斜めから照射し、反射光の偏向差を計測し、膜厚などを解 析する。 反射分光膜厚計は、試料に光を正面から照射し、反射光の分光を計測し、膜厚などを解析す る。 今回の研修「光干渉法を用いた膜厚測定」では、反射分光膜厚計を使用し、測定原理と解析方法に ついて研修した。

3.部門研修について

日程:平成29926日(火)

講義(10:3012:30 実習(13:3016:00

会場:電子工学研究所会議室(講義)

電子工学研究所クリーンルーム(実習)

装置:反射分光膜厚計(FE-3000 大塚電子株式会社製

講師:大塚電子株式会社 澤村義巳氏

研修参加者:5 研修スタッフ:3

写真1:反射分光膜厚計(FE-3000)

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- 60 - - 61 - 4.講義

午前中の講義には、会議室の席数に ゆとりもあるため、反射分光膜厚計の 利用者である学生さんにも講義参加の 呼びかけを行い、学生さんも含めての 講義とし、光干渉法の原理についての 理解を深めた。

講義内容 4.1 反射の原理

・光干渉法で使用する用語説明(反射率、屈折率、消耗係数、複素誘電率)などについて

・反射の原理(界面反射、反射スペクトル、膜の干渉を含む反射率、多層膜サンプルの反射率)について 4.2 反射膜厚測定のハードウエア

FE-3000を構成する要素(分光器、顕微鏡光学系/フォーカス機構、レンズ群)について

4.3 解析方法

・サンプル解析に必要な情報(膜構造、材料の物性と光学定数・成膜方法・予想厚さ)について

・目的別アルゴリズム(非線形最小二乗法、最適化法、ピークバレイ法、周期解析法)について

・サンプル評価の目的によるアルゴリズムについて

5.実習

午後からは、クリーンルームの反射 分光膜厚計を使用して実習を行った。

実習サンプルとしては、Si基板に紫 外線感光レジスト(OFPR800LB)を塗布 した基板を使用し、リファレンス試料 の測定と実習サンプル試料の反射スペ クトルを計測し、サンプル上のレジス ト膜を解析し、膜厚を解析した。

6.まとめ

光干渉法を用いた膜厚測定について、講義と実習により理解を深めることができた。

事前に装置の操作などを行い、大まかな仕組みを理解して頂いた上で、講師の講義と実習を行った方が よりよい理解を深めることが出来た

また、実習参加者に測定サンプルを持ち寄って貰って測定を行った方が、より興味を持って実習に参加出 来たと思われる。

7.謝辞

本研修にて講義をして頂いた大塚電子株式会社の澤村義巳氏、講義の協力を頂いた大塚電子 井口氏 氏、遠藤科学 坪井氏、また本研修に参加された、増田健二氏、中本順子氏、小山忠信氏、平田寿氏、三 宅亜紀氏、竹内州氏に御礼を申し上げ、感謝致します。

写真2:講義の様子

写真3:実習の様子

参照

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